JP2005326259A - 回路基板検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板の導体パターンの良否を短時間で、しかも再現性良く検査する。
【解決手段】非導電性メッシュシート9および導電性メッシュシート10と、シールド線21の芯線21aとシールド導体21bとの間に配設された信号源11と、シールド線22の芯線22aとシールド導体22bとの間に配設された電圧測定回路12と、シールド線23の芯線23aとシールド導体23bとの間に配設された電流測定回路13と、測定された電圧Vsおよび電流Isに基づいて導体パターン52の良否を判別する演算制御部6とを備え、プローブHc,Hpは測定ポイントAに接触させられ、プローブLc,Lpは測定ポイントBに接触させられ、シールド線21,22,31,32のシールド導体21b,22b,31b,32bは導電性メッシュシート10を介して接続させられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定対象の回路基板における導体パターンの良否を検査する回路基板検査装置に関するものである。
測定対象のインピーダンスを高精度に測定し得る測定装置として、特開平10−10170号公報に開示された4端子対インピーダンス測定装置が知られている。このインピーダンス測定装置では、同公報中における従来の技術に記載されているように、測定信号源の測定電流が、抵抗および同軸ケーブルを経由してHc測定端子から測定対象の1つの端子へ供給される。この場合、測定電流は、測定対象のもう一方の端子からLc測定端子に流れ、同軸ケーブルを経由して電流計で測定される。一方、測定対象のもう一方の端子の電位が、Lp測定端子から同軸ケーブルを介してLp増幅回路の反転入力に印加されている。また、Lp増幅回路の非反転入力はこの同軸ケーブルの外部導体に接続されている。Lp増幅回路は、その出力に基づいて可変電流源を制御して、測定対象のもう一方の端子の電位を増幅回路の非反転入力の電位に等しくする。これにより、測定対象のもう一方の端子の電位が、同軸ケーブルの外部導体の電位に維持される。この場合、同軸ケーブルの外部導体は互いに接続され、その電位はインピーダンス測定装置のグランド電位に設定されている。したがって、Hp測定端子から同軸ケーブルを介して電圧計で測定される測定対象の一方の端子の電位は、測定対象の両端に印加される電圧と等しくなる。これにより、この測定装置では、電圧計の電圧測定値と電流計の測定値の比から所望のインピーダンス測定値を求めることが可能となっている。
この場合、この4端子対測定方法では、測定対象に測定電流を供給する同軸ケーブルの内部導体を流れる電流と外部導体を流れる電流とが同じ大きさであって、しかも互いに逆向きで、かつ同一の測定電流経路に沿って流れるため、内部導体の電流によって生じる磁界を外部導体の電流によって生じる磁界で打ち消すことができる。このため、測定電流を供給する同軸ケーブルの周囲に磁界が発生しない結果、電圧検出用の同軸ケーブルと測定電流供給用の同軸ケーブルとが誘導結合しない。したがって、4端子対測定方法は、プローブの接触抵抗の影響を受けないばかりでなく、測定電流に起因した電磁誘導の影響を受けない優れた測定方法であり、低インピーダンスの測定や、高周波測定を正確に実施することができる。このため、本願発明者は、この4端子対測定方法を回路基板検査装置に適用することにより、回路基板の導体パターンについての良否を一層高精度で検査できるのではないかと考えた。
特開平10−10170号公報(第3頁、第3図)
ところが、発明者は、上記の4端子対測定方法を回路基板検査装置に適用しようとした場合に、以下の改善すべき課題があることを見出した。すなわち、上記の4端子対測定方法では、4本の同軸ケーブルの各外部導体を共に測定装置のグランド電位に規定し、さらに、同軸ケーブルの内部導体を流れる電流と大きさが同じで、しかも逆向きの電流を測定電流の経路に沿って流す必要があるため、Hc測定端子およびLc測定端子の組と、Hp測定端子およびLp測定端子の組とを配線材などで電気的に接続する必要がある。この場合、回路基板検査装置では、Hc測定端子およびLc測定端子の組と、Hp測定端子およびLp測定端子の組とを、回路基板上に形成された長さのまちまちなすべての導体パターンの各端部にそれぞれ接触させる必要がある。これを実現するためには、Hc測定端子およびLc測定端子の組と、Hp測定端子およびLp測定端子の組とを、回路基板上の導体パターンの各端部にそれぞれ接触させる都度、適切な長さの配線材で各組を電気的に接続する方法と、上記配線材の長さを最長の導体パターンに合わせて予め設定しておく方法が考えられる。しかしながら、前者の方法では、導体パターン毎に配線材を取り替える必要があるために、導体パターンについての電気的パラメータの測定に手間と時間がかかるという課題がある。また、後者の方法では、最長の導体パターンを除く他のすべての導体パターンの検査時において配線材が弛んだ状態となるため、この弛み具合が変化する(同じ導体パターンを測定したときにも配線材の回路基板上での位置が測定の度に変化する)結果、測定した導体パターンについての電気的パラメータがばらついて良好な再現性を有する測定を行うことが困難となる。