JP2006033231A - 動画像再生システム,端末装置,サーバ装置及びプログラム - Google Patents

動画像再生システム,端末装置,サーバ装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 動画像コンテンツの視聴期限までの残り時間が,動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,動画像コンテンツを最後まで視聴することが可能な動画像再生システムを提供する。
【解決手段】 ユーザ端末装置と,動画像コンテンツ及びその再生必要時間情報をユーザ端末装置に送信する動画像配信サーバ装置と,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限が格納されているライセンス認証サーバ装置と,現在時刻情報を提供する現在時刻提供手段と,が通信回線網を介して接続されており,ユーザ端末装置は,動画像コンテンツのライセンス終了時刻情報と現在時刻情報とからライセンスの残り時間を算出し,動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出して,当該所定倍率の再生速度での再生可能である。
【選択図】 図1


Description

本発明は,動画像再生システム,端末装置,サーバ装置及びプログラムに関し,さらに詳細には,動画像コンテンツの視聴可能期間が制限されている動画像の動画像再生システム,端末装置,サーバ装置及びプログラムに関する。
近年におけるデジタル技術の発達により,ユーザは,映像や音声からなる動画像コンテンツデータを劣化なくかつ大量に,パーソナルコンピュータのハードディスクなどに蓄積することができるようになってきた。その一方で,ユーザによる無断の動画像コンテンツ複製行為を取り締まるため,ユーザが保存したコンテンツの記録保持期間又は再生可能時間に制限を加えることも行われている。例えば,動画像コンテンツの受信時刻から所定期間を経過した動画像コンテンツをハードディスク上から削除したり,あるいは視聴期限が切れたコンテンツをハードディスクから読み出すことができないようにする対策が取られている。
このように,端末装置は,動画像コンテンツの視聴期限が経過している場合には,動画像コンテンツの再生を拒否するので,ユーザが動画像コンテンツに対して視聴期限が設定されていることを理解していない場合には,視聴者に対して端末装置が誤動作をしたという誤解や不快感などを与えてしまう結果となる。
このような事態を回避するため,特許文献1には,例えば放送コンテンツなどのように情報の記録保持期間の制限がある場合には,視聴者に対して,期限到来までの残り時間を通知したり,期限切れ直前に動画像コンテンツを自動的に再生するコンテンツ記録再生装置が開示されている。
特開2002−32524号公報
しかしながら,上記特許文献1のコンテンツ記録再生装置では,ユーザに対して動画像コンテンツの期限途過の注意を促すだけであるため,動画像コンテンツの視聴期限までの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合には,動画像コンテンツを最後まで視聴することができない,という問題がある。また,動画像コンテンツを期限切れ直前に自動的に再生する方法では,ユーザがその時間帯に実際に視聴できるとは限らない,という問題がある。
したがって,本発明の目的は,動画像コンテンツの視聴期限までの残り時間が,動画像コンテンツの再生時間よりも短い場合であっても,動画像コンテンツを最後まで視聴することが可能な新規かつ改良された動画像再生システム,端末装置,サーバ装置,動画像再生方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点においては,動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置と,前記ユーザ端末装置からの要求に応じてあるいは所定の条件により自動的に動画像コンテンツ及び当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報を前記ユーザ端末装置に提供する動画像配信サーバ装置と,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報が格納されているライセンス認証サーバ装置と,現在時刻の情報からなる現在時刻情報を提供する現在時刻提供手段と,が通信回線網を介して接続されており,前記ユーザ端末装置は,前記ライセンス認証サーバ装置から前記動画像コンテンツの前記ライセンス終了時刻情報を取得すると共に,前記現在時刻提供手段から前記現在時刻情報を取得して,当該動像画像コンテンツのライセンス残り時間を算出し,さらに,前記算出したライセンス残り時間が,当該動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合には,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出して,当該動画像コンテンツを当該再生倍率の再生速度で再生可能である,ことを特徴と動画像再生システムが提供される。
上記記載の発明では,動画像コンテンツの視聴期限(ライセンス終了時刻)までの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,視聴期限の残り時間にあわせた再生速度で再生処理を行なうので,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。例えば,動画像コンテンツの再生倍率は,N倍速再生速度=動画像コンテンツ再生必要時間/ライセンス残り時間,の式により算出することができる。
上記課題を解決するため,本発明の第2の観点においては,動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置と,前記ユーザ端末装置からの要求に応じてあるいは所定の条件により自動的に動画像コンテンツを前記ユーザ端末装置に送信する動画像配信サーバ装置と,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限からなるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報が格納されているライセンス認証サーバ装置と,現在の時刻情報からなる現在時刻情報を提供する現在時刻提供手段と,が通信回線網を介して接続されており,前記ライセンス認証サーバ装置は,前記動画像配信サーバ装置から当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報を取得して,当該動画像コンテンツのライセンス情報と関連付けて管理し,前記ライセンス認証サーバ装置は,さらに,前記ユーザ端末装置からの要求に応じて,当該動画像コンテンツに対応するライセンス情報及び再生必要時間情報を前記ユーザ端末装置に送信し,前記ユーザ端末装置は,前記送信されたライセンス情報のライセンス終了時刻情報と,前記現在時刻提供手段から取得した現在時刻情報とから,当該動画像コンテンツのライセンスの残り時間を算出し,前記ユーザ端末装置は,さらに,前記算出したライセンス残り時間が,当該動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合には,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出して,当該動画像コンテンツを当該再生倍率の再生速度での再生可能である,ことを特徴とする動画像再生システムが提供される。
