JP2005327339A - マスクrom - Google Patents

マスクrom Download PDF

Info

Publication number
JP2005327339A
JP2005327339A JP2004142515A JP2004142515A JP2005327339A JP 2005327339 A JP2005327339 A JP 2005327339A JP 2004142515 A JP2004142515 A JP 2004142515A JP 2004142515 A JP2004142515 A JP 2004142515A JP 2005327339 A JP2005327339 A JP 2005327339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
mask rom
bit
word line
cell transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004142515A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamauchi
寛行 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004142515A priority Critical patent/JP2005327339A/ja
Priority to US11/121,135 priority patent/US7218544B2/en
Publication of JP2005327339A publication Critical patent/JP2005327339A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/08Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements
    • G11C17/10Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM
    • G11C17/12Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM using field-effect devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】 従来に比べて動作速度が速く、TATの短いマスクROMを提供する。
【解決手段】 ビット線と、ビット線と交差するワード線と、ゲートがワード線に接続されたセルトランジスタで構成され、ワード線及びビット線に沿って配置されたビットセルとを備え、セルトランジスタのうち、隣接する2本のワード線のいずれかにゲートが接続されたセルトランジスタのソースに共通に接続されたソースノードがさらに設けられている。データの読み出し時に選択されたセルトランジスタと、ソースノードとを介して選択ビット線から非選択ビット線に電流が流れる。
【選択図】 図15

Description

本発明は、ビット線とドレインとの接続/非接続によってプログラムされるマスクROMに関する。
ユーザから書き込み情報を受け取ってから製品を供給するまでの時間(TAT:Turn Around Time)が短い読み出し専用メモリとしてマスクROMが広く用いられている。
一般的なマスクROMにおいては、ビット線BL0、BL1、…と、ビット線のそれぞれと交差するワード線と、それぞれが1つのセルトランジスタで構成される複数のビットセルとが設けられており、セルトランジスタにおけるビット線接続の有無により情報が読みとられる(図1左図参照)。また、特許文献1には、隣接する2つのセルトランジスタの間に、両セルトランジスタのソースに接続され、ビット線と並行して延びるソース線が設けられたマスクROMが開示されている。このマスクROMでは、ソース線であるバーチャルGND線の電位を接地レベルから電源電圧レベルまで変化させる。すなわち、読み出したいビットセルに接続されたバーチャルGND線(選択バーチャルGND線)の電位を接地レベルとし、選択されないバーチャルGND線(非選択バーチャルGND線)の電位を電源電圧レベルとすることで、所望のビットセルに記録された情報を読み出すことができる。
特開平9−153293号公報(第5−11頁、第3、4図) 特開平9−82090号公報 特開平10−56085号公報
しかしながら、従来のマスクROMで実現しているバーチャルGND方式の課題としては、以下の2つが挙げられる。
まず第1に、バーチャルGND線に生じる寄生容量が大きくなることである。これは、1本のバーチャルGND線に、2本の隣接するビット線に接続されたビットセルが接続されているためである。通常、ビット線に接続されるビットセル(メモリセル)の個数は1024個以上であり、バーチャルGND線に生じる寄生容量は、ビット線と同じレベルに達する。
バーチャルGND線は、読み出し時には接地線としての役割をし、非選択時には選択ビットセルとの分離をするための制御線の役割を担わなくてはならない。このため、例えば、一個のメモリセルを読み出すために、1本の選択ビット線と1本の非選択ソース線を接地線レベルから電源電圧レベルまで変化させる必要がある。このため、バーチャルGND線(すなわち、ソース線)に大きな寄生容量が生じることにより、消費電力が大きくなってしまう。また、寄生容量が小さい場合に比べて駆動時間がかかるため、従来のマスクROMでは、結果的にアクセス時間も大きくなるという課題があった。
第2に、ビット線とソース線の2本の配線を対にして同一方向に配線する必要性から、上述のビット線とソース線とは、ワード線が延びる方向に隣接する2個のビットセルに共用される。従って、従来のマスクROMでは、1つのコンタクトが隣接するビットセルに共用されることとなり、ビット線コンタクトあるいはソース線コンタクトに対し1対1のノード間プログラムを行なうことが困難であった。そのため、従来、このようなバーチャルGND線を用いたROMのプログラムは、コンタクトマスクやメタルマスクを用いたプログラムではなく、閾値注入マスクを用いて直接トランジスタの閾値を変化させることでプログラムすることしかできなかった。
本発明の目的は、従来に比べて動作速度が速く、TATの短いマスクROMを提供することにある。
