JP2005322888A - プリズムを備えたcmosイメージセンサおよびその製造方法 - Google Patents

プリズムを備えたcmosイメージセンサおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光を効率的に集光することが可能で、製造コストが安いCMOSイメージセンサおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 半導体基板21に、複数個の単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオード23を形成するステップと、その上に層間絶縁膜24を形成し、層間絶縁膜24上に最上部金属配線25を形成するステップと、層間絶縁膜24のうち、フォトダイオード23に対応する領域をエッチングにより除去し、所定の深さを有するトレンチ27を形成するステップと、隣接するトレンチ27間の領域に、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜を形成するステップと、それぞれのトレンチ27内に、層間絶縁膜24より屈折率が大きい窒化膜29を所定の厚さに形成するステップと、その上に窒化膜29より屈折率が小さい絶縁膜30を積層し、トレンチ27を埋め込むことによりプリズムを形成するステップとを含む。
【選択図】 図2G

Description

本発明は、CMOSイメージセンサ、特にマイクロレンズの代りにプリズムを備えたCMOSイメージセンサおよびその製造方法に関する。
通常イメージセンサとは、光学映像(optical image)を電気信号に変換する半導体素子であり、このうち電荷結合素子(Charge Coupled Device、以下「CCD」と記す)は、個々のMOS(Metal Oxide Silicon)キャパシタが相互に非常に近接して位置し、電荷キャリアがキャパシタに格納されて移送される素子である。また、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサは、制御回路および信号処理回路を周辺回路として用いるCMOS技術を利用し、画素の数だけMOSトランジスタ用いて、順に出力を検出するスイッチング方式が採用された素子である。
CCDは、駆動方式が複雑なため電力の消費量が多く、さらに、マスクを用いる処理数が多いので製造工程が複雑である。そのため、CCDには、信号処理回路をCCDチップ内に組み込むことが難しく、ワンチップ化が困難ということなどの様々な欠点がある。したがって、最近、このような欠点を解消するために、サブミクロンのCMOSを製造する技術を用いるCMOSイメージセンサに関する研究開発が活発に行われている。CMOSイメージセンサは、単位画素内にフォトダイオードとMOSトランジスタとを設け、スイッチング方式で順に信号を検出することによりイメージの映像を得るようになっている。このCMOSイメージセンサの場合、CMOSの製造技術を用いているので、電力の消費量が少なく、必要なマスクの数も20個程度と少ない。したがって、30〜40個のマスクが必要な従来のCCDの製造に比べて、工程が非常に簡素化され、様々な信号処理回路のワンチップ化が可能であるため、次世代のイメージセンサとして脚光を浴びている。
図1Aは、通常のCMOSイメージセンサにおける単位画素を示す回路図である。図1Aに示した回路は、主として1つのフォトダイオード100及び4つのMOSトランジスタ101、103〜105によって構成されている。すなわち、光を検知して光電変換を行ない電荷を生成するフォトダイオード100と、フォトダイオード100で生成し集められた電荷を、フローティング拡散領域102に伝送するためのトランスファートランジスタ101と、フローティング拡散領域の電位を所定の値にセットし、電荷を排出してフローティング拡散領域102をリセットさせるためのリセットトランジスタ103と、ソースフォロワバッファ増幅器の役割をするドライブトランジスタ104と、スイッチの役割をして、アドレスできるようにするセレクトトランジスタ105とを備えている。これらの4つのトランジスタ101、103〜105以外にも、出力信号を読み取ることができるように、ロードトランジスタ106を備えている。
CMOSイメージセンサは、上記のように構成された単位画素を備えており、イメージセンサ内のカラーイメージを実際の画像とし表示するものである。そのために、外部からの光を検出して、電荷を生成し蓄積する光検出部の上部にカラーフィルタアレーが配置されている。このカラーフィルタアレーは、赤、緑および青の3色、または、イエロー、マゼンタおよびシアン(青緑色)の3色で構成されている。