上記記載の発明では,ライセンス認証サーバが動画像コンテンツの再生必要時間情報を取得する場合であっても,ユーザ端末装置は動画像コンテンツの視聴期限までの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合に,視聴期限の残り時間にあわせた再生速度で再生処理を行なうことができる。この結果,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。例えば,動画像コンテンツの再生倍率は,N倍速再生速度=動画像コンテンツ再生必要時間/ライセンス残り時間,の式により算出することができる。
上記課題を解決するため,本発明の第3の観点においては,動画像コンテンツを当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報と共に配信する動画像配信サーバ装置と,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報が格納されているライセンス認証サーバ装置と通信回線網を介して接続される,動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置であって,前記ユーザ端末装置は,前記動画像配信サーバから送信された動画像コンテンツを格納する動画像データベースと,前記動画像配信サーバ装置から取得した動画像コンテンツの再生必要時間と,前記ライセンス認証サーバ装置から取得した前記動画像コンテンツの前記ライセンス終了時刻情報とを関連付けて管理する手段と,現在の時刻情報からなる現在時刻情報を取得する現在時刻取得手段と,前記現在時刻情報と前記ライセンス終了時刻情報とに基づいて当該動像画像コンテンツのライセンスの残り時間を算出し,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出する再生倍率算出手段と,前記算出された再生倍率で前記動画像コンテンツを再生する動画像再生手段と,を有する,ことを特徴とユーザ端末装置が提供される。
上記記載の発明では,動画像コンテンツの視聴期限までの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,視聴期限の残り時間にあわせた再生速度で再生処理を行なうので,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。例えば,動画像コンテンツの再生倍率は,N倍速再生速度=動画像コンテンツ再生必要時間/ライセンス残り時間,の式により算出することができる。
また,前記ユーザ端末装置は,前記動画像コンテンツの視聴を一時停止するための一時停止手段を有していると共に,前記動画像コンテンツの視聴が一時停止されている場合には,前記動画像コンテンツを前記一時停止した時点から前記動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な時間を再生必要時間として算出して,前記動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出する,如く構成すれば,ユーザが動画像コンテンツを途中まで視聴して一時停止している場合であっても,視聴期限の残り時間にあわせた再生速度で再生処理を行なうことができるので,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。
また,前記ユーザ端末装置は,前記算出したライセンス残り時間が,当該動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,前記動画像コンテンツを標準の再生速度で再生する選択が可能である,如く構成することができる。
また,前記ユーザ端末装置は,前記動画像コンテンツの再生速度として標準の再生速度が選択された場合には,前記動画像コンテンツを標準速度で再生している間,現時点でのライセンス残り時間と,現時点での動画像コンテンツの再生必要時間とから当該動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な再生倍率をリアルタイムで算出して,前記動画像コンテンツが表示されている画面上の所定領域に表示する,如く構成すれば,動画像コンテンツの視聴期限までの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合に,ユーザが標準の再生速度で動画像コンテンツを視聴している場合であっても,残りの動画像コンテンツを視聴するための再生倍速がリアルタイムで表示されるので,ユーザは所望の時点で動画像コンテンツの再生速度を変更して,あるいは不要な箇所を飛ばすなどして最後まで動画像コンテンツを視聴することができる。
また,前記動画像コンテンツの所定再生倍率での再生は,前記算出された再生倍率よりも速い再生速度での動画像コンテンツの再生と,前記動画像コンテンツの停止あるいは前記動画像コンテンツのデータの省略とを組み合わせることにより実行可能である,如く構成すれば,動画像コンテンツ再生手段(例えばデコーダ)が,算出された再生倍率で再生できない場合であっても,算出された再生倍率よりも速い再生倍率で再生可能な機能を有していれば,ライセンス期限終了時刻までに,動画像コンテンツの再生を終了することができる。例えば,早送りと停止処理を組み合わせることにより,簡易的にN倍速再生を行なうこともできる。かかる簡易的なN倍速再生は,例えば早送りが2倍速で固定されている場合に,1.5秒間早送りを行って動画像コンテンツを3秒分進めた後,0.5秒間停止することにより,2秒間に3秒分のコンテンツを進めることになる。また,動画コンテンツを早送りしてもライセンス終了時刻までに間に合わない場合には,途中のデータを省略して再生を行なうこともできる。例えば動画像コンテンツを4倍速で再生する必要がある場合は,2倍速の早送りで1秒間進めた後,2秒分のデータを飛ばして再生を行なうようにすることができる。
また,前記動画像コンテンツの所定再生倍率での再生は,前記動画像コンテンツの各画像をコマ送りで再生することにより実行可能である,如く構成すれば,動画像コンテンツを簡易的な所定倍率での再生が可能となる。