本発明のマスクROMは、複数のビット線と、上記複数のビット線と交差して配置される複数のワード線と、ゲート電極が上記複数のワード線のいずれかに接続された第1導電型のセルトランジスタで構成され、上記複数のビット線の各々及び上記複数のワード線の各々に沿って配置された複数のビットセルとを備え、上記セルトランジスタのドレインと上記複数のビット線のいずれか1本との接続または非接続によってデータが記録されるマスクROMであって、上記複数のワード線のうち、互いに隣接して設けられるワード線を第1のワード線及び第2のワード線とすると、上記セルトランジスタのうち、ゲート電極が上記第1のワード線または上記第2のワード線に接続されたセルトランジスタの各ソースに共通に接続されたソースノードがさらに設けられ、上記複数のビットセル内のセルトランジスタのうち、データの読み出し時に上記複数のビット線から選択されたビット線に接続され、且つ上記ソースノードに接続されたセルトランジスタが選択された場合には、上記選択されたビット線から上記選択されたセルトランジスタを介して上記ソースノードへと電流が流れることを特徴とする。
この構成により、従来のバーチャルGND線を用いたマスクROMに比べて1本のビット線に接続するセルトランジスタの数を低減できるので、寄生容量を小さくすることができる。また、ソースノードの電位をローレベルからハイレベル、あるいはハイレベルからローレベルまで変化させるだけでデータを読み出すことができるので、従来に比べて動作速度の向上と消費電力の低減を図ることができる。加えて、イオン注入による書き込み方式を採るマスクROMに比べてTATの短いマスクROMを実現できる。
データの読み出し時に、上記選択されたビット線は、上記選択されたセルトランジスタ及び上記ソースノードを介して非選択のセルトランジスタに接続されたビット線、またはさらに設けられた第1の電源線に接続されることにより、選択されたセルトランジスタから流れる電流が非選択のビット線や第1の電源線に流れるので、これらの線を流れる電流の変化を検知することで、記録されたデータの読み出しを行なうことができる。
データの読み出し時に、上記選択されたビット線は、上記選択ビット線よりも低電位の上記第1の電源線に接続されることが好ましい。これにより、セルトランジスタがnチャネル型MOSFETで構成されている場合、選択されたビット線から選択セルトランジスタを介して第1の電源線に速やかに電流を流すことができる。特に、第1の電源線が設けられていることで、非選択ビット線に読み出し電流が流れない場合であっても記録データの読み出しが可能となり、プログラム上の制限をなくすことができる。なお、この場合、第1の電源線の電位は接地電位であることがさらに好ましい。
上記ソースノードと上記第1の電源線との間には、上記選択されたセルトランジスタのゲートに接続された上記第1のワード線または上記第2のワード線にゲートが接続され、ドレインが上記ソースノードと接続された第1導電型のダミーセルトランジスタがさらに介設されていてもよい。
データの読み出し時に、上記選択されたビット線は、上記第1のワード線または上記第2のワード線を介して上記選択されたセルトランジスタとゲート同士が接続された非選択のセルトランジスタに接続されたビット線に接続され、データの読み出し時に、上記非選択のセルトランジスタに接続されたビット線の電位は、上記選択されたビット線よりも低くなることにより、セルトランジスタがnチャネル型MOSFETで構成されている場合、選択されたビット線から非選択のセルトランジスタに接続されたビット線へと速やかに電流を流すことができる。従って、この電流を検知することにより、データの読み出しを行なうことが可能となる。
上記複数のビット線に接続されたセンスアンプをさらに備え、上記センスアンプは、データの読み出し時に、上記第1のワード線または上記第2のワード線を介して上記選択されたセルトランジスタとゲート同士が接続された非選択のセルトランジスタに接続された上記ビット線を、電位変化の前後で流れる電流の差分を検知することにより、ビット線に接続されないセルトランジスタ数がメモリアレイの部分ごとに異なる場合でも容易にデータを読み出すことが可能になる。
第2の電源線と、上記第2の電源線と上記複数のビット線の各々との間に介設された第1の電界効果型トランジスタとがさらに設けられており、データの読み出し時に、上記第1の電界効果型トランジスタのうち上記選択されたビット線に接続された第1の電界効果型トランジスタはオフ状態になり、それ以外の第1の電界効果型トランジスタはオン状態となることにより、非選択のビット線に第2の電源線を接続することができる。このため、例えばセルトランジスタがnチャネル型MOSFETである場合、第2の電源線を接地線として選択されたビット線からの電流を非選択ビット線に流せる構成にすることができる。
データの読み出し時に、上記選択されたセルトランジスタが上記ソースノードに接続されない場合、上記ソースノードに接続されたセルトランジスタのソースをプリチャージするためのソースプリチャージ回路をさらに備えていることにより、非選択状態のセルトランジスタからのリーク電流を低減することができるので、消費電力を低減し、データの読み出し精度を向上させることができる。
上記ソースプリチャージ回路は、上記第1の電源線及び上記第2の電源線よりも高い電圧を供給する第3の電源線と、ソースが上記第3の電源線に接続され、ゲートが上記第1のワード線に接続された第2導電型の第2の電界効果型トランジスタと、ソースが上記第2の電界効果型トランジスタのドレインに、ドレインが上記ソースノードに、ゲートが上記第2のワード線にそれぞれ接続された第2導電型の第3の電界効果型トランジスタと
を有していてもよい。
上記第1のワード線と上記第2のワード線のいずれか一方が選択された場合には選択された上記第1のワード線または上記第2のワード線と等しいレベルの電位となり、上記第1のワード線と上記第2のワード線がいずれも選択されない場合には上記第1のワード線及び上記第2のワード線と異なるレベルの電位になる制御線をさらに備え、上記制御線は、データの読み出し時に上記ソースノードと接続されることにより、ソースノードの電位制御を行なうことができるので、従来よりも消費電力が小さく、動作速度の速いマスクROMを実現することができる。
ドレイン及びゲートが上記制御線に接続され、ソースが上記ソースノードに接続された第1導電型の第4の電界効果型トランジスタと、上記制御線と上記ソースノードとの間に介設され、ゲートが上記第1のワード線に接続された第1導電型の第5の電界効果型トランジスタと、
上記制御線と上記ソースノードとの間に介設され、ゲートが上記第2のワード線に接続された第1導電型の第6の電界効果型トランジスタとがさらに設けられていてもよい。
本発明のマスクROMでは、バーチャルGNDに相当する線が、非選択ビット線であったり、専用に設けられた1本の接地線であるので、従来のように、ビット線を隣接セル間で共有しなくても、ビットセルにそれぞれ独立にビット線を配線することが可能であり、従来のような分離する制御線が必要なくなる。そのため、非選択ビット線や、専用に設けられた1本の接地線を、隣接セル間の分離のために、電源電圧電位と接地線電位間で、駆動する必要がないため、従来のマスクROMに比べて消費電力を低減し、且つアクセス遅延の発生を抑制することが可能となる。