上記のイメージセンサは、光を検出する光検出部と検出した光を電気的信号に変換してデータ化するロジック回路部とで構成されている。また、光の検出感度を高めるために、単位画素の総面積に対して光検出部が占める面積の割合(Nominal Fill Factor)を大きくする努力が続けられている。その解決策の一つとして、最も多く用いられているのが、マイクロレンズを採用する方法である。
すなわち、イメージセンサの受光感度を高めるために、光検出部以外の領域に入射する光の経路を変え、光検出部に集めるようにする集光技術が開発された。この集光技術では、集光を行うために、カラーフィルタ上にマイクロレンズを設ける方法が採用されている。
従来の技術の場合には、通常フォトレジストを用いてマイクロレンズを形成している。図1Bは、このようなカラーフィルタとマイクロレンズとを含むCMOSイメージセンサの構造を示す断面図である。以下、図1Bを参照して、従来の技術に係るCMOSイメージセンサの構造を説明する。
まず、半導体基板10上には、活性領域とフィールド領域とを画定する素子分離膜11が形成されており、それぞれの単位画素には、フォトダイオードなどで構成された光検出手段12が形成されている。なお、図1Bには、単位画素を構成するそれぞれのトランジスタは図示されていない。
このように、素子分離膜11、光検出手段12およびトランジスタ(図示せず)を形成した後に、半導体基板10上に層間絶縁膜13を形成し、次いで、金属配線14、16を形成する。図1Bには、第1と第2の2つの金属配線14、16が用いられる場合を示したが、さらに多くの金属配線を用いることができる。
また、第1金属配線14と第2金属配線16とを電気的に絶縁するために、第1金属配線と第2金属配線との間には配線用層間絶縁膜15が形成されている。この場合、これらの金属配線は、光検出手段12に入射する光を遮らないように、意図的にレイアウトされている。
このように、最上部(第2)金属配線16が形成された後、湿気やスクラッチなどから素子を保護するために、最上部金属配線上にパッシべーション膜17を形成する。
パッシべーション膜17上には、イメージをカラーで表示するためのカラーフィルタ18が形成されている。このカラーフィルタ18は、通常染色されたフォトレジストを用いることにより、それぞれの単位画素ごとに1つずつ形成されており、光検出手段12が検出した光をそれぞれの色に分光して出力する。
カラーフィルタ18は、隣接するカラーフィルタと一部重なった状態で形成されるため、完成後のカラーフィルタ18の表面には、通常段差が生じる。マイクロレンズは、その後の工程で形成される。マイクロレンズが平坦な表面に形成されない場合には、マイクロレンズに本来の性能を発揮させることができない。したがって、カラーフィルタ18には、段差が発生しないようにしなければならない。そのために、平坦化膜19がカラーフィルタ18上に形成され、この平坦化膜19上にマイクロレンズ20が形成されるようになっている。
通常のマイクロレンズ20の形成方法は次の通りである。まず、光透過性に優れたフォトレジストを平坦化膜19上に塗布した後、フォトレジストを長方形にパターンニングすることにより直方体形のフォトレジスト層を形成する。
次いで、適切な加熱処理を行うことによって、直方体形のフォトレジスト層をフローさせる。この処理によって、ドーム状のマイクロレンズを形成する。その上に、マイクロレンズを保護するための低温酸化膜21を形成する。次いで、パッドオープン処理、パッケージングなどの通常のチップ製造ステップを実施する。
このような方法で製造されたチップは、カメラ、携帯電話、CCTVなどに装着するためのモジュールを構成するのに用いられる。一般に、このようなモジュールには、マイクロレンズのほかに外部レンズが用いられる。
図1Cは、外部レンズが装着された状態で、CMOSイメージセンサに入射する光の経路を示した図である。なお、図1Cには、単位画素の集合体である画素アレーの中心部に入射する光の経路と、画素アレーの周縁部に入射する光の経路とを示した。
図1Cを参照すると、外部レンズを経て画素アレーの中心部に入射する光は、マイクロレンズを介してフォトダイオードの中心部に入射するようになっており、光エネルギのロスが少なく、集光効率に優れていることが分かる。
一方、外部レンズを経て画素アレーの周縁部に入射する光は、たとえマイクロレンズを経たとしても、フォトダイオードの中心部から外れた領域に集光される割合が非常に多い。
すなわち、画素に入射する光の入射角によって、外部レンズの中心部と画素との間の距離が異なるため、フォトダイオードの中央部へ焦点合わせを行うことが難しい。このような理由により、画素アレーの中心部と周縁部とで受光感度に差が発生するという欠点がある。
