JP2005322124A - Icタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システム及びその保守/再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電子機器の修理又は再生等における履歴情報の記録、更新を確実、容易に実施し、該履歴情報を基に適切な交換及び消耗部品の交換を可能とした、ICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システム及びその保守/再生方法を提供する。
【解決手段】 修理又は再生等の対象となるパーソナルコンピュータ4等の電子機器を構成する装置及び部品毎にそれぞれICタグ5を1個取り付け、これらのICタグ5にそれぞれ記録されている前記装置及び部品毎の修理等の履歴情報の読み取り、又は、該履歴情報の書き込みを行うためのICタグ読み取り書き込み装置3と、ICタグ読み取り書き込み装置3と接続され、該装置を制御するための端末2と、ICタグ5に記録されている履歴情報を記録管理するためのサーバ1とを設けて、ICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムを構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 修理又は再生等の対象となるパーソナルコンピュータ4等の電子機器を構成する装置及び部品毎にそれぞれICタグ5を1個取り付け、これらのICタグ5にそれぞれ記録されている前記装置及び部品毎の修理等の履歴情報の読み取り、又は、該履歴情報の書き込みを行うためのICタグ読み取り書き込み装置3と、ICタグ読み取り書き込み装置3と接続され、該装置を制御するための端末2と、ICタグ5に記録されている履歴情報を記録管理するためのサーバ1とを設けて、ICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムを構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システム及びその保守/再生方法に関する。
従来、パーソナルコンピュータ等の電子機器の修理又は装置構成変更等の履歴を記録するためには、パーソナルコンピュータ等の電子機器を構成する各装置のメーカー名、装置名称、形式名称、製造年月日、製造号機等を修理又は装置構成変更時等毎に確認する必要があった。この確認は、電子機器を構成する各装置に貼られた銘板を目視により確認するか、特許文献1に示されるように、電子機器に添付されているバーコードラベルをスキャナーにより読み取り、専用端末で確認するか、あるいは、特許文献2に示されるように、製品に取り付けられているRFIDタグに搭載されているICチップから情報を読み出すといった方法が採られていた。
また、従来のパーソナルコンピュータ等の電子機器の保守管理は、保守契約機器に対してのみ行われているのが現状である。また、保守契約機器であっても、部品毎あるいは電子機器を構成する装置毎に保証期間が異なる。従って、保守契約がなされていない電子機器及び電子機器を構成する各装置、部品、又は保証期間を既に経過した電子機器やその部品等に対しては、修理又は装置構成変更等の履歴情報の記録等を含めた保守管理はされていない。更には、例えば電子機器であるパーソナルコンピュータの修理をする場合や中古となったパーソナルコンピュータを再生する場合に、それまでに修理又は装置構成変更等がされた履歴情報を基に適切な交換部品及び消耗部品の交換がされていない。
特開平7−160768号公報
特開2002−37414号公報
しかし、上述したように、電子機器を構成する各装置に貼られた銘板の目視又はバーコードの読み取り等による電子機器を構成する各装置の名称、型式等の確認は、電子機器である、例えばパーソナルコンピュータを分解する必要があり、パーソナルコンピュータを構成する各装置の修理及び交換、又は装置構成変更に伴う装置構成情報の更新作業等の履歴情報の記録管理は、手間がかかり、困難であるという問題があった。
