JP2008172727A - 制御装置および画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化と帯域確保との両立を実現することができる制御装置および画像処理システムを提供する。
【解決手段】ルートデバイスであるコントローラ4に対して高速シリアルバス9により接続されていて、スキャナユニット2から入力される画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理デバイス3と、コントローラ4に対して高速シリアルバス10により接続されていて、プリンタユニット6へ出力する画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理デバイス5と、コントローラ4にのみ接続されていて、第1の画像処理デバイス3または第2の画像処理デバイス5で画像処理が施される画像データを扱うメモリデバイス8と、を備える。
【選択図】 図16

Description

本発明は、制御装置および画像処理システムに関する。
一般に、画像データやその他のデータを扱うデジタル複写機、複合機(MFP)等の画像処理システムでは、デバイス間のインタフェースにPCIバス等のパラレル方式のバスが使用されている(特許文献1参照)。
ここで、図17は従来の画像処理システムのコントローラ構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、画像処理システムのコントローラ100は、各デバイス間の画像データの入出力系の相互接続に関して、各デバイス間を同時に流れる大量のデータを絶え間なく管理するとともに、スキャナやプリンタなどの画像入出力装置200の機能を果たすように各デバイスを制御する。
そして、このような構成において高速処理が要求される場合、すなわちCPU(Central Processing Unit)101やメインメモリ102などの高速化、大量の計算を必要とするアプリケーション、コネクティビティ(接続性)の向上などが要求される場合には、画像データや制御コマンドなどの種々のデータの流れの速度(内部バンド幅)も高速化していく必要がある。
特開2005−092770号公報
しかしながら、パラレル方式のPCIバスでは、スキャナやプリンタなどの画像入出力装置200とコントローラ100を接続するインタフェースにはスキャンデータやプリンタデータ等の大量のデータが高速に流れるため、より性能向上を目指すには大きな制約となるという問題がある。
例えば、スキャナやプリンタなどの画像入出力装置200とコントローラ100を接続するインタフェースでは、PCI64bitバス33MHzを採用しているものがある。本バスの実質的な帯域は理論値の約50%程度であり、
64bit×33.3MHz×0.5=約130MB/s
程度である。ここにスキャンデータとして
RGB8bit−A4サイズ−600dpi−圧縮率1
を1秒間に1枚(紙間なし)で通そうとした場合、これだけで100MB/sを消費してしまう(RGB8bit−A4サイズ−600dpiが約100MB)。同時に、プリンタデータとして
CMYK4bit−A4サイズ−600dpi−圧縮率1
を1秒間に1枚(紙間なし)で通そうとした場合、66.7MB/sを消費する(CMYK4bit−A4サイズ−600dpiが約66.7MB)。したがって、この画像フォーマットを1秒間に1枚(60枚機相当)通すことは不可能であり、本アーキテクチャを継続する限りではデータフォーマットをより軽くするか、処理速度を落とす必要がある。
一方、レーザ方式のMFPの場合、スキャンデータやプリンタデータは、スキャナやプリンタなどの画像入出力装置200の動作に同期してデータ転送を行わなければならない。そして、システムコストを下げるためには、コントローラ100内のASICであるデバイス104に接続されるメモリ107を削除して、コントローラ100内のメモリコントロールハブであるデバイス103に接続される外部メモリ102でのみ構成されるのが望ましい。
しかしながら、スキャンデータやプリンタデータをスキャナやプリンタなどの画像入出力装置200の動作に同期してデータ転送して行うためには、コントローラ100内のデバイス104とデバイス103とのインタフェース間(AGPバス)の帯域を非常に高くする必要が生じてしまう。すなわち、従来においては、外部メモリ102の他にメモリ107を追加することで、AGPバスにコピー処理関係のデータを流さずに済むようになるので、当該帯域による制約から解放されていた。
例えば、コントローラ100内のデバイス104とデバイス103とのインタフェース間はAGP×4バスを採用しているものがある。本バスの実質的な帯域は、理論値の約50%程度であり、
32bit×66.6MHz×4×0.5=約500MB/s
となる。仮にメモリ107を削除して外部メモリ102のみで構成した場合、この帯域が制約となるが、ここにスキャンデータとして“RGB8bit−A4サイズ−600dpi−圧縮率1”を1秒間に1枚(紙間なし)で通そうとした場合、100MB/sを消費する(RGB8bit−A4サイズ−600dpiが約100MB)。さらに、一旦外部メモリ102に入ったスキャンデータをデバイス103を介してデバイス104経由でハードディスク106に蓄積する必要があるので、デバイス104から外部メモリ102をリードするのに、100MB/sを消費する。一方、プリンタデータとして“CMYK4bit−A4サイズ−600dpi”を外部メモリ102よりデバイス104がリードして、回転処理を行ってから、外部メモリ102へ書き戻すのに、
66.7MB/s + 66.7MB/s = 133.3MB/s
を消費する(CMYK4bit−A4サイズ−600dpiが約66.7MB)。これを外部メモリ102よりデバイス104が再度リードして、圧縮処理(圧縮率2)を行ってから、外部メモリ102へ書き戻すのに、
66.7MB/s + 66.7MB/s÷2 = 100MB/s
を消費する(CMYK4bit−A4サイズ−600dpiが約66.7MB)。圧縮されたデータ(圧縮率2)をデバイス104が外部メモリ102からリードしてハードディスク106へ蓄積するのに、
66.7MB/s÷2 = 33.3MB/s
を消費する。また、この圧縮データをプリンタなどの画像入出力装置200へ1秒間に1枚(紙間なし)で通そうとした場合、デバイス104が外部メモリ102より圧縮されたデータをリードしてから伸長処理するので、33.3MB/sを消費する。これらを合計すると、
100MB/s+100MB/s+133.3MB/s+100MB/s+33.3MB/s=466.6MB/s