上記課題を解決するため,本発明の第4の観点においては,動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置と,前記ユーザ端末装置からの要求に応じてあるいは所定の条件により自動的に動画像コンテンツを前記ユーザ端末装置に送信する動画像配信サーバ装置と通信回線網を介して接続される,ライセンス認証サーバ装置であって,前記ライセンス認証サーバ装置は,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報と,前記動画像配信サーバ装置から取得した当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報とを関連付けて管理するライセンス情報データベースと,前記ユーザ端末装置からの要求に応じて,当該動画像コンテンツに対応するライセンス情報及び動画像コンテンツの再生必要時間情報を抽出する手段と,前記抽出したライセンス情報及び前記動画像コンテンツの再生必要時間情報をユーザ端末装置に送信する手段と,を有する,ことを特徴とライセンス認証サーバ装置が提供される。
上記記載の発明では,ライセンス認証サーバが動画像コンテンツの再生必要時間情報を取得している場合であっても,ユーザ端末装置は動画像コンテンツの視聴期限までの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合に,視聴期限の残り時間にあわせた再生速度で再生処理を行なうことができる。この結果,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。例えば,動画像コンテンツの再生倍率は,(N倍)再生速度=動画像コンテンツ再生必要時間/ライセンス残り時間,の式により算出することができる。
上記課題を解決するため,本発明の第5の観点においては,コンピュータに対し,動画像配信サーバから送信された動画像コンテンツを格納する動画像データベースと,動画像配信サーバ装置から取得した動画像コンテンツの再生必要時間と,ライセンス認証サーバ装置から取得した動画像コンテンツのライセンス終了時刻情報とを関連付けて管理する手段と,現在の時刻情報からなる現在時刻情報を取得する現在時刻取得手段と,前記現在時刻情報と前記ライセンス終了時刻情報とに基づいて当該動像画像コンテンツのライセンスの残り時間を算出し,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出する再生倍率算出手段と,前記算出された再生倍率で前記動画像コンテンツを再生する動画像再生手段と,して機能させるためのプログラムが提供される。
上記課題を解決するため,本発明の第6の観点においては,コンピュータに対し,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報と,動画像配信サーバ装置から取得した当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報とを関連付けて管理するライセンス情報データベースと,ユーザ端末装置からの要求に応じて,当該動画像コンテンツに対応するライセンス情報及び動画像コンテンツの再生必要時間情報を抽出する手段と,前記抽出したライセンス情報及び前記動画像コンテンツの再生必要時間情報をユーザ端末装置に送信する手段と,して機能させるためのプログラムが提供される。
本発明においては,動画像コンテンツのライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,視聴期限の残り時間にあわせた再生速度で再生処理が行なうことができるので,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。また,ユーザに対しては,ライセンス残り時間と,当該ライセンス残り時間に対応した再生倍速がリアルタイムで表示されるので,ユーザは所望の時点で動画像コンテンツの再生速度を変更して,あるいは不要な箇所を飛ばすなどして最後まで動画像コンテンツを視聴することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず,図1に基づいて,第1の実施の形態にかかる動画像再生システム10の構成について説明する。なお,図1は,本実施形態にかかる動画像再生システム10の構成を示すブロック図である。
本実施形態にかかる動画像再生システム10は,ユーザ端末装置100,動画像配信サーバ装置200,ライセンス認証サーバ装置300,課金サーバ装置400などがインタネット等のネットワーク500を介して接続されている。
ユーザ端末装置100は,動画像配信サーバ装置200から自動的にあるいはユーザの要求に応じて配信される動画像コンテンツを受信して再生する端末装置である。動画像配信サーバ装置200は,ユーザの所有するユーザ端末装置100に対して,自動的にあるいはユーザ端末装置100の要求に応じて,動画像コンテンツを配信するサーバ装置である。ライセンス認証サーバ装置300は,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報などの動画像コンテンツのライセンス情報を有しており,ユーザ端末装置100が動画像コンテンツを視聴する場合に,ライセンス認証をおこなうサーバ装置である。課金サーバ装置400は,コンテンツの配信料などの課金情報データに基づいて請求書金額情報を検索した後,これを印刷もしくは電子的に出力する。また,ユーザ毎に請求すべき当期間の請求情報を計算してその結果を送信する。
次に,図2に基づいて,第1の実施の形態にかかるユーザ端末装置100の構成について説明する。なお,図2は,第1の実施の形態にかかるユーザ端末装置100の構成を示すブロック図である。
ユーザ端末装置100は,動画像配信サーバ装置200から自動的にあるいはユーザの要求に応じて配信される動画像コンテンツを受信して再生する端末装置である。なお,ユーザ端末装置100は,デスクトップコンピュータや,ノート型パーソナルコンピュータ,携帯型端末装置以外にも,携帯電話なども含まれる。
本実施形態にかかるユーザ端末装置100は,図2に示すように,通信制御装置110,表示手段(ディスプレイ)120,CPU130,操作手段140,動画像データ記憶手段150,デコーダ160,現在時刻取得手段170,再生倍率算出手段180,などから構成される。
通信制御装置110は,動画像コンテンツを配信する動画像配信サーバ装置200及び動画像コンテンツのライセンス認証をおこなうライセンス認証サーバ300との通信を実行する装置である。なお,本実施形態においては,動画像配信サーバ装置200から動画像コンテンツを取得する構成を例に挙げて説明するが,本発明は,例えばDVDなどの各種記録媒体や,予めハードディスクに格納されている場合においても,動画像コンテンツのライセンス期限が設定されている限りにおいては,同様に実施することができる。
表示手段(ディスプレイ)120は,動画像配信サーバ装置200から送信された動画像コンテンツを再生表示する手段である。CPU130は,ユーザ端末装置100の全体制御を実行する。操作手段140は,ユーザがユーザ端末装置100を操作するための手段であり,例えば,キーボードやマウスなどが含まれる。
