JP2005329988A - ウェッブコーナー型紙容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用後に、組み立てた状態のままで、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことが可能な内面に汚れ防止用フィルムが剥離可能に貼合されたウェッブコーナー型紙容器を提供することにある。
【解決手段】本発明は、ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた側板以外の側板に、貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段を設けたことを特徴とするウェッブコーナー型紙容器であり、剥離開始手段が、側板、あるいは、ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた側板以外の側板、あるいは、その側板に連設した延長片に、汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した摘み部を設けたこと、側板の上部に汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した押し込み部を設けたこと、側板の上部に汚れ防止用フィルム以外の層に切り欠けを設け、汚れ防止用フィルムを摘むための部分を一部露出させてフィルム摘み部を設けたこと等であることを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、リサイクルに対応した液漏れ防止機能のあるウェッブコーナー型紙容器に関するものである。
従来、揚げたてのフライドチキン等、たれ、肉汁、ソース類等を伴う調理食品、冷凍食品等の紙容器には、四隅からの油、調味料、肉汁等の液漏れを防止するように四隅を4隅を外側に折り込んだウェッブ(みずかき)コーナー型の紙容器が使用されている。このウェッブコーナー型紙容器では、4隅を外側に折り込んだウェッブコーナー部は、紙容器の側板の外面に貼り合わされて固定されている。
調味料や油が付着した食品、煮汁のでる食品、あるいは電子レンジ調理冷凍食品用としては、一般に紙とその内面にコートされたポリエチレン等の汚れ防止用フィルムからなる積層体を材料とするウェッブコーナー型紙容器が使用されており、この汚れ防止フィルムによって、紙面に内容物が付着したり、あるいは内容物が紙面に付着したものにより汚染されることを防止している。
また、近年、環境問題が大きな問題となっており、自然環境を守ろうとする意識が高まっている。特に、廃棄物の処理の問題は大きく、出来るだけ材料を少なく使用する省資源化、そして資源の再使用であるリサイクル等での対応が、求められている。このような背景のもとに、包装に使用される容器を廃棄する時には出来るだけ材料を紙とプラスチック等のように分別することが望まれている。
この環境問題に対応して、廃棄時にウェッブコーナー型紙容器を紙と汚れ防止フィルムに分離してその紙を再資源化するために、紙製のウェッブコーナー型紙容器の内面に、汚れ防止用フィルムが剥離可能に貼合された積層体を材料とした形態が提案されている。しかし、このような形態のウェッブコーナー型紙容器においても、消費者は内容物である食品を食した後、汚れ防止用フィルムを引き剥がさずに廃棄する場合が少なくなかった。この剥離可能な汚れ防止用フィルムを消費者が引き剥がせるように、紙の内面に汚れ防止用フィルムを部分的に貼り合せた形状のウェッブコーナー型紙容器も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−328622号公報
しかしながら、上記のウェッブコーナー型紙容器では、汚れ防止用フィルムを紙の内面に部分的に要所要所を見当を合わせて貼り合わせる加工は、極めて加工難度が高くコストが高くなる傾向にある。従って、原材料の段階で紙の内面に全面的に貼り合せる方法が好ましいが、この場合には、貼り合わせた汚れ防止用フィルムが剥がしにくくなり、特に、使用した後に剥離可能な汚れ防止用フィルムを剥がす方法が定まっていないため、剥がし始めるきっかけが分かりにくい上、剥がし方によっては途中で汚れ防止用フィルムが切れる等して、汚れ防止用フィルムを剥がし損なうことが少なくなかった。また、うまく剥がそうとしても、特に、汚れ防止用フィルムが強く接着されていると、剥がし損なうことが多かった。さらに、汚れ防止用フィルムが弱く接着されていても、接着部分の面積が広いと剥がしにくく、剥がすきっかけがないまま無理に剥がそうとすると、紙ムケを起こして失敗することが多かった。
本発明は、内面に汚れ防止用フィルムが剥離可能に貼合されたウェッブコーナー型紙容器において、使用後に、組み立てた状態のままで、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことが可能なウェッブコーナー型紙容器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するためになされた本発明は、板紙に剥離可能な汚れ防止用フィルムを貼合した積層体を材料とし、多角形状の底板の各辺にそれぞれ折れ線を介してそれぞれ側板を連設し、該側板の両側辺にそれぞれ折れ線を介して折り込み片を連設し、隣接する前記折り込み片同士が前記底板の隅から放射状に外方向に伸びる放射状折れ線を介して連結されたウェッブコーナー部を形成し、該ウェッブコーナー部を前記側板の外側に折り込んで外面に貼り合せて固定してなるウェッブコーナー型紙容器であって、前記ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた前記側板以外の側板に、貼合された前記汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段を設けたことを特徴とするウェッブコーナー型紙容器であり、前記剥離開始手段が、前記側板の上縁部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した摘み部を設けたこと、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した押し込み部を設けたこと、前記側板の上辺に突出摘み部を設けたこと、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り欠けを設け、前記汚れ防止用フィルムを摘むための部分を一部露出させてフィルム摘み部を設けたこと、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り込みを設け、前記汚れ防止用フィルムを押し剥がすための部分を一部露出させてフィルム押し込み部を設けたこと、そして、前記側板の上部内面に前記汚れ防止用フィルムを剥がすための剥離用テープを貼付したことであることを特徴とするものである。
また、板紙に剥離可能な汚れ防止用フィルムを貼合した積層体を材料とし、多角形状の底板の各辺にそれぞれ折れ線を介してそれぞれ側板を連設し、該側板の両側辺にそれぞれ折れ線を介して折り込み片を連設し、隣接する前記折り込み片同士が前記底板の隅から放射状に外方向に伸びる放射状折れ線を介して連結されたウェッブコーナー部を形成し、該ウェッブコーナー部を前記側板の外側に折り込んで外面に貼り合せて固定してなるウェッブコーナー型紙容器であって、前記ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた前記側板以外の側板に延長片を連設し、該延長片に、貼合された前記汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段を設けたことを特徴とするウェッブコーナー型紙容器であり、前記剥離開始手段が、前記側板の上縁部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した摘み部を設けたこと、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した押し込み部を設けたこと、前記剥離開始手段が、前記側板の上辺に突出摘み部を設けたこと、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り欠けを設け、前記汚れ防止用フィルムを摘むための部分を一部露出させてフィルム摘み部を設けたこと、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り込みを設け、前記汚れ防止用フィルムを押し剥がすための部分を一部露出させてフィルム押し込み部を設けたこと、そして、前記側板の上部内面に前記汚れ防止用フィルムを剥がすための剥離用テープを貼付したことであることを特徴とするものである。
さらに、上記ウェッブコーナー型紙容器において、前記ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた前記側板の上辺から下辺の両端まで斜め折れ線が設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、内面に汚れ防止用フィルムが剥離可能に貼合されたウェッブコーナー型紙容器において、側板の上縁に、内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器を使用した後に、容易にこの側板に設けられた剥離開始手段から汚れ防止用フィルムを剥がし始めることができるという効果を有している。
また、ウェッブコーナー部を外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板の上縁の略中央部に、内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器を使用した後に、このウェッブコーナー部を外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板に設けられた剥離開始手段から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、組み立てた状態のまま、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができるという効果を有している。
また、汚れ防止用フィルムの接着強度や接着面積に影響されずに容易に剥がせるという効果を有している。
さらに、ウェッブコーナー部が外側に折り込んで外面に貼り合わされている対向する一対の側板に、上辺から下辺の両端に至る二本の斜め折れ線をそれぞれ設け、本発明のウェッブコーナー型紙容器を使用した後に、汚れ防止用フィルムを剥離開始手段の部分から剥がす時、この斜め折れ線で側板を外側に膨らむように折り曲げることにより、汚れ防止用フィルムをウェッブコーナー型紙容器からより容易に剥がすことができるという効果を有するものである。