このような欠点以外にも、マイクロレンズを用いる場合には、マイクロレンズが凸形であるために、表面層に凸凹が生じる。その凹凸のために、各種の汚染物質が付着しやすく、また汚染物質を洗浄する処理を行っても、汚染物質がよく洗浄されないという欠点がある。
さらに、フォトレジストを用いてマイクロレンズを製造する場合、マイクロレンズの特性上、一般的に使用されているフォトレジストではなく、高価なフォトレジストを用いなければならい。そのほか、マイクロレンズを形成するためのパターンニング、ベーキング、レジストのフロー処理、マイクロレンズを保護するための低温酸化膜の形成など、様々な処理を追加する必要であるので、製造コストが高いという欠点がある。
本発明は、上述した従来の技術の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、画素アレーの中心部と周縁部における受光感度の差、すなわち画素アレーの受光感度の不均一性が解消され、効率的な集光ができるとともに、画素が汚染されにくく、製造コストが安いCMOSイメージセンサおよびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るCMOSイメージセンサの製造方法は、複数個の単位画素で構成された単位画素アレーを備え、半導体基板に、複数個の前記単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオードを形成するステップと、前記半導体基板および前記フォトダイオードの上に層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜の上に最上部金属配線を形成するステップと、前記層間絶縁膜のうち、それぞれの前記フォトダイオードに対応する領域をエッチングにより除去し、所定の深さを有するトレンチを形成するステップと、隣接する前記トレンチ間の領域に、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜を形成するステップと、それぞれの前記トレンチの内部に、前記層間絶縁膜より屈折率が大きい窒化膜を所定の厚さに形成するステップと、該窒化膜の上に、該窒化膜より屈折率が小さい絶縁膜を積層し、それぞれの前記トレンチを埋め込むことによりプリズムを形成するステップとを含むことを特徴としている。
また、本発明に係る別のCMOSイメージセンサの製造方法は、複数個の単位画素で構成された単位画素アレーを備え、半導体基板に、複数個の前記単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオードを形成するステップと、前記半導体基板および前記フォトダイオードの上に層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜の上に最上部金属配線を形成するステップと、前記層間絶縁膜のうち、それぞれの前記フォトダイオードに対応する領域をエッチングにより除去し、所定の深さを有するトレンチを形成するステップと、隣接する前記トレンチ間の領域に、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜を形成するステップと、それぞれの前記トレンチの内部に、前記層間絶縁膜より屈折率が大きい窒化膜を埋め込むことによりプリズムを形成するステップと、前記絶縁膜の上に平坦化膜を形成するステップと、該平坦化膜の上にカラーフィルタを形成するステップとを含むことを特徴としている。
また、本発明に係るCMOSイメージセンサは、複数個の単位画素で構成された単位画素アレーを備え、半導体基板に形成され、複数個の前記単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオードと、前記半導体基板および前記フォトダイオードの上に形成された層間絶縁膜並びに該層間絶縁膜の上に形成された最上部金属配線と、それぞれの前記フォトダイオードに対応する領域に、前記層間絶縁膜のエッチングを行うことにより形成された所定の深さを有するトレンチと、隣接する前記トレンチ間の領域に形成された、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜と、それぞれの前記トレンチの内部に形成された、前記層間絶縁膜より屈折率が大きい所定の厚さの窒化膜と、それぞれの前記トレンチの内部に埋め込まれた、前記窒化膜および該窒化膜より屈折率が小さい絶縁膜により構成されたプリズムと、前記絶縁膜の上に形成された平坦化膜と、該平坦化膜の上に形成されたカラーフィルタとを備えることを特徴としている。
