JP2005318729A - ハーネス固定具とそれを用いたハーネス支持構造 - Google Patents

ハーネス固定具とそれを用いたハーネス支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスを弛みなく配索し、配索作業性を高める。
【解決手段】パネルに対する固定部2を有するガイド部材1と、ワイヤハーネス6を固定してガイド部材にスライド自在に係合するスライド部材4とを備えるハーネス固定具18で、ガイド部材1とスライド部材4とに、スライド部材を一方向にのみ移動可能な係止手段8,9を設けた。少なくとも一つのハーネス固定具18のスライド部材4の移動方向を他のハーネス固定具のスライド部材の移動方向とは逆に設定した。複数のハーネス固定具181〜184のスライド部材4の移動方向を交互に設定した。他の例として、ワイヤハーネスを挿通固定させるプロテクタにパネル固定用の係止クリップをスライド自在に設けたハーネス固定具で、プロテクタと係止クリップとに、係止クリップを一方向にのみ移動可能な係止手段を設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、係止クリップの位置を調整しつつワイヤハーネスと共に車両等のパネルに固定させるハーネス支持構造に関するものである。
図14は従来のハーネス支持構造の第一の形態を示すものである(特許文献1参照)。
この構造は、合成樹脂製のプロテクタ71の底壁に係止クリップ72を設けると共に、プロテクタ71の両端に可撓性の吸収部73を設けて、ワイヤハーネス74を吸収延長部にテープ75で固定し、プロテクタ71を吸収部73の範囲で位置調整しながら車両パネル76の孔77に係止クリップ72を係合させて固定するものである。
ワイヤハーネス74の一方は防水グロメット78を経てパネル内に位置し、且つ防水グロメット78にテープ巻きで固定され、ワイヤハーネス74の他方は例えば電源側又は機器等に接続されている。
図15は従来のハーネス支持構造の第二の形態を示すものである(特許文献2参照)。
この構造は、車両パネルに対する係止クリップ79を有するスライド板80と、スライド板80をスライド自在に係合させた案内部81と、案内部81に直交して続くハーネス固定板82とで構成されるものである。
ワイヤハーネス83はハーネス固定板82にテープ巻きで固定され、スライド板80と案内部81とはギザギザ(波形)の係止部84同士の係合で長手方向の所望位置で固定され、係止クリップ79が車両パネルの孔に挿入係止される。
図16は従来のハーネス支持構造の第三の形態を示すものである(特許文献3参照)。
この構造は、ワイヤハーネスを挿通させる合成樹脂製の矩形筒状のプロテクタ85の上壁にガイド部86とガイド部内の所定の係止孔87とを設け、ガイド部86にスライド自在に係合する基板部89を係止クリップ88に設け、基板部88に、係止孔87に対する係合突起90を設けたものである。
ワイヤハーネスはプロテクタ85内で支持され、係止クリップ88はガイド部86にスライド装着され、且つ係合突起90を係止孔87に係合させて所定位置で固定される。
特開平8−275331号公報(第3〜4頁、図1) 特開2002−345129号公報(第4頁、図4) 特開平7−23516号公報(第3頁、図1)
しかしながら、上記各従来のハーネス支持構造にあっては、係止クリップとパネル孔との位置調整は行えるものの、例えばパネル上でのワイヤハーネスの弛み吸収や、車両等へのワイヤハーネスの組付を効率良く確実に行うことはできなかった。
本発明は、上記した点に鑑み、ワイヤハーネスの弛みを確実に吸収することができ、また、車両等へのワイヤハーネスの組付を効率良く確実に行うことのできるハーネス固定具とそれを用いたハーネス支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るハーネス固定具は、パネルに対する固定部を有するガイド部材と、ワイヤハーネスを固定して該ガイド部材にスライド自在に係合するスライド部材とを備えるハーネス固定具において、前記ガイド部材と前記スライド部材とに、該スライド部材を一方向にのみ移動可能な係止手段が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、スライド部材にワイヤハーネスがテープやバンド等の結束手段で固定され、スライド部材がガイド部材に一方向スライド自在に係合される。両部材の係止は例えば係止孔等の係止部と可撓性の係合爪等の係合部とで行われ、係止部と係合部とは一方向に移動自在で他方向(逆方向)には移動不能な形態に設定されている。ガイド部材の例えば係止クリップやボルト等の固定部を車両等のパネルに固定した後、スライド部材を一方向にスライドさせることでワイヤハーネスの弛みが吸収され、ワイヤハーネスの配索が規定寸法通りに正確に行われる。ワイヤハーネスを引っ張る前に固定部をパネルに固定させることで、パネルへのハーネス固定具やワイヤハーネスの組付性も向上する。