以下、本発明のウェッブコーナー型紙容器の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のウェッブコーナー型紙容器の一実施形態を示す斜視図であり、図2は本発明のウェッブコーナー型紙容器を使用後に処理する方法を説明する部分拡大図であり、図3は本発明のウェッブコーナー型紙容器の一実施形態のブランクを示す展開図であり、図4は本発明のウェッブコーナー型紙容器の別の実施形態を示す斜視図であり、図5は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図であり、図6は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態のブランクを示す展開図であり、図7は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図であり、図8は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態のブランクを示す展開図であり、図9は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図であり、図10は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図であり、図11は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図であり、図12は図11の本発明のウェッブコーナー型紙容器のブランクを示す展開図であり、図13は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図であり、図14は図13の本発明のウェッブコーナー型紙容器のブランクを示す展開図であり、図15は本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図であり、そして、図16は本発明のウェッブコーナー型紙容器の組み立て工程を説明する部分拡大図である。
図1は、本発明によるウェッブコーナー型紙容器の一実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Aは、内面に汚れ防止用フィルムが剥離可能に貼合されており、図1に示すように、外見形状は、概ね通常のウェッブコーナー型紙容器と同様であり、矩形の底板11の一対の対向する辺から側板12、12が、もう一対の対向する辺から側板13、13が起立し、対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上辺には蓋板16および差し込み片17を連設し、他の対向する一対の側板13、13にはそれぞれ延長片18、18を設けている。また、隣接した側板同士をウェッブコーナー部Wで連結し、そのウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで対向する一対の側板13、13側に折り曲げ、側板13、13の外面に貼り合せて固定している。
さらに、本発明によるウェッブコーナー型紙容器Aでは、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pを設けている。この剥離開始手段Pは、汚れ防止用フィルム以外の層にミシン目による切れ目線pを入れて半円形状に形成した摘み部P1であり、この摘み部P1を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器Aを使用した後に、容易に汚れ防止用フィルムをこの摘み部P1から剥がし始めることができる。さらに、このウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない一つの側板12の上縁の略中央部に設けられた摘み部P1から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができる。
このウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない一つの側板12から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、容易に、かつ確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができる理由としては、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定している側板13の上縁から汚れ防止用フィルムFを剥がし始めた場合、図2−aに示すように、コーナー部Kでの抵抗する力が大きく汚れ防止用フィルムFが切れてしまうことが多いのに比べて、一つの側板12の上縁から汚れ防止用フィルムFを剥がし始めた場合、図2−bに示すように、ウェッブコーナー部Wの内面が剥がれることによりコーナー部Kでの抵抗する力が小さく汚れ防止用フィルムFが切れることがなく確実に剥がすことができる。
図3−aは、本発明のウェッブコーナー型紙容器のブランクを示す展開図である。ブランク10Aは、矩形の底板11の上下に一対の対向する辺に折れ線a、aを介して側板12、12を設け、左右にもう一対の対向する辺に折れ線b、bを介して側板13、13を設けている。側板12、12の両側辺には放射状折れ線c、c、c、cを介してそれぞれ三角形の折り込み片14、14、14、14を連設し、側板13、13の両側辺には放射状折れ線d、d、d、dを介してそれぞれ三角形の折り込み片15、15、15、15を連設し、隣接する折り込み片同士を放射状折れ線eで連設し、この折り込み片同士を連接した部分をウェッブコーナー部Wとしている。また、対向する一対の側板12、12の一つに側板12の上辺には折れ線fを介して蓋板16を連設し、その蓋板16の上辺には折れ線gを介して差し込み片17を連設し、他の対向する一対の側板13、13の外側の辺には折れ線h、hを介してそれぞれ延長片18、18を連設している。この延長片18、18は必ずしも設ける必要はないが、保形性をよくするために設けることが好ましい。
