JP2005321026A - 回転体装置の潤滑構造および該回転体装置の潤滑構造の製造方法 - Google Patents

回転体装置の潤滑構造および該回転体装置の潤滑構造の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】軸体の潤滑油導入用中空穴にプラグを圧入して該中空穴の開口を閉塞する工程において、同時にプラグ加工を実施可能として回転体装置の潤滑構造の製造工数を削減すること。
【解決手段】回転体装置の軸受に潤滑油を供給するための潤滑油導入用の中空穴4aと潤滑油供給用出口穴4cとを備えた支持軸(軸体)4と、上記中空穴4aに圧入されて支持軸4の一端側開口を閉塞するプラグ20とを備えた回転体装置の潤滑構造の製造方法であって、平板状のプラグ素材21を支持軸4の端部開口側に配置し、この配置したプラグ素材21をパンチ22にて支持軸4の中空穴4aに圧入し、該中空穴4aの内面で有底円筒状に絞り成形し、この成形したプラグ素材21を中空穴4aにそのまま圧入してプラグ20となす。
【選択図】図2

Description

本発明は、支持軸の外周面に軸受を介して回転体を支持した回転体装置等において軸受に潤滑油を供給して該軸受を潤滑する回転体装置の潤滑構造および該回転体装置の潤滑構造を製造する方法に関する。
上記潤滑構造を備えた回転体装置の一例として図6に示す遊星歯車式の動力伝達装置(特許文献1参照)を説明すると、インターナルギヤ(外輪)100とサンギア(太陽歯車)101との間に複数のピニオンギヤ(遊星歯車)102が介装されている。これら介装された各ピニオンギヤ102それぞれの中心穴にピニオンシャフト(支持軸)103が、ころ軸受104を介してそれぞれ挿入されている。このような遊星歯車式の動力伝達装置としては、例えば、特許文献1が参照される。上記動力伝達装置において、ころ軸受104を潤滑する潤滑構造は、各ピニオンシャフト103に、第1の穴(潤滑油導入用中空穴)105を設け、第1の穴105の穴壁に第3の穴(潤滑油供給用入口穴)106と第2の穴107(潤滑油供給用出口穴)とを設けるとともに、該第1の穴105をプラグ108で閉塞した構造となっている。そして、この潤滑構造の場合、潤滑油を支軸であるピニオンシャフト103の第3の穴106から第1の穴105に導入し、この第1の穴105から第2の穴107から流出させて、ころ軸受104へと導いて、該ころ軸受104を潤滑する。
以上の構成を備えた潤滑構造の場合、ピニオンシャフト103の第1の穴105を閉塞するためのプラグ108を、平板状のプラグ素材から有底円筒形に加工形成したものとなっているために、潤滑構造の製造工程としては、平板状のプラグ素材を有底円筒形に形成するというプラグ加工工程と、支持軸の中空穴にプラグを圧入するプラグ圧入工程という少なくとも2つ別々の工程が要求される。
実新−02604564号公報
本発明は、上記プラグ圧入工程においてプラグ加工を実施可能として、潤滑構造の製造工数を削減して、該潤滑構造を用いた遊星式動力伝達装置等、回転体装置の製造コストの低減化を図ったものである。
(1)本発明による回転体装置の潤滑構造においては、回転体装置の軸受に潤滑油を供給するための一端側が開口した潤滑油導入用中空穴と潤滑油供給用出口穴とを備えた軸体と、上記開口側から上記中空穴内に圧入されて該開口を閉塞するプラグとを備えた回転体装置の潤滑構造であって、上記プラグは、上記中空穴の内面または上記軸体の一端側に装着したダイスの中空穴の内面により平板状から有底筒状に絞り成形されたプラグ素材から構成されたものであることを特徴とするものである。有底筒状は、好ましくは、有底円筒状であるが、有底角筒状等の他の筒状を含む。