請求項2に係るハーネス固定具は、請求項1記載のハーネス固定具において、前記係止手段が、前記ガイド部材に並列に設けられた複数の係止部と、該係止部に対して前記スライド部材に設けられた係合部とで構成され、該係止部又は係合部が摺接用の傾斜面と係止用の係止面とを有することを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスを固定したスライド部材をガイド部材に沿ってスライドさせる際に、例えば係合部の傾斜面が係止部に沿ってスムーズに摺接しつつ係止部を乗り越えて移動し、スライド部材を所望の位置で停止させることで、例えば係合部の係止面が係止部に当接して逆方向への移動が阻止される。係止面は垂直ないし傾斜面と同じ方向に少し傾斜していることが好ましい。これによってスライド部材の一方向へのスライド動作がスムーズ且つ確実に行われ、停止後は例えばワイヤハーネスを弛みなく張った状態でハーネス固定具全体が固定部でパネルにガタ付きなくしっかりと固定される。
請求項3に係るハーネス固定具は、請求項1又は2記載のハーネス固定具において、前記スライド部材にワイヤハーネス固定用のテープ巻き部又は結束バンドが設けられたことを特徴とする。
上記構成により、スライド部材にワイヤハーネスがテープ巻き又は結束バンドで固定される。テープ巻き部は例えば板状部であることが好ましい。合成樹脂材で結束バンドをスライド部材に一体に成形することで、部品点数が削減され、ワイヤハーネスの固定作業が容易化される。
請求項4に係るハーネス固定構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載のハーネス固定具を複数用いてワイヤハーネスを支持するハーネス支持構造であって、少なくとも一つの該ハーネス固定具の前記スライド部材の移動方向が他のハーネス固定具のスライド部材の移動方向とは逆に設定されていることを特徴とする。
上記構成により、各ハーネス固定具のスライド部材にワイヤハーネスを固定し、各ハーネス固定具のガイド部材を車両等のパネルに固定した後、少なくとも一つのハーネス固定具のスライド部材をハーネス弛み吸収方向に移動させることで、ワイヤハーネスの弛みが容易に且つ確実に吸収される。ハーネス固定具の数は二つでも三つでもそれ以上でもよい。二つの場合は各スライド部材の移動方向を逆に設定する。三つの場合は例えば一つを一方向に、隣接する二つを他方向にそれぞれ移動自在として、ワイヤハーネスを長い範囲で弛み吸収させることができる。
請求項5に係るハーネス支持構造は、請求項4記載のハーネス支持構造において、前記複数のハーネス固定具の前記スライド部材の移動方向が交互に設定されたことを特徴とする。
上記構成により、例えばワイヤハーネスの長手方向に隣接する第一(最前部)と第二のハーネス固定具のスライド部材の移動方向がそれぞれ逆に(前向きと後向きに)設定されると共に、隣接する第三と第四(最後部)のハーネス固定具のスライド部材の移動方向がそれぞれ逆に(前向きと後向きに)設定される。そして、第一のスライド部材を前向きに移動させてワイヤハーネスを前向きに引き、第二のスライド部材を後向きに移動させてワイヤハーネスを後向きに引き、次いで第四のスライド部材を後向きに移動させてワイヤハーネスを後向きに引き、第三のスライド部材を前向きに移動させてワイヤハーネスを前向きに引くことで、少なくとも第一と第四のハーネス固定具の間でワイヤハーネスが弛みなく真直に伸ばされる。これにより、ワイヤハーネスが長い範囲で弛み吸収される。なお、四つのハーネス固定具ではなく二つのハーネス固定具を用いてワイヤハーネスの弛み吸収を行わせることも有効である。
請求項6に係るハーネス支持構造は、請求項5記載のハーネス支持構造において、隣接する第一と第二のハーネス固定具の間に前記ワイヤハーネスの第一の分岐線が配置され、隣接する第三と第四のハーネス固定具の間に該ワイヤハーネスの第二の分岐線が配置されたことを特徴とする。