上記のように、本発明に係るCMOSイメージセンサの製造方法の場合には、最上部金属配線まで形成した後、層間絶縁膜のうち所定の領域をエッチングにより除去し、フォトダイオードの上側に所定の距離を隔ててトレンチを形成する。そのトレンチの内部を、屈折率の高い膜を含む複数の層で埋めてプリズムを形成することにより、プリズム内で入射光が全反射を起こすように構成されている。
すなわち、本発明に係るCMOSイメージセンサによれば、プリズム内に入射した光は、プリズムを構成する物質の屈折率と、プリズム外部の物質の屈折率との差によって全反射を起こし、結果的に光がプリズム外に漏れることなくフォトダイオードに集光される。
また、本発明に係るCMOSイメージセンサの場合には、従来の画素アレーでは中心部と周縁部で発生していた受光感度の差を抑制することができ、素子の受光感度特性を向上させることができるという効果が得られる。
さらに、本発明に係るCMOSイメージセンサによれば、プリズムを形成するためのトレンチエッチングに、低解象度のレチクルを用いることが可能である。そのため、製造コストを安くすることができるという長所がある。また、光学的シミュレーションを行わなくてもよいため、設計に要する時間を短縮できるという効果が得られる。
このほか、本発明に係るCMOSイメージセンサでは、マイクロレンズを用いないため、従来のCMOSイメージセンサにように、後続の工程で汚染物質が付着しにくいという特長がある。
以下、添付する図面を参照して、本発明のもっとも好ましい実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明する。
図2A〜図2Gは、実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。これらの図を参照して、実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を具体的に説明する。なお、製造方法を中心に説明するが、本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサは、図2A〜図2Gに示す構造を有するものである。
まず、図2Aに示したように、p型の半導体基板21上に、活性領域とフィールド領域とを画定する素子分離膜22を形成する。ここで、半導体基板21には、高濃度のp型基板上に、低濃度のp型エピタキシャル層が積層された構成の基板を用いることができる。このように高濃度の基板と低濃度のエピタキシャル層とが積層された基板を用いると、フォトダイオード(PD)23の空乏領域を拡張させることができるため、フォトダイオード23の容量を大きくすることができるという効果が得られる。また、高濃度のp型基板を用いると、各単位画素で発生した光電子が、隣接する単位画素に移動しにくいため、クロストーク現象が抑制されるという効果が得られる。
素子分離膜22には、LOCOS法によって形成される素子分離膜、または浅いトレンチを利用した素子分離膜(Shallow Trench Isolation:STI)を適用することができる。
次いで、単位画素を構成するそれぞれのトランジスタのゲート電極(図示せず)をパターンニングする処理を行った後、活性領域内の所定の領域にフォトダイオード23を形成する。
フォトダイオード23は、通常半導体基板21の表層部のうち深い領域に形成されたn型イオンの注入領域(「Deep N」ともいう)と、その上部に形成されたp型イオンの注入領域(「PO」ともいう)とに形成され、p型の基板21と共にp/n/p型のフォトダイオード構造が多く用いられる。図2Aには、このようなフォトダイオードの構造が詳細には図示されておらず、各フォトダイオード23の全体のみが示されている。
次に、半導体基板21上に形成されたフォトダイオード23およびゲート電極(図示省略)上に、酸化物系の層間絶縁膜および複数層の金属配線、上層と下層の金属配線を相互に絶縁するための配線用層間絶縁膜などを形成する。
金属配線には、通常3層の金属配線層が用いられ、各層の金属配線は、フォトダイオードに入射する光を遮らないように、意図的にレイアウトされる。図2Aには、このような層間絶縁膜、複数層の金属配線および配線用層間絶縁膜などを1つの層間絶縁膜24として示した。
以下の説明においては、最上層に形成された金属配線を最上部金属配線25と称することにする。従来の技術の場合には、前述のように、最上部金属配線を形成した後、通常パッシべーション膜を形成する処理が行われるが、実施の形態に係る製造方法の場合には、別の処理が行われる。すなわち、図2Aに示したように、最上部金属配線25を覆う、厚さ数千Å程度のTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)酸化膜26を形成する。