さらに、本発明によるウェッブコーナー型紙容器Aでは、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない一方の側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとして摘み部P1を設けている。この摘み部P1は、図3−bの部分断面図に示すように汚れ防止用フィルムF以外の層にミシン目による切れ目線pを半円形状に入れて形成している。この摘み部P1を設けることにより、切れ目線pで摘み部P1の汚れ防止用フィルムF以外の層を破り汚れ防止用フィルムFを剥がしやすくすることができる。この切れ目線pは、汚れ防止用フィルムF以外の層にミシン目以外に切れ刃等で入れることができる。
図4は、本発明によるウェッブコーナー型紙容器の別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器A′は、ウェッブコーナー型紙容器Aと同一のブランク10から組み立てることができ、内面に汚れ防止用フィルムが剥離可能に貼合されており、矩形の底板11の一対の対向する辺から側板12、12が、もう一対の対向する辺から側板13、13が起立し、対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上辺には蓋板16および差し込み片17を連設し、他の対向する一対の側板13、13にはそれぞれ延長片18、18を設けている。また、隣接した側板同士をウェッブコーナー部Wで連結し、そのウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで蓋板16を連設している側板12の外面と側板13、13の外面に貼り合せて固定している。
さらに、本発明によるウェッブコーナー型紙容器A′では、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとして摘み部P1を設けている。この摘み部P1を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器A′を使用した後に、このウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の摘み部P1から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができる。このウェッブコーナー型紙容器A′の形態では、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12から汚れ防止用フィルムを剥がし始めて、この側板12に隣接するウェッブコーナー部Wの汚れ防止用フィルムを剥がすことが容易にでき、さらに、蓋板16を連設している側板12の外面に貼り合せたウェッブコーナー部Wにおいても、汚れ防止用フィルムをより容易に剥がすことができる。
図5−aは、本発明によるウェッブコーナー型紙容器の別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Bは、ウェッブコーナー型紙容器Aと同様の形状であり、そして、図5に示すように、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pを設けている。この剥離開始手段Pは、ウェッブコーナー型紙容器Aと異なり、図5−bの部分断面図に示すように、汚れ防止用フィルムF以外の層に切り欠けを設け、汚れ防止用フィルムFを摘むための部分を一部露出させた摘み部P2としている。この切り欠けの形状は、半円形に限定されるものではなく、半長円形、三角形、四角形等でもよい。この摘み部P2を設けることにより、ウェッブコーナー型紙容器Aと同様に、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器Bを使用した後に、この摘み部P2から汚れ防止用フィルムを剥がし始めることができ、組み立てた状態のまま、誰もが、容易に、かつ、確実に剥がすことができる。
図6は、本発明によるウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Cは、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の上辺の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとして突出摘み部P3を設けている。この突出摘み部P3は、指で摘まみ易いように略半円形、三角形、四角形等の形状とする。また、突出摘み部P3と側板12との境界線いは汚れ防止用フィルムF以外の層にミシン目による切れ目線pが入れられている。この切れ目線pは、汚れ防止用フィルムF以外の層にミシン目以外に切れ刃等で入れることができる。また、この突出摘み部P3は汚れ防止用フィルムのみとしてもよい。この突出摘み部P3を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器Cを使用した後に、このウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の突出摘み部P3から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができる。
