JP4607706B2 - 画像処理システム、プログラムおよびジョブ実行方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理システム、プログラムおよびジョブ実行方法に関する。
一般に、画像データその他のデータを扱うデジタル複写機、複合機(MFP)等の画像処理システムでは、デバイス間のインタフェースにPCIバスが使用されている。
このようにPCIバスを使用する画像処理システムにおいては、PCIバスのリソースが100%を超えることを想定し、PCIバスの使用率が100%を超えないようにソフトで制御して異常動作や異常画像にならないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、パラレル方式のPCIバスでは、レーシングやスキューなどの問題があり、高速・高画質の画像形成装置に使用するには、転送レートが低い段階にきており、最近では、PCIバスのようなパラレル方式のインタフェースに代えて、IEEE1394やUSB等の高速シリアルインタフェースの使用が検討されている。例えば、特許文献2によれば、内部インタフェースとして、IEEE1394やUSB等の高速シリアルインタフェースを使用することが提案されている。
また、他の高速シリアルインタフェースとして、PCIバス方式の後継規格に当るPCI Express(登録商標)なるインタフェースも提案され、実用化の段階にきている(例えば、非特許文献1参照)。このPCI Expressシステムは、概略的には、例えば非特許文献1中の図1等に示されるようなルートコンプレックス−スイッチ(任意階層)−デバイス等のツリー構造(木構造)によるデータ通信網として構成されている。
特開2005−092541号公報 特開2001−016382号公報 "PCI Express 規格の概要"Interface誌、July’2003 里見尚志
ところが、特許文献1に記載されている手法によれば、PCIバス幅が画像処理システムによって固定されてしまうことから、例えば32ビットから64ビットへの繋ぎ換えなどに対応することができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、システムが誤動作したり、画像が異常になることがない画像処理システム、プログラムおよびジョブ実行方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、シリアルバスにより画像処理エンジンとコントローラとを接続し、複数のジョブを同時に実行可能な画像処理システムにおいて、前記画像処理エンジンから前記シリアルバスを介して前記コントローラへのデータ転送に基づく第1のジョブと前記コントローラから前記シリアルバスを介して前記画像処理エンジンへのデータ転送に基づく第2のジョブの実行の指示を受け付ける受付手段と、前記画像処理エンジンが使用する前記シリアルバスの第1のレーン数および前記コントローラが使用する前記シリアルバスの第2のレーン数からなるレーン数の組み合わせ情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に対応付けられた前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行可否情報に基づいて、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断手段と、を具備する
また、請求項9にかかる発明は、シリアルバスにより画像処理エンジンとコントローラとを接続し、複数のジョブの同時実行をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記画像処理エンジンから前記シリアルバスを介して前記コントローラへのデータ転送に基づく第1のジョブと前記コントローラから前記シリアルバスを介して前記画像処理エンジンへのデータ転送に基づく第2のジョブの実行の指示を受け付ける受付手段と、前記画像処理エンジンが使用する前記シリアルバスの第1のレーン数および前記コントローラが使用する前記シリアルバスの第2のレーン数からなるレーン数の組み合わせ情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に対応付けられた前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行可否情報に基づいて、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断手段と、として機能させる
また、請求項16にかかる発明は、シリアルバスにより画像処理エンジンとコントローラとを接続し、複数のジョブを同時に実行可能な画像処理システムにおけるジョブ実行方法であって、前記画像処理エンジンから前記シリアルバスを介して前記コントローラへのデータ転送に基づく第1のジョブと前記コントローラから前記シリアルバスを介して前記画像処理エンジンへのデータ転送に基づく第2のジョブの実行の指示を受け付ける受付工程と、前記画像処理エンジンが使用する前記シリアルバスの第1のレーン数および前記コントローラが使用する前記シリアルバスの第2のレーン数からなるレーン数の組み合わせ情報を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に対応付けられた前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行可否情報に基づいて、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断工程と、を含む
本発明によれば、高速シリアルバスのリンクのレーン数を参照してジョブの複数同時実行が可能かどうかを判断し、ジョブの処理開始を許可することができるので、システムが誤動作したり、画像が異常になることがないという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理システム、プログラムおよびジョブ実行方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。以下では、PCI Expressの詳細について、[PCI Express規格の概要]〜[PCI Express のアーキテクチャの詳細]の欄で説明し、その後、本実施の形態の画像処理システムについて、[画像処理システム]の欄で説明する。
[PCI Express規格の概要]
まず、本実施の形態は高速シリアルバスの一つであるPCI Express(登録商標)を利用するものであり、本実施の形態の前提として当該PCI Express規格の概要について、非特許文献1の一部抜粋により説明する。ここに、高速シリアルバスとは、1本の伝送路を用いてシリアル(直列)伝送により高速(100Mbps程度以上)にデータをやり取りすることができるインタフェースを意味する。