本発明の回転体装置の潤滑構造によると、上記プラグが、平板状のプラグ素材を軸体の中空穴または上記軸体の一端側に装着したダイスの中空穴に圧入するときに該中空穴の内面によりプラグ状に絞り加工して有底筒状のプラグ素材に加工されたものであるから、上記有底筒状のプラグ素材を軸体の中空孔に圧入するプラグを、平板状から有底筒状に絞り加工されたプラグを使用する必要がなくなり、これによって、上記絞り加工が不要となり、結果として、この潤滑構造の製造コストを低減できる上、該潤滑構造を備えた回転体支持装置の製造コストを低減することができる。
(2)本発明の回転体装置の潤滑構造の製造方法は、回転体装置の軸受に潤滑油を供給するための一端側が開口した潤滑油導入用中空穴と潤滑油供給用出口穴とを備えた軸体と、上記開口側から上記中空穴内に圧入されて該開口を閉塞するプラグとを備えた回転体装置の潤滑構造の製造方法であって、平板状のプラグ素材を上記軸体の上記一端側に配置し、この配置したプラグ素材を圧入治具により上記軸体の中空穴に圧入して有底筒状のプラグ素材に成形し、この成形したプラグ素材をそのまま上記中空穴内に圧入して上記プラグとなすことを特徴とするものである。
本発明の回転体装置の潤滑構造の製造方法によると、プラグを平板状のプラグ素材を軸体の中空穴または上記軸体の一端側に装着したダイスの中空穴に圧入するときに該中空穴により有底筒状に絞り加工しながら、同時にプラグを中空穴に圧入できるから、平板状のプラグ素材をプラグの圧入工程とは別途の絞り加工でわざわざ有底筒状(プラグ状)に形成する必要がなくなり、工程削減が可能となり、結果として、この潤滑構造を備えた回転体の製造コストを低減することができる。
本発明の回転体装置の潤滑構造の製造方法は、好ましくは、上記軸体の一端側にダイスの一端側を装着し、この装着の状態でダイスの他端側に平板状のプラグ素材を配置し、この配置したプラグ素材を圧入治具により当該ダイスの中空穴に圧入して有底筒状のプラグ素材に成形し、この成形したプラグ素材をそのまま上記ダイスの中空孔から上記軸体の中空穴へと圧入して上記プラグとなす。この場合、軸体の中空穴の穴縁の面取や支持軸の中空穴の内周面が非研磨面であるときの影響を受けず、また、ダイスの中空穴の穴縁に面取を設けないものとし、かつ、該ダイスの中空穴の内周面を研磨面とすることにより、プラグ素材からプラグを高精度に形成することができる。
本発明によれば、プラグの加工工程を支軸等の軸体への圧入工程と同時に実施することが可能となるので、工程を少なくとも1つ削減でき、潤滑構造の製造コストの低減を図れる。
以下、本発明の詳細を、添付図面を参照して、説明する。図1は、本発明の製造方法により製造される回転体装置の一例である遊星歯車式の動力伝達装置の全体構成を示す図であり、図1を参照して、1はリング歯車、2は太陽歯車、3は遊星歯車(回転体)、4は支持軸(軸体)、5は針状ころ、6は保持器、7はキャリア、8はワッシャを示す。なお、この形態に係る潤滑構造が適用される装置として内外に配置した歯車の噛合により回転動力を伝達する遊星歯車式の動力伝達装置が適用されているが、内外に配置した歯車ではなく、内外に配置した摩擦部材の組み合わせにより回転動力を伝達する遊星摩擦式の動力伝達装置にも適用することもできる。リング歯車1は、太陽歯車2およびキャリア7の周囲に、これら太陽歯車2とキャリア7とに対して相対回転自在に支持されており、その内周面にヘリカルギアが形成されている。太陽歯車2は、内周面にスプラインが、また、外周面にヘリカルギヤが形成されている。太陽歯車2の内周面に回転軸10がスプライン嵌合されている。遊星歯車3は、内周面に中心穴3aを備え、外周面にヘリカルギヤが形成されている。遊星歯車3は、図面では1つだけ示されているが、太陽歯車2の外周の円周上に沿い該円周方向等間隔に複数個配置されており、各遊星歯車3それぞれは、リング歯車1と太陽歯車2とに噛合している。支持軸4は、遊星歯車3の中心穴3aに、針状ころ5と保持器6とを介して挿入されている。針状ころ5と保持器6とでケージアンドローラと呼ばれる転がり軸受を構成する。