また、上述したように、従来のパーソナルコンピュータ等の電子機器の保守管理は、保守契約機器に対してのみ行われているのが現状である。よって、保守契約がなされていないもの、保証期間を既に経過した機器やその部品に対しては、修理等の履歴情報の管理を含めた保守管理はされていないため、例えばパーソナルコンピュータを修理する場合や中古となったパーソナルコンピュータを再生する場合に適切な破損部品、消耗部品の交換が行われていないという問題があった。具体的には、パーソナルコンピュータを構成している各装置又は部品の履歴が不明であるため繰り返し同一の装置又は部品の交換が行われたり、故障で最近交換したばかりの装置及び部品を、その必要もないのに消耗部品として交換してしまうといった問題が発生していた。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、パーソナルコンピュータ等の電子機器の修理、装置構成変更、又は再生時において、電子機器を構成する全ての装置及び部品にそれぞれ取り付けられた複数のICタグを用いて、それまでに装置及び部品になされた修理等の履歴情報を読み取り、また、新たに行った修理、装置構成変更等の履歴情報の書き込みをすることにより、履歴情報の記録、更新を確実にしかも容易に実施することができ、また、該情報を基とした適切な交換部品及び消耗部品の交換を可能とした、ICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システム及びその保守/再生方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、修理又は再生等の対象となるパーソナルコンピュータ等の電子機器を構成する装置及び部品毎にそれぞれ1個取り付けられた1以上のICタグと、前記ICタグにそれぞれ記録されている前記装置及び部品毎の修理等の履歴情報の読み取り、又は、該履歴情報の書き込みを行うためのICタグ読み取り書き込み装置と、前記ICタグ読み取り書き込み装置と接続され、該装置を制御するための端末と、前記ICタグに記録されている前記履歴情報を記録管理するためのサーバとを備えたICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムとしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記端末は、前記ICタグに記録されている情報の読み取り結果を表示する読み取り結果表示画面と、前記ICタグに記録されている情報の入力、更新、追加、削除を実行するためのICタグ入力・更新・追加・削除画面と、前記ICタグに記録されている情報の検索を実行するための検索画面と、前記読み取り結果表示画面、前記ICタグ入力・更新・追加・削除画面、又は前記検索画面を表示させるための業務選択メニュー画面とを備えた請求項1記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムとしたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記サーバは、インターネット等のネットワークに接続され、前記パーソナルコンピュータ等の電子機器毎に前記ICタグに記録されている前記履歴情報を記録管理する請求項1又は2に記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムとしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、修理又は再生等の対象となるパーソナルコンピュータ等の電子機器を構成する装置及び部品毎にそれぞれ1個ICタグを取り付ける工程と、前記ICタグにそれぞれ記録されている前記装置及び部品毎の修理等の履歴情報を、端末から操作、制御されるICタグ読み取り書き込み装置によって、読み取り又は書き込みを行う工程と、前記端末及び前記ICタグ読み取り書き込み装置により、入力、更新、変更、削除等された前記ICタグに記録される前記履歴情報を、インターネット等のネットワークに接続されたサーバが、前記パーソナルコンピュータ等の電子機器毎に記録管理する工程とを備えたICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生方法としたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記端末により、前記ICタグに記録されている情報の読み取り結果を表示する読み取り結果表示画面を表示する工程と、前記端末により、前記ICタグに記録されている情報の入力、更新、追加、削除を実行するためのICタグ入力・更新・追加・削除画面を表示する工程と、前記端末により、前記ICタグに記録されている情報の検索を実行するための検索画面を表示する工程と、前記端末により、前記読み取り結果表示画面、前記ICタグ入力・更新・追加・削除画面、又は前記検索画面を表示させるための業務選択メニュー画面を表示する工程とを備えた請求項4記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生方法としたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記サーバは、インターネット等のネットワークに接続され、前記パーソナルコンピュータ等の電子機器毎に、前記ICタグに記録されている前記履歴情報を記録管理する工程を備えた請求項4又は5に記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生方法としたことを特徴とする。