となり、AGP×4の実効帯域を90%以上を使用する計算となる。したがって、この画像フォーマットを1秒間に1枚(60枚機相当)通すことはほぼ限界であり、本アーキテクチャを継続する限りではこれ以上の速度(生産性)が必要な場合はデータフォーマットをより軽くするか、処理速度を落とす必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低コスト化と帯域確保との両立を実現することができる制御装置および画像処理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の制御装置は、木構造によるデータ通信網としてポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネルが確立される高速シリアルバスにより各種デバイスを接続し、木構造のルート機能を有するルートデバイスであるコントローラと、前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、スキャナユニットから入力される画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理デバイスと、前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、プリンタユニットへ出力する画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理デバイスと、前記コントローラにのみ接続されていて、前記第1の画像処理デバイスまたは前記第2の画像処理デバイスで画像処理が施される前記画像データを扱うメモリデバイスと、を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の制御装置において、前記コントローラは、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスの前記メモリデバイスに対するアクセスリクエストを最優先に処理する手段を備える。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2記載の制御装置において、前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスの前記高速シリアルバスを備える。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載の制御装置において、前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのパラレルバスを備える。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4記載の制御装置において、前記コントローラは、ユーザの操作を受け付ける操作部ユニットを接続する前記ハードウェアオプションであるインタフェース変換デバイスを前記パラレルバスを介して接続する。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1ないし5のいずれか一記載の制御装置において、前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのネットワークインタフェースを備える。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1ないし6のいずれか一記載の制御装置において、前記スキャナユニットから入力された画像データを蓄積するハードディスクドライブを、前記第1の画像処理デバイスに接続する。
また、請求項8にかかる発明の画像処理システムは、原稿画像を読み取って画像データを出力するスキャナユニットと、前記画像データに基づいて用紙上に画像を形成するプリンタユニットと、木構造によるデータ通信網としてポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネルが確立される高速シリアルバスにより各種デバイスを接続し、木構造のルート機能を有するルートデバイスであるコントローラと、前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、前記スキャナユニットから入力される前記画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理デバイスと、前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、前記プリンタユニットへ出力する前記画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理デバイスと、前記コントローラにのみ接続されていて、前記第1の画像処理デバイスまたは前記第2の画像処理デバイスで画像処理が施される前記画像データを扱うメモリデバイスと、を備える。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8記載の画像処理システムにおいて、前記コントローラは、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスの前記メモリデバイスに対するアクセスリクエストを最優先に処理する手段を備える。
また、請求項10にかかる発明は、請求項8または9記載の画像処理システムにおいて、前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスの前記高速シリアルバスを備える。
また、請求項11にかかる発明は、請求項8ないし10のいずれか一記載の画像処理システムにおいて、前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのパラレルバスを備える。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11記載の画像処理システムにおいて、前記コントローラは、ユーザの操作を受け付ける操作部ユニットを接続する前記ハードウェアオプションであるインタフェース変換デバイスを前記パラレルバスを介して接続する。
また、請求項13にかかる発明は、請求項8ないし12のいずれか一記載の画像処理システムにおいて、前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのネットワークインタフェースを備える。
また、請求項14にかかる発明は、請求項8ないし13のいずれか一記載の画像処理システムにおいて、前記スキャナユニットから入力された画像データを蓄積するハードディスクドライブを、前記第1の画像処理デバイスに接続する。
請求項1,8にかかる発明によれば、スキャナユニットから入力される画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理デバイスと、プリンタユニットへ出力する画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理デバイスとをルートデバイスであるコントローラに対して高速シリアルバスにより接続するとともに、第1の画像処理デバイスまたは第2の画像処理デバイスで画像処理が施される画像データを扱うメモリデバイスをコントローラにより集中的に管理するようにしたことにより、従来のように分散していた複数のメモリが必要なくなるので、低コスト化を図ることができるとともに、第1の画像処理デバイスおよび第2の画像処理デバイスをルートデバイスであるコントローラに対して高速シリアルバスにより接続するため、従来のPCIバスに比べて帯域確保が可能となる。すなわち、低コスト化と帯域確保との両立を実現することができる、という効果を奏する。
また、請求項2,9にかかる発明によれば、コントローラがメモリアクセスの優先度を第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイスに与えることにより、第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイスからのメモリデバイスに対するアクセスリクエストを最優先することで、第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイス内のデータ転送の等時性を確保することができる、という効果を奏する。
また、請求項3,10にかかる発明によれば、コントローラが第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイスとは別パスにて高速シリアルバスを備えるようにしたことにより、第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイスを接続する高速シリアルバスとは別の高速シリアルバスにてハードウェアオプションを接続するので、従来のPCIバスに比べて帯域確保が可能となる、という効果を奏する。
