JP2005329838A - ドアハーネスの組付構造及び組付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアトリムにワイヤハーネスを作業性良く低コストで配索する。
【解決手段】ドアトリム1の内面に複数の突出部4,5を立設し、複数の突出部の上側に、ワイヤハーネス9を配索したシート8を組み付けた。シート8を複数の突出部4,5のうちの幾つかに固定部材11で固定した。突出部4とシート8との間に防音部材7を配置し、シートと防音部材との間にワイヤハーネス9を配置した。シート8とワイヤハーネス9と防音部材7とでハーネス配索体10を構成し、ハーネス配索体を複数の突出部4,5の上に組み付けた。複数の突出部4,5のうちの幾つかが防音部材7を貫通してシート8に当接し、その状態で固定部材11でシートを固定した。幾つかの突出部5は防音部材7を貫通する小径部5cと、小径部の基端側の段差状の受け面5aとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のドアトリムにハーネス配索体を組み付けるドアハーネスの組付構造及び組付方法に関するものである。
図3は従来のドアハーネスの組付構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この構造は、自動車の金属製のドアパネル31に硬質のハーネス配索パネル32を組み付け、その上から合成樹脂製のドアトリム33を組み付けるものである。
合成樹脂製のパネル32にはフラット状のワイヤハーネス34が組み付けられると共に、スピーカ35やドアロックユニット36や制御基板37等が配設され、制御基板37のコネクタ38にサブ回路体39が接続される。サブ回路体39はスイッチユニット40に対するホルダ41を有している。
ハーネス配索パネル32をドアパネル31に組み付けることで、ワイヤハーネス34のコネクタ42がドアパネル側のドアミラーユニット等のコネクタ43に接続される。ハーネス配索パネル32の上からドアトリム33が組み付けられ、サブ回路体39にスイッチユニット40やサブスイッチ44やカーテシランプ45等が接続される。
図4は、従来のドアハーネスの組付構造の他の形態を示すものである(特許文献2参照)。
この構造は、二枚の絶縁防水用のシート51の間にワイヤハーネス52を挟持させ、両シート51を合わせた状態でドアトリム53の形状に沿って三次元的に成形し、ドアトリム53に組み付けるものである。符号51aはシート51の立体形状部を示す。
ワイヤハーネス52の各端末部52aには導電金属製の端子(図示せず)が設けられ、端子がドアトリム53やドアパネル側の補機(図示せず)や車両ボディ側の電源ワイヤハーネス(図示せず)に接続される。補機としてはスイッチユニットやスピーカやドアロックユニットやドアミラーユニットやパワーウィンド等が挙げられる。
特開平9−309390号公報(第3頁、図1) 特開2002−185086号公報(第3〜4頁、図1)
しかしながら、上記従来の図3の構造にあっては、硬質のハーネス配索パネル32を用いるために、重量が増大すると共に、嵩張ってパネル32の持ち運び等が面倒であり、また、パネル32に振動等が負荷された場合に制御基板37やドアロックユニット36等の補機に振動等がそのまま伝わりやすいという懸念があった。
また、上記従来の図4の構造にあっては、シート51をドアトリム53の内壁に合わせて立体形状に成形するために、加工コストが増大するという問題や、シート51の立体形状部51aとドアトリム53との接触位置が悪い場合には振動等で異音を発生しかねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、重量を低く抑えると共に、加工を容易に低コストで行うことができ、しかも振動に強く異音等を防ぐことができ、加えて組付性の良好なドアハーネスの組付構造及び組付方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るドアハーネスの組付構造は、ドアトリムの内面に複数の突出部が立設され、該複数の突出部の上側に、ワイヤハーネスを配索したシートが組み付けられたことを特徴とする。
