JP2010048871A - 再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音声ファイルのファイル特定情報を配列したリストを、そのリスト内の音声ファイルを選択可能に表示させる際に、別途アイコンや文字を表示させることなく表示スペースを有効に利用して現在の再生状態を示す情報を表示させることが可能な再生装置を提供する。
【解決手段】再生装置は、複数の音声ファイルのそれぞれについて音声ファイルを特定するためのファイル特定情報を配列したリストと、そのリスト内の1つのファイル特定情報を選択するためのカーソル49bとを、表示部に表示させる制御を行うリスト表示制御部と、カーソル49bの表示位置を移動させる操作を含むユーザ操作を受け付けるユーザ操作部とを有する。リスト表示制御部は、現在の再生状態に応じて、カーソル49bの色及び/又は形状を異ならせて表示させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、音声ファイルを再生可能で且つ音声ファイルのリスト表示が可能な再生装置に関する。
従来から、記録媒体に記録された音声ファイルを、楽曲名や音声ファイル名でリスト表示し、その中からユーザ選択された音声ファイルを再生することが可能な再生装置が流通している。
例えば、特許文献1における図7の全曲リスト画面、図8(b)、図9(c)、図10(d)、図13(d)のトラック選択画面、図11(b)や図12(c)の曲選択画面には、楽曲名がリスト表示され、そのうち1つがカーソルにより選択されている画面が、開示されている。特許文献1に記載の再生装置では、この選択により楽曲が再生される。なお、特許文献1には、再生中の楽曲の有する属性情報をディスプレイに表示し、再生中画面における操作によって、表示された属性情報が選択された場合に、選択された属性情報に対応するリストをディスプレイに表示する技術も開示されている。
また、特許文献2〜4には、音声ファイル(楽曲データ)がフォルダ単位に階層化されて記録されている記録媒体から、フォルダ単位で音声ファイルの再生を行うことが可能な再生装置が開示されている。
また、一般的な再生装置では、このようなフォルダ単位での再生(連続再生)の他に1つの音声ファイルのみ(一曲のみ)を再生することも可能となっており、連続再生するか単一再生するかが切り替え可能となっている。
特開2007−59034号公報 特開2001−265795号公報 特開2002−236498号公報 特開2003−281858号公報
このように、従来の再生装置では、複数の音声ファイル名や楽曲名等のファイル特定情報をリストの状態で配置して表示させることは可能であるが、連続再生/単一再生などの現在の再生状態を示す情報を同時に表示させるためには、ファイル特定情報に重ねた表示では当然情報が視認できなくなるため、リスト表示領域以外の領域か、或いはリストのファイル特定情報の前後に、アイコンや文字などで表示させる必要がある。ファイル特定情報の前後とは、ファイル特定情報に続く位置(ファイル特定情報の先頭)やファイル特定情報に続く位置(ファイル特定情報の末尾)を指す。
再生状態をファイル特定情報の前後に文字又はアイコンで表示する場合には、見た目が煩雑な画面構成となるだけでなく、多くの表示スペースを使用せざるを得ず、表示スペースの有効的な利用ができない。また、ファイル特定情報として多くの文字数を必要とする音声ファイルもあることを鑑みると、再生状態をファイル特定情報の前後に文字で表示する場合には、ユーザにとって再生状態とファイル特定情報との区別が付き難くなることもある。なお、アイコンでの表示は、文字に比べて小領域で表示できるが、再生状態によってはいくつものアイコンを同じファイル特定情報の前後に表示させなければならず、ユーザにとって見難い表示となる。
一方で、リスト表示領域以外の領域に再生状態をアイコンや文字で表示すると、特に表示部の表示面積が大きなテレビ装置などの場合には、リストと再生状態を示すアイコンや文字とが同時にユーザの視野に入り難いような煩雑な画面構成になり、ユーザは再生状態とファイル特定情報(音声ファイル名や楽曲名)とを同時に把握し難い。さらに、リスト表示領域以外の領域での表示の場合にも、再生状態を示すために表示スペースを使用せざるを得ず、表示スペースの有効的な利用ができない。
このように、従来の再生装置では、再生状態をアイコンや文字で別途表示する必要があるため、表示スペースの有効的な利用ができず、また画面構成も煩雑になり、ユーザが再生状態とファイル特定情報とを同時に且つ素早く認識することが難しくなる。
また、従来の再生装置では、連続再生/単一再生の切り替え操作を行うためのキーをリモートコントローラ又は装置本体に設ける必要があり、そのキーは、音声ファイルを選択するためのカーソルを移動させるキーとは別のキーとなる。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、音声ファイルのファイル特定情報を配列したリストを、そのリスト内の音声ファイルを選択可能に表示させる際に、別途アイコンや文字を表示させることなく表示スペースを有効に利用して現在の再生状態を示す情報を表示させることが可能な再生装置、を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、このような再生装置において、カーソルを移動させるためのキーとは異なるキーを設けることなく、連続再生/単一再生を切り替える操作を行うことを可能にすることにある。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、音声ファイルを再生可能な再生装置であって、表示部と、複数の音声ファイルのそれぞれについて音声ファイルを特定するためのファイル特定情報を配列したリストと、該リスト内の1つのファイル特定情報を選択するためのカーソルとを、前記表示部に表示させる制御を行うリスト表示制御部と、前記カーソルの表示位置を移動させる操作を含むユーザ操作を受け付けるユーザ操作部とを有し、該リスト表示制御部は、現在の再生状態に応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記リスト表示制御部は、前記現在の再生状態が、単一の音声ファイルのみを再生している単一再生状態か、複数の音声ファイルを連続再生している連続再生状態かに応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記リスト表示制御部は、前記現在の再生状態が、再生を一時停止している状態か、再生を継続している状態かに応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれかの技術手段において、前記リスト表示制御部