したがって、いずれの方法を採用したとしても、導体パターンの良否を短時間で、かつ再現性良く検査することができないという解決すべき課題が生じる。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、回路基板の導体パターンの良否を短時間で、しかも再現性良く検査し得る回路基板検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の回路基板検査装置は、回路基板における導体パターンの形成面上に敷設される非導電性メッシュシートと、当該非導電性メッシュシート上に敷設される導電性メッシュシートと、第1から第4のプローブと、一端側における芯線の端部が前記第1のプローブに接続された第1のシールド線と、一端側における芯線の端部が前記第2のプローブに接続された第2のシールド線と、一端側における芯線の端部が前記第3のプローブに接続された第3のシールド線と、一端側における芯線の端部が前記第4のプローブに接続された第4のシールド線と、前記第1のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に配設された信号源と、前記第2のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に配設された電圧測定部と、前記第3のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に直列に配設された電流測定部および可変電流源と、前記第4のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に配設された電流制御部と、演算制御部とを備え、前記導体パターンの検査時において、前記第1および第2のプローブは前記導電性メッシュシートをそれぞれ突き抜けて前記非導電性メッシュシート内に進入させられると共に前記導体パターンに設定された第1の測定ポイントにそれぞれ接触させられ、前記第3および第4のプローブは前記導電性メッシュシートをそれぞれ突き抜けて前記非導電性メッシュシート内に進入させられると共に前記導体パターンに設定された第2の測定ポイントにそれぞれ接触させられ、かつ前記第1から第4のシールド線の前記一端側における前記各シールド導体の端部は前記導電性メッシュシートを介して互いに接続させられて、前記信号源および前記可変電流源は、当該信号源、前記第1のシールド線の前記芯線、前記第1のプローブ、前記導体パターン、前記第3のプローブ、前記第3のシールド線の前記芯線、前記電流測定部、当該可変電流源、前記第3のシールド線の前記シールド導体、前記導電性メッシュシートおよび前記第1のシールド線の前記シールド導体を含んで構成される電流ループにそれぞれ電流を供給し、前記電流制御部は、前記電流ループに前記電流が流れることに起因して前記第4のシールド線の他端側における前記芯線および前記シールド導体の各端部間に生じる電位差を検出すると共に当該電位差がゼロになるように前記可変電流源に対して前記電流の供給量を制御し、前記電流測定部は前記電流ループに流れる前記電流を測定し、前記電圧測定部は前記電流ループに前記電流が流れることに起因して前記第2のシールド線の他端側における前記芯線および前記シールド導体の各端部間に生じる電圧を測定し、前記演算制御部は、前記電圧測定部によって測定された前記電圧および前記電流測定部によって測定された前記電流に基づいて前記導体パターンについての電気的パラメータを算出すると共に当該電気的パラメータに基づいて当該導体パターンの良否を判別する。この場合、本発明においてシールド線とは、芯線(中心導体)と、この芯線と絶縁された状態で芯線を覆うシールド導体(例えば銅網)とを備えた配線ケーブルをいい、同軸ケーブルを含むものとする。
請求項2記載の回路基板検査装置は、請求項1記載の回路基板検査装置において、一端側の外周面が縮径する筒体に導体を用いて形成された一対の保持部材を備え、前記第1および第2のプローブは、それぞれ、一方の前記保持部材における前記一端側の内部において、互いに絶縁させると共に当該保持部材とも絶縁された状態を維持しつつ、当該一端側の開口部から前記非導電性メッシュシートの厚み未満の所定長だけ各先端を突出させて配設され、前記第3および第4のプローブは、それぞれ、他方の前記保持部材における前記一端側の内部において、互いに絶縁させると共に当該保持部材とも絶縁された状態を維持しつつ、当該一端側の開口部から前記非導電性メッシュシートの厚み未満の所定長だけ各先端を突出させて配設され、前記第1および第2のシールド線の前記一端側における前記各シールド導体の前記端部は前記一方の保持部材に電気的に接続され、前記第3および第4のシールド線の前記一端側における前記各シールド導体の前記端部は前記他方の保持部材に電気的に接続されている。
