JP3002721U - 的当て玩具 - Google Patents

的当て玩具

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JP3002721U
JP3002721U JP1994004533U JP453394U JP3002721U JP 3002721 U JP3002721 U JP 3002721U JP 1994004533 U JP1994004533 U JP 1994004533U JP 453394 U JP453394 U JP 453394U JP 3002721 U JP3002721 U JP 3002721U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターゲットが方向変更しつつ走行し、かつ、
赤外線が当たったときに異なる動作を行う的当て玩具を
提供する。 【構成】 受光部を有するターゲットと、このターゲッ
トの前記受光部に向けて赤外線を発射するための光線銃
とを備えた的当て玩具において、前記ターゲットは自走
式の走行体であり、このターゲットには、バッテリを電
源とし正逆転可能なモータと、常時には前記モータを正
転させるとともに前記赤外線を受光したときに前記モー
タを正転から逆転に一時的に切り換えるモータ制御部
と、少なくとも当該モータの正転時にその動力を駆動輪
に伝達して当該駆動輪を回転させる駆動機構と、少なく
とも当該モータの正転時に前記駆動輪を所定の鉛直軸を
中心に旋回させて前記ターゲットの走行方向を切り換え
る方向変更機構と、当該モータの逆転時に前記ターゲッ
トのボディを揺動させる揺動機構とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、的当て玩具に関するもので、さらに詳しくは、受光部を有するター ゲットと、このターゲットの前記受光部に向けて赤外線を発射するための光線銃 とを備えた的当て玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、赤外線を発射する光線銃と、この光線銃のターゲットとを備えた的当て ゲーム装置が知られている。この的当てゲーム装置は、光線銃によって赤外線を ターゲットに向けて発射し、ターゲットの受光部に赤外線が当たると、その当た りを何らかの手段により表示するような構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなゲーム装置では、一般に、ターゲットが静止状態におか れているため、赤外線をターゲットの受光部に当てるのが容易であり、プレイヤ にとっては物足りないものとなっていた。また、当たった場合のリアクションも 、只、音を発するなど単調であり、その点でも物足りないものとなっていた。
【0004】 本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、ターゲットが方向変更しつつ走行 し、かつ、赤外線が当たったときに異なる動作を行う的当て玩具を提供すること を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段は、受光部を有するターゲットと、このターゲットの前記受光部に 向けて赤外線を発射するための光線銃とを備えた的当て玩具において、前記ター ゲットは自走式の走行体となっており、このターゲットには、バッテリと、この バッテリを電源とし正逆転可能なモータと、常時には前記モータを正転させると ともに前記赤外線を受光したときに前記モータを正転から逆転に一時的に切り換 えるモータ制御部と、前記のモータを動力源とし少なくとも当該モータの正転時 にその動力を駆動輪に伝達して当該駆動輪を回転させる駆動機構と、前記モータ を動力源とし少なくとも当該モータの正転時に前記駆動輪を所定の鉛直軸を中心 に旋回させて前記ターゲットの走行方向を切り換える方向変更機構と、前記モー タを動力源とし当該モータの逆転時に前記ターゲットのボディを揺動させる揺動 機構とを具備することを特徴とするものである。
【0006】 第2の手段は、第1の手段において、前記駆動機構および方向変更機構が前記 モータの正転時にのみ作動するように構成されていることを特徴とするものであ る。
【0007】 第3の手段は、第1および第2の手段おいて、前記ターゲットに人形体が乗せ られるとともに、前記ターゲット内部には、前記モータを動力源とし当該モータ の逆転時に前記人形体を動作させる人形体動作機構が設けられていることを特徴 とするものである。