PCI Expressは、PCIの後継規格としてコンピュータ全般に通用する標準拡張バスとして規格化されたバスであり、概略的には、低電圧差動信号伝送、ポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネル、パケット化されたスプリットトランザクション、リンク構成の違いによる高いスケーラビリティなどの特徴を持つ。
図1に既存のPCIシステム、図2にPCI Expressシステムの各々の構成例を示す。既存のPCIシステムにあっては、CPU100やAGPグラフィックス101やメモリ102が接続されたホストブリッジ103に対して、PCI-X(PCIの上位互換規格)デバイス104a,104bがPCI-Xブリッジ105aを介して接続されたり、PCIデバイス104c,104dが接続されたPCIブリッジ105bやPCIバススロット106が接続されたPCIブリッジ107がPCIブリッジ105cを介して接続されたりしたツリー構造(木構造)とされている。
これに対して、PCI Expressシステムにあっては、CPU110やメモリ111が接続されたルートコンプレックス112に対して、PCI Expressグラフィックス113がPCI Express114aにより接続され、また、エンドポイント115aやレガシーエンドポイント116aがPCI Express114bにより接続されたスイッチ117aがPCI Express114cにより接続され、さらには、エンドポイント115bやレガシーエンドポイント116bがPCI Express114dにより接続されたスイッチ117bやPCIバススロット118が接続されたPCIブリッジ119がPCI Express114eにより接続されたスイッチ117cがPCI Express114fにより接続されたツリー構造(木構造)とされている。
実際に想定されるPCI Expressプラットホーム例を図3に示す。図示例は、デスクトップ/モバイルへの適用例を示し、CPU121がCPUホストバス122により接続され、メモリ123が接続されたメモリハブ124(ルートコンプレックスに相当する)に対して、例えば、グラフィックス125がx16のPCI Express126aにより接続され、また、変換機能を有するI/Oハブ127がPCI Express126bにより接続されている。このI/Oハブ127には、例えば、Serial ATA128によりストレージ129が接続され、LPC130によりローカルI/O131が接続され、USB 2.0132やPCIバススロット133が接続されている。さらには、I/Oハブ127には、PCI Express126cによりスイッチ134が接続され、このスイッチ134には、各々、PCI Express126d,126e,126fによりモバイルドック135、ギガビットイーサネット136(イーサネットは登録商標)、アドインカード137が接続されている。
即ち、PCI Expressシステムでは、従来のPCI,PCI-X,AGPといったバスがPCI Expressで置き換わり、既存のPCI/PCI-Xデバイスを接続するためにブリッジが使用される。チップセット間の接続もPCI Express接続となり、IEEE1394,Serial ATA,USB 2.0などの既存のバスはI/OハブによりPCI Expressに接続される。
[PCI Expressの構成要素]
A.ポート(Port)/レーン(Lane)/リンク(Link)
図4に物理層の構造を示す。ポートは、物理的には同一半導体内にあり、リンクを形成するトランスミッタ/レシーバの集合で、論理的にはコンポーネント・リンク間を1対1で接続(ポイント・ツー・ポイント)するインタフェースを意味する。転送レートは、例えば片方向2.5Gbpsとされている。レーンは、例えば0.8Vの差動信号ペアのセットで、送信側の信号ペア(2本)、受信側の信号ペア(2本)からなる。リンクは、2つのポートとその間を結ぶレーンの集まりであり、コンポーネント間のデュアルシンプレックス通信バスである。「xNリンク」はN本のレーンから構成され、現在の規格では、N=1,2,4,8,16,32が定義されている。図示例は、x4リンク例である。例えば、図5に示すように、デバイスA,B間を結ぶこのレーン幅Nを可変することにより、スケーラブルなバンド幅を構成することが可能となる。
B.ルートコンプレックス(Root Complex)
ルートコンプレックス112は、I/O構造の最上位に位置し、CPUやメモリサブシステムをI/Oに接続する。ブロック図などでは、図3に示すように、「メモリハブ」と記述されることが多い。ルートコンプレックス112(又は、124)は、1つ以上のPCI Expressポート(ルートポート)(図2中では、ルートコンプレックス112中の四角で示す)を持ち、各々のポートは独立したI/O階層ドメインを形成する。I/O階層ドメインは、単純なエンドポイントである場合(例えば、図2中のエンドポイント115a側の例)や、多数のスイッチやエンドポイントから形成される場合(例えば、図2中のエンドポイント115bやスイッチ117b,115c側の例)がある。
C.エンドポイント(End Point)
エンドポイント115は、タイプ00hのコンフィグレーション空間ヘッダを持つデバイス(具体的には、ブリッジ以外のデバイス)で、レガシーエンドポイントとPCI Expressエンドポイントとに分けられる。両者の大きな違いは、PCI ExpressエンドポイントはBAR(ベースアドレスレジスタ)でI/Oリソースを要求せず、このためI/Oリクエストを要求しない。また、PCI Expressエンドポイントは、ロックリクエストもサポートしていない。
D.スイッチ(Switch)
スイッチ117(又は、134)は、2つ以上のポートを結合し、ポート間でのパケットルーティングを行う。コンフィグレーションソフトウェアからは、当該スイッチは、図6に示すように、仮想PCI-PCIブリッジ141の集合体として認識される。図中、両矢印はPCI Expressリンク114(又は、126)を示し、142a〜142dはポートを示す。このうち、ポート142aはルートコンプレックスに近い方のアップストリームポートであり、ポート142b〜142dはルートコンプレックスから遠い方のダウンストリームポートである。
E.PCI Express114e−PCIブリッジ119
PCI ExpressからPCI/PCI-Xへの接続を提供する。これにより、既存のPCI/PCI-XデバイスをPCI Expressシステム上で使用することができる。
[階層アーキテクチャ]
