JP2005324707A - 三輪車または自転車用ベル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発音と同時に一方向のみに装飾体を載置する回転台座を回転させ、発音が無い場合も、回転台座を回転させることによって視覚的に楽しむことができる、従来にない、興趣ある三輪車または自転車用ベル装置を提供することを目的とする。
【課題手段】ベル内部に駆動機構を設け、操作レバーの往復揺動運動の一方向の運動のみを回転台座に伝達し、回転台座を一方向のみに回転させる伝動機構を備える。
【選択図】 図2
【課題手段】ベル内部に駆動機構を設け、操作レバーの往復揺動運動の一方向の運動のみを回転台座に伝達し、回転台座を一方向のみに回転させる伝動機構を備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、三輪車または自転車等のハンドルに取り付けられる三輪車または自転車用ベル装置に関する。
特許文献1に示された、従来の三輪車または自転車等のハンドルに取り付けられるベル装置は、図5に示すとおり、レバー体26の操作部31を人差し指によって第1の枢軸27を中心として弾性部材25の反付勢方向(時計方向)に回転させると、レバー体26のラック32が回転し、ラック32と噛み合う小歯車37、この小歯車37と一体の大歯車36、この大歯車36と噛み合う小歯車40を介して、発音アーム部材20が支持軸5を中心として時計方向に回転する。
また、レバー体26の操作部31から人差し指を離すと、レバー体26が弾性部材25によって付勢されて第1の枢軸27を中心として付勢方向(反時計方向)に回転し、レバー体26のラック32が逆回転し、ラック32と噛み合う小歯車37、小歯車37と一体の大歯車36、および大歯車36と噛み合う小歯車40を介して、発音アーム部材20が支持軸5を中心として反時計方向に回転する。
このように発音アーム部材20がレバー体の26の運動に連動して正逆回転することによりその両端に設けられた叩打部材21,21が発音体3の内側面を連続的に叩打して、発音体3を発音させる。
発音アーム部材20の係合穴41,41に、発音体3のボス47に回動自在に取り付けられた第1の歯車70の係合突起71,71が係合しているので、発音アーム部材20の時計方向の回転が第1の歯車70に伝達され、さらに第1の歯車70と噛み合う下歯車60、伝達軸59、上歯車61、上歯車61と噛み合う第2の歯車83を介して、回転部材81が支軸55を中心として時計方向に回転する。
回転部材81の係合孔86に台座82の係合突起90が係合しているので、台座82は、回転部材81と同時に時計方向に回転する。逆に、発音アーム部材20が反時計方向に回転すると、第1の歯車70、下歯車60、伝達軸59、上歯車61、第2の歯車83を介して、回転部材81が反時計方向に回転し、同時に台座82も反時計方向に回転する。
台座82が回転すると、台座82に取り付けられている装飾体95も一緒に回転する。装飾体95は、発音アーム部材20の回転に連動しているので、発音体3の発音に同期して回転する。
しかしながら、このように構成された従来の三輪車または自転車用ベル装置においては、上記のように台座に取り付けられた装飾体95の運動は、常に発音アーム部材20と連係しているため、装飾体95の回転方向は発音アーム部材20の回転方向に依存し、装飾体95自体を単独で回転運動させることができなかった。
また、装飾体は、第1の歯車70、下歯車60、伝達軸59、上歯車61、第2の歯車83これらのギア比に依存するので回転速度も制限される。
更に台座82に取り付けられている装飾体95は、発音アーム部材20と連係しているため、発音体3が発音している間しか回転しないという問題がある。
実用新案登録第3059310号公報