【0008】 第4の手段は、第1〜第3の手段において、前記揺動機構が、少なくとも、前 記駆動輪の車軸に固定して設けられた偏心カムと、当該偏心カムと同じに偏心す る偏心軸穴を介して当該偏心カムに連結される前記駆動輪と、前記偏心カムおよ び前記駆動輪との間に構成される一方向クラッチとを含んで構成され、一方、前 記駆動機構が、前記偏心カムおよび前記一方向クラッチを介して前記駆動輪を回 転させるように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】 第5の手段において、第3の手段において、前記人形体動作機構が、前記人形 体の身体の一部を動作させる身体動作機構と、前記人形体を飛び出させる人形体 飛出し機構とによって構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
第1〜第5の手段によれば、普通の状態ではモータが正転し、ターゲットであ るターゲットは方向変更しつつ走行を行い、ターゲットの受光部に赤外線が当た ると、モータが逆転し、ターゲットは揺動を行うことになる。また、第2の手段 によれば、モータの逆転時にはターゲットはその場で揺動だけを行う。さらに、 第3の手段によれば、モータの逆転時にターゲットの揺動を行っている時に、人 形体も動作することになる。第4の手段によれば、偏心カムの一方向への回転に よって駆動輪が回転し、偏心カムの他方向への回転によってターゲットが揺動を 行うことになる。第5の手段によれば、モータの逆転時に人形体の身体の一部が 動作したり、人形体自体が飛び出すことになる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基いて本考案の実施例に係る的当て玩具について説明する。
【0012】 実施例の的当て玩具は、大別して、方向を変えつつ走行するターゲット2(図 1)と、このターゲット2に対して赤外線を発する光線銃3(図2)とから構成 されている。ターゲット2には、カエルの頭部形状を持つ回転式の操作子2aが 設けられ、この操作子2aをON側に回すと、ターゲット2は前進、左旋回、後 進および右旋回のサイクルを繰り返して行う。その間、軽快なバックミュージッ クがターゲット2から発しられる。そして、このターゲット2に向けて光線銃3 から赤外線を発射し、それがターゲット2の的2bにうまく当たると、ターゲッ ト2は方向変更を止めて、その場でターゲット2が上下に揺動を行うとともに、 ターゲット2上に乗ったカエル人形(以下、単にカエルという)4が口を1回開 ける。また、当たる回数によって、バックミュージックが止み、「ポヨヨーン」 という音を発するとともに、カエル4がターゲット2から威勢良く飛び出す。ま た、再度ゲームを行うにあたっては、カエル4をターゲット2に取り付けるとと もに、ターゲット2のリセット釦5を押せば良い。
【0013】 次に、この的当て玩具を構成するターゲット2の構造を詳細に説明する。
【0014】 このターゲット2は走行体として構成され、その外観は、スペースシャトルに 似せた形状となっている。このターゲット2の運転席に当たる部分にはカエル4 が乗せられている。このターゲット2は、3輪で走行するようになっており、前 輪20(図4)が駆動輪、後輪21,21(図3)が補助輪となっている。また 、このターゲット2のボディ22は、図3に示すように、下ボディ22aと上ボ ディ22bとから構成されている。そして、この下ボディ22aにはバッテリボ ックス23が設けられ、このバッテリボックス23内には図示しないバッテリ( 電池)を組み込むことができるようになっている。図3において符号23bはバ ッテリボックス23の蓋である。また、下ボディ22aと上ボディ22bとによ って形成される空間には、図4に示すように、正逆転可能なモータMと、図示し ない受光部およびモータ制御部と、前輪20を回転させる駆動機構30と、ター ゲット2のボディ22を揺動させる揺動機構40と、ターゲット2の走行方向を 切り換える方向変更機構50と、人形体動作機構60と、スピーカ95aを含ん でなる発音手段95(図3)とが設けられている。
【0015】 図示しない受光部は、ターゲット2に設けられた受光窓2a直後に設けられ、 また、図示しないモータ制御部は、この受光部の近傍に設けられている。このモ ータ制御部は、電源が投入された状態では、常時モータMを正転させ、受光部で 赤外線を受光した時、一時的にモータMを逆転させる働きをする。