次いで、図2Bに示したように、フォトダイオード23に対応する位置にトレンチ27を形成する。トレンチ27は、TEOS酸化膜26および層間絶縁膜24の所定の箇所をエッチングにより除去し、底面とフォトダイオード23の上面との間に所定の間隔が設けられた状態に形成する。
このようなトレンチ27は、それぞれのフォトダイオード23に対応して1つずつ形成され、横断面形状が逆台形となっている。
図2Bには、2つのトレンチ27が示されており、右側のトレンチ27は、画素アレー部の中心部に位置したフォトダイオード23に対応し、左側のトレンチ27は、画素アレーの周縁部に位置するフォトダイオード23に対応している。以下、図2C〜図2Gにおいても同じである。
ここで、トレンチ27の位置は、プリズムが形成される領域に対応し、トレンチ27の大きさは、単位画素の大きさおよびフォトダイオード23の大きさに適合するように設定される。
例えば、単位画素のピッチが3μmの場合には、トレンチ27の上部の幅Aは、約2.0〜約2.8μmが好ましく、トレンチ27とトレンチ27間の間隔Cは、約0.2〜約1.0μmが好ましい。
また、単位画素内のフォトダイオード23の幅が2.0μm程度の場合には、トレンチ27の下部の幅Bは、約1.0〜約1.6μmが好ましい。また、トレンチ27の底部からフォトダイオード23までの距離Hは、約1,000〜約10,000Åとなるように、トレンチ27の深さを設定することが好ましい。
上記のようにトレンチ27を形成した後、図2Cに示したように、全表面を対象にHDP(High Density Plasma)法により、厚さ約2,000〜約5,000Åの酸化膜28を形成する。
HDP法による酸化膜(以下、HDP酸化膜と記す)28の膜形成の特性上、トレンチ27とトレンチ27との間に位置する幅の狭いTEOS酸化膜26上は、図2Cに示したように、HDP酸化膜28が尖った形状になる。また、トレンチ27の底部には、その上部の空間が比較的広いため、平坦なHDP酸化膜28が形成される。
このように、HDP酸化膜28を用いる場合には、隣接するトレンチ27間のHDP酸化膜28が尖った形状となるため、トレンチ27の上方の空間が広くなる。そのため、フォトダイオード23に入射する光の経路が遮られにくくなり、入射光の検出効率が向上する。逆に、隣接するトレンチ27間の幅が狭い場合には、その領域に入射した光のうちイメージの検出に用いられ光の割合が少ないので、入射光の検出効率が低下することになる。
次いで、図2Dに示したように、プリズムを形成するために、トレンチ27の内部に屈折率の高い物質を埋め込む。
屈折率の高い物質の膜としては、窒化膜29を用いることが好ましい。すなわち、トレンチ27は、主に酸化物系の膜で構成された層間絶縁膜24をエッチングにより除去して形成されるので、層間絶縁膜24に比べ屈折率の大きい物質をトレンチ27に埋め込む必要がある。埋め込む物質の屈折率が層間絶縁膜24より小さい場合には、全反射を起こす条件を満たさないため、プリズムとしての機能が得られない。
このような条件を満たす物質としては窒化物(例えば、シリコン窒化物SiN)が適している。シリコン窒化物(SiN)は、屈折率が約2.0であり、吸収係数がほぼ0である。一方、層間絶縁膜24に用いられるシリコン酸化物(SiO)は、その屈折率が1.46程度である。
上記の点を考慮し、トレンチ27内に、厚さ約0.2〜約1.5μmの窒化膜29を形成するのが好ましい。このような厚さにするのは、図2Dに示した例の場合には、前述のように、トレンチ27上部の幅が約2.0〜約2.8μmであるので、窒化膜29の厚さが約1.5μmを超えると、トレンチ27の内部が全て窒化膜29で埋め込まれるからである。
ただし、窒化物だけでトレンチ27内を埋め込むことにより、プリズムを構成してもよい。しかし、窒化物は光透過度が低いため、他の物質を併用する方法がより好ましい。
すなわち、光透過性を向上させるために、窒化物以外の他の物質を併用してトレンチ27を埋めることが好ましい。例えば、窒化膜29の厚さを約0.2〜約1.5μmに設定し、窒化膜29の形成後、トレンチ27内の窒化膜29が埋め込まれていないギャップ部に、FOX(フィールド酸化物)、HSQ(Hydrogen Silsesquioxane)、SOG(Spin On Glass)などの絶縁膜30を埋め込む。
なお、FOXは、素子分離膜22を形成する際に用いられる酸化物で、屈折率が1.41であり、シリコン酸化物の1.46とほぼ同じである。同様に、HSQ、SOGもシリコン酸化物に類似した屈折率を有する。このように、FOX、HSQ、SOGなどの物質を用いて絶縁膜30を形成した後、350〜450℃の温度に加熱してフロー処理を行ない、トレンチ27を埋め込む。
