JP6531088B2 - 目覚まし時計の動作機構 - Google Patents

目覚まし時計の動作機構 Download PDF

Info

Publication number
JP6531088B2
JP6531088B2 JP2016183284A JP2016183284A JP6531088B2 JP 6531088 B2 JP6531088 B2 JP 6531088B2 JP 2016183284 A JP2016183284 A JP 2016183284A JP 2016183284 A JP2016183284 A JP 2016183284A JP 6531088 B2 JP6531088 B2 JP 6531088B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
case
watch
motor
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016183284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018048847A (ja
Inventor
藤井 秀紀
秀紀 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP2016183284A priority Critical patent/JP6531088B2/ja
Publication of JP2018048847A publication Critical patent/JP2018048847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6531088B2 publication Critical patent/JP6531088B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

本発明は、球体状の目覚まし時計が揺動動作する目覚まし時計の動作機構に関する。
従来の目覚まし時計において、特徴的なキャラクターの動作を擬似的に再現した目覚まし時計が知られている(特許文献1)。
また、キャラクター玩具などでは、球体に軸を挿通し、上部に飾りを設けてこれを回転するものや、球体の内部に重い動力車を設けて、この動力車で球体を動作させると同時に、球体内と上部飾りの双方に磁石を配置し、球体の動作に対し前記磁石で上部飾りを追随させるものなどが知られている。
特開2002−966号公報
上述したものにおいて、軸を中心に飾りが回転するものは、動作が特徴的なキャラクターの動きとは異なる。また、球体の内部に動力車を設けるものは、上部飾りを磁石で固定しているため、分離してしまうといった不具合を生じることがある。
本発明は、時計表示部を備えた球体状の時計本体と、この時計本体の上ケースに飾り部を回転可能に装着した目覚まし時計において、全体的に特徴のあるキャラクターの動作を擬似的に再現でき、上部飾りが外れることのない目覚まし時計の動作機構を提案するものである。
本願第1請求項に記載した発明は、実施例で用いた符号を付して記すと、時計表示部2を備えた球体状の時計本体1と、前記時計本体1の上ケース5に飾り部100を回転可能に装着した目覚まし時計において、
前記時計本体1は、上部に回転テーブル40を回転可能に装着し、内部に当該時計本体1を揺動駆動する回転機構を備え、
前記回転機構は、モータMと、前記モータMを駆動するための電池Bと、前記モータMに駆動連係し当該モータMの回転により旋回動作するアーム部30と、前記アーム部30に装着された錘34と、を設けて構成され、
前記飾り部100は、前記モータMに駆動連係して回転する飾り部回転軸52aの上部に固着され、
前記飾り部回転軸52aは、前記回転テーブル40に装着されて構成され、
前記電池Bと前記錘34の合成重心(CG:Center of Gravity)は、前記飾り部回転軸52aが地面に対し垂直となる位置に設けられていることを特徴とする目覚まし時計の動作機構である。
本願第2請求項に記載した発明は、時計表示部2を備えた球体状の時計本体1と、前記時計本体1の上部に飾り部100を回転可能に装着した目覚まし時計において、
モータM、前記モータMを駆動するための電池B、前記モータMに駆動連係する出力歯車11を備えた駆動出力部10と、
前記駆動出力部10の上方に設けられ、当該駆動出力部10に駆動連係する歯車ケース20と、