図7は、本発明によるウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Dは、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の上部の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとして押し込み部P4を設けている。この押し込み部P4は、円形、長円形、三角形、四角形、U字形、V字形、山型等の形状とし、汚れ防止用フィルムF以外の層にミシン目による切れ目線pが入れられることにより形成される。この切れ目線pは、汚れ防止用フィルムF以外の層にミシン目以外に切れ刃等で入れることができる。この押し込み部P4を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器Dを使用した後に、この押し込み部P4を指で押して汚れ防止用フィルムを剥がすきっかけを作り、この剥がした部分を取っ掛かりとしてウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができる。
図8は、本発明によるウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Eは、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の上部の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとしてフィルム押し込み部P5を設けている。このフィルム押し込み部P5は、汚れ防止用フィルム以外の層に窓状に切り込みを設け、汚れ防止用フィルムを押し剥がすためにその窓状の部分を一部露出させたものである。この切り込みの形状は、円形に限定されるものではなく、長円形、三角形、四角形等でもよい。このフィルム押し込み部P5を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器Eを使用した後に、このフィルム押し込み部P5を指で押して汚れ防止用フィルムを剥がすきっかけを作り、この剥がした部分を取っ掛かりとしてウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができる。
図9は、本発明によるウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Fは、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の上部の略中央部内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとして剥離開始用テープP6を貼付している。剥離開始用テープP6は、一部を側板12の内面の汚れ防止用フィルムに貼り合わせ、残りの部分を指で摘まめる形状としている。この剥離開始用テープP6を設けることにより、消費者は本発明のウェッブコーナー型紙容器Fを使用した後に、このウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板12の剥離開始用テープP6から汚れ防止用フィルムを剥がすことにより、誰もが、容易に、かつ、確実に汚れ防止用フィルムを剥がすことができる。
図10は、本発明によるウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Gは、上記のウェッブコーナー型紙容器A〜Fの形状に加えて、ウェッブコーナー部Wを外側に折り込んで外面に貼り合せて固定していない側板13、13に延長片18、18を設けている。そして、その延長片18の上辺あるいは上部に剥離開始手段Pをそれぞれ設けている。この剥離開始手段Pとしては、図10に示すミシン目による摘み部P1以外に、上記のウェッブコーナー型紙容器B〜Fに用いたような摘み部P2、突出摘み部P3、押し込み部P4、フィルム押し込み部P5、剥離開始用テープP6等とすることができる。
図11−aは、本発明によるウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。本発明によるウェッブコーナー型紙容器Hでは、図11−aに示すように、対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pを設けている上に、ウェッブコーナー部Wが外側に折り込んで外面に貼り合わされている側板13、13に、上辺から下辺の両端に至る二本の斜め折れ線x、xををそれぞれ設けている。ウェッブコーナー型紙容器Hを使用した後に、汚れ防止用フィルムを剥離開始手段Pの部分から剥がす時、図2−b、c、dに示すように、汚れ防止用フィルムFが側板12から剥がれた後、ウェッブコーナー部Wの内側縁部を引っ張る。このため側板13のウェッブコーナー部Wが貼られている部分が内側の方に折り曲がり、ウェッブコーナー部Wの隙間は益々広がり、汚れ防止用フィルムFが剥がれ易くなる。その時、ウェッブコーナー部Wが貼られている側板13に斜め折れ線x、xを設けておくことにより、側板13のウェッブコーナー部Wが貼られている部分が内側方向により折り曲げ易くなり、スムースにウェッブコーナー部Wの内側に貼られている汚れ防止用フィルムFを剥がすことができ、従って、より容易に、ウェッブコーナー型紙容器Hから汚れ防止用フィルムFを剥がすことができる。
