JP3067491U - 玩 具 - Google Patents

玩 具

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JP3067491U
JP3067491U JP1999007120U JP712099U JP3067491U JP 3067491 U JP3067491 U JP 3067491U JP 1999007120 U JP1999007120 U JP 1999007120U JP 712099 U JP712099 U JP 712099U JP 3067491 U JP3067491 U JP 3067491U
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隆 藤谷
麻矢子 三津
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株式会社学研トイホビー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子供に興趣に富むサーカス玩具を提供した
い。 【解決手段】 基台に支持されたターンテーブル20
と、ターンテーブル20に軸支された複数の回転体3
5,36及び各回転体35,36に回転自在に支持され
た動物や人等を形取った人形体39,40と、基台に設
けられ、ターンテーブル20を回転操作する操作部材3
0及びターンテーブル20と操作部材30との間に介設
された連動機構32,28,24,25,22とを備
え、操作部材30の回転でターンテーブル20を回転さ
せ、ターンテーブル20の回転の所定角度範囲内で回転
体35,36を正転させ、所定角度範囲外で回転体3
5,36を逆転させ、各回転体の人形体39,40を、
ターンテーブル20の回転の継続で正転、逆転させるよ
うに構成したサーカス玩具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、動物や人物等を形取った人形体の挙動が興趣に富む玩具に関するも のである。 又玩具で遊ぶ幼児や子供が、挙動する人形体を掴んだ際、挙動させる伝動機構 や動力伝達機構が破損するのを防止し、且つ各種のサーカス挙動を行う複数の人 形体を備えることを可能とし、興趣に富む玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
基台上に単一、或いは複数の動物や人形を形取った人形体を設け、これを挙動 させ、幼児や子供が遊ぶ玩具には各種のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のこの種玩具は、人形体の挙動が往復動、回転動、直線動等の動きが多く 、幼児や子供が遊ぶ上で面白味に欠けるものが多い。 又人形体が挙動する際、悪戯や不用意に挙動の最中にある人形体に手を触れた り、或いは人形体を手で掴み、人形体の挙動を阻止する場合がある。 この結果、人形や人形の挙動を行う伝動機構や動力伝達機構が破損する場合が ある。
【0004】 本考案は、従来の挙動を行う玩具及びこれ等の挙動を行う玩具を、単一、或い は複数個組み合わせて個々に挙動を行わせる際の上記した課題に鑑みなされたも のである。 本考案の目的とする処は、人形体の挙動が面白く、幼児や子供が興味をもって 遊ぶことができる玩具を提供することにある。 又本考案の目的とする処は、人形が挙動を行っている際、悪戯や不用意に幼児 や子供にありがちである人形体を掴んだりして、人形体の挙動を阻害した際に、 挙動を行わせる伝動機構、動力伝達機構や人形体の破損を防止するようにした玩 具を提供することにある。 又本考案の目的とする処は、人形体を複数個備え、個々の人形体の挙動が面白 く、全体として興趣に富む玩具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、玩具において、基台に支持されたター ンテーブルと、該ターンテーブルに軸支された複数の回転体、及び各回転体に回 転自在に支持された動物や人等を形取った人形体と、基台に設けられ、前記ター ンテーブルを回転操作する操作部材及び該ターンテーブルと該操作部材との間に 介設された伝動機構とを備え、前記操作部材の回転でターンテーブルを回転させ 、該ターンテーブルの回転の所定角度範囲内で前記回転体を正転させ、該所定角 度範囲外で前記回転体を逆転させ、各回転体の人形体を、該ターンテーブルの回 転の継続で正転、逆転させるように構成したことを特徴とする。
【0006】 請求項1では、基台に設けたターンテーブルを操作部材を介して回転させた際 、ターンテーブルの回転とともに、ターンテーブル上の人形体が回転の継続で正 転し、ある時点で逆転するので挙動が面白い。
【0007】 請求項2は、請求項1において、ターンテーブルに軸支した回転体の軸には摩 擦ローラを備え、該ターンテーブルの下方の基台には、径方向内外に配置し、且 つ円周方向に角度を異ならせて配置し、前記摩擦ローラと所定角度範囲でのみ接 触する固定の内外の摩擦部材を設け、回転体の摩擦ローラを、ターンテーブルの 所定の角度で該内外の摩擦部材に選択的に接触させるようにしたことを特徴とす る。 請求項2では、ターンテーブル上において正転、逆転する人形体の正転、逆転 機構が簡素であり、又正転、逆転の挙動を正確に行わせることができる。
【0008】 請求項3は、請求項1において、操作部材と回転体との間に介設された伝動機 構には、人形体に外力が入力した際に、該人形部の入力の操作部材への伝達を遮 断するクラッチ機構を介設したことを特徴とする。 請求項3では、幼児や子供にありがちな挙動する人形体を掴んだりした際、操 作部材の入力がクラッチ機構で遮断されるので、操作部材を操作しても人形体へ の回転力が伝わらず、人形体、伝動機構、操作部材を破損することがない。
【0009】 請求項4は、玩具において、基台に下部を軸支された縦向きの揺動レバーと、 該揺動レバーの中間部を嵌合して保持し、基台の左右方向に直線摺動するスライ ダと、該スライダの摺動限の両端部に設けた緩衝材と、前記揺動レバーの上端部 に回転可能に軸支された動物や人等を形取った人形体と、前記揺動レバーの下端 部に設けた係合部と前端部が係合し、軸支され、横向きに配置された揺動する操 作アームと、該操作アームを左右の揺動させる操作部材とからなることを特徴と する。
【0010】 請求項4では、人形体が揺動レバーの左右への揺動で揺動し、且つ人形体は揺 動レバーの上端部に回転自在に軸支されているので、姿勢の変化がなく、常時所 定の姿勢を保持し、又揺動レバーの左右揺動限の緩衝材により、揺動限で揺動レ バーに無理な力がかかることがなく、揺動レバーの破損等を防止することができ る。 動きも、揺動レバーの揺動で人形体の姿勢が変らず、いかにもサーカス的な感 じを得ることができ、又左右の揺動限で揺動衝撃が緩和され、これの反力で人形 体が軸支されているので揺動する。
【0011】 請求項5は、請求項4において、操作アームの前端部が係合する揺動レバーの 下端部の係合部と、該揺動レバー下部の軸支部とを分割し、この間に板バネ等の クラッチ部材を介設したことを特徴とする。 幼児や子供ありがちな揺動する人形体や揺動レバーを掴んだりした際、操作部 材の入力がクラッチ部材で操作アーム、操作部材への入力が遮断されるので、操 作部材を操作しても人形体への揺動力が伝わらず、人形体、操作アーム、操作部 材を破損することがない。
【0012】 請求項6は、玩具において、基台上に設けた囲枠と、該囲枠内を前後動するよ うに配置した動物や人等の人形体と、基台に設けられ、該人形体を前後動させる 押圧操作部材とを備え、前記人形体は、起動アームに長孔を介して軸支し、前記 起動アームと、前記押圧操作部材との間を、駆動アームで連繋し、前記押圧操作 部材で操作される駆動アームを2分割して構成し、双方の重合部を基台に軸支し 、該重合部間にバネ等のクラッチ部材を介設したことを特徴とする。
