JP2005333583A - 携帯型端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 映像・音声コンテンツを再生する際に、バッテリ残量の不足によってユーザの意図に反してコンテンツの再生が中断してしまう事態を回避可能な携帯型端末装置を提供すること。
【解決手段】 バッテリ残量取得部109は、携帯型端末装置のバッテリ残量を取得する。電力プロファイル記憶部110には、携帯型端末装置の各機能の実施に必要となる単位時間当たりの電力量が記録されている。ユーザが、再生したいコンテンツの種別を選択すると、バッテリ使用可能時間予測部111は、バッテリ残量と電力プロファイルに基づいて、ユーザが選択した種別のコンテンツの再生可能時間を計算する。CPU101は、計算された再生可能時間よりも再生時間が短いコンテンツを抽出し、提示部105は、抽出されたコンテンツの一覧をユーザに提示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯型端末装置に関し、特に、バッテリを使用してテレビ視聴や各種映像・音楽の再生が可能な携帯型端末装置に関する。
従来の携帯型端末装置として、バッテリ残量が低容量になった時に、ユーザに警告するものがある。また、バッテリ残量が低容量になった時に、携帯型端末装置の主たる機能の動作をより持続させるために、周辺の機能に対してその動作時間に制限をかけるようなものもある(特許文献1参照)。例えば、テレビ視聴機能付きの携帯電話において、バッテリ残量が低容量になった時に、携帯電話の周辺の機能であるテレビ視聴機能を無効にすることで、携帯電話の主たる機能である通話機能の持続を図ることができる。
図20は、バッテリ残量が低容量になった時、その主たる機能の継続動作が可能となるように、周辺の機能に対してその動作時間に制限をかける携帯型端末装置の構成を示したものである。
図20において、107は、バッテリを有し、携帯型端末装置に電源を供給する電源部である。106は、通話機能や、携帯型端末装置内部もしくは外部の記憶媒体に蓄積された映像・音楽を再生する再生機能や、記憶媒体へ映像・音楽を記録する記録機能や、テレビ・ラジオ受信機能といった種々の端末機能を提供する端末機能提供部である。101は、携帯型端末装置を制御するCPUである。102は、端末機能提供部106が提供する端末機能を制御するプログラムや、そのプログラムの実行に必要となるデータを記憶するためのRAMである。104は、ユーザの入力操作を受付ける入力部である。ユーザは、この入力部104を通じて、バッテリ残量が少ないときに動作制限する機能を指定することができる。103は、ユーザによって動作制限対象として指定された各機能に対応するバッテリ残量を記憶する記憶部である。105は、各種情報や、通話時の音声や、記憶媒体に蓄積された映像・音楽や、通信回線を通じて受信した映像・音楽などをユーザに提示する提示部である。
図20の携帯型端末装置では、端末機能提供部106,CPU101およびRAM102によって各端末機能が実現される。携帯型端末装置の使用時間に応じて電源部107のバッテリ残量が変化する。ユーザは、バッテリ残量が少ないときに動作制限する機能と、それらの各機能の動作制限を開始するバッテリ残量とを入力部104を用いて入力する。ユーザによって入力された各機能の動作制限を開始するバッテリ残量は記憶部103に記憶される。電源部107のバッテリの残量が、ユーザが入力した各機能のうちのいずれか機能の動作制限を開始するバッテリ残量に達した時に、その機能に対して動作制限が行われる。
ユーザには、各端末機能に応じて、提示部105によって音声、映像、音楽などの各種情報が提示される。バッテリ残量に応じて動作制限を受けている機能については、その制限の内容に応じて、音声、映像、音楽などの各種情報の提示が制限される。例えば、テレビ視聴機能が制限された場合には番組情報の表示が制限され、映像・音楽の視聴機能が制限された場合には、指定された各映像・音声フォーマットのコンテンツの情報提示が全て制限される。このように従来の携帯型端末装置では、携帯型端末装置のバッテリ残量に応じて周辺機能に制限をかけることで、主たる機能の継続動作を可能としている。
特開2001−197197号公報
しかしながら、上記の従来の携帯型端末装置は、単に、バッテリ残量が所定量にまで減ったときに端末機能を制限するものに過ぎないため、以下のような点で不便である。
例えば、主たる機能が記憶媒体に蓄積された映像コンテンツの再生機能である場合には、ユーザはバッテリ残量に関わらず映像コンテンツの再生を開始することができる。しかしながら、バッテリ残量が少ない状態でユーザが映画の視聴を開始した場合には、映画の途中でバッテリが切れてしまい、ユーザは不快な思いをすることになる。
また、記憶媒体に蓄積された映像コンテンツの再生機能が、バッテリ残量が少ないときの動作制限対象として指定されていた場合であっても、映画の途中でバッテリ残量が少なくなって所定量になれば、映像の再生機能が動作制限されてしまい、ユーザは不快な思いをすることになる。
上記のような事態を回避するには、ユーザが、映画の視聴を開始する前の段階で、その映画を最後まで視聴できるだけのバッテリ残量が存在するかどうかを判断する必要がある。しかしながら従来の携帯型端末装置では、通常、バッテリ残量を数段階で表したメータが画面に表示されているだけなので、このような大雑把な残量表示から上記判断を行うことは難しい。また、仮にバッテリ残量が画面に詳細に表示されたとしても、映像コンテンツを最後まで再生するのにどの程度の電力が必要なのかをユーザが正確に予測することは難しい。
それゆえに本発明は、現時点でのバッテリ残量でどのコンテンツが完全に提示可能なのかをユーザに通知することのできる携帯型端末装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号や図番号や補足説明は、本発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