【0016】 駆動機構30は、モータMが正転している場合に、モータMの動力を歯車30 a、30b、30c、・・・、30kを介して前輪車軸31に伝達し前輪20を 回転させる。ここで、前輪車軸31と前輪20との係合関係を説明すれば、車軸 31には偏心カム32が固定して設けられ、一方、前輪20には、偏心カム32 と同じだけ偏心する偏心軸穴20aが形成されている。そして、前輪20は、偏 心軸穴20aを偏心カム32に嵌合させることによって、車軸31に取り付けら れる。なお、符号33は偏心軸穴20aと偏心カム32とを嵌合状態に保つため のばねを示している。また、偏心カム32および車輪20の間には一方向クラッ チ34が設けられている。すなわち、偏心カム32の一端に設けられた端板35 には山形突起35aが付設され、この山形突起35aは、前輪20の偏心軸穴2 0aの外側に形成された凹部(図示せず)に嵌合可能となっている。この山形突 起35aおよび凹部の形状は、モータMが正転した時に山形突起35aと凹部と が係合して前輪20を回転させ(図5(a),(b),(c)の状態)、モータ Mが逆転した時に山形突起35aと凹部との係合が図6(a)に示すように外れ るような形状となっている。したがって、モータMが正転した時には、ターゲッ ト2は前輪20の矢印Aの方向への回転によって走行し、モータMが逆転した時 には前輪20の回転が止まることになる。なお、前輪車軸31は鉛直軸25aを 中心に回転可能な回転ドラム25に軸支され、前輪20は鉛直軸25aから偏心 した位置に設けられる。図4において符号26は回転ドラム25の下蓋26を示 しており、この下蓋26には前輪20の下半部を外部に突出させるための開口2 6aが設けられている。また、符号20bは前輪本体に嵌合されるゴム輪を示し ている。さらに、歯車30hは2重歯車となっており、大径部分が歯車30gに 噛合し、小径部分が歯車30iに噛合している。
【0017】 揺動機構40は、歯車30a、30b、30c、・・・、30kと、偏心カム 32および前輪20を含んで構成されている。この揺動機構40は、モータMが 逆転した時に、モータMの動力を歯車30a、30b、30c、・・・30kを 介して前輪車軸31に伝達し偏心カム32を矢印Aとは逆の方向に回転させる。 この時、図6(a),(b),(c)に示すように、山形突起35aと凹部との 係合が外れ、偏心カム32が空回りする一方で、前輪20は接地しているので、 ターゲット2のボディ22は上下に揺動することになる。
【0018】 方向変更機構50は、歯車30a、30b、・・、30eと、歯車50a、5 0b、・・・、50gと、カム51と、係止ロッド52と、回転ドラム25とに よって構成されている。ここで注意をしなければならないのは、前輪20が回転 ドラム25の鉛直軸25aから偏心した位置にあり、前輪20が回転すると、回 転ドラム25が鉛直軸25aを中心に回転しようとすることである。この回転ド ラム25の回転を利用して、本方向変更機構50は走行方向制御を行っている。 すなわち、係止ロッド52がばね53によって回転ドラム25の天板25bの外 周部に接している。この天板25bの天板25bの外周部には外周に沿って90 ゜間隔に鈎部54が計4個付設され、この鈎部54と係止ロッド52が係合可能 となっており、間欠的に係止ロッド52を持ち上げることによって方向変更を行 うようになっている。具体的には、モータMが逆転した時、モータ動力を、歯車 30a、30b、・・、30e、歯車50a、50b、・・・、50gを経てカ ム51に伝達し、カム51を回転させる。そして、図8に示すように、このカム 51の突起によって、係止ロッド52の中程に設けられた操作板52aを下方か ら掬い上げて、係止ロッド52を持ち上げるようになっている。なお、前記歯車 50eは太陽歯車であり、また、前記歯車50fは歯車50eの周りを自転しつ つ公転する遊星歯車である。この歯車50fは、モータMが逆転した時だけ、次 段の歯車50gに噛合する。
【0019】 人形体動作機構60は、カエル4の口を開閉させる身体動作機構61と、人形 体を飛び出させる人形体飛出し機構62とによって構成されている。
【0020】 この身体動作機構61および人形体飛出し機構62を説明する前に、まず、カ エル4の構成を説明すれば、カエル4は、大別して、胴部63と、頭部64とか ら構成されている。胴部63は前胴63aと後胴63bとから構成され、前胴6 3aと後胴63bに形成された溝63cに、板状の下顎65が差込み固定されて いる。そして、この下顎65には、板状の上顎66がピン66aによって枢着さ れている。上顎66には頭部64が固定して設けられている。また、下顎65に 設けられた孔65aには、頭部に鍔が形成された押上げピン67が上方から挿入 され、その下端にはプラスチック製の止め金68が取り付けられてる。この止め 金68と下顎65裏面の間にはばね69が押上げピン67に巻回されるようにし て設けられている。このカエル4の止め金68は、カエル4をターゲット2の運 転席(凹部)2e内にセットしたときに、図9に示すように、運転席2e内の突 起部(座部)2cの上に着座する。このとき、ばね69は縮退する。なお、カエ ル4をターゲット2の運転席(凹部)2e内にセットしたときに、カエル4は後 述の係止レバー90によって係止される。