従来のPCIのアーキテクチャは、図7−1に示すように、プロトコルとシグナリングが密接に関連する構造であり階層という考え方はなかったが、PCI Expressでは、図7−2に示すように、一般的な通信プロトコルやInfiniBandのように、独立した階層構造とされ、各層に分けて仕様が定義されている。即ち、最上位のソフトウェア151、最下位の機構(メカニカル)部152間に、トランザクション層153、データリンク層154、物理層155を持つ構造とされている。これにより、各層のモジュール性が確保され、スケーラビリティを持たせることやモジュールの再利用が可能となる。例えば、新たな信号コーディング方式や伝送媒体を採用する場合、物理層を変更するだけでデータリンク層やトランザクション層は変更せずに対応できる。
PCI Expressのアーキテクチャの中心となるのは、トランザクション層153、データリンク層154、物理層155であり、各々図8を参照して説明する以下のような役割を持つ。
A.トランザクション層153
トランザクション層153は、最上位に位置し、トランザクションレイヤパケット(TLP)の組み立て、分解機能を持つ。トランザクションレイヤパケット(TLP)は、リード/ライト、各種イベントといったトランザクションの伝達に用いられる。また、トランザクション層153は、トランザクションレイヤパケット(TLP)のためのクレジットを用いたフロー制御を行う。各層153〜155におけるトランザクションレイヤパケット(TLP)の概要を図9に示す(詳細は、後述する)。
B.データリンク層154
データリンク層154の主な役割は、エラー検出/訂正(再送)によりトランザクションレイヤパケット(TLP)のデータ完全性を保証することと、リンク管理である。データリンク層154間では、リンク管理やフロー制御のためのパケットのやり取りを行う。このパケットは、トランザクションレイヤパケット(TLP)と区別するために、データリンクレイヤパケット(DLLP)と呼ばれる。
C.物理層155
物理層155は、ドライバ、入力バッファ、パラレル−シリアル/シリアル−パラレル変換器、PLL、インピーダンス整合回路といったインタフェース動作に必要な回路を含んでいる。また、論理的な機能としてインタフェースの初期化・保守の機能を持つ。物理層155は、データリンク層154/トランザクション層153を実際のリンクで使用される信号技術から独立させる役目も持っている。
なお、PCI Expressのハードウェア構成上、エンベデッド・クロックという技術を採用しており、クロック信号はなく、クロックのタイミングはデータ信号中に埋め込まれており、受信側でデータ信号のクロス・ポイントを基にクロックを抽出する方式とされている。
[コンフィグレーション空間]
PCI Expressは、従来のPCIと同様にコンフィグレーション空間を持つが、その大きさは従来のPCIが256バイトであるのに対して、図10に示すように、4096バイトへと拡張されている。これにより、多数のデバイス固有レジスタセットを必要とするデバイス(ホストブリッジなど)に対しても、将来的に十分な空間が確保されている。PCI Expressでは、コンフィグレーション空間へのアクセスは、フラットなメモリ空間へのアクセス(コンフィグレーションリード/ライト)で行われ、バス/デバイス/機能/レジスタ番号はメモリアドレスにマップされている。
当該空間の先頭256バイトは、PCIコンフィグレーション空間として、BIOSや従来のOSからI/Oポートを使用した方法でもアクセスできる。従来のアクセスをPCI Expressでのアクセスに変換する機能は、ホストブリッジ上に実装される。00hから3FhまではPCI2.3互換のコンフィグレーションヘッダとなっている。これにより、PCI Expressで拡張された機能以外であれば、従来のOSやソフトウェアをそのまま使用することができる。即ち、PCI Expressにおけるソフトウェア層は、既存のPCIと互換性を保ったロード・ストア・アーキテクチャ(プロセッサが直接I/Oレジスタをアクセスする方式)を継承している。しかし、PCI Expressで拡張された機能(例えば、同期転送やRAS(Reliability,Availability and Serviceability)などの機能)を使用するには、4KバイトのPCI Express拡張空間にアクセスできるようにする必要がある。
なお、PCI Expressとしては様々なフォームファクタ(形状)が考えられるが、具体化している例としては、アドインカード、プラグインカード(Express Card)、Mini PCI Expressなどがある。
[PCI Express のアーキテクチャの詳細]
PCI Express のアーキテクチャの中心となっているトランザクション層153、データリンク層154、物理層155について、各々詳細に説明する。
A.トランザクション層153
トランザクション層153の主な役割は、前述したように、上位のソフトウェア層151と下位のデータリンク層154との間でトランザクションレイヤパケット(TLP)の組み立てと分解を行うことである。
a.アドレス空間とトランザクションタイプ
PCI Expressでは、従来のPCIでサポートされていたメモリ空間(メモリ空間とのデータ転送用)、I/O空間(I/O空間とのデータ転送用)、コンフィグレーション空間(デバイスのコンフィグレーションとセットアップ用)に加えて、メッセージ空間(PCI Expressデバイス間のインバンドでのイベント通知や一般的なメッセージ送信(交換)用…割り込み要求や確認は、メッセージを「仮想ワイヤ」として使用することにより伝達される)が追加され、4つのアドレス空間が定義されている。各々の空間に対してトランザクションタイプが定義されている(メモリ空間、I/O空間、コンフィグレーション空間は、リード/ライト、メッセージ空間は基本(ベンダ定義含む))。
b.トランザクションレイヤパケット(TLP)
PCI Expressは、パケット単位で通信を行う。図9に示したトランザクションレイヤパケット(TLP)のフォーマットにおいて、ヘッダのヘッダ長は3DW(DWはダブルワードの略;合計12バイト)又は4DW(16バイト)で、トランザクションレイヤパケット(TLP)のフォーマット(ヘッダ長とペイロードの有無)、トランザクションタイプ、トラフィッククラス(TC)、アトリビュートやペイロード長などの情報が含まれる。パケット内の最大ペイロード長は1024DW(4096バイト)である。
ECRCは、エンドツーエンドのデータ完全性を保証するためのもので、トランザクションレイヤパケット(TLP)部分の32ビットCRCである。これは、スイッチ内部などでトランザクションレイヤパケット(TLP)にエラーが発生した場合、LCRC(リンクCRC)ではエラーを検出できないためである(エラーとなったTLPでLCRCが再計算されるため)。
リクエストは、完了パケットが不要なものと必要なものとがある。
c.トラフィッククラス(TC)と仮想チャネル(VC)
上位のソフトウェアは、トラフィッククラス(TC)を使用することによりトラフィックの差別化(優先度をつける)を行うことができる。例えば、映像データをネットワークのデータよりも優先して転送する、といったことが可能となる。トラフィッククラス(TC)はTC0からTC7まで8つある。