上記構成により、シートにワイヤハーネスが所要形状に配索され(組み付けられ)、ドアトリムに突出部が一体的に突出形成され、シートが複数の突出部に対向して平面的に位置し、各突出部の先端側で安定に支持される。シートは合成樹脂や合成ゴム等を材料として軟質に撓み自在に形成されることが好ましく、シートによって絶縁及び防水が行われる。突出部としてはドアトリムと一体に樹脂成形されたリブやボスが好ましい。
請求項2に係るドアハーネスの組付構造は、請求項1記載のドアハーネスの組付構造において、前記シートが前記複数の突出部のうちの幾つかに固定部材で固定されたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスを有するシートが固定部材で突出部に安定に固定される。この場合、ワイヤハーネスはシートに接着等で固定されていることが好ましい。固定部材としては例えば固定ピンやボルトや小ねじやリベット状の部材や係止ピン等が挙げられる。
請求項3に係るドアハーネスの組付構造は、請求項1又は2記載のドアハーネスの組付構造において、前記突出部と前記シートとの間に防音部材が配置され、該シートと該防音部材との間に前記ワイヤハーネスが配置されたことを特徴とする。
上記構成により、防音部材が突出部で安定に支持され、シートが防音部材に沿って安定に支持され、ワイヤハーネスが防音部材とシートとの間に挟まれて安定に支持される。防音部材としては柔軟な防音フェルト等が好ましい。ワイヤハーネス等の振動は防音部材で吸収される。
請求項4に係るドアハーネスの組付構造は、請求項3記載のドアハーネスの組付構造において、前記シートと前記ワイヤハーネスと前記防音部材とでハーネス配索体が構成され、該ハーネス配索体が前記複数の突出部の上に組み付けられたことを特徴とする。
上記構成により、ハーネス配索体としてシートとワイヤハーネスと防音部材とが一体的に且つ同時にドアトリムに組み付けられる。ハーネス配索体は自動車ドアへのドアトリムの組付とは別の工程で形成され、ドアトリム組付工程に搬送されてドアトリムに組み付けられる。ワイヤハーネス等の振動は防音部材で吸収される。
請求項5に係るドアハーネスの組付構造は、請求項3又は4記載のドアハーネスの組付構造において、前記複数の突出部のうちの幾つかが前記防音部材を貫通して前記シートに当接し、その状態で前記固定部材で該シートが固定されたことを特徴とする。
上記構成により、防音部材が幾つかの突出部に貫通されて突出部の径方向に不動に位置決めされ、且つシートでその他の突出部の先端に向けて押圧されて、その他の突出部とシートとの間に安定に挟持固定される。ワイヤハーネスは防音部材に沿って位置ずれなく固定される。幾つかの突出部は他の突出部よりも長く突出していることが好ましい。
請求項6に係るドアハーネスの組付構造は、請求項5記載のドアハーネスの組付構造において、前記幾つかの突出部が前記防音部材を貫通する小径部と、該小径部の基端側の段差状の受け面とを有することを特徴とする。
上記構成により、幾つかの突出部の先端側の小径部が防音部材を貫通し(防音部材の孔部に係合し)、段差状の受け面が防音部材の内側面に当接して防音部材を支持する。他の突出部の先端面は受け面となって段差状の受け面と共に防音部材を安定に支持する。幾つかの突出部の小径部を除く部分(大径部)と他の突出部とはハーネス配索体の支持固定と共にドアトリムと防音部材との間のスペーサとしても作用する。
請求項7に係るドアハーネスの組付方法は、ドアトリムの内面に複数の突出部を立設し、該複数の突出部の上に、シートとワイヤハーネスと防水部材とで成るハーネス配索体を組み付けることを特徴とする。
上記構成により、シートにワイヤハーネスが所要形状に配索され(組み付けられ)、ドアトリムに突出部が一体的に突出形成され、シートが複数の突出部に対向して平面的に位置し、各突出部の先端側で安定に支持される。防音部材は突出部で安定に支持され、シートが防音部材に沿って安定に支持され、ワイヤハーネスが防音部材とシートとの間に挟まれて安定に支持される。ワイヤハーネス等の振動は防音部材で吸収される。ハーネス配索体としてシートとワイヤハーネスと防音部材とが一体的に且つ同時にドアトリムに組み付けられる。