動画像データ記憶手段150は,動画像配信サーバ装置200から送信された動画像データを記憶するためのものであり,ユーザの操作手段140に応じて動画像データ読出手段(図示せず)により抽出される。
デコーダ160は,抽出された動画像データのデコードを実行して,動画像コンテンツを再生する手段である。本実施形態においては,デコーダ160は,再生倍率算出手段180が算出した再生速度(N倍速再生)に応じて,デコード処理速度を速めることにより,動画像コンテンツをN倍速で再生することができる。また,デコードがN倍速再生に対応することができない場合には,早送りと停止処理を組み合わせることにより,簡易的にN倍速再生を行なうこともできる。
かかる簡易的なN倍速再生は,例えば早送りが2倍速で固定されているデコーダの場合には,1.5秒間早送りを行って動画像コンテンツを3秒分進めた後,0.5秒間停止することにより,例えば2秒間に3秒分のコンテンツを進めるということを繰り返す方法によりおこなうことができる。また,動画像コンテンツを早送りしてもライセンス終了期限内に終わらせることができない場合には,途中の動画像コンテンツのデータを省略して再生を実行することもできる。例えば動画像コンテンツを4倍速で再生する必要がある場合は,2倍速の早送りで1秒間進めた後,2秒分のデータを飛ばして再生を行なうようにすることもできる。また,動画像コンテンツの各画像をコマ送りで再生することにより簡易的なN倍速再生を実行することもできる。
現在時刻取得手段170は,現在時刻を取得する手段であり,例えば,ユーザ端末装置100に内蔵される時計とすることができる。かかる現在時刻は,再生倍率算出手段180がライセンス残り時間を算出するために使用される。
再生倍率算出手段180は,動画像コンテンツの再生必要時間と,現在時刻からライセンス終了時刻までの時間(以下,ライセンス残り時間という)とから,動画像コンテンツの再生速度を算出する手段である。なお,動画像コンテンツの再生必要時間は,動画像配信サーバ装置200から動画像コンテンツと共に送信されるメタデータに付記された情報から取得することができる。また,ライセンス残り時間は,ライセンス認証サーバ300のライセンス情報から取得したライセンスの終了時刻と,ユーザ端末装置100の現在時刻取得手段(例えば,時計機能)170から取得した現在時刻とから算出することができる。
かかる再生倍率算出手段180は,まず,ライセンス残り時間を,ライセンス残り時間=ライセンス終了時刻−現在時刻,の式により算出し,動画像コンテンツの再生必要時間と比較する。ライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも長い場合には(ライセンス残り時間≧動画像コンテンツ再生必要時間),ノーマルモード再生(標準再生)により動画像コンテンツを再生することができる。
一方,ライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合には(ライセンス残り時間<動画像コンテンツ再生必要時間),ノーマルモード再生では動画像コンテンツを最後まで視聴することができない。このため,動画像コンテンツの再生倍率を,N倍速=動画像コンテンツ再生必要時間/ライセンス残り時間,の式により算出する。
例えば,
動画像コンテンツ再生必要時間:2時間30分(=150分)
ライセンス終了期限:2004年4月1日22時30分
現在時刻:2004年4月1日20時50分,
とすれば,
N倍速=動画像コンテンツ再生必要時間/ライセンス残り時間
=150分/((2004年4月1日22時30分)−(2004年4月1日20時50分))
=150分/100分
=1.5倍速
となる。
このように,動画像コンテンツを1.5倍速の再生速度で再生を行なうことにより,ライセンスが終了する前に,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。なお,現在時刻が,例えば,2004年4月1日20時00分以前(即ち,ライセンス終了時刻よりも150分前)であれば,N倍速再生でなく,ノーマルモード再生で動画像コンテンツの視聴ができる。なお,動画像コンテンツを一時停止している場合には,一時停止後から再生する場合の動画像コンテンツ再生必要時間(動画像コンテンツの未視聴部分の再生必要時間)とすることで,実施することができる。
また,動画像コンテンツのライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合に,動画コンテンツをノーマルモードで再生することも選択することができる。この場合には,コンテンツの最後まで視聴する前にライセンス終了時刻となり視聴できなくなるが,後述するように動画像コンテンツを最後まで視聴するための再生倍率をリアルタイムで表示して,ユーザは所望の時点で動画像コンテンツの再生速度を変更して,あるいは不要な箇所を飛ばすなどして最後まで動画像コンテンツを視聴することができる。また,動画像コンテンツを一時停止している場合には,一時停止後から再生する場合の動画像コンテンツ再生必要時間(動画像コンテンツの未視聴部分の再生必要時間)とすることで,一時停止後の動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。
本実施形態においては,動画像コンテンツのライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,ライセンス残り時間にあわせた速度で再生処理が行なうことができるので,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。また,ユーザに対しては,ライセンス残り時間と,当該ライセンス残り時間に対応した再生倍速がリアルタイムで表示されるので,ユーザは所望の時点で動画像コンテンツの再生速度を変更して,あるいは不要な箇所を飛ばすなどして最後まで動画像コンテンツを視聴することができる。
次に,図3に基づいて,第1の実施の形態にかかる動画像配信サーバ装置200の構成について説明する。なお,図3は,第1の実施の形態にかかる動画像配信サーバ装置200の構成を示すブロック図である。なお,本実施形態にかかる動画像配信サーバ装置200は,ユーザ端末装置100に対して,自動的にあるいはユーザ端末装置100の要求に応じて,動画像コンテンツを配信するサーバ装置である。
動画像配信サーバ装置200は,図3に示すように,CPU210,通信ユニット220,メモリ230,動画像データベース240,メタデータデータベース250,コンテンツデータベース260などから構成される。
CPU210は,動画像配信サーバ装置200の全体制御を実行する。通信ユニット220は,電話回線を介した外部との通信や例えばインターネットを介した外部との通信を制御するユニットである。メモリ230は,CPU210によって,アクセスされるためのプログラムやデータが格納されるもので,必要に応じて動画像データベース240,メタデータデータベース250,コンテンツデータベース260から読み出されて格納される。