請求項1記載の回路基板検査装置では、回路基板における導体パターンの形成面上に敷設される非導電性メッシュシートと、非導電性メッシュシート上に敷設される導電性メッシュシートとを備え、第1および第2のプローブが導電性メッシュシートをそれぞれ突き抜けて非導電性メッシュシート内に進入すると共に導体パターンに設定された第1の測定ポイントにそれぞれ接触し、第3および第4のプローブが導電性メッシュシートをそれぞれ突き抜けて非導電性メッシュシート内に進入すると共に導体パターンに設定された第2の測定ポイントにそれぞれ接触し、かつ第1から第4のシールド線の一端側における各シールド導体の端部が導電性メッシュシートを介して互いに接続されることにより、第1および第2のプローブの組と、第3および第4のプローブの組とをいずれの導体パターンに接触させたときにおいても、第1および第2のプローブの各シールド導体と、第3および第4のプローブの各シールド導体とは、回路基板上に敷設された導電性メッシュシートを介して常に直線的に(最短距離で)接続される。すなわち、第1および第2のプローブの各シールド導体と、第3および第4のプローブの各シールド導体とを接続する導電性メッシュシートによる接続経路が導体パターン毎に常に一定となる。このため、各導体パターンの電気的パラメータを短時間で、しかも正確かつ再現性良く測定することができる。したがって、この回路基板検査装置によれば、プローブの接触抵抗の影響を受けず、かつ測定電流に起因した電磁誘導の影響を受けないという4端子対測定方法特有の効果を奏しつつ、各導体パターンについての良否を短時間で、しかも正確かつ再現性良く検査することができる。
また、請求項2記載の回路基板検査装置では、一端側の外周面が縮径する筒体に導体を用いて形成された一対の保持部材を備え、一方の保持部材における一端側の内部において、この一端側の開口部から非導電性メッシュシートの厚み未満の所定長だけ各先端を突出させて第1および第2のプローブを配設し、他方の保持部材における一端側の内部において、この一端側の開口部から非導電性メッシュシートの厚み未満の所定長だけ各先端を突出させて第3および第4のプローブを配設し、第1および第2のシールド線の一端側における各シールド導体の端部を一方の保持部材に電気的に接続し、第3および第4のシールド線の一端側における各シールド導体の端部を他方の保持部材に電気的に接続したことにより、第1から第4のプローブと導電性メッシュシートとの接触を確実に回避しつつ第1から第4のプローブを導体パターンに接触させることができる。また、第1および第2のプローブが接触する導体パターンの第1の測定ポイント近傍において第1および第2のシールド線の一端側における各シールド導体の端部を一方の保持部材を介して導電性メッシュシートに確実に接触させることができると共に、第3および第4のプローブが接触する導体パターンの第2の測定ポイント近傍において第3および第4のシールド線の一端側における各シールド導体の端部を他方の保持部材を介して導電性メッシュシートに確実に接触させることができる。したがって、各導体パターンの電気的パラメータを一層確実に測定することができる結果、各導体パターンについての良否を一層確実に検査することができる。
以下、本発明に係る回路基板検査装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、本発明に係る回路基板検査装置1の構成について、図面を参照して説明する。なお、導体パターンについての電気的パラメータとして導体パターンのインピーダンスを測定し、測定したインピーダンスに基づいて導体パターンの良否を判別することによって回路基板を検査する回路基板検査装置を例に挙げて説明する。
回路基板検査装置1は、図1に示すように、プローブユニット2,3、移動機構4、測定部5、演算制御部6、RAM7、ROM8、非導電性メッシュシート9および導電性メッシュシート10を備え、検査対象の回路基板51に形成された導体パターン52についての検査を実施して導体パターン52の良否を判別する。
非導電性メッシュシート9は、図1,3に示すように、例えば、絶縁性を有する線材(線径Md2)を用いて均一な厚み(m1)で、かつ回路基板51全体を覆う広さに形成されている。導電性メッシュシート10は、例えば、導電性を有する線材(線径Md2)を用いて均一な厚み(m2)に形成されている。また、導電性メッシュシート10は、一例として非導電性メッシュシート9の表面に一体的に形成されている。なお、非導電性メッシュシート9と導電性メッシュシート10とを別体に形成して、非導電性メッシュシート9の表面に導電性メッシュシート10を重ねて敷設する構成を採用することもできる。また、各メッシュシート9,10のそれぞれの網目形状は、図3に示すように、一例として一辺の寸法がMd1の正方形に形成されている。