前記歯車ケース20の上方に設けられ、当該歯車ケース20に駆動連係するアーム部30と、
前記時計本体1の外装の上部に回転可能に装着され、その下部が前記アーム部30に固着され、かつ前記飾り部100を側部に装着した回転テーブル40と、
3以上の奇数個の歯車で構成され、その一端の歯車51が前記歯車ケース20に駆動連係するとともに、その他端の歯車52に前記飾り部100が装着される輪列50と、
を備え、;
前記歯車ケース20は、そのケース本体21に、下方開口の歯車収納部22、上方開口の歯車収納部23を設けるとともに、前記下方開口の歯車収納部22の上部に突出軸24を設け、当該歯車収納部22および突出軸24を回転中心として、前記時計本体1の下ケース6に回転可能に保持され、
さらに、前記下方開口の歯車収納部22には前記出力歯車11を回転可能に装着し、前記上方開口の歯車収納部23には、大径歯車25aと小径歯車25bを有する中間歯車25を回転可能に装着し、
前記歯車ケース20の前記突出軸24は、上端に歯車部24aを備え、この歯車部24aは前記輪列50の前記一端の歯車51と係合し、
前記歯車ケース20の前記上方開口の歯車収納部23には、前記中間歯車25の回転支持軸23aを突設し、;
前記アーム部30は、前記歯車ケース20の前記突出軸24を挿通する本体部31と、前記本体部31の一端部に錘34を装着した錘収納部32とを備え、
前記本体部31の下部には、前記歯車ケース20に収納した前記中間歯車25の小径歯車25bと噛み合う歯車33を備え、;
前記モータMに駆動連係する出力歯車11は、前記中間歯車25の前記大径歯車25aに歯合し、この中間歯車25の小径歯車25bは前記アーム部30の歯車33に歯合しており、;
前記アーム部30の回転駆動に要する回転トルクは、前記歯車ケース20の回転駆動に要する回転トルクよりも大きいものであることを特徴とする目覚まし時計の動作機構である。
本願第3請求項に記載した発明は、前記請求項2において、前記歯車ケース20の下部には下方へ突出する突起26を設け、また、前記時計本体1の前記下ケース6には、前記突起26に当接して前記歯車ケース20の回転を阻止する当接部材6aを設けたことを特徴とする目覚まし時計の動作機構である。
本願第4請求項に記載した発明は、前記請求項2において、前記突出軸24の前記歯車部24aと係合する前記輪列50の前記一端の歯車51は、当該歯車51の下部に、前記歯車部24aを外側から把持する複数のラチェット爪歯51bを設けたことを特徴とする目覚まし時計の動作機構である。
本願第1請求項に記載した発明において、球体状の時計本体1は、錘34を備えた回転機構のアーム部30が旋回動作することにより、揺動動作する。そして、飾り部100と時計表示部2は、揺動動作がなされても常時正面を向いている。さらに、この時計本体1の揺動動作に際しては、電池Bと錘34の合成重心が、地面に対し飾り部回転軸52aが垂直となる位置に設けられているので、飾り部100は常に上部に位置している。
このように、請求項1の発明は、時計本体が、回転機構により重心が移動することで揺動動作して、あたかも玉乗りをしているような動作を擬似的に再現することができる。
そして、この揺動動作において飾り部と時計表示部は正面を向いているので、時計表示機能を十全に果たすことができる。
さらに、飾り部は飾り部回転軸の上部に固着されて、前記従来の玩具とは異なり外れることがないため、目覚まし時計として手の触れる場所に設置することが可能であるという作用効果も奏する。
本願第2請求項に記載した発明によれば、駆動出力部10、駆動出力部10に駆動連係する歯車ケース20、歯車ケース20に駆動連係するアーム部30、アーム部30に固着され前記飾り部100を装着した回転テーブル40、および、3以上の奇数個の歯車で構成される輪列50を備えているので、モータMが駆動すると、この駆動力は順次、出力歯車11、中間歯車25および歯車ケース20、アーム部30および輪列50、そして回転テーブル40および飾り部100へと伝達される。
さらに、アーム部30の回転駆動に要する回転トルクは、歯車ケース20の回転駆動に要する回転トルクよりも大きいので、歯車ケース20に収納されている中間歯車25は、アーム部30を回転駆動させることができずに、その小径歯車25bがアーム部30の歯車33と噛み合いながら転動する。この中間歯車25の転動の駆動力によって、歯車ケース20だけが回転駆動する。