上記構成により、請求項5の作用の説明と同様に第一のスライド部材を前向きに移動させてワイヤハーネスを前向きに引き、第二のスライド部材を後向きに移動させてワイヤハーネスを後向きに引き、第四のスライド部材を後向きに移動させてワイヤハーネスを後向きに引き、第五のスライド部材を前向きに移動させてワイヤハーネスを前向きに引くことで、各分岐線にワイヤハーネス長手方向(幹線方向)の引張力や圧縮力が作用しなくなり(両分岐線の力がつり合って)、両分岐線の位置が正確に規定される。これにより、各分岐線の端末のコネクタの位置が正確に規定され、相手側の機器等のコネクタとの嵌合接続がスムーズ且つ確実に行われる。
請求項7に係るハーネス固定具は、ワイヤハーネスを挿通固定させるプロテクタにパネル固定用の係止クリップがスライド自在に設けられたハーネス固定具において、前記プロテクタと前記係止クリップとに、該係止クリップを一方向にのみ移動可能な係止手段が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスをプロテクタに挿通固定させ、例えばプロテクタをワイヤハーネスの弛み吸収方向に引っ張ってワイヤハーネスを弛みなく真直に張った状態で、係止クリップを一方向に(例えばワイヤハーネスの引張方向とは逆向きに)移動させて、車両等のパネルの孔部に対して位置調整(位置決め)しつつ孔部に挿入係止させる。あるいは、ワイヤハーネスをプロテクタに挿通固定させ、係止クリップを任意の位置で車両等のパネルの孔部に挿入係止させ、次いでプロテクタをワイヤハーネスの弛み吸収方向に引っ張ってワイヤハーネスを弛みなく真直に張ることができる。プロテクタへのワイヤハーネスの固定は例えばプロテクタから突出した板部にテープやバンドで固定する等の手段で行われる。係止クリップをパネルの孔部に係止させた後は、係止クリップの後退(ワイヤハーネス緩み方向への移動)が起こらないから、プロテクタがワイヤハーネスと共にパネルにガタ付きなくしっかりと固定される。
請求項8に係るハーネス固定具は、請求項7記載のハーネス固定具において、前記係止手段が、前記プロテクタに並列に設けられた複数の係止部と、該係止部に対して前記係止クリップに設けられた係合部とで構成され、該係止部又は係合部が摺接用の傾斜面と係止用の係止面とを有することを特徴とする。
上記構成により、係止クリップを移動させる際に、あるいは係止クリップに対してプロテクタを移動させる際に、例えば係合部の傾斜面が係止部に沿ってスムーズに摺接しつつ係止部を乗り越えて移動し、係止クリップを所望の位置で停止させることで、例えば係合部の係止面が係止部に当接して逆方向への移動が阻止される。係止面は垂直ないし傾斜面と同じ方向に少し傾斜していることが好ましい。これによって係止クリップ又はプロテクタの一方向へのスライド動作がスムーズ且つ確実に行われ、停止後は例えばワイヤハーネスを弛みなく張った状態でプロテクタが係止クリップでパネルにガタ付きなくしっかりと固定される。
請求項9に係るハーネス支持構造は、請求項7又は8記載のハーネス固定具にワイヤハーネスを固定させて支持するハーネス支持構造であって、前記プロテクタに複数の前記係止クリップを互いに逆向きに移動自在に装着したり、あるいは二つの前記プロテクタに各一つの前記係止クリップを互いに逆向きに移動自在に装着したことを特徴とする。
上記構成により、プロテクタに例えば二つの係止クリップを装着した場合、ワイヤハーネスをプロテクタに固定した後、各係止クリップを互いに内向きに(前側の係止クリップを後方に、後側の係止クリップを前方に)、あるいは外向きに(前側の係止クリップを前方に、後側の係止クリップを後方に)スライドさせてパネルの孔部に対して位置決めして挿入係止させる。また、二つのプロテクタに一つずつ係止クリップを装着した場合は、両プロテクタにワイヤハーネスを固定し、両プロテクタをワイヤハーネス弛み吸収方向(外向き)に引っ張ってワイヤハーネスを弛みなく真直に伸ばした状態で、各係止クリップを互いに内向きにスライドさせてパネルの孔部に対して位置決めして挿入係止させる。あるいは両プロテクタにワイヤハーネスを固定し、各係止クリップを互いに内向きにスライドさせてパネルの孔部に対して位置決めして挿入係止させ、次いでプロテクタを互いに外向きに引っ張って両プロテクタ間でのワイヤハーネスの弛みを吸収させる。係止クリップをパネルに係止させた後は、係止クリップがワイヤハーネス緩み方向に移動せず、ワイヤハーネスの弛みが防止されつつプロテクタとワイヤハーネスがガタ付きなくしっかりとパネルに固定される。