プローブユニット2は、図1に示すように、第1および第2のシールド線21,22、保持部材(一方の保持部材)23、第1および第2のプローブ(接触端子)Hc,Hpを備えて構成されている。この場合、第1のシールド線(以下、「シールド線」ともいう)21は、一例として、1本の芯線21a、この芯線を覆う内部絶縁被覆(図示せず)、この被覆を覆うシールド導体21b、およびこのシールド導体21bを覆う外部絶縁被覆(図示せず)とを備えて構成されている。第2のシールド線(以下、「シールド線」ともいう)22は、一例として、1本の芯線22a、この芯線22aを覆う内部絶縁被覆(図示せず)、この被覆を覆うシールド導体22b、およびこのシールド導体22bを覆う外部絶縁被覆(図示せず)とを備えて構成されている。
保持部材23は、図2に示すように、一端側(同図中の下端側)の部位23aの外周面がテーパー状に縮径する筒体(一例として円筒体)に導体を用いて形成されている。また、保持部材23は、テーパー状の一端側を除く他の部位の外径Pd2が各メッシュシート9,10における網目の一辺の寸法Md1よりも長く設定されると共に、テーパー状の一端側先端の外径Pd1がこの寸法Md1よりも短く設定されている。また、保持部材23の部位23aは、保持部材23の長さ方向(同図中の上下方向)に沿った長さがh2に設定されている。第1および第2のプローブHc,Hpは、図2に示すように、保持部材23における一端側の開口部から各先端を所定長h1だけ突出した状態で、かつ互いに電気的に絶縁されると共に保持部材23に対しても電気的に絶縁された状態で保持部材23の一端側の内部に配設されている。また、保持部材23には他端側の開口部から各シールド線21,22の一端側が挿入されて、シールド線21の一端側における芯線21aの端部が第1のプローブHcに接続され、かつシールド線22の一端側における芯線22aの端部が第2のプローブHpに接続されている。また、各シールド線21,22の一端側における各シールド導体21b,22bの端部は、それぞれ保持部材23に接続されることによって互いに接続されている。
また、各シールド線21,22の一端側および各プローブHc,Hpは、保持部材23内に充填された絶縁性樹脂材料(ポッティング材)24によって保持部材23と一体化されている。この場合、第1および第2のプローブHc,Hpは、保持部材23における一方の開口端側の部位(テーパー状に形成された部位)を含めた全体形状が楔状になるように、各々も楔状に形成されている。また、第1および第2のプローブHc,Hpは、互いの先端部の隙間Pd3(図2参照)が各メッシュシート9,10を構成する線材の線径Md2よりも狭く設定されて、相互間への各メッシュシート9,10を構成する各線材の進入を阻止し得るように構成されている。また、第1および第2のプローブHc,Hpにおける上記所定長h1および上記長さh2と、上記各メッシュシート9,10の厚みm1,m2とは、本例では、m1>h1、(h1+h2)>(m1+m2)の関係を満たすようにそれぞれ設定されている。これにより、回路基板51上に敷設された非導電性メッシュシート9および導電性メッシュシート10に各プローブHc,Hpを差し込んで導体パターン52に接触させたときには、図1に示すように、各プローブHc,Hpは、導電性メッシュシート10をそれぞれ突き抜けて非導電性メッシュシート9内に進入することにより、導電性メッシュシート10と非接触な状態になる。一方、保持部材23の部位23aは、その外周面のみが導電性メッシュシート10に接触する。
プローブユニット3は、図1に示すように、第3および第4のシールド線31,32、保持部材33、第3および第4のプローブ(接触端子)Lc,Lpを備えて構成されている。この場合、第3および第4のシールド線(以下、「シールド線」ともいう)31,32は、それぞれ、芯線31a,32aおよびシールド導体31b,32bを備えて、各シールド線21,22と同じ構造に構成されている。
保持部材33は、図2に示すように、一端側(同図中の下端側)の部位33aがテーパー状に形成されて、上記した保持部材23と同じ構造に構成されている。第3および第4のプローブLc,Lpは、同図に示すように、上記した各プローブHc,Hpと同じ構造に構成されると共に、各プローブHc,Hpと同様にして、保持部材33における一端側の開口部から各先端を所定長h1だけ突出した状態で、保持部材33の一端側の内部に配設されている。各シールド線31,32は、上記した各シールド線21,22と同様にして、一端側において、各々の芯線31a,32aの端部が各プローブLc,Lpにそれぞれ接続されると共に、各々のシールド導体31b,32bの端部がそれぞれ保持部材33に接続されている。また、各シールド線31,32および各プローブLc,Lpは、上記した各シールド線21,22および各プローブHc,Hpと同様にして、保持部材33内に充填された絶縁性樹脂材料(ポッティング材)34によって保持部材33と一体化されている。なお、プローブユニット2,3は、説明の理解を容易にするために、その直径などを誇張して図示しているが、実際には、各メッシュシート9,10の厚みがほとんど変化しない状態で各メッシュシート9,10にスムーズに差し込める程度の直径に設定されている。
移動機構4は、演算制御部6の制御に従って保持部材23,33を上下左右に各々移動させることにより、各プローブHc,Hpと、各プローブLc,Lpとを回路基板51上に敷設された導電性メッシュシート10および非導電性メッシュシート9に差し込んで、各導体パターンに設定された第1および第2の測定ポイントA,B(図1参照)にそれぞれ接触させる。