請求項1記載の発明によれば、硬質のパネルではなく軟質のシートを用いることで重量が軽減されることは勿論のこと、ドアトリムの複数の突出部で支持されることで、ドアトリムに合わせたシートの立体成形が不要となり、加工が容易化・低コスト化され、また、突出部でシートが安定に支持されることで、耐振動性が向上し、車両走行中等における異音の発生が防止され、しかもシートを複数の突出部の上側に平面的に配置することでドアトリムへの組付性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、ワイヤハーネスを有するシートがドアトリムに安定且つ容易に固定され、耐振動性や異音防止性が一層向上する。
請求項3記載の発明によれば、ワイヤハーネスが防音部材で安定に支持され、ワイヤハーネス等の振動が防音部材で吸収されて、ワイヤハーネス等の耐振動性が高まり、ドア内の補機等への給電の信頼性が向上すると共に、異音の発生が確実に防止される。また、防音部材を突出部で平面的に支持させることで、防音部材の使用量が低減されると共に防音部材の組付性が向上し、自動車ドアの低コスト化、生産性の向上が図られる。
請求項4記載の発明によれば、ワイヤハーネスをシートと防音部材と一体的に組み付けることで、ドアトリムへの組付作業性が向上する。また、ワイヤハーネスがシートで絶縁・防水され、防音部材で振動防止されるから、ドア内の回路の給電や信号授受の信頼性が向上する。
請求項5記載の発明によれば、突出部で防音部材が位置ずれなく支持されて、ドアトリムへの防音部材の組付性が向上すると共に、防音部材に沿ってワイヤハーネスが位置ずれなく固定され、且つシートがワイヤハーネスや防音部材と共にドアトリムに確実に固定されて、耐振性及びハーネス配索体による給電等の信頼性が一層向上する。
請求項6記載の発明によれば、突出部の段差状の受け面で防音部材の支持が一層確実に且つ安定に行われ、防音部材を含むハーネス配索体の組付性及び固定性が一層向上する。
請求項7記載の発明によれば、硬質のパネルではなく軟質のシートを用いることで重量が軽減されることは勿論のこと、ドアトリムの複数の突出部で支持されることで、ドアトリムに合わせたシートの立体成形が不要となり、加工が容易化・低コスト化され、また、突出部でシートが安定に支持され、ワイヤハーネス等の振動が防音部材で吸収されることで、耐振動性が向上し、ドア内の補機等への給電の信頼性が向上すると共に、車両走行中等における異音の発生が防止され、しかもシートを複数の突出部の上側に平面的に配置することでドアトリムへの組付性が向上する。また、防音部材を突出部で平面的に支持させることで、防音部材の使用量が低減されると共に防音部材の組付性が向上し、自動車ドアの低コスト化、生産性の向上が図られる。また、ワイヤハーネスをシートと防音部材と一体的に組み付けることで、ドアトリムへの組付作業性が向上する。また、ワイヤハーネスがシートで絶縁・防水され、防音部材で振動防止されるから、ドア内の回路の給電や信号授受の信頼性が向上する。
図1〜図2は、本発明に係るドアハーネスの組付構造及び組付方法の一実施形態を示すものである。
この構造は、自動車の合成樹脂製のドアトリム1の内側の凹部2においてその内壁面3aに複数の突出部としてのリブ4やボス5を立設し、リブ(突出部)4の先端面4aとボス(突出部)5の中間の段差状の受け面5aとで防音フェルト(防音部材)7を支持し、防音フェルト7と防水シート(シート)8とでワイヤハーネス(回路体)9を挟んでハーネス配索体10を構成し、防水シート10を固定ピン(固定部材)11でボス5に固定したものである。
ドアトリム1は前記内壁面3aを成す垂直な幅広の基壁3と、基壁3の周囲に枠状に立設された周壁12とを備え、基壁3の内面3aに複数のリブ4と複数のボス5とを一体に有している。リブ4やボス5は合成樹脂を材料として基壁3と一体に形成されている。
リブ4は平板状に形成され、基壁3に直交して本例で水平に配置され(ドアを垂直に配置した場合)、リブ4の突出先端側の面4aが防音フェルト7に対する平坦な受け面となっている。リブ4は水平に限らず垂直又は格子状に配置される場合もあり得る。