この結果、トレンチ27に入射する光は、屈折率が酸化物と類似した絶縁膜30を経て、窒化膜29に入射し、窒化膜29を透過した光が酸化物系の層間絶縁膜24に入射することになる。したがって、窒化膜29と層間絶縁膜24との界面では、屈折率の差および光の入射角により全反射が起こるようになる。
このように、全反射を起こした光はプリズム外に出ることなく、フォトダイオードに集光される。したがって、従来のイメージセンサではマイクロレンズによって行われていた集光作用が、実施の形態に係るイメージセンサの場合には、プリズムによって行われることになる。
すなわち、画素アレーの中心部に位置する単位画素の場合、外部レンズを介して入射する光は、フォトダイオードの中心部に効率的に集光される。
従来のマイクロレンズを用いる場合には、画素アレーの周縁部に位置する単位画素に入射する光は、フォトダイオードに集光されにくかった。その問題点を解決するために、実施の形態に係るイメージセンサの場合には、図2Dに示したように、マイクロレンズの代りに全反射を起こすプリズムが採用されている。そのため、画素アレーの周縁部に位置する単位画素に入射する光のうち、入射角の大きい入射光が全反射を起こしてフォトダイオードに集光される。その結果、画素アレーの中心部および周縁部における受光感度の差を小さくすることができるという効果が得られる。
プリズムを形成した後、図2Eに示したように、FOX、HSQ、SOGなどの絶縁膜30に対するフロー処理を行い、さらに絶縁膜30の上面に、再び厚さ約1000ÅのTEOS酸化膜31を形成する。このTEOS酸化膜31は、絶縁膜30が汚染されてCMOSイメージセンサ特性が悪化することを防止すると共に、後続の処理を安定して行うことができるようにするという役割を果たす。
次いで、TEOS酸化膜31上に、表面を平坦化するための平坦化膜(Over Coating Layer:OCL)32を形成する。
次いで、図2Fに示したように、平坦化膜32上にカラーフィルタ(CFA)33を形成する。1層の平坦化膜32だけでは所定の平坦度が得られない場合には、第2の平坦化膜(図示せず)を平坦化膜32上に再び形成し、その上面にカラーフィルタを形成することが好ましい。
次いで、図2Gに示したように、湿気やホコリから素子を保護するために、低温酸化膜(LTO)またはコーラル(Coral)などで、カラーフィルタ33上に保護膜34を形成する。
図2Gには、実施の形態に係る製造方法によって製造されたCMOSイメージセンサの断面構造と、入射光の経路が示されている。図2Gから、画素アレーの中心部に位置するフォトダイオード23には、主に光が平行に入射するため、効率良くフォトダイオードに集光されることが分かる。
また、画素アレーの周縁部に位置するフォトダイオード23に入射する光は、平行に入射する光の割合が少なく入射角が大きい入射光が多い。マイクロレンズを用いる従来の技術では、このように入射角が大きい光を効率的に集光することができなかったため、受光感度が低かった。しかし、本実施の形態の場合ように、全反射を起こさせるプリズムを用いる場合には、入射角が大きい光もフォトダイオードに効率的に集光され、CMOSイメージセンサの受光感度の不均一性を解消することができる。
上記の製造方法によって得られるCMOSイメージセンサには、マイクロレンズが用いられないため、素子の表面形状が平坦であり、マイクロレンズの凸形の形状に起因する問題を回避することができる。また、上記の製造方法において、プリズムを形成するためのトレンチエッチングには、アイライン(I-LINE)タイプのレチクルおよび高グリッドサイズのレチクルを用いることができるので、低解象度の条件で製造することができる。そのため、製造コストを安くすることができるという効果が得られる。
また、本発明に係るCMOSイメージセンサを適用する場合には、光学的シミュレーションを行う必要性が低いので、設計に要する時間が短くなるという効果が得られる。
なお、本発明は、上記の実施の形態として開示した事項に限定されるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
1つのフォトダイオードと4つのトランジスタとで構成された、従来のイメージセンサの単位画素を示す回路図である。 マイクロレンズを備えた従来のCMOSイメージセンサの構造を示す断面図である。 マイクロレンズを用いる従来の技術において、画素アレーの中心部と画素アレーの周縁部とで受光感度に差が生じることを示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージセンサの製造方法を説明するための図であり、各段階における素子の構造を示す断面図である。