この斜め折れ線x、xは、側板13、13の上辺から下辺の両端に至るように設けられるが、本例のように、側板13の外面に貼り合わされているウェッブコーナー部Wの折り返し線である縁線wに沿った側板13の位置に設けることが、ウェッブコーナー部Wの部分が折り曲がりやすく、ウェッブコーナー部Wの汚れ防止用フィルムを剥がしやすくなり、好ましい。また、図11−bに示すように、側板の略中央部から下辺の両端に至るように設けてもよく、この場合、ウェッブコーナー型紙容器の強度を低下させることが少ない。さらに、図11−cに示すように、貼り合わせたウェッブコーナー部Wに隠れた側板13の位置に設けてもよく、この場合、外観上目立たなくなる。
図12は、本発明のウェッブコーナー型紙容器Hのブランクを示す展開図である。ブランク10Hは、矩形の底板11の上下に一対の対向する辺に折れ線a、aを介して側板12、12を設け、左右にもう一対の対向する辺に折れ線b、bを介して側板13、13を設けている。側板12、12の両側辺には放射状折れ線c、c、c、cを介してそれぞれ三角形の折り込み片14、14、14、14を連設し、側板13、13の両側辺には放射状折れ線d、d、d、dを介してそれぞれ三角形の折り込み片15、15、15、15を連設し、隣接する折り込み片同士を放射状折れ線eで連設し、この折り込み片同士を連接した部分をウェッブコーナー部Wとしている。また、対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上辺には折れ線fを介して蓋板16を連設し、その蓋板16の上辺には折れ線gを介して差し込み片17を連設している。
また、本発明によるウェッブコーナー型紙容器Hでは、対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pを設けている上に、ウェッブコーナー部Wが外側に折り込んで外面に貼り合わされている側板13、13に、上辺の略中央点から下辺の両端に至る二本の斜め折れ線x、xををそれぞれ設けている。さらに、他の対向する一対の側板13、13の外側の辺には折れ線h、hを介してそれぞれ延長片18、18を連設している。この形態の場合、斜め折れ線x、xを設けた側板13、13の上辺には、組み立てた時の保形性をよくするために延長片18、18を設けることが好ましい。
なお、上記の形態では、ウェッブコーナー部Wを側板13、13の外側に折り込んで外面に貼り合わせているが、図13に示すウェッブコーナー型紙容器Iのように、ウェッブコーナー部Wを側板12、12の外側に折り込んで外面に貼り合わす形状としてもよく、その場合には、側板13、13に剥離開始手段P、Pを設け、斜め折れ線x、xを側板12、12に設けることになる。図14は、そのウェッブコーナー型紙容器Iのブランクを示す展開図である。
また、本発明によるウェッブコーナー型紙容器は、上記の実施形態例の記載に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、側板12、12、13、13の形状が上辺が広い台形としたトレー形状のウェッブコーナー型紙容器であるが、全側板を長方形とした直方体のウェッブコーナー型紙容器(図は省略する)としてもよい。
また、図15に示すウェッブコーナー型紙容器Jのように、蓋板16のない形状であってもよい。
本発明によるウェッブコーナー型紙容器の材料は、基材である板紙の内面に汚れ防止用フィルムが貼合された積層体を使用する。その板紙の範囲は広く、コートボール、マニラボール、ミルクカートン原紙、カップ原紙、段ボール等を使用することができる。坪量は紙容器のサイズによって変わるが、150〜450g/m2の範囲が好ましい。
また、汚れ防止用フィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム等を使用することができ、また、生分解性プラスチックフィルム(ポリ乳酸、ポリヒドロキシブチレート、ポリラクトカプトン、ポリブチレンサクシレート、ポリエチレンサクシネート、ポリビニルアルコール、酢酸セルロース等)も使用することができる。フィルムの選定に当たっては、公知の厚生省告示20号告示に適合したフィルムを使用することが好ましい。
この汚れ防止用フィルムの貼り合わせは、剥離可能な接着剤を使用して剥離可能に貼合する方法、あるいは、ポリエチレン樹脂等を使用して押出しラミネートして貼合する方法等がある。さらには、熱シール、あるいは、公知のエマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型の接着剤、粘着剤を使用して部分的に貼合する方法もある。
また、一般の紙容器と同様に、本発明のウェッブコーナー型Aの表面には印刷が行われるが、オフセット、グラビア、フレキソ印刷等これまでに知られているいかなる方法を用いることができる。さらにオーバーコート、艶出し、エンボス等の後加工も自由に行うことができる。ただし、ウェッブコーナー部Wを貼り合せる部分はオーバーコート層等を除くことが好ましい。
つぎに、本発明のウェッブコーナー型紙容器Aを作製する工程を説明する。この工程は、一般的なウェッブコーナー型紙容器を成形する工程と略同様であり、まず、紙と汚れ防止フィルムを貼り合せた積層体の表面、あるいは、表面および裏面に印刷、表面加工等を施す。この工程で、対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pを設ける。つぎに、打ち抜き工程で、図3に示すようなブランク10Aに打ち抜く、この工程で、対向する一対の側板12、12の一つの側板12の上縁の略中央部に内面に貼合された汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとして汚れ防止フィルム以外の層の部分にだけミシン目pによる摘み部P1を設けることができる。さらに、この工程で、側板13、13に、上辺の略中央点から下辺の両端に至る二本の斜め折れ線x、xを設けることもできる。