は、さらに、前記カーソルの表示位置を移動させる操作により選択対象となるファイル特定情報に対応する音声ファイルが、当該再生装置で再生可能であるか再生不可能であるかに応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1〜第4のいずれかの技術手段において、単一の音声ファイルのみを再生する単一再生モードと、複数の音声ファイルを連続再生する連続再生モードとを切り替える切替部を有し、前記リスト表示制御部は、前記連続再生モード時に、現在再生中の音声ファイルに対応するファイル特定情報の表示位置に前記カーソルを移動させて表示させ、前記切替部は、前記連続再生モード時に、前記現在再生中の音声ファイルに対応するファイル特定情報の表示位置から前記カーソルを移動させる操作を前記ユーザ操作部で受け付けたときに、前記単一再生モードへ切り替えることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記ユーザ操作部で受け付けるユーザ操作は、音声ファイルの再生を開始する再生開始操作を含み、当該再生装置は、前記ユーザ操作部で前記再生開始操作を受け付けたときに、前記連続再生モードで、前記カーソルの表示位置に対応する音声ファイルから再生を開始することを特徴としたものである。
本発明の再生装置によれば、音声ファイルのファイル特定情報を配列したリストを、そのリスト内の音声ファイルを選択可能に表示させる際に、別途アイコンや文字を表示させることなく表示スペースを有効に利用して現在の再生状態を示す情報を表示させることが可能になる。
また、本発明の他の形態の再生装置によれば、カーソルを移動させるためのキーとは異なるキーを設けることなく、連続再生/単一再生を切り替える操作を行うことが可能になる。
図1は、本発明に係る再生装置の構成例を示すブロック図で、デジタルチューナを備えた液晶テレビに本発明の再生装置を適用した例を示すものである。本発明の再生装置は、以下に説明する液晶テレビに限らず、表示部及びユーザ操作部を備え且つ音声ファイル(楽曲ファイル、音楽ファイルなどとも言う)の再生が可能であれば適用でき、他の表示形式や他の構成をもつテレビ装置をはじめ、各種レコーダ、各種プレーヤ、STB(Set Top Box)、パーソナルコンピュータ(PC)など様々な機器に適用することができる。また、STB、各種レコーダ、各種プレーヤなどの小型の表示部しか具備しない機器に本発明の再生装置を適用する場合には、機器外部の表示装置及びその表示装置への接続手段で上記表示部を構成することもできる。
図1で例示する液晶テレビにおいて、アンテナ10で受信したデジタル放送の受信信号は、チューナ11で選局され、復調部12で復調される。復調されたデジタル放送信号のうちの映像信号は映像デコーダ14でデコードされ、音声信号は音声デコーダ18にてデコードされる。
映像デコーダ14でデコードされた映像信号は、画質補正部15にて画質補正が行われ、ディスプレイ表示部17で表示される。ここで、画質補正部15では、デコードされ入力された映像信号に対して各種映像処理を施し、ディスプレイ表示部17に表示するための映像信号を出力する。各種映像処理とは、入力された映像信号のフォーマットに応じて必要な映像処理、例えば色空間変換処理、IP(Interlace-Progressive)変換処理、スケーリング処理、FRC(Frame Rate Control)処理、γ補正処理、色補正処理、同期検出処理などを指す。
ディスプレイ表示部17は、液晶パネルとバックライトとを備えたもので、画質補正部15から出力された映像信号に基づいて、映像表示を行う。ディスプレイ表示部17は、本発明における表示部に該当する。
バックライト制御部22は、マイコン26の指示に従って、ディスプレイ表示部17のバックライトの明るさを制御する。また、OPCセンサ25は、液晶テレビの周囲の明るさを検出するセンサである。OPCセンサ25の出力とバックライトとを連動させるモードにおいて、マイコン26は、OPCセンサ25により検出した明るさ検出結果に応じて、バックライト制御部22を制御してバックライトの発光輝度を変化させる。また、マイコン26は、入力した映像信号のAPL(Average Picture Level)などの映像特徴量に応じてバックライトの明るさを変換させるような制御を行ってもよい。
OSD(on screen display)制御部13は、マイコン26によるOSD信号の生成指示に基づいて、ディスプレイ表示部17に表示させるOSD信号を生成する制御を行う。また、受信した放送チャンネルの放送信号に含まれるデータ信号のOSD情報に従ってOSD信号を生成する制御を行う。OSD信号により表示される情報としては、例えば、画面上で選択操作を行うためのカーソルや、各種設定用のメニュー、EPG(Electronic Program Guide)、CH(チャンネル)コールなどがある。
また、音声デコーダ18でデコードされた音声信号は、音質補正部19にて音質補正が施され、D/A変換部20でD/A変換され、スピーカ21によって音声出力される。
インジケータLED(Light Emitting Diode)制御部24は、電源の状態などを示すインジケータとして液晶テレビに設けられるLEDの発光を制御する。RTC(Real Time Clock)29は、液晶テレビの電源が切られていても現在時刻を刻み続ける時計である。
USB(Universal Serial Bus。以下、USBと言う)インタフェース30は、USBメモリを装着し、データの読み出し・書き込みを可能とするためのインタフェースである。また、複数のポートを持ったUSBハブを接続することもできる。
マイコン26は、液晶テレビの各部を制御する制御部の一例である。ROM28には、この液晶テレビの動作を制御するプログラムや各種データが保持され、マイコン26がこれらプログラムやデータを用いて制御を行う。RAM27は、データの一時保存に使用され、またプログラム実行時のワークエリアとして使用される。
R/C受信部23は、図示しないリモコンから送信される制御コード信号を受信し、マイコンに26に送出する。マイコン26は、R/C受信部23から送られた制御コード信号に従って所定の制御を行うことになる。リモコン及びR/C受信部23は、ユーザ操作を受け付けるユーザ操作部に該当する。このユーザ操作部は、本体操作部として具備してもよい。本体操作部は、液晶テレビ本体側にキー群を設けたものである。以下、ユーザ操作はリモコンにより行われることを前提に説明するが、本体操作部で行われてもよい。