針状ころ5は遊星歯車3の内周面を外輪軌道とし、支持軸4の外周面を内輪軌道とする。キャリア7は、2枚の対向する環状板12,13の外径側の円周方向複数箇所を架橋壁(図示略)で連接した形状となっている。環状板12,13の対応する円周方向複数箇所には、貫通穴12a,13aがそれぞれ設けられており、環状板12の貫通穴12aに支持軸4の一端側が、環状板13の貫通穴13aに支持軸4の他端側が、それぞれ、嵌入されている。支持軸4は、キャリア7にストッパピン(図示略)などを用いて軸方向の位置決めと回り止めとが行われてもよい。環状板12の中心穴にはスプラインが形成されており、この中心穴に回転軸11がスプライン嵌合されている。
上記遊星歯車式の動力伝達装置の動作を説明する。この場合、リング歯車1は固定とする。回転軸10を駆動する場合には、太陽歯車2が一体回転するので、遊星歯車3が自転および公転し、この公転に伴い、キャリア7と回転軸11が従動される。これによって、回転軸10の回転動力が減速されて回転軸11に伝達される。一方、回転軸11を駆動する場合には、キャリア7が一体回転するので、遊星歯車3が自転および公転し、この公転に伴い、太陽歯車2と回転軸10とが従動される。これによって、回転軸11の回転動力が増速されて回転軸10に伝達される。
以上の構成を備えた遊星歯車式の動力伝達装置において、回転体装置の潤滑構造として、キャリア7の環状板12の内側面に油溝12bが形成される一方、支持軸4は、環状板13側の端部が閉じられ、環状板12側の端部が開口された、軸方向に潤滑油導入用の中空穴4aを備えた軸体構成になっている。そして、支持軸4の穴壁には、中空孔4aに連通する,貫通穴からなる潤滑油供給用入口穴4bと潤滑油供給用出口穴4cとがそれぞれ円周方向複数箇所に形成されている。支持軸4の潤滑油供給用出口穴4cに対応する穴壁の外周面に、針状ころ5を介して回転体である遊星歯車3が回転自在に支持されており、環状板12の油溝12bから供給されてくる潤滑油は、支持軸4の潤滑油供給用入口穴4bを介して中空穴4aに導入され、次いで、該中空穴4a内から潤滑油供給用出口穴4cから流出されて針状ころ5を潤滑するようになっている。そして、支持軸4の潤滑油導入用中空穴4aには、プラグ(止め栓)20が圧入されている。支持軸4は、このプラグ20により、一端側開口が閉塞され、潤滑油導入用中空穴4a内部の潤滑油は、当該一端側開口から漏れ出ないように密封される。上記プラグ20は、支持軸4を絞り加工のためのダイスとして用い、該支持軸4の中空穴4aをダイス穴として、適宜のパンチにより、平板状のプラグ素材から有底円筒状(プラグ状)に成形され、その成形した有底円筒状のプラグ素材がそのまま、さらに支持軸4の中空穴4aへと圧入されてプラグとなされたものである。
図2を参照して、上記潤滑構造の製造例を説明する。
図2(a)で示すように、断面円形をなす潤滑油導入用中空穴4aと潤滑油供給用入口穴4bと潤滑油供給用出口穴4cとを備えた支持軸4と、上記中空穴4aの穴径よりも大径とされた円形平板状の薄肉金属材からなるプラグ素材21と、支持軸4の中空穴4aの穴径よりもプラグ素材の素材厚分以下の範囲で外径が小径とされた軸方向に円柱形状をなすパンチ22とを用意する。この用意した支持軸4とプラグ素材21とパンチ22との配置関係を、支持軸4の軸方向一端側の端面4dと、圧入治具(パンチ)22のパンチ端面22aとの間にプラグ素材21を介装するとともに、支持軸4の潤滑油導入用中空穴4aの中心軸線とプラグ素材21の中心部位とパンチ22の中心軸線とを軸方向に一致させた配置関係とする。この場合、支軸4は、絞り加工用のダイスとして図示略の固定部材に固定され、パンチ22は、絞り加工用のパンチとして図示略の案内部材で支軸4方向に進退自在に配備されている。このパンチ22の進退は、手動操作することも可能であるが、好ましくは、機械的に自動的に行う。また、プラグ素材21も図2(a)の配置状態を維持する部材にて配置されている。この配置は、手動式でも機械による自動式でもよい。