歯車ケース20が回転すると、突出軸24も回転し、この回転駆動力が先端歯部24a、輪列50の前記一端の歯車51、当該輪列50を介して他端の歯車52へと伝達され、この歯車52に装着されている飾り部100が回転動作する。このとき、上述のようにアーム部30は回転駆動しないので、このアーム部30に固着されている回転テーブル40は回転動作がなされない。したがって、飾り部100だけが回転動作するので、いわばキョロキョロといった具合に、あたりを見回すような動作を醸し出す。
他方、本願第3請求項に記載した発明のように、歯車ケース20の下部に下方へ突出する突起26を設けるとともに、時計本体1の下ケース6に前記突起26と当接する当接部材6aを設けた場合は、歯車ケース20が回転した途上でその回転が阻止されるので、つまり、歯車ケース20の回転駆動に要する回転トルクが、アーム部30の回転駆動に要する回転トルクに対し極めて大きくなる。そのため、前記第2請求項の場合とは異なり、歯車ケース20の回転に代わって、歯車ケース20に収納されている中間歯車25が回転して、その小径歯車25bがアーム部30の歯車33を回転駆動する。つまり、この中間歯車25の回転駆動力によって、アーム部30が回転駆動する。そして、このアーム部30の回転により、これに固着されている回転テーブル40も回転駆動する。
なお、モータMを適宜の時間内で正反転させて、歯車ケース20の突起26が当接部材6aに当接しない状態を出現させることで、このような突起26および当接部材6aを設けた場合でも、つまり回転テーブル40を回転駆動させないで、前述のあたりを見回すような動作を行わせることが可能となる。
アーム部30が回転駆動すると、装着されている錘34の旋回により、当該錘34の旋回方向における時計本体1の荷重バランスが変化するので、時計本体1が揺動する。また、同時に回転テーブル40が回転駆動し、これにより当該回転テール40の側部に装着された飾り部100も揺動旋回する。
このように、回転テーブル40が回転駆動して、当該回転テール40の側部に装着された飾り部100が揺動旋回すると、飾り部100は通常であればその正面部が放射方向に向いていくことになるが、本願の飾り部100は、3以上の奇数個の歯車で構成される輪列50の他端の歯車52に装着されているので、これらの歯車の歯数を適宜に設定することにより、旋回する飾り部100の正面部を、常に時計表示部2と同一の方向(正面方向)に向けさせることが可能となる。
また、本願発明に係る目覚まし時計を組み立てる際に、飾り部100の正面部と時計表示部2とを同一方向に向けることが要請されるところ、組み立て作業の如何によってはその方向が若干異なることがあり得る。
このような場合において、本願第4請求項に記載した発明のように、突出軸24の前記歯車部24aと係合する前記輪列50の前記一端の歯車51の下部に、歯車部24aを外側から把持する複数のラチェット爪歯51bを設けて構成すると、この歯車部24aと複数のラチェット爪歯51bとの相対位置を修正することができて、飾り部100の正面部と時計表示部2とを同一方向に向けることが可能となる。また、飾り部100に、人手で回されるなど強い外力が加わった場合においても、上記のラチェット構造で駆動伝達機構を保護することができる。
本実施例の目覚まし時計を正面方向から見た斜視図である。 本実施例目覚まし時計を背面方向から見た斜視図である。 本実施例目覚まし時計の表示部を正面方向から見た斜視図である。 本実施例の目覚まし時計を正面方向から見た斜視図であって飾り部の首振り範囲を示す図である。 本実施例の目覚まし時計を正面方向から見た斜視図であって時計本体および飾り部の一連の揺動動作を連続して示す図である。 本実施例の目覚まし時計の内部構造を示す分解斜視図である。 本実施例の目覚まし時計の内部構造を示す分解斜視図である。 本実施例の目覚まし時計の内部構造を示す分解斜視図である。 本実施例の目覚まし時計の内部構造を示す縦断正面図である。 本実施例の目覚まし時計の内部構造を示す縦断斜視図である。 本実施例の目覚まし時計の内部構造を示す縦断正面図であって、構成電池と構成錘の合成重心を示す図である。 本実施例の目覚まし時計を分解して示す斜視図である。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本例の目覚まし時計は、図1〜図5に示すように、時計表示部2を備えた球体状の時計本体1と、前記時計本体1の上ケース5に飾り部100を回転可能に装着した時計である。そして、目覚まし設定時刻や、人感センサー4により人の気配を感受したとき、モニタボタンを押したときなどにおいて、時計本体1が正面側を向きながら旋回揺動し、同時にあるいは個別に飾り部100が旋回揺動する動作を行うものである。