【0021】 身体動作機構61は、歯車30a、30b、・・、30eと、歯車50a、5 0b、・・・、50fと、歯車84a、84bと、ラック80cが付設されたラ ック部材80と、直動カム板81と、押上げロッド82とを含んで構成されてい る。歯車84aは、モータMの逆転時にのみ歯車50fと噛合するようになって おり、歯車84bはラック80cに噛合している。また、このラック80cが形 成されているラック部材80は直動カム板81上で動作するようになっていて、 このラック部材80と直動カム板81とはばね82によって結合されている。そ して、ラック部材80が矢印Bの方向に移動する際には、ばね83によって引っ 張られる形で直動カム板81も矢印Bの方向に動作する。この直動カム板81の 動作により、カム面81aが押上げロッド82を押し上げ、図9に示すように、 押上げロッド82により押上げピン69を持ち上げる。そして、この押上げピン 69により上顎66を持ち上げ、頭部64をピン66aを中心に少しだけ回転さ せる。この時に、カエル4は口を開ける。なお、直動カム板81と下ボディ22 aの固定部分との間にはばね84が掛けられ、直動カム板81は矢印Bとは反対 の方向へ付勢され、モータMの回転方向が逆転から正転に移行したときに、直動 カム板81を元の位置に復帰させる。
【0022】 人形体飛出し機構62は、歯車30a、30b、・・、30eと、歯車50a 、50b、・・・、50fと、歯車84a、84bと、ラック部材80のボス8 0dに嵌合し捻りコイルばね85が取り付けられた付設された爪部材86と、爪 車87と、この爪車87によって操作される係止レバー90とを含んで構成され ている。この人形体飛出し機構62によれば、ラック部材80が1回往復動作す ると、爪部材86によって爪車87が1ピッチ分送られる。この時、爪車87の 上面の筒状部88端面に構成された鋸歯87aと、それと相補的な形状を持つ鋸 歯(図示せず)とが噛合して、爪車87の位置決めがなされる。また、前記筒状 部88の周面には突起88a,88bが付設されている。ここで突起88a,8 8bは、図10に示すように、その突出量が突起88bの方が大きくなっている 。そして、爪車87が回転し、突起88aが係止レバー90の一端の爪部90c に当たった時に、係止レバー90を弾き、係止レバー90が軸90aを中心に回 転し、他端の鈎部90bとカエル4との係合が外れ、カエル4がばね69の作用 によって運転席2eから飛び出すようになっている。なお、係止レバー90はば ね91によって爪部90cを爪車87に押し付ける方向に付勢されている。また 、前記爪車87の軸87bにはコイルばね92が巻き掛けられ、このコイルばね 92の一端は爪車92の裏面に掛けられ、他端は下ボディ22aの固定部に掛け られている。このコイルばね92は、爪車87の鋸歯87aと、それと相補的な 形状を持つ鋸歯(図示せず)との噛合状態を維持するとともに、リセット釦5を 押して、爪車87を下動させ、前記両鋸歯の噛合が解除された際に、爪車87を 元位置に復帰させる働きをする。
【0023】 発音手段95は、図示しないICおよび増幅器とスピーカ95aとから構成さ れている。
【0024】 次に、図4に示すスイッチSW1、スイッチSW2およびスイッチSW3を説 明する。スイッチSW1は常開の電源スイッチであり、このスイッチSW1は操 作子2aに係合し、操作子2aの回転に伴ってON、OFFするようになってい る。すなわち、操作子2aは、当該操作子2aと一体的に回転する回転体96を 有し、この回転体96の大径部には弾性爪96aが付設され、この弾性爪96a が、上ボディ22bの図示しない凹部に係合することによってON、OFFの位 置決めがされるようになっている。また、回転体96の小径部には突起96bが 付設され、この突起96bによってスイッチSW1の接片同士が接触されるよう になっており、スピーカ95aからバックミュージックが流れるとともに、モー タMが駆動する。