仮想チャネル(VC:Vertual Channel)は、各々独立した仮想通信バス(同一のリンクを共用する複数の独立したデータ・フロー・バッファを使用するメカニズム)で、各々がリソース(バッファやキュー)を持ち、図11に示すように、独立したフロー制御を行う。これにより、1つの仮想チャネルのバッファが満杯の状態(full)になっても、他の仮想チャネルの転送を行うことができる。つまり、物理的には1つのリンクを仮想的な複数のチャネルに分けることで、有効に使用することができる。例えば、図11中に示すように、スイッチを経由してルートのリンクが複数のデバイスに分かれる場合、各デバイスのトラフィックの優先度を制御することができる。VC0は必須で、コストパフォーマンスのトレードオフに応じてその他の仮想チャネル(VC1〜VC7)が実装される。図11中の実線矢印は、デフォルト仮想チャネル(VC0)を示し、破線矢印はその他の仮想チャネル(VC1〜VC7)を示している。
トランザクション層内では、トラフィッククラス(TC)が仮想チャネル(VC)にマッピングされる。1つの仮想チャネル(VC)に対して1つ又は複数のトラフィッククラス(TC)をマッピングできる(仮想チャネル(VC)の数が少ない場合)。単純な例では、各トラフィッククラス(TC)から各仮想チャネル(VC)に1対1、全てのトラフィッククラス(TC)を仮想チャネルVC0にマッピングする、といったことが考えられる。TC0−VC0のマッピングは、必須/固定で、それ以外のマッピングは上位のソフトウェアから制御される。ソフトウェアはトラフィッククラス(TC)を利用することで、トランザクションの優先度を制御することが可能となる。
d.フロー制御
受信バッファのオーバーフローを避け、伝送順序を確立するためにフロー制御(FC:Flow Control)が行われる。フロー制御は、リンク間のポイントツーポイントで行われ、エンドツーエンドではない。従って、フロー制御により最終的な相手(コンプリータ)にパケットが届いたことを確認することはできない。
PCI Expressのフロー制御は、クレジット・ベースで行われる(データ転送を始める前に、受け取り側のバッファの空き状況を確認し、オーバーフロー、アンダフローが発生しないメカニズム)。即ち、受信側はリンク初期化時にバッファ容量(クレジット値)を送信側に通知し、送信側はクレジット値と送信するパケットの長さとを比較し、一定の残りがある場合のみパケットを送信する。このクレジットには6種類ある。
フロー制御の情報交換はデータリンク層のデータリンクレイヤパケット(DLLP)を使用して行われる。フロー制御はトランザクションレイヤパケット(TLP)のみに適用され、データリンクレイヤパケット(DLLP)には適用されない(DLLPは常時送受信可能)。
B.データリンク層154
データリンク層154の主な役割は、前述したように、リンク上の2つのコンポーネント間での信頼性の高いトランザクションレイヤパケット(TLP)交換機能を提供することである。
a.トランザクションレイヤパケット(TLP)の扱い
トランザクション層153から受け取ったトランザクションレイヤパケット(TLP)に対しては、先頭に2バイトのシーケンス番号、末尾に4バイトのリンクCRC(LCRC)を付加して、物理層155に渡す(図9参照)。トランザクションレイヤパケット(TLP)は、リトライバッファに保管され、相手から受信確認(ACK)が届くまで再送される。トランザクションレイヤパケット(TLP)の送信に失敗が続いた場合は、リンク異常であると判断して物理層155に対してリンクの再トレーニングを要求する。リンクのトレーニングが失敗した場合、データリンク層154の状態はインアクティブに遷移する。
物理層155から受け取ったトランザクションレイヤパケット(TLP)は、シーケンス番号とリンクCRC(LCRC)が検査され、正常であればトランザクション層153に渡され、エラーがあった場合は再送を要求する。
b.データリンクレイヤパケット(DLLP)
トランザクションレイヤパケット(TLP)は、物理層から送信されるときに自動的に図12に示すようなデータリンクレイヤパケット(DLLP)に分割されて各レーンに送信される。データリンク層154が生成するパケットは、データリンクレイヤパケット(DLLP)と呼ばれ、データリンク層154間でやり取りされる。データリンクレイヤパケット(DLLP)には、
・Ack/Nak:TLPの受信確認、リトライ(再送)
・InitFC1/InitFC2/UpdateFC:フロー制御の初期化とアップデート
・電源管理のためのDLLP
なる種類がある。
図12に示すように、データリンクレイヤパケット(DLLP)の長さは6バイトで、種類を示すDLLPタイプ(1バイト)、DLLPの種類で固有の情報(3バイト)、CRC(2バイト)から構成される。
C.物理層−論理サブブロック156
図8中に示す物理層155の論理サブブロック156での主な役割は、データリンク層154から受け取ったパケットを電気サブブロック157で送信できる形式に変換することである。また、物理層155を制御/管理する機能も有する。
a.データ符号化とパラレル−シリアル変換
PCI Expressは、連続した“0”や“1”が続かないように(長い期間、クロス・ポイントが存在しない状態が続かないようにするため)、データ符号化に8B/10B変換を用いる。変換されたデータは、図13中に示すように、シリアル変換され、LSBからレーン上に送信される。ここに、レーンが複数ある場合は(図13はx4リンクの場合を例示している)、符号化の前にデータがバイト単位で各レーンに割り振られる。この場合、一見パラレル・バスのようにみえるが、レーン毎に独立した転送を行うので、パラレル・バスで問題となるスキューが大幅に緩和される。
b.電源管理とリンクステート
リンクの消費電力を低く抑えるために、図14に示すように、L0/L0s/L1/L2というリンクステートが定義されている。
L0が通常モードで、L0sからL2へと低消費電力となるが、L0への復帰にも時間がかかるようになる。図15に示すように、ソフトウェアによる電源管理に加えて、アクティブステート電源管理を積極的に行うことにより、消費電力を極力小さくすることが可能となる。
D.物理層−電気サブブロック157
物理層155の電気サブブロック157での主な役割は、論理サブブロック156でシリアル化されたデータをレーン上に送信することと、レーン上のデータを受信して論理サブブロック156に渡すことである。
a.ACカップリング
リンクの送信側では、ACカップリング用のコンデンサが実装される。これにより、送信側と受信側のDCコモンモード電圧が同一である必要がなくなる。このため、送信側と受信側で異なる設計、半導体プロセス、電源電圧を使用することが可能となる。
b.デエンファシス