また、図1の液晶テレビは、外部機器からの入力を可能とするための複数の外部入力端子が備えられ、外部入力端子群及びチューナ11(TV入力)の中からいずれを入力とするかを切り替える操作が、リモコンにより可能となっている。外部入力端子としては、USBインタフェース30(USB入力端子)の他に、図示しないD端子、S端子、ビデオ端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子などが挙げられる。
以下、本発明に係る再生装置の主たる特徴について、上述のような構成をもつ液晶テレビを例に挙げて説明する。本発明に係る再生装置は、上述したように表示部及びユーザ操作部を有すると共に、次に説明するような構成により、装着又は内蔵された記録媒体から音声ファイルを読み出し、再生することが可能になっている。本発明での再生対象の音声ファイルがUSBメモリ内に格納されたファイルであることを前提に説明する。但し、USBインタフェース30にUSBケーブルを介して接続された外部機器(例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等)に装着又は内蔵された各種記録媒体や、液晶テレビにUSBメモリ以外の記録媒体の読み取り装置(スロット)を設けておきそのスロットに装着された記録媒体や、液晶テレビに設けたUSBインタフェース以外の接続インタフェースを設けておきその接続インタフェースに直接又は間接的に接続された記録媒体など、他の記録媒体に格納された音声ファイルも再生対象とすることができる。
USBメモリには、音声ファイルとしてMP3形式の圧縮データが記録されている。以下、再生可能な音声ファイルとしてMP3形式のファイルのみを挙げて説明するが、代わりにWMA形式、非圧縮のままのWAV形式など他の形式の音声ファイルを再生可能に構成してもよいし、複数の形式の音声ファイルを再生可能に構成してもよい。
そして、マイコン26では、USBメモリに格納されたMP3形式の圧縮データを読み出して展開(伸張)し、RAM27に保持させた上で、伸張後の音声ファイルを再生する。再生された音声ファイルのデータは、音質補正部19に出力されて必要に応じて音質補正が施されD/A変換部20に出力されてD/A変換が施され、スピーカ21から音声として出力される。伸張のためのプログラム(この例ではMP3デコーダプログラム)はROM28に保持され、マイコン26では、そのプログラムを使用して、USBメモリから読み出した圧縮音声ファイルの伸張・再生を行う。RAM27で一時保存されるデータとしては、現在再生対象となっている音声ファイル(又は音声ファイルの現在再生対象となっている部分)も含まれる。
このような音声ファイル再生は、USBメモリに格納された音声ファイルから再生対象の音声ファイルを選択することにより実行される。そのため、本発明に係る再生装置は、次のリスト表示制御部を有する。
リスト表示制御部は、USBメモリに記録されている複数の音声ファイルのそれぞれについてファイル特定情報を配列したリストを、ディスプレイ表示部17に表示させる制御を行う。ここで、ファイル特定情報とは、音声ファイルを特定するための情報であればよく、例えば音声ファイル名、楽曲名、曲順(トラック番号)などを指す。ファイル特定情報として楽曲名を採用する場合には、その音声ファイル名から拡張子を除いたり、音声ファイルのヘッダに含まれる楽曲名を取得するとよく、曲順を採用する場合にもこのヘッダに含まれる曲順を取得すればよい。このようにして、リスト表示制御部は、ディスプレイ表示部17に音声ファイルのリスト表示(一覧表示)を実行させる。以下、ファイル特定情報として音声ファイル名を例に挙げて説明する。
また、上記リスト表示制御部は、そのリスト内の1つの音声ファイル名を選択するためのカーソルを、ディスプレイ表示部17に表示させる制御も行う。また、上述したユーザ操作部(操作入力部)は、ユーザ操作として、カーソルの表示位置を移動させる操作を受け付け可能になっている。つまり、リモコンにより、カーソルの表示位置をリスト内の音声ファイル名の間で移動させることで、選択対象の音声ファイル名を変更することが可能になっている。
このように、カーソルは、リスト内の1つの音声ファイル名に対応させて表示され、その1つの音声ファイル名をフォーカスするためのものであり、ユーザ操作に応じて移動し、且つその位置がユーザに認識できる色や形状をもつものとする。
上記リスト表示制御部は、マイコン26及びOSD制御部13の機能によって実現される。より具体的には、まず、マイコン26が、USBメモリから記録されている音声ファイルのファイル特定情報を取得し、所定のソート基準に基づきファイル特定情報をソートして、OSD制御部13に渡す。次に、OSD制御部13又はマイコン26がファイル特定情報をソート順に配列したリスト(音声ファイルリスト)を生成する。そして、OSD制御部13が、予め格納した再生曲選択メニューを呼び出し、所定のファイル特定情報(例えばソートにより先頭となったファイル特定情報)にカーソルを重ねた状態で再生曲選択メニューに音声ファイルリストを組み込み、後段に出力することで、ディスプレイ表示部17に表示させる。この再生曲選択メニューは、上述したOSD信号により表示される各種設定用メニューの1つに相当する。
そして、本発明の主たる特徴として、上記リスト表示制御部は、現在の再生状態に応じて、カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させる。つまり、本発明に係る再生装置では、現在の再生状態をカーソルの色及び/又は形状で表現し、カーソル表示を行う。
カーソルの形状は、ハイライト/外枠/矢印/下線などで違いを表現してもよいし、矢印自体の形状、下線自体の形状(線の太さ、本数、線種など)、外枠の形状や外枠を描く線の形状(線の太さ、本数、線種など)、ハイライト部分の外形などにより、違いを表現してもよい。なお、ハイライトとは、選択されている部分を選択されていない部分と異なる形態で表示するものであり、反転表示(選択されている部分を選択されていない部分とで、文字部分の輝度と背景部分の輝度との間の高低関係を反転させる表示)、色分け表示(選択されている部分を選択されていない部分とで、文字部分及び/又は背景部分の色を異ならせる表示)などが挙げられる。
また、現在の再生状態とは、単一の音声ファイルのみを再生している単一再生状態か、複数の音声ファイル(例えばフォルダ内の複数の音声ファイル)を連続再生している連続再生状態かによって区別することができる。つまり、上記リスト表示制御部が、現在の再生状態が単一再生状態か連続再生状態かに応じて、カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させてもよい。単一再生状態、連続再生状態は、それぞれ単一再生モード(一曲再生モード)で再生している状態、連続再生モード(一括再生モード)で再生している状態を指す。カーソルの表示を異ならせる現在の再生状態として単一再生モードと連続再生モードとを採用する場合には、図1の液晶テレビは、単一再生モードと連続再生モードとをユーザ操作により切り替える切替部を有している。このモード切替のユーザ操作は、モード切替用のキーを用意しておけば可能であり、好ましい例として、後述するようにカーソル移動キーによりモード切替を可能としておいてもよい。