この目覚まし時計は、本例の場合、時計本体1の正面側に、時計表示部2と人感センサー4を備え、この時計表示部2は、表示部カバー3で覆われて、適宜この表示部カバー3を開閉することができるように設けられている。
本例の目覚まし時計の動作態様は、大別すると、上述のように、時計本体1が正面側を向きながら旋回揺動するものと、時計本体1上部の飾り部100が旋回揺動するものが、設けられている。
以下において、図6〜図12を用いて本例の目覚まし時計の動作機構を説明する。
本例の目覚まし時計は、前述のとおり、時計表示部2を備えた球体状の時計本体1と、前記時計本体1の上ケース5に飾り部100を回転可能に装着して構成される。なお、符号5aは、上ケース5の窪み部、符号6は、下ケース、また、符号6aは、当接部材で、後述する歯車ケース20の回転を阻止する部材であり、符号6bは、電池収納部、符号7は、バッテリカバーである。
時計本体1は、上部に回転テーブル40を回転可能に装着し、内部に当該時計本体1を揺動駆動する回転機構を備える。なお、回転テーブル40は、本例の場合、上ケース5の窪み部5aの箇所に装着される。
この回転機構は、モータMと、モータMを駆動するための電池Bと、モータMに駆動連係し当該モータMの回転により旋回動作するアーム部30と、アーム部30に装着された錘34と、を設けて構成される。
飾り部100は、モータMに駆動連係して回転する飾り部回転軸52aの上部に固着され、飾り部回転軸52aは、回転テーブル40に装着されて構成され、そして、電池Bと錘34の合成重心(CG:Center of Gravity)は、図11に示すように、飾り部回転軸52aが地面に対し垂直となる位置に設けられている。
この場合、時計本体1の内部において、電池Bは固定されている一方で、アーム部30が回転して錘34が旋回するので、当該錘34の旋回方向における時計本体1の荷重バランスが変化して、時計本体1が揺動する。時計本体1は底面を支点として、正面方向を向いたまま揺動旋回する。
また、アーム部30が回転するときは、歯車ケース20は後述のように時計本体1内で回転が阻止されるので、歯車ケース20に駆動連係する飾り部回転軸52aは回転しない。
他方、アーム部30に回転テーブル40が固着されているので、アーム部30の回転に伴って回転テーブル40が回転する。飾り部100は、後に詳述するように、回転テーブル40の側部に設けられた保持部41に保持されているので、この回転テーブル40の回転に伴い旋回駆動することとなる。本例では、後述する輪列50を介して飾り部100を回転駆動しているので、飾り部100の正面部は放射方向を向くことなく、当初の正面方向の向きを維持する。そして、飾り部100は、アーム部30の動作が停止する際は、アーム部30の錘34との重量バランスにより、最上部に位置する。
次に、モータMからの回転駆動機構の構成を詳述する。
図6〜図8において、駆動出力部10は、電池Bにより駆動するモータM、モータMの駆動軸に固着したウオーム歯車W、ウオーム歯車Wにその下部歯車11aが噛み合う出力歯車11で構成される。出力歯車11は、歯車ケース20の下方開口の歯車収納部22に回転可能に装着される。
歯車ケース20は、駆動出力部10の上方に設けられて、この駆動出力部10に駆動連係する。
さらに、歯車ケース20は、そのケース本体21に、下方開口の歯車収納部22、上方開口の歯車収納部23を設けるとともに、前記下方開口の歯車収納部22の上部に突出軸24を設けている。そして、歯車ケース20は、歯車収納部22および突出軸24を回転中心として、時計本体1の下ケース6に回転可能に保持される。
歯車ケース20の下方開口の歯車収納部22には、前記出力歯車11を回転可能に装着し、上方開口の歯車収納部23には、大径歯車25aと小径歯車25bを有する中間歯車25を回転可能に装着する。
また、出力歯車11は、中間歯車25の大径歯車25aに歯合し、この中間歯車25の小径歯車25bは前記アーム部30の歯車33に歯合している。
歯車ケース20の突出軸24は、上端に歯車部24aを備え、この歯車部24aは後述する輪列50の一端の歯車51と係合する。
また、歯車ケース20の上方開口の歯車収納部23には、中間歯車25の回転支持軸23aを突設している。
上述した歯車ケース20の上方には、この歯車ケース20に駆動連係するアーム部30が設けられる。