PCI Expressでは、前述したように、8B/10Bエンコーディングによってできるだけ連続した“0”や“1”が続かないように処理されるが、連続した“0”や“1”が続くこともある(最大5回)。この場合、送信側はデエンファシス転送を行わなければならないことが規定されている。同一極性のビットが連続する場合は、2つ目のビットからは差動電圧レベル(振幅)を3.5±0.5dB落とすことで、受信側で受け取る信号のノイズ・マージンを稼ぐ必要がある。これを、デエンファシスという。伝送路の周波数依存性減衰のため、変化するビットの場合は高周波成分が多く、減衰により受信側の波形が小さくなるが、変化しないビットの場合は高周波成分が少なく、相対的に受信側の波形が大きくなる。このため、受信側での波形を一定とするためにデエンファシスを行う。
[画像処理システム]
本実施の形態のデジタル複写機やMFP等の画像処理システムは、その内部インタフェースに前述したようなPCI Express規格の高速シリアルバスを利用するようにしたものである。
図16は、本実施の形態の画像処理システム1の構成例を示す概略ブロック図である。本実施の形態の画像処理システム1は、例えばMFP等の機器に適用されるもので、その構成要素として、シリアル通信制御部2と画像入力部3と画像出力部4と画像処理部5とプリンタコントローラ6と記憶部9とを備える。
シリアル通信制御部2は、インストールされているプログラム(ソフトウェア)に従いシリアル通信システムの制御を受け持つCPU(Central Processing Unit)等を含み、経路制御や経路判断等の処理を行うデバイス部分を含む。特に、PCI Express規格においては、ルートコンプレックスに相当する。
画像入力部3とは、原稿画像等に基づく画像データを当該システム内に取り込むためのデバイスやユニット部分を示し、例えば、原稿画像を光電的に読み取って画像データを取得するスキャナエンジン等により構成されている。
画像出力部4とは、画像データを紙などに印刷出力するデバイスやユニット部分を示し、例えば、電子写真方式のプロッタ(プリンタ)エンジン等により構成されている。なお、画像出力部4の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、様々な方式を用いることができる。
画像処理部5とは、画像データに対して、γ補正、色変換、シェーディング補正、階調補正、地肌補正、拡大・縮小、回転、圧縮・伸長、等の何らかの画像処理を施すデバイスやユニット部分を示し、例えば、各種画像補正器、色変換器、変倍器、回転器、圧縮/伸長器等を含む構成とされている。
プリンタコントローラ6とは、インストールされているプログラム(ソフトウェア)に従い当該システム全体の制御を受け持つCPU等を含み、プリンタ動作やMFP動作を制御するデバイスやユニット部分を示す。
記憶部9とは、画像データを保存するメモリやHDD(Hard Disk Drive)等を含むデバイスやユニット部分である。
このような画像処理システム(MFP)1の構成要素に関して、本実施の形態では、例えば画像処理部5は画像入力部3と画像出力部4とが一体化された構成とされ、かつ、プリンタコントローラ6がシリアル通信制御部2を有し記憶部9を一体に有する構成とされ、かつ、画像処理部5とプリンタコントローラ6とのデバイス間が上述したようなPCI Express規格による高速シリアルバス7により接続されている(従って、画像処理部5、プリンタコントローラ6はポートを有する)。
このような構成において、シリアル通信制御部2による制御の下、画像入力部3から取り込まれた画像データは必要に応じて画像処理部5による画像処理を経た後、高速シリアルバス7を介してプリンタコントローラ6に転送され、プリンタコントローラ6内の記憶部9に一旦保存される。その後、プリンタコントローラ6の記憶部9に保存された画像データは高速シリアルバス7を介して画像処理部5に取り込まれ必要に応じて画像処理を経た後、画像出力部4に転送され、印刷出力等がなされる。なお、図16中、点線はMFP制御データの流れを示す(後述する図でも同様)。
本実施の形態の場合、MFP等の画像処理システム1の内部でPCI Express規格による高速シリアルバス7により画像処理部5とプリンタコントローラ6とを接続しているので、画像処理部5側とプリンタコントローラ6側とで各々のデバイスの電気系を別個の基板上に実装して構成することができ、高速性を損なうことなく、設計上の自由度を大幅に拡張することができ、基板面積低減によるコストダウンも図ることができる。また、プリンタコントローラ6がシリアル通信制御部2を有しているので、プリンタコントローラ6が有するCPUリソースを兼用することができる。
なお、図16に示した本実施の形態は、一例を示すに過ぎず、例えば、以下に示すような各種態様により構成することができる。
図17に示す構成例は、シリアル通信制御部2を画像処理部5内に持たせたものである。画像処理部5がシリアル通信制御部2を有しているので、画像処理部5が有するCPUリソースを兼用することができる。よって、プリンタコントローラ6を後付けするようなアプリケーション拡張、例えば、コピー機能からMFP機能への拡張、が容易に可能となる。
ここで、画像処理システム(MFP)1における主なジョブにおける画像データの流れについて図18を参照して説明する。
図18−1は、画像入力部3による画像読み取りジョブにおける画像データの流れを示している。この画像読み取りジョブは、原稿を画像入力部3により読取走査した後、記憶部9へ蓄積したり、ネットワーク(図示せず)経由で配信する入力系のジョブである。なお、原稿を画像入力部3により読取走査した直後にすぐネットワーク経由で配信する場合には、記憶部9には蓄積しない。
図18−2は、コピー蓄積ジョブにおける画像データの流れを示している。このコピー蓄積ジョブは、原稿を画像入力部3により読取走査した後、画像処理部5にてコピー画像に変換して記憶部9へ蓄積する入力系のジョブである。
図18−3は、コピー印刷ジョブにおける画像データの流れを示している。このコピー印刷ジョブは、記憶部9に蓄積されているコピー画像を画像出力部4に転送し、印刷出力を行う出力系のジョブである。
図18−4は、プリント印刷ジョブにおける画像データの流れを示している。このプリント印刷ジョブは、記憶部9にスプールされている画像を画像出力部4に転送し、印刷出力を行う出力系のジョブである。なお、ネットワーク経由で画像を受信した後、記憶部9にスプールせずに、そのまま受信した画像を画像出力部4に転送して印刷出力を行うものであっても良い。
ところで、本実施の形態の画像処理システム(MFP)1においては、PCI Express規格による高速シリアルバス7により画像処理部5(画像入力部3及び画像出力部4)とプリンタコントローラ6とを接続しているので、上述したような入力系や出力系のジョブの複数同時実行が可能になっている。