本発明によれば、パーソナルコンピュータ等の電子機器の修理、装置構成変更、又は再生時において、電子機器を構成する全ての装置及び部品にそれぞれ取り付けられた複数のICタグを用いて、それまでに装置及び部品になされた修理等の履歴情報を読み取り、また、新たに行った修理、装置構成変更等の履歴情報の書き込みをすることにより、履歴情報の記録、更新を確実に、しかも容易に実施することができ、また、該情報を基とした適切な交換部品及び消耗部品の交換をすることができる。
本発明を実施するための最良の形態は、修理又は再生等の対象となるパーソナルコンピュータ等の電子機器を構成する装置及び部品毎にそれぞれICタグを1個取り付け、これらのICタグにそれぞれ記録されている前記装置及び部品毎の修理等の履歴情報の読み取り、又は、該履歴情報の書き込みを行うためのICタグ読み取り書き込み装置と、ICタグ読み取り書き込み装置と接続され、該装置を制御するための端末と、ICタグに記録されている前記履歴情報を記録管理するためのサーバとを設けて、ICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムを構成する。
以下に、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施例に限られるものではない。
図1は、本実施例のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムの概略構成図である。本実施例のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システムは、図1に示すように、インターネット6に接続されるサーバ1、端末2、ICタグ読み取り/書き込み装置3、及び修理、増設等の装置構成変更又は再生等の対象であるパーソナルコンピュータ4に取り付けられたICタグ5とから構成される。サーバ1は、端末2からの操作により各種情報の検索、保存、及び、インターネット6を介しての検索、並びに他サーバからの問い合わせに対する情報提供機能を有する情報処理装置である。
端末2は、利用者の業務内容に対応したICタグ読み取り/書き込み装置3が接続されており、ICタグ5の読み取り/書き込み、情報表示、入力、更新、検索、保存の制御機能、及びサーバ1に対する制御機能を有した情報処理装置である。また、ICタグ読み取り/書き込み装置3は、端末2からICタグ5の読み取り起動により修理、増設又は再生等の対象であるパーソナルコンピュータ4に取り付けられたICタグ5の記憶情報を読み取り、又は端末2からICタグ5への書き込み起動により端末2の情報をICタグ5へ書き込む機能を有する装置である。
次に、図2を用いて、修理、増設などの装置構成変更、又は再生等の対象であるパーソナルコンピュータ4に取り付けるICタグ5の利用例を説明する。図2は、本実施例のICタグ5を、図1に示すパーソナルコンピュータ4に取り付けた様子を説明するための図である。図2に示すように、パーソナルコンピュータ4に実装されるICタグ5は、パーソナルコンピュータ4を構成する、基本ボード7、コンパクトディスク8、フレキシブルディスク9、磁気ディスク10、ケース11、電源12に各一つずつ取り付けられる。これらのICタグ5は、ICタグ読み取り/書き込み装置3によって、情報の書き込み、更新、読み取り、削除が実行可能な機能を有する。
次に、添付図面を用いて、本実施例のICタグ5を組み込んだ電子機器の保守/再生システムの動作について以下に詳細に説明する。図3、図4は、本実施例のICタグ5を組み込んだ電子機器の保守/再生システムの動作について説明するためのフローチャートである。図5は、本実施例のICタグ5に記録されるデータのデータ形式を示した図である。図6は、図1に示す端末2の画面上に表示される、本実施例の業務選択メニュー画面を示した図である。図7は、図1に示す端末2の画面上に表示される、本実施例のICタグに記録されている情報の読み取り結果の表示画面を示す図である。図8は、図1に示す端末2の画面上に表示される、本実施例のICタグに記録されている情報の入力、更新、追加、削除を実行するための設定画面を示す図である。図9は、図1に示す端末2の画面上に表示される、本実施例のICタグに記録されている情報の検索を実行するための検索画面を示す図である。