アーム部30は、歯車ケース20の突出軸24を挿通する本体部31と、本体部31の一端部に錘34を装着した錘収納部32とを備える。
また、本体部31の下部には、歯車ケース20に収納した前記中間歯車25の小径歯車25bと噛み合う歯車33を備える。
さらに、アーム部30には、上方に回転テーブル40が固着される。なお、符号42は、回転テーブル40のカバーである。
回転テーブル40は、時計本体1の外装の上部に回転可能に装着され、その下部が、上述のように、アーム部30に固着される。このアーム部30と回転テーブル40との間には、3以上の奇数個の歯車で構成される輪列50を配置している。なお、本例の場合、輪列50は、3個の歯車で構成されており、その一端の歯車51が歯車ケース20に駆動連係するとともに、その他端の歯車52に飾り部100が装着されている。一端の歯車51と他端の歯車52との間には、中央の歯車53が装着されている。なお、一端の歯車51はその回転軸が所定箇所に回転可能に固定され、この歯車51の周りを、中央の歯車53および他端の歯車52が回ることとなる。
また、回転テーブル40の側部には、保持部41を設けて、これに飾り部100を回転可能に装着している。すなわち、回転テーブル40は、前記輪列50の前記他端の歯車52の軸52aを保持する半筒状の保持部41を、時計本体1の外装から上方へ突出させて形成し、また、回転テーブル40には、カバー42を装着し、さらに、このカバー42の下面にて、輪列50の前記一端の歯車51と中央の歯車53の双方の上端を回転可能に支持して構成されている。
本例の場合、輪列50において、一端の歯車51の歯数と他端の歯車52の歯数とを同一に設けている。そして、飾り部100は、回転テーブル40の回転に伴い旋回駆動する際に、飾り部100の正面部は放射方向を向くことなく、つまり360度見渡すように動作することなく、当初の正面方向の向きを維持しつつ旋回動作する。
ところで、上述したように、モータMに駆動連係する出力歯車11は、中間歯車25の大径歯車25aに歯合し、この中間歯車25の小径歯車25bは前記アーム部30の歯車33に歯合している。
そして、アーム部30の回転駆動に要する回転トルクは、このアーム部30に錘34を装着しているので、歯車ケース20の回転駆動に要する回転トルクよりも大きくなっている。
そのため、歯車ケース20とアーム部30の回転駆動構成においては、歯車ケース20に収納されている中間歯車25は、アーム部30を回転駆動させることができずに、その小径歯車25bがアーム部30の歯車33と噛み合いながら転動する。この中間歯車25の転動の駆動力によって、歯車ケース20だけが回転駆動する。
このように、歯車ケース20だけが回転駆動するので、本例では、次のような機構を備えている。
すなわち、歯車ケース20の下部に下方へ突出する突起26を設けるとともに、時計本体1の下ケース6に前記突起26と当接する当接部材6aを設けている。このように構成すると、歯車ケース20が回転した途上で突起26が当接部材6aに当接してその回転が阻止されるので、歯車ケース20の回転に代わって、歯車ケース20に収納されている中間歯車25が回転して、その小径歯車25bがアーム部30の歯車33を回転駆動する。つまり、この中間歯車25の回転駆動力によって、アーム部30が回転駆動する。そして、このアーム部30の回転により、これに固着されている回転テーブル40も回転駆動することになる。
また、本例の目覚まし時計を組み立てる際に、飾り部100の正面部と時計表示部2とを同一方向に向けることが要請されるが、組み立て作業の如何によってはその方向が若干異なることがあり得る。
このような場合において、本例では、突出軸24の歯車部24aと係合する輪列50の前記一端の歯車51の下部に、歯車部24aを外側から把持する複数のラチェット爪歯51bを設けている。このように構成すると、この歯車部24aと複数のラチェット爪歯51bとの相対位置を修正することができて、飾り部100の正面部と時計表示部2とを同一方向に向けることが可能となる。さらに、飾り部100に、例えば人手で回されるなど強い外力が加わった場合においても、上記のラチェット構造で駆動伝達機構を保護することができる。
上述した実施例の目覚まし時計において、例えば、アラーム時刻になるとアラーム音とともにLEDが点滅して時計本体や上部飾りが動作したり、また、人感センサーが感知すると効果音が鳴るとともにLEDが光り、動作を行うなど、適宜の動作を組み合わせることができる。さらに、モータMの回転速度を変えたり、短い時間内に正転逆転を行ったり、また回転速度の変化と正逆転を組み合わせるなど、適宜の動作態様を設定してキャラクター趣向を設けることができるものである。