さらに、本発明によるソースノード部は、同一の第1のワード線に接続された第1と第2のトランスファーゲートトランジスタと前記第1のワード線と隣接した第2のワード線に接続された第3と第4のトランスファーゲートトランジスタの間でのみソース部を共通化し、そのソース部は、前記第1、第2、第3、第4の複数のトランスファーゲートトランジスタに接続された複数のビット線毎に孤立した構成にすることにより、電位変化をさせる必要のあるソースノード部の浮遊容量が小さくなり、消費電力の削減や駆動の時間の短縮を可能にする。
(本発明の実施形態)
−マスクROMの回路構成−
図1は、従来のマスクROMのビットセルと本発明の実施形態に係るマスクROMのビットセルとを比較して示す回路図であり、図2は、本発明の実施形態に係るマスクROMの一例を示す回路図である。
図2に示すように、本実施形態のマスクROMは、ビット線BL0、BL1…と、ビット線BL0、BL1…と交差するワード線WL0、WL1…と、ビット線及びワード線に沿ってマトリクス状に配置された複数のビットセルとを備えており、各ビットセルは、ゲートがワード線WL0、WL1…のいずれか1本に接続された例えばnチャネル型の1個のセルトランジスタで構成されている。また、本実施形態のマスクROMは、ゲートが共通のワード線に接続された複数個のセルトランジスタのソースに接続されたソースノード(ソース線)SLと、ソースノードに接地電位を供給するための第1の接地線8と、ソースノードと第1の接地線8との間に介設され、ゲートがワード線に接続されたダミーセルトランジスタDTG0〜とをさらに備えている。図2に示す例では、1本のソースノードSL0に、例えば16個のセルトランジスタ(セルトランジスタTG0〜TG7、TG10〜TG17)のソースが接続されている。また、本実施形態のマスクROMにおいては、セルトランジスタがコンタクトあるいはメタルを介してビット線に接続されるか否かによってデータが不可逆的に書き込まれている。
図3は、本実施形態のマスクROMを上から見た場合の平面図である。同図に示す例では、32個のセルトランジスタの各ドレインが、コンタクト15を介して各ドレインの上方に位置するビット線に接続されている。ただし、セルトランジスタのドレインには、格納されるデータによってビット線に接続されない場合もある。これに対し、第1の接地線8と各ダミーセルトランジスタとを接続するコンタクト16は、必ず設けられる。
また、図3に示すように、本実施形態のマスクROMでは、ビット線が延びる方向に隣接するセルトランジスタが2つで1組みとなって共通のソースノードに接続されるが、各ソースノード間(例えばSL0とSL2)は電気的に独立している。
次に、データの読み出し時に選択されたビット線を接地電位に制御するための周辺回路について説明する。なお、以下の説明では、「選択されたビット線」を「選択ビット線」、「選択されたセルトランジスタ」を「選択セルトランジスタ」と略記する。
図4は、本実施形態のマスクROMのうち、ビット線の電位を調節するためのソース線制御回路20とメモリアレイとを示す回路図である。
同図に示すように、本実施形態のマスクROMには、データの読み出し時に、非選択状態のビット線と該ビット線に接続された非選択のセルトランジスタとを介してソースノードSL0、SL2、…のうち、選択セルトランジスタが接続されたソースノードの電位を接地電位にするためのソース線制御回路20が設けられている。
ソース線制御回路20は、第1端子(ドレイン)がビット線BL0〜BL7の各々に接続され、第2端子(ソース)が共に第2の接地線9に接続されたnチャネル型の制御用トランジスタ(第1の電界効果型トランジスタ)Tr0〜Tr7を有している。そして、制御用トランジスタTr0〜Tr7は、それぞれカラム制御信号CLM0〜CLM7によって導通または非導通が制御されている。具体的には後に説明するが、カラム制御信号CLM0〜CLM7によって制御用トランジスタTr0〜Tr7が導通状態となることによって、この制御用トランジスタに接続されたビット線は非選択状態にされる。また、図4に示すように、カラム制御信号CLM0〜CLM7によって残りの制御用トランジスタが導通状態になる場合、これらの制御用トランジスタに接続されたビット線は第2の接地線9に接続されて非選択状態となる。
−本実施形態のマスクROMの特徴および動作−
次に、本実施形態のマスクROMの特徴を図1を用いて説明する。同図では、データの読み出し動作を行なう時のビットセルを示している。ここでは、ビット線BL0が選択状態、ビット線BL1が非選択状態となってセルトランジスタTG0のデータが読み出される場合を示している。また、セルトランジスタTG0,TG1はコンタクトまたはメタルを介してビット線BL0,BL1にそれぞれ接続されているものとする。
本実施形態のマスクROMでは、データの読み出し時に選択ビット線BL0の電位が接地レベルから電源電圧レベルに変化し、非選択のビット線BL1の電位は接地レベルとなる。これにより、図1に示すように、本実施形態のマスクROMでは、選択セルトランジスタTG0のデータを読み出す場合、選択ビット線BL0から選択セルトランジスタTG0、ソースノード(ソース線)SL0、セルトランジスタTG1を順に介して非選択のビット線BL1へと電流が流れる。なお、セルトランジスタTG1のデータが読み出される場合には、先の説明とは逆に、選択ビット線BL1からセルトランジスタTG1、ソースノードSL0、セルトランジスタTG0を順に介して非選択のビット線BL0へと電流が流れる。すなわち、本実施形態のマスクROMでは、共通のソースノードに接続された(ゲートが共通のワード線に接続された)2つのセルトランジスタがビット線に接続している場合、一方のセルトランジスタを選択する場合と他方のセルトランジスタを選択する場合とで各セルトランジスタに異なる方向の電流が流れる。言い換えれば、本実施形態のマスクROMでは、ビット線に接続されたセルトランジスタが読み出される場合、選択されるセルトランジスタと、非選択のビット線に接続されるセルトランジスタとが直列接続する。このことによって、選択ビット線を接地レベルから電源電圧レベル方向に変化させるだけで、選択ビット線から非選択のビット線へと電流を流すことが可能になり、その電流量を検知することでTATの短いコンタクトプログラム方式のマスクROM、または、メタルプログラム方式のマスクROMが実現できる。
本実施形態のマスクROMでは、ワード線の延びる方向に隣接するセルトランジスタ間でビット線を共用する必要がないので、選択セルトランジスタと非選択セルトランジスタとを分離するための制御線を設ける必要がない。そのため、非選択ビット線や第1の接地線8を互いに隣接するセルトランジスタ同士を分離する目的で電源電圧と接地電位間で駆動する必要がなくなり、消費電力の低減を図り、アクセス遅延の発生を抑制することができる。また、本実施形態のマスクROMで、1本のビット線に接続されるセルトランジスタ数は、図1左側に示す従来のマスクROMより少なくなっているので、ビット線に生じる浮遊容量が少なくなり、アクセス時間の短縮を図ることができる。しかも、本実施形態のマスクROMは、同じビット数で比べた場合、従来のマスクROMとほぼ同等の大きさで作製できる。