【0013】 請求項6では、囲枠内を人形体が押圧操作部材の押圧操作、駆動アーム、起動 アームを介して前後動する際、長孔と軸との係合なので、人形体は若干揺動し、 囲枠を潜り抜ける挙動が面白い。 又前後動する人形体の挙動を抑え、押圧操作部材の押圧を継続しても、駆動ア ームの重合部のクラッチ部材で、人形体への外力があっても、駆動アーム、押圧 操作部材への入力は遮断され、人形体、駆動アーム、押圧操作部材を破損するこ とがない。
【0014】 請求項7は、請求項6において、人形体は、囲枠後方に設けた載置台上に配置 し、載置台には人形体の揺動を規制する規制板を軸支し、該規制板を人形体の後 部に軸支したことを特徴とする。
【0015】 請求項7では、囲枠を潜り抜ける挙動を人形体が行う際、規制板で人形体の後 部を軸支して規制しているので、人形体が囲枠を潜って前方に飛出した際の姿勢 を適正に保持し、囲枠と人形体の干渉をなくし、原位置への復帰を確実行う。
【0016】 請求項8は、玩具において、基台上に縦軸廻りに旋回自在に配置された球部材 上に支持された動物や人等の人形体と、基台に設けられた横軸廻りに回転する回 転操作部材と、前記回転操作部材と前記球部材を支持する回転部材との間を連繋 する伝動機構とからなり、前記回転操作部材を横軸廻りに回転操作することで、 前記球部材及びこの上に支持された人形体を縦軸廻りに回転させ、球乗り挙動を 人形体に行わせるようにしたことを特徴とする。
【0017】 請求項8では、基台に設けた横軸廻りに回転する回転操作部材を手前、或いは 奥へ操作することで該操作部材が回転し、操作部材の回転方向と全く異なる縦軸 廻りに球乗りした人形体は回転し、挙動が面白い。
【0018】 請求項9は、請求項8において、前記人形体を支持する球部材は回転部材に支 軸を介して支持し、該回転部材は縦軸廻りに回転し、該回転部材は逆傘状であっ て、該回転部材の逆傘状部分の一部に球部材の支軸を傾斜して支持し、逆傘状の 回転部材の縦軸廻りの回転で、傾斜支軸で支持された該球部材を味噌すり運動さ 請求項8では、人形体の球乗り挙動は単なる回転ではなく、味噌すり挙動する ので面白い。又味噌すり挙動する機構も簡素である。
【0019】 請求項10は、請求項8又は請求項9において、回転操作部材と前記球部材を 支持する回転部材との間を連繋する伝動機構に、クラッチ機構を介設したことを 特徴とする。 幼児や子供にありがちな、球乗りを行っている人形体や球部材の挙動を掴んだ りして阻害した際、回転操作部材の入力がクラッチ機構で遮断されるので、回転 操作部材を操作しても球部材、人形体への回転力が伝わらず、人形体、伝動機構 、回転操作部材を破損することがない。
【0020】 請求項11は、玩具において、基台に支持されたターンテーブルと、該ターン テーブルに軸支された複数の回転体、及び各回転体に回転自在に支持された動物 や人等を形取った人形体と、基台に設けられ、前記ターンテーブルを回転操作す る操作部材及び該ターンテーブルと該操作部材との間に介設された伝動機構とを 備え、前記操作部材の回転でターンテーブルを回転させ、該ターンテーブルの回 転の所定角度範囲内で前記回転体を正転させ、該所定角度範囲外で前記回転体を 逆転させ、各回転体の人形体を、該ターンテーブルの回転の継続で正転、逆転さ せるように構成した玩具、基台に下部を軸支された縦向きの揺動レバーと、該揺 動レバーの中間部を嵌合して保持し、基台の左右方向に直線摺動するスライダと 、該スライダの摺動限の両端部に設けた緩衝材と、前記揺動レバーの上端部に回 転可能に軸支された動物や人等を形取った人形体と、前記揺動レバーの下端部に 設けた係合部と前端部が係合し、軸支され、横向きに配置された揺動する操作ア ームと、該操作アームを左右の揺動させる操作部材とからなる玩具、基台上に設 けた囲枠と、該囲枠内を前後動するように配置した動物や人等の人形体と、基台 に設けられ、該人形体を前後動させる押圧操作部材とを備え、前記人形体は、起 動アームに長孔を介して軸支し、前記起動アームと、前記押圧操作部材との間を 、駆動アームで連繋し、前記押圧操作部材で操作される駆動アームを2分割して 構成し、双方の重合部を基台に軸支し、該重合部間にバネ等のクラッチ部材を介 設した玩具、基台上に縦軸廻りに旋回自在に配置された球部材上に支持された動 物や人等の人形体と、基台に設けられた横軸廻りに回転する回転操作部材と、前 記回転操作部材と前記球部材を支持する回転部材との間を連繋する伝動機構とか らなり、前記回転操作部材を横軸廻りに回転操作することで、前記球部材及びこ の上に支持された人形体を縦軸廻りに回転させ、球乗り挙動を人形体に行わせる ようにした玩具の各玩具を備えることを特徴とする。
【0021】 請求項11では、基台に4種類の玩具を備え、各玩具は、各操作部材の操作で 、ターンテーブル上における複数の人形体のターンテーブルの回転による正転、 逆転の挙動、人形体が揺動レバーで左右に揺動する挙動、火炎の輪を人形体が潜 り抜ける挙動、人形体が球乗り挙動を行い、これ等が一つの玩具として纏まって いるので、幼児や子供は面白く、興味をもって遊ぶことができる。
【0022】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の 向きに見るものとする。 図1は、4つの玩具単体を具備した玩具の全体斜視図である。
【0023】 図1に示す玩具1において、2は中空で厚手の盤状の基台である。該基台2の 手前の部分には、4つの操作部材を備える操作部3が設けられており、操作部3 の奥に、操作部3よりも一段高いステージ部4が設けられている。該ステージ部 4は、前後方向の大きさ、が操作部3のそれよりも十分に大きい。 ステージ部4の後端部には、上端縁を膨出する弧状としたフェンス部5が起立 設置され、ステージ4を向いた面に絵6が表示されている。
【0024】 基台2のステージ部4上には、以下の4つの玩具単体が配置されている。 本実施の形態では、玩具単体を、ステージ部4の左右方向の中間部に動物、鳥 を擬人化した2個の立った状態の人形体を有する回転玩具Aと、図の左側にはラ イオンを模した人形及び火の輪からなる火炎の輪を潜る玩具Cと、図の右側には 、球乗りの河馬を模した球乗り玩具Dと、ステージ5の前面で高い位置には、像 (ダンボ)を模した揺動玩具Bとした。 以下の各玩具A〜Dの夫々を順次詳細に説明する。
【0025】 図2〜図6は、回転玩具を示す。 図2は、回転玩具Aの構造を示す斜視図、図3は、基台2を含む縦断側面図で ある。 図2、図3を参照して回転玩具Aの基本構造を説明する。 基台2のステージ部4の左右方向の中間部には大径の円孔7を設け、基台2内 の該円孔7の下に上下の部分8a,8cを備える固定基板8を設置する。又円孔 7にはターンテーブル20を回転自在に嵌装し、ターンテーブル20の中心部に は、該ターンテーブル20を回転させる被動軸21の上半部を結合する。
【0026】 固定基板8の上側部8a中央部には、被動軸21の中間部を支持する筒状軸受 部8bを設け、被動軸21の下半部を固定基板8の下部8c上に配置したファイ ナルギヤ22に固定する。ファイナルギヤ22のギヤ部22aを、クラッチ機構 付きギヤの駆動ギヤ24と噛合させる。 駆動ギヤ24は、支軸23に被動ギヤ25と同軸に上下に重ねられて配置され 、該上下のギヤ25,24との合せ面には、一方が凹部26a、他方が凸部26 bからなるクラッチ機構26を介設する。 支軸23は、上端部を固定基板8の上側部8aに、下端部を下部8cに取り付 け、上側部8aのボス部8dと上の被動ギヤ25との間に、支軸23周を囲むよ うにコイルバネ27を縮装し、被動ギヤ25を下方に弾圧し、クラッチ機構26 を接合する。