また、現在の再生状態とは、再生を一時停止している状態(一時停止状態)か、再生を継続している状態(再生継続状態)かによって区別することもできる。つまり、上記リスト表示制御部は、現在の再生状態が一時停止状態か再生継続状態かに応じて、カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させてもよい。さらに、単一再生状態か連続再生状態かに応じて、且つ一時停止状態か再生継続状態かに応じて、カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させてもよい。これにより、単一再生モードで一時停止状態、単一再生モードで再生継続状態、連続再生モードで一時停止状態、連続再生モードで再生継続状態の4種類の再生状態が、カーソルの色及び/又は形状によってユーザ識別可能に表示できる。
また、現在の再生状態として、単一再生モードや連続再生モードにおいてリピート再生させるモードであるか否かによっても、カーソルの色及び/又は形状を異ならせるように構成してもよい。
上述したようなカーソル色及び/又はカーソル形状の変更は、具体的にはマイコン26が、上記ユーザ操作部からのユーザ操作や再生の終了などを監視し、これに基づき現在の再生状態を判定し、OSD制御部13に伝えて、OSD制御部13が音声ファイルリスト上のカーソルの色及び/又は形状を変更することで実現できる。再生状態に応じたカーソルの色及び/又は形状の情報は、マイコン26内部又はROM28に格納しておき、現在の再生状態に応じてOSD制御部13に伝えて、その色及び/又は形状でカーソル表示を行わせればよい。新規の音声ファイルリストについては、音声ファイルリストを表示する前に、まず何も再生していない状態を示す色及び/又は形状に決定し、それに基づきカーソル付きの音声ファイルリストを表示させればよい。但し、USBメモリ挿入後に自動連続再生するような構成を採用している場合は、連続再生モードを示す色及び/又は形状でのカーソル表示を行うことになる。
以下に、図1で例示した液晶テレビにおける動作例を、図2〜図7を参照してより具体的に説明する。図2は、図1の液晶テレビにおけるUSBモードでの処理例を説明するためのフロー図で、図3は、図2の処理中のオーディオモードにおける処理例を説明するためのフロー図である。また、図4は、図1の液晶テレビにおけるオーディオモード時の再生曲選択メニューの初期画面の例を示す図、図5は、図4の初期画面から連続再生を開始したときの画面例を示す図、図6は、図5の画面から再生中の音声ファイルとは異なる音声ファイルの音声ファイル名を選択操作したときの画面例を示す図である。また、図7は、図5の画面から再生中の音声ファイルとは異なる音声ファイルの音声ファイル名を選択操作したときの他の画面例を示す図である。
まず、ユーザは、USBインタフェース30にUSBメモリを挿入した状態で、USBインタフェース30を含む外部入力端子群及びチューナ11(TV)の中から、USBインタフェース30を入力とするように切り替える操作を行う。この操作は、OSD信号による各種設定用のメニューの1つとして入力切替メニューの画面をディスプレイ表示部17に表示させ、その入力切替メニューに選択肢として含まれるUSBメモリを、リモコンの操作キーにより選択すればよい。なお、USBインタフェース30にUSBメモリが装着されていないときには、選択肢としてのUSBメモリの表示部分をハッチングし、選択できないようにすればよい。また、リモコンに入力切替専用ボタンを備えておき、このボタン操作によって入力を切り替えられるようにすることができる。
このようにしてUSBメモリの選択操作を受けたマイコン26は、USBモードに移行し、ディスプレイ表示部17にUSBトップ画面を表示させる。USBトップ画面では、USBメモリに記録したデータの利用モードとして、フォトモード(PHOTO MODE)及びオーディオモード(AUDIO MODE)のいずれがかが選択可能に表示される。なお、USBインタフェース30にUSBメモリが装着されたときに、自動的にUSBトップ画面表示に移行し、フォトモード又はオーディオモードを選択する操作を可能としてもよい。なお、USBモードから他のモードに切り替えるには、例えば、上記入力切替専用ボタンなどを押下すればよい。
このUSBトップ画面を表示した時点からのUSBモードにおける処理の流れを図2及び図3を参照して説明する。まず、USBトップ画面において、リモコンからのユーザ操作によってフォトモードが選択されることにより(ステップS1でYES)、マイコン26がフォトモードに移行し、サムネイル画面をディスプレイ表示部17に表示させる(ステップS2)。
サムネイル画面では、USBメモリに記憶されている画像ファイルが抽出され、その画像ファイルリストが表示される。この場合、マイコン26が、所定の形式の画像ファイル、例えばJPEGファイル(拡張子が“JPG”のファイル)のみを検索し、そのファイルのファイル名を抽出して読み出す。そして、マイコン26は、USBメモリから抽出されたファイル数により、総頁数を算出する。総頁数とは、抽出した画像ファイル毎のサムネイル画像を一覧で表示するために使用する表示画面の枚数に相当するものである。サムネイル画像を表示する際には、予め一画面内のサムネイル画像の表示数が定められている。この一画面内の表示数と、USBメモリから抽出したファイル数とに基づいて、全ての画像ファイルのサムネイル画像を表示するための画面数(頁数)を算出する。次に、マイコン26は、USBメモリから抽出されたJPEGファイルをソートし、そのソートの順にJPEGファイルのサムネイル画像を表示させる。このときのソートは、例えばディレクトリ内の画像ファイルのエントリ順(記録日時順)とすることができる。或いは、ファイル名のABC順にソートを行ってもよく、或いはその他の所定の属性情報に基づいて行うようにしてもよい。サムネイル画像は、JPEGファイルのヘッダから読み出すか、JPEGファイルを展開後に縮小して生成すればよい。
この画像ファイルリストには1つのサムネイル画像にカーソルが表示されており、このサムネイル画面からは、カーソル位置(フォーカス位置)のサムネイル画像に対応する画像ファイルをUSBメモリから読み出して一枚絵で全画面表示することや、同画像ファイルからスライドショーを開始することが、リモコンでのユーザ操作により可能となっている。一枚絵での全画面表示やスライドショー自体については説明を省略するが、実際にはステップS2の処理後にこれらの処理を行うための操作を待つ。但し、スライドショーでは、バックグラウンドミュージック(BGM)を再生することも可能になっており、このBGMとして使用する音声ファイルの選択については簡単に説明する。