本発明の目覚まし時計は、特徴的なキャラクターの動作を擬似的に再現することができてからくり効果にも優れたものであり、目覚ましとして手の触れる場所に設置することが可能な時計一般に好適に利用することができるものである。
1 時計本体
2 時計表示部
3 表示部カバー
4 人感センサー
5 上ケース
5a 窪み部
6 下ケース
6a 当接部材
6b 電池収納部
7 バッテリカバー
10 駆動出力部
11 出力歯車
11a 下部歯車
20 歯車ケース
21 ケース本体
22 下方開口の歯車収納部
23 上方開口の歯車収納部
23a 中間歯車の回転支持軸
24 突出軸
24a 先端歯車
25 中間歯車
25a 大径歯車
25b 小径歯車
26 突起
30 アーム部
31 本体部
32 錘収納部
33 歯車
34 錘
40 回転テーブル
41 保持部
42 カバー
50 輪列
51 一端の歯車
51a 一端の歯車の軸
51b ラチェット爪歯
52 他端の歯車
52a 他端の歯車の軸
53 中央の歯車
53a 中央の歯車の軸
100 飾り部
M モータ
W ウオーム歯車
B 電池
CG 重心

Claims (4)

  1. 時計表示部2を備えた球体状の時計本体1と、前記時計本体1の上ケース5に飾り部100を回転可能に装着した目覚まし時計において、
    前記時計本体1は、上部に回転テーブル40を回転可能に装着し、内部に当該時計本体1を揺動駆動する回転機構を備え、
    前記回転機構は、モータMと、前記モータMを駆動するための電池Bと、前記モータMに駆動連係し当該モータMの回転により旋回動作するアーム部30と、前記アーム部30に装着された錘34と、を設けて構成され、
    前記飾り部100は、前記モータMに駆動連係して回転する飾り部回転軸52aの上部に固着され、
    前記飾り部回転軸52aは、前記回転テーブル40に装着されて構成され、
    前記電池Bと前記錘34の合成重心(CG:Center of Gravity)は、前記飾り部回転軸52aが地面に対し垂直となる位置に設けられていることを特徴とする目覚まし時計の動作機構。
  2. 時計表示部2を備えた球体状の時計本体1と、前記時計本体1の上部に飾り部100を回転可能に装着した目覚まし時計において、
    モータM、前記モータMを駆動するための電池B、前記モータMに駆動連係する出力歯車11を備えた駆動出力部10と、
    前記駆動出力部10の上方に設けられ、当該駆動出力部10に駆動連係する歯車ケース20と、
    前記歯車ケース20の上方に設けられ、当該歯車ケース20に駆動連係するアーム部30と、
    前記時計本体1の外装の上部に回転可能に装着され、その下部が前記アーム部30に固着され、かつ前記飾り部100を側部に装着した回転テーブル40と、
    3以上の奇数個の歯車で構成され、その一端の歯車51が前記歯車ケース20に駆動連係するとともに、その他端の歯車52に前記飾り部100が装着される輪列50と、
    を備え、;
    前記歯車ケース20は、そのケース本体21に、下方開口の歯車収納部22、上方開口の歯車収納部23を設けるとともに、前記下方開口の歯車収納部22の上部に突出軸24を設け、当該歯車収納部22および突出軸24を回転中心として、前記時計本体1の下ケース6に回転可能に保持され、
    さらに、前記下方開口の歯車収納部22には前記出力歯車11を回転可能に装着し、前記上方開口の歯車収納部23には、大径歯車25aと小径歯車25bを有する中間歯車25を回転可能に装着し、
    前記歯車ケース20の前記突出軸24は、上端に歯車部24aを備え、この歯車部24aは前記輪列50の前記一端の歯車51と係合し、
    前記歯車ケース20の前記上方開口の歯車収納部23には、前記中間歯車25の回転支持軸23aを突設し、;
    前記アーム部30は、前記歯車ケース20の前記突出軸24を挿通する本体部31と、前記本体部31の一端部に錘34を装着した錘収納部32とを備え、
    前記本体部31の下部には、前記歯車ケース20に収納した前記中間歯車25の小径歯車25bと噛み合う歯車33を備え、;
    前記モータMに駆動連係する出力歯車11は、前記中間歯車25の前記大径歯車25aに歯合し、この中間歯車25の小径歯車25bは前記アーム部30の歯車33に歯合しており、;