また、請求項4,11にかかる発明によれば、コントローラが第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイスとは別パスにてパラレルバスを備えるようにしたことにより、第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイスを接続する高速シリアルバスとは別のパラレルバスにてハードウェアオプションを接続するので、帯域確保が可能となるとともに、オプション拡張性も向上する、という効果を奏する。
また、請求項5,12にかかる発明によれば、コントローラは操作部ユニットを接続するインタフェース変換デバイスとパラレルバスを介して接続するようにしたので、操作部ユニットに対するデータ転送負荷が増えた場合でも、スキャン及びプリンタパスへ悪影響を与えることがなくなるので、高い生産性及び拡張性の実現と、低コスト化の実現とを両立することができる、という効果を奏する。
また、請求項6,13にかかる発明によれば、コントローラ自身がさらにネットワークインタフェースを備えることにより、第1の画像処理デバイスや第2の画像処理デバイスを接続する高速シリアルバスとは別のネットワークインタフェース(例えば、イーサネット)にてハードウェアオプションを接続するので、オプション拡張性が向上するとともに、画像処理生産性が向上する、という効果を奏する。
また、請求項7,14にかかる発明によれば、第1の画像処理デバイス側にハードディスクドライブのインタフェースを用意した場合には、第2の画像処理デバイス側にそのインタフェースを用意した場合よりもレイテンシの少ない構成となるので、高い生産性及び拡張性の実現と、低コスト化の実現とを両立することができる、という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる制御装置および画像処理システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施の一形態を図1ないし図16に基づいて説明する。以下では、PCI Expressの詳細について、[PCI Express規格の概要]〜[PCI Express のアーキテクチャの詳細]の欄で説明し、その後、本実施の形態の画像処理システムについて、[画像処理システム]の欄で説明する。
[PCI Express規格の概要]
まず、本実施の形態は高速シリアルバスの一つであるPCI Express(登録商標)を利用するものであり、本実施の形態の前提として当該PCI Express規格の概要について、「“PCI Express 規格の概要”Interface誌、July’2003 里見尚志」の一部抜粋により説明する。ここに、高速シリアルバスとは、1本の伝送路を用いてシリアル(直列)伝送により高速(100Mbps程度以上)にデータをやり取りすることができるインタフェースを意味する。
PCI Expressは、PCIの後継規格としてコンピュータ全般に通用する標準拡張バスとして規格化されたバスであり、概略的には、低電圧差動信号伝送、ポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネル、パケット化されたスプリットトランザクション、リンク構成の違いによる高いスケーラビリティなどの特徴を持つ。
図1に既存のPCIシステム、図2にPCI Expressシステムの各々の構成例を示す。既存のPCIシステムにあっては、CPU100やAGPグラフィックス101やメモリ102が接続されたホストブリッジ103に対して、PCI-X(PCIの上位互換規格)デバイス104a,104bがPCI-Xブリッジ105aを介して接続されたり、PCIデバイス104c,104dが接続されたPCIブリッジ105bやPCIバススロット106が接続されたPCIブリッジ107がPCIブリッジ105cを介して接続されたりしたツリー構造(木構造)とされている。
これに対して、PCI Expressシステムにあっては、CPU110やメモリ111が接続されたルートコンプレックス112に対して、PCI Expressグラフィックス113がPCI Express114aにより接続され、また、エンドポイント115aやレガシーエンドポイント116aがPCI Express114bにより接続されたスイッチ117aがPCI Express114cにより接続され、さらには、エンドポイント115bやレガシーエンドポイント116bがPCI Express114dにより接続されたスイッチ117bやPCIバススロット118が接続されたPCIブリッジ119がPCI Express114eにより接続されたスイッチ117cがPCI Express114fにより接続されたツリー構造(木構造)とされている。
実際に想定されるPCI Expressプラットホーム例を図3に示す。図示例は、デスクトップ/モバイルへの適用例を示し、CPU121がCPUホストバス122により接続され、メモリ123が接続されたメモリハブ124(ルートコンプレックスに相当する)に対して、例えば、グラフィックス125がx16のPCI Express126aにより接続され、また、変換機能を有するI/Oハブ127がPCI Express126bにより接続されている。このI/Oハブ127には、例えば、Serial ATA128によりストレージ129が接続され、LPC130によりローカルI/O131が接続され、USB 2.0132やPCIバススロット133が接続されている。さらには、I/Oハブ127には、PCI Express126cによりスイッチ134が接続され、このスイッチ134には、各々、PCI Express126d,126e,126fによりモバイルドック135、ギガビットイーサネット136(イーサネットは登録商標)、アドインカード137が接続されている。
即ち、PCI Expressシステムでは、従来のPCI,PCI-X,AGPといったバスがPCI Expressで置き換わり、既存のPCI/PCI-Xデバイスを接続するためにブリッジが使用される。チップセット間の接続もPCI Express接続となり、IEEE1394,Serial ATA,USB 2.0などの既存のバスはI/OハブによりPCI Expressに接続される。
[PCI Expressの構成要素]
A.ポート(Port)/レーン(Lane)/リンク(Link)
図4に物理層の構造を示す。ポートは、物理的には同一半導体内にあり、リンクを形成するトランスミッタ/レシーバの集合で、論理的にはコンポーネント・リンク間を1対1で接続(ポイント・ツー・ポイント)するインタフェースを意味する。転送レートは、例えば片方向2.5Gbpsとされている。レーンは、例えば0.8Vの差動信号ペアのセットで、送信側の信号ペア(2本)、受信側の信号ペア(2本)からなる。リンクは、2つのポートとその間を結ぶレーンの集まりであり、コンポーネント間のデュアルシンプレックス通信バスである。「xNリンク」はN本のレーンから構成され、現在の規格では、N=1,2,4,8,16,32が定義されている。図示例は、x4リンク例である。例えば、図5に示すように、デバイスA,B間を結ぶこのレーン幅Nを可変することにより、スケーラブルなバンド幅を構成することが可能となる。
B.ルートコンプレックス(Root Complex)
ルートコンプレックス112は、I/O構造の最上位に位置し、CPUやメモリサブシステムをI/Oに接続する。ブロック図などでは、図3に示すように、「メモリハブ」と記述されることが多い。ルートコンプレックス112(又は、124)は、1つ以上のPCI Expressポート(ルートポート)(図2中では、ルートコンプレックス112中の四角で示す)を持ち、各々のポートは独立したI/O階層ドメインを形成する。I/O階層ドメインは、単純なエンドポイントである場合(例えば、図2中のエンドポイント115a側の例)や、多数のスイッチやエンドポイントから形成される場合(例えば、図2中のエンドポイント115bやスイッチ117b,115c側の例)がある。