しかしながら、画像処理部5及びプリンタコントローラ6のポートは、出力系と入力系とで共通であることから、ジョブの組み合わせ及びリンクのレーン数によっては競合が生じてPCI Express規格による高速シリアルバス7のリソースが100%を超えてしまい、処理能力が低下するという問題がある。このようにリソースが100%を超えてしまう場合には、画像処理システム(MFP)1の誤動作を招いたり、または、画像に異常を生じたりする。
そこで、本実施の形態の画像処理システム(MFP)1のプリンタコントローラ6においては、PCI Express規格による高速シリアルバス7のリンクのレーン数及びジョブの組み合わせを参照して、各種ジョブの複数同時実行が可能かどうか判断し、各種ジョブの処理開始を許可するようにしている(ジョブの排他制御処理)。この点について、以下に詳述する。
プリンタコントローラ6は、図19に示すように、画像処理システム(MFP)1に電源が投入されると(ステップS1)、コントローラ側(プリンタコントローラ6)とエンジン側(画像入力部3及び画像出力部4)とがPCI Express規格による高速シリアルバス7によりどのようにリンクアップされているかについてレーン情報を参照し(ステップS2)、その情報をレジスタ(一時記憶装置)に書き込む(ステップS3:レーン情報取得手段)。
ここで、図20はコントローラ側とエンジン側とのリンクアップの一例を示す説明図である。図20に示すように、本実施の形態においては、コントローラ側がx16リンク、エンジン側がx2リンクとする。このようなコントローラとエンジンとの間のレーン情報を取得するのは、コントローラ側(プリンタコントローラ6)とエンジン側(画像入力部3及び画像出力部4)とにおけるレーン情報の組み合わせにより高速シリアルバス7の帯域(MB/s)が決まり、また、図18に示したようなジョブ毎に高速シリアルバス7の帯域をどの程度使うのかが決まるためである。
本実施の形態においては、コントローラ側(プリンタコントローラ6)とエンジン側(画像入力部3及び画像出力部4)とにおけるレーン情報の組み合わせ毎に、図21に示すような出力系/入力系のジョブの組み合わせに応じてジョブの排他制御を設定した排他制御テーブルTを予め作ることができ、これをプリンタコントローラ6が備えるメモリなどの記憶装置に保存しておく。図21に示す例によれば、コントローラ側がx16リンク、エンジン側がx2リンクの場合には、画像読み取りジョブ(図18−1参照)とプリント印刷ジョブ(図18−4参照)とは、マシンスペックの性能で処理することができない。これは、プリント印刷ジョブに用いられる画像データが大きいことから、プリント印刷ジョブにかかる負荷が大きいためである。このような場合には、画像読み取りジョブとプリント印刷ジョブを1枚毎に処理するか、どちらかのジョブが終わるのを待たなければならない。なお、図21に示すように、エンジン側がx4リンクの場合には、バンド幅が広がるので、画像読み取りジョブとプリント印刷ジョブとを同時に行うことが可能である。一方、図21に示すように、エンジン側がx1リンクの場合には、バンド幅が狭まるので、画像読み取りジョブとコピー印刷ジョブ(図18−3参照)とを同時に行うことが不可能となる。
ここで、ジョブの排他制御処理について図22のフローチャートを参照して説明する。図22に示すように、ジョブの実行指示を受けた後に(ステップS11:ジョブ実行受付手段)、図19におけるステップS3で記憶したレーン情報の取得を行う(ステップS12)。その後、テーブルTのステップS12で取得したレーン情報に合致した情報を参照し(ステップS13)、ジョブを実行するとPCI Expressの帯域を100%使ってしまうのかどうか判断する(ステップS14:ジョブ実行判断手段)。
PCI Express規格による高速シリアルバス7の帯域を100%使わないと判断した場合には(ステップS14のNo)、指示があったジョブを実行する(ステップS15:ジョブ実行手段)。
一方、PCI Express規格による高速シリアルバス7の帯域を100%超えると判断した場合には(ステップS14のYes)、ジョブの保留を行う(ステップS16:ジョブ保留手段)。その後、すでに処理が走っていたジョブが終了するなどして、保留ジョブを実行しても帯域が100%を超えなくなったと判断された場合(ステップS17のNo:ジョブ実行再判断手段)、ステップS16で保留したジョブの実行を行う(ステップS18:保留ジョブ実行手段)。
なお、ステップS16にてジョブの保留を行っているが、実行中のジョブより優先順位が高いとユーザの設定などで決められている場合、実行中のジョブを保留して指示のあったジョブを割り込ませても構わない。
また、本実施の形態では、簡単なテーブルTを用いて説明したが、スキャナ(画像入力部3)による画像読み取りであれば、画像処理内容(白黒/カラー、読み取り密度(200,400,600dpi)など)によって必要とする高速シリアルバス7の帯域が変わるため、テーブルTの内容はもっと詳細になる。
さらに、3つ以上のジョブが実行できるかどうかについては、ジョブ1つ毎にPCI Express規格による高速シリアルバス7の帯域をどの程度使うのかを1次元のテーブルとして持ち、それらの合計が100%を超えるかどうか判断することで、同様の効果が得られる。
このように本実施の形態によれば、高速シリアルバス7のリンクのレーン数を参照してジョブの複数同時実行が可能かどうかを判断し、ジョブの処理開始を許可することができるので、システムが誤動作したり、画像が異常になることがない。
既存PCIシステムの構成例を示すブロック図である。 PCI Expressシステムの構成例を示すブロック図である。 デスクトップ/モバイルでのPCI Expressプラットホームの構成例を示すブロック図である。 x4の場合の物理層の構造例を示す模式図である。 デバイス間のレーン接続例を示す模式図である。 スイッチの論理的構造例を示すブロック図である。 既存のPCIのアーキテクチャを示すブロック図である。 PCI Expressのアーキテクチャを示すブロック図である。 PCI Expressの階層構造を示すブロック図である。 トランザクションレイヤパケットのフォーマット例を示す説明図である。 PCI Expressのコンフィグレーション空間を示す説明図である。 仮想チャネルの概念を説明するための模式図である。 データリンクレイヤパケットのフォーマット例を示す説明図である。 x4リンクでのバイトストライピング例を示す模式図である。 L0/L0s/L1/L2というリンクステートの定義について説明する説明図である。 アクティブステート電源管理の制御例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の一形態の画像処理システムの構成例を示す概略ブロック図である。 その変形構成例を示す概略ブロック図である。 画像読み取りジョブにおける画像データの流れを示す説明図である。 コピー蓄積ジョブにおける画像データの流れを示す説明図である。 コピー印刷ジョブにおける画像データの流れを示す説明図である。 プリント印刷ジョブにおける画像データの流れを示す説明図である。 接続情報取得処理の流れを示すフローチャートである。 コントローラ側とエンジン側とのリンクアップの一例を示す説明図である。 コントローラ側とエンジン側とにおけるレーン情報の組み合わせ毎の出力系/入力系のジョブの組み合わせに応じたジョブの排他制御テーブルを示す模式図である。 ジョブの排他制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理システム