第1の発明は、少なくともコンテンツ(映像コンテンツ、音声コンテンツ、番組コンテンツ)の再生機能および記録機能のいずれかを有する携帯型端末装置であって、コンテンツに関する情報をコンテンツ情報として管理するコンテンツ管理部(108)と、携帯型端末装置のバッテリ残量を取得するバッテリ残量取得部(109)と、携帯型端末装置に備わる各機能を実施する際に必要となる電力量を電力プロファイル(図4)として記憶する電力プロファイル記憶部(110)と、バッテリ残量(Pall)と電力プロファイル(図4)に基づいて、最後まで再生または記録可能なコンテンツと最後まで再生または記録不可能なコンテンツをユーザが判別できるような態様(図7,図11,図15,図19)でコンテンツ情報をユーザに提示する提示部(105)とを備えた携帯型端末装置である。
第2の発明は、第1の発明において、前記携帯型端末装置は、バッテリ残量(Pall)と電力プロファイル(図4)に基づいて、バッテリ残量の不足により最後まで再生または記録不可能だと予測されるコンテンツを除外したコンテンツの一覧(図7)を生成する一覧生成手段(101)をさらに備え、前記提示部は、前記一覧生成手段によって生成された一覧をユーザに提示するものであることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、前記携帯型端末装置は、前記バッテリ残量取得部によって取得されたバッテリ残量では最後まで再生または記録不可能だと予測されるコンテンツについて、電力プロファイル(図4)に基づいて当該コンテンツをどのくらい再生または記録することができるかを予測する予測部(1201)をさらに備え、前記提示部は、コンテンツ情報とともに前記予測部の予測結果をユーザに提示することを特徴とする(図15)。
第4の発明は、第1の発明において、前記携帯型端末装置は、複数のコンテンツの中からユーザに所望のコンテンツを選択させるコンテンツ選択部(801,1603)と、ユーザが選択したコンテンツの再生または記録に係る電力量を電力プロファイル(図4)に基づいて計算する手段(111)と、バッテリ残量(Pall)からユーザが選択したコンテンツの再生または記録に係る電力量を減算した値を自由バッテリ残量(Pfree)として算出する手段(803,111)とをさらに備え、前記提示部は、ユーザが複数のコンテンツの中からあるコンテンツを選択したときに、自由バッテリ残量(Pfree)と電力プロファイル(図4)に基づいて、最後まで再生または記録可能なコンテンツと最後まで再生または記録不可能なコンテンツをユーザが判別できるような態様で、ユーザが選択したコンテンツ以外のコンテンツのコンテンツ情報をユーザに提示することを特徴とする(図11,図19)。
第5の発明は、第4の発明において、前記携帯型端末装置は、ユーザが複数のコンテンツの中からあるコンテンツを選択したときに、自由バッテリ残量(Pfree)と電力プロファイル(図4)に基づいて、ユーザが選択したコンテンツ以外のコンテンツから、自由バッテリ残量の不足により最後まで再生または記録不可能だと予測されるコンテンツを除いたコンテンツの一覧(図11)を生成する一覧生成手段(101)をさらに備え、前記提示部は、前記一覧生成手段によって生成された一覧をユーザに提示することを特徴とする。
第6の発明は、第4の発明において、前記携帯型端末装置は、ユーザが複数のコンテンツの中からあるコンテンツを選択したときに、ユーザが選択したコンテンツ以外のコンテンツのうち、自由バッテリ残量(Pfree)では最後まで再生または記録不可能だと予想されるコンテンツについて、電力プロファイル(図4)に基づいて当該コンテンツをどのくらい再生または記録することができるかを予測する予測部(1201)をさらに備え、前記提示部は、コンテンツ情報とともに前記予測部の予測結果をユーザに提示することを特徴とする(図15)。
第7の発明は、第1の発明において、前記コンテンツが番組コンテンツであり、前記コンテンツ情報が番組情報であることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザにコンテンツ情報を提示する際に、その時点におけるバッテリ残量で最後まで再生または記録可能なコンテンツと最後まで再生または記録不可能なコンテンツをユーザが判別できるような態様でコンテンツ情報が提示されるため、バッテリ残量の不足によってユーザの意図に反してコンテンツの再生または記録が中断してしまう事態を回避できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の種々の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図である。図1において、CPU101,RAM102,記憶部103,入力部104,提示部105,端末機能提供部106および電源部107については図20の従来の携帯型端末装置と同様であるので、説明を省略する。
コンテンツ管理部108は、記憶媒体に蓄積された映像・音声コンテンツを、その付属情報(例えば、画像圧縮方式の種類や、再生時間などの情報)とともに管理する。バッテリ残量取得部109は、携帯型端末装置のバッテリ残量(実際のバッテリ残量もしくは後述する自由バッテリ残量)を取得する。電力プロファイル記憶部110は、携帯型端末装置に備わる各機能を実施する際に必要となる単位時間当たりの電力量を記憶する。バッテリ使用可能時間予測部111は、携帯型端末装置に備わる任意の機能の実施可能時間を予測する。
以下、携帯型端末装置の処理の流れを図2のフローチャートを参照して説明する。