本発明は、これら問題点を解消して、三輪車または自転車用ベル装置おける操作レバーを一方向に操作したときだけその駆動力を前記回転台座に伝達し、回転台座を一方向のみに回転させるとともに、発音体の発音が終わった後も台座が回転し続けるようにして、視覚的に一層楽しむことのできる、興趣ある三輪車または自転車用ベル装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、金属発音体としての基部(101)と、この基部に上部から被せて支持軸(103)により結合されたカバー体(102)と、前記基部またはカバー体に揺動自在に取り付けられ復帰用ばねによる一方向の付勢力と、この付勢力と反対方向の外部操作力により往復揺動運動する操作レバー(108)と、この操作レバーの揺動運動に連動して前記支持軸に回動自在に設けられている前記基部内面を叩打して発音させる発音アーム部材(105)と、前記カバー体上面に回転自在に設置され装飾体等(112a、112b)の装着される回転台座(110)と、操作レバー(108)と回転台座の間に操作レバーの揺動運動により前記回転台座を回転駆動するための駆動機構とを備えた三輪車または自転車用ベル装置において、
前記駆動機構は、前記操作レバーの往復揺動運動の一方向の運動のみを前記回転台座に伝達し、回転台座を一方向のみに回転させる伝動機構を備えることを特徴とする。
前記駆動機構は、前記操作レバーの往復揺動運動の一方向の運動のみを前記回転台座に伝達し、回転台座を一方向のみに回転させる伝動機構を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記伝動機構は歯車伝動機構から構成され、操作レバー(108)の一方向への揺動により、この歯車伝動機構を構成している一部の歯車が噛合し、回転台座(110)へ駆動力を伝達し、他方向への揺動により、前記歯車が噛合を外して、回転台座への駆動力を遮断するようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、操作レバー(108)の往復揺動運動にしたがって回動される駆動軸(202a)と、この駆動軸に相互間に加わるトルクが所定値を超えると相対的に滑動するように滑動可能に嵌合結合された伝動制御板(109)をカバー体(102)上面に設け、この伝動制御板の上面に、前記歯車伝動機構の一部の歯車機構を載置し、この歯車機構の一端の歯車を前記駆動軸に固着するとともに、他端の歯車を前記伝動制御板の揺動にしたがって回転台座(110)に接離可能に配置することにより回転台座に一方向の回転力のみを伝達することを特徴とする。
請求項4の発明は、駆動軸(202a)の嵌合される伝動制御板(109)の軸孔周辺部に、切込みを入れて弾性変形部を形成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、回転台座(110)の下面略中央に、前記歯車機構の一部の歯車を固着し、伝動制御板(109)上面に載置されている一部の歯車とが、この伝動制御板の揺動にしたがって回転台座に接離し、回転台座への駆動を伝達または遮断することを特徴とする。
請求項6の発明は、回転台座(110)上面に、装飾体等(112a)を装着するための取付板(111)を設け、前記取付板この回転台座に結合したことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載の三輪車または自転車用ベル装置において、取付板(111)の上面に、回転可能に装飾体等(112b)を設けるとともに、この装飾体等(112b)と回転台座(110)との間に歯車機構を設け、回転台座(110)の回転に連動して装飾体等(112b)を回転駆動するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、装飾体等(112a、112b)を取付けた回転台座は、操作レバーを一方向に操作したときだけこれに連動して回転駆動され、操作レバーの操作を止めると操作レバーと回転台座の間の伝動機構が切り離されるため、前記装飾体等を取付けた前記回転台座は、前記操作レバーの操作を止めていても、それ自身の慣性力により回転を続けることができるため操作の負担の軽減が図られる。
また、操作レバーを常に操作しなくても慣性力により前記装飾体等の回転をさせておくことができるため視覚的興趣をそそるという効果が得られる。
更に、操作レバーの操作を停止することによって、発音アーム部材の回転が停止し発音が止んだ後も、装飾体の回転を継続させるため、無駄な発音をすることなく前記装飾体等の回転を楽しむことができるという効果が得られる。
更にまた、操作レバーの操作を停止すれば駆動機構から切り離されて、装飾体等(112a、112b)を取付けた回転台座は、慣性力により回転を続けるようになるため、操作レバーの操作の停止後は、前記回転台座の回転は歯車機構のギア比に依存することなく、自然な回転を楽しむことができるという効果がある。