図2(b)で示すように、支持軸4の軸方向一端側の端面4dにプラグ素材21の一面を宛がった状態にしてパンチ22のパンチ端面22aでプラグ素材21の他面を中空穴4aに向けて押圧する。
図2(c)で示すように、パンチ22のパンチ端面22aでプラグ素材21を押圧すると、当該プラグ素材21はそのパンチ端面22aの外面と中空穴4aの内面とにより絞り成形されて、平板状から有底円筒状に成形されていくとともに、この成形したプラグ素材21をそのまま、パンチ22により支持軸4の中空穴4a内部の所定位置にまで押し込んだのち、パンチ22を支持軸4の中空穴4aから外すと、この有底円筒状のプラグ素材21は、支持軸4の中空穴4aの内部に圧入されてプラグ20とされる。
以上の製造例においては、支持軸4がプラグ20を絞り加工するダイスの代用として、平板状のプラグ素材21を支持軸4の潤滑油導入用中空穴4aの内面により有底円筒状に絞り成形して、同時にそのプラグ素材21をプラグ20として潤滑油導入用中空穴4aに圧入できるから、従来のごとく、プラグ20の圧入工程とは別途の絞り加工でプラグ状に形成する工程の削減が可能となり、結果として、上記潤滑構造を備えた回転体装置、例えば、遊星歯車式等の動力伝達装置の製造コストを低減することができる。
(他の形態)
図3を参照して、上記潤滑構造の他の製造例を説明する。上記のごとく、支持軸4をダイス23に代用した場合、ダイス穴となる該支持軸4の中空穴4aの内面が非研磨面となっていることにより、プラグ20の形成精度が必ずしも高くなく、また、支持軸4の中空穴4aの穴縁がバリ取り等のため面取りされているため、プラグ20の成形精度が必ずしも高くない。そこで、図3の製造例では、プラグ20の成形精度を高くできるようにしたものである。
図3(a)で示すように、断面円形をなす潤滑油導入用中空穴4aと潤滑油供給用入口穴4bと潤滑油供給用出口穴4cとを備えた支持軸4と、軸方向に貫通した中空穴(ダイス穴)23aを有しかつ中空穴23aの内周面が研磨面とされかつ面取りがないピン角のダイス23と、外径が支軸4の中空孔4aの穴径よりも大径とされた円形平板状の薄肉金属材からなるプラグ素材21と、支持軸4の中空穴4aの軸方向中間領域23cの穴径よりもプラグ素材21の素材厚分以下の範囲で外径が小径とされた円柱形状のパンチ(圧入治具)22とを用意する。ダイス23の中空穴23aは、軸方向に段差を持つ形状とされている。具体的に、ダイス23の中空穴23aは、穴径がプラグ素材21の外径とほぼ同じとされた軸方向一端側領域(プラグ素材21の設置領域となる凹面領域)23bと、穴径が支軸4の中空孔4aの穴径より若干大きい穴径とされた軸方向中間領域(プラグ素材21の加工領域となる凹面領域)23cと、穴径が支持軸4の外径とほぼ同じとされた軸方向他端側領域(支持軸4への嵌合位置決め領域)23dとからなっている。軸方向中間領域23cと軸方向他端側領域23dとの境界に段差壁23eが形成されている。軸方向一端側領域23bと軸方向中間領域23cとの境界に段差壁23fが形成されている。
この用意した支持軸4とプラグ素材21とダイス23とパンチ22との配置関係を、支持軸4とダイス23とを軸方向隣り合わせに配置するとともに、ダイス23とパンチ22との間にプラグ素材21を介装し、かつ、中空穴4aの支持軸4の中空穴4aの中心軸線とプラグ素材21の中央部位とダイス23の中心軸線とパンチ22の中心軸線とを軸方向に一致させた配置関係とする。
図3(b)で示すように、支持軸4の端面4dがダイス23の段差壁23eに当接するようにして、支持軸4の軸方向一端側にダイス23の中空穴23aの軸方向他端側領域23dを外嵌する。一方、プラグ素材21をダイス23の中空穴23aの軸方向一端側領域23bの段差壁23f上に装着するとともに、パンチ22のパンチ端面22aでプラグ素材21をダイス23の中空穴23aの軸方向中間領域23cに向けて押圧する。