まずCPU101は、コンテンツ管理部108が管理しているコンテンツの付属情報に基づいて、携帯型端末装置の内部または外部の記憶媒体に記憶されている全コンテンツの一覧を生成し、この一覧を提示部105によってユーザに提示する(S201)。ここでは、記憶媒体に記憶され、コンテンツ管理部108によって管理されているコンテンツが、コンテンツA〜Fの6つ存在するものとする。
コンテンツAは、画像圧縮方式がMPEG4で再生時間が27分である映像コンテンツである。
コンテンツBは、画像圧縮方式がMPEG4で再生時間が15分である映像コンテンツである。
コンテンツCは、画像圧縮方式がMPEG2で再生時間が90分である映像コンテンツである。
コンテンツDは、画像圧縮方式がMPEG2で再生時間が60分である映像コンテンツである。
コンテンツEは、画像圧縮方式がMPEG4で再生時間が70分である映像コンテンツである。
コンテンツFは、画像圧縮方式がMPEG4で再生時間が28分である映像コンテンツである。
なお、MPEG4およびMPEG2の音声圧縮方式はAACであるとする。
ステップS201での提示部105による画面表示例を図3に示す。画面にはコンテンツA〜Eのコンテンツ情報が表示されている。画面左側の黒菱形の表示は、上下方向に画面のスクロールが可能であることを示している。ユーザは、入力部104を用いて画面スクロール指示を入力することによって、記憶媒体に記録されているが画面に現在表示されていないコンテンツのコンテンツ情報(ここではコンテンツFのコンテンツ情報)を確認することができる。携帯型端末装置の表示画面は一般的に小さいため、記憶媒体に記録されているコンテンツの一覧を一画面で表示しようとすると視認性が低下するが、本実施形態のように画面のスクロールを利用することによって、コンテンツの一覧を見やすく表示することができる。
ユーザは、ステップS201での一覧表示を参考にして、入力部104に用意されている操作メニューを用いて、利用したい携帯型端末装置の機能を選択する(S202)。ここで選択する機能の例としては、MPEG4の再生機能や、WMAの再生機能や、WMAの記録機能が挙げられる。ここではユーザがMPEG4の再生機能を選択したものとして、以下の説明を行う。
バッテリ残量取得部109は、携帯型端末装置のバッテリ残量Pallを取得する(S203)。ここでは、バッテリ残量取得部109によって取得されたバッテリ残量が、MPEG4(AAC)で符号化されたコンテンツを30分間再生可能なバッテリ残量であったとして、以下の説明を行う。
バッテリ使用可能時間予測部111は、ステップS203で取得されたバッテリ残量(Pall)に基づいて、ステップS202で選択された機能(MPEG4の再生機能)の実施可能時間を計算する(S204)。以下、このステップS204の処理をより詳細に説明する。
電力プロファイル記憶部110には、図4のような電力プロファイルが記録されている。この電力プロファイルは、携帯型端末装置の各機能(細分化された機能)と、その機能の実施に必要となる単位時間(ここでは1分とする)当たりの電力量が記録されている。例えば、LED表示に係る単位時間当たりの消費電力量はP1であり、オーディオ出力に係る単位時間当たりの消費電力量はP2である。電力量は、測定等によって予め求めて記録しておく。
バッテリ使用可能時間予測部111は、上記電力プロファイルに基づいて、ステップS202でユーザによって選択された機能(MPEG4の再生機能)を実施するのに必要な単位時間当たりの電力量を計算する。MPEG4の再生には、図4の電力プロファイルに列挙されている細分化された機能のうち、LCD表示,オーディオ出力,制御系動作,記憶媒体データ読み書き,MPEG−4デコードおよびAACデコードが必要となる。したがって、MPEG4の再生機能の実施に必要な単位時間当たりの電力量は、図4の電力プロファイルから、P1+P2+P3+P4+P8+P10となる。なお、バッテリ使用可能時間予測部111は、ステップS202でユーザによって選択された機能の実施に利用される細分化された機能を、例えば図5のようなテーブルを参照して判断することができる。図5のテーブルによれば、例えばWMAの再生には、LCD表示,オーディオ出力,制御系動作,記憶媒体データ読み書きおよびWMAデコードが必要となることが分かる。
なお、バッテリ使用可能時間予測部111は、ステップS202でユーザによって選択された機能を実施するのに必要な単位時間当たりの電力量を計算する際に、図4のような電力プロファイルおよび図5のようなテーブルを用いる替わりに、図6のようなテーブルを用いてもよい。図6のテーブルには、ステップS202でユーザによって選択される各機能の単位時間当たりの消費電力量が予め記録されている。なお、図4のように細分化された機能毎の単位時間当たりの電力量を保持する構成の方が、ステップS202でユーザが選択可能な機能が追加された場合にも比較的容易に対応できるという点では有利である。
上記のようにして計算したMPEG4の再生機能に係る単位時間当たりの消費電力量(P1+P2+P3+P4+P8+P10)と、現在のバッテリ残量Pallとから、MPEG4の再生可能時間がPall/(P1+P2+P3+P4+P8+P10)と計算される。ここでは、Pall/(P1+P2+P3+P4+P8+P10)=30(分)だったとして、以下の説明を行う。
次にCPU101は、ステップS201で一覧表示したコンテンツの中から、画像圧縮方式がMPEG4であって、再生時間がステップS204で計算された再生可能時間(30分)よりも短いコンテンツを抽出し、抽出したコンテンツの一覧を作成する(S205)。ここではコンテンツA,コンテンツBおよびコンテンツFが抽出されることとなる。