さらに、図2に示す本実施形態のマスクROMでは、各ソースノードと第1の接地線8との間に、ゲートがワード線に接続されたダミーセルトランジスタが設けられている。そして、このダミーセルトランジスタDTG0、DTG1、…は、ワード線の数と同じだけ設けられている。このため、読み出し時に選択ビット線から流れる電流は、選択セルトランジスタ、ソースノード、及びダミーセルトランジスタを介して第1の接地線8に接続される。これにより、例えば選択セルトランジスタ以外にビット線に接続するセルトランジスタがないようにマスクROMがプログラムされている場合でも、選択ビット線を確実に接地電位にすることが可能となる。従って、ダミーセルトランジスタ及び第1の接地線8を設けることにより、プログラムデータの制限を必要としないマスクROMを実現できる。ただし、第1の接地線8及びダミーセルトランジスタが設けられない場合でも、1本のソースノードに接続される同じ列のセルトランジスタのうち、少なくとも2つのセルトランジスタはビット線に接続されるようにコーディング技術を用いてプログラムを行なえばよい。図2に示す例で、セルトランジスタとビット線との間が導通する場合が”0”、導通しない場合が”1”のデータに対応するとすると、ワード線が延びる方向に一列に並ぶ8ビット分のセルトランジスタのうち2つ以上に”0”が記録されていればよい。
なお、図2に示す例では、第1の接地線8は8本のビット線に対して1本の割合で設けられているが、これ以外の割合で設けられていてもよい。ただし、一本の第1の接地線8に接続されるセルトランジスタ数が多くなるにつれ電位変化時の浮遊容量が大きくなり、また、第1の接地線8が多すぎてもマスクROMの回路面積が増大するので、8本のビット線に対して1本程度第1の接地線8が設けられていることが好ましい。また、第1の接地線8が8本のビット線に対して1本設けられる場合、そのビット線と第1の接地線8の順列には特に制限はなく、例えばセルトランジスタTr0〜Tr7を介してBL0〜BL7に接続しうる第1の接地線8は、ビット線BL0〜BL7のいずれのビット線に隣接するように配置されていてもよい。ただし、光学的な不連続性が生じないように、メモリアレイの全体にわたってビット線と第1の接地線8との位置関係やセルトランジスタの配置間隔、ワード線の間隔などが等しくなっていると最も好ましい。
次に、カラム制御信号CLM0〜CLM7による制御について説明する。
図5、図6及び図7は、本実施形態のマスクROMにおけるデータの読み出し時のカラム制御信号による制御を示す図である。上述のように、読み出し時のソース線制御回路20で供給されるカラム制御信号CLM0〜CLM7は、カラム選択回路(図示せず)によって選択ビット線に接続する制御用トランジスタを非導通(オフ)状態にするよう制御する。そして、1つ以上の制御用トランジスタが導通(オン)状態になっていればよい。例えば、図5に示すように、非導通状態となる制御用トランジスタに隣接する制御用トランジスタを導通(オン)状態に制御し、残りの制御用トランジスタは特に制御しなくてもよい。あるいは、図6に示すように、非導通状態となる制御用トランジスタ以外の制御用トランジスタを全て導通状態にしてもよい。また、図7に示すように、非導通状態となる制御用トランジスタの両隣に設けられた制御用トランジスタを共に導通状態としてもよい。このような制御によって、従来よりも寄生抵抗の小さいマスクROMを実現することができる。
次に、本実施形態のマスクROMの動作を波形図を用いてさらに説明する。
図8は、本実施形態のマスクROMの動作概念図であり、図9は、本実施形態のマスクROMにおいて、各配線に流れる電流と、各配線の電位とを示す波形図である。図8に示すように、本実施形態のマスクROMでは、ゲートが共通のワード線に接続され、ソースが共通の選択ビット線(ここではビット線BL0)に接続された2つのセルトランジスタTG0、TGXを考えると、データ読み取り時に電流は、選択ビット線からセルトランジスタTG0、セルトランジスタTGXを通って配線10へと流れる。ここで、配線10を流れる電流量の変化を電圧変換すれば、選択ビットと配線10間の電位差をセンスすることが可能である。なお、配線10は、図4における非選択ビット線または第1の接地線8を意味する。
図9に示すように、所定のタイミングで選択されたビット線BL0に電源電圧が供給され始めると、BL0の電位レベルが接地レベルから電源レベルに向かって上昇し始める。そして、セルトランジスタTG0、TGXがマスクコンタクトで選択ビット線、配線10にそれぞれ接続されている場合、BL0の電位レベルが上昇するのに合わせて配線10に電流が流れる。ここで流れた電流を変換した電圧がセンスアンプで検知される。なお、読み出し時には、コンタクトが設けられていない非選択セルトランジスタからも多少のオフリーク電流が流れるが、センスアンプは、オフリーク電流と選択トランジスタからのオン電流とを区別するための回路を備えているので問題なく動作する。
これに対し、セルトランジスタTG0、TGXがマスクコンタクトで選択ビット線、配線10にそれぞれ接続されていない場合、配線10に流れる電流量はほとんど変化せず、これを変換した電圧もセンスアンプの閾値を越えることはない。
ところで、本実施形態のマスクROMでは、セルトランジスタのドレインがビット線に接続する場合としない場合とがあるので、図8に示す配線10に相当する配線の数がメモリアレイの領域によって互いに異なっている。
図10(a)、(b)は、本実施形態のマスクROMの動作例を示す概念図であり、図11は、本実施形態のマスクROMにおいて各配線に流れる電流と、各配線の電位とを示す波形図である。図10(a)に示す例では、選択ビット線BL0から流れる電流がソースノードを介して3本の配線(接地電位にされた非選択ビット線または第1の接地線8)に分割して流れる。これに対し、図10(b)に示す例では、選択ビット線BL0から流れる電流がソースノードを介して2本の配線に分割して流れる。このような場合、図10(a)で配線(接地線)1本あたりに流れる電流量は、図10(b)で配線1本あたりに流れる電流量より小さくなっている。この例のように、配線10(接地線)に流れる電流値はメモリアレイの部分によって異なることがあるので、センスアンプは、一定の閾値以上の電流を検出する方式を採るのではなく、図11に示すように、選択ビット線の電位変化の前後で、配線10に流れる電流量の差分を検知する方式を採る方が好ましい。なお、図11に示すマスクコンタクトがある場合及び無い場合における「接地線に流れる電流」で、左側の電流値の小さい凸状波形は、ビット線または第1の接地線を流れるリーク電流を示している。すなわち、センスアンプは、コンタクトまたはメタルを介してセルトランジスタに接続するビット線、あるいは第1の接地線に流れる電流とリーク電流の差分を検出することが好ましい。これにより、非選択ビット線の電位変化が比較的小さくても検出することが可能になる。