3,4 画像処理エンジン
6 コントローラ
7 高速シリアルバス
T 排他制御テーブル

Claims (22)

  1. シリアルバスにより画像処理エンジンとコントローラとを接続し、複数のジョブを同時に実行可能な画像処理システムにおいて、
    前記画像処理エンジンから前記シリアルバスを介して前記コントローラへのデータ転送に基づく第1のジョブと前記コントローラから前記シリアルバスを介して前記画像処理エンジンへのデータ転送に基づく第2のジョブの実行の指示を受け付ける受付手段と、
    前記画像処理エンジンが使用する前記シリアルバスの第1のレーン数および前記コントローラが使用する前記シリアルバスの第2のレーン数からなるレーン数の組み合わせ情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に対応付けられた前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行可否情報に基づいて、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記判断手段は、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行によって前記シリアルバスの帯域を所定値を越えて使用するか否かを判断することで前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行が可能であるか否かを判断する判断手段であり、
    前記判断手段によって前記シリアルバスの帯域を所定値を越えて使用すると判断した場合に、前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に従って前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行を排他的に制御する制御手段を、
    さらに具備することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 前記判断手段によって前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能で無いと判断された場合、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブのいずか一方の実行を保留する保留手段と、
    前記保留手段によって保留されたジョブの実行が可能である場合に、当該保留されたジョブを実行する保留ジョブ実行手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  4. 前記判断手段は、前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報毎に対応づけられた前記第1のジョブと前記第2のジョブとの組み合わせに応じて前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの排他制御を設定した排他制御テーブルを参照して、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断手段であることを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  5. 前記保留手段は、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブが当該指示時に実行中のジョブより優先順位が高く設定されている場合、当該指示時に実行中のジョブを保留して、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行を割り込ませることを特徴とする請求項3記載の画像処理システム。
  6. 前記排他制御テーブルは、画像処理内容に応じて可変である、ことを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  7. 前記判断手段は、3つ以上のジョブが実行できるかどうかについては、ジョブ1つ毎に前記シリアルバスの帯域をどの程度使うのかを1次元のテーブルとして持ち、それらの合計が100%を超えるかどうか判断する判断手段であることを特徴とする請求項記載の画像処理システム。
  8. 前記シリアルバスは、PCI Express 規格に準拠したシリアルバスである、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の画像処理システム。
  9. シリアルバスにより画像処理エンジンとコントローラとを接続し、複数のジョブの同時実行をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記画像処理エンジンから前記シリアルバスを介して前記コントローラへのデータ転送に基づく第1のジョブと前記コントローラから前記シリアルバスを介して前記画像処理エンジンへのデータ転送に基づく第2のジョブの実行の指示を受け付ける受付手段と、
    前記画像処理エンジンが使用する前記シリアルバスの第1のレーン数および前記コントローラが使用する前記シリアルバスの第2のレーン数からなるレーン数の組み合わせ情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に対応付けられた前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行可否情報に基づいて、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記判断手段は、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行によって前記シリアルバスの帯域を所定値を越えて使用するか否かを判断することで前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行が可能であるか否かを判断する判断手段であり、
    前記判断手段によって前記シリアルバスの帯域を所定値を越えて使用すると判断した場合に、前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に従って前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行を排他的に制御する制御手段として、