マイコン26は、サムネイル画面が表示された状態でBGM選択画面への移行操作を受け付けたときに(ステップS3でYES)、USBインタフェース30を介してUSBメモリから音声ファイル名の読み込みを行い、音声ファイルリストの生成を行う(ステップS4)。音声ファイルリストは、まず、所定の形式の音声ファイル(この例では拡張子が“MP3”のMP3ファイル)のみを検索し、そのファイルのファイル名を抽出して読み出す。このとき検索する所定の形式は少なくともこの液晶テレビで再生可能なファイル形式とするとよい。そして、マイコン26は、USBメモリから抽出されたファイル数により、総頁数を算出する。総頁数とは、抽出した音声ファイル毎のファイル名を一覧で表示するために使用する表示画面の枚数に相当するものである。音声ファイルリストを表示する際には、予め一画面内の音声ファイル名の表示数が定められている。この一画面内の表示数と、USBメモリから抽出したファイル数とに基づいて、全ての音声ファイル名を表示するための画面数(頁数)を算出する。次に、マイコン26は、USBメモリから抽出されたMP3ファイルを、画像ファイルについて説明したのと同様にエントリ順やABC順など所定のソート基準に基づきソートし、そのソートの順にMP3ファイルのファイル名を表示させるように、音声ファイルリストを生成する。
ステップS4に続いて、マイコン26は、カーソルの初期位置(例えばソートした先頭の音声ファイル名の位置)を取得し、BGM選択画面に音声ファイルリストを組み込んでディスプレイ表示部17に表示させる(ステップS5)。このように表示されたBGM選択画面は、後述する図4の画面40aと同様の画面となる。例えば画面40aにおいて、「Select Music」の表記の代わりにBGM選択画面であることが認識できるように「Select BGM」などと表記し、さらに、BGMとして登録するためのリモコン操作の凡例を、凡例欄53に表示しておけばよい。
ステップS5に続いて、マイコン26は、リモコンにより戻る(Back)キーが押下されたか否かを判定し(ステップS6)、押下された場合にはステップS2へ戻って再度サムネイル画面を表示させる。一方、戻るキーが押下されなかった場合には、マイコン26が、リモコンにより決定(OK)キー(又はBGM登録に用いる他のキー)が押下されたか否かを判定し(ステップS7)、押下された場合には現在のカーソル位置の音声ファイル名に対応するMP3ファイルをBGMとして登録し(ステップS10)、ステップS6へ戻る。一方、決定キーが押下されなかった場合には、マイコン26が、リモコンの方向キー(上下キー又は左右キー)によるカーソル位置の移動操作がなされたか否かを判定し(ステップS8)、移動操作がなされた場合には、カーソル位置を移動操作に応じて移動させ(ステップS9)、ステップS6へ戻る。一方、移動操作がなされなかった場合には、そのままステップS6へ戻る。
このようにしてBGMとして使用するMP3ファイルを順番に選択操作し、最終的に戻るキーの操作によりステップS2のサムネイル画面に戻った後に、スライドショーを開始する操作を行うことで、スライドショーが登録されたBGM付きで開始される。このとき、登録された1又は複数のBGMはリピート再生を行ってもよい。
USBトップ画面において、リモコンからのユーザ操作によってオーディオモードが選択されることにより(ステップS11でYES)、マイコン26は、オーディオモードに移行し、本発明に係るオーディオモードにおける処理を行うよう制御する(ステップS12)。
ステップS12における処理について、図3の流れに沿ってその詳細を説明する。まず、BGM選択画面について説明したのと同様に、USBインタフェース30を介してUSBメモリから音声ファイル名の読み込みを行い、音声ファイルリストを生成する(ステップS21)。続いて、ステップS5と同様にしてカーソルの初期位置(例えばソートした先頭の音声ファイル名の位置)を取得し、再生曲選択画面にステップS21で生成した音声ファイルリストを組み込んで表示する(ステップS22)。
このように表示された再生曲選択画面は、図4の画面40aのような画面となる。画面40aでは、再生曲選択画面であることが認識できるように「Select Music」などと表記すると共に、ファイル名の表示欄に、現在フォルダ名を示すフォルダアイコン41、(サブフォルダがある場合には)サブフォルダアイコン42と音声ファイル名(この例では「SONG_01.MP3」〜「SONG_10.MP3」とをリスト表示し、リモコン操作の凡例を記した凡例欄53も表示している。
この例では、「ROOT」(ルート、つまりUSBメモリの直下)に、「CLASSIC」というフォルダ名のサブフォルダと、音声ファイル「SONG_01.MP3」〜「SONG_10.MP3」が格納されていることを指す。また、「CLASSIC」というサブフォルダアイコン42がユーザ操作により選択されると、そのサブフォルダ「CLASSIC」内に格納された音声ファイル名やサブフォルダ名が表示されることになる。なお、画面40aは、USBメモリ内のフォルダ階層において、MP3ファイルが存在する一番上層のフォルダがルートであった場合の画面例となる。なお、表示領域51aは再生中の音声ファイル名を示すための領域、表示領域52aは再生中のランニングタイムを示すための領域であり、現在再生中でないため何も表示されていない。
また、ファイル名の右隣には、例えばファイル名44の右隣の時間(Time「9:25」)47のようにそのファイル名44の長さが時間で表示されている。また、ファイル名の左隣には、例えばファイル名43の左隣の×マーク45やファイル名44の左隣の音符マーク(♪)46のように、そのファイル名が再生不可能か再生可能かを示すマークが表示されている。なお、このような時間47やマーク45,46の表記はBGM選択画面においても行えばよい。
マーク45,46のようなマークを表示する理由は、液晶テレビで再生可能な形式の音声ファイルについてのみ抽出した音声ファイル名をリスト表示しているが、実際には、この液晶テレビで再生可能な圧縮ビットレートやサンプリング周波数に合致しない音声ファイルである場合や、音声ファイルの中身(データ)が破損している場合があるためである。圧縮ビットレートやサンプリング周波数は音声ファイルのヘッダに含まれる情報から取得することができ、破損しているか否かは再生してみないと判別できないことが多い。