次にCPU101は、ステップS205で作成した一覧を、提示部105によってユーザに提示する(S206)。ステップS206での提示部105による画面表示例を図7に示す。画面にはコンテンツA,B,Fのコンテンツ情報が表示されている。画面左側の白菱形の表示は、画面のスクロールが不可能であることを示している。これにより、この時点で再生可能なコンテンツが、画面に表示されたコンテンツ(すなわちコンテンツA,B,F)だけだということが分かる。ユーザは、この一覧の中から所望のコンテンツを選択して再生することによって、そのコンテンツを、途中でバッテリが切れることなく最後まで確実に視聴することができる。
なお、本実施形態では、ステップS202におけるユーザによる機能選択を受けて、その時点で最後まで再生可能なコンテンツを抽出して一覧表示するとしたが、本発明はこれに限らず、任意の時点で、その時点で最後まで再生可能なコンテンツを抽出して一覧表示するようにしてもよい。例えば、ステップS201のように、記憶媒体に記憶されている全コンテンツの一覧を画面に表示するときに、その時点で最後まで再生可能なコンテンツを抽出し、そのコンテンツ情報を表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS206で、その時点で最後まで再生可能なコンテンツだけから成る一覧を表示するとしたが、本発明はこれに限らず、少なくともその時点で最後まで再生可能なコンテンツとその他のコンテンツをユーザが明確に区別できるように表示しさえすればよい。例えば、その時点で最後まで再生可能なコンテンツのコンテンツ情報は黒字で表示し、その他のコンテンツのコンテンツ情報は赤字で表示するようにしてもよい。または、その時点で最後まで再生することが不可能なコンテンツについては、コンテンツ情報とともに、そのコンテンツを最後まで再生することが不可能である旨のコメントを表示するようにしてもよい。ただし、携帯型端末装置の表示画面は前述のように一般的に小さいため、本実施形態のように、その時点で最後まで再生可能なコンテンツだけを一覧表示した方が、ユーザはその時点で最後まで再生可能なコンテンツの中から所望のコンテンツを選択し易くなり、操作感の向上に大いに役立つ。
以上のように、第1の実施形態によれば、ユーザにコンテンツを選択させるためのコンテンツの一覧が、その時点におけるバッテリ残量で最後まで再生可能なコンテンツに絞られた状態でユーザに提示される。したがって、ユーザがコンテンツを選択して再生する場合に、コンテンツの選択画面に無駄な選択候補(すなわち最後まで再生不可能なコンテンツ)が表示されないため、携帯型端末装置の小さい画面でもコンテンツ選択時の操作性が向上する。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図である。なお図8において、図1と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
コンテンツ選択部801は、ユーザに所望のコンテンツを選択させる。より具体的には、例えば、提示部105にカーソルと各コンテンツに対応するアイコンを表示しておき、入力部104(方向キーなど)を用いてユーザにカーソルを操作させ、所望のコンテンツのアイコンを選択させる。
電力量計算部802は、ユーザがコンテンツを選択したときに、このコンテンツを提示するのに必要な電力量を、このコンテンツのコンテンツ情報と電力プロファイル記憶部110に記録されている電力プロファイルとを参照して計算する。
バッテリ残量取得部803は、電力量計算部802の計算結果に基づいて、ユーザが選択した全てのコンテンツを提示するのに必要な電力量を予約電力量として算出し、その時点での実際のバッテリ残量から予約電力量を差し引いたバッテリ残量を自由バッテリ残量として取得する。ユーザが選択した全てのコンテンツを提示するのに必要な電力量が、その時点での実際のバッテリ残量よりも大きい場合は、自由バッテリ残量は負の値となる。この場合、自由バッテリ残量の絶対値は、不足電力量を意味する。
以下、携帯型端末装置の処理の流れを図9のフローチャートを参照して説明する。
まずバッテリ残量取得部803は、ユーザによりコンテンツが選択される前の携帯型端末装置のバッテリ残量Pallを取得する(S901)。
コンテンツ選択部801は、提示部105によってコンテンツの一覧をユーザに提示し、所望のコンテンツをユーザに選択させる(S902)。ここでは、記憶媒体に記憶され、コンテンツ管理部108によって管理されているコンテンツが、コンテンツG〜Lの6つ存在するものとする。
コンテンツGは、画像圧縮方式がMPEG4で再生時間が17分である映像コンテンツである。
コンテンツHは、音声圧縮方式がWMAで再生時間が15分である音楽コンテンツである。
コンテンツIは、画像圧縮方式がMPEG2で再生時間が10分である映像コンテンツである。
コンテンツJは、音声圧縮方式がMP3で再生時間が60分である音楽コンテンツである。
コンテンツKは、画像圧縮方式がMPEG4で再生時間が70分である映像コンテンツである。
コンテンツLは、音声圧縮方式がMP3で再生時間が80分である音楽コンテンツである。
なお、MPEG4およびMPEG2の音声圧縮方式はAACであるとする。
ステップS902での提示部105による画面表示例を図10に示す。画面にはコンテンツG〜Kのコンテンツ情報が表示されている。画面左側の黒菱形の表示は、上下方向に画面のスクロールが可能であることを示している。ユーザは、入力部104を用いて画面スクロール指示を入力することによって、記憶媒体に記録されているが画面に現在表示されていないコンテンツのコンテンツ情報(ここではコンテンツLのコンテンツ情報)を確認することができる。携帯型端末装置の表示画面は一般的に小さいため、記憶媒体に記録されているコンテンツの一覧を一画面で表示しようとすると視認性が低下するが、本実施形態のように画面のスクロールを利用することによって、コンテンツの一覧を見やすく表示することができる。
ユーザは、図10の一覧表示を参考にして、入力部104によって所望のコンテンツを選択する。ここではユーザがコンテンツJを選択したものとして、以下の説明を行う。