    前記コンピュータをさらに機能させることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 前記判断手段によって前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能で無いと判断された場合、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブのいずか一方の実行を保留する保留手段と、
    前記保留手段によって保留されたジョブの実行が可能である場合に、当該保留されたジョブを実行する保留ジョブ実行手段と、
    として前記コンピュータをさらに機能させることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  12. 前記判断手段は、前記取得手段によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報毎に対応づけられた前記第1のジョブと前記第2のジョブとの組み合わせに応じて前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの排他制御を設定した排他制御テーブルを参照して、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断手段であることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  13. 前記保留手段は、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブが当該指示時に実行中のジョブより優先順位が高く設定されている場合、当該指示時に実行中のジョブを保留して、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行を割り込ませることを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  14. 前記排他制御テーブルは、画像処理内容に応じて可変である、ことを特徴とする請求項12記載のプログラム。
  15. 前記判断手段は、3つ以上のジョブが実行できるかどうかについては、ジョブ1つ毎に前記シリアルバスの帯域をどの程度使うのかを1次元のテーブルとして持ち、それらの合計が100%を超えるかどうか判断する判断手段であることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  16. シリアルバスにより画像処理エンジンとコントローラとを接続し、複数のジョブを同時に実行可能な画像処理システムにおけるジョブ実行方法であって、
    前記画像処理エンジンから前記シリアルバスを介して前記コントローラへのデータ転送に基づく第1のジョブと前記コントローラから前記シリアルバスを介して前記画像処理エンジンへのデータ転送に基づく第2のジョブの実行の指示を受け付ける受付工程と、
    前記画像処理エンジンが使用する前記シリアルバスの第1のレーン数および前記コントローラが使用する前記シリアルバスの第2のレーン数からなるレーン数の組み合わせ情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に対応付けられた前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行可否情報に基づいて、前記受付手段によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断工程と、
    を含むことを特徴とするジョブ実行方法。
  17. 前記判断工程は、前記受付工程によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行によって前記シリアルバスの帯域を所定値を越えて使用するか否かを判断することで前記受付工程によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行が可能であるか否かを判断する判断工程であり、
    前記判断工程によって前記シリアルバスの帯域を所定値を越えて使用すると判断した場合に、前記取得工程によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報に従って前記受付工程によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行を排他的に制御する制御工程を、
    さらに含むことを特徴とする請求項16記載のジョブ実行方法。
  18. 前記判断工程によって前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能で無いと判断された場合、前記受付工程によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブのいずか一方の実行を保留する保留工程と、
    前記保留工程によって保留されたジョブの実行が可能である場合に、当該保留されたジョブを実行する保留ジョブ実行工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項16記載のジョブ実行方法。
  19. 前記判断工程は、前記取得工程によって取得された前記レーン数の組み合わせ情報毎に対応づけられた前記第1のジョブと前記第2のジョブとの組み合わせに応じて前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの排他制御を設定した排他制御テーブルを参照して、前記受付工程によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの同時実行が可能であるか否かを判断する判断工程であることを特徴とする請求項16記載のジョブ実行方法。
  20. 前記保留工程は、前記受付工程によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブが当該指示時に実行中のジョブより優先順位が高く設定されている場合、当該指示時に実行中のジョブを保留して、前記受付工程によって受け付けられた指示による前記第1のジョブおよび前記第2のジョブの実行を割り込ませることを特徴とする請求項18記載のジョブ実行方法。
  21. 前記排他制御テーブルは、画像処理内容に応じて可変である、ことを特徴とする請求項19記載のジョブ実行方法。
  22. 前記判断工程は、3つ以上のジョブが実行できるかどうかについては、ジョブ1つ毎に前記シリアルバスの帯域をどの程度使うのかを1次元のテーブルとして持ち、それらの合計が100%を超えるかどうか判断する判断工程であることを特徴とする請求項16記載のジョブ実行方法。
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