C.エンドポイント(End Point)
エンドポイント115は、タイプ00hのコンフィグレーション空間ヘッダを持つデバイス(具体的には、ブリッジ以外のデバイス)で、レガシーエンドポイントとPCI Expressエンドポイントとに分けられる。両者の大きな違いは、PCI ExpressエンドポイントはBAR(ベースアドレスレジスタ)でI/Oリソースを要求せず、このためI/Oリクエストを要求しない。また、PCI Expressエンドポイントは、ロックリクエストもサポートしていない。
D.スイッチ(Switch)
スイッチ117(又は、134)は、2つ以上のポートを結合し、ポート間でのパケットルーティングを行う。コンフィグレーションソフトウェアからは、当該スイッチは、図6に示すように、仮想PCI-PCIブリッジ141の集合体として認識される。図中、両矢印はPCI Expressリンク114(又は、126)を示し、142a〜142dはポートを示す。このうち、ポート142aはルートコンプレックスに近い方のアップストリームポートであり、ポート142b〜142dはルートコンプレックスから遠い方のダウンストリームポートである。
E.PCI Express114e−PCIブリッジ119
PCI ExpressからPCI/PCI-Xへの接続を提供する。これにより、既存のPCI/PCI-XデバイスをPCI Expressシステム上で使用することができる。
[階層アーキテクチャ]
従来のPCIのアーキテクチャは、図7−1に示すように、プロトコルとシグナリングが密接に関連する構造であり階層という考え方はなかったが、PCI Expressでは、図7−2に示すように、一般的な通信プロトコルやInfiniBandのように、独立した階層構造とされ、各層に分けて仕様が定義されている。即ち、最上位のソフトウェア151、最下位の機構(メカニカル)部152間に、トランザクション層153、データリンク層154、物理層155を持つ構造とされている。これにより、各層のモジュール性が確保され、スケーラビリティを持たせることやモジュールの再利用が可能となる。例えば、新たな信号コーディング方式や伝送媒体を採用する場合、物理層を変更するだけでデータリンク層やトランザクション層は変更せずに対応できる。
PCI Expressのアーキテクチャの中心となるのは、トランザクション層153、データリンク層154、物理層155であり、各々図8を参照して説明する以下のような役割を持つ。
A.トランザクション層153
トランザクション層153は、最上位に位置し、トランザクションレイヤパケット(TLP)の組み立て、分解機能を持つ。トランザクションレイヤパケット(TLP)は、リード/ライト、各種イベントといったトランザクションの伝達に用いられる。また、トランザクション層153は、トランザクションレイヤパケット(TLP)のためのクレジットを用いたフロー制御を行う。各層153〜155におけるトランザクションレイヤパケット(TLP)の概要を図9に示す(詳細は、後述する)。
B.データリンク層154
データリンク層154の主な役割は、エラー検出/訂正(再送)によりトランザクションレイヤパケット(TLP)のデータ完全性を保証することと、リンク管理である。データリンク層154間では、リンク管理やフロー制御のためのパケットのやり取りを行う。このパケットは、トランザクションレイヤパケット(TLP)と区別するために、データリンクレイヤパケット(DLLP)と呼ばれる。
C.物理層155
物理層155は、ドライバ、入力バッファ、パラレル−シリアル/シリアル−パラレル変換器、PLL、インピーダンス整合回路といったインタフェース動作に必要な回路を含んでいる。また、論理的な機能としてインタフェースの初期化・保守の機能を持つ。物理層155は、データリンク層154/トランザクション層153を実際のリンクで使用される信号技術から独立させる役目も持っている。
なお、PCI Expressのハードウェア構成上、エンベデッド・クロックという技術を採用しており、クロック信号はなく、クロックのタイミングはデータ信号中に埋め込まれており、受信側でデータ信号のクロス・ポイントを基にクロックを抽出する方式とされている。
[コンフィグレーション空間]
PCI Expressは、従来のPCIと同様にコンフィグレーション空間を持つが、その大きさは従来のPCIが256バイトであるのに対して、図10に示すように、4096バイトへと拡張されている。これにより、多数のデバイス固有レジスタセットを必要とするデバイス(ホストブリッジなど)に対しても、将来的に十分な空間が確保されている。PCI Expressでは、コンフィグレーション空間へのアクセスは、フラットなメモリ空間へのアクセス(コンフィグレーションリード/ライト)で行われ、バス/デバイス/機能/レジスタ番号はメモリアドレスにマップされている。
当該空間の先頭256バイトは、PCIコンフィグレーション空間として、BIOSや従来のOSからI/Oポートを使用した方法でもアクセスできる。従来のアクセスをPCI Expressでのアクセスに変換する機能は、ホストブリッジ上に実装される。00hから3FhまではPCI2.3互換のコンフィグレーションヘッダとなっている。これにより、PCI Expressで拡張された機能以外であれば、従来のOSやソフトウェアをそのまま使用することができる。即ち、PCI Expressにおけるソフトウェア層は、既存のPCIと互換性を保ったロード・ストア・アーキテクチャ(プロセッサが直接I/Oレジスタをアクセスする方式)を継承している。しかし、PCI Expressで拡張された機能(例えば、同期転送やRAS(Reliability,Availability and Serviceability)などの機能)を使用するには、4KバイトのPCI Express拡張空間にアクセスできるようにする必要がある。
なお、PCI Expressとしては様々なフォームファクタ(形状)が考えられるが、具体化している例としては、アドインカード、プラグインカード(Express Card)、Mini PCI Expressなどがある。
[PCI Express のアーキテクチャの詳細]
PCI Express のアーキテクチャの中心となっているトランザクション層153、データリンク層154、物理層155について、各々詳細に説明する。
A.トランザクション層153
トランザクション層153の主な役割は、前述したように、上位のソフトウェア層151と下位のデータリンク層154との間でトランザクションレイヤパケット(TLP)の組み立てと分解を行うことである。
a.アドレス空間とトランザクションタイプ
PCI Expressでは、従来のPCIでサポートされていたメモリ空間(メモリ空間とのデータ転送用)、I/O空間(I/O空間とのデータ転送用)、コンフィグレーション空間(デバイスのコンフィグレーションとセットアップ用)に加えて、メッセージ空間(PCI Expressデバイス間のインバンドでのイベント通知や一般的なメッセージ送信(交換)用…割り込み要求や確認は、メッセージを「仮想ワイヤ」として使用することにより伝達される)が追加され、4つのアドレス空間が定義されている。各々の空間に対してトランザクションタイプが定義されている(メモリ空間、I/O空間、コンフィグレーション空間は、リード/ライト、メッセージ空間は基本(ベンダ定義含む))。
b.トランザクションレイヤパケット(TLP)