また、ウェッブコーナー型紙容器Bにおいて、汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段Pとして汚れ防止フィルム以外の層の部分に切り欠けによる摘み部P2を設ける方法は、汚れ防止フィルムを貼り合わせて積層体とする前に、汚れ防止フィルム以外の層の部分に切り欠けを設けておき、その後に汚れ防止フィルムを貼り合せて材料となる積層体を作製し、この積層体を使用して、ウェッブコーナー型紙容器Aと同様に、印刷、打ち抜き工程でブランクを作製する。
ついで、図16−aに示すように、各ウェッブコーナー部Wを放射状折れ線eで外側に折り込み、そして、図16−bに示すように、このウェッブコーナー部Wを側板13の側に折り曲げて、図16−cに示すように、折り込み片15を側板13の外面に貼り合せる。この貼り合わせは、例えば、エマルジョン型接着剤、ホットメルト型接着剤等の周知の接着剤を使用して行うことができる。このように、各ウェッブコーナー部Wを側板13、13の外面に貼り合わせて固定して、ウェッブコーナー型紙容器Aを形成する。また、ウェッブコーナー型紙容器A′、C、D、E、F、G、H、I、Jもほぼ同様にして製造することができる。
このようにして作製した本発明によるウェッブコーナー型紙容器を使用した後、内面に貼り合わされた汚れ防止フィルムを剥がして紙と汚れ防止フィルムとに分別して紙を資源として再使用するために、汚れ防止フィルムを剥がす方法は、まず、側板12の剥離開始手段Pとして設けられた摘み部1が設けられた部分から剥がし始める。つぎに、側板12の部分を剥がした後、つづけて、ウェッブコーナーWの部分を剥がす。この時、側板12側から剥がすことによって、ウェッブコーナーWの部分を容易に剥がすことができる。ついで、側板13、13の部分を剥がす。さらに、底板11および残った側板12の部分を剥がし、最後に、全体を剥がすことができる。
本発明のウェッブコーナー型紙容器の一実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器を使用後に処理する方法を説明する部分拡大図である。 図1の本発明のウェッブコーナー型紙容器のブランクを示す展開図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 図11の本発明のウェッブコーナー型紙容器のブランクを示す展開図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 図13の本発明のウェッブコーナー型紙容器のブランクを示す展開図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のウェッブコーナー型紙容器の組み立て工程を説明する部分拡大図である。
符号の説明
A〜J 本発明のウェッブコーナー型紙容器
10A ブランク(ウェッブコーナー型紙容器Aの)
10H ブランク(ウェッブコーナー型紙容器Hの)
10J ブランク(ウェッブコーナー型紙容器Jの)
11 底板
12 側板(上下)
13 側板(左右)
14 折り込み片
15 折り込み片
16 蓋板
17 差し込み片
18 延長片
19 延長片
a、b 折れ線
c〜e 放射状折れ線
f〜i 折れ線
F 汚れ防止フィルム
x 斜め折れ線
W ウェッブコーナー部
w 縁線(ウェッブコーナー部)
P 剥離開始手段
P1 摘み部
P2 摘み部
P3 突出摘み部
P4 押し込み部
P5 フィルム押し込み部
P6 剥離開始用テープ
K コーナー部

Claims (19)

  1. 板紙に剥離可能な汚れ防止用フィルムを貼合した積層体を材料とし、多角形状の底板の各辺にそれぞれ折れ線を介してそれぞれ側板を連設し、該側板の両側辺にそれぞれ折れ線を介して折り込み片を連設し、隣接する前記折り込み片同士が前記底板の隅から放射状に外方向に伸びる放射状折れ線を介して連結されたウェッブコーナー部を形成し、該ウェッブコーナー部を前記側板の外側に折り込んで外面に貼り合せて固定してなるウェッブコーナー型紙容器であって、
    前記ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた前記側板以外の側板に、貼合された前記汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段を設けたことを特徴とするウェッブコーナー型紙容器。
  2. 前記剥離開始手段が、前記側板の上縁部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した摘み部を設けたことであることを特徴とする請求項1に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  3. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した押し込み部を設けたことであることを特徴とする請求項1に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  4. 前記剥離開始手段が、前記側板の上辺に突出摘み部を設けたことであることを特徴とする請求項1に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  5. 