測定部5は、図1に示すように、信号源11、電圧測定回路(本発明における電圧測定部)12、電流測定回路(本発明における電流測定部)13、抵抗14、可変電流源15および差動増幅回路(本発明における電流制御部)16を備えて、4端子対法によるインピーダンス測定を実行可能に構成されている。信号源11は、シールド線21の他端側における芯線21aの端部とシールド導体21bの端部との間に配設されている。また、信号源11は、演算制御部6の制御下で、芯線21aとシールド導体21bとの間に電流を供給する。また、シールド導体21bは、信号源11の近傍で回路基板検査装置1のグランド電位に接地されている。抵抗14、電流測定回路13および可変電流源15は、シールド線31の他端側における芯線31aの端部とシールド導体31bの端部との間に直列に接続されている。この構成により、信号源11、電流測定回路13、抵抗14および可変電流源15は、回路基板51上に敷設された非導電性メッシュシート9および導電性メッシュシート10に各プローブHc,Hp,Lc,Lpを差し込んで導体パターン52に接触させた際に、各シールド線21,31および導電性メッシュシート10などと共に、信号源11から始まって、シールド線21の芯線21a、プローブHc、導体パターン52、プローブLc、シールド線31の芯線31a、抵抗14、電流測定回路13、可変電流源15、シールド導体31b、保持部材33、導電性メッシュシート10、保持部材23およびシールド導体21bを経由して信号源11に戻る1つの電流ループを構成する。信号源11および可変電流源15は、この電流ループにそれぞれ電流を供給し、電流測定回路13は、この電流ループに流れる全体の電流Isを測定して演算制御部6に出力する。
電圧測定回路12は、シールド線22の他端側における芯線22aの端部とシールド導体22bの端部との間に配設されて、上記の電流ループに流れる電流Isに起因して芯線22aの端部とシールド導体22bの端部との間に生じる電圧Vsを測定して演算制御部6に出力する。差動増幅回路16は、シールド線32の他端側における芯線32aの端部とシールド導体32bの端部とが、反転入力端子および非反転入力端子にそれぞれ接続されている。この構成により、電圧測定回路12は、回路基板51上に敷設された非導電性メッシュシート9および導電性メッシュシート10に各プローブHc,Hp,Lc,Lpを差し込んで導体パターン52に接触させた際に、その一方の検出端子がシールド線22の芯線22a、プローブHp、導体パターン52、プローブLp、およびシールド線32の芯線32aを介して差動増幅回路16の反転入力端子に接続され、その他方の検出端子がシールド線22のシールド導体22b、保持部材23、導電性メッシュシート10、保持部材33、シールド線32のシールド導体32bを介して差動増幅回路16の非反転入力端子に接続される。この場合、差動増幅回路16は、オペアンプで構成されて、反転入力端子と非反転入力端子との電位差を増幅すると共に増幅した電圧を可変電流源15に出力することにより、反転入力端子と非反転入力端子との電位差がゼロになるように可変電流源15からの電流を変化させる。これにより、電圧測定回路12において測定される電圧Vsは、電流Isに起因して導体パターン52に生じる電圧になる。
RAM7は、回路基板51に形成された各導体パターン52についての各測定ポイントA,Bの位置(座標値)、良品の回路基板51から吸収した導体パターン52毎の基準インピーダンスZr、および演算制御部6によって算出された検査対象の回路基板51における各導体パターン52のインピーダンスZsを記憶する。ROM8は、演算制御部6の動作プログラムを記憶する。
演算制御部6は、ROM8に記憶されている動作プログラムに基づいて動作して、移動機構4の動作制御を実行すると共に測定部5から出力される電流Isおよび電圧Vsに基づいてインピーダンスZsを算出してRAM7に保存するインピーダンス保存処理と、RAM7に保存したインピーダンスZsとRAM7に予め記憶されている基準インピーダンスZrとを比較することによって導体パターン52の良否を判別する検査処理とを実行する。
次に、回路基板検査装置1の動作について、図面を参照して説明する。