【0025】 スイッチSW2は常閉のスイッチであり、前記スイッチSW1に直列に結線さ れており、カエル4がターゲット2から飛び出した後すぐに、そのバックミュー ジックを止めさせ、モータMを止める働きをする。つまり、爪車87が回転し、 突起88aが係止レバー90の一端の爪部90cに当たり、係止レバー90を弾 いた直後に、図10に示すように、突起88bによりスイッチSW2の接片の一 方も弾かれ、接片同士が離れるので、バックミュージックは止み、モータMも止 まる。
【0026】 スイッチSW3は常開のスイッチであり、カエル4がターゲット2から飛び出 す時だけ、図示しないICおよびスピーカ33により「ポヨヨーン」というゲー ム終了音を発しさせる働きをする。つまり、爪車90の爪のうち1個87cだけ が他よりも径方向に長くなっており、爪車87が回転し、突起88aが係止レバ ー90の一端の爪部90cに当たり、係止レバー90を弾く際に、爪部90cが スイッチSW3の接片に当たり、接片同士が接触し、「ポヨヨーン」というゲー ム終了音を発しさせる。
【0027】 次に、光線銃3の内部構造を説明する。この光線銃3内部にはバッテリボック ス3aが設けられ、ここには図示しないバッテリが組み込まれるようになってい る。また、基板Pには、トリガ3bが引かれた際に発振する発振器や、当該発振 器の発振信号によりLEDをドライブする増幅器や、増幅器によりドライブされ て赤外線を発するLEDや、トリガ3bが引かれた際に発振する音声信号発振器 などが取り付けられている。また、音声信号発振器にはスピーカ3cが接続され ている。
【0028】 続いて、このように構成された的当て玩具の全体的な動作を作用とともに説明 する。
【0029】 操作子2aをON側に回すと、スイッチSW1がONしてバックミュージック が発せられるとともに、モータMが正転する。そして、駆動機構30によって前 輪20が回転する。一方、モータ動力は、方向変更機構50にも伝えられ、この 方向変更機構50によりターゲット2は次々に走行方向を変えることになる。こ のターゲット2の受光窓2bに銃口を向けて光線銃3のトリガ3bを引き、赤外 線がうまく受光窓2bに当たると、モータMが所定時間逆転し、揺動機構40が 働き、ターゲット2のボディ22は上下に揺動する。また、身体動作機構61が 働き、カエル4は口を1回口をあける。赤外線が受光窓2bに当たる毎に前記の 動作が繰り返される。そして、所定回数当たると、人形体飛出し機構62が働き 、カエル4が運転席2eから飛び出すことになる。この直後、バックミュージッ クは止むとともに、モータMも停止する。再度、ゲームを行うには、ターゲット 2にカエル4をセットし、リセット釦5を押せば、爪車87が下動し、爪車87 が元位置に復帰することにより、スイッチSW2が常閉状態に戻りゲームが再ス タートし始める。
【0030】 以上のように構成された的当て玩具によれば、下記のような効果を得ることが できる。
【0031】 普通の状態ではモータMが正転し、ターゲット2は方向変更しつつ走行を行い 、ターゲット2に赤外線が当たると、モータMが逆転し、ターゲット2は揺動を 行う。したがって、今までにない斬新な的当てゲームを実現できる。また、モー タMの逆転時にはターゲット2はその場で揺動だけを行うので、当たったことが すぐ分かるし、当たった時の満足感も大きいものとなる。さらに、モータMの逆 転時にターゲット2が揺動している際に、カエル4も動作することになるので、 滑稽であり、より面白味の大きいものとなる。また、偏心カム34の一方向への 回転によって前輪20が回転し、偏心カム34の他方向への回転によってターゲ ット2が揺動を行うので、簡単な機構でもって、走行と揺動の切換えが行えるこ とになる。
【0032】 以上、本考案者がなした実施例について説明したが、本考案は、かかる実施例 に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であることはい うまでもない。
【0033】
【考案の効果】
本考案の代表的なものの効果を説明すれば、ターゲットと、このターゲットに 向けて赤外線を発射するための光線銃とを備えた的当て玩具において、前記ター ゲットは自走式の走行体となっており、このターゲットには、バッテリと、この バッテリを電源とし正逆転可能なモータと、常時前記モータを正転させるととも に前記赤外線を受光した時に前記モータを正転から逆転に一時的に切り換えるモ ータ制御部と、前記のモータを動力源とし少なくとも当該モータの正転時にその 動力を車輪に伝達して当該車輪を回転させる駆動機構と、前記モータを動力源と し少なくとも当該モータの正転時に前記ターゲットの走行方向を切り換える方向 変更機構と、前記モータを動力源とし当該モータの逆転時に前記ターゲットのボ ディを揺動させる揺動機構とを具備するので、前記ターゲットが方向変更しつつ 走行を行い、前記ターゲットに赤外線が当たると、前記モータが逆転し、前記タ ーゲットが揺動を行うことから、今までにない斬新な的当てゲームを実現できる ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の的当て玩具のターゲットの斜視図であ