なお、以上で説明した本実施形態のマスクROMでは、第1の接地線8及び第2の接地線9を設けているが、これらに代えて選択ビット線に供給される電源電圧よりも小さい任意の固定電圧を供給する線を設けても上記の実施形態と同様に動作させることができる。
また、本実施形態のマスクROMでは、ビットセルを構成するセルトランジスタはnチャネル型MOSFETであるが、セルトランジスタをすべてpチャネル型MOSFETで構成してもよい。
−その他の実施例−
図12は、本実施形態の第1の変形例に係るマスクROMを示す回路図である。
本変形例に係るマスクROMは、非選択セルトランジスタのソースを電源電位にあらかじめプリチャージしておくためのソースプリチャージ回路11が設けられている点を除き図2に示すマスクROMと同一の構成である。以下、本変形例の特徴部についてのみ説明する。
ソースプリチャージ回路11は、例えば、ゲートがそれぞれワード線WL0、WL1、WL2…に接続されたpチャネル型のトランジスタPC0、PC1、PC2…を有している。そして、互いに隣接して設けられている2個のトランジスタ(例えばトランジスタPC0(第2の電界効果型トランジスタ)とトランジスタPC1(第3の電界効果型トランジスタ))は、それぞれのドレイン同士で互いに接続されている。また、隣接する2つのトランジスタのうち一方(例えばトランジスタPC1)のソースはソースノードに接続され、他方(例えばトランジスタPC0)のソースは電源電圧を供給する電源線12に接続されている。
この構成により、ソースプリチャージ回路11において、選択されないワード線にゲートが接続されたトランジスタはオン状態となって該トランジスタに接続されるソースノードに電源電圧が供給される。そのため、ゲートが非選択ワード線に接続されるセルトランジスタのソースが電源電位にプリチャージされるので、非選択セルトランジスタを介したビット線リーク電流(Ioff)を抑制することが可能になる。なお、ビット線リーク電流Ioffが抑制される理由と、ビット線リーク電流Ioffを抑制する必要性とを簡単に説明する。
図13は、本変形例に係るマスクROMにおけるビット線リーク電流を模式的に示す図である。同図に示すビット線リーク電流は各セルトランジスタを介して接地線(例えば図4に示す第1の接地線8及び第2の接地線9)に流れる電流であるため、該接地線が接地電位(0V)でなく、電源電位に近い電位(αV)であれば、各非選択セルトランジスタのゲート電位(0V)とソース電位との電位差は負(−αV)になり、リーク電流を抑制することが可能になる。
マスクROMの読み出し時において、選択されるセルトランジスタは通常1個のみである。そして、1本のビット線には約1000個もの非選択セルトランジスタが接続される場合があるので、セルトランジスタからのオフリーク電流が十分に低減されないと、選択セルトランジスタからのオン電流を容易に越えてしまう。このため、非選択セルトランジスタからのオフリーク電流を低減することは、非常に重要である。
一方、ソースプリチャージ回路11において、隣接する2つのトランジスタのゲートに接続されたワード線のいずれかが選択される場合、該2つのトランジスタの一方がオフ状態になるので、選択トランジスタに接続されるソースノードに電源線12は接続されず、データの読み出しは妨げられない。従って、本変形例に係るマスクROMでは、アクセス時間の短縮に加えて、消費電力が図2に示すマスクROMに比べてもさらに低減され、且つ読み出し精度も従来より向上させることができる。
なお、ソースプリチャージ回路11は、図12に示す構成以外にも非選択セルトランジスタのソースに電源電圧または電源電圧に近い高電圧を供給するための構成を有していてもよい。
次に、図14は、本発明のマスクROMに用いられるワード線及びソースノードの制御回路を示す回路図である。同図に示すワード線及びソースノードの制御回路は、図2、図4及び図12に示すマスクROMに共通して用いることができる。このワード線及びソースノードの制御回路は、互いに隣接する2本のワード線と、該2本のワード線の間に配置されたソースノードとを制御している。例えば、図14に示すワード線及びソースノードの制御回路は、入力部に第1の制御用配線decWL0が接続された第1のインバータ21と、入力部が第1のインバータ21の出力部に接続され、出力部がワード線WL0に接続された第2のインバータ22と、第1の入力部に制御用配線decWL0が、第2の入力部に第2の制御用配線decWL1がそれぞれ接続され、且つ出力部にソースノードSL0が接続されたNORゲート23と、入力部に第2の制御用配線decWL1が接続された第3のインバータ24と、入力部が第3のインバータ24の出力部に接続され、出力部がワード線WL1に接続された第4のインバータ25とを有している。なお、図示しないが、第1の制御用配線decWL0及び第2の制御用配線decWL1はロー(row)デコーダに接続されている。
このワード線及びソースノードの制御回路によれば、ワード線WL0には第1の制御用配線decWL0と同じ信号が、ワード線WL1には第2の制御用配線decWL1と同じレベルの信号が、それぞれ伝達される。そして、第1の制御用配線decWL0及び第2の制御用配線decWL1が共に”L(ロー)”の場合のみソースノードSL0が”H(ハイ)”(電源電位)になり、それ以外の場合はソースノードSL0が”L”(接地電位)になるように制御される。これにより、選択トランジスタが接続される場合のソースノードを低電位にし、選択トランジスタが接続されない場合のソースノードを高電位に保って非選択セルトランジスタからのリーク電流を抑えることができる。
次に、図15は、本実施形態の第2の変形例に係るマスクROMを示す回路図である。
同図に示すように、本変形例に係るマスクROMは、図2及び図4に示すマスクROMに2つの隣接するワード線WLn、WLn+1と同じ方向に延び、ワード線WLn、WLn+1の間に配置された制御線CLnと、ドレイン及びゲートが各制御線CL0、CL2、…、CLnに接続され、ソースがソースノードSLnに接続されたnチャネル型の第1のトランジスタ(第4の電界効果型トランジスタ)Tran、Tran+2…と、ドレインが制御線CLnに、ソースがソースノードSLnに、ゲートがワード線WLnに、それぞれ接続されたnチャネル型の第2のトランジスタ(第5の電界効果型トランジスタ)Trbnと、ドレインが制御線CLn+1に、ソースがソースノードSLn+1及び第2のトランジスタのソースに、ゲートがワード線WLn+1に、それぞれ接続されたnチャネル型の第3のトランジスタ(第6の電界効果型トランジスタ)Trcn+1とを有している。また、第2のトランジスタTrbnのソースと第3のトランジスタTrcn+1のソースとは、共に第1のトランジスタTranのソースに接続されている。ここで、nは0を含む偶数とする。