請求項1記載の発明によれば、ガイド部材の固定部を車両等のパネルに固定し、スライド部材を一方向にスライドさせることでワイヤハーネスの弛みが吸収され、ワイヤハーネスの配索が規定寸法通りに正確に行われるから、例えばワイヤハーネスのコネクタを相手側機器等のコネクタにスムーズ且つ確実に接続させることができる。また、ワイヤハーネスを引っ張る前に固定部をパネルに固定することで、パネルへのハーネス固定具やワイヤハーネスの組付性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、係止部又は係合部の傾斜面と係止面とによって、スライド部材の一方向へのスライド動作をスムーズ且つ確実に行うことができ、停止後は例えばワイヤハーネスを弛みなく張った状態でハーネス固定具全体を固定部でパネルにガタ付きなくしっかりと固定することができる。
請求項3記載の発明によれば、特に結束バンドをスライド部材に一体に設けることで、部品点数が削減され、且つワイヤハーネスの固定作業が容易化される。
請求項4記載の発明によれば、各ハーネス固定具にワイヤハーネスを固定し、各ハーネス固定具を車両等のパネルに固定した後、少なくとも一つのハーネス固定具のスライド部材をハーネス弛み吸収方向に移動させることで、ワイヤハーネスの弛みを容易に且つ確実に吸収させることができる。これにより、ワイヤハーネスの配索が規定寸法通りに正確に行われ、例えばワイヤハーネスのコネクタを相手側機器等のコネクタにスムーズ且つ確実に接続させることができる。
請求項5記載の発明によれば、複数のハーネス固定具のスライド部材をワイヤハーネスの弛み吸収方向に交互に移動させることで、ワイヤハーネスを長い範囲に渡って確実に弛み吸収することができる。
請求項6記載の発明によれば、複数のハーネス固定具のスライド部材をワイヤハーネスの弛み吸収方向に交互に移動させることで、各ハーネス固定具の間の分岐線の位置が正確に規定され、各分岐線の端末のコネクタを相手側の機器等のコネクタにスムーズ且つ確実に嵌合接続させることができる。
請求項7記載の発明によれば、プロテクタでワイヤハーネスを弛みなく引いた状態で係止クリップを車両等のパネルに係止させたり、あるいは係止クリップをパネルに係止させた状態でプロテクタでワイヤハーネスを弛みなく引くことができ、ワイヤハーネスの弛み吸収と係止クリップの係止とを作業性良くスムーズに行わせることができる。また、係止クリップをパネルに係止させた後は、係止クリップがワイヤハーネス緩み方向に移動しないから、プロテクタがワイヤハーネスと共にパネルにガタ付きなくしっかりと固定される。
請求項8記載の発明によれば、係止部又は係合部の傾斜面と係止面とによって、係止クリップ又はプロテクタの一方向へのスライド動作をスムーズ且つ確実に行うことができ、停止後は例えばワイヤハーネスを弛みなく張った状態でプロテクタを係止クリップでパネルにガタ付きなくしっかりと固定することができる。
請求項9記載の発明によれば、プロテクタをワイヤハーネスと共に車両等のパネルにガタ付きなくしっかりと固定することができる。また、二つのプロテクタに一つずつ係止クリップを装着した場合は、両プロテクタ間におけるワイヤハーネスの弛みも防止することができ、これにより、ワイヤハーネスの配索が規定寸法通りに正確に行われ、例えばワイヤハーネスのコネクタを相手側機器等のコネクタにスムーズ且つ確実に接続させることができる。
図1〜図3は、本発明に係るハーネス支持構造の第一の実施形態を示すものである。
この構造は、長方形ないし帯状のガイド板(ガイド部材)1に係止クリップ(固定部)2を設けると共に、ガイド板1の幅方向両側のレール部3にスライド部材4を長手方向スライド自在に係合させ、スライド部材4の前後に延長された板部(テープ巻き部)5にワイヤハーネス6をテープ7で固定したものである。
ガイド板1の幅方向中央には矩形状の係止孔(係止部)8が複数等ピッチで並列に設けられ、各係止孔8に対する一つの係合爪(係合部)9がスライド部材4に設けられている。係合爪9は断面略三角形状に形成され、前側の傾斜面9aと後側の垂直な係止面9bとを有し、傾斜面9bは各係止孔8の前端に沿ってスムーズに摺接してスライド部材4の前進を許容し、係止面9bは係止孔8の後端に当接してスライド部材4の後退を阻止する。なお、図2の例ではスライド部材4を係止クリップ2に向けて移動可能としているが、係合爪9の向きを逆にする等で逆方向(係止クリップとは反対方向)に移動可能としてもよい。