電力量計算部802は、ステップS902でユーザによって選択されたコンテンツ(ここではコンテンツJ)を最後まで再生するのに必要となる電力量を、電力プロファイル記憶部110に記録されている電力プロファイルに基づいて計算する(S903)。コンテンツJの再生には、図4の電力プロファイルに列挙されている細分化された機能のうち、LCD表示,オーディオ出力,制御系動作,記憶媒体データ読み書きおよびMP3デコードが必要となる。したがって、コンテンツJの再生に必要な単位時間当たりの電力量は、図4の電力プロファイルから、P1+P2+P3+P4+P14となる。コンテンツJを最後まで再生するのに必要な時間が60分であることから、コンテンツJを最後まで再生するのに必要となる電力量は、(P1+P2+P3+P4+P14)×60となる。
以下の処理では、実際のバッテリ残量からステップS903で計算した電力量(予約電力量)を除いたバッテリ残量(自由バッテリ残量)が算出され、この自由バッテリ残量で最後まで再生可能なコンテンツが抽出されて、コンテンツJの次の選択候補としてユーザに提示されることとなる。
バッテリ残量取得部803は、ステップS901で取得した実際のバッテリ残量からステップS903で計算した予約電力量を減算することにより、自由バッテリ残量Pfreeを計算する(S904)。ここでは、Pfree=Pall−(P1+P2+P3+P4+P13)×60となる。なお、ステップS903で計算したPfreeが負の値となった場合には、ユーザに対して、バッテリ残量が不足しているためステップS902でユーザが選択したコンテンツを最後まで再生できない旨の通知を行う。
バッテリ使用可能時間予測部111は、ステップS904で計算した自由バッテリ残量Pfreeに基づいて、コンテンツ種別(MPEG2,MPEG4,WMA,MP3など)毎の再生可能時間を計算する(S905)。コンテンツ種別毎の再生可能時間は、図4の電力プロファイルに基づいて、以下の演算によって求めることができる。
MPEG2:Pfree/(P1+P2+P3+P4+P6+P10)
MPEG4:Pfree/(P1+P2+P3+P4+P8+P10)
WMA :Pfree/(P1+P2+P3+P4+P12)
MP3 :Pfree/(P1+P2+P3+P4+P14)
ここでは、ステップS905の計算の結果、MPEG2コンテンツの再生可能時間が15分、MPEG4コンテンツの再生可能時間が30分、WMAコンテンツの再生可能時間が17分、MP3コンテンツの再生可能時間が20分と求められたものとして、以下の説明を行う。
CPU101は、ステップS905で計算したコンテンツ種別毎の再生可能時間に基づいて、自由バッテリ残量Pfreeで最後まで再生可能なコンテンツを次の選択候補として抽出して、コンテンツ管理部108に記憶されているコンテンツ情報を用いてその一覧を作成する(S906)。ここでは、自由バッテリ残量Pfreeで最後まで再生可能なコンテンツとして、コンテンツG,コンテンツHおよびコンテンツIの3つのコンテンツが抽出される。
次にCPU101は、ステップS906で作成した次の選択候補の一覧を、提示部105によってユーザに提示する(S907)。ステップS907での提示部105による画面表示例を図11に示す。画面にはコンテンツG,H,Iのコンテンツ情報が表示されている。画面左側の白菱形の表示は、画面のスクロールが不可能であることを示している。これにより、この時点でコンテンツJに加えて最後まで再生可能なコンテンツが、画面に表示されたコンテンツ(すなわちコンテンツG,H,I)だけだということが分かる。ユーザは、コンテンツJに加えてさらにこの一覧の中から所望のコンテンツを選択し、これらのコンテンツを連続して再生することができる。この場合にも、ユーザは、選択した複数のコンテンツを、途中でバッテリが切れることなく最後まで確実に視聴することができる。
なお、本実施形態ではユーザが2つのコンテンツを選択する場合について説明したが、ステップS907の後、再びステップS902に戻ってステップS902からステップS907の処理を繰り返すことによって、3つ以上のコンテンツを選択することができる。
なお、本実施形態では、ステップS907で、最後まで再生可能なコンテンツだけから成る一覧を次の選択候補として表示するとしたが、本発明はこれに限らず、少なくとも最後まで再生可能なコンテンツとその他のコンテンツをユーザが明確に区別できるように表示しさえすればよい。例えば、最後まで再生可能なコンテンツのコンテンツ情報は黒字で表示し、その他のコンテンツのコンテンツ情報は赤字で表示するようにしてもよい。または、最後まで再生することが不可能なコンテンツについては、コンテンツ情報とともに、そのコンテンツを最後まで再生することが不可能である旨のコメントを表示するようにしてもよい。ただし、携帯型端末装置の表示画面は前述のように一般的に小さいため、本実施形態のように、最後まで再生可能なコンテンツだけを一覧表示した方が、ユーザは最後まで再生可能なコンテンツの中から所望のコンテンツを選択し易くなり、操作感の向上に大いに役立つ。
以上のように、第2の実施形態によれば、ユーザがコンテンツを選択すると、そのコンテンツを最後まで提示するのに必要な電力量が予約電力量としてバッテリ残量から確保され、続いて、次の選択候補が、実際のバッテリ残量から予約電力量を除いた自由電力量で最後まで再生可能なコンテンツに絞られた状態でユーザに提示される。したがって、ユーザが複数のコンテンツを選択して再生する場合に、コンテンツの選択画面に無駄な選択候補(すなわち最後まで再生不可能なコンテンツ)が表示されないため、携帯型端末装置の小さい画面でもコンテンツ選択時の操作性が向上する。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図である。なお図12において、図1または図8と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