前記突出摘み部と前記側板との境界線が、前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成されていることを特徴とする請求項4に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  6. 前記突出摘み部が、前記汚れ防止用フィルムのみで形成されていることを特徴とする請求項4に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  7. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り欠けを設け、前記汚れ防止用フィルムを摘むための部分を一部露出させてフィルム摘み部を設けたことであることを特徴とする請求項1に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  8. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り込みを設け、前記汚れ防止用フィルムを押し剥がすための部分を一部露出させてフィルム押し込み部を設けたことであることを特徴とする請求項1に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  9. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部内面に前記汚れ防止用フィルムを剥がすための剥離用テープを貼付したことであることを特徴とする請求項1に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  10. 板紙に剥離可能な汚れ防止用フィルムを貼合した積層体を材料とし、多角形状の底板の各辺にそれぞれ折れ線を介してそれぞれ側板を連設し、該側板の両側辺にそれぞれ折れ線を介して折り込み片を連設し、隣接する前記折り込み片同士が前記底板の隅から放射状に外方向に伸びる放射状折れ線を介して連結されたウェッブコーナー部を形成し、該ウェッブコーナー部を前記側板の外側に折り込んで外面に貼り合せて固定してなるウェッブコーナー型紙容器であって、
    前記ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた前記側板以外の側板に延長片を連設し、該延長片に、貼合された前記汚れ防止用フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段を設けたことを特徴とするウェッブコーナー型紙容器。
  11. 前記剥離開始手段が、前記側板の上縁部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した摘み部を設けたことであることを特徴とする請求項10に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  12. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成した押し込み部を設けたことであることを特徴とする請求項10に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  13. 前記剥離開始手段が、前記側板の上辺に突出摘み部を設けたことであることを特徴とする請求項10に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  14. 前記突出摘み部と前記側板との境界線が、前記汚れ防止用フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成されていることを特徴とする請求項13に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  15. 前記突出摘み部が、前記汚れ防止用フィルムのみで形成されていることを特徴とする請求項13に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  16. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り欠けを設け、前記汚れ防止用フィルムを摘むための部分を一部露出させてフィルム摘み部を設けたことであることを特徴とする請求項10に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  17. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部に前記汚れ防止用フィルム以外の層に切り込みを設け、前記汚れ防止用フィルムを押し剥がすための部分を一部露出させてフィルム押し込み部を設けたことであることを特徴とする請求項10に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  18. 前記剥離開始手段が、前記側板の上部内面に前記汚れ防止用フィルムを剥がすための剥離用テープを貼付したことであることを特徴とする請求項10に記載のウェッブコーナー型紙容器。
  19. 前記ウェッブコーナー部を外面に貼り合せた前記側板の上辺から下辺の両端まで斜め折れ線が設けられていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載のウェッブコーナー型紙容器。

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