従って、マーク45,46を表示するための元となる再生可能か再生不可能か(再生可否情報)は、再生可能なファイル形式を音声ファイル名読み込み時にまず検索する場合には、検索したファイル形式のファイルの中でさらにこの液晶テレビで再生可能な圧縮ビットレート(例えば320kbps以下は再生可能など)やサンプリング周波数(例えば48kHz以下は再生可能など)に基づき再生可能な音声ファイルを検索して得るとよい。そして、再生可能と検索された音声ファイルに対して音符マーク46を表示し再生不可能と検索された音声ファイルに対して×マーク45を表示しておけばよい。さらに、音符マーク46を表示した音声ファイル名についてはその音声ファイルが再生順になったときに再生を実行してみて、再生不可能(つまりデータ破損)の場合には、×マークに表示を変更すればよい。
なお、ファイル形式による検索を音声ファイル読み込み時に行わない場合には、ファイル形式に拘わらずUSBメモリ内のファイルが存在する最上位のフォルダ内のファイル群を表示させておき、カーソルをその音声ファイル名の位置に移動させる操作を受け付けた段階で、ファイル形式に基づく検索を行い、その後、同様に再生してみて(再生前に圧縮ビットレートやサンプリング周波数のチェックを行ってもよい)、その結果から×マーク45か音符マーク46かを表示させればよい。
また、画面40aには、ファイル名のうち初期位置のファイル名48aには、カーソル49aが選択・移動可能に表示されている。このカーソル49aは、どのMP3ファイルも再生していない状態(未再生状態)を示す形状(この例では再生可能/不可能を示すマークとファイル名44とファイルの長さとを囲む矩形の外枠)で表示される。勿論、上述したように、形状だけでなく、色及び/又は形状で特徴付けられるカーソルでこの未再生状態を示してもよい。
このような画面40aの表示中に、リモコンにより決定(OK)キーが押下されたか否かを判定し(ステップS23)、決定キーが押下されなかった場合には、リモコンの方向キー(上下キー又は左右キー)によるカーソル位置の移動操作がなされたか否かを判定し(ステップS24)、移動操作がなされた場合には、カーソル位置を移動操作に応じて移動させ(ステップS25)、ステップS23へ戻る。一方、移動操作がなされなかった場合には、そのままステップS23へ戻る。ユーザは、ステップS24でのカーソル移動により、再生対象のMP3ファイルを選択し、ステップS23での決定キーにより再生を開始させることができる。
ステップS23で決定キーが押下されたと判定された場合には、連続再生モードに移行し、カーソルの色及び/又は形状を連続再生時用に変更して表示させる(ステップS26)。続いて、そのカーソル位置の音声ファイル名に対応する音声ファイル(MP3ファイル)をUSBメモリから読み出して、伸張・再生を連続再生モードで行う(ステップS27)。これにより、そのMP3ファイルの再生結果の音声がスピーカ21から出力される。
ステップS26でのカーソル表示の変更により、図4の画面40aは図5の画面40bのようになる。画面40aにおいて「SONG_01.MP3」というファイル名48aにあったカーソル49aを「SONG_03.MP3」というファイル名48bの表示位置に移動後、決定キーが押下された状態を、画面40bで示している。画面40bでは、「SONG_03.MP3」というファイル名48bの表示位置に、カーソル49aとは色も形状も異なるカーソル49bが表示されている。カーソル49bは、カーソルをハイライトにより表示し、その外形を両端を丸めた形状にした例を示している。ハイライト表示が再生中であることを示しており、この形状が連続再生モードであることを示している。その他、画面40bでは、表示領域51aに対応する表示領域51bに再生中の音声ファイル名(この例では「SONG_03.MP3」)を表示すると共に、表示領域52aに対応する表示領域52bに再生中のランニングタイム(この例では「1:00/3:02」)を表示している。
連続再生モード中は、全ての音声ファイルの再生が終了したか否かを判定し(ステップS28)、終了した場合にはステップS23へ戻り、未だ再生していない音声ファイルが残っている場合には、再生対象の音声ファイルが次に(次の順番の音声ファイルに)移行したか否かを判定し(ステップS29)、移行した場合には、カーソルを再生対象の音声ファイルに移動する(ステップS30)。ステップS29でNOの場合、及びステップS30の処理後、リモコンの移動キー(上下キー又は左右キー)でのユーザ操作によりカーソルを移動させる操作があったか否かを判定し(ステップS31)、操作がなければステップS29へ戻る。
一方、ステップS31でカーソル移動操作が検出された場合には、単一再生モードに移行する。つまり、ステップS31でYESの場合には、カーソルの色及び/又は形状を単一再生時用に変更した状態で、カーソル移動操作に応じた表示位置にカーソルを移動させて表示させる(ステップS32)と共に、現在再生中の音声ファイルはそのままに単一再生モードへ再生モードを移行させる(ステップS33)。
ステップS32でのカーソル表示の変更により、図5の画面40bは図6の画面40cのようになる。画面40bにおいて「SONG_03.MP3」というファイル名48bにあったカーソル49bを「SONG_06.MP3」というファイル名48cの表示位置に移動した状態(未だ決定キーが押下されていない状態)を、画面40cで示している。画面40cでは、「SONG_06.MP3」というファイル名48cの表示位置に、カーソル49bとは形状が異なるカーソル49cが表示されている。カーソル49cは、カーソルをハイライトにより表示し、その外形を両端を尖らせた形状にした例を示している。ハイライト表示が再生中であることを示しており、この形状が単一再生モードであることを示している。その他、画面40cにおいても、画面40bと同様に、表示領域51bに対応する表示領域51cに再生中の音声ファイル名(この例では「SONG_03.MP3」)を表示すると共に、表示領域52bに対応する表示領域52cに再生中のランニングタイム(この例では「1:30/3:02」)を表示している。このとき音声ファイル名が「SONG_06.MP3」に変更されていない理由は、あくまで再生中の音声ファイルは「SONG_03.MP3」であるためである。
また、図6の画面40cの代わりに、図7の画面40dを表示させてもよい。画面40dは、画面40cにおける表示領域51c及び表示領域52cがない代わりに、現在再生中の音声ファイル名(この例では「SONG_03.MP3」)の右隣に長さだけでなく、ランニングタイム(この例では「1:30/3:02」)を表示している。このような表示方法を採用することで、カーソルの色・形状による再生中且つ連続再生モードであることを示すだけでなくランニングタイムも同じ視野に入り易くなり、さらに、現在再生中の音声ファイル(この場合、カーソル位置の音声ファイル名の音声ファイルとは異なる音声ファイル)がどれであるかをユーザに知らせ易くなる。また、このとき、「SONG_03.MP3」のファイル名をカーソルのようなハイライト表示(但し選択不可能)にして、再生中の音声ファイル名をユーザに分かり易く示してもよい。