まず、図3に示すように、ステップA1では、図1に示す端末2上に表示されている非図示のメニュー画面から、図6に示す業務選択メニュー画面の表示に移行するように、端末2の画面上の該当部分がクリックされる。すると、端末2の画面上には、図6に示すような業務選択メニュー画面が表示される(ステップA1〜A3)。
次に、ステップA4では、端末2の画面上に表示されている業務選択メニュー画面(図6参照。)の「1.ICタグ読み取り」部分をクリックする(ステップA4〜A5)。すると、端末2は、ICタグ読み取り/書き込み装置3を起動して、ICタグ5を読み取り可能な状態とする(ステップA5→A12)。そして、ステップA13では、ICタグ読み取り/書き込み装置3が、パーソナルコンピュータ4に実装してある全てのICタグ5の情報を読み取る(ステップA13、A14)。
次に、ステップA4では、端末2の画面上に表示されている業務選択メニュー画面(図6参照。)の「1.ICタグ読み取り」部分をクリックする(ステップA4〜A5)。すると、端末2は、ICタグ読み取り/書き込み装置3を起動して、ICタグ5を読み取り可能な状態とする(ステップA5→A12)。そして、ステップA13では、ICタグ読み取り/書き込み装置3が、パーソナルコンピュータ4に実装してある全てのICタグ5の情報を読み取る(ステップA13、A14)。
続いて、ステップ15では、ICタグ読み取り/書き込み装置3により読み取られた全てのICタグ5の情報が、ICタグ読み取り/書き込み装置3から端末2に転送される(ステップA15)。そして、図7に示すように、端末2の画面上にICタグ5の読み取り結果が表示される(ステップA16)。このようにして、図1に示す端末2を用いて、ICタグ5に記録されている情報が読み取られる。そして、ICタグ5に記憶されている情報の読み取り以外の処理をしたい場合や、業務を終了したい場合には、このICタグ読み取り結果の表示画面上で、「メニューに戻る」キーを選択することにより、図6に示す業務選択メニュー画面の表示に戻ることができる(ステップA17→A3)。
また、図7に示すICタグ読み取り結果の表示画面より、特定のICタグを選択し「確定」キーと「実行」キーを順次クリックすることにより、図8に示すICタグ入力、更新、追加、削除画面が表示される(ステップA18〜A22)。この画面上で表示されている取り付けタグ数は、パーソナルコンピュータ4に取り付けられたICタグ5の総数を表示しており、ICタグNO.は、図7に示すICタグ読み取り結果の表示画面上で選択された、操作対象であるICタグ5のナンバーである。その他、選択されたICタグに記録されている製造メーカー、装置型式名称等の情報が表示される。一方、タグが取り付けられていない場合(取り付けタグ数が0の場合)は、新規入力となり、ICタグNO.を1にセットする(ステップA23〜A25)。
次に、パーソナルコンピュータ4に装置及び部品等を増設のためICタグ5を追加する場合には、取り付けタグ数よりICタグNO.を1つずつ増やし、「追加」キーをクリックする(ステップA26〜A28)。また、パーソナルコンピュータ4の装置及び部品等を交換するか、あるいは取り外す等のため、取り付けタグ数と同数又は少ないICタグNO.をセットする場合は、「変更」キーをクリックする(ステップA29、A30)。その後、画面に表示されたメーカー名、製造年月日、装置名、型式名称、製造番号、交換年月日、交換理由の新規入力、更新を行う(ステップA34)。
また、選択したICタグNO.を選択後、「削除」キーをクリックすることにより、選択されたICタグ5に記録された内容が削除され、実装されている全てのICタグNO.は昇順に書き変えられる(ステップA31〜A33、A35)。
続いて、ICタグ5への書き込み情報の入力が完了後、「実行」キーをクリックすることにより、端末2はICタグ読み取り書き込み装置3を書き込み状態にし、更新情報を指定されたICタグ5へ書き込むと共に、サーバ1へ書き込み情報が転送される(A34、A36〜A40)。
続いて、ICタグ5への書き込み情報の入力が完了後、「実行」キーをクリックすることにより、端末2はICタグ読み取り書き込み装置3を書き込み状態にし、更新情報を指定されたICタグ5へ書き込むと共に、サーバ1へ書き込み情報が転送される(A34、A36〜A40)。
ここで、図5を用いてICタグ5に記録されるデータのデータ形式について説明する。本実施例では、ICタグ5の記憶容量は、ICタグ1個当たり2Kビット(2048ビット(254バイト))である。そして、記憶させる文字情報は全てJISコードを使用したがこれに限定されるものではない。そして、ICタグ5へ記録される文字の種類は、英数(1文字8ビット(1バイト))、カナ、漢字(1文字16ビット(2バイト))であり、ICタグ5へ記録される情報の種類は、以下に示す11項目である。