この構成により、選択されたビットセルのセルトランジスタが接続されたソースノードSLnは、制御線CLnに接続されることとなる。この制御線CLnは、図14に示す制御回路で発生した信号が供給される線である。これにより、隣接する2本のワード線のいずれかが選択された時にはソースノードが接地電位方向に駆動され、上記2本のワード線が共に非選択の時にはソースノードが電源電位方向に駆動されることとなる。この結果、選択的にソースノードを接地電位に分散駆動することが可能となり、リーク電流の低減などを図ることができる。
本発明にかかるコンタクトプログラム型又は、メタルプログラム型のマスクROMは、互いに電気的に分離したソースノードを有し、ソース線制御を行うメモリ等として有用である。また、本発明のマスクROMの構成は、ソース線制御を行うマスクROM以外のメモリ等にも応用できる。
従来のマスクROMのビットセルと本発明の実施形態に係るマスクROMのビットセルとを比較して示す回路図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMのメモリアレイを示す回路図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMのメモリアレイのレイアウトを示す平面図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMのうち、ビット線の電位を調節するためのソース制御回路とメモリアレイとを示す回路図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMにおけるデータの読み出し時のカラム制御信号による制御例を示す図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMにおけるデータの読み出し時のカラム制御信号による制御例を示す図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMにおけるデータの読み出し時のカラム制御信号による制御例を示す図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMの動作概念図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMにおいて、各配線に流れる電流と、各配線の電位とを示す波形図である。 (a)、(b)は、本発明の実施形態に係るマスクROMの動作例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係るマスクROMにおいて各配線に流れる電流と、各配線の電位とを示す波形図である。 本発明の実施形態の第1の変形例に係るマスクROMを示す回路図である。 本発明の実施形態の第1の変形例に係るマスクROMにおけるビット線リーク電流を模式的に示す図である。 本発明のマスクROMに用いられるワード線及びソースノードの制御回路を示す回路図である。 本発明の実施形態の第2の変形例に係るマスクROMを示す回路図である。
符号の説明
8 第1の接地線
9 第2の接地線
10 配線
11 ソースプリチャージ回路
12 電源線
15,16 コンタクト
20 ソース線制御回路
21 第1のインバータ
22 第2のインバータ
23 NORゲート
24 第3のインバータ
25 第4のインバータ
BL0〜BL7 ビット線
CL0,CL2 制御線
PC0、PC1、PC2 トランジスタ
SL0,SL2 ソースノード
TG0〜TG7、TG10〜TG17 セルトランジスタ
Tr0〜Tr7 セルトランジスタ
WL0,WL1,WL2 ワード線
CLM0〜CLM7 カラム制御信号
DTG0,DTG1 ダミーセルトランジスタ

Claims (11)

  1. 複数のビット線と、上記複数のビット線と交差して配置される複数のワード線と、ゲート電極が上記複数のワード線のいずれかに接続された第1導電型のセルトランジスタで構成され、上記複数のビット線の各々及び上記複数のワード線の各々に沿って配置された複数のビットセルとを備え、上記セルトランジスタのドレインと上記複数のビット線のいずれか1本との接続または非接続によってデータが記録されるマスクROMであって、
    上記複数のワード線のうち、互いに隣接して設けられるワード線を第1のワード線及び第2のワード線とすると、
    上記セルトランジスタのうち、ゲート電極が上記第1のワード線または上記第2のワード線に接続されたセルトランジスタの各ソースに共通に接続されたソースノードがさらに設けられ、
    上記複数のビットセル内のセルトランジスタのうち、データの読み出し時に上記複数のビット線から選択されたビット線に接続され、且つ上記ソースノードに接続されたセルトランジスタが選択された場合には、上記選択されたビット線から上記選択されたセルトランジスタを介して上記ソースノードへと電流が流れる、マスクROM。
  2. 請求項1に記載のマスクROMにおいて、
    データの読み出し時に、上記選択されたビット線は、上記選択されたセルトランジスタ及び上記ソースノードを介して非選択のセルトランジスタに接続されたビット線、またはさらに設けられた第1の電源線に接続される、マスクROM。
  3. 請求項2に記載のマスクROMにおいて、
    データの読み出し時に、上記選択されたビット線は、上記選択ビット線よりも低電位の上記第1の電源線に接続される、マスクROM。
  4. 請求項2または3に記載のマスクROMにおいて、
    上記ソースノードと上記第1の電源線との間には、上記選択されたセルトランジスタのゲートに接続された上記第1のワード線または上記第2のワード線にゲートが接続され、ドレインが上記ソースノードと接続された第1導電型のダミーセルトランジスタがさらに介設されている、マスクROM。
  5. 請求項2に記載のマスクROMにおいて、
    データの読み出し時に、上記選択されたビット線は、上記第1のワード線または上記第2のワード線を介して上記選択されたセルトランジスタとゲート同士が接続された非選択のセルトランジスタに接続されたビット線に接続され、
    データの読み出し時に、上記非選択のセルトランジスタに接続されたビット線の電位は、上記選択されたビット線よりも低くなる、マスクROM。
  6. 請求項5のうちいずれか1つに記載のマスクROMにおいて、
    上記複数のビット線に接続されたセンスアンプをさらに備え、
    上記センスアンプは、データの読み出し時に、上記第1のワード線または上記第2のワード線を介して上記選択されたセルトランジスタとゲート同士が接続された非選択のセルトランジスタに接続された上記ビット線を、電位変化の前後で流れる電流の差分を検知する、マスクROM。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載のマスクROMにおいて、
    第2の電源線と、