ステップS33に続き、その再生中の音声ファイルの一曲再生が終了したか否かを判定し(ステップS34)、終了した場合には単一再生モードであったため別の音声ファイルの再生は行わずに、カーソルの色及び/又は形状を未再生時用に変更して表示させる(ステップS35)。
ステップS35の処理後は、ステップS23へ戻る。ステップS34でYESの場合には未再生状態であるが、ステップS31の判定によりカーソルが移動した後であるため、ステップS23でYESと判定されると、そのカーソル位置の音声ファイルに対応する音声ファイルから連続再生モードで再生されると共に、連続再生モードでのカーソルの色及び/又は形状でカーソル表示がなされる。
ステップS34で一曲の再生が終了していない場合には、ステップS35を経ずにそのままステップS23へ戻り、決定キーの操作を待つ。ステップS34でNOの場合には未だ単一再生モードであるが、ステップS31の判定によりカーソルが移動した後であって、カーソルはその再生中の音声ファイルに対応する音声ファイル名の表示位置にないため、ステップS23でYESとなると、そのカーソル位置の音声ファイルに対応する音声ファイルから連続再生モードで再生されると共に、連続再生モードでのカーソルの色及び/又は形状でカーソル表示がなされる。
このように、ステップS26,S27で連続再生モードでの再生後に、カーソル移動によりステップS32,S33での単一再生モードでの再生がなされた後、そのカーソル移動(又はステップS23でNO、ステップS24でYES後のステップS25でのカーソル移動)がなされ、そのカーソル位置での再生が決定される(ステップS23でYESとなる)と、もう一度、そのカーソル位置を開始位置とする連続再生を行うことができる。
また、ステップS29,S30で例示したように、上記リスト表示制御部は、連続再生モード時に、現在再生中の音声ファイルに対応する音声ファイル名の表示位置にカーソルを移動させて表示させ、且つステップS31〜S33で例示したように上記切替部は、連続再生モード時に(現在再生中の音声ファイルに対応する音声ファイル名の表示位置にカーソルが表示された状態で)、現在再生中の音声ファイルに対応する音声ファイル名の表示位置からカーソルを移動させる操作をリモコンで受け付けたときに、単一再生モードへ切り替えることが好ましい。
このように、最初の再生開始時は自動的に連続再生モードで再生しておき、カーソルが移動されたときに連続再生モードを解除して単一再生モードへ移行させることで、カーソルを移動させるためのキーとは異なるキーを設けることなく、連続再生/単一再生を切り替える操作を行うことが可能になり、且つその操作もカーソル位置の移動という簡単な操作だけで済む。また、このようなモード切替を採用することで、カーソル移動後に移動前のカーソルの位置(この位置により、マイコン26は、連続再生中の音声ファイルの次に再生する音声ファイルがどれであるかを把握できる)を記憶するための記憶領域を割り当てる必要が無く、つまり単一再生モードに移行するため次の音声ファイルを記憶する必要が無くなり、リソースの有効利用も可能となる。
さらに、このようなモード切替は、カーソルの色及び/又は形状の再生状態に応じた変更と併用しなくてもよいが、併用することで、カーソル移動キーと同じキーで容易に切替操作が可能となるだけでなく、モード切替による結果を表示スペースを有効に使った見易い表示で行うことができる。
また、このようなカーソル移動キーによるモード切替を採用した場合、リモコンで受け付けるユーザ操作は、ステップS23における決定キーの操作のように音声ファイルの再生を開始する再生開始操作を含み、且つ、マイコン26は、リモコンでその再生開始操作を受け付けたときに、ステップS26,S27のように連続再生モードでカーソルの表示位置に対応する音声ファイルから再生(自動的に連続再生モードでの再生)を開始することが好ましい。これにより、単一再生モードでの再生と連続再生モードでの再生を開始するキーを別々に設ける必要がなく、自動的に連続再生モードでの再生(例えばディレクトリ内、つまり同一フォルダ内の音声ファイルの自動ディレクトリ再生)が可能となる。
なお、現在の再生状態に応じたカーソルの色及び/又は形状は、図4〜図7で図示したものに限ったものではなく、様々な組み合わせが可能となる。他の例を1つ挙げると、連続再生時にはカーソルを黄色のハイライト表示として中のファイル名を黒字表示(他の音声ファイル名は白字で表示)し、単一再生時にはカーソルを白色のハイライト表示として中のファイル名を黒字表示(他の音声ファイル名も黒字で表示)するなどしてもよい。
また、図示しないが、図5の画面40bや図6の画面40c(又は図7の画面40d)において、予め定められた一時停止操作が受け付けられたときには、例えばカーソル49aやカーソル49b(又はカーソル49c)のハイライト色を変更することで、再生継続状態から一時停止状態に移行したことを(図4の画面40aのカーソル49aの未再生状態とも区別して)、ユーザに知らせることができる。その後、予め定められた一時停止解除操作が受け付けられたときにはハイライト色を元に戻せばよい。
以上、図1の液晶テレビで例示した本発明の再生装置によれば、音声ファイルの音声ファイル名等のファイル特定情報を配列したリストを、そのリスト内の音声ファイルを選択可能に表示させる際に、別途アイコンや文字を表示させることなく、カーソルの色や形状で表現するため音声ファイル名の表示スペースを有効に利用して、現在の再生状態を示す情報を表示させることが可能になる。つまり、カーソルの色や形状で表現することも行っているため、同じ表示スペースで表現できる情報量を増やすことができる。
特に、ここで例示したような音声ファイル再生機能付きのテレビ装置など、大きな画面の表示部をもつ再生装置の場合、音声ファイル名や楽曲名の近くに再生状態を表す情報をアイコンや文字として表示しないと、選択中の音声ファイルと現在の再生状態とのいずれか一方がユーザの視点から外れた位置に表示される結果となるため、ユーザが認識し難くなる。それに対し、本発明では、カーソルの色及び/又は形状によって、再生状態を表す情報が示されているため、このようなアイコンや文字を表示する処理が不要となり、且つ選択中の音声ファイルと現在の再生状態との双方がユーザの視野に含まれるように表示することが可能になる。