PCI Expressは、パケット単位で通信を行う。図9に示したトランザクションレイヤパケット(TLP)のフォーマットにおいて、ヘッダのヘッダ長は3DW(DWはダブルワードの略;合計12バイト)又は4DW(16バイト)で、トランザクションレイヤパケット(TLP)のフォーマット(ヘッダ長とペイロードの有無)、トランザクションタイプ、トラフィッククラス(TC)、アトリビュートやペイロード長などの情報が含まれる。パケット内の最大ペイロード長は1024DW(4096バイト)である。
ECRCは、エンドツーエンドのデータ完全性を保証するためのもので、トランザクションレイヤパケット(TLP)部分の32ビットCRCである。これは、スイッチ内部などでトランザクションレイヤパケット(TLP)にエラーが発生した場合、LCRC(リンクCRC)ではエラーを検出できないためである(エラーとなったTLPでLCRCが再計算されるため)。
リクエストは、完了パケットが不要なものと必要なものとがある。
c.トラフィッククラス(TC)と仮想チャネル(VC)
上位のソフトウェアは、トラフィッククラス(TC)を使用することによりトラフィックの差別化(優先度をつける)を行うことができる。例えば、映像データをネットワークのデータよりも優先して転送する、といったことが可能となる。トラフィッククラス(TC)はTC0からTC7まで8つある。
仮想チャネル(VC:Vertual Channel)は、各々独立した仮想通信バス(同一のリンクを共用する複数の独立したデータ・フロー・バッファを使用するメカニズム)で、各々がリソース(バッファやキュー)を持ち、図11に示すように、独立したフロー制御を行う。これにより、1つの仮想チャネルのバッファが満杯の状態(full)になっても、他の仮想チャネルの転送を行うことができる。つまり、物理的には1つのリンクを仮想的な複数のチャネルに分けることで、有効に使用することができる。例えば、図11中に示すように、スイッチを経由してルートのリンクが複数のデバイスに分かれる場合、各デバイスのトラフィックの優先度を制御することができる。VC0は必須で、コストパフォーマンスのトレードオフに応じてその他の仮想チャネル(VC1〜VC7)が実装される。図11中の実線矢印は、デフォルト仮想チャネル(VC0)を示し、破線矢印はその他の仮想チャネル(VC1〜VC7)を示している。
トランザクション層内では、トラフィッククラス(TC)が仮想チャネル(VC)にマッピングされる。1つの仮想チャネル(VC)に対して1つ又は複数のトラフィッククラス(TC)をマッピングできる(仮想チャネル(VC)の数が少ない場合)。単純な例では、各トラフィッククラス(TC)から各仮想チャネル(VC)に1対1、全てのトラフィッククラス(TC)を仮想チャネルVC0にマッピングする、といったことが考えられる。TC0−VC0のマッピングは、必須/固定で、それ以外のマッピングは上位のソフトウェアから制御される。ソフトウェアはトラフィッククラス(TC)を利用することで、トランザクションの優先度を制御することが可能となる。
d.フロー制御
受信バッファのオーバーフローを避け、伝送順序を確立するためにフロー制御(FC:Flow Control)が行われる。フロー制御は、リンク間のポイントツーポイントで行われ、エンドツーエンドではない。従って、フロー制御により最終的な相手(コンプリータ)にパケットが届いたことを確認することはできない。
PCI Expressのフロー制御は、クレジット・ベースで行われる(データ転送を始める前に、受け取り側のバッファの空き状況を確認し、オーバーフロー、アンダフローが発生しないメカニズム)。即ち、受信側はリンク初期化時にバッファ容量(クレジット値)を送信側に通知し、送信側はクレジット値と送信するパケットの長さとを比較し、一定の残りがある場合のみパケットを送信する。このクレジットには6種類ある。
フロー制御の情報交換はデータリンク層のデータリンクレイヤパケット(DLLP)を使用して行われる。フロー制御はトランザクションレイヤパケット(TLP)のみに適用され、データリンクレイヤパケット(DLLP)には適用されない(DLLPは常時送受信可能)。
B.データリンク層154
データリンク層154の主な役割は、前述したように、リンク上の2つのコンポーネント間での信頼性の高いトランザクションレイヤパケット(TLP)交換機能を提供することである。
a.トランザクションレイヤパケット(TLP)の扱い
トランザクション層153から受け取ったトランザクションレイヤパケット(TLP)に対しては、先頭に2バイトのシーケンス番号、末尾に4バイトのリンクCRC(LCRC)を付加して、物理層155に渡す(図9参照)。トランザクションレイヤパケット(TLP)は、リトライバッファに保管され、相手から受信確認(ACK)が届くまで再送される。トランザクションレイヤパケット(TLP)の送信に失敗が続いた場合は、リンク異常であると判断して物理層155に対してリンクの再トレーニングを要求する。リンクのトレーニングが失敗した場合、データリンク層154の状態はインアクティブに遷移する。
物理層155から受け取ったトランザクションレイヤパケット(TLP)は、シーケンス番号とリンクCRC(LCRC)が検査され、正常であればトランザクション層153に渡され、エラーがあった場合は再送を要求する。
b.データリンクレイヤパケット(DLLP)
トランザクションレイヤパケット(TLP)は、物理層から送信されるときに自動的に図12に示すようなデータリンクレイヤパケット(DLLP)に分割されて各レーンに送信される。データリンク層154が生成するパケットは、データリンクレイヤパケット(DLLP)と呼ばれ、データリンク層154間でやり取りされる。データリンクレイヤパケット(DLLP)には、
・Ack/Nak:TLPの受信確認、リトライ(再送)
・InitFC1/InitFC2/UpdateFC:フロー制御の初期化とアップデート
・電源管理のためのDLLP
なる種類がある。
図12に示すように、データリンクレイヤパケット(DLLP)の長さは6バイトで、種類を示すDLLPタイプ(1バイト)、DLLPの種類で固有の情報(3バイト)、CRC(2バイト)から構成される。
C.物理層−論理サブブロック156
図8中に示す物理層155の論理サブブロック156での主な役割は、データリンク層154から受け取ったパケットを電気サブブロック157で送信できる形式に変換することである。また、物理層155を制御/管理する機能も有する。
a.データ符号化とパラレル−シリアル変換
PCI Expressは、連続した“0”や“1”が続かないように(長い期間、クロス・ポイントが存在しない状態が続かないようにするため)、データ符号化に8B/10B変換を用いる。変換されたデータは、図13中に示すように、シリアル変換され、LSBからレーン上に送信される。ここに、レーンが複数ある場合は(図13はx4リンクの場合を例示している)、符号化の前にデータがバイト単位で各レーンに割り振られる。この場合、一見パラレルバスのようにみえるが、レーン毎に独立した転送を行うので、パラレルバスで問題となるスキューが大幅に緩和される。
b.電源管理とリンクステート
リンクの消費電力を低く抑えるために、図14に示すように、L0/L0s/L1/L2というリンクステートが定義されている。
L0が通常モードで、L0sからL2へと低消費電力となるが、L0への復帰にも時間がかかるようになる。図15に示すように、ソフトウェアによる電源管理に加えて、アクティブステート電源管理を積極的に行うことにより、消費電力を極力小さくすることが可能となる。
D.物理層−電気サブブロック157
物理層155の電気サブブロック157での主な役割は、論理サブブロック156でシリアル化されたデータをレーン上に送信することと、レーン上のデータを受信して論理サブブロック156に渡すことである。
a.ACカップリング