    上記第2の電源線と上記複数のビット線の各々との間に介設された第1の電界効果型トランジスタとがさらに設けられており、
    データの読み出し時に、上記第1の電界効果型トランジスタのうち上記選択されたビット線に接続された第1の電界効果型トランジスタはオフ状態になり、それ以外の第1の電界効果型トランジスタはオン状態となる、マスクROM。
  8. 請求項3〜5のうちいずれか1つに記載のマスクROMにおいて、
    データの読み出し時に、上記選択されたセルトランジスタが上記ソースノードに接続されない場合、上記ソースノードに接続されたセルトランジスタのソースをプリチャージするためのソースプリチャージ回路をさらに備えている、マスクROM。
  9. 請求項8に記載のマスクROMにおいて、
    上記ソースプリチャージ回路は、
    上記第1の電源線及び上記第2の電源線よりも高い電圧を供給する第3の電源線と、
    ソースが上記第3の電源線に接続され、ゲートが上記第1のワード線に接続された第2導電型の第2の電界効果型トランジスタと、
    ソースが上記第2の電界効果型トランジスタのドレインに、ドレインが上記ソースノードに、ゲートが上記第2のワード線にそれぞれ接続された第2導電型の第3の電界効果型トランジスタと
    を有している、マスクROM。
  10. 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のマスクROMにおいて、
    上記第1のワード線と上記第2のワード線のいずれか一方が選択された場合には選択された上記第1のワード線または上記第2のワード線と等しいレベルの電位となり、上記第1のワード線と上記第2のワード線がいずれも選択されない場合には上記第1のワード線及び上記第2のワード線と異なるレベルの電位になる制御線をさらに備え、
    上記制御線は、データの読み出し時に上記ソースノードと接続される、マスクROM。
  11. 請求項10に記載のマスクROMにおいて、
    ドレイン及びゲートが上記制御線に接続され、ソースが上記ソースノードに接続された第1導電型の第4の電界効果型トランジスタと、
    上記制御線と上記ソースノードとの間に介設され、ゲートが上記第1のワード線に接続された第1導電型の第5の電界効果型トランジスタと、
    上記制御線と上記ソースノードとの間に介設され、ゲートが上記第2のワード線に接続された第1導電型の第6の電界効果型トランジスタと
    がさらに設けられている、マスクROM。
JP2004142515A 2004-05-12 2004-05-12 マスクrom Withdrawn JP2005327339A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142515A JP2005327339A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 マスクrom
US11/121,135 US7218544B2 (en) 2004-05-12 2005-05-04 Mask ROM

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142515A JP2005327339A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 マスクrom

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005327339A true JP2005327339A (ja) 2005-11-24

Family

ID=35309229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004142515A Withdrawn JP2005327339A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 マスクrom

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7218544B2 (ja)
JP (1) JP2005327339A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7869250B2 (en) 2007-06-11 2011-01-11 Renesas Electronics Corporation ROM semiconductor integrated circuit device having a plurality of common source lines
JP2012014770A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Toppan Printing Co Ltd 半導体記憶装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007035663A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
US7262997B2 (en) * 2005-07-25 2007-08-28 Freescale Semiconductor, Inc. Process for operating an electronic device including a memory array and conductive lines
US20080008019A1 (en) * 2006-07-06 2008-01-10 Texas Instruments Incorporated High Speed Read-Only Memory
US7623367B2 (en) * 2006-10-13 2009-11-24 Agere Systems Inc. Read-only memory device and related method of design
US20110013443A1 (en) * 2009-07-20 2011-01-20 Aplus Flash Technology, Inc. Novel high speed two transistor/two bit NOR read only memory
KR20140142887A (ko) * 2013-06-05 2014-12-15 에스케이하이닉스 주식회사 3차원 반도체 장치 및 그 제조방법
TW201521026A (zh) * 2013-11-18 2015-06-01 Faraday Tech Corp 非揮發性記憶體
JP7089858B2 (ja) * 2017-11-01 2022-06-23 ローム株式会社 不揮発性半導体記憶装置
US11610633B2 (en) * 2021-07-02 2023-03-21 Qualcomm, Incorporated Low-leakage drain-programmed ROM