符号の説明
21 基板
22 素子分離膜
23 フォトダイオード
24 層間絶縁膜
25 最上部金属配線
26 TEOS膜
27 トレンチ
28 HDP酸化膜
29 窒化膜
30 絶縁膜
31 TEOS膜
32 平坦化膜
33 カラーフィルタ
34 保護膜

Claims (21)

  1. 複数個の単位画素で構成された単位画素アレーを備えたCMOSイメージセンサの製造方法において、
    半導体基板に、複数個の前記単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオードを形成するステップと、
    前記半導体基板および前記フォトダイオードの上に層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜の上に最上部金属配線を形成するステップと、
    前記層間絶縁膜のうち、それぞれの前記フォトダイオードに対応する領域をエッチングにより除去し、所定の深さを有するトレンチを形成するステップと、
    隣接する前記トレンチ間の領域に、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜を形成するステップと、
    それぞれの前記トレンチの内部に、前記層間絶縁膜より屈折率が大きい窒化膜を所定の厚さに形成するステップと、
    該窒化膜の上に、該窒化膜より屈折率が小さい絶縁膜を積層し、それぞれの前記トレンチを埋め込むことによりプリズムを形成するステップと
    を含むことを特徴とするCMOSイメージセンサの製造方法。
  2. さらに、
    前記絶縁膜の上に、TEOS酸化膜を形成するステップと、
    該TEOS酸化膜の上に、平坦化膜を形成するステップと、
    該平坦化膜の上に、カラーフィルタを形成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  3. 前記窒化膜が、シリコン窒化物の膜であることを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  4. 前記絶縁膜が、フィールド酸化(FOX)膜、HSQ膜およびSOG膜のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  5. 前記絶縁膜を積層するステップが、前記絶縁膜を形成した後、350〜450℃の温度範囲で行うフロー処理を、さらに含むことを特徴とする請求項4に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  6. 前記トレンチを形成するステップにおいて、前記トレンチの底部と前記フォトダイオードの上面との間隔が、約1,000〜約10,000Åになるようにトレンチを形成することを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  7. 前記トレンチを形成するステップにおいて、前記トレンチ上部の幅が約2.0〜約2.8μmになるようにトレンチを形成することを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  8. 前記窒化膜を、約0.2〜約1.5μmの厚さに形成することを特徴とする請求項7に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  9. 前記トレンチを形成するステップにおいて、前記フォトダイオードの直径または幅が2.0μmの場合、前記トレンチの下部の幅が約1.0〜約1.6μmになるようにトレンチを形成することを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  10. 前記HDP酸化膜を形成するステップにおいて、前記HDP酸化膜を、約1,000〜約10,000Åの厚さに形成することを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  11. 前記層間絶縁膜の上に最上部金属配線を形成するステップが、前記最上部金属配線の上にTEOS酸化膜を形成するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  12. 前記カラーフィルタを形成するステップが、前記カラーフィルタの上に保護膜を形成するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項2に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  13. 前記保護膜が、低温酸化膜であることを特徴とする請求項12に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  14. 前記カラーフィルタを形成するステップが、前記カラーフィルタを形成する前に、前記平坦化膜の上に第2平坦化膜を形成するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項2に記載のCMOSイメージセンサの製造方法。