リンクの送信側では、ACカップリング用のコンデンサが実装される。これにより、送信側と受信側のDCコモンモード電圧が同一である必要がなくなる。このため、送信側と受信側で異なる設計、半導体プロセス、電源電圧を使用することが可能となる。
b.デエンファシス
PCI Expressでは、前述したように、8B/10Bエンコーディングによってできるだけ連続した“0”や“1”が続かないように処理されるが、連続した“0”や“1”が続くこともある(最大5回)。この場合、送信側はデエンファシス転送を行わなければならないことが規定されている。同一極性のビットが連続する場合は、2つ目のビットからは差動電圧レベル(振幅)を3.5±0.5dB落とすことで、受信側で受け取る信号のノイズ・マージンを稼ぐ必要がある。これを、デエンファシスという。伝送路の周波数依存性減衰のため、変化するビットの場合は高周波成分が多く、減衰により受信側の波形が小さくなるが、変化しないビットの場合は高周波成分が少なく、相対的に受信側の波形が大きくなる。このため、受信側での波形を一定とするためにデエンファシスを行う。
[画像処理システム]
本実施の形態の画像処理システムは、その内部インタフェースに前述したようなPCI Express規格の高速シリアルバスを利用するようにしたものである。そして、本実施の形態は画像処理システムとして、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能および入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称されるデジタル複合機を適用した例である。
図16は、本実施の形態の画像処理システム1の構成例を示す概略ブロック図である。図16に示すように、画像処理システムは、制御装置1と、スキャナユニット2と、プリンタユニット6とを主体に構成されている。また、制御装置1は、第1の画像処理デバイスである画像処理ASIC(Application Specific Integrated Circuit)3と、コントローラ4と、第2の画像処理デバイスである画像処理ASIC5とを備えている。
コントローラ4は、インストールされているプログラム(ソフトウェア)に従い画像処理システム1の制御を受け持つCPU(Central Processing Unit)4aやメモリコントローラ4bを含む。メモリコントローラ4bは、PCI Express規格のルートコンプレックス(木構造のルート機能を有するデバイスであるルートデバイス)に相当するものであって、プログラムなどが格納されるROM(Read Only Memory)7や、画像データやプログラムなどが格納されるRAM(Random Access Memory)8を制御してCPU4aやコントローラ4に接続された各種のI/Oデバイスとのデータ転送を司る。したがって、図16に示すように、データを扱うメモリデバイスであるROM7およびRAM8は、コントローラ4とのみ接続する構成である。このようなコントローラ4と画像処理ASIC3との間、および、コントローラ4と画像処理ASIC5との間は、上述したようなPCI Express規格による高速シリアルバス9,10によりそれぞれ接続されている。すなわち、コントローラ4は、複数のPCI expressインタフェースを有している。
スキャナユニット2でスキャンされて出力された画像データは画像処理ASIC3に入力され、各種の画像処理を施された後、コントローラ4に出力される。画像処理ASIC3は、画像データに対して、γ補正、色変換、シェーディング補正、階調補正、地肌補正、圧縮・伸長、解像度変換等の何らかの画像処理を施すデバイスやユニット部分を示す。このような画像処理ASIC3には、画像データを格納するためのHDD(Hard Disk Drive)11が接続されている。
一方、コントローラ4から出力された画像データは画像処理ASIC5に入力され、各種の画像処理を施された後、プリンタユニット6に出力される。画像処理ASIC5は、拡大・縮小、回転、圧縮・伸長、スタンプ合成等の何らかの画像処理を施すデバイスやユニット部分を示す。
ここで、上述したような構成の画像処理システムの制御装置1におけるコピー時(HDD蓄積)の画像データフローについて説明する。
1.スキャナユニット2で取り込まれた画像データが画像処理ASIC3に入力されると、画像処理ASIC3では入力された画像データに対してリアルタイムにJPEGなどのデータ圧縮を行う。データ圧縮後の画像データは、コントローラ4を経由して、RAM8の所定のアドレスへ送られる。
2.また、データ圧縮後の画像データは、RAM8からリードされ、コントローラ4および画像処理ASIC3を経由してHDD11へ蓄積される。
3.さらに、データ圧縮後の画像データは、RAM8からリードされ、コントローラ4を経由して画像処理ASIC3で伸長・色変換・階調処理された後、コントローラ4を経由してRAM8へ戻される。
4.RAM8へ戻された画像データは、必要があればコントローラ4を経由して画像処理ASIC5へ送られ、画像処理ASIC5で回転処理等を行った後、コントローラ4を経由してRAM8へ戻される。
5.RAM8へ戻された画像データは、コントローラ4および画像処理ASIC5を経由して、プリンタユニット6へ送られる。
以上、一般的なコピー時の画像データフローを示した。
ところで、このような画像処理システムでは、各々の機器・デバイスに必要とされるデータ転送レートが異なるため、精度の高いデータ転送レート調整が必要となる。このための規格として、前述したようなシリアルバスを仮想チャネルVC単位で時分割に使い分けて複数トラフィックのパケットデータを伝送する仮想チャネル手段を利用し、仮想チャネルVC毎にパケットデータを発行する優先度を調停する機能(アービトレーション機能)がある。
ここで、本実施の形態のコントローラ4のメモリコントローラ4bは、コントローラ4に接続されている各種デバイスやコントローラ4内部の機能ブロック(例えば、CPU4a)とのメモリアービトレーションを行う際、自身に含まれるCPU4aよりも外部PCI expressのメモリアクセスリクエスト(パケットデータ)を最優先して割り当てるようにしている。より具体的には、画像処理ASIC3,5からのメモリアクセスリクエスト(パケットデータ)を自身に含まれるCPU4aよりも優先する。
これにより、コントローラ4と画像処理ASIC3との間の接続、コントローラ4と画像処理ASIC5との間の接続について別パスかつ高速シリアルのPCI expressを採用し、コントローラ4がメモリアクセスの優先度を画像処理ASIC3や画像処理ASIC5に与えることにより、画像処理ASIC3および画像処理ASIC5をルートデバイスであるコントローラ4に対して高速シリアルバスにより接続するため、従来のPCIバスに比べて帯域確保が可能となる。また、画像処理ASIC3や画像処理ASIC5からのメモリデバイスに対するアクセスリクエストを最優先することで、画像処理ASIC3や画像処理ASIC5内のデータ転送の等時性を確保することができる。
また、本実施の形態においては、スキャンされたRGB系データ(JPEG)をHDD11に蓄積するようにした。このようにRGB系の処理を扱う画像処理ASIC3側にHDD11のインタフェースを用意した場合には、画像処理ASIC5側にそのインタフェースを用意した場合よりもレイテンシの少ない構成となるので、高い生産性及び拡張性の実現と、低コスト化の実現とを両立することができることになる。