動画像データベース240は,動画像データベース400は,ユーザ端末装置100からの要求に応じてユーザ端末装置100に例えば有償で提供される動画像コンテンツが格納されている。
メタデータデータベース300は,ユーザ端末装置100に配信される動画像コンテンツに関連する情報が付記されているメタデータが格納されている。かかるメタデータは,動画像コンテンツをユーザ端末装置100に送信する際に,当該動画像コンテンツに対応するメタデータが抽出されて同時に送信される。
本実施形態にかかるメタデータの一例を図4に示す。以下,説明すると,<contents 1>は,動画像コンテンツの通番を示す。また,<id>は,動画像コンテンツのIDを示し,例えば123456とすることができる。また,<title>は,動画像コンテンツのタイトルを示し,例えば△△△とすることができる。また,<time_length>は,動画像コンテンツの再生必要時間を示し,例えば150(min)とすることができる。また,<licence_url>は,動画像コンテンツのライセンスを認証するライセンス認証サーバのURLを示し,例えば,「http://www.licence.co.jp/aaaaa/bbbbb」とすることができる。また,<start_time>は,ライセンスの開始時刻を示し,例えば20040325_000000(2004年3月25日0時0分)とすることができる。また,<end_time>は,ライセンスの終了時刻を示し,例えば20040401_223000(2004年4月1日22時30分)とすることができる。
コンテンツデータベース260には,動画像配信サーバ200が提供するHTMLファイル,グラフィカル・アイコン・ファイル(GIFファイルなど),音声,画像オブジェクトなどのハイパーテキストオブジェクトなどのコンテンツが格納され,例えばインターネットを介して,これらのオブジェクトが各端末装置100に提供される。
次に,図5に基づいて,本実施形態にかかるライセンス認証サーバ300の構成について説明する。なお,図5は,本実施形態にかかるライセンス認証サーバ300の構成を示すブロック図である。
ライセンス認証サーバ装置300は,図5に示すように,CPU310,通信ユニット320,メモリ330,ライセンス情報データベース340などから構成される。
CPU310は,ライセンス認証サーバ装置300の全体制御を実行する。通信ユニット320は,電話回線を介した外部との通信や例えばインターネットを介した外部との通信を制御するユニットである。メモリ330は,CPU310によって,アクセスされるためのプログラムやデータが格納されるもので,必要に応じてライセンス情報データベース340から読み出されて格納される。
本実施形態にかかるライセンス情報データベース340には,図6に示すように,ユーザがユーザ端末装置100を介して動画像コンテンツを視聴するために必要なライセンス情報342が格納されている。
上記ライセンス情報342は,図6に示すように,コンテンツID3421,タイトル3422,動画像時間3423,URL3424,ライセンス開始時刻3425,ライセンス終了時刻3426などから構成される。
コンテンツID3421は,動画像コンテンツに割り振られた固有の識別番号であり,例えば123456とすることができる。タイトル3422は,動画像コンテンツのタイトルであり,例えば△△△とすることができる。動画像時間3423は,動画像コンテンツをノーマルモード再生(標準再生)した場合の再生必要時間を示し,例えば,150分とすることができる。URL3424は,動画像コンテンツが格納されている動画像配信サーバ装置200のURLであり,例えばhttp://www.sony.jp/movie/xxx,とすることができる。ライセンス開始時刻3425は,当該動画像コンテンツの視聴可能となる(ライセンスが有効となる)時刻であり,例えば,2004年3月25日0時0分とすることができる。ライセンス終了時刻3426は,当該動画像コンテンツの視聴可能期間が終了する(ライセンスが無効となる)時刻であり,例えば,2004年4月1日22時30分とすることができる。
次に,図7に基づいて,第1の実施の形態にかかる動画像再生方法の動作フローについて説明する。なお,図7は,第1の実施の形態にかかる動画像再生方法の動作フローを示すフローチャートである。
まず,ステップS100で,表示画面上に表示された再生ボタンを押下し,再生動作を開始する。(ステップS100)。かかる表示画面120は,図8に示すように,動画像再生領域1222と,操作部表示領域1224とからなる。操作部表示領域1224には,例えば,再生ボタン1224a,一時停止ボタン1224b,停止ボタン1224c,巻き戻しボタン1224d,早送りボタン1224e,ミュートボタン1224f,音量調整ボタン1224g,画像拡大縮小ボタン1224hなどが表示される。かかる再生ボタン1224aを押下することにより,動画像コンテンツの再生動作が開始されて動画像表示領域1222に例えばオリンピックの動画像コンテンツが再生される。
次いで,ステップS102で,再生ボタン1224aの押下をトリガーとして,ライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも長いか否かが判断される(ステップS102)。即ち,再生ボタン1224aの押下をトリガーとして,ユーザ端末装置100の再生倍率算出手段180は,ライセンス残り時間=ライセンス終了時刻−現在時刻,の式によりライセンス残り時間を算出する。さらに,ライセンス残り時間と,動画像コンテンツのメタデータの情報から取得した動画像コンテンツの再生必要時間とを比較して,ノーマルモード再生(標準再生)が可能か否かを判断する。
上記ステップS102で,ライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも長い(即ち,ライセンス残り時間>動画像コンテンツ再生必要時間)と判断される場合には,ステップS104に移行して,動画像コンテンツのノーマルモード再生(標準再生)を行なう(ステップS104)。
一方,上記ステップS102で,ライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短いと判断される場合には,ステップS106に移行して,動画像の再生モードを選択する(ステップS106)。ライセンス残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合には,ノーマルモード再生(標準再生)では,動画像コンテンツを最後まで視聴することができないので,N倍速再生=動画像コンテンツ再生必要時間/ライセンス残り時間,の式により,動画像コンテンツの再生倍率(N倍速再生)が計算される。
このとき,本実施形態においては,図9に示すように,再生モード選択画面1226が表示される。本実施形態にかかる再生モード選択画面1226では,「ノーマルモード再生」,「再生しない」あるいは「N倍速で再生する」が表示され,かかるモードのうちいずれかを選択することができる。