係止クリップ2は前後一対の傾斜状の可撓性の爪片2aを突出させた支柱2bと、各爪片2aに対向して支柱2bの基部側に位置する傘状のばね部2cとで構成され、支柱2bはガイド板1の前端側の下面に一体に突設され、ガイド板1の上面側にワイヤハーネス6がガイド板長手方向に配索されている。
図4に示す如く、スライド部材4は合成樹脂を材料として略枠状の主体部10と、主体部10の前後端から突出したハーネス固定用の板部5とで構成され、主体部10の水平な上壁(基板部)11に可撓性のアーム12が略コの字状のスリットで囲まれてほぼ同一平面に設けられ、アーム12の先端に下向きの前記係合爪9(図2)が形成されている。
アーム12は上向きに撓み、下向きに弾性復帰するが、アーム12の撓み空間を確保するために、例えばアーム12を主体部10の上壁11よりも薄く形成したり、あるいはハーネス固定用の前後の板部5を段差(図示せず)を介して上側に少し突出させたりすることも可能である。
主体部10は上壁11に直交して続く左右の垂直な側壁13と、両側壁13に直交して水平に突出した一対の下壁14とを備え、一対の下壁14の間には、図3の如く係止クリップ2の支柱部2bを挿通させる幅広のスリット15が形成されている。
主体部10の上壁11とほぼ同一平面に前後一対の板部5が水平に突出形成され、各板部5は先端に下向きのストッパ16を有している。ストッパ16はテープ7(図2)の停止部であると同時に、図2の如くガイド板1の上面に当接してワイヤハーネス6を水平に支える支持片としても作用する。なお、明細書中の「上下」や「前後左右」の定義はあくまでも説明の便宜上のものであり、必ずしも実使用形態と一致するものではない。
図5の如く、ガイド板1にスライド部材4の枠状の主体部10がスライド自在に係合し(主体部10の内側にガイド板1が挿通され)、ガイド板1の幅方向両側の部分がレール部3となって、主体部10の一対の下壁14と上壁11のアーム12を除く両側の部分17とがレール部3に摺接自在となる。アーム12の係合爪9(図2)はガイド板1の複数の係止孔8のうちの一つに係合している。
ガイド板1は合成樹脂で係止クリップ2(図2)と一体に形成され、適宜長さに設定されている。係止クリップ2とガイド板1とスライド部材4とでハーネス固定具18を構成している。なお、図4,図5では図1,図2とは前後逆にスライド部材4を図示し、係止クリップ2は図示を省略している。
図6はスライド部材の他の実施形態を示すものであり、このスライド部材19は枠状の主体部10の上壁11にワイヤハーネス固定用の合成樹脂製の結束バンド20を一体に有している。結束バンド20は前例のビニルテープ7(図2)に代わるものであり、スライド部材19の幅方向(スライド直交方向)に突出したバンド本体21と、バンド本体21の基端側に設けられ、主体部10に続く枠状の係止部22とで構成されている。
バンド本体21は複数の突起23又は溝又は孔を並列に有し、バンド本体21を挿通させる枠状の係止部22は内側に突起23に係合する可撓性の爪(図示せず)を有している。結束バンド20自体の構成は既存のものである。図6の結束バンド20以外の構成は図5の構成と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。結束バンド20を含むスライド部材10とガイド板1とでハーネス固定具24を構成している。
なお、上記各ハーネス固定具18,24においては、ガイド板1の係止孔8とスライド部材4,19の係合爪9とで係止手段を構成しているが、係止孔8に代えてガイド板1に複数の係止溝又は係止突起を並列に設け、係合爪9に代えてスライド部材に断面三角形状の係合突起を設けたり、あるいはガイド板1に断面三角形状の係止爪又は係止突起を設け、スライド部材4,19に複数の係合孔又は係合溝を並列に設けたりすることも可能である。
図7は、上記ハーネス固定具18を複数(本例で四つ)用いてワイヤハーネスを弛みなく支持する構造の一形態を示すものである。図7では図5のハーネス固定具18を用いているが、図6のハーネス固定具24や上記係止手段8,9の異なる形態のハーネス固定具(図示せず)を用いてもよい。
ワイヤハーネス6は幹線25と、幹線25に交差(図7では直交)する少なくとも二本の分岐線26,27とで構成され、二本の分岐線26,27の前後両側にそれぞれハーネス固定具18が逆向きに(交互に)配置されて、幹線25が各ハーネス固定具18に固定されている。ここで前後とは幹線25の長手方向両側を言う。
すなわち、第一の分岐線26の前側で第一のハーネス固定具181が係止クリップ2を前側に