なおまた、本発明は、操作レバーの一方向の操作に連動して回転する回転台座上の装飾体等(112a)とともに回転するだけでなく、装飾体(112b)の方は、歯車機構により単独で自転するため、興趣ある視覚的効果が得られる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1ないし図3に本発明の構成を示す。図1は完全な組み立て状態を示す側面断面図であり、図2は各部材を分解して示す斜視図。図3は一部に組み立てられた部材を含んだ分解斜視図である。
図1ないし図3に示すように、本発明の三輪車または自転車用ベル装置は、金属発音体としての基部(101)と、カバー体(102)とで構成されている。カバー体(102)には、支持軸(103)が設けられ、この支持軸(103)の先端が基部(101)にねじ結合により取り付けられる。
カバー体(102)の下面側に外部操作力により往復揺動可能に操作レバー(108)が、取り付けられ、図示しない復帰用ばねにより一方向に付勢されている(図3参照)。この操作レバー(108)の先部には扇状のラック(108a)が形成され、歯車1(201)に一体に結合された小歯車(201a)と噛合される。歯車1(201)は、支持軸(103)に回転自在に取り付けられた発音アーム部材(105)に結合された歯車(200)と噛合い、発音アーム部材(105)と操作レバー(108)とが連係される。
カバー体(102)の上面には、装飾体(112a、112b)の装着される回転台座(110)が回転自在に設置され、カバー体(102)略中央から突出する支持軸(103)により回転自在に支持される。
操作レバー(108)を復帰用ばねの付勢力と反対の時計方向に外部から操作すると先端の扇状ラック(108a)が同じ方向に揺動し、小歯車(201a)を回転駆動するので、歯車1(201)が反時計方向に回転される。この歯車1(201)の回転力が歯車(200)に伝達され、発音アーム部材(105)が時計方向に回転する。
操作レバー(108)の外部操作力を外すと、この操作レバー(108)が復帰ばねにより反時計方向に揺動し、扇状ラック(108a)、小歯車(201a)、歯車1(201)、歯車(200)を介して発音アーム部材(105)が反時計方向に回転される。このように、発音アーム部材(105)は操作レバー(108)の往復の揺動運動に連動して正逆方向に回転され、この回転によってその両端に設けられた叩打部材(104)が発音体を形成する基部(101)の内面を叩打ち発音させる。
カバー体(102)の上面には更に、歯車2(202)とこれと噛合う歯車3(203)とを載置した伝動制御板(109)が配設されている。この伝動制御板(109)の一端側には、切込みに連通して設けられた軸穴(109b)が、そして他端側には支持軸(109a)が設けられている。
伝動制御板(109)の軸穴(109b)に歯車2(202)の支持軸(202a)が挿通、固着され、支持軸(109a)には歯車3(203)が遊嵌される。伝動制御板(109)の軸穴(109b)の内径は、軸(202a)の外径より僅かに小さく選ばれているため、軸(102a)を軸穴(109b)に挿通するとき押し広げられて軸穴(109b)の周辺部が弾性変形し、その弾性力により軸(202a)が軸穴(109b)に把持される。
軸穴(109b)の周辺に弾性変形を起こさせるため形成する切込みは、図4aに示すように、軸穴(109b)周辺部を略卍状に切込むか、または図4bに示すように軸穴(109b)中心部から周縁部に向けて切込んだ後、周縁部付近で円周に沿って切込むようにすることができる。
軸(202a)と伝動制御板(109)の間にこの弾性把持力より大きいトルクが加わると両者は相対的に滑動し空転する。また、伝動制御板(109)の下面から突出した軸(202a)は、その軸端が、カバー体(102)を貫通して小歯車(201a)の軸穴に固定的に嵌着されているため、この歯車(201a)とともに回転する。
伝動制御板(109)と歯車(202)および歯車(203)で構成された歯車伝動機構(210)の全体が、歯車(201、201a)の回転とともに軸(202a)が回転されることにより回転する。これが時計方向に回転するときは、伝動制御板(109)がカバー体(102)の上面に設けられたストッパー部(106)に当たるまで回転し、当たったところで回転できなくなるため、軸(202a)と伝動制御板(109)との間のトルクが所定値を越え、軸(202a)が伝動制御板(109)に対して滑動空転し、この軸(202a)だけが回転を続ける。