ボス5は円柱状に形成され、先端側の部分が小径に形成され、小径部5cと大径部5bが段部(符号5aで代用)を介して同心に続いている。大径部5bの長さはリブ4の突出長さに等しく、段部5aが防水フェルト7に対する平坦な受け面となっており、先端側の小径部5cが防水フェルト7の板厚とほぼ同じ長さないしはやや短く形成されて防水フェルト7の孔部13を貫通し(孔部13に挿入され)、小径部5cの先端面5dが防水シート8に対する平坦な受け面となっている。
ボス5の小径部5cには先端面から長手方向に孔部14が設けられ、防水シート8の孔部15を貫通して固定ピン11が孔部14に圧入ないし挿入係止ないし螺入される。固定ピン11は好ましくは合成樹脂を材料として軸部11aと大径な頭部11bとで構成され、軸部11aにリング状のシール部材16が挿着されて、軸部11aの外周(防水シート8の孔部15)から防水シート8の内側への水等の浸入が防止される。
軸部11aはボス5の孔部11よりもやや大径の圧入用の円柱部であっても、あるいは孔部14よりも小径で接着剤で接着される円柱部であってもよく、あるいは螺入用の雄ねじ部であってもよい。あるいは、軸部11aの延長部を熱圧着で潰して頭部11bとすることも可能である。
リブ4の先端の受け面4aとボス5の中間の受け面5aはドアトリム1の周壁12の先端の受け面12aと同一平面上に位置し、周壁12の受け面12aは図2の如く鍔部12bに形成されていることが好ましい。リブ4とボス5と周壁12との各受け面4a,5a,12aに沿って板状の防音フェルト7が平面的に配置される。ドアトリム1の周壁12とリブ4とボス5との間には広い空間(符号2で代用)が構成され、空間内には防音フェルト7を配置する必要がないから、防音フェルト7の材料が少なくて済み、低コスト化が図られる。
防音フェルト7は羊毛等を圧縮加工したものであってもよく、あるいは合成樹脂製の材料をフェルト状に圧縮加工したものであってもよく、フェルトに代えて防音効果を発揮する板状の材料を用いることも可能である。
防水シート8は例えば透明な絶縁性の平板状の合成樹脂材で柔軟に屈曲自在に形成され、ドアトリム1の大きさ形状に合わせて切断されている。防水シート8は防音フェルト7よりも十分に薄く形成されている。
防水シート8の内面に沿ってワイヤハーネス9が配索され、防水シート8はワイヤハーネス9によって外向きに膨出され、膨出部8bの内側にワイヤハーネス9が収容されている。ワイヤハーネス9は防音フェルト7の内面7aと防水シート8の内面8aとで挟まれて固定されている。防水シート8の内面8aと防音フェルト7の内面7aとは密着し、その状態で固定ピン11で固定されている。防水シート8は固定ピン11で直接的にボス5に固定され、防音フェルト7は防水シート8とリブ4及びボス5の各受け面4a,5aとの間で挟まれて間接的に固定されている。
防水シート8と防音フェルト7とは接着剤等で予め固定されていることが好ましく、防水シート8とワイヤハーネス9と防音フェルト7とでハーネス配索体10が構成されている。ハーネス配索体10の状態でドアトリム1に組み付けることで、防音フェルト7とワイヤハーネス9と防水シート8との組付が同時に行われ、ワイヤハーネス9の配索作業性と防音フェルト7と防水シート8の組付作業性(効率)が向上する。
図2では防水シート8がワイヤハーネス9で外側に膨出(8b)しているが、ワイヤハーネス9を防水シート8ではなく柔軟な防音フェルト7の板厚方向内側に埋没させて、防水シート8の膨らみをなくすことも可能である。但し、防音フェルト7はリブ4やボス5で平面的に支持されているから、リブ4やボス5の当たる部分にはワイヤハーネス9を配索させないことが好ましい。
ワイヤハーネス9は一ないし複数本の電線の集合体であり、本例で電線は丸形絶縁被覆電線を用いている。ワイヤハーネス9は断面円形ではなく楕円形に扁平化させることが膨出部8bの突出高さを抑える意味で好ましい。ワイヤハーネス9としてフラット被覆電線を用いることも可能である。