図3(c)で示すように、上記パンチ22の押圧により、プラグ素材21はダイス23の中空穴23aの軸方向中間領域23cの内面とパンチ22の外面とにより絞り加工を受けて、平板状から有底円筒状に成形されるとともに、この成形したプラグ素材21のまま、パンチ22をダイス23の軸方向中間領域23cから支持軸4の中空穴4aにまで押し込んでプラグ素材21を該中空穴4a内部に圧入していく。
図3(d)で示すように、さらにパンチ22を支持軸4の中空穴4aに押し込んでプラグ素材21を支持軸4の中空穴4aに所定位置(支持軸4の潤滑油入口4bの直前)にまで圧入してからパンチ22を支持軸4の中空穴4aから外すと、有底円筒状のプラグ素材21は、支持軸4の中空穴4a内にプラグ20として固定される。
以上の製造例においては、平板状のプラグ素材21をダイス23の中空穴23aにより有底円筒状に絞り加工して、同時にそのプラグ素材21をプラグ20として支持軸4の中空穴4aに圧入できるから、従来のごとく、プラグ20の圧入工程とは別途の絞り加工でわざわざプラグ状に形成する工程の削減が可能となり、結果として、上記潤滑構造を備えた回転体装置、例えば、遊星歯車式等の動力伝達装置の製造コストを低減することができる。加えて、支持軸4の中空穴4aの穴縁の面取や支持軸4の中空穴4aの非研磨内周面の影響を受けず、また、ダイス23の中空穴23aの穴縁に面取がなく、また該中空穴23aの内周面は研磨面であるため、プラグ素材21からプラグ20を高精度に形成することができる。
(さらに他の形態)
図4を参照して、上記潤滑構造のさらに他の製造例を説明する。上述した図3の製造例では、支持軸4の中空穴4aへのパンチ22の押し込み量の高精度な制御に難点がある。つまり、パンチ22は、支持軸4の中空穴4aに対して、その奥側まで押し込みが可能であるから、その押し込みの制御が低下すると、プラグ20の圧入位置が不正確となり、場合によっては、潤滑油供給用入口穴4bや潤滑油供給用出口穴4cがプラグ20で閉塞されてしまうおそれがある。図4に示す製造例では、プラグ20の圧入位置を高精度にかつ容易に管理制御でき、潤滑構造の製造に要する時間の短縮化も可能としたものである。
図4(a)で示すように、断面円形をなす潤滑油導入用中空穴4aと潤滑油供給用入口穴4bと潤滑油供給用出口穴4cとを備えた支持軸4と、軸方向に貫通した中空穴(ダイス穴)23aを有するダイス23と、上記中空穴4aの穴径よりも大径とされた円形平板状の薄肉金属材からなるプラグ素材21と、軸方向異形の円柱形状のパンチ22とを用意する。ダイス23の中空穴23aは、軸方向に段差を持つ形状とされている。具体的に、ダイス23の中空穴23aは、穴径がプラグ素材21の外径とほぼ同じとされた軸方向一端側領域(凹面領域)23bと、穴径が中空穴4aの穴径より若干大きい穴径とされた軸方向中間領域23cと、穴径が支持軸4の外径とほぼ同じとされた軸方向他端側領域(凹面領域)23dとからなっている。軸方向中間領域23cと軸方向他端側領域23dとの境界に段差壁23eが形成されている。軸方向中間領域23cと軸方向一端側領域23bとの境界に段差壁23fが形成されている。このダイス23の構成は、図3のそれと同様である。
パンチ22は、ダイス23の中空穴23aの軸方向中間領域23cの穴径とほぼ同じ外径の中間円柱状突起22bと、中間円柱状突起22bに一体に連成されて支持軸4の中空穴4aの穴径よりもプラグ素材21の素材厚分以下の範囲で小さい外径の先端円柱状突起22cとを有する。パンチ22の本体22gと中間円柱状突起22bとの境界に段差壁22eが、中間円柱状突起22b先端円柱状突起22cとの境界に段差壁22fが形成されている。中間円柱状突起22bの軸方向長は、ダイス23の軸方向中間領域23cのそれとほぼ同じである。