[1項目]タグ番号:英数4桁表示、4バイト
[2項目]製造メーカー:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[3項目]製造年月日:数字、8文字、8バイト
[4項目]装置名:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[5項目]型式名称:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[6項目]製造番号:数字、10字、10バイト
[7項目]処置会社名:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[8項目]交換年月日―1:数字、8文字、8バイト
[9項目]交換理由―1:漢字、4文字、8バイト
[10項目]交換年月日―2:数字、8文字、8バイト
[11項目]交換理由―2:漢字、4文字、8バイト
[2項目]製造メーカー:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[3項目]製造年月日:数字、8文字、8バイト
[4項目]装置名:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[5項目]型式名称:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[6項目]製造番号:数字、10字、10バイト
[7項目]処置会社名:英数、カナ、漢字、25文字、50バイト
[8項目]交換年月日―1:数字、8文字、8バイト
[9項目]交換理由―1:漢字、4文字、8バイト
[10項目]交換年月日―2:数字、8文字、8バイト
[11項目]交換理由―2:漢字、4文字、8バイト
続いて、図8に示すICタグ入力、更新、追加、削除画面上で「メニューに戻る」キーがクリックされることにより、図6に示す業務選択メニュー画面に移行する(ステップA41、A2)。この業務選択メニュー画面より、「2.ICタグ入力・更新・追加・削除」がクリックされると(ステップA6、A7)。端末2には、図8に示す「ICタグ入力、更新、追加、削除」の画面を表示させることができ(ステップA22)、続いて、既に説明した図7に示すICタグ読み取り結果の表示画面からの「ICタグ入力、更新、追加、削除」と同じ処理を実行することができる(ステップA23〜A40)。
また、図6に示す業務選択メニュー画面より、「3.検索キー」がクリックされると(ステップA8、A9)、端末2には、図9に示す検索画面が表示される(ステップA42、図4参照)。そして、この検索画面により、検索項目の、製造メーカー、装置型式名称、製造年月日、装置名、製造番号等、検索内容を入力する(ステップA43、図4参照)。そして、入力内容を変更する場合は、「再入力」キーをクリックすることにより検索内容を変更することができる(ステップA44、図4参照)。続いて、検索内容を入力後に「実行」キーをクリックすることにより(ステップA45、図4参照)、端末2は、検索内容をサーバ1へ転送する(ステップA47、図4参照)。サーバ1は、受信した検索内容から一致する情報を検出し、端末2に表示されている検索結果欄に表示する。また、一致する情報が未検出の場合は検索結果欄に、「該当情報がありません」を表示し、検索条件の入力ステップに戻る(A49〜A51、図4参照)。
この検索画面より、「メニューに戻る」キーがクリックされると、図6に示す業務選択メニュー画面に戻る(ステップA46、A2、図3、図4参照)。また、業務選択メニュー画面の「4.業務の終了」キーをクリックすることにより、全ての処理を終了する(ステップA10、A11、図3参照)。
以上説明したように、本実施例によれば、パーソナルコンピュータ等の電子機器の修理、装置構成変更、又は再生時において、電子機器を構成する全ての装置及び部品にそれぞれ複数のICタグを取り付け、装置及び部品になされた修理等の履歴情報を読み取り、あるいは、新たに行った修理、装置構成変更等の履歴情報の書き込みをすることにより、履歴情報の記録、更新を確実に、しかも容易に実施し、また、該情報を基とした適切な交換部品及び消耗部品の交換をすることができるという効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、パーソナルコンピュータ等の電子機器の修理、装置構成変更、又は再生時において、電子機器を構成する全ての装置及び部品にそれぞれ複数のICタグを取り付け、装置及び部品になされた修理等の履歴情報を読み取り、あるいは、新たに行った修理、装置構成変更等の履歴情報の書き込みをすることにより、履歴情報の記録、更新を確実に、しかも容易に実施し、また、該情報を基とした適切な交換部品及び消耗部品の交換をすることができるという効果を得ることができる。