まず、図1に示すように、回路基板51を導体パターン52が形成されている面を上向き(横置きのときには、外面側向き)にして回路基板検査装置1の載置台(図示せず)に載置する。次いで、非導電性メッシュシート9および導電性メッシュシート10を導電性メッシュシート10が上向き(横置きのときには、外面側向き)になるようにして回路基板51に覆い被せる。次いで、両メッシュシート9,10の四方を載置台に固定する。続いて、演算制御部6が、インピーダンス保存処理を開始する。この処理では、演算制御部6が、RAM7に記憶されている各導体パターン52についての各測定ポイントA,Bの位置を順次読み出すと共に、移動機構4を制御することにより、各保持部材23,33を測定対象となった導体パターンについての各測定ポイントA,Bの上方に移動させると共に下降させることにより、図1に示すように、各プローブHc,Hp,Lc,Lpを各メッシュシート10,9に差し込んで、保持部材23側の各プローブHc,Hpを測定ポイントAに接触させ、保持部材33側の各プローブLc,Lpを測定ポイントBに接触させる。この状態において、各プローブHc,Hp,Lc,Lpは、導電性メッシュシート10を突き抜けて非導電性メッシュシート9内に進入することにより、導電性メッシュシート10と接触することなく導体パターン52に接触する。また、各保持部材23,33は、テーパー状に形成された各一端側の部位23a,33aにおいて導電性メッシュシート10と接触する。したがって、各シールド線21,22,31,32の一端側における各シールド導体21b,22b,31b,32bは、保持部材23,33および導電性メッシュシート10を介して互いに電気的に接続される。
次に、演算制御部6が、信号源11を制御して導体パターン52に検査用の信号を供給させる。これにより、信号源11から始まって、シールド線21の芯線21a、プローブHc、導体パターン52、プローブLc、シールド線31の芯線31a、抵抗14、電流測定回路13、可変電流源15、シールド導体31b、保持部材33、導電性メッシュシート10、保持部材23およびシールド導体21bを経由して信号源11に戻る電流ループにおいて、信号源11から供給された信号に起因する電流が流れ始める。また、差動増幅回路16は、電流ループに流れるこの電流に起因してその反転入力端子と非反転入力端子との間に生じる電位差を増幅すると共に増幅した電圧を可変電流源15に出力することにより、反転入力端子と非反転入力端子との電位差がゼロとなるように可変電流源15から電流ループに供給される電流を変化させる。このようにして差動増幅回路16および可変電流源15が作動することにより、電圧測定回路12は、電流Isが流れることに起因して導体パターン52の両端間に生じる電圧を電圧Vsとして正確に測定し、この電圧Vsを演算制御部6に出力する。また、電流測定回路13は、電流ループに流れる全体の電流Isを測定して演算制御部6に出力する。演算制御部6は、入力した電圧Vsと電流Isとに基づいて導体パターン52のインピーダンスZsを算出すると共に、検査対象の導体パターン52に対応させて(例えば、検査対象の導体パターン52の識別番号に対応させて)インピーダンスZsをRAM7に記憶させる。演算制御部6は、以上の処理を、検査対象となるすべての導体パターン52に対して実施して、インピーダンス保存処理を完了する。
次に、演算制御部6は、インピーダンス保存処理によってRAM7に記憶させた各インピーダンスZsに基づいて各導体パターン52の良否を判別する検査処理を開始する。この検査処理では、演算制御部6は、各導体パターン52に対して、良品の回路基板51から予め吸収してRAM7に記憶させた対応する導体パターン52の基準インピーダンスZrと、測定したインピーダンスZsとを比較する。この場合、良品の基準インピーダンスZrを含む所定の範囲内(一例として、−20%以上+20%以内)にインピーダンスZsが含まれるときには、導体パターン52が良品であると判別する。一方、この所定の範囲から外れる導体パターン52については、不良品であると判別する。演算制御部6は、導体パターン52に対する判別結果を、各導体パターン52に対応させてRAM7に記憶する。演算制御部6は、すべての導体パターン52に対してこの検査処理を実施する。以上により、この検査処理が完了する。
このように、この回路基板検査装置1によれば、回路基板51における導体パターン52の形成面上に敷設される非導電性メッシュシート9と、非導電性メッシュシート9上に敷設される導電性メッシュシート10とを備え、第1および第2のプローブHc,Hpが導電性メッシュシート10をそれぞれ突き抜けて非導電性メッシュシート9内に進入すると共に導体パターン52に設定された第1の測定ポイントAにそれぞれ接触し、第3および第4のプローブLc,Lpが導電性メッシュシート10をそれぞれ突き抜けて非導電性メッシュシート9内に進入すると共に導体パターン52に設定された第2の測定ポイントBにそれぞれ接触し、かつ第1から第4のシールド線21,22,31,32の一端側における各シールド導体21b,22b,31b,32bの端部が導電性メッシュシート10を介して互いに接続されることにより、第1および第2のプローブHc,Hpの組と、第3および第4のプローブLc,Lpの組とをいずれの導体パターン52に接触させたときにおいても、各シールド線21,22の各シールド導体21b,22bと、各シールド線31,32の各シールド導体31b,32bとは、回路基板51上に敷設された導電性メッシュシート10を介して常に直線的に(最短距離で)接続される。すなわち、各シールド線21,22の各シールド導体21b,22bと、各シールド線31,32の各シールド導体31b,32bとを接続する導電性メッシュシート10による接続経路が導体パターン52毎に常に一定となる。このため、各導体パターン52のインピーダンスを短時間で、しかも正確かつ再現性良く測定することができる。したがって、この回路基板検査装置1によれば、各プローブHc,Hp,Lc,Lpの接触抵抗の影響を受けず、かつ電流(測定電流)Isに起因した電磁誘導の影響を受けないという4端子対測定方法特有の効果を奏しつつ、各導体パターン52についての良否を短時間で、しかも正確かつ再現性良く検査(判別)することができる。