【0027】 クラッチ機構付きギヤの被動ギヤ25は、隣接して配置した中間ギヤ28のギ ヤ部28aに噛合し、該ギヤ28は、固定基板8の上下の部分8a,8cの連続 壁部8eに設けた支軸29で回転自在に支持する。 一方、基台2の操作部3の中間部左側(図1参照)には、回転操作ハンドル3 0を設け、該ハンドル30は周辺寄り部の一部に操作ノブ30aを備え、操作部 3のこの部分に設けた円孔9から上部に露出する。 回転操作ハンドル30の下方に垂下した支軸31に駆動ギヤ32を固着し、該 駆動ギヤ32のギヤ部32aを中間ギヤ28のギヤ部28aと噛合させる。
【0028】 上記支軸31は、固定基板8の下部延出部8fに下端部を支持し、支軸31の 下端部31aを下部延出部8f下方に突出させ、該下端部に図2で明示したよう な星車板33を固着し、該星車板33に放射状に設けた凹部33a…(…は複数 を表す。以下同じ)の一部に臨む部分に、固定側に設けた、例えば鈴34を配置 する。
【0029】 以上において、図2に示すように回転操作ハンドル30を矢印のようにノブ3 0aを摘んで回転させると、支軸31を介して駆動ギヤ32が矢印方向に回転す る。 該駆動ギヤ32と噛合する中間ギヤ28は、支軸29を支点として矢印のよう に回転し、該ギヤ28と噛合するギヤ25が回転し、クラッチ機構26が接続状 態にある下方のギヤ24が駆動される。 該ギヤ24と噛合関係にあるファイナルギヤ22はこれにより駆動され、支軸 21を介してターンテーブル20は矢印方向に駆動する。 以上により、ターンテーブル20と回転操作ハンドル30との間の動力伝達機 構(伝動機構)を構成する。
【0030】 尚、回転操作ハンドル30の回転で、支軸31を介して星車板33は矢印のよ うに回転し、凹部33a…間に臨む鈴34は、凹部33…間の凸部33b…に衝 突し、これにより鈴は音を発し、興趣は一層向上する。
【0031】 上記したターンテーブル20には、小径の円形凹部20a,20aを実施の形 態では2個設け、ここに回転体35,36を嵌合する。 各回転体35,36は、各凹部20a,20aの上半部に嵌合し、各回転体3 5,36に上端部を固着した縦向きの支軸35a,36aは、各凹部20a,2 0aの底部20b,20bを貫通させる。 各支軸35a,36aの各底部20b,20bの下方に突出した下端部に、ゴ ム等の摩擦ローラ37,38を固着する。
【0032】 以上の各回転体35,36の上には、動物や人等を形取った人形体、例えば幼 児や子供が喜ぶ動物等を擬人化した人形体39,40を起立固定して設置する。 又実施の形態では、ターンテーブル20の中央部にポール41を起立設置した 。
【0033】 図4は、図3の4−4線の要部拡大断面図である。 図3を参照しつつ、ターンテーブル20に設けた回転体35,36の正転、逆 転機構を説明する。 図4において8g…は固定基板8の固定ボス部である。固定基板8の上部は円 堤部8hで囲まれており、この内側に弧状の外側ガイド片42,42が対称的に 上方に起立設置されており、該外側ガイド片42,42は、各対称位置に90° の範囲で設置されている。
【0034】 一方、前記外側ガイド片42,42の内側には、弧状の内側ガイド片43,4 3が対称的に上方に起立設置されており、内側ガイド片43,43は、外側ガイ ド片42,42間の対称位置に配置されている。 内外の各ガイド片42,42,43,43間の間隔は、前記した摩擦ローラ3 7,38の外径の間隔よりも若干狭い程度とし、摩擦ローラ37,38が、、内 外のガイド片42,42,43,43に選択的に接触するように設定する。
【0035】 図5の(a)、(b)は回転体の作用図である。 図において、左側にターンテーブル20の平面図を、右側に図4と同様の機構 平面図を示した。 先ず(a)に示すように、前述した動力伝達機構を介して回転操作ハンドル3 0を回転させることで、ターンテーブル20は矢印のように回転する。 回転体35,36の摩擦ローラ37,38は、外側ガイド片42,42に接触 しており、ターンテーブル20の矢印の回転につれて一体に回転し、摩擦ローラ 37,38と外側ガイド片42,42との接触で、摩擦ローラ37,38は矢印 で示した回転方向とは逆方向の矢印の方向に回転する。 即ち、ターンテーブル20の回転とは逆方向に回転し、従って、これの固着し た人形体39,40も逆転する。
【0036】 ターンテーブル20の矢印方向への回転の継続で、摩擦ローラ37,38は 外側ガイド片42,42との摩擦係合が外れ、内側のガイド片43,43に該摩 擦ローラ37,38が摩擦係合する。 この結果、(b)に示したように摩擦ローラ37,38は、ターンテーブル2 0の矢印で示した回転方向と同方向の矢印の方向に回転する。 即ち、正転することとなり、このように摩擦ローラ37,38は、内外のガイ ド片42,42,43,43にターンテーブル20の回転角度位置により正転、 逆転を反復し、興趣に富む回転動をターンテーブル20の回転とともに行う。
【0037】 図6(a)、(b)は、クラッチ機構の作用図である。 (a)はクラッチ機構26がオンであって、動力伝達状態を示す。ギヤ28, 25,24,22の系列で支軸21は回転し、上述したようにターンテーブル2 0を回転し、回転体35,36を介して人形体39,40も正逆回転する。 ところで、幼児や子供にありがちであるが、挙動しているターンテーブル20 や人形体39,40を手で掴み、挙動を止めようとする場合等がある。 この場合、回転操作ハンドル30の操作を継続すると、動力伝達機構や人形体 39,40、回転体35,36を傷める虞がある。
【0038】 このように外部から人形体39,40や回転体35,36、ターンテーブル2 0に外力が作用した場合、クラッチ機構26を構成する上部のギヤ25が、下部 のギヤ24と凹凸26a,26b係合なので、バネ27に抗して(b)の矢印 ように上動し、凹凸26a,26b係合が外れ、ギヤ22,24の系統と、ギヤ 25,28の系統とが遮断される。即ち、クラッチ機構26は、クラッチオフの 状態となる。 従って、回転操作ハンドル30の操作を継続しても、この動力は下流側のギヤ 24,22の系統には伝達されず、上流側のギヤ25,28は空転することとな る。 従って、人形体39,40、回転体35,36、ターンテーブル20に外力を 作用させても、動力伝達機構を損傷する虞がない。従って、幼児や子供にありが ちな、回転操作を継続しながら、人形体39,40等の停止操作を行っても、玩 具の挙動部分を損傷することを防止することができる。
【0039】 図7〜図12は、揺動玩具Bの詳細を示す図である。図に従って、揺動玩具の 詳細を以下に説明する。 図7は、揺動玩具Bの構造及び揺動機構を示す斜視図である。 基台2の奥の部分に前後に厚さのある起壁部8iを設け、この部分に前記した 弧状のフェンス部5を起立設置する。 基台2の奥の部分内に上下方向に貫通した矩形囲枠状の支持枠50を固設し、 該支持枠50内に揺動レバー51の下端部51a(後述する図10、図11を参 照)を支軸52を介して揺動自在に支持する。
【0040】 揺動レバー51の上端部には人形体52、例えば象(ダンボ)を支軸部53を 介して揺動自在に軸支し、人形体52の下半部の重量を大きくして重力作用で下 向きに姿勢を保持するように軸支する。 又支軸部53の基部を小径部53aとし、フェンス部5の弧状上端部5aに小 径部53aを係合し、揺動レバー51の上端部の揺動軌跡に沿って係合させつつ 追従するように構成した。 起壁部8iの上部前面には、前面に開放した横長直線状のガイド溝54を左右 方向に設ける。該ガイド溝54内に、ガイド溝54よりも短い直線状のスライダ 55を左右方向に摺動自在に嵌合する。
【0041】 ガイド溝54の左右内端部には、衝撃緩和用のクッション材からなる緩衝スト ッパー56,56を設け、一方、ガイド溝54の上下部には、左右方向に所定長 さを有する欠部57を設ける。 スライダ55の長さ方向(左右方向)の中央部には、上下に貫通する角孔状の 係合孔58を設け、該係合孔58に前記した揺動レバー51の中間部を貫通する ように嵌合する。係合孔58の上部周には、孔部を囲橈するように堤部58aを 設ける。
【0042】 前記した揺動レバー51の下端部51aには、下端部に二股係合部59aを備 えるボス部材59を連結する。連結構造は図10、図11の説明で後述する。 一方、基台2の操作部3の前記した回転操作ハンドル30に隣接して操作部材 60を配置する。 操作部材60は、正面視略逆T字形で、下端部から左右に突出する脚片60a ,60aが操作部3に設けた矩形孔10の下に位置し、脚片60a,60aから 上方に起立した摘み部60bが矩形孔10から上方に突出し、左右方向に移動さ せて操作する。
【0043】 操作部材60を基台2内の手前側から奥に向かって配置した操作アーム61の 基端部61aに係合する。 操作アーム61は前後方向(長さ方向)の中間部を縦向きの支軸62で揺動自 在に基台2側に支持し、先端部には係合部61bを設け、該係合部61bを前記 したボス部材59の二股係合部59aに係合する。 一方、支軸62で支持した中間部の一方の外側部には、補助アーム部61cを 該側方に突設する。その外側にバネ63で弾性支持された節度部材64を設ける 。操作アーム61の操作揺動時に、補助アーム部61cが矢印のように前後に揺 動し、これの先端部61dが節度部材64に当接してこれを矢印のように振れさ せ、節度感を付与した。
【0044】 図8は、揺動玩具Bの作用図であり、揺動操作開始時を示す図である。 図では、揺動レバー51とボス部材59とを一体化して示しており、この間に はクラッチ機構が介設されているが、これについては後述する。又説明の便宜上 、理解の都合上、揺動レバー51と操作アーム61とを同一平面で表した。
【0045】 例えば、図8において、操作部材60を摘み60bを介して矢印で示すように 右方向に移動操作する。操作アーム61は、支軸62を支点としてその先端部の 係合部61bが左方向に揺動するように図において反時計方向に揺動する。 これにより、二股係合部59aで操作アーム61の先端係合部61bと係合し たボス部材59、これと一体化された揺動アーム51は、支軸52を支点として 矢印の方向の時計方向に揺動する。
【0046】 揺動アーム51は、中間部を前記したスライダ55の中央部に設けた係合孔5 8に貫通、係合しており、スライダ55を図の右方向にガイド溝54に沿って摺 動させる。 スライダ55の両端部55a,55aの摺動方向の両端部には、前記した緩衝 ストッパー56,56が配置されている。従って、揺動レバー51の揺動でスラ イダ55の両端部55aの進行方向に臨む端部が、この側の緩衝ストッパー56 に衝突し、衝撃を緩和する。
【0047】 従って、揺動レバー51の揺動限において緩衝ストッパー56に衝突すること で、衝撃緩和と衝突による弾性的な反力が作用し、揺動アーム51が揺動限で振 れ、興趣に富む挙動を、揺動アーム51の先端部に軸支された人形体52に行わ せる。 尚、揺動レバー51の揺動は、ガイド溝54の中間部の上下に設けた欠部57 で許容される。
【0048】 図9は、揺動玩具Bの作用図であり、揺動操作開始後を示す図である。 揺動レバー51は右方向に揺動し、右側限にある。スライダ55の右端部はこ の側の緩衝ストッパー56に衝突して揺動衝撃を緩和し、スライダ55の係合孔 58の堤部58aがこの側の欠部57の上側内端部に当接し、この部分において も、揺動レバー51の揺動時におけるスライダ55の摺動を規制する。
【0049】 図10は、揺動レバー51とボス部材59との間に介装したクラッチ機構を示 す縦断側面図であり、図11は、同縦断正面図である。 図10、図11を参照してクラッチ機構について説明する。 ボス部材59の上半部は図10で示すように前後に二股状の凹形であり、前後 の片59b,59b間に揺動レバー51の下端部51aを嵌合する。 そして、揺動レバー51の下端部51aを、揺動可能に軸52,52で前後の 片59b,59bに軸支する。
【0050】 揺動レバー51の下半部〜下端部にかけて揺動方向及び下方に開放するスリッ ト51bを設ける。 板バネ65をスリット51b内において、該スリット51bと直角の方向に配 置し、板バネ65の下端部65aをボス部材59の基部59cに固定する。板バ ネ65はスリット51b内に臨ませ、中間部をスリット51b内に設けたガイド 規制部材51c内を通して上方に延ばし、且つ上部を長さのある摺動規制部材5 1dを通して挟持する。
【0051】 図12は、クラッチ機構の作用図である。 操作部材60の操作で、例えば、操作アーム61の係合部61bは、図の矢印 方向に移動し、係合部59aで係合したボス部材59は同方向(図では時計方向 )に支軸52を支点として揺動する。 一方、ボス部材59と揺動レバー51との連結は、板バネ65でなされており 、揺動レバー51側に何等の外力も作用していない場合には、板バネ65を介し てボス部材59の揺動が揺動レバー51に伝えられ、操作アーム61の操作部材 60の操作に起因する作動は、板バネ65を経由して揺動レバー51に伝えられ 、これを揺動させる。 この挙動は、板バネ65を介してなされるの、僅少の時間遅れ、操作に対し弾 性的に揺動レバー51は揺動することで、挙動が面白い。
【0052】 例えば、操作部材60を操作し、操作アーム61が揺動を継続し、一方、人形 体52を掴んで揺動レバー51の揺動を阻止したとしよう。 この場合には、操作アーム61の操作の継続で、ボス部材59は時計方向への 揺動を継続し、一方、揺動レバー51の揺動は外力で阻止される。 この際、揺動レバー51とボス部材59とは、板バネ65で連結されているの で、板バネ65は弾性的に撓み、外力と操作力を吸収し、揺動レバー51、従っ て人形体52、ボス部材59、操作アーム61、操作部材60の損傷を防止する 。 揺動レバー51側への外力の入力が解除されれば、板バネ65の弾性力で元に 復帰する。
【0053】 図13〜図16は、火炎の輪潜り玩具Cの詳細を示す図である。 図13は、基台2の部分を省略した機構要部の斜視図、図14は、基台2を含 んだ縦断側面図である。 図1に示すように、玩具Cは基台2の左側に設けられており、基台2のステー ジ部4上に実施の形態ではライオンを模した人形体71を載せた載置台70を設 置し、載置台70の直前に火炎を模した囲枠72を設置する。 囲枠72で囲まれる空間73は、人形体71が出入りすることが可能な大きさ とする。
【0054】 人形体71は、実施の形態では、図14に示したように前半部(顔、前足)7 1a、後半部(胴体、後足)71bと別体で形成し、前半部71aと後半部71 bとを境界部上部のピン71cで軸支し、頭部が胴部に対して若干首振り挙動可 能とした。 人形対71は、前半部71a、後半部71bを別体に形成したが、前後を一体 成形したものでも良い。
【0055】 図1に示したように、基台2の操作部3の左端に部位には、押し下げ操作部材 74を上下動自在に孔11を介して設置し、孔11周にはガイド堤部11aを設 け、一方、操作部材74の下端部には、上方への抜け出しを規制する鍔部74a を設ける。 操作部材74の内部には、ガイド芯棒74bを垂下し、これと基台2側の底部 上に起立設置したガイド筒75とを摺動自在に嵌合させ、底部と操作部材74の 内頂部との間にコイルバネ76を縮装し、操作部材74を常時上方に弾圧付勢す る。
【0056】 人形体71の後半部71b内に、下方から略T字形の起動アーム77の先部7 7aを挿入し、該先部77aの先端部77bに長孔77cを設け、該長孔77c に、人形体71の後半部内に横架した支持ピン78とを係合する。 一方、前記載置台70の上の中間部には、支持ブラケット79を起立設置し、 これに規制板81の先端下端部を揺動自在に軸支80し、該規制板81の後部を 、人形体71の後半部71bに軸支82した。
【0057】 T字形の起動アーム77の中点部分を載置台70側、従って固定側に軸支83 し、軸83を支点として揺動自在とする。該起動アーム77の基端部77dと載 置台70との間に、コイルバネ等からなる復帰バネ84を架設する。 これにより、起動アーム77を、図14において、軸83を支点として反時計 方向に付勢し、人形体71を載置台70上に座らせた静止位置に保持する。
【0058】 T字形の起動アーム77の中間部から突出した分岐アーム部77eの先端部を 、中間アーム85の先端部に軸85aで軸着する。 中間アーム85の基端部を、駆動アーム86の先端部に軸87で軸着する。駆 動アーム86は、後半部88、前半部89の二つの部材で構成し、突き合せ端部 相互を図14の紙面表裏方向に重ね合せて軸90で軸着し、該軸90は、基台2 内部に垂下したブラケット91の下端部で支持する。
【0059】 駆動アーム86の後半部88の後端部には略逆L形の係止部88aを設ける。 一方、これに近接する前半部89の前端部には、前記係止部88aと対称的に、 同様の係止部89aを設ける。係止部88a,89a間を、コイルバネ等の保持 バネ92で連結する。 これにより、駆動アーム86のクラッチ機構を構成する。
【0060】 駆動アーム86の前半部89の基端部には、側方に延びる側片89bを設け、 これを前記した操作部材74の下端部に当接し、操作部材74の押し下げ動で、 保持バネ92で一体化された部材88,89からなる駆動アーム86を、軸90 を支点として揺動させる。 又後半部88の中間部の下端部には、側方に側片88bを延ばして設け、この 上に、上端部を基台2側に支持した樹脂やゴム等の蛇腹等からなる音発生器93 の下端部を支持させる。
【0061】 図15は、操作部材を押し下げ、人形体71に火炎潜り作動を行わせた図14 と同様の断面図である。 図14の状態は静止状態を示し、この状態から操作部材74を押し下げる。 操作部材74をバネ76に抗して押し下げると、駆動アーム86は軸90を支 点として図15のように時計方向に揺動する。後半部88の側片88bが上昇し 、音発生器93を縮め、音が発生し、操作部材74の操作に伴って音が生じるこ とから面白い。
【0062】 中間アーム85は前進し、これにより起動アーム77は、軸83を支点として 図15に示すように復帰バネ84に抗して時計方向に揺動する。 起動アーム77の先部77aの先端部の長孔77cを介して支持ピン78で係 合した人形体71は、前方に移動し、囲枠72の空間73内を通って、前半部7 1a(頭部)が前方に飛出す。 この際、人形体71の後半部71bは、軸80を支点として揺動する規制板8 1に軸82で軸支されているので、若干前傾した程度の姿勢で火炎潜り挙動を行 う。 ところで、図15の状態から更に人形体17が前方に揺動(傾動)すると、起 動アーム77の中間部が頭部71aの足の部分の内側先端部に当り、前半部(頭 部)と後半部(胴部)とを連結したピン71cを支点として、前半部(頭部)が 図15中において反時計方向に揺動し、頭を上げる挙動を行なう。
【0063】 従って、人形体71(ライオン)が極端に前屈して飛出すことがなく、囲枠7 2の空間73内を後退して復帰する際、載置台上の原位置に正確に復帰すること ができる。 このように、人形体71は、囲枠72を潜る際、姿勢が載置台70上の姿勢を 略々保持して前方に飛出し、いかにもライオンが火炎の輪を潜り抜ける感を呈し 、挙動が面白く、又火炎の輪を戻って載置台に復帰する際、元の位置に正確に復 帰することができる。
【0064】 図16(a)、(b)はクラッチ機構の作用図である。 図16の(a)は、正常な作動時を示し、操作部材74の押し下げ入力は、駆 動アーム86を介して中間アーム85に伝達され、起動アーム77を介して前記 したように人形体71を挙動させる。 ところで、人形体71の前方に手を臨ませ、人形体71の飛出し挙動を阻止し たとしよう。このようなことは、玩具で遊ぶ幼児や子供にはありがちなことであ る。
【0065】 人形体71の飛出し挙動を阻止した状態で、操作部材74の押し下げ動を行っ た際、起動アーム77、従って中間アーム85の揺動はロックすることとなる。 一方、駆動アーム86には操作部材74の押し下げ動が入力されるが、この場 合、駆動アーム86は、分割した2個の部材で構成され、これ等は保持バネ92 で連結され、且つ軸90で軸着されているので、保持バネ92のバネ荷重を越え る力が作用すると、軸90を支点として屈曲する。
【0066】 従って、人形体71に無理な外力が作用し、これにも拘らず操作部材74を無 理に押し下げて挙動操作を行ったとしても、クラッチ機構を介して操作部材74 、外力の入力は駆動、起動、中間の各アーム86,77,85に伝達されること がなく、人形体71、駆動、起動、中間の各アーム86,77,85が損傷する ことを防止することができる。
【0067】 図17〜図19は、球乗り玩具Dの詳細を示し、これ等の図に従って詳細に説 明する。 図17は、基台2の部分を省略した機構要部の斜視図、図18は、基台2を含 んだ縦断側面図である。 実施の形態を図17、図18を参照しつつ詳細に説明する。
【0068】 図1に示すように、基台2のステージ部4の右端部上には、固定の載置台10 0を設ける。載置台100の上面には開口部が緩やかな円錐状の径の大きい円孔 100aを設ける。 円孔100aは、凹球部を構成し、球体101は、円孔100a内で運動が可 能である。
【0069】 載置台100の円孔100aには、球体101の下部を上から嵌合し、該球体 101の上部上には、人形体102の下端面に設けた凹球面102aを嵌合する 。人形体102は、河馬を模した形状とした。 人形体102及び球体101は、この内部を縦通するように設けた同軸線に配 置した上部軸103、下部軸104で同軸的に支持する。 上部軸103は人形体102内の下部に設けた縦通保持筒102a内を通り、 上端部に球部103aを備え、球部103aは、人形体102内の上部に設けた ホルダー部102bに保持する。 これにより、人形体102は、球体101上で軸103を中心として旋回動可 能であり、球体101に対する人形体102の位置を旋回させて変更、調節可能 である。
【0070】 下部軸104は、球体101内を縦通してこれの下方に下端部104aを突出 させ。 下部軸104の下端部104aは、基台2内で、載置台100内に配置した回 転板105の周辺部位に固着する。 回転板105は、中心部に配置した縦向きの軸106の上半部106aに回転 自在に支持され、逆傘状をなし、中心部に下がるように傾斜した周辺部の一部に 、下部軸104の下端部104aを固着して起立支持した。 従って、図17に示したように、球体101、人形体102の軸線C1と、回 転体106の回転軸線C2とは、所定角度θ位相がズレている。
【0071】 回転体105の下方にはファイナルギヤ107を固着し、該ギヤ107を、固 定側に配置した軸108aで支持するギヤ108に噛合する。該ギヤ108は、 下部に被動傘歯車109を有する。 一方、基台2の操作部3の右端部位上には、横軸110a周りに回転する回転 操作部材110を配置する。操作部材110は、操作部3のこの部分に設けた開 口部12から上半部を露出する。操作部材110は中空体で構成し、図18に示 すように、内部に多数の小球111…を封入し、回転させた際、多数の小球11 1…が、相互に衝突したり、回転部材110の内壁に衝突して音を発し、興趣を 盛り立てた。
【0072】 操作部材110の一端部には、軸110aを介して駆動ギヤ112を固着し、 該ギヤ112を、基台2内に配置した中間第1ギヤ113に噛合する。中間第1 ギヤ113と中間第2ギヤ114との間にクラッチギヤ115を介設し、該クラ ッチギヤ115で、上記ギヤ113,114を噛合、連結する。 ところで、上記ギヤ113と114とは、図17で明示したように、軸方向に 所定間隔を開けて配置する。
【0073】 クラッチギヤ115は、前記図2の玩具において用いたクラッチ機構26の構 造と同様のものを用いた。 即ち、横向きの軸119、凹凸クラッチ部118の両側のギヤ116,117 、軸119に設けたクラッチバネ120からなる。 クラッチギヤ115のギヤ116は、ギヤ113に噛合し、ギヤ117はギヤ 114に噛合する。
【0074】 第2中間ギヤ114の軸114aには駆動傘歯車121を同軸の設け、該駆動 傘歯車121を前記した被動傘歯車109に噛合する。 以上で、操作部材110と回転板105との間の、動力伝達機構を構成する。
【0075】 図19は、球乗り玩具Dの挙動を示す図で、図18と同様の断面図である。 図18において、操作部材110を矢印のように回転操作する。これにより、 ギヤ112を介して第1中間ギヤ113が回転し、クラッチギヤ115を介して 第2中間ギヤ114が回転駆動される。 これにより同軸の駆動傘歯車121が回転し、被動傘歯車109を駆動する。 同軸のギヤ108は駆動され、隣接するファイナルギヤ107が回転する。 これにより、回転板105が回転駆動される。
【0076】 回転板105の回転で、これに起立設置した軸104,103を介して球体1 01、人形体102は回転する。 ところで、上述したように軸103,104は、回転板105の支軸106の 軸線C2に対し、その軸線C1が角度θズレているので、角度θ傾斜して回動し いわゆる味噌すり回転挙動することとなる。 従って、球乗りにおいて、球体101の動きが不安定であるような感を呈し、 球乗りの感じを現出し、挙動が面白く、興趣に富む。
【0077】 ところで、挙動する人形体102、或いは球体101を、悪戯や不用意に手で 掴んだ際、操作部材110の操作を継続したとする。このようなことは、幼児や 子供にはありがちである。 このような場合には、動力伝達機構がロックし、機構や人形体102、球体1 01が破損する可能性がある。 このような状況下では、クラッチギヤ115の凹凸クラッチ部118が、図2 の実施の形態と同様にクラッチの接続をオフし、上述の各実施の形態と同様に、 人形体102、球体101、操作部材110、伝動機構の破損を防止する。
【0078】
【考案の効果】
本考案は上記構成により次の効果を発揮する。 請求項1は、玩具において、基台に支持されたターンテーブルと、該ターンテ ーブルに軸支された複数の回転体、及び各回転体に回転自在に支持された動物や 人等を形取った人形体と、基台に設けられ、前記ターンテーブルを回転操作する 操作部材及び該ターンテーブルと該操作部材との間に介設された伝動機構とを備 え、操作部材の回転でターンテーブルを回転させ、該ターンテーブルの回転の所 定角度範囲内で回転体を正転させ、該所定角度範囲外で回転体を逆転させ、各回 転体の人形体を、該ターンテーブルの回転の継続で正転、逆転させるように構成 した。
【0079】 請求項1では、基台の設けたターンテーブルを、操作部材の操作で回転させた 際、ターンテーブルの回転とともに、ターンテーブル上の人形体も回転する。人 形体の回転は、ターンテーブルの回転の所定の角度範囲で正転し、所定角度範囲 を越えると逆転する。 従って、ターンテーブルの回転とともにこれに設けた複数の人形体もターンテ ーブル上で回転し、人形体の回転も、ターンテーブルと同方向、逆方向と交互に 正転、逆転し、挙動が面白い。
【0080】 請求項2は、請求項1において、ターンテーブルに軸支した回転体の軸には摩 擦ローラを備え、該ターンテーブルの下方の基台には、径方向内外に配置し、且 つ円周方向に角度を異ならせて配置し、摩擦ローラと所定角度範囲でのみ接触す る固定の内外の摩擦部材を設け、回転体の摩擦ローラを、ターンテーブルの所定 の角度で該内外の摩擦部材に選択的に接触させるようにした。
【0081】 請求項2では、ターンテーブル上において、正転、逆転する人形体の正転、逆 転機構の構造が簡素であり、構成要素も極めて少なく、玩具として製作、コスト の点で極めて有利である。 又正転、逆転の挙動は、ターンテーブルと一体の人形体を支持する回転体の回 転、この回転を利用して人形体、回転体に設けた摩擦ローラ、外摩擦ローラの内 外に配置した固定の摩擦部材による摩擦係合で行わせるので、正逆回転の挙動に 無理がなく、又正逆回転を正確に行わせることができる。
【0082】 請求項3は、請求項1において、操作部材と回転体との間に介設された伝動機 構には、人形体に外力が入力した際に、該人形部の入力の操作部材への伝達を遮 断するクラッチ機構を介設した。
【0083】 請求項3では、幼児や子供において、往々ありがちである挙動する人形体を掴 んだりした際に、固定された人形体に対し、操作部材の入力が、伝動機構、動力 伝達機構を介して操作部材に伝わるが、この動力伝達の系路をクラッチ機構で遮 断するので、操作部材を操作しても人形体への回転力が伝わらない。 従って、幼児や子供が、悪戯等で不用意に挙動する人形体を掴んでも、人形部 材、回転体、ターンテーブル、伝動機構、操作部材を破損することがない。
【0084】 請求項4は、玩具において、基台に下部を軸支された縦向きの揺動レバーと、 該揺動レバーの中間部を嵌合して保持し、基台の左右方向に直線摺動するスライ ダと、該スライダの摺動限の両端部に設けた緩衝材と、揺動レバーの上端部に回 転可能に軸支された動物や人等を形取った人形体と、揺動レバーの下端部に設け た係合部と前端部が係合し、軸支され、横向きに配置された揺動する操作アーム と、該操作アームを左右の揺動させる操作部材とからなる。
【0085】 請求項4では、人形体が揺動レバーの左右への揺動で揺動し、且つ人形体は揺 動レバーの上端部に回転自在に軸支されているので、姿勢の変化がなく、常時所 定の姿勢を保持する。 又揺動レバーの左右揺動限に緩衝材を設けたので、急激に操作部材を操作して 揺動レバーを揺動させても、揺動限で揺動レバーで動くスライダが緩衝部材に衝 突し、これにより衝撃が緩和され、揺動レバー、スライダに無理な力がかかるこ とがなく、スライダ、揺動レバーの破損等を防止することができる。 動きも、揺動レバーの揺動で人形体の姿勢が変らず、いかにもサーカス的な感 じを得ることができ、又左右の揺動限で揺動衝撃が緩和され、これの反力で人形 体が軸支されているので揺動することとなり、挙動が面白い。
【0086】 請求項5は、請求項4において、操作アームの前端部が係合する揺動レバーの 下端部の係合部と、該揺動レバー下部の軸支部とを分割し、この間に板バネ等の クラッチ部材を介設した。
【0087】 請求項5では、幼児や子供において、往々ありがちである挙動する人形体や揺 動レバーを掴んだりした際、操作部材の入力がクラッチ部材の遮断作用で揺動ア ーム、人形体に伝わることがなく、操作アーム、操作部材への人形体、揺動アー ム側への入力が遮断されることとなる。 従って、人形体や揺動アームを悪戯や不用意に掴んだ際、操作部材を操作して も人形体への揺動力が伝わらず、人形体、操作アーム、操作部材を破損すること がない。 又クラッチ機構としてバネを用いることで、操作アームの力はバネを介して揺 動アームに伝達され、従って、揺動レバーの揺動挙動が、バネにより時間遅れを 生じることとなり、揺動レバー、人形体の揺動挙動が操作に対して緩慢となり、 動きが面白く、いかにもサーカス的な揺動挙動を得ることができる。
【0088】 請求項6は、玩具において、基台上に設けた囲枠と、該囲枠内を前後動するよ うに配置した動物や人等の人形体と、基台に設けられ、該人形体を前後動させる 押圧操作部材とを備え、人形体は、起動アームに長孔を介して軸支し、起動アー ムと、押圧操作部材との間を、駆動アームで連繋し、押圧操作部材で操作される 駆動アームを2分割して構成し、双方の重合部を基台に軸支し、該重合部間にバ ネ等のクラッチ部材を介設した。
【0089】 請求項6では、火炎の輪等を表した囲枠内を、人形体が押圧操作部材の押圧操 作、中間揺動アーム、最終揺動アームを介して前後動する際、長孔と軸との係合 なので、人形体は若干揺動し、囲枠を潜り抜ける挙動が面白く、玩具として、火 炎潜りに模した挙動の面白い玩具を得ることができる。 又幼児や子供にありがちな悪戯や不用意に前後動する人形体の挙動を抑えた際 、押圧操作部材の押圧を継続しても、駆動アームの重合部のクラッチ部材で、人 形体への外力の、駆動アーム、押圧操作部材への入力は遮断され、人形体、駆動 アーム、起動アーム、押圧操作部材を破損することがなく、人形体、機構を補具 することができる。
【0090】 請求項7は、請求項6において、人形体は、囲枠後方に設けた載置台上に配置 し、載置台には人形体の揺動を規制する規制板を軸支し、該規制板を人形体の後 部に軸支した。
【0091】 請求項7では、火炎等の囲枠を潜り抜ける挙動を人形体が行う際、規制板で人 形体の後部を軸支して規制しているので、人形体が囲枠を潜って前方に飛出した 際の姿勢を適正に保持し、囲枠と人形体の干渉をなくし、囲枠を潜って原位置復 帰する際の復帰を、正確に、確実行うことができる。
【0092】 請求項8は、玩具において、基台上に縦軸廻りに旋回自在に配置された球部材 上に支持された動物や人等の人形体と、基台に設けられた横軸廻りに回転する回 転操作部材と、回転操作部材と球部材を支持する回転部材との間を連繋する伝動 機構とからなり、回転操作部材を横軸廻りに回転操作することで、球部材及びこ の上に支持された人形体を縦軸廻りに回転させ、球乗り挙動を人形体に行わせる ようにした。
【0093】 請求項8では、基台に設けた横軸廻りに回転する回転操作部材を手前、或いは 奥へ回転操作することで、操作部材が回転し、操作部材の回転方向と全く異なる 縦軸廻りに球乗りした人形体は回転し、挙動が面白い。
【0094】 請求項9は、請求項8において、前記人形体を支持する球部材は回転部材に支 軸を介して支持し、該回転部材は縦軸廻りに回転し、該回転部材は逆傘状であっ て、該回転部材の逆傘状部分の一部に球部材の支軸を傾斜して支持し、逆傘状の 回転部材の縦軸廻りの回転で、傾斜支軸で支持された該球部材を味噌すり運動さ せるようにした。
【0095】 請求項9では、人形体の球乗り挙動は単なる回転ではなく、味噌すり挙動する ことで球乗りの不安定な感を現出し、挙動が面白く、興趣に富む玩具を得ること ができる。又味噌すり挙動の機構も、回転部材を逆傘状とし、これを垂直軸廻り に回転させ、傾斜した傘部の一部に球部材を軸支するだけなので、構造が簡素で すみ、玩具の面白い挙動の機構として構造、コスト等の面で好ましい。
【0096】 請求項10は、請求項8又は請求項9において、回転操作部材と球部材を支持 する回転部材との間を連繋する伝動機構に、クラッチ機構を介設した。
【0097】 幼児や子供ありがちな、球乗りを行っている人形体や球部材の挙動を掴んだり して阻害した際、回転操作部材の入力及び人形体や球部材の力がクラッチ機構で 遮断されるので、回転操作部材を操作しても球部材、人形体への回転力が伝わら ず、人形体、伝動機構、回転操作部材を破損することがなく、これを保護するこ とができる。
【0098】 請求項11は、玩具において、基台に支持されたターンテーブルと、該ターン テーブルに軸支された複数の回転体、及び各回転体に回転自在に支持された動物 や人等を形取った人形体と、基台に設けられ、前記ターンテーブルを回転操作す る操作部材及び該ターンテーブルと該操作部材との間に介設された伝動機構とを 備え、操作部材の回転でターンテーブルを回転させ、該ターンテーブルの回転の 所定角度範囲内で前記回転体を正転させ、該所定角度範囲外で前記回転体を逆転 させ、各回転体の人形体を、該ターンテーブルの回転の継続で正転、逆転させる ように構成した玩具、基台に下部を軸支された縦向きの揺動レバーと、該揺動レ バーの中間部を嵌合して保持し、基台の左右方向に直線摺動するスライダと、該 スライダの摺動限の両端部に設けた緩衝材と、揺動レバーの上端部に回転可能に 軸支された動物や人等を形取った人形体と、揺動レバーの下端部に設けた係合部 と前端部が係合し、軸支され、横向きに配置された揺動する操作アームと、該操 作アームを左右の揺動させる操作部材とからなる玩具、基台上に設けた囲枠と、 該囲枠内を前後動するように配置した動物や人等の人形体と、基台に設けられ、 該人形体を前後動させる押圧操作部材とを備え、人形体は、起動アームに長孔を 介して軸支し、前記起動アームと、押圧操作部材との間を、駆動アームで連繋し 、押圧操作部材で操作される駆動アームを2分割して構成し、双方の重合部を基 台に軸支し、該重合部間にバネ等のクラッチ部材を介設した玩具、基台上に縦軸 廻りに旋回自在に配置された球部材上に支持された動物や人等の人形体と、基台 に設けられた横軸廻りに回転する回転操作部材と、回転操作部材と球部材を支持 する回転部材との間を連繋する伝動機構とからなり、回転操作部材を横軸廻りに 回転操作することで、球部材及びこの上に支持された人形体を縦軸廻りに回転さ せ、球乗り挙動を人形体に行わせるようにした玩具の各玩具を備える。
【0099】 請求項11では、基台に4種類の玩具を備える。 各玩具は、各操作部材の操作で、ターンテーブル上における複数の人形体のタ ーンテーブルの回転による正転、逆転の反復した挙動し、又人形体が揺動レバー で左右に揺動する挙動、又火炎の輪を人形体が潜り抜ける挙動、又人形体が球乗 り挙動を行い、これ等が一つの玩具として纏まっているので、幼児や子供は面白 く、興味をもって遊ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4つの玩具単体を具備した玩具の全体斜視図
【図2】回転玩具の構造を示す斜視図
【図3】基台2を含む縦断側面図
【図4】図3の4−4線の要部拡大断面図
【図5】(a)、(b)は回転体の作用図
【図6】(a)、(b)はクラッチ機構の作用図
【図7】揺動玩具の構造及び揺動機構を示す斜視図
【図8】揺動玩具の作用図であり、揺動操作開始時を示
す図
【図9】揺動玩具の作用図であり、揺動操作開始後を示
す図
【図10】揺動レバーとボス部材との間に介装したクラ
ッチ機構を示す縦断側面図
【図11】図10の縦断正面図
【図12】図10、図11に示したクラッチ機構の作用
【図13】火炎の輪潜り玩具の基台の部分を省略した機
構要部の斜視図
【図14】図13の玩具の基台を含んだ縦断側面図
【図15】操作部材を押し下げ、人形体に火炎潜り作動
を行わせた図14と同様の断面図
【図16】(a)、(b)は、図13〜図15の玩具の
クラッチ機構の作用図
【図17】球乗り玩具の基台の部分を省略した機構要部
の斜視図
【図18】図17の基台を含んだ縦断側面図
【図19】球乗り玩具Dの挙動を示す図で、図18と同
様の断面図
【符号の説明】
1,A〜D…玩具、 2…基台、 20…ターンテーブ
ル、 26…クラッチ機構、 30…操作部材、 3
5,36…回転体、 37,38…摩擦ローラ、39,
40…人形体、 22,24,2528,32…伝動機
構、 42,43…摩擦部材、 51…揺動レバー、
52…人形体、 52a…軸支部、 55…スライダ、
56…緩衝材、 60…操作部材、 59a…係合