この用意した支持軸4とプラグ素材21とダイス23とパンチ22との配置関係を、支持軸4とダイス23とを軸方向隣り合わせに配置するとともに、ダイス23とパンチ22との間にプラグ素材21を介装するとともに、中空穴4aの支持軸4の中空穴4aの中心軸線とダイス23の中心軸線とプラグ素材21の中央部位とパンチ22の中心軸線とを軸方向に一致させた配置関係とする。
図4(b)で示すように、図3(b)と同様にして支持軸4の軸方向一端側にダイス23の中空穴23aの軸方向他端側領域23dを外嵌する一方、プラグ素材21をダイス23の中空穴23aの軸方向一端側領域23bに装着する。この装着状態で、パンチ22の先端円柱状突起22cのパンチ端面22aでプラグ素材21をダイス23の中空穴23aの軸方向中間領域23cに向けて押圧する。
図4(c)で示すように、上記パンチ22の先端円柱状突起22cの所定量の押圧により、パンチ22の段差壁22eがダイス23の段差壁23fに当接するまでは、パンチ22は、支持軸4の中空穴4aへ向けてプラグ素材21を圧入させることができる。この圧入により、プラグ素材21はダイス23の中空穴23aの軸方向中間領域23cの内面とパンチ22の外面とにより絞り加工を受けて、平板状から有底円筒状に形成されていくとともに、この形成のまま、パンチ22をダイス23の軸方向中間領域23cから支持軸4の中空穴4aにまで押し込んでプラグ素材21を該中空穴4a内部に圧入していく。
図4(d)で示すように、さらにパンチ22を支持軸4の中空穴4aに押し込んでプラグ素材21を支持軸4の中空穴4aに所定位置にまで圧入すると、パンチ22の段差壁22eがダイス23の段差壁23fに当接し、パンチ22はその当接した以降、支持軸4の中空穴4aへ向けてプラグ素材21を圧入させることができない。この状態で、パンチ22を支持軸4の中空穴4aから外すと、有底円筒状とされたプラグ素材21は、支持軸4の中空穴4a内部に圧入されてプラグ20として支持軸4の中空穴4a内部に固定される。
以上の製造例においては、平板状のプラグ素材21をダイス23の中空穴23aにより有底円筒状に絞り加工して、同時にそのプラグ素材21をプラグ20として支持軸4の中空穴4aに圧入できるから、従来のごとく、プラグ20の圧入工程とは別途の絞り加工でわざわざ有底円筒状に形成する工程の削減が可能となり、結果として、上記潤滑構造を備えた回転体装置、例えば、遊星歯車式等の動力伝達装置の製造コストを低減することができる。加えて、上記図3の形態の作用効果を有するとともに、パンチ22の、ダイス23の中空穴23aならびに支持軸4の中空穴4aへの押し込みを、パンチ22の段差壁22eとダイス23の段差壁23fとの当接により管理することができるから、パンチ22の圧入操作が容易となる。また、パンチ22による、プラグ素材21の押し込み代を、パンチ22の段差壁22fにより容易に管理することができる。
(他の適用例)
以上の潤滑構造は、図1の遊星歯車式の動力伝達装置に適用する以外に、図5で示すように、エンジン用ころ軸受にも適用して実施することができる。例えば、自動車等のエンジンのコネクティングロッドの大端部と、クランクシャフトのクランクピンとの間にケージアンドローラと呼ぶころ軸受を介装している。ケージアンドローラは、複数個のころと保持器とから構成されるもので、その保持器には、いわゆるM型や、門型と称されるものがある。以下、図5を参照して、ころ軸受29は、エンジンのコネクティングロッド(コンロッド)30の大端部31とクランクシャフト32のクランクピン(回転体)33との間に装着される。大端部31がころ軸受29の外輪部材に、クランクピン33がころ軸受29の内輪部材に相当する。