加えて、コントローラ4には、I/Oデバイス15、FCU(Fax Control Unit)を搭載したFAXボード16、操作部ユニット18を接続するインタフェース変換デバイス17などのハードウェアオプションデバイスが、PCIバス14を介して接続されている。これらのハードウェアオプションデバイスは、画像処理ASIC3や画像処理ASIC5から切り離して別パスで構成されている。もちろんハードウェアオプションデバイスはこの限りではない。インタフェース変換デバイス17は、例えばUSBである。このようにUSB接続することにより、操作部ユニット18とコントローラ4との間のデータ転送を高速に行うことができるようになる(すなわち、容量の大きい画像データを表示できる)。また、操作部ユニット18をコントローラ4に対してUSB接続することにより、操作部ユニット18の単独の設計変更が容易となる。
ここで、上述したような構成の画像処理システムの制御装置1におけるFAX受信・プリント時の画像データフローについて説明する。
1.FAXボード16は外部よりFAX通信として画像データを受信すると、受信した画像データをPCIバス14およびコントローラ4を経由してRAM8へ格納する。
2.RAM8に格納された画像データは、RAM8からリードされ、コントローラ4でソフトデコードや解像度変換等を行った後、RAM8へ戻される。
3.RAM8へ戻された画像データは、コントローラ4および画像処理ASIC5を経由して、プリンタユニット6へ送られる。
以上、代表的なFAX受信・プリント時の画像データフローを示した。
これにより、コントローラ4が画像処理ASIC3や画像処理ASIC5とは別パスにてPCIバス14を備えて、I/Oデバイス15、FAXボード16、インタフェース変換デバイス17などのハードウェアオプションデバイスと接続するようにしたことにより、画像処理以外のデバイスであるハードウェアオプションデバイスを接続した場合でも画像処理側に影響を及ぼすことがなくなるので、帯域を確保でき、データ通信の等時性を確保でき、画像処理の生産性の向上を図ることができる。
ここで、上述したような構成の画像処理システムの制御装置1におけるHDD11に蓄積されたドキュメントのサムネイル表示の画像データフローについて説明する。
1.まず、HDD11に格納されている画像データをリードし、画像処理ASIC3およびコントローラ4を経由してRAM8へ格納する。
2.RAM8より画像データをリードし、画像データをコントローラ4およびPCIバス14を経由してインタフェース変換デバイス17へ入力させる。
3.インタフェース変換デバイス17で画像データを操作部ユニット18のインタフェースにあわせて変換し、変換した画像データを操作部ユニット18へ出力する。
4.操作部ユニット18では、データを伸長し、色処理を行って、LCDパネル(図示せず)へ出力する。
以上、操作部ユニット18上でのサムネイル表示フローを示した。
これにより、コントローラ4が画像処理ASIC3や画像処理ASIC5とは別パスにてPCIバス14を備えて、コントローラ4は操作部ユニット18を接続するインタフェース変換デバイス17と当該PCIバス14を介して接続するようにしたので、操作部ユニットに対するデータ転送負荷が増えた場合でも、スキャン及びプリンタパスへ悪影響を与えることがなくなるので、高い生産性及び拡張性の実現と、低コスト化の実現とを両立することができることになる。
さらに、コントローラ4は、PCI express12によってシステムオプションデバイス13と接続されている。このシステムオプションデバイス13は、例えば画像フォーマット変換等を行うデバイスであり、画像処理ASIC3や画像処理ASIC5から切り離して別パスで構成されている。
ここで、上述したような構成の画像処理システムの制御装置1におけるネットワーク配信時の画像データフローについて説明する。
1.スキャナユニット2で取り込まれた画像データが画像処理ASIC3に入力されると、画像処理ASIC3では入力された画像データに対してリアルタイムにJPEGなどのデータ圧縮を行う。データ圧縮後の画像データは、コントローラ4を経由して、RAM8の所定のアドレスへ送られる。
2.また、データ圧縮後の画像データは、RAM8からリードされ、コントローラ4および画像処理ASIC3を経由してHDD11へ蓄積される。
3.さらに、データ圧縮後の画像データは、RAM8からリードされ、コントローラ4を経由してシステムオプションデバイス13で伸長・解像度変換・色変換・圧縮(一連のフローが画像フォーマット変換)等を行った後、コントローラ4を経由してRAM8へ戻される。
4.RAM8へ戻された画像データは、コントローラ4を経由して、PCIバス14およびI/Oデバイス15を経由してネットワークへ出力(配信)される。
以上、ネットワーク配信時の画像データフローを示した。
これにより、コントローラ4が画像処理ASIC3や画像処理ASIC5とは別パスにて高速シリアルのPCI express12を備えるようにしたことにより、画像処理ASIC3や画像処理ASIC5を接続する高速シリアルバスとは別の高速シリアルバスにてハードウェアオプションを接続するので、従来のPCIバスに比べて帯域確保が可能となる。
さらにまた、コントローラ4は、イーサネットポート19を用意し、アプリケーション拡張や性能アクセラレータ等を目的としたハードウェアオプションデバイス(図示せず)と接続する。このハードウェアオプションデバイスは、画像処理ASIC3や画像処理ASIC5から切り離して別パスで構成されている。もちろんハードウェアオプションデバイスはこの限りではない。
ここで、上述したような構成の画像処理システムの制御装置1における性能アクセラレータ等のハードウェアオプションデバイスと接続した時の画像データフローについて説明する。
1.スキャナユニット2で取り込まれた画像データが画像処理ASIC3に入力されると、画像処理ASIC3では入力された画像データに対してリアルタイムにJPEGなどのデータ圧縮を行う。データ圧縮後の画像データは、コントローラ4を経由して、RAM8の所定のアドレスへ送られる。
2.また、データ圧縮後の画像データは、RAM8からリードされ、コントローラ4および画像処理ASIC3を経由してHDD11へ蓄積される。
3.さらに、データ圧縮後の画像データは、RAM8からリードされ、コントローラ4及びイーサネット19を経由して、性能アクセラレータ等のハードウェアオプションデバイスで伸長・解像度変換・色変換・圧縮(一連のフローが画像フォーマット変換)等を行った後、イーサネット19やコントローラ4を経由してRAM8へ戻される。
4.RAM8へ戻された画像データは、コントローラ4を経由して、PCIバス14およびI/Oデバイス15を経由してネットワークへ出力(配信)される。
以上、イーサネットインタフェースの性能アクセラレータを使った、オプションデバイスネットワーク配信時の画像データフローを示した。
これにより、コントローラ4自身がさらにネットワークインタフェースであるイーサネット19を備えることにより、画像処理ASIC3や画像処理ASIC5を接続する高速シリアルバスとは別のネットワークインタフェース(例えば、イーサネット19)にてハードウェアオプション(拡張デバイス)を接続するので、オプション拡張性が向上するとともに、画像処理生産性が向上する。
このように本実施の形態によれば、スキャナユニット2から入力される画像データに対して画像処理を施す画像処理ASIC3と、プリンタユニット6へ出力する画像データに対して画像処理を施す画像処理ASIC5とをルートデバイスであるコントローラ4に対して高速シリアルバスにより接続するとともに、画像処理ASIC3または画像処理ASIC5で画像処理が施される画像データを扱うメモリデバイスをコントローラ4により集中的に管理するようにした。これにより、従来のように分散していた複数のメモリが必要なくなるので、低コスト化を図ることができるとともに、画像処理ASIC3および画像処理ASIC5をルートデバイスであるコントローラ4に対して高速シリアルバスにより接続するため、従来のPCIバスに比べて帯域確保が可能となる。すなわち、低コスト化と帯域確保との両立を実現することができる。