  15. 複数個の単位画素で構成された単位画素アレーを備えたCMOSイメージセンサの製造方法において、
    半導体基板に、複数個の前記単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオードを形成するステップと、
    前記半導体基板および前記フォトダイオードの上に層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜の上に最上部金属配線を形成するステップと、
    前記層間絶縁膜のうち、それぞれの前記フォトダイオードに対応する領域をエッチングにより除去し、所定の深さを有するトレンチを形成するステップと、
    隣接する前記トレンチ間の領域に、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜を形成するステップと、
    それぞれの前記トレンチの内部に、前記層間絶縁膜より屈折率が大きい窒化膜を埋め込むことによりプリズムを形成するステップと、
    前記絶縁膜の上に平坦化膜を形成するステップと、
    該平坦化膜の上にカラーフィルタを形成するステップと
    を含むことを特徴とするCMOSイメージセンサの製造方法。
  16. 複数個の単位画素で構成された単位画素アレーを備えたCMOSイメージセンサにおいて、
    半導体基板に形成され、複数個の前記単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオードと、
    前記半導体基板および前記フォトダイオードの上に形成された層間絶縁膜並びに該層間絶縁膜の上に形成された最上部金属配線と、
    それぞれの前記フォトダイオードに対応する領域に、前記層間絶縁膜のエッチングを行うことにより形成された所定の深さを有するトレンチと、
    隣接する前記トレンチ間の領域に形成された、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜と、
    それぞれの前記トレンチの内部に形成された、前記層間絶縁膜より屈折率が大きい所定の厚さの窒化膜と、
    それぞれの前記トレンチの内部に埋め込まれた、前記窒化膜および該窒化膜より屈折率が小さい絶縁膜により構成されたプリズムと、
    前記絶縁膜の上に形成された平坦化膜と、
    該平坦化膜の上に形成されたカラーフィルタと
    を備えることを特徴とするCMOSイメージセンサ。
  17. 複数個の単位画素で構成された単位画素アレーを備えたCMOSイメージセンサにおいて、
    半導体基板に形成され、複数個の前記単位画素のそれぞれに対応する複数個のフォトダイオードと、
    前記半導体基板および前記フォトダイオードの上に形成された層間絶縁膜並びに該層間絶縁膜の上に形成された最上部金属配線と、
    それぞれの前記フォトダイオードに対応する領域に、前記層間絶縁膜のエッチングを行うことにより形成された所定の深さを有するトレンチと、
    隣接する前記トレンチ間の領域に形成された、上部が尖った形状を有するHDP酸化膜と、
    それぞれの前記トレンチの内部に埋め込まれた、前記層間絶縁膜より屈折率が大きい窒化膜により構成されたプリズムと、
    前記絶縁膜上に形成された平坦化膜と、
    該平坦化膜の上に形成されたカラーフィルタと
    を備えることを特徴とするCMOSイメージセンサ。
  18. 前記窒化膜が、シリコン窒化物の膜であることを特徴とする請求項16または請求項17に記載のCMOSイメージセンサ。
  19. 前記絶縁膜が、フィールド酸化(FOX)膜、HSQ膜およびSOG膜のうちのいずれかであることを特徴とする請求項16に記載のCMOSイメージセンサ。
  20. 前記カラーフィルタが、その上部に形成された保護膜を、さらに含むことを特徴とする請求項16または請求項17に記載のCMOSイメージセンサ。
  21. 前記平坦化膜が、その下部に形成されたTEOS酸化膜を、さらに含むことを特徴とする請求項16または請求項17に記載のCMOSイメージセンサ。
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