また、この回路基板検査装置1によれば、一端側(部位23a,33a)の外周面が縮径する筒体に導体を用いて形成された一対の保持部材23,33を備え、保持部材23の一端側の内部において、この一端側の開口部から所定長h1(<m1)だけ各先端を突出させて各プローブHc,Hpを配設し、保持部材33の一端側の内部において、この一端側の開口部から所定長h1(<m1)だけ各先端を突出させて各プローブLc,Lpを配設し、各シールド線21,22の一端側における各シールド導体21b,22bの端部を保持部材23に電気的に接続し、各シールド線31,32の一端側における各シールド導体31b,32bの端部を保持部材33に電気的に接続したことにより、各プローブHc,Hp,Lc,Lpと導電性メッシュシート10との接触を確実に回避しつつ各プローブHc,Hp,Lc,Lpを導体パターン52に接触させることができる。また、各プローブHc,Hpが接触する導体パターン52の第1の測定ポイントA近傍において各シールド線21,22の一端側における各シールド導体21b,22bの端部を保持部材23を介して導電性メッシュシート10に確実に接触させることができると共に、各プローブLc,Lpが接触する導体パターン52の第2の測定ポイントB近傍において各シールド線31,32の一端側における各シールド導体31b,32bの端部を保持部材33を介して導電性メッシュシート10に確実に接触させることができる。したがって、各導体パターン52のインピーダンスを一層確実に測定することができる結果、各導体パターン52についての良否を一層確実に検査することができる。
なお、本発明は上記の構成に限定されない。例えば、電気的パラメータとしてインピーダンスを測定する例を挙げて説明したが、信号源11から出力される信号(交流電圧)と、導体パターン52を流れる電流Isとの間の位相差を測定すると共に、信号源11の交流電圧、信号源11の電流Is、および測定した位相差に基づいて導体パターン52のインダクタンスまたはキャパシタンスを電気的パラメータとして測定する構成を採用することもできる。また、この位相差そのものを電気的パラメータとして測定する構成を採用することもできる。また、電圧Vsの測定値および電流Isの測定値を本発明における電気的パラメータとする構成を採用することもできる。
また、保持部材23,33に代えて、図4に示す保持部材63,73を採用することができる。なお、以下、保持部材23,33と共通する構成要素については同一の符号を用いて重複した説明を省略する。この保持部材63,73は、各々の一端側(図4中の下端側)の外周面が円筒状に縮径する筒体、言い換えれば一端側が部分的に小径の円筒体に形成された円筒体に導体を用いて形成されている。この場合、小径の円筒体に形成された部位の長さがh2に設定されて、各プローブHc,Hp,Lc,Lpはこの小径の円筒体の開口部からh1だけ突出するように保持部材63,73に配設される。この各保持部材63,73によれば、一端側に形成された小径の円筒体とそれ以外の大径の円筒体との境界において外周面が軸線とほぼ直角な平面状に形成されるため、導電性メッシュシート10との接触面積を増加させて接触抵抗を低減することができる。また、この保持部材63,73における小径の円筒体とそれ以外の大径の円筒体との境界部分に、同図に示すように、導電性のバネ63a,73aを外側に向けて開くように配設する構成を採用することもできる。この構成の保持部材63,73によれば、バネ63a,73aと導電性メッシュシート10とが接触する分だけ、保持部材63,73と導電性メッシュシート10とをより一層確実に接触させることができると共に、接触抵抗の低減を図ることができる。したがって、上記した保持部材63,73を採用することにより、導体パターン52についての電気的パラメータを一層正確に測定することができる結果、導体パターン52に対する良否判定の精度を一層高めることができる。また、保持部材23,33や保持部材63,73に代えて、各シールド線21,22,31,32をそれぞれ別個に保持する4つの保持部材を備えて構成することもできる。さらに、保持部材23,33や保持部材63,73を用いることなく、各シールド線21,22,31,32の一端側における各シールド導体21b,22b,31b,32bの各端部を導電性メッシュシート10に直接接触させる構成を採用することもできる。
本発明の実施の形態に係る回路基板検査装置1の構成を示す構成図である。 保持部材23(33)の構成を示す斜視図である。 非導電性メッシュシート9および導電性メッシュシート10の構成を示す平面図である。 保持部材63(73)の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