以上、本発明について、現在の再生状態に応じてカーソルの色及び/又は形状を変更させる形態を説明したが、それに加えて、液晶テレビで再生可能であるか再生不可能であるか(再生可否情報)に応じて、カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させてもよい。このときのカーソルは、そのカーソル位置の音声ファイル名に対応する音声ファイルについての再生可否情報も、色及び/又は形状で表現することができる。つまり、上記リスト表示制御部は、カーソルの表示位置を移動させる操作により選択対象となる音声ファイル名に対応する音声ファイルが、液晶テレビで再生可能であるか再生不可能であるか(再生可否情報)に応じて、カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させてもよい。
現在の再生状態と再生可否情報とに応じたカーソルの色及び/又は形状は、様々な組み合わせが可能となる。例えば、再生可能であればハイライト表示し、再生不可能であれば外枠で囲むやハイライト表示におけるハイライト色を薄めるなどし、再生状態が単一再生モードであればその外形を矩形にして連続再生モードであればその外形の両端を丸めるなどしてもよい。
再生可能か再生不可能かの再生可否情報は、上述したように、再生可能なファイル形式か否か、再生可能な圧縮ビットレートか否かに応じて得て、それに基づき再生可能か再生不可能かを判定しておけばよい。さらに、再生可能と判定された音声ファイルの音声ファイル名についてはその音声ファイルの再生順序が到来して再生を実行してみて、再生不可能(つまりデータ破損)の場合には、再生不可能であることを示す色及び/又は形状にカーソル表示を変更してカーソル表示を行った後に、次の再生順序の音声ファイルの再生及び音声ファイル名へのカーソル移動を行えばよい。
このような再生可否情報のカーソル色及び/又はカーソル形状での表現により、再生可能か否かを、図4〜図7の×マーク45や音符マーク46のように別途アイコン等で表示することなく表示することができ、画面構成が単純になり、ユーザも現状を認識し易くなる。
本発明に係る再生装置の構成例を示すブロック図で、デジタルチューナを備えた液晶テレビに本発明の再生装置を適用した例を示す図である。 図1の液晶テレビにおけるUSBモードでの処理例を説明するためのフロー図である。 図2の処理中のオーディオモードにおける処理例を説明するためのフロー図である。 図1の液晶テレビにおけるオーディオモード時の再生曲選択メニューの初期画面の例を示す図である。 図4の初期画面から連続再生を開始したときの画面例を示す図である。 図5の画面から再生中の音声ファイルとは異なる音声ファイルの音声ファイル名を選択操作したときの画面例を示す図である。 図5の画面から再生中の音声ファイルとは異なる音声ファイルの音声ファイル名を選択操作したときの他の画面例を示す図である。
符号の説明
10…アンテナ、11…チューナ、12…復調部、13…OSD制御部、14…映像デコーダ、15…画質補正部、20…D/A変換部、17…ディスプレイ表示部、18…音声デコーダ、19…音質補正部、21…スピーカ、22…バックライト制御部、23…R/C受信部、24…インジケータLED制御部、25…OPCセンサ、26…マイコン、27…RAM、28…ROM、29…RTC、30…USBインタフェース、40a,40b,40c,40d…画面、41…フォルダアイコン、42…サブフォルダアイコン、43,44,48a,48b,48c…ファイル名、45…×マーク、46…音符マーク、47…時間、449a,49b,49c…カーソル、51a,51b,51c…音声ファイルの表示領域、52a,52b,52c…ランニングタイムの表示領域、53…凡例欄。

Claims (6)

  1. 音声ファイルを再生可能な再生装置であって、
    表示部と、
    複数の音声ファイルのそれぞれについて音声ファイルを特定するためのファイル特定情報を配列したリストと、該リスト内の1つのファイル特定情報を選択するためのカーソルとを、前記表示部に表示させる制御を行うリスト表示制御部と、
    前記カーソルの表示位置を移動させる操作を含むユーザ操作を受け付けるユーザ操作部とを有し、
    該リスト表示制御部は、現在の再生状態に応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴とする再生装置。
  2. 前記リスト表示制御部は、前記現在の再生状態が、単一の音声ファイルのみを再生している単一再生状態か、複数の音声ファイルを連続再生している連続再生状態かに応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記リスト表示制御部は、前記現在の再生状態が、再生を一時停止している状態か、再生を継続している状態かに応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
  4. 前記リスト表示制御部は、さらに、前記カーソルの表示位置を移動させる操作により選択対象となるファイル特定情報に対応する音声ファイルが、当該再生装置で再生可能であるか再生不可能であるかに応じて、前記カーソルの色及び/又は形状を異ならせて表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の再生装置。
  5. 単一の音声ファイルのみを再生する単一再生モードと、複数の音声ファイルを連続再生する連続再生モードとを切り替える切替部を有し、
    前記リスト表示制御部は、前記連続再生モード時に、現在再生中の音声ファイルに対応するファイル特定情報の表示位置に前記カーソルを移動させて表示させ、
    前記切替部は、前記連続再生モード時に、前記現在再生中の音声ファイルに対応するファイル特定情報の表示位置から前記カーソルを移動させる操作を前記ユーザ操作部で受け付けたときに、前記単一再生モードへ切り替えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の再生装置。
  6. 前記ユーザ操作部で受け付けるユーザ操作は、音声ファイルの再生を開始する再生開始操作を含み、
    当該再生装置は、前記ユーザ操作部で前記再生開始操作を受け付けたときに、前記連続再生モードで、前記カーソルの表示位置に対応する音声ファイルから再生を開始することを特徴とする請求項5に記載の再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104992695A (zh) * 2015-07-01 2015-10-21 上海理工大学 一种点歌设备及点歌方法
US10460479B2 (en) 2016-02-10 2019-10-29 Google Llc Dynamic color determination for user interface components of a video player

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