1 サーバ
2 端末
3 ICタグ読み取り
4 修理又は再生等の対象であるパーソナルコンピュータ
5 ICタグ
6 インターネット(ネットワーク)
7 基本ボード
8 コンパクトディスク
9 フレキシブルディスク
10 磁気ディスク
11 ケース
12 電源
2 端末
3 ICタグ読み取り
4 修理又は再生等の対象であるパーソナルコンピュータ
5 ICタグ
6 インターネット(ネットワーク)
7 基本ボード
8 コンパクトディスク
9 フレキシブルディスク
10 磁気ディスク
11 ケース
12 電源
Claims (6)
- 修理又は再生等の対象となるパーソナルコンピュータ等の電子機器を構成する装置及び部品毎にそれぞれ1個取り付けられた1以上のICタグと、
前記ICタグにそれぞれ記録されている前記装置及び部品毎の修理等の履歴情報の読み取り、又は、該履歴情報の書き込みを行うためのICタグ読み取り書き込み装置と、
前記ICタグ読み取り書き込み装置と接続され、該装置を制御するための端末と、
前記ICタグに記録されている前記履歴情報を記録管理するためのサーバと、
を備えたことを特徴とするICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システム。 - 前記端末は、
前記ICタグに記録されている情報の読み取り結果を表示する読み取り結果表示画面と、
前記ICタグに記録されている情報の入力、更新、追加、削除を実行するためのICタグ入力・更新・追加・削除画面と、
前記ICタグに記録されている情報の検索を実行するための検索画面と、
前記読み取り結果表示画面、前記ICタグ入力・更新・追加・削除画面、又は前記検索画面を表示させるための業務選択メニュー画面と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システム。 - 前記サーバは、インターネット等のネットワークに接続され、前記パーソナルコンピュータ等の電子機器毎に前記ICタグに記録されている前記履歴情報を記録管理することを特徴とする請求項1又は2に記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生システム。
- 修理又は再生等の対象となるパーソナルコンピュータ等の電子機器を構成する装置及び部品毎にそれぞれ1個ICタグを取り付ける工程と、
前記ICタグにそれぞれ記録されている前記装置及び部品毎の修理等の履歴情報を、端末から操作、制御されるICタグ読み取り書き込み装置によって、読み取り又は書き込みを行う工程と、
前記端末及び前記ICタグ読み取り書き込み装置により、入力、更新、変更、削除等された前記ICタグに記録される前記履歴情報を、インターネット等のネットワークに接続されたサーバが、前記パーソナルコンピュータ等の電子機器毎に記録管理する工程と、
を備えたことを特徴とするICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生方法。 - 前記端末により、前記ICタグに記録されている情報の読み取り結果を表示する読み取り結果表示画面を表示する工程と、
前記端末により、前記ICタグに記録されている情報の入力、更新、追加、削除を実行するためのICタグ入力・更新・追加・削除画面を表示する工程と、
前記端末により、前記ICタグに記録されている情報の検索を実行するための検索画面を表示する工程と、
前記端末により、前記読み取り結果表示画面、前記ICタグ入力・更新・追加・削除画面、又は前記検索画面を表示させるための業務選択メニュー画面を表示する工程と、
を備えたことを特徴とする請求項4記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生方法。 - 前記サーバは、インターネット等のネットワークに接続され、前記パーソナルコンピュータ等の電子機器毎に、前記ICタグに記録されている前記履歴情報を記録管理する工程を備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載のICタグを組み込んだ電子機器の保守/再生方法。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
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