図1においては防音フェルト7の図示を省略しているが、実際には防水シート8とワイヤハーネス9と防音フェルト7とが一体でドアトリム1に組み付けられることが好ましい。外側の防水シート8と中間のワイヤハーネス9と内側の防音フェルト7とで前記ハーネス配索体10が構成され、図2の如く固定ピン11でハーネス配索体10がドアトリム1に固定される。内側の防音フェルト7でドア外部の音が車室内に侵入することが防止され、外側の防水シート8でドア外部からの水や塵等の侵入が防止される。
ワイヤハーネス9は例えば車両ボディの前方へ延びる給電部分(図示せず)を有し、給電部分は防水グロメット(図示せず)で防水されつつ車両ボディ側に配索される。あるいはドアトリム1の前端部において端子(図示せず)を介して車両ボディ側の給電用ワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ等で接続することも可能である。
防音フェルト7とワイヤハーネス9と防水シート8とで成るハーネス配索体10は合成樹脂製のドアトリム1と金属製のドアパネル(図示せず)との間に挟まれて位置し、車室側からは完全に隠される。ドアトリム1は車室側に位置し、ドアパネルは車外側に位置する。
ハーネス配索体10を防水シート8とワイヤハーネス9とで構成することも可能である。この場合、ワイヤハーネス9は防水シート8に接着等で固定させる。ワイヤハーネス9としてフラットワイヤハーネスを使用することも可能である。防音フェルト7をドアトリム1にセットした後、防水シート8とワイヤハーネス9とで成るハーネス配索体が防音フェルト7の上からドアトリム1に組み付けられる。防音フェルト7はボス5に挿通され、防水シート8と共に固定ピン11でボス5に固定される。
また、リブ4を廃止してボス5のみで防音フェルト7やそれを含むハーネス配索体10を支持させることも可能である。ボス5を廃止してリブ4のみで同じ作用を行わせることも可能である。また、ボス5又はボス5の幾つかを段付きにせずにストレートに形成して、先端側で防音フェルト7を貫通させることも可能である。
本発明に係るドアハーネスの組付構造及び組付方法の一実施形態の概要を示す分解斜視図である。 ドアハーネスの組付構造の一実施形態を示す図1のA−A相当断面図である。 従来のドアハーネスの組付構造の一形態を示す分解斜視図である。 従来のドアハーネスの組付構造の他の実施形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ドアトリム
4 リブ(突出部)
4a,5a 受け面
5 ボス(突出部)
5c 小径部
7 防音フェルト(防音部材)
8 防水シート(シート)
9 ワイヤハーネス
11 固定ピン(固定部材)
10 ハーネス配索体

Claims (7)

  1. ドアトリムの内面に複数の突出部が立設され、該複数の突出部の上側に、ワイヤハーネスを配索したシートが組み付けられたことを特徴とするドアハーネスの組付構造。
  2. 前記シートが前記複数の突出部のうちの幾つかに固定部材で固定されたことを特徴とする請求項1記載のドアハーネスの組付構造。
  3. 前記突出部と前記シートとの間に防音部材が配置され、該シートと該防音部材との間に前記ワイヤハーネスが配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載のドアハーネスの組付構造。
  4. 前記シートと前記ワイヤハーネスと前記防音部材とでハーネス配索体が構成され、該ハーネス配索体が前記複数の突出部の上に組み付けられたことを特徴とする請求項3記載のドアハーネスの組付構造。
  5. 前記複数の突出部のうちの幾つかが前記防音部材を貫通して前記シートに当接し、その状態で前記固定部材で該シートが固定されたことを特徴とする請求項3又は4記載のドアハーネスの組付構造。
  6. 前記幾つかの突出部が前記防音部材を貫通する小径部と、該小径部の基端側の段差状の受け面とを有することを特徴とする請求項5記載のドアハーネスの組付構造。
  7. ドアトリムの内面に複数の突出部を立設し、該複数の突出部の上に、シートとワイヤハーネスと防水部材とで成るハーネス配索体を組み付けることを特徴とするドアハーネスの組付方法。
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