コンテンツ提示時間予測部1201は、ユーザが選択したコンテンツがその時点のバッテリ残量では最後まで提示不可能な場合に、その時点のバッテリ残量でそのコンテンツをどのくらい(例えば全体のうちの何%、もしくは再生開始から何分まで)提示することができるかを予測する。
以下、携帯型端末装置の処理の流れを図13のフローチャートを参照して説明する。
まずバッテリ残量取得部803は、ユーザによりコンテンツが選択される前の携帯型端末装置のバッテリ残量Pallを取得する(S1301)。
コンテンツ選択部801は、提示部105によってコンテンツの一覧をユーザに提示し、所望のコンテンツをユーザに選択させる(S1302)。ここでは、記憶媒体に記憶され、コンテンツ管理部108によって管理されているコンテンツが、コンテンツM〜Rの6つ存在するものとする。
ステップS1302での提示部105による画面表示例を図14に示す。画面にはコンテンツM〜Qのコンテンツ情報が表示されている。画面左側の黒菱形の表示は、上下方向に画面のスクロールが可能であることを示している。ユーザは、入力部104を用いて画面スクロール指示を入力することによって、記憶媒体に記録されているが画面に現在表示されていないコンテンツのコンテンツ情報(ここではコンテンツRのコンテンツ情報)を確認することができる。携帯型端末装置の表示画面は一般的に小さいため、記憶媒体に記録されているコンテンツの一覧を一画面で表示しようとすると視認性が低下するが、本実施形態のように画面のスクロールを利用することによって、コンテンツの一覧を見やすく表示することができる。
ユーザは、図14の一覧表示を参考にして、入力部104によって所望のコンテンツを選択する。ここではユーザがコンテンツMを選択したものとして、以下の説明を行う。
電力量計算部802は、ステップS1302でユーザによって選択されたコンテンツ(ここではコンテンツM)を最後まで再生するのに必要となる電力量を、電力プロファイル記憶部110に記録されている電力プロファイルに基づいて計算する(S1303)。コンテンツMの再生には、図4の電力プロファイルに列挙されている細分化された機能のうち、LCD表示,オーディオ出力,制御系動作,記憶媒体データ読み書き,MPEG4デコードおよびAACデコードが必要となる。したがって、コンテンツMの再生に必要な単位時間当たりの電力量は、図4の電力プロファイルから、P1+P2+P3+P4+P8+P10となる。コンテンツMを最後まで再生するのに必要な時間が80分であることから、コンテンツMを最後まで再生するのに必要となる電力量は、(P1+P2+P3+P4+P14)×80となる。
バッテリ残量取得部803は、ステップS1301で取得した実際のバッテリ残量からステップS1303で計算した電力量(予約電力量)を減算することにより、自由バッテリ残量Pfreeを計算する(S1304)。ここでは、Pfree=Pall−(P1+P2+P3+P4+P8+P10)×80となる。以下、この自由バッテリ残量Pfreeが負の値となったと場合の処理を説明する。なお、Pfreeが正の値となったときには、図9のステップS905以降の処理が行われる。
自由バッテリ残量Pfreeが負の値となった場合、コンテンツ提示時間予測部1201は、ステップS1302でユーザによって選択されたコンテンツ(ここではコンテンツM)の提示可能時間を予測する(S1305)。コンテンツMの再生に必要な単位時間当たりの電力量はP1+P2+P3+P4+P8+P10であり、実際のバッテリ残量はPallであるので、コンテンツMの提示可能時間はPall/(P1+P2+P3+P4+P8+P10)と予測される。ここではPall/(P1+P2+P3+P4+P8+P10)=40(分)であったとする。この場合、コンテンツMの再生時間は80分であるため、現時点でのバッテリ残量ではコンテンツM全体の50%だけが提示可能ということになる。
CPU101は、ステップS1302でユーザによって選択されたコンテンツ(ここではコンテンツM)のコンテンツ情報を、ステップS1305で計算した提示可能時間とともに表示する(S1306)。ステップS1306での提示部105による画面表示例を図15に示す。
以上のように、第3の実施形態によれば、その時点でのバッテリ残量ではユーザが選択したコンテンツを最後まで提示できない場合に、その提示可能時間がユーザに提示される。その結果、ユーザは、選択したコンテンツをどのくらいまで楽しむことができるのかが予め分かるため、コンテンツを視聴するかどうかの判断に大いに役立つ。なお、ユーザが選択したコンテンツを最後まで提示できない場合に、ユーザが、再生区間を指定して再生したり、早送り再生したりできるようなユーザインタフェースを設けることで、コンテンツを最初から最後まで再生する時間がなくてもコンテンツを効果的に楽しむことができるようになる。
(第4の実施形態)
図16は、本発明の第4の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図である。なお図16において、図1と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
チューナー部1601は、地上波デジタルテレビ・ラジオ放送を受信する。また、チューナー部1601は各放送の番組情報のデータも受信できる。電子番組情報管理部1602は、チューナー部1601または端末機能提供部106のインターネット接続機能を利用して外部より取得した電子番組情報(EPG)を蓄積管理する。この電子番組情報は、ユーザが番組の視聴や録画を行うときのガイド情報として用いられる。記録番組選択部1603は、提示部105にて提示された電子番組情報に基づいて、入力部104(方向キーなど)を用いてユーザに所望の番組を選択させる。記録モード選択部1604は、チューナー部1601で受信した番組を携帯型端末装置の内部または外部の記憶媒体に記録するときの圧縮方式や録画モードの選択を行う。