    前記アーム部30の回転駆動に要する回転トルクは、前記歯車ケース20の回転駆動に要する回転トルクよりも大きいものであることを特徴とする目覚まし時計の動作機構。
  3. 前記歯車ケース20の下部には下方へ突出する突起26を設け、また、前記時計本体1の前記下ケース6には、前記突起26に当接して前記歯車ケース20の回転を阻止する当接部材6aを設けたことを特徴とする請求項2記載の目覚まし時計の動作機構。
  4. 前記突出軸24の前記歯車部24aと係合する前記輪列50の前記一端の歯車51は、当該歯車51の下部に、前記歯車部24aを外側から把持する複数のラチェット爪歯51bを設けたことを特徴とする請求項2記載の目覚まし時計の動作機構。
JP2016183284A 2016-09-20 2016-09-20 目覚まし時計の動作機構 Expired - Fee Related JP6531088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016183284A JP6531088B2 (ja) 2016-09-20 2016-09-20 目覚まし時計の動作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016183284A JP6531088B2 (ja) 2016-09-20 2016-09-20 目覚まし時計の動作機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018048847A JP2018048847A (ja) 2018-03-29
JP6531088B2 true JP6531088B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=61766179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016183284A Expired - Fee Related JP6531088B2 (ja) 2016-09-20 2016-09-20 目覚まし時計の動作機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6531088B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018048847A (ja) 2018-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5543183B2 (ja) 慣性結合機構を備えた時計ムーブメント
CN207913232U (zh) 玩具组合件
JP5635387B2 (ja) 振動アラームが取り付けられた時計ムーブメント
JP6531088B2 (ja) 目覚まし時計の動作機構
JP5552580B1 (ja) 玩具
EP1489470A2 (en) Support and winding-up device for automatic wrist watches
JP2006288447A (ja) 障害物センサおよび障害物センサを有する玩具
JP3806676B2 (ja) 玩具用手巻き式ゼンマイユニット、およびそれを利用した歩行玩具
JP2013116309A (ja) 車両玩具
JP4466463B2 (ja) 便蓋および便座の開閉機構
JP2008173210A (ja) リモートコントロール玩具
JP2010044338A (ja) 電動オルゴール
JP2007037633A (ja) 自走式小型走行玩具
JPH11188186A (ja) ころがり玩具
JP2582659B2 (ja) 可動形象物
JP2006122503A (ja) 走行玩具
JP3137861U (ja) オルゴール装置
JP3737735B2 (ja) 駆動装置及びこれを備えた時計
JP6448577B2 (ja) からくり時計
JPH085754Y2 (ja) 時計などのキャラクター駆動装置
JP3016442U (ja) 遠隔操作玩具
JPH0416712Y2 (ja)
JPH0213492A (ja) 玩具における振り動作装置
JPH0416716Y2 (ja)
JP3112138U (ja) 音声発生玩具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6531088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees