JP2005323159A - 画像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 PCI Expressシステムを有効活用することで、画像処理ユニットに汎用性・融通性を持たせた画像システムを提供する。
【解決手段】 PCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムの木構造におけるエンドポイントに位置するデバイスとして、少なくとも、複数の独立した画像処理ユニット5,6をPCI Express規格の高速シリアルインタフェース4c,4dにより接続する。この際、標準的で同一の画像処理機能を有する複数の画像処理ユニット5,6とすれば、当該画像システムで必要とする画像処理内容に応じて必要な数の画像処理ユニットを用いることで、高画質処理等が必要な場合でも並列的処理により処理速度を維持することができる。このためにも、画像処理ユニット5,6としては標準的な汎用品でよいため、安価で汎用性・融通性にある画像システムを構築できる。
【選択図】 図15

Description

本発明は、各種画像データを扱い各種の処理を行うスキャナ、プリンタ或いはこれらを備えるデジタル複写機、複合機(MFP)等の画像システムに関する。
一般に、画像データその他のデータを扱う機器・システムでは、デバイス間のインタフェースにPCIバスが使用されている。しかし、パラレル方式のPCIバスでは、レーシングやスキューなどの問題があり、高速・高画質の画像機器に使用するには、転送レートが低い段階にきており、最近では、PCIバスのようなパラレル方式のインタフェースに代えて、高速シリアルインタフェースの使用が検討されている。従来、一般的に広く用いられているシリアルインタフェースとしてIEEE1394やUSB等の規格があるが、PCIと比較した場合は転送レートが不足しており、さらにスケーラブルなバス幅確保が困難等の不具合がある。このため、他の高速シリアルインタフェースとして、PCIバス方式の後継規格に当るPCI Express(登録商標)なるインタフェースの使用が検討されている(非特許文献1参照)。
"PCI Express 規格の概要"Interface誌、July’2003 里見尚志
ところが、スキャナ、プリンタ、デジタル複写機、MFP等の画像システムで用いられるDSP等の画像処理ユニットに着目した場合、インタフェース等に関係なく、これらの画像システムの最高能力に合わせてその画像処理機能が設計された単一の画像処理ユニットが用いられている。このため、画像システムの仕様が変更になれば、画像処理ユニット自体もその仕様を変更しなくてはならず、汎用性・融通性に欠け、或いは、画像処理内容等によっては過剰な画像処理機能となって無駄を生ずる等の不都合がある。
本発明の目的は、高速シリアルインタフェースであるPCI Expressシステムを有効活用することで、画像処理ユニットに汎用性・融通性を持たせた画像システムを提供することである。
請求項1記載の発明は、木構造によるデータ通信網としてポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネルが確立されるPCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムを用いる画像システムであって、前記木構造におけるエンドポイントに位置するデバイスとして、少なくとも、複数の独立した画像処理ユニットがPCI Express規格の高速シリアルインタフェースにより接続されている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像システムにおいて、前記木構造におけるエンドポイントに位置する他のデバイスとして、画像データを取り込むスキャナと画像データに基づき印刷出力するプリンタとの一方又は両方がPCI Express規格の高速シリアルインタフェースにより接続されている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像システムにおいて、前記複数の画像処理ユニット、スキャナ及びプリンタは、PCI Express規格のスイッチに対するエンドポイントとしてPCI Express規格の高速シリアルインタフェースにより接続されている。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の画像システムにおいて、前記複数の画像処理ユニットは、標準的で同一の画像処理機能を有する画像処理ユニットである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像システムにおいて、前記複数の画像処理ユニットを、画像処理内容に応じて、並列的又は選択的に稼動させる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像システムにおいて、前記画像処理内容が、相対的に広幅用紙を対象とする場合には、前記複数の画像処理ユニットを並列的に稼動させる。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の画像システムにおいて、前記画像処理内容が、相対的に画像密度が高解像度の場合には、前記複数の画像処理ユニットを並列的に稼動させる。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の画像システムにおいて、前記複数の画像処理ユニットを、主走査方向で分割した各々の割り当て分の画像データについて、並列的に稼動させる。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の画像システムにおいて、前記複数の画像処理ユニットは、各々異なる画像処理機能が割付けられた画像処理ユニットであり、対象となる画像データをこれらの画像処理ユニットを用いてPCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムによりパイプライン状に処理させる。
本発明によれば、PCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムの木構造におけるエンドポイントに位置するデバイスとして、少なくとも、複数の独立した画像処理ユニットがPCI Express規格の高速シリアルインタフェースにより接続されているので、高速シリアル通信、スケーラビリティ、プロトコルの自由度大なるPCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムの特徴を活かしつつ、特に、PCI Express規格のスイッチを用いた場合の拡張性なる特徴を活かしつつ、複数の画像処理ユニットに並列的又は選択的な稼動、或いは、パイプライン状の画像処理を行わせることで当該画像システムの狙いとする画像処理機能を無駄なく発揮させることができ、よって、画像処理ユニットを当該画像システムの最高能力に合わせて設計する必要がなく、画像処理ユニットに汎用性・融通性を持たせた画像システムを提供することができる。
特に、標準的で同一の画像処理機能を有する複数の画像処理ユニットを用いる場合には、当該画像システムで必要とする画像処理内容に応じて必要な数の画像処理ユニットを用いることで、高画質処理等が必要な場合でも並列的処理により処理速度を維持することができ、このためにも、画像処理ユニットとしては標準的な汎用品でよいため、高価で融通性に欠ける唯一の画像処理ユニットを用いる場合に比して、安価で汎用性・融通性にある画像システムを構築することができる。加えて、特に高画質処理等を要しない画像処理時には、全てを用いず一部の画像処理ユニットのみを選択的に稼動させることにより、全体の消費電力を抑える等、柔軟な対応が可能となる。
また、各々異なる画像処理機能が割付けられた複数の画像処理ユニットを用意し、対象となる画像データをこれらの画像処理ユニットを用いてPCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムにより連続的に画像データを流してパイプライン状に効率的に処理させることにより、画像処理ユニットを当該画像システムの最高能力に合わせて設計することなく、所望の画像処理を柔軟かつ高速に行わせることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[PCI Express規格の概要]
まず、本実施の形態は高速シリアルバスの一つであるPCI Express(登録商標)を利用するものであり、本実施の形態の前提として当該PCI Express規格の概要について、非特許文献1の一部抜粋により説明する。ここに、高速シリアルバスとは、1本の伝送路を用いてシリアル(直列)伝送により高速(100Mbps程度以上)にデータをやり取りすることができるインタフェースを意味する。
PCI Expressは、PCIの後継規格としてコンピュータ全般に通用する標準拡張バスとして規格化されたバスであり、概略的には、低電圧差動信号伝送、ポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネル、パケット化されたスプリットトランザクション、リンク構成の違いによる高いスケーラビリティなどの特徴を持つ。
図1に既存のPCIシステム、図2にPCI Expressシステムの各々の構成例を示す。既存のPCIシステムにあっては、CPU100やAGPグラフィックス101やメモリ102が接続されたホストブリッジ103に対して、PCI-X(PCIの上位互換規格)デバイス104a,104bがPCI-Xブリッジ105aを介して接続されたり、PCI-Xデバイス104c,104dが接続されたPCI-Xブリッジ105bやPCIバススロット106が接続されたPCIブリッジ107がPCI-Xブリッジ105cを介して接続されたりしたツリー構造(木構造)とされている。
これに対して、PCI Expressシステムにあっては、CPU110やメモリ111が接続されたルートコンプレックス112に対して、PCI Expressグラフィックス113がPCI Express114aにより接続され、また、エンドポイント115aやレガシーエンドポイント116aがPCI Express114bにより接続されたスイッチ117aがPCI Express114cにより接続され、さらには、エンドポイント115bやレガシーエンドポイント116bがPCI Express114dにより接続されたスイッチ117bやPCIバススロット118が接続されたPCIブリッジ119がPCI Express114eにより接続されたスイッチ117cがPCI Express114fにより接続されたツリー構造(木構造)とされている。
実際に想定されるPCI Expressプラットホーム例を図3に示す。図示例は、ディスクトップ/モバイルへの適用例を示し、CPU121がCPUホストバス122により接続され、メモリ123が接続されたメモリハブ124(ルートコンプレックスに相当する)に対して、例えば、グラフィックス125がx16のPCI Express126aにより接続され、また、変換機能を有するI/Oハブ127がPCI Express126bにより接続されている。このI/Oハブ127には、例えば、Serial ATA128によりメモリ129が接続され、LPC130によりローカルI/O131が接続され、USB 2.0132やPCIバススロット133が接続されている。さらには、I/Oハブ127には、PCI Express126cによりスイッチ134が接続され、このスイッチ134には、各々、PCI Express126d,126e,126fによりモバイルドック135、ギガビットイーサネット(イーサネットは登録商標)136、アドインカード137が接続されている。
即ち、PCI Expressシステムでは、従来のPCI,PCI-X,AGPといったバスがPCI Expressで置き換わり、既存のPCI/PCI-Xデバイスを接続するためにブリッジが使用される。チップセット間の接続もPCI Express接続となり、IEEE1394,Serial ATA,USB 2.0などの既存のバスはI/OハブによりPCI Expressに接続される。
[PCI Expressの構成要素]
A.ポート(Port)/レーン(Lane)/リンク(Link)
図4に物理層の構造を示す。ポートは、物理的には同一半導体内にあり、リンクを形成するトランスミッタ/レシーバの集合で、論理的にはコンポーネント間を1対1で接続(ポイント・ツー・ポイント)するインタフェースを意味する。転送レートは、例えば片方向2.5Gbpsとされている(将来的には、5Gbpsや10Gbpsが想定されている)。レーンは、例えば0.8Vの差動信号ペアのセットで、送信側の信号ペア(2本)、受信側の信号ペア(2本)からなる。リンクは、2つのポートとその間を結ぶレーンの集まりであり、コンポーネント間のデュアルシンプレックス通信バスである。「xNリンク」はN本のレーンから構成され、現在の規格では、N=1,2,4,8,16,32が定義されている。図示例は、x4リンク例である。例えば、図5に示すように、デバイスA,B間を結ぶこのレーン幅Nを可変することにより、スケーラブルなバンド幅を構成することが可能となる。
B.ルートコンプレックス(Root Complex)
ルートコンプレックス112は、I/O構造の最上位に位置し、CPUやメモリサブシステムをI/Oに接続する。ブロック図などでは、図3に示すように、「メモリハブ」と記述されることが多い。ルートコンプレックス112(又は、124)は、1つ以上のPCI Expressポート(ルートポート)(図2中では、ルートコンプレックス112中の四角で示す)を持ち、各々のポートは独立したI/O階層ドメインを形成する。I/O階層ドメインは、単純なエンドポイントである場合(例えば、図2中のエンドポイント115a側の例)や、多数のスイッチやエンドポイントから形成される場合(例えば、図2中のエンドポイント115bやスイッチ117b,115c側の例)がある。
C.エンドポイント(End Point)
エンドポイント115は、タイプ00hのコンフィグレーション空間ヘッダを持つデバイス(具体的には、ブリッジ以外のデバイス)で、レガシーエンドポイントとPCI Expressエンドポイントとに分けられる。両者の大きな違いは、PCI ExpressエンドポイントはBAR(ベースアドレスレジスタ)で基本的にI/Oポートリソースを要求せず、このためI/Oリクエストを要求しない。また、PCI Expressエンドポイントは、ロックリクエストもサポートしていない。
D.スイッチ(Switch)
スイッチ117(又は、134)は、2つ以上のポートを結合し、ポート間でのパケットルーティングを行う。コンフィグレーションソフトウェアからは、当該スイッチは、図6に示すように、仮想PCI-PCIブリッジ141の集合体として認識される。図中、両矢印はPCI Expressリンク114(又は、126)を示し、142a〜142dはポートを示す。このうち、ポート142aはルートコンプレックスに近い方のアップストリームポートであり、ポート142b〜142dはルートコンプレックスから遠い方のダウンストリームポートである。
E.PCI Express114e−PCIブリッジ119
PCI ExpressからPCI/PCI-Xへの接続を提供する。これにより、既存のPCI/PCI-XデバイスをPCI Expressシステム上で使用することができる。
[階層アーキテクチャ]
従来のPCIのアーキテクチャは、図7(a)に示すように、プロトコルとシグナリングが密接に関連する構造であり階層という考え方はなかったが、PCI Expressでは、図7(b)に示すように、一般的な通信プロトコルやInfiniBandのように、独立した階層構造とされ、各層に分けて仕様が定義されている。即ち、最上位のソフトウェア層151、最下位の機構(メカニカル)部152間に、トランザクション層153、データリンク層154、物理層155を持つ構造とされている。これにより、各層のモジュール性が確保され、スケーラビリティを持たせることやモジュールの再利用が可能となる。例えば、新たな信号コーディング方式や伝送媒体を採用する場合、物理層を変更するだけでデータリンク層やトランザクション層は変更せずに対応できる。
PCI Expressのアーキテクチャの中心となるのは、トランザクション層153、データリンク層154、物理層155であり、各々図8を参照して説明する以下のような役割を持つ。
A.トランザクション層153
トランザクション層153は、最上位に位置し、トランザクションレイヤパケット(TLP)の組み立て、分解機能を持つ。トランザクションレイヤパケット(TLP)は、リード/ライト、各種イベントといったトランザクションの伝達に用いられる。また、トランザクション層153は、トランザクションレイヤパケット(TLP)のためのクレジットを用いたフロー制御を行う。各層153〜155におけるトランザクションレイヤパケット(TLP)の概要を図9に示す(詳細は、後述する)。
B.データリンク層154
データリンク層154の主な役割は、エラー検出/訂正(再送)によりトランザクションレイヤパケット(TLP)のデータ完全性を保証することと、リンク管理である。データリンク層154間では、リンク管理やフロー制御のためのパケットのやり取りを行う。このパケットは、トランザクションレイヤパケット(TLP)と区別するために、データリンクレイヤパケット(DLLP)と呼ばれる。
C.物理層155
物理層155は、ドライバ、入力バッファ、パラレル−シリアル/シリアル−パラレル変換器、PLL、インピーダンス整合回路といったインタフェース動作に必要な回路を含んでいる。また、論理的な機能としてインタフェースの初期化・保守の機能を持つ。物理層155は、データリンク層154/トランザクション層153を実際のリンクで使用される信号技術から独立させる役目も持っている。
なお、PCI Expressのハードウェア構成上、エンベデッド・クロックという技術を採用しており、クロック信号はなく、クロックのタイミングはデータ信号中に埋め込まれており、受信側でデータ信号のクロスポイントを基にクロックを抽出する方式とされている。
[コンフィグレーション空間]
PCI Expressは、従来のPCIと同様にコンフィグレーション空間を持つが、その大きさは従来のPCIが256バイトであるのに対して、図10に示すように、4096バイトへと拡張されている。これにより、多数のデバイス固有レジスタセットを必要とするデバイス(ホストブリッジなど)に対しても、将来的に十分な空間が確保されている。PCI Expressでは、コンフィグレーション空間へのアクセスは、フラットなメモリ空間へのアクセス(コンフィグレーションリード/ライト)で行われ、バス/デバイス/機能/レジスタ番号はメモリアドレスにマップされている。
当該空間の先頭256バイトは、PCIコンフィグレーション空間として、BIOSや従来のOSからI/Oポートを使用した方法でもアクセスできる。従来のアクセスをPCI Expressでのアクセスに変換する機能は、ホストブリッジ上に実装される。00hから3FhまではPCI2.3互換のコンフィグレーションヘッダとなっている。これにより、PCI Expressで拡張された機能以外であれば、従来のOSやソフトウェアをそのまま使用することができる。即ち、PCI Expressにおけるソフトウェア層は、既存のPCIと互換性を保ったロード・ストア・アーキテクチャ(プロセッサが直接I/Oレジスタをアクセスする方式)を継承している。しかし、PCI Expressで拡張された機能(例えば、同期転送やRAS(Reliability,Availability and Serviceability)などの機能)を使用するには、4KバイトのPCI Express拡張空間にアクセスできるようにする必要がある。
なお、PCI Expressとしては様々なフォームファクタ(形状)が考えられるが、具体化している例としては、アドインカード、プラグインカード(NEWCARD)、Mini PCI Expressなどがある。
[PCI Express のアーキテクチャの詳細]
PCI Express のアーキテクチャの中心となっているトランザクション層153、データリンク層154、物理層155について、各々詳細に説明する。
A.トランザクション層153
トランザクション層153の主な役割は、前述したように、上位のソフトウェア層151と下位のデータリンク層154との間でトランザクションレイヤパケット(TLP)の組み立てと分解を行うことである。
a.アドレス空間とトランザクションタイプ
PCI Expressでは、従来のPCIでサポートされていたメモリ空間(メモリ空間とのデータ転送用)、I/O空間(I/O空間とのデータ転送用)、コンフィグレーション空間(デバイスのコンフィグレーションとセットアップ用)に加えて、メッセージ空間(PCI Expressデバイス間のインバンドでのイベント通知や一般的なメッセージ送信(交換)用…割り込み要求や確認は、メッセージを「仮想ワイヤ」として使用することにより伝達される)が追加され、4つのアドレス空間が定義されている。各々の空間に対してトランザクションタイプが定義されている(メモリ空間、I/O空間、コンフィグレーション空間は、リード/ライト、メッセージ空間は基本(ベンダ定義含む))。
b.トランザクションレイヤパケット(TLP)
PCI Expressは、パケット単位で通信を行う。図9に示したトランザクションレイヤパケット(TLP)のフォーマットにおいて、ヘッダのヘッダ長は3DW(DWはダブルワードの略;合計12バイト)又は4DW(16バイト)で、トランザクションレイヤパケット(TLP)のフォーマット(ヘッダ長とペイロードの有無)、トランザクションタイプ、トラフィッククラス(TC)、アトリビュートやペイロード長などの情報が含まれる。パケット内の最大ペイロード長は1024DW(4096バイト)である。
ECRCは、エンドツーエンドのデータ完全性を保証するためのもので、トランザクションレイヤパケット(TLP)部分の32ビットCRCである。これは、スイッチ内部などでトランザクションレイヤパケット(TLP)にエラーが発生した場合、LCRC(リンクCRC)ではエラーを検出できないためである(エラーとなったTLPでLCRCが再計算されるため)。
リクエストは、完了パケットが不要なものと必要なものとがある。
c.トラフィッククラス(TC)と仮想チャネル(VC)
上位のソフトウェアは、トラフィッククラス(TC)を使用することによりトラフィックの差別化(優先度をつける)を行うことができる。例えば、映像データをネットワークのデータよりも優先して転送する、といったことが可能となる。トラフィッククラス(TC)はTC0からTC7まで8つある。
仮想チャネル(VC:Vertual Channel)は、各々独立した仮想通信バス(同一のリンクを共用する複数の独立したデータ・フロー・バッファを使用するメカニズム)で、各々がリソース(バッファやキュー)を持ち、図11に示すように、独立したフロー制御を行う。これにより、1つの仮想チャネルのバッファが満杯の状態(full)になっても、他の仮想チャネルの転送を行うことができる。つまり、物理的には1つのリンクを仮想的な複数のチャネルに分けることで、有効に使用することができる。例えば、図11中に示すように、スイッチを経由してルートのリンクが複数のデバイスに分かれる場合、各デバイスのトラフィックの優先度を制御することができる。VC0は必須で、コストパフォーマンスのトレードオフに応じてその他の仮想チャネル(VC1〜VC7)が実装される。図11中の実線矢印は、デフォルト仮想チャネル(VC0)を示し、破線矢印はその他の仮想チャネル(VC1〜VC7)を示している。
トランザクション層内では、トラフィッククラス(TC)が仮想チャネル(VC)にマッピングされる。1つの仮想チャネル(VC)に対して1つ又は複数のトラフィッククラス(TC)をマッピングできる(仮想チャネル(VC)の数が少ない場合)。単純な例では、各トラフィッククラス(TC)から各仮想チャネル(VC)に1対1、全てのトラフィッククラス(TC)を仮想チャネルVC0にマッピングする、といったことが考えられる。TC0−VC0のマッピングは、必須/固定で、それ以外のマッピングは上位のソフトウェアから制御される。ソフトウェアはトラフィッククラス(TC)を利用することで、トランザクションの優先度を制御することが可能となる。
d.フロー制御
受信バッファのオーバフローを避け、伝送順序を確立するためにフロー制御(FC:Flow Control)が行われる。フロー制御は、リンク間のポイントツーポイントで行われ、エンドツーエンドではない。従って、フロー制御により最終的な相手(コンプリータ)にパケットが届いたことを確認することはできない。
PCI Expressのフロー制御は、クレジット・ベースで行われる(データ転送を始める前に、受け取り側のバッファの空き状況を確認し、オーバフロー、アンダフローが発生しないメカニズム)。即ち、受信側はリンク初期化時にバッファ容量(クレジット値)を送信側に通知し、送信側はクレジット値と送信するパケットの長さとを比較し、一定の残りがある場合のみパケットを送信する。このクレジットには6種類ある。
フロー制御の情報交換はデータリンク層のデータリンクレイヤパケット(DLLP)を使用して行われる。フロー制御はトランザクションレイヤパケット(TLP)のみに適用され、データリンクレイヤパケット(DLLP)には適用されない(DLLPは常時送受信可能)。
B.データリンク層154
データリンク層154の主な役割は、前述したように、リンク上の2つのコンポーネント間での信頼性の高いトランザクションレイヤパケット(TLP)交換機能を提供することである。
a.トランザクションレイヤパケット(TLP)の扱い
トランザクション層153から受け取ったトランザクションレイヤパケット(TLP)に対しては、先頭に2バイトのシーケンス番号、末尾に4バイトのリンクCRC(LCRC)を付加して、物理層155に渡す(図9参照)。トランザクションレイヤパケット(TLP)は、リトライバッファに保管され、相手から受信確認(ACK)が届くまで再送される。トランザクションレイヤパケット(TLP)の送信に失敗が続いた場合は、リンク異常であると判断して物理層155に対してリンクの再トレーニングを要求する。リンクのトレーニングが失敗した場合、データリンク層154の状態はインアクティブに遷移する。
物理層155から受け取ったトランザクションレイヤパケット(TLP)は、シーケンス番号とリンクCRC(LCRC)が検査され、正常であればトランザクション層153に渡され、エラーがあった場合は再送を要求する。
b.データリンクレイヤパケット(DLLP)
データリンク層154が生成するパケットは、データリンクレイヤパケット(DLLP)と呼ばれ、データリンク層154間でやり取りされる。データリンクレイヤパケット(DLLP)には、
・Ack/Nak:TLPの受信確認、リトライ(再送)
・InitFC1/InitFC2/UpdateFC:フロー制御の初期化とアップデート
・電源管理のためのDLLP
なる種類がある。
図12に示すように、データリンクレイヤパケット(DLLP)の長さは6バイトで、種類を示すDLLPタイプ(1バイト)、DLLPの種類で固有の情報(3バイト)、CRC(2バイト)から構成される。
C.物理層−論理サブブロック156
図8中に示す物理層155の論理サブブロック156での主な役割は、データリンク層154から受け取ったパケットを電気サブブロック157で送信できる形式に変換することである。また、物理層155を制御/管理する機能も有する。
a.データ符号化とパラレル−シリアル変換
PCI Expressは、連続した“0”や“1”が続かないように(長い期間、クロス・ポイントが存在しない状態が続かないようにするため)、データ符号化に8B/10B変換を用いる。変換されたデータは、図13中に示すように、シリアル変換され、LSBからレーン上に送信される。ここに、レーンが複数ある場合は(図13はx4リンクの場合を例示している)、符号化の前にデータがバイト単位で各レーンに割り振られる。この場合、一見パラレル・バスのようにみえるが、レーン毎に独立した転送を行うので、パラレル・バスで問題となるスキューが大幅に緩和される。
b.電源管理とリンクステート
リンクの消費電力を低く抑えるために、表1に示すように、L0/L0s/L1/L2というリンクステートが定義されている。
Figure 2005323159
L0が通常モードで、L0sからL2へと低消費電力となるが、L0への復帰にも時間がかかるようになる。図14に示すように、ソフトウェアによる電源管理に加えて、アクティブステート電源管理を積極的に行うことにより、消費電力を極力小さくすることが可能となる。
D.物理層−電気サブブロック157
物理層155の電気サブブロック157での主な役割は、論理サブブロック156でシリアル化されたデータをレーン上に送信することと、レーン上のデータを受信して論理サブブロック156に渡すことである。
a.ACカップリング
リンクの送信側では、ACカップリング用のコンデンサが実装される。これにより、送信側と受信側のDCコモンモード電圧が同一である必要がなくなる。このため、送信側と受信側で異なる設計、半導体プロセス、電源電圧を使用することが可能となる。
b.デエンファシス
PCI Expressでは、前述したように、8B/10Bエンコーディングによってできるだけ連続した“0”や“1”が続かないように処理されるが、連続した“0”や“1”が続くこともある(最大5回)。この場合、送信側はデエンファシス転送を行わなければならないことが規定されている。同一極性のビットが連続する場合は、2つ目のビットからは差動電圧レベル(振幅)を3.5±0.5dB落とすことで、受信側で受け取る信号のノイズ・マージンを稼ぐ必要がある。これを、デエンファシスという。伝送路の周波数依存性減衰のため、変化するビットの場合は高周波成分が多く、減衰により受信側の波形が小さくなるが、変化しないビットの場合は高周波成分が少なく、相対的に受信側の波形が大きくなる。このため、受信側での波形を一定とするためにデエンファシスを行う。
[画像システム]
本実施の形態のスキャナ、プリンタ、デジタル複写機、MFP等の画像システムは、そのデバイス間のインタフェースに前述したようなPCI Express規格の高速シリアルバスを利用して構成されている。
図15は本実施の形態の画像システムの構成例を示す概略ブロック図である。ここに、本実施の形態では、画像データを取り込むスキャナ1と画像データに基づき印刷出力するプリンタ2とを備える画像システムへの適用例として説明する。これらのスキャナ1やプリンタ2を各々単独デバイスとして備えるシステム構成の画像システムであっても、スキャナ1やプリンタ2を一体に備えるデジタル複写機、さらにはMFP等のような画像システムであってもよい。また、プリンタ2としては、例えば高速印刷可能なレーザプリンタ等が用いられるが、印刷方式を特に問うものではない。また、スキャナ1とプリンタ2との一方のみを備えるスキャナやプリンタなる画像システムの場合にも適用可能である。
これらのスキャナ1やプリンタ2は、PCI Express規格のスイッチ3に対して、各々PCI Express規格の高速シリアルインタフェース4a,4bを介してエンドポイントデバイスとして接続されている。
加えて、本実施の形態では、複数、例えば2個の画像処理ユニット5,6がエンドポイントデバイスの一つとして用意され、スイッチ3に対して、各々PCI Express規格の高速シリアルインタフェース4c,4dを介してエンドポイントデバイスとして接続されている。ここに、本実施の形態では、これらの画像処理ユニット5,6は例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等により構成されたデバイスであるが、何れも特に高度な画像処理機能を持たせたものではなく、標準的で全て同一の画像処理機能を持たせた汎用品が用いられている。
なお、特に図示しないが、スイッチ3に対してPCI Expressシステムにおける木構造の上流側ポートには、CPUやシステムメモリが接続されたルートコンプレックスが接続されている。
このような画像システムの構成によれば、図15中に矢印で示すように、スキャナ1で原稿から読み取った画像データを高速シリアルインタフェース4a、スイッチ3、高速シリアルインタフェース4c,4dを介して画像処理ユニット5,6に高速で転送させ、その画像データに対する画像処理を分担させて同時に並列的に実行させることができる。そして、これらの画像処理ユニット5,6により同時に並列的に画像処理された画像データを高速シリアルインタフェース4c,4d、スイッチ3、高速シリアルインタフェース4bを介してプリンタ2に高速で転送させ、画像処理後の画像データを合成することで、記録紙上に印刷出力させることができる。この場合、図示例では、画像処理ユニットを2個としているが、必要とする画像処理内容に応じてその数を増減すればよく、画像処理ユニットの個数を増減させても、PCI Expressシステムにおけるスイッチ3の拡張性により容易に対応し得る。
つまり、本実施の形態のように、標準的で同一の画像処理機能を有する複数の画像処理ユニット5,6,…を用いる場合には、当該画像システムで必要とする画像処理内容に応じて必要な数の画像処理ユニットを用いることで、高画質処理等が必要な場合でも並列的処理により処理速度を維持することができる。
より具体的な例を挙げると、要求される画像処理内容として、例えば、スキャナ1で読み取る原稿が相対的に広幅用紙の場合には、1個の画像処理ユニット5又は6では処理機能が不十分となってしまうが、当該スキャナ1により読み取られる原稿を、図15中に併せて示すように、当該原稿の主走査方向で2分割し、その右半分の画像データは画像処理ユニット5に割当て、左半分の画像データは画像処理ユニット6に割当てて、同時に並列的に画像処理させることにより、個々の画像処理ユニット5,6では画像データ量を実質的に半分に緩和して処理させることができ、よって、高画質処理等が必要な場合でも並列的処理により処理速度を維持することができる。これは、特に図示しないが、画像処理内容として、相対的に高解像度な画像密度の画像処理が要求される場合にも、同様であり、1個の画像処理ユニット5又は6では処理機能が不十分となってしまうが、当該スキャナ1により読み取られる原稿を、当該原稿の主走査方向で2分割し、その右半分の画像データは画像処理ユニット5に割当て、左半分の画像データは画像処理ユニット6に割当てて、同時に並列的に画像処理させることにより、個々の画像処理ユニット5,6では画像密度を実質的に半分に緩和して処理させることができ、よって、高画質処理等が必要な場合でも並列的処理により処理速度を維持することができる。
一方、要求される画像処理内容として、例えば、スキャナ1で読み取る原稿が通常幅以下(相対的に)の用紙の場合には、1個の画像処理ユニット5又は6で画像処理機能が十分であるため、例えば、画像処理ユニット5のみ稼動させ、画像処理ユニット6は図16中に破線で示すように稼動させない、というように画像処理内容によって選択的に稼動させることもできる。この場合、画像処理ユニット6については省電力状態とすることで、全体の消費電力を抑えることもできる。これは、画像処理内容として、通常の解像度なる画像密度(相対的に)の画像処理が要求される場合にも、同様であり、1個の画像処理ユニット5又は6で画像処理機能が十分であるため、例えば、画像処理ユニット5のみ稼動させ、画像処理ユニット6は稼動させない、というように選択的に稼動させることもできる。この場合、画像処理ユニット6については省電力状態とすることで、全体の消費電力を抑えることもできる。
図17は、本実施の形態の別の画像システムの構成例を示す概略ブロック図である。基本的には、図15に示した画像システムの構成例に準ずるが、本実施の形態では、複数、例えば、3個の画像処理ユニット11,12,13がエンドポイントデバイスの一つとして用意され、スイッチ3に対して、各々PCI Express規格の高速シリアルインタフェース4e,4f,4gを介してエンドポイントデバイスとして接続されている。ここに、本実施の形態では、これらの画像処理ユニット11,12,13は例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等により構成されたデバイスであるが、何れも特に高度な画像処理機能を持たせたものではなく、かつ、図17中に併せて示すように各々異なる画像処理機能(画像処理A,B,C)が割付けられた画像処理ユニットが用いられている。例えば、画像処理Aが基本画像処理、画像処理Bが画像回転処理、…等の如くである。
このような画像システムによれば、図17中に矢印で示すように、スキャナ1で原稿から読み取った画像データを高速シリアルインタフェース4a,スイッチ3、高速シリアルインタフェース4eを介して画像処理ユニット11に高速で転送させ、当該画像処理ユニット11で画像処理Aを実行させ、さらに、画像処理Aが施された画像データを画像処理ユニット11から高速シリアルインタフェース4e,スイッチ3、高速シリアルインタフェース4fを介して画像処理ユニット12に高速で転送させ、当該画像処理ユニット12で画像処理Bを実行させ、さらに、画像処理Bが施された画像データを画像処理ユニット12から高速シリアルインタフェース4f,スイッチ3、高速シリアルインタフェース4gを介して画像処理ユニット13に高速で転送させ、当該画像処理ユニット12で画像処理Cを実行させる、という如く、画像データを各画像処理ユニット11,12,13にパイプライン状に連続的に流して効率的に処理させることができる。そして、画像処理ユニット13により最終的に画像処理された画像データを高速シリアルインタフェース4g、スイッチ3、高速シリアルインタフェース4bを介してプリンタ2に高速で転送させることで、必要な画像処理後の画像データを記録紙上に印刷出力させることができる。この場合、図示例では、画像処理ユニットを3個としているが、必要とする画像処理内容に応じてその数を増減すればよく、画像処理ユニットの個数を増減させても、PCI Expressシステムにおけるスイッチ3の拡張性により容易に対応し得る。例えば、画像処理A,Cが当初から用意されていた画像処理機能であり、後から新規な画像処理として画像処理Bが必要となった場合でも、画像処理ユニット12をスイッチ3に追加接続してシステム構成することにより、融通性の高い対応が可能となる。
既存PCIシステムの構成例を示すブロック図である。 PCI Expressシステムの構成例を示すブロック図である。 デスクトップ/モバイルでのPCI Expressプラットホームの構成例を示すブロック図である。 x4の場合の物理層の構造例を示す模式図である。 デバイス間のレーン接続例を示す模式図である。 スイッチの論理的構造例を示すブロック図である。 (a)は既存のPCIのアーキテクチャを示すブロック図、(b)はPCI Expressのアーキテクチャを示すブロック図である。 PCI Expressの階層構造を示すブロック図である。 トランザクションレイヤパケットのフォーマット例を示す説明図である。 PCI Expressのコンフィグレーション空間を示す説明図である。 仮想チャネルの概念を説明するための模式図である。 データリンクレイヤパケットのフォーマット例を示す説明図である。 x4リンクでのバイトストライピング例を示す模式図である。 アクティブステート電源管理の制御例を示すタイムチャートである。 本発明の一実施の形態の画像システムの構成例を示す概略ブロック図である。 その稼動状態/非稼動状態例を示す概略ブロック図である。 本発明の別の実施の形態の画像システムの構成例を示す概略ブロック図である。
符号の説明
1 スキャナ
2 プリンタ
3 スイッチ
4 高速シリアルインタフェース
5,6 画像処理ユニット
11,12,13 画像処理ユニット

Claims (9)

  1. 木構造によるデータ通信網としてポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネルが確立されるPCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムを用いる画像システムであって、
    前記木構造におけるエンドポイントに位置するデバイスとして、少なくとも、複数の独立した画像処理ユニットがPCI Express規格の高速シリアルインタフェースにより接続されている、画像システム。
  2. 前記木構造におけるエンドポイントに位置する他のデバイスとして、画像データを取り込むスキャナと画像データに基づき印刷出力するプリンタとの一方又は両方がPCI Express規格の高速シリアルインタフェースにより接続されている、請求項1記載の画像システム。
  3. 前記複数の画像処理ユニット、スキャナ及びプリンタは、PCI Express規格のスイッチに対するエンドポイントとしてPCI Express規格の高速シリアルインタフェースにより接続されている、請求項1又は2記載の画像システム。
  4. 前記複数の画像処理ユニットは、標準的で同一の画像処理機能を有する画像処理ユニットである、請求項1ないし3の何れか一記載の画像システム。
  5. 前記複数の画像処理ユニットを、画像処理内容に応じて、並列的又は選択的に稼動させる、請求項4記載の画像システム。
  6. 前記画像処理内容が、相対的に広幅用紙を対象とする場合には、前記複数の画像処理ユニットを並列的に稼動させる、請求項5記載の画像システム。
  7. 前記画像処理内容が、相対的に画像密度が高解像度の場合には、前記複数の画像処理ユニットを並列的に稼動させる、請求項5記載の画像システム。
  8. 前記複数の画像処理ユニットを、主走査方向で分割した各々の割り当て分の画像データについて、並列的に稼動させる、請求項6又は7記載の画像システム。
  9. 前記複数の画像処理ユニットは、各々異なる画像処理機能が割付けられた画像処理ユニットであり、対象となる画像データをこれらの画像処理ユニットを用いてPCI Express規格の高速シリアルインタフェースシステムによりパイプライン状に処理させる、請求項1ないし3の何れか一記載の画像システム。
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