そして軸(202a)が反時計方向に回転されるときは、この軸(202a)とともに歯車伝動機構(210)全体が同方向に回転し、歯車3(203)が回転台座(110)下面中央に固着された歯車(204)に当たって噛合ったところで止まる。このように歯車3(203)が歯車4(204)に当たって、伝動制御板(109)がそれ以上回転できなくなること、軸(202a)に大きなトルクが作用し、軸(202a)が伝動制御板(109)に対して滑動空転し、軸(202a)だけが回転を続けることになる。軸(202a)が回転し続けることにより歯車(202)が同方向(反時計方向)に回転し、この回転力が歯車3(203)および回転台座(110)の歯車4(204)を介して回転台座(110)に伝達され、この回転台座(110)を反時計方向に回転駆動する。
このように回転台座(110)は、操作レバー(108)が時計方向に操作され、小歯車(201a)に結合された軸(202a)が反時計方向に回転されたときのみこの駆動力が回転台座に伝達されて回転駆動されるので、反時計方向にのみしか回転しない。
すなわち、操作レバー(108)が往復揺動運動することにより、それに噛合する歯車1(201)が正逆方向に回動し、この歯車1を支持している駆動軸(202a)の正逆回転により伝動制御板(109)をカバー体(102)上面で往復揺動させる。伝動制御板(109)が時計方向に揺動されたときは、歯車伝動機構(210)の歯車3(203)が回転台座(110)の歯車4(204)から離れ、回転台座(110)への回転駆動力の伝達が停止されるが、回転台座(110)がすでに回転しているのであればその慣性力によって単独で回転し続ける。他方、伝動性制御板(109)が反時計方向に揺動されたときは歯車伝動機構(210)の歯車3(203)が回転台座(110)の歯車4(204)に接合して噛合い、再び、回転台座(110)に回転駆動力が伝達され、これを反時計方向に回転駆動する。
また、回転台座(110)の上面には、装飾体(112a)を装着した取付板(111)(図3参照)が組み付けられる。
更に、回転台座(110)と取付板(111)の間には、取付板(111)上面で装飾体(112b)を回転させるための歯車機構(205、206)が設けられている。この歯車機構の一方の歯車(205)は、カバー体(102)の略中央から回転自在に突出する支持軸(103)の上端部に固定的に嵌着される。取付板(111)を貫通して回転自在に支持されている支持軸(206a)の取付板(111)の下面側に突出する軸端に歯車5(205)と噛合う歯車6(206)を嵌着し、取付板(111)上面側に突出する支持軸(206a)の他方の軸端には装飾体(112a)を取り付ける。
このような歯車機構の歯車(206)は、回転台座(110)が回転することによって、この回転台座(110)に結合されている取付板(111)が一緒に回転するので、支持軸(103)の上端部に固定されている歯車5(205)に噛み合ってこれの周縁を自転しながら遊転し、取付板(111)の上面で装飾体(112a)を自転させることが可能となる。
更にまた、回転台座(110)の上部には、透明の保護カバー(113)が設けられており、これは、回転台座(110)に上部から嵌合され、外部から装飾体(112a、112b)に接触することができないようにする。
このように構成された本発明の三輪車または自転車用ベル装置は、操作レバー(108)を時計方向に外部から操作すると先端の扇状ラック(108a)が同じ方向に揺動し、小歯車(201a)、歯車1(201)が反時計方向に回転することによって、これに連動して発音アーム部材(105)が時計方向に回動し発音体である基部(101)を叩き発音させる。同時に、カバー体(102)の上面に設けられている、歯車1(201)と軸(202a)によって結合された歯車2(202)とこれと噛合う歯車3(203)とを載置した伝動制御板(109)が揺動し、歯車3(203)が回転台座(110)の歯車4(204)を接合し、噛合って、歯車(202、203、204)を介して回転台座(110)に伝達される回転力により、この回転台座(110)が反時計方向に回転駆動される。