例えば,動画像コンテンツの再生倍率は,以下のようにして算出することができる。
動画像コンテンツ再生必要時間:2時間30分(=150分)
ライセンス終了期限:2004年4月1日22:30
現在時刻:2004年4月1日20:50,
とすれば,
N倍速=150分/((2004年4月1日22:30)−(2004年4月1日20:50))
=150分/100分
=1.5倍速
このように,例えば動画コンテンツを1.5倍速の再生速度で再生を行なうことにより,ライセンスが終了する前に,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。なお,現在時刻が,2004年4月1日20:00以前(即ち,ライセンス終了期限の150分以前)であれば,N倍速再生でなく,ノーマルモード再生(標準再生)で動画像コンテンツを視聴することができる。なお,動画像コンテンツを一時停止している場合には,一時停止後から再生する場合の動画像コンテンツ再生必要時間(動画像コンテンツの未視聴部分の再生必要時間)とすることで,ライセンス残り時間を算出して再生倍率を算出することにより実施することができる。
その後,ステップS108で,選択された再生モードにより,動画像コンテンツが再生される(ステップS108)。即ち,例えば,1.5倍速の再生速度を選択した場合には,動画像コンテンツを1.5倍速の再生速度で再生するので,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。一方,ノーマルモード再生を選択すると,動画像コンテンツはノーマルモードで再生されるのでコンテンツの最後まで視聴する前にライセンス終了時刻となり視聴できなくなる。このとき,後述する図10のフローチャートに示すように,ライセンス残り時間に応じた再生倍率を表示画面の所定領域に表示して,ユーザは所望の時点で動画像コンテンツの再生速度を変更して,あるいは不要な箇所を飛ばすなどして最後まで動画像コンテンツを視聴することができる。
また,動画像コンテンツのN倍速再生は,デコーダ160が,再生倍率算出手段180が算出した再生速度(N倍速再生)に応じて,デコード処理速度を速めることにより,動画像コンテンツをN倍速で再生することができる。また,デコーダ160がN倍速再生に対応することができない場合には,早送りと停止処理を組み合わせることにより,簡易的にN倍速再生を行なうこともできる。
かかる簡易的なN倍速再生は,例えば早送りが2倍速で固定されているデコーダの場合には,1.5秒間早送りを行って動画像コンテンツを3秒分進めた後,0.5秒間停止することにより,例えば2秒間に3秒分のコンテンツを進めるということを繰り返す方法によりおこなうことができる。また,動画像コンテンツを早送りしてもライセンス終了期限内に終わらせることができない場合には,途中の動画像コンテンツのデータを省略して再生を行なうこともできる。例えば4倍速で再生する必要がある場合は,2倍速の早送りで1秒間進めた後,2秒分のデータを飛ばして再生を行なうようにすることもできる。また,動画像コンテンツの各画像をコマ送りで再生することにより簡易的なN倍速再生を実行することもできる。
本実施形態においては,動画像コンテンツのライセンス期限までの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,視聴期限の残り時間にあわせた速度で再生処理が行なうことができるので,ユーザは,動画像コンテンツを最後まで視聴することができる。
次に,図10及び図11に基づいて,第1の実施の形態にかかる動画像再生方法において,ノーマルモード再生(標準再生)を選択した場合に,動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な再生倍率を表示する動作フローを説明する。なお,図10は,第1の実施の形態にかかる動画像再生方法において,第1の実施の形態にかかる動画像再生方法において,ノーマルモード再生(標準再生)を選択した場合に,動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な再生倍率を表示する動作フローを示すフローチャートである。
即ち,上記動画再生方法の図7中のステップS106で,ライセンス時間が短いにも関わらず,ノーマルモード再生を選択した場合には動画像コンテンツを最後まで視聴することができない。このため,ライセンスの残り時間に合わせた再生速度をリアルタイムで算出して画面に表示することにより,ユーザの選択によりN倍速再生を実行することにより,動画像コンテンツを最後まで視聴することが可能になる。以下,説明する。
まず,ステップS200で,ライセンスの残り時間が動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合に,ノーマルモード再生を選択する(ステップS200)。かかる工程は,上記ステップS106において,ノーマルモード再生を選択した場合に該当する。
次いで,ステップS202で,ユーザ端末装置は,動画像コンテンツをノーマルモードにより再生する(ステップS202)。かかる工程は,上記ステップS108で動画像コンテンツを再生する工程に該当する。
その後,ステップS204で,現在のライセンス残り時間と現在の再生必要時間とから,動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な再生速度(N倍速)を算出する(ステップS204)。かかる再生速度の計算は,再生速度算出手段により,当該動画像コンテンツをノーマルモードで再生している間,現時点でのライセンス残り時間と現時点での動画像コンテンツの再生必要時間とから当該動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な再生倍率をリアルタイムで算出する。
さらに,ステップS206で,例えば,図11に示すように,動画像コンテンツが表示されている画面の下方に,ライセンス残り時間1228a,再生必要時間1228b,再生倍率1228cとからなる再生速度情報1228が表示される(ステップS206)。かかる再生速度情報1228は,ユーザに対して,刻々と短くなっていくライセンス残り時間に対して,最後まで動画像コンテンツを視聴するための再生速度の情報をリアルタイムで提供するものである。
例えば,上記ステップS106で示したように,動画像コンテンツの視聴開始時の条件が,
動画像コンテンツ再生必要時間:2時間30分(=150分)
ライセンス終了期限:2004年4月1日22:30
現在時刻:2004年4月1日20:50,
ライセンス残り時間=(2004年4月1日22:30)−(2004年4月1日20:50)=100分
という条件である場合に,ノーマルモードを選択して50分間視聴したとすれば,
現時点での動画像コンテンツ残り時間=150分−50分=100分
現時点でのライセンス残り時間=100分−50分=50分
となる。
したがって,現時点での再生必要速度は,