既存PCIシステムの構成例を示すブロック図である。 PCI Expressシステムの構成例を示すブロック図である。 デスクトップ/モバイルでのPCI Expressプラットホームの構成例を示すブロック図である。 x4の場合の物理層の構造例を示す模式図である。 デバイス間のレーン接続例を示す模式図である。 スイッチの論理的構造例を示すブロック図である。 既存のPCIのアーキテクチャを示すブロック図である。 PCI Expressのアーキテクチャを示すブロック図である。 PCI Expressの階層構造を示すブロック図である。 トランザクションレイヤパケットのフォーマット例を示す説明図である。 PCI Expressのコンフィグレーション空間を示す説明図である。 仮想チャネルの概念を説明するための模式図である。 データリンクレイヤパケットのフォーマット例を示す説明図である。 x4リンクでのバイトストライピング例を示す模式図である。 L0/L0s/L1/L2というリンクステートの定義について説明する説明図である。 アクティブステート電源管理の制御例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の一形態の画像処理システムの構成例を示す概略ブロック図である。 従来の画像処理システムのコントローラ構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 制御装置
2 スキャナユニット
3 第1の画像処理デバイス
4 コントローラ
5 第2の画像処理デバイス
6 プリンタユニット
8 メモリデバイス
9,10,12 高速シリアルバス
11 ハードディスクドライブ
14 パラレルバス
15,16 ハードウェアオプション
17 ハードウェアオプション、インタフェース変換デバイス
18 操作部ユニット

Claims (14)

  1. 木構造によるデータ通信網としてポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネルが確立される高速シリアルバスにより各種デバイスを接続し、木構造のルート機能を有するルートデバイスであるコントローラと、
    前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、スキャナユニットから入力される画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理デバイスと、
    前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、プリンタユニットへ出力する画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理デバイスと、
    前記コントローラにのみ接続されていて、前記第1の画像処理デバイスまたは前記第2の画像処理デバイスで画像処理が施される前記画像データを扱うメモリデバイスと、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記コントローラは、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスの前記メモリデバイスに対するアクセスリクエストを最優先に処理する手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスの前記高速シリアルバスを備える、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の制御装置。
  4. 前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのパラレルバスを備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の制御装置。
  5. 前記コントローラは、ユーザの操作を受け付ける操作部ユニットを接続する前記ハードウェアオプションであるインタフェース変換デバイスを前記パラレルバスを介して接続する、
    ことを特徴とする請求項4記載の制御装置。
  6. 前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのネットワークインタフェースを備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の制御装置。
  7. 前記スキャナユニットから入力された画像データを蓄積するハードディスクドライブを、前記第1の画像処理デバイスに接続する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の制御装置。
  8. 原稿画像を読み取って画像データを出力するスキャナユニットと、
    前記画像データに基づいて用紙上に画像を形成するプリンタユニットと、
    木構造によるデータ通信網としてポイントツーポイントで送受信独立の通信チャネルが確立される高速シリアルバスにより各種デバイスを接続し、木構造のルート機能を有するルートデバイスであるコントローラと、
    前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、前記スキャナユニットから入力される前記画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理デバイスと、
    前記コントローラに対して前記高速シリアルバスにより接続されていて、前記プリンタユニットへ出力する前記画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理デバイスと、
    前記コントローラにのみ接続されていて、前記第1の画像処理デバイスまたは前記第2の画像処理デバイスで画像処理が施される前記画像データを扱うメモリデバイスと、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  9. 前記コントローラは、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスの前記メモリデバイスに対するアクセスリクエストを最優先に処理する手段を備える、
    ことを特徴とする請求項8記載の画像処理システム。
  10. 前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスの前記高速シリアルバスを備える、
    ことを特徴とする請求項8または9記載の画像処理システム。
  11. 前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのパラレルバスを備える、
    ことを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一記載の画像処理システム。
  12. 前記コントローラは、ユーザの操作を受け付ける操作部ユニットを接続する前記ハードウェアオプションであるインタフェース変換デバイスを前記パラレルバスを介して接続する、
    ことを特徴とする請求項11記載の画像処理システム。
  13. 前記コントローラは、ハードウェアオプションのインタフェースとして、前記第1の画像処理デバイスならびに前記第2の画像処理デバイスとは別パスのネットワークインタフェースを備える、
    ことを特徴とする請求項8ないし12のいずれか一記載の画像処理システム。
  14. 前記スキャナユニットから入力された画像データを蓄積するハードディスクドライブを、前記第1の画像処理デバイスに接続する、
    ことを特徴とする請求項8ないし13のいずれか一記載の画像処理システム。
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