操作レバー(108)の外部操作力を外すと、この操作レバー(108)が復帰ばねにより反時計方向に揺動し、扇状ラック(108a)、小歯車(201a)、歯車1(201)、歯車(200)を介して発音アーム部材(105)が反時計方向に回転されるので発音体である基部(101)を叩き発音させる。しかし、このときは、操作レバー(108)の揺動に連動して伝動制御板(109)が軸(202a)とともに時計方向に回動し、伝動機構の歯車3(203)が回転台座(110)の歯車から離れるため、回転台座(110)にはこのときの回転力は伝達されず、それ自身の慣性力により反時計方向の回転を続ける。
このように、本発明のベル装置によれば、発音アーム部材(105)は操作レバー(108)の往復の揺動運動に連動して正逆方向に回転され、この回転によってその両端に設けられた叩打部材(104)が発音体を形成する基部(101)の内面を叩打ち発音させるが、回転台座(110)は、操作レバー(108)が時計方向に操作され、小歯車(201a)に結合された軸(202a)が反時計方向に回転されたときのみこの駆動力が回転台座に伝達されて回転駆動されるだけであるので、反時計方向にのみしか回転しない。
すなわち、操作レバー(108)を往復揺動運動させることにより、それに噛合する歯車1(201)が正逆方向に回動し、この歯車1を支持している駆動軸(202a)の正逆回転により伝動制御板(109)をカバー体(102)上面で往復揺動させ、伝動制御板(109)が時計方向に揺動されたときは、歯車伝動機構(210)の歯車3(203)が回転台座(110)の歯車4(204)から離れ、回転台座(110)への回転駆動力の伝達を停止し、一方、伝動性制御板(109)が反時計方向に揺動されたときは歯車伝動機構(210)の歯車3(203)が回転台座(110)の歯車4(204)に当たって噛合い、回転台座(110)に回転駆動力を伝達し、これを反時計方向に回転駆動する。
回転台座(110)の上面に、取付板(111)を介して取り付けらた装飾体(112a)をよび、回転台座(110)と取付板(111)の間に配設した歯車機構(205、206)を介して取り付けられた装飾体(112b)は、操作レバーの一方向の操作に連動して回転する回転台座(110)とともに回転するだけでなく、装飾体(112b)の方は、歯車機構(205、206)により単独で自転する。
そして、回転台座(110)は、操作レバーが時計方向に操作されたときにこれに連動して反時計方向に回転駆動され、操作レバーの操作をやめれば駆動機構から切り離されて慣性力により回転を続けるようになるため、発音アーム部材(105)が操作レバーの操作の停止によって回転を停止することによって発音が止んだ後も、装飾体の回転を継続させることが可能となる。
本発明のベル装置は、幼児または児童が路上で運転する三輪車または自転車用だけに限定されるものではなく、遊園地や遊戯場等でそれ自体移動しない遊戯具用の乗物やシュミレーション用の乗物、更には玩具または玩具の一部分に装着して利用することも可能である。
101 基台、102 カバー体、103 支持軸、104 叩打部材、105 発音アーム部材、106 ストッパー部、107 弾性部材、108 操作レバー、109 伝動制御板、109a 駆動軸、109b 切り込み、110 台座、111 取付板、112a 装飾体、112b 装飾体、113 透過性を有するカバー体、201 歯車1、202 歯車2、202a 駆動軸、203 歯車3、203a 支軸、204 歯車4、205 歯車5、206 歯車6、206a 駆動軸、210 歯車伝動機構
Claims (7)
- 金属発音体としての基部(101)と、この基部に上部から被せて支持軸(103)により結合されたカバー体(102)と、前記基部またはカバー体に揺動自在に取り付けられ、復帰用ばねによる一方向の付勢力とこの付勢力と反対方向の外部操作力とにより往復揺動運動する操作レバー(108)と、この操作レバーの揺動運動に連動して前記支持軸に回動自在に設けられている前記基部内面を叩打して発音させる発音アーム部材(105)と、前記カバー体上面に回転自在に設置され装飾体等の装着される回転台座(110)と、操作レバー(108)と回転台座の間に操作レバーの揺動運動により前記回転台座を回転駆動するための駆動機構とを備えた三輪車または自転車用ベル装置において、