N倍速=現時点での動画像コンテンツ残り時間/現時点でのライセンス残り時間
=100分/50分
=2倍速
となる。
次いで,ステップS208で,ユーザは,所定の操作により動画像の再生速度をN倍速に切り替える(ステップS208)。かかる操作は,ユーザ端末装置100の操作手段140を用いて,例えば,再生速度変更画面(図示せず)を表示して選択することにより,再生速度を変更することができる。なお,ユーザがN倍速再生モードに切り替えることなく,動画像コンテンツを視聴する場合には,そのままノーマルモードで動画像コンテンツが再生される。
本実施形態においては,ライセンス残り時間と,当該ライセンス残り時間に対応した再生倍速がリアルタイムで画面上に表示されるので,ユーザは,所望の時点で動画像コンテンツの再生速度を変更して,あるいは不要な箇所を飛ばすなどして,最後まで動画像コンテンツを視聴することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記実施形態においては,ユーザ端末装置が動画像配信サーバ装置から動画像コンテンツの再生必要時間情報を取得する構成を例に挙げて説明したが,かかる例には限定されない。例えばライセンス認証サーバが動画像コンテンツの再生必要時間情報を取得してライセンス情報と共に管理して,ユーザ端末装置の要求に応じて提供することもできる。
本発明は,動画像再生システム等に適用可能であり,さらに詳細には,動画像コンテンツの視聴可能期間が制限されている動画像の動画像再生システム等に適用可能である。
第1の実施の形態にかかる動画像再生システム10の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるユーザ端末装置100の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる動画像配信サーバ装置200の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる動画像コンテンツに付加されるメタデータの一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかるライセンス認証サーバ装置300の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるライセンス情報342の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる動画像再生方法の動作フローを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる動画像コンテンツの再生画面の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる動画像コンテンツの倍速再生の選択画面の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる動画像再生方法において残りの動画像コンテンツの再生倍率を表示する動作フローを示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる動画像コンテンツの再生倍率の表示画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 動画像再生システム
100 ユーザ端末装置
110 通信制御装置
120 表示手段
1222 動画像表示領域
1224 操作部表示領域
1226 再生モード選択画面
1228 再生速度情報
130 CPU
140 操作手段
150 動画像データ記憶手段
160 デコーダ
170 現在時刻取得手段
180 再生倍率算出手段
200 動画像配信サーバ装置
210 CPU
220 通信ユニット
230 メモリ
240 動画像データベース
250 メタデータデータベース
260 コンテンツデータベース
300 ライセンス認証サーバ装置
310 CPU
320 通信ユニット
330 メモリ
340 ライセンス情報データベース
342 ライセンス情報
400 課金サーバ装置
500 ネットワーク

Claims (11)

  1. 動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置と,前記ユーザ端末装置からの要求に応じてあるいは所定の条件により自動的に動画像コンテンツ及び当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報を前記ユーザ端末装置に提供する動画像配信サーバ装置と,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報が格納されているライセンス認証サーバ装置と,現在時刻の情報からなる現在時刻情報を提供する現在時刻提供手段と,が通信回線網を介して接続されており,
    前記ユーザ端末装置は,
    前記ライセンス認証サーバ装置から前記動画像コンテンツの前記ライセンス終了時刻情報を取得すると共に,前記現在時刻提供手段から前記現在時刻情報を取得して,当該動像画像コンテンツのライセンス残り時間を算出し,
    さらに,前記算出したライセンス残り時間が当該動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合には,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出して,当該動画像コンテンツを当該再生倍率の再生速度で再生可能である,
    ことを特徴と動画像再生システム。
  2. 動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置と,前記ユーザ端末装置からの要求に応じてあるいは所定の条件により自動的に動画像コンテンツを前記ユーザ端末装置に提供する動画像配信サーバ装置と,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限からなるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報が格納されているライセンス認証サーバ装置と,現在の時刻情報からなる現在時刻情報を提供する現在時刻提供手段と,が通信回線網を介して接続されており,
    前記ライセンス認証サーバ装置は,
    前記動画像配信サーバ装置から当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報を取得して,当該動画像コンテンツのライセンス情報と関連付けて管理し,
    前記ライセンス認証サーバ装置は,さらに,前記ユーザ端末装置からの要求に応じて,当該動画像コンテンツに対応するライセンス情報及び再生必要時間情報を前記ユーザ端末装置に送信し,
    前記ユーザ端末装置は,前記送信されたライセンス情報のライセンス終了時刻情報と,前記現在時刻提供手段から取得した現在時刻情報とから,当該動画像コンテンツのライセンスの残り時間を算出し,