部、 65…クラッチバネ、 70…載置台、 71…
人形体、 72…囲枠、 74…押圧部材、 77…起
動アーム、 77c…長孔、 81…規制板、 86…
駆動アーム、88a,89a,92…クラッチ部材、
101…球部材、 102…人形体、 103,104
…縦軸、 110…回転操作部材、 112,113,
116,117,121,109,107…伝動機構、
115…クラッチ機構。

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に支持されたターンテーブルと、該
    ターンテーブルに軸支された複数の回転体及び各回転体
    に回転自在に支持された動物や人等を形取った人形体
    と、 基台に設けられ、前記ターンテーブルを回転操作する操
    作部材及び該ターンテーブルと該操作部材との間に介設
    された伝動機構とを備え、 前記操作部材の回転でターンテーブルを回転させ、該タ
    ーンテーブルの回転の所定角度範囲内で前記回転体を正
    転させ、該所定角度範囲外で前記回転体を逆転させ、各
    回転体の人形体を、該ターンテーブルの回転の継続で正
    転、逆転させるように構成した、 ことを特徴とする玩具。
  2. 【請求項2】 前記ターンテーブルに軸支した回転体の
    軸には摩擦ローラを備え、該ターンテーブルの下方の基
    台には、径方向内外に配置し、且つ円周方向に角度を異
    ならせて配置し、前記摩擦ローラと所定角度範囲でのみ
    接触する固定の内外の摩擦部材を設け、回転体の摩擦ロ
    ーラを、ターンテーブルの所定の角度で該内外の摩擦部
    材に選択的に接触させるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の玩具。
  3. 【請求項3】 前記操作部材と回転体との間に介設され
    た伝動機構には、人形体に外力が入力した際に、該人形
    部の入力の操作部材への伝達を遮断するクラッチ機構を
    介設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の玩具。
  4. 【請求項4】 基台に下部を軸支された縦向きの揺動レ
    バーと、 該揺動レバーの中間部を嵌合して保持し、基台の左右方
    向に直線摺動するスライダと、 該スライダの摺動限の両端部に設けた緩衝材と、 前記揺動レバーの上端部に回転可能に軸支された動物や
    人形等を形取った人形体と、 前記揺動レバーの下端部に設けた係合部と前端部が係合
    し、軸支され、横向きに配置された揺動する操作アーム
    と、 該操作アームを左右の揺動させる操作部材と、 からなることを特徴とする玩具。
  5. 【請求項5】 前記操作アームの前端部が係合する揺動
    レバーの下端部の係合部と、該揺動レバー下部の軸支部
    とを分割し、この間に板バネ等のクラッチ部材を介設し
    たことを特徴とする請求項4に記載の玩具。
  6. 【請求項6】 基台上に設けた囲枠と、該囲枠内を前後
    動するように配置した動物や人形等の人形体と、基台に
    設けられ、該人形体を前後動させる押圧操作部材とを備
    え、 前記人形体は、起動アームに長孔を介して軸支し、 前記起動アームと、前記押圧操作部材との間を、駆動ア
    ームで連繋し、 前記押圧操作部材で操作される駆動アームを2分割して
    構成し、双方の重合部を基台に軸支し、該重合部間にバ
    ネ等のクラッチ部材を介設した、 ことを特徴とする玩具。
  7. 【請求項7】 前記人形体は、囲枠後方に設けた載置台
    上に配置し、載置台には人形体の揺動を規制する規制板
    を軸支し、該規制板を人形体の後部に軸支したことを特
    徴とする請求項6に記載の玩具。
  8. 【請求項8】 基台上に縦軸廻りに旋回自在に配置され
    た球部材上に支持された動物や人形等の人形体と、 基台に設けられた横軸廻りに回転する回転操作部材と、 前記回転操作部材と前記球部材を支持する回転部材との
    間を連繋する伝動構とからなり、 前記回転操作部材を横軸廻りに回転操作することで、前
    記球部材及びこの上に支持された人形体を縦軸廻りに回
    転させ、球乗り挙動を人形体に行わせるようにした、 ことを特徴とする玩具。
  9. 【請求項9】 前記人形体を支持する球部材は回転部材
    に支軸を介して支持し、該回転部材は縦軸廻りに回転
    し、該回転部材は逆傘状であって、該回転部材の逆傘状
    部分の一部に球部材の支軸を傾斜して支持し、逆傘状の
    回転部材の縦軸廻りの回転で、傾斜支軸で支持された該
    球部材を味噌すり運動させるようにしたことを特徴とす
    る請求項8に記載の玩具。
  10. 【請求項10】 前記回転操作部材と前記球部材を支持
    する回転部材との間を連繋する伝動機構に、クラッチ機
    構を介設したことを特徴とする請求項8又は請求項9に
    記載の玩具。
  11. 【請求項11】 基台に支持されたターンテーブルと、
    該ターンテーブルに軸支された複数の回転体、及び各回
    転体に回転自在に支持された動物や人等を形取った人形
    体と、基台に設けられ、前記ターンテーブルを回転操作
    する操作部材及び該ターンテーブルと該操作部材との間
    に介設された連動機構とを備え、前記操作部材の回転で
    ターンテーブルを回転させ、該ターンテーブルの回転の
    所定角度範囲内で前記回転体を正転させ、該所定角度範
    囲外で前記回転体を逆転させ、各回転体の人形体を、該
    ターンテーブルの回転の継続で正転、逆転させるように
    構成した玩具と、 基台に下部を軸支された縦向きの揺動レバーと、該揺動
    レバーの中間部を嵌合して保持し、基台の左右方向に直
    線摺動するスライダと、該スライダの摺動限の両端部に
    設けた緩衝材と、前記揺動レバーの上端部に回転可能に
    軸支された動物や人形等を形取った人形体と、前記揺動
    レバーの下端部に設けた係合部と前端部が係合し、軸支
    され、横向きに配置された揺動する操作アームと、該操
    作アームを左右の揺動させる操作部材とからなる玩具
    と、 基台上に設けた囲枠と、該囲枠内を前後動するように配
    置した動物や人形等の人形体と、基台に設けられ、該人
    形体を前後動させる押圧操作部材とを備え、前記人形体
    は、起動アームに長孔を介して軸支し、前記起動アーム
    と、前記押圧操作部材との間を、駆動アームで連繋し、
    前記押圧操作部材で操作される駆動アームを2分割して
    構成し、双方の重合部を基台に軸支し、該重合部間にバ
    ネ等のクラッチ部材を介設した玩具と、 基台上に縦軸廻りに旋回自在に配置された球部材上に支
    持された動物や人形等の人形体と、基台に設けられた横
    軸廻りに回転する回転操作部材と、前記回転操作部材と
    前記球部材を支持する回転部材との間を連繋する伝動機
    構とからなり、前記回転操作部材を横軸廻りに回転操作
    することで、前記球部材及びこの上に支持された人形体
    を縦軸廻りに回転させ、球乗り挙動を人形体に行わせる
    ようにした玩具と、 以上の各玩具を備えることを特徴とする玩具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220156249A (ko) * 2021-05-18 2022-11-25 주식회사 엠에이치더블유 콘텐츠를 조작하는 핸들링 장난감 모듈

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