以下、携帯型端末装置の処理の流れを図17のフローチャートを参照して説明する。
まずバッテリ残量取得部109は、ユーザが録画したい番組を決定する前の携帯型端末装置のバッテリ残量Pallを取得する(S1701)。
CPU101は、チューナー部1601にて入手した番組情報、もしくは端末機能提供部106を用いてインターネットから取得した番組情報を提示部105によってユーザに提示する(S1702)。ステップS1702での提示部105による画面表示例を図18に示す。図18は、18:00の時点で放送局Aの18:00〜21:00までの番組情報を表示したときの画面表示例である。画面には、番組A〜番組Gの7つの番組の情報が表示されている。携帯型端末装置の小さな画面では一度に表示できる情報量が限られるため、図18の例では、放送局名(もしくはチャンネル番号)、各番組の開始時刻、各番組名といった最低限必要と思われる情報だけを表示している。もちろん、入力部104からのユーザの指示に応じて各番組の詳細を表示するようにしてもよい。画面左側の黒菱形の表示は、上下方向に画面のスクロールが可能であることを示している。ユーザは、入力部104を用いて画面スクロール指示を入力することによって、画面に現在表示されていない番組情報(例えば放送局Bの番組情報)を確認することができる。
記録モード選択部1604は、入力部104を用いてユーザに記録モードを選択させる(S1703)。ここでは、ユーザが高画質モードを選択したものとして、以下の説明を行う。
記録番組選択部1603は、入力部104を用いてユーザに番組を選択させる(S1704)。ここでは、ユーザが番組Bを選択したものとして、以下の説明を行う。
バッテリ使用可能時間予測部111は、ステップS1701で取得されたバッテリ残量で、ステップS1704でユーザが選択した番組を最後まで録画することが可能かどうかを判定する。以下、この判定処理の詳細を説明する。
まずバッテリ使用可能時間予測部111は、電子番組情報管理部1602で管理されている番組情報から、ユーザが選択した番組(ここでは番組B)の放映時間を取得する。番組Bの放映時間は56分である。
次にバッテリ使用可能時間予測部111は、ステップS1703でユーザが選択した記録モード(ここでは高画質モード)に基づいて、番組の録画に必要な単位時間当たりの電力量を計算する。高画質モードでは、映像の記録に「MPEG2エンコード(High Rate)」が使用され、音声の記録に「AACエンコード」が使用されるものとする。高画質モードでの番組の録画には、図4の電力プロファイルに列挙されている細分化された機能のうち、LCD表示,オーディオ出力,制御系動作,記憶媒体データ読み書き,MPEG2エンコード(High Rate)およびAACエンコードが必要となる。よって、高画質モードでの番組録画に必要な単位時間当たりの電力量は、図4の電力プロファイルから、P1+P2+P3+P4+P5a+P9となる。
上記のようにして計算した高画質モードでの番組録画に必要な単位時間当たりの電力量P1+P2+P3+P4+P5a+P9と、ステップS1701で取得されたバッテリ残量Pallとから、高画質モードで録画可能な時間がPall/(P1+P2+P3+P4+P5a+P9)と計算される。ここでは、Pall/(P1+P2+P3+P4+P5a+P9)=76(分)だったとして、以下の説明を行う。
ユーザが選択した番組Bの放映時間(56分)が高画質モードで録画可能な時間(76分)を超えていないため、バッテリ使用可能時間予測部111は、番組Bを最後まで録画することが可能であると判定する。なお、高画質モードで録画可能な時間(76分)からユーザが選択した番組Bの放映時間(56分)を減算することによって、番組Bの他にさらに20分間、高画質モードでの番組録画が可能であることが分かる。
提示部105は、ステップS1705の判定結果に基づいて表示画面を更新する。その結果、表示画面は図18から図19のように変化する。図19の例では、記録モードが高画質モードに設定されていることが表示されている。また、番組Bが最後まで録画可能であることが、網掛け表示によってユーザに示されている。また、番組Bの録画に加えてさらに録画可能な番組が存在する場合には、次に録画可能な番組の候補として、その番組の情報が強調表示(下線や太字など)される。ここでは、上記のように、番組Bの他にさらに20分間、高画質モードでの番組録画が可能であるため、放映時間が20分以内である番組(番組C,D,F)の番組情報が下線によって強調表示されている。このような強調表示により、ユーザは、番組Bの他にも録画したい番組が存在する場合に、どの番組が最後まで録画可能であるかを容易に知ることができる。
なお、本実施形態では、ステップS1706で、番組Bの録画に加えてさらに録画可能な番組の情報を強調表示するとしたが、本発明はこれに限らず、少なくとも番組Bの録画に加えてさらに録画可能な番組とその他の番組をユーザが明確に区別できるように表示しさえすればよい。例えば、番組Bの録画に加えてさらに録画可能な番組の情報は黒字で表示し、その他の番組の情報は赤字で表示するようにしてもよい。または、番組Bの録画に加えてさらに録画可能な番組だけを抽出してその番組情報を表示するようにしてもよい。これにより、番組Bの録画に加えてさらに録画可能な番組だけが画面に表示されるため、携帯型端末装置の小さい画面を有効利用することができ、操作感の向上に大いに役立つ。
以上のように、第4の実施形態によれば、ユーザが録画したい番組を選択したときに、その番組が最後まで録画可能かどうかがユーザに提示されるため、バッテリ残量の不足によってユーザの意図に反して番組録画が中断してしまう事態を回避できる。また、ユーザが録画したい番組を選択したときに、その番組に加えてさらに録画可能な番組が明示されるため、ユーザは、その表示に従って複数の番組を選択しさえすれば、複数の番組を録画するときにバッテリ残量の不足によってユーザの意図に反していずれかの番組の途中で録画が中断してしまう事態を回避できる。