ころ軸受29は、針状ころ34と保持器35とからなる。針状ころ34は、コンロッド30の大端部31の内周面を外輪軌道とし、クランクピン33の外周面を内輪軌道とする。クランクピン33は、上記実施形態の支持軸4に相当するものであり、針状ころ34の配置空間に潤滑油を供給するため、潤滑油導入用中空穴33a、潤滑油供給用入口穴33b、潤滑油供給用出口穴33cが設けられている。潤滑油供給用入口穴33bは、クランクピン33においてバランスウェイト37に対する嵌合部に径方向に沿って設けられている。潤滑油導入用中空穴33aは、クランクピン33の一端面側から他端側途中まで軸方向に沿って設けられており、その開放端はプラグ36により塞がれている。潤滑油供給用出口穴33cは、ころ軸受29に潤滑油を供給できるようになっている。
以上の構成において、クランクピン33と該クランクピン33の中空穴33aに圧入されたプラグ36とからなる潤滑構造においても、上述の実施形態と同様に製造することができる。
(さらに他の適用例)
本発明は、一対の対向側壁間に架設した支軸にローラを直接、あるいは、ブッシュ等のすべり軸受を介して、ローラを外装したロッカアームにも適用することができる。すなわち、このロッカアームを、支持軸に潤滑油導入用中空穴を設けるとともに、その中空穴の穴壁に潤滑油供給用入口穴と潤滑油供給用出口穴となる貫通穴を形成し、その潤滑油供給用出口穴に対応する穴壁の外周面に、回転体としてローラを支持した構成とし、かつ、支持軸の潤滑油供給用入口穴を介して当該支持軸の中空穴に導入した潤滑油を潤滑油供給用出口穴から流出させて軸受部を潤滑するものとする。そして、上記支持軸の一端側開口を閉塞するプラグを、平板状のプラグ素材を上記中空穴の内面または上記支持軸の一端側に装着したダイスの中空穴の内面により有底円筒状に形成して上記支持軸の中空穴に圧入したことにより、構成することができる。
本発明の最良の形態に係る回転体装置の潤滑構造を具備した遊星歯車式動力伝達装置の上半分の断面図 図1の回転体装置の潤滑構造の製造方法の説明に供する図 他の回転体装置の潤滑構造の製造方法の説明に供する図 さらに他の回転体装置の潤滑構造の製造方法の説明に供する図 本発明の最良の形態に係る回転体装置の潤滑構造を具備したエンジン用ころ軸受の上半分の断面図 従来の回転体装置の潤滑構造を具備した遊星歯車式動力伝達装置の上半分の断面図
符号の説明
4…支持軸(軸体)
4a…支持軸4の潤滑油導入用中空穴
21…プラグ素材
22…パンチ(圧入治具)

Claims (3)

  1. 回転体装置の軸受に潤滑油を供給するための一端側が開口した潤滑油導入用中空穴と潤滑油供給用出口穴とを備えた軸体と、上記開口側から上記中空穴内に圧入されて該開口を閉塞するプラグとを備えた回転体装置の潤滑構造であって、上記プラグは、上記中空穴の内面または上記軸体の一端側に装着したダイスの中空穴の内面により平板状から有底筒状に絞り成形されたプラグ素材から構成されたものである、ことを特徴とする回転体装置の潤滑構造。
  2. 回転体装置の軸受に潤滑油を供給するための一端側が開口した潤滑油導入用中空穴と潤滑油供給用出口穴とを備えた軸体と、上記開口側から上記中空穴内に圧入されて該開口を閉塞するプラグとを備えた回転体装置の潤滑構造の製造方法であって、平板状のプラグ素材を上記軸体の上記一端側に配置し、この配置したプラグ素材を圧入治具により上記軸体の上記中空穴に圧入して有底筒状のプラグ素材に成形し、この成形したプラグ素材をそのまま上記潤滑油導入用中空穴内に圧入して上記プラグとなす、ことを特徴とする回転体装置の潤滑構造の製造方法。
  3. 上記軸体の一端側にダイスの一端側を装着し、この装着の状態でダイスの他端側に平板状のプラグ素材を配置し、この配置したプラグ素材を圧入治具により当該ダイスの中空穴に圧入して有底筒状のプラグ素材に成形し、この成形したプラグ素材をそのまま上記ダイスの中空孔から上記軸体の上記中空穴へと圧入して上記プラグとなす、ことを特徴とする請求項2に記載の回転体装置の潤滑構造の製造方法。
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