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2863661B2 (ja) 1991-12-16 1999-03-03 株式会社東芝 読出専用メモリ
JP3153447B2 (ja) 1995-09-08 2001-04-09 シャープ株式会社 半導体記憶装置
JP3359209B2 (ja) 1995-11-29 2002-12-24 シャープ株式会社 半導体記憶装置及びメモリアクセス方法
JP2882370B2 (ja) * 1996-06-28 1999-04-12 日本電気株式会社 半導体記憶装置
JP3127953B2 (ja) 1996-08-09 2001-01-29 日本電気株式会社 半導体記憶装置
JP3206591B2 (ja) 1999-02-08 2001-09-10 日本電気株式会社 多値マスクromおよび多値マスクromの読み出し方法
US6269017B1 (en) 1999-03-04 2001-07-31 Macronix International Co., Ltd. Multi level mask ROM with single current path
TW503397B (en) 2001-03-29 2002-09-21 Macronix Int Co Ltd Layout of non-leakage structure of the selected block for read only memory (ROM)
US6906951B2 (en) * 2001-06-14 2005-06-14 Multi Level Memory Technology Bit line reference circuits for binary and multiple-bit-per-cell memories
US6870752B2 (en) 2001-08-16 2005-03-22 Macronix International Co., Ltd. High density mask ROM having flat-type bank select
US6590797B1 (en) 2002-01-09 2003-07-08 Tower Semiconductor Ltd. Multi-bit programmable memory cell having multiple anti-fuse elements
TWI249165B (en) 2002-07-02 2006-02-11 Brilliance Semiconductor Inc Memory cell combining static random access memory with mask read only memory
JP2004253115A (ja) * 2003-01-30 2004-09-09 Sharp Corp 半導体記憶装置
KR100555506B1 (ko) * 2003-07-11 2006-03-03 삼성전자주식회사 프로그램된 메모리 셀들과 프로그램 및 소거 가능한메모리 셀들을 포함하는 메모리 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7869250B2 (en) 2007-06-11 2011-01-11 Renesas Electronics Corporation ROM semiconductor integrated circuit device having a plurality of common source lines
JP2012014770A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Toppan Printing Co Ltd 半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7218544B2 (en) 2007-05-15
US20050254280A1 (en) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218544B2 (en) Mask ROM
US6985394B2 (en) Integrated circuit devices including input/output line pairs and precharge circuits and related memory devices
JP3856257B2 (ja) 半導体読出専用メモリ及びその読出方法
KR950009877B1 (ko) 복수의 셀블록으로 분할된 셀어레이를 구비한 반도체 기억장치
KR100338772B1 (ko) 바이어스 라인이 분리된 비휘발성 메모리 장치의 워드라인 드라이버 및 워드 라인 드라이빙 방법
JP5915121B2 (ja) 抵抗変化型不揮発性メモリ
US20060239094A1 (en) Semiconductor memory including self-timing circuit
JP3779480B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2006309811A (ja) メモリアレイ回路
EP1581952B1 (en) Source-biased memory cell array
US10373675B2 (en) Semiconductor storage device
JP2007157280A (ja) 仮想接地型不揮発性半導体記憶装置
KR100374376B1 (ko) 고속 독출동작이 가능한 반도체 기억장치
JP3568868B2 (ja) 読み出し専用メモリ
JP2006294160A (ja) 半導体記憶装置
JP2009140558A (ja) 半導体記憶装置
JP5368266B2 (ja) 半導体不揮発記憶回路
US10553643B2 (en) Circuit and layout for resistive random-access memory arrays having two bit lines per column
KR910006997A (ko) 기생용량에 의해 야기된 오동작을 방지하기 위한 eprom의 디코더 회로
JP2009252283A (ja) 半導体記憶装置
KR100342595B1 (ko) 반도체기억장치
KR19990074724A (ko) 칼럼 선택 회로
JP6618587B2 (ja) 半導体装置
KR100742203B1 (ko) 메모리 셀 선택 회로를 포함하는 반도체 메모리 장치와그것의 동작 방법
JP2006302436A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20081110