2,3 プローブユニット
5 測定部
6 演算制御部
9 非導電性メッシュシート
10 導電性メッシュシート
11 信号源
12 電圧測定回路
13 電流測定回路
15 可変電流源
16 差動増幅回路
21,22,31,32 シールド線
21a,22a,31a,32a 芯線
21b,22b,31b,32b シールド導体
23,33,63,73 保持部材
51 回路基板
52 導体パターン
A,B 測定ポイント
Hc,Hp,Lc,Lp プローブ
Is 電流
Vs 電圧

Claims (2)

  1. 回路基板における導体パターンの形成面上に敷設される非導電性メッシュシートと、
    当該非導電性メッシュシート上に敷設される導電性メッシュシートと、
    第1から第4のプローブと、
    一端側における芯線の端部が前記第1のプローブに接続された第1のシールド線と、
    一端側における芯線の端部が前記第2のプローブに接続された第2のシールド線と、
    一端側における芯線の端部が前記第3のプローブに接続された第3のシールド線と、
    一端側における芯線の端部が前記第4のプローブに接続された第4のシールド線と、
    前記第1のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に配設された信号源と、
    前記第2のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に配設された電圧測定部と、
    前記第3のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に直列に配設された電流測定部および可変電流源と、
    前記第4のシールド線の他端側における前記芯線の端部とシールド導体の端部との間に配設された電流制御部と、
    演算制御部とを備え、
    前記導体パターンの検査時において、前記第1および第2のプローブは前記導電性メッシュシートをそれぞれ突き抜けて前記非導電性メッシュシート内に進入させられると共に前記導体パターンに設定された第1の測定ポイントにそれぞれ接触させられ、前記第3および第4のプローブは前記導電性メッシュシートをそれぞれ突き抜けて前記非導電性メッシュシート内に進入させられると共に前記導体パターンに設定された第2の測定ポイントにそれぞれ接触させられ、かつ前記第1から第4のシールド線の前記一端側における前記各シールド導体の端部は前記導電性メッシュシートを介して互いに接続させられて、
    前記信号源および前記可変電流源は、当該信号源、前記第1のシールド線の前記芯線、前記第1のプローブ、前記導体パターン、前記第3のプローブ、前記第3のシールド線の前記芯線、前記電流測定部、当該可変電流源、前記第3のシールド線の前記シールド導体、前記導電性メッシュシートおよび前記第1のシールド線の前記シールド導体を含んで構成される電流ループにそれぞれ電流を供給し、
    前記電流制御部は、前記電流ループに前記電流が流れることに起因して前記第4のシールド線の他端側における前記芯線および前記シールド導体の各端部間に生じる電位差を検出すると共に当該電位差がゼロになるように前記可変電流源に対して前記電流の供給量を制御し、
    前記電流測定部は前記電流ループに流れる前記電流を測定し、
    前記電圧測定部は前記電流ループに前記電流が流れることに起因して前記第2のシールド線の他端側における前記芯線および前記シールド導体の各端部間に生じる電圧を測定し、
    前記演算制御部は、前記電圧測定部によって測定された前記電圧および前記電流測定部によって測定された前記電流に基づいて前記導体パターンについての電気的パラメータを算出すると共に当該電気的パラメータに基づいて当該導体パターンの良否を判別する回路基板検査装置。
  2. 一端側の外周面が縮径する筒体に導体を用いて形成された一対の保持部材を備え、
    前記第1および第2のプローブは、それぞれ、一方の前記保持部材における前記一端側の内部において、互いに絶縁させると共に当該保持部材とも絶縁された状態を維持しつつ、当該一端側の開口部から前記非導電性メッシュシートの厚み未満の所定長だけ各先端を突出させて配設され、
    前記第3および第4のプローブは、それぞれ、他方の前記保持部材における前記一端側の内部において、互いに絶縁させると共に当該保持部材とも絶縁された状態を維持しつつ、当該一端側の開口部から前記非導電性メッシュシートの厚み未満の所定長だけ各先端を突出させて配設され、
    前記第1および第2のシールド線の前記一端側における前記各シールド導体の前記端部は前記一方の保持部材に電気的に接続され、
    前記第3および第4のシールド線の前記一端側における前記各シールド導体の前記端部は前記他方の保持部材に電気的に接続されている請求項1記載の回路基板検査装置。
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