    前記ユーザ端末装置は,さらに,前記算出したライセンス残り時間が当該動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合には,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出して,当該動画像コンテンツを当該再生倍率の再生速度での再生可能である,
    ことを特徴とする動画像再生システム。
  3. 動画像コンテンツを当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報と共に配信する動画像配信サーバ装置と,少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報が格納されているライセンス認証サーバ装置と通信回線網を介して接続される,動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置であって,
    前記ユーザ端末装置は,
    前記動画像配信サーバから送信された動画像コンテンツを格納する動画像データベースと,
    前記動画像配信サーバ装置から取得した動画像コンテンツの再生必要時間と,前記ライセンス認証サーバ装置から取得した前記動画像コンテンツの前記ライセンス終了時刻情報とを関連付けて管理する手段と,
    現在の時刻情報からなる現在時刻情報を取得する現在時刻取得手段と,
    前記現在時刻情報と前記ライセンス終了時刻情報とに基づいて当該動像画像コンテンツのライセンスの残り時間を算出し,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出する再生倍率算出手段と,
    前記算出された再生倍率で前記動画像コンテンツを再生する動画像再生手段と,を有する,
    ことを特徴とユーザ端末装置。
  4. 前記ユーザ端末装置は,前記動画像コンテンツの視聴を一時停止するための一時停止手段を有していると共に,
    前記動画像コンテンツの視聴が一時停止されている場合には,前記動画像コンテンツを前記一時停止した時点から前記動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な時間を前記再生必要時間として算出して,前記動画像コンテンツの前記動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出する,
    ことを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末装置。
  5. 前記ユーザ端末装置は,前記算出したライセンス残り時間が当該動画像コンテンツの再生必要時間よりも短い場合であっても,前記動画像コンテンツを標準の再生速度で再生する選択が可能である,ことを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末装置。
  6. 前記ユーザ端末装置は,前記動画像コンテンツの再生速度として標準の再生速度が選択された場合には,
    前記動画像コンテンツを標準速度で再生している間,現時点でのライセンス残り時間と現時点での動画像コンテンツの再生必要時間とから当該動画像コンテンツを最後まで視聴するために必要な再生倍率をリアルタイムで算出して,前記動画像コンテンツが表示されている画面上の所定領域に表示する,
    ことを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末装置。
  7. 前記動画像コンテンツの所定再生倍率での再生は,
    前記算出された再生倍率よりも速い再生速度での動画像コンテンツの再生と,前記動画像コンテンツの停止あるいは前記動画像コンテンツのデータの省略とを組み合わせることにより実行可能である,
    ことを特徴とする請求項3,4,5あるいは6項のうちいずれか1項に記載のユーザ端末装置。
  8. 前記動画像コンテンツの所定再生倍率での再生は,前記動画像コンテンツの各画像をコマ送りで再生することにより実行可能である,
    ことを特徴とする請求項3,4,5あるいは6項のうちいずれか1項に記載のユーザ端末装置。
  9. 動画像コンテンツを視聴するユーザのユーザ端末装置と,前記ユーザ端末装置からの要求に応じてあるいは所定の条件により自動的に動画像コンテンツを前記ユーザ端末装置に送信する動画像配信サーバ装置と通信回線網を介して接続される,ライセンス認証サーバ装置であって,
    前記ライセンス認証サーバ装置は,
    少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報と,前記動画像配信サーバ装置から取得した当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報とを関連付けて管理するライセンス情報データベースと,
    前記ユーザ端末装置からの要求に応じて,当該動画像コンテンツに対応するライセンス情報及び動画像コンテンツの再生必要時間情報を抽出する手段と,
    前記抽出したライセンス情報及び前記動画像コンテンツの再生必要時間情報をユーザ端末装置に送信する手段と,を有する,
    ことを特徴とライセンス認証サーバ装置。
  10. コンピュータに対し,
    動画像配信サーバから送信された動画像コンテンツを格納する動画像データベースと,
    動画像配信サーバ装置から取得した動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報と,ライセンス認証サーバ装置から取得した動画像コンテンツのライセンス終了時刻情報とを関連付けて管理する手段と,
    現在の時刻情報からなる現在時刻情報を取得する現在時刻取得手段と,
    前記現在時刻情報と前記ライセンス終了時刻情報とに基づいて当該動像画像コンテンツのライセンスの残り時間を算出し,当該動画像コンテンツを最後まで視聴可能な再生倍率を算出する再生倍率算出手段と,
    前記算出された再生倍率で前記動画像コンテンツを再生する動画像再生手段と,
    して機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータに対し,
    少なくとも動画像コンテンツの視聴可能期限であるライセンス終了時刻情報を含むライセンス情報と,動画像配信サーバ装置から取得した当該動画像コンテンツの再生必要時間からなる再生必要時間情報とを関連付けて管理するライセンス情報データベースと,
    ユーザ端末装置からの要求に応じて,当該動画像コンテンツに対応するライセンス情報及び動画像コンテンツの再生必要時間情報を抽出する手段と,
    前記抽出したライセンス情報及び前記動画像コンテンツの再生必要時間情報をユーザ端末装置に送信する手段と,
    して機能させるためのプログラム。
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