る。
【図2】光線銃の側面図である。
【図3】ターゲットのボディ部分の分解斜視図である。
【図4】内部機構の分解斜視図である。
【図5】偏心カム、一方向クラッチなどの作用を説明す
るための図である。
【図6】偏心カム、一方向クラッチなどの作用を説明す
るための図である。
【図7】カエル(人形体)の分解斜視図である。
【図8】方向変更機構の主要部の斜視図である。
【図9】カエルとターゲットとの係合関係を示す縦断面
図である。
【図10】爪車と係止レバーとの係合関係を示す図であ
る。
【図11】光線銃の分解斜視図である。
【符号の説明】
2 ターゲット 3 光線銃 30 駆動機構 40 揺動機構 50 方向変更機構 60 人形体動作機構

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光部を有するターゲットと、このター
    ゲットの前記受光部に向けて赤外線を発射するための光
    線銃とを備えた的当て玩具において、前記ターゲットは
    自走式の走行体となっており、このターゲットには、バ
    ッテリと、このバッテリを電源とし正逆転可能なモータ
    と、常時には前記モータを正転させるとともに前記赤外
    線を受光したときに前記モータを正転から逆転に一時的
    に切り換えるモータ制御部と、前記モータを動力源とし
    少なくとも当該モータの正転時にその動力を駆動輪に伝
    達して当該駆動輪を回転させる駆動機構と、前記モータ
    を動力源とし少なくとも当該モータの正転時に前記駆動
    輪を所定の鉛直軸を中心に旋回させて前記ターゲットの
    走行方向を切り換える方向変更機構と、前記モータを動
    力源とし当該モータの逆転時に前記ターゲットのボディ
    を揺動させる揺動機構とを具備することを特徴とする的
    当て玩具。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構および方向変更機構は前記
    モータの正転時にのみ作動するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の的当て玩具。
  3. 【請求項3】 前記ターゲットには人形体が乗せられる
    とともに、前記ターゲット内部には、前記モータを動力
    源とし当該モータの逆転時に前記人形体を動作させる人
    形体動作機構が設けられていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の的当て玩具。
  4. 【請求項4】 前記揺動機構は、少なくとも、前記駆動
    輪の車軸に固定して設けられた偏心カムと、当該偏心カ
    ムと同じに偏心する偏心軸穴を介して当該偏心カムに連
    結される前記駆動輪と、前記偏心カムおよび前記駆動輪
    との間に構成される一方向クラッチとを含んで構成さ
    れ、一方、前記駆動機構は、前記偏心カムおよび前記一
    方向クラッチを介して前記駆動輪を回転させるように構
    成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3いず
    れか記載の的当て玩具。
  5. 【請求項5】 前記人形体動作機構は、前記人形体の身
    体の一部を動作させる身体動作機構と、前記人形体を飛
    び出させる人形体飛出し機構とによって構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の的当て玩具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003095046A1 (fr) * 2002-05-07 2003-11-20 Konami Corporation Machine pour jeu de tir

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WO2003095046A1 (fr) * 2002-05-07 2003-11-20 Konami Corporation Machine pour jeu de tir

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