本発明は、例えば、携帯電話やPDAや多機能カメラなどのバッテリで駆動する携帯型情報端末において、記憶媒体に蓄積された映像・音声コンテンツの中からユーザが所望のコンテンツを選択して楽しむ用途に好適である。
第1の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図 第1の実施形態の処理の流れを示すフローチャート 第1の実施形態の表示例を示す図 電力プロファイルの一例を示す図 第1の実施形態で利用可能なテーブルの一例を示す図 電力プロファイルの変形例を示す図 第1の実施形態の他の表示例を示す図 第2の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図 第2の実施形態の処理の流れを示すフローチャート 第2の実施形態の表示例を示す図 第2の実施形態の他の表示例を示す図 第3の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図 第3の実施形態の処理の流れを示すフローチャート 第3の実施形態の表示例を示す図 第3の実施形態の他の表示例を示す図 第4の実施形態に係る携帯型端末装置の構成図 第4の実施形態の処理の流れを示すフローチャート 第4の実施形態の表示例を示す図 第4の実施形態の他の表示例を示す図 従来の携帯型端末装置の構成図
符号の説明
101 CPU
102 RAM
103 記憶部
104 入力部
105 提示部
106 端末機能提供部
107 電源部
108 コンテンツ管理部
109 バッテリ残量取得部
110 電力プロファイル記憶部
111 バッテリ使用可能時間予測部
801 コンテンツ選択部
802 電力量計算部
803 バッテリ残量取得部
1201 コンテンツ提示時間予測部
1601 チューナー部
1602 電子番組情報管理部
1603 記録番組選択部
1604 記録モード選択部

Claims (7)

  1. 少なくともコンテンツの再生機能および記録機能のいずれかを有する携帯型端末装置であって、
    コンテンツに関する情報をコンテンツ情報として管理するコンテンツ管理部と、
    携帯型端末装置のバッテリ残量を取得するバッテリ残量取得部と、
    携帯型端末装置に備わる各機能を実施する際に必要となる電力量を電力プロファイルとして記憶する電力プロファイル記憶部と、
    バッテリ残量と電力プロファイルに基づいて、最後まで再生または記録可能なコンテンツと最後まで再生または記録不可能なコンテンツをユーザが判別できるような態様でコンテンツ情報をユーザに提示する提示部とを備えた携帯型端末装置。
  2. 前記携帯型端末装置は、バッテリ残量と電力プロファイルに基づいて、バッテリ残量の不足により最後まで再生または記録不可能だと予測されるコンテンツを除外したコンテンツの一覧を生成する一覧生成手段をさらに備え、
    前記提示部は、前記一覧生成手段によって生成された一覧をユーザに提示するものであることを特徴とする、請求項1に記載の携帯型端末装置。
  3. 前記携帯型端末装置は、前記バッテリ残量取得部によって取得されたバッテリ残量では最後まで再生または記録不可能だと予測されるコンテンツについて、電力プロファイルに基づいて当該コンテンツをどのくらい再生または記録することができるかを予測する予測部をさらに備え、
    前記提示部は、コンテンツ情報とともに前記予測部の予測結果をユーザに提示することを特徴とする、請求項1に記載の携帯型端末装置。
  4. 前記携帯型端末装置は、
    複数のコンテンツの中からユーザに所望のコンテンツを選択させるコンテンツ選択部と、
    ユーザが選択したコンテンツの再生または記録に係る電力量を電力プロファイルに基づいて計算する手段と、
    バッテリ残量からユーザが選択したコンテンツの再生または記録に係る電力量を減算した値を自由バッテリ残量として算出する手段とをさらに備え、
    前記提示部は、ユーザが複数のコンテンツの中からあるコンテンツを選択したときに、自由バッテリ残量と電力プロファイルに基づいて、最後まで再生または記録可能なコンテンツと最後まで再生または記録不可能なコンテンツをユーザが判別できるような態様で、ユーザが選択したコンテンツ以外のコンテンツのコンテンツ情報をユーザに提示することを特徴とする、請求項1に記載の携帯型端末装置。
  5. 前記携帯型端末装置は、ユーザが複数のコンテンツの中からあるコンテンツを選択したときに、自由バッテリ残量と電力プロファイルに基づいて、ユーザが選択したコンテンツ以外のコンテンツから、自由バッテリ残量の不足により最後まで再生または記録不可能だと予測されるコンテンツを除いたコンテンツの一覧を生成する一覧生成手段をさらに備え、
    前記提示部は、前記一覧生成手段によって生成された一覧をユーザに提示することを特徴とする、請求項4に記載の携帯型端末装置。
  6. 前記携帯型端末装置は、ユーザが複数のコンテンツの中からあるコンテンツを選択したときに、ユーザが選択したコンテンツ以外のコンテンツのうち、自由バッテリ残量では最後まで再生または記録不可能だと予想されるコンテンツについて、電力プロファイルに基づいて当該コンテンツをどのくらい再生または記録することができるかを予測する予測部をさらに備え、
    前記提示部は、コンテンツ情報とともに前記予測部の予測結果をユーザに提示することを特徴とする、請求項4に記載の携帯型端末装置。
  7. 前記コンテンツが番組コンテンツであり、前記コンテンツ情報が番組情報であることを特徴とする、請求項1に記載の携帯型端末装置。
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