前記駆動機構は、前記操作レバーの往復揺動運動の一方向の運動のみを前記回転台座に伝達し、回転台座を一方向のみに回転させる伝動機構を備えることを特徴とする三輪車または自転車用ベル装置。 - 請求項1に記載の三輪車または自転車用ベル装置において、前記伝動機構は歯車伝動機構から構成され、操作レバー(108)の一方向への揺動により、この歯車伝動機構を構成している一部の歯車が噛合し、回転台座(110)へ駆動力を伝達し、他方向への揺動により、前記歯車が噛合を外して、回転台座への駆動力を遮断するようにしたことを特徴とする三輪車または自転車用ベル装置。
- 請求項1または2に記載の三輪車または自転車用ベル装置において、操作レバー(108)の往復揺動運動にしたがって回動される駆動軸(202a)と、この駆動軸に相互間に加わるトルクが所定値を超えると相対的に滑動するように滑動可能に嵌合結合された伝動制御板(109)をカバー体(102)上面に設け、この伝動制御板の上面に、前記歯車伝動機構の一部の歯車機構を載置し、この歯車機構の一端の歯車を前記駆動軸に固着するとともに、他端の歯車を前記伝動制御板の揺動にしたがって回転台座(110)に接離可能に配置することにより回転台座に一方向の回転力のみを伝達することを特徴とする三輪車または自転車用ベル装置。
- 請求項1から3のいずれか1つに記載の三輪車または自転車用ベル装置において、駆動軸(202a)の嵌合される伝動制御板(109)の軸孔周辺部に、切込みを入れて弾性変形部を形成したことを特徴とする三輪車または自転車用ベル装置。
- 請求項1から4のいずれか1つに記載の三輪車または自転車用ベル装置において、前記回転台座(110)の下面略中央に、前記歯車機構の一部の歯車を固着し、前記伝動制御板(109)上面に載置されている一部の歯車とが、この伝動制御板の揺動にしたがって回転台座に接離し、回転台座への駆動を伝達または遮断することを特徴とする三輪車または自転車用ベル装置。
- 請求項1から5のいずれか1つに記載の三輪車または自転車用ベル装置において、前記回転台座(110)上面に、装飾体等(112a)を装着するための取付板(111)を設け、前記取付板をこの回転台座に結合したことを特徴とする三輪車または自転車用ベル装置。
- 請求項1から6のいずれか1つに記載の三輪車または自転車用ベル装置において、取付板(111)の上面に、回転可能に装飾体等(112b)を設けるとともに、この装飾体等(112b)と回転台座(110)との間に歯車機構を設け、回転台座(110)の回転に連動して装飾体等(112b)を回転駆動するようにしたことを特徴とする三輪車または自転車用ベル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004145530A JP2005324707A (ja) | 2004-05-14 | 2004-05-14 | 三輪車または自転車用ベル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004145530A JP2005324707A (ja) | 2004-05-14 | 2004-05-14 | 三輪車または自転車用ベル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005324707A true JP2005324707A (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=35471394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004145530A Pending JP2005324707A (ja) | 2004-05-14 | 2004-05-14 | 三輪車または自転車用ベル装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005324707A (ja) |
-
2004
- 2004-05-14 JP JP2004145530A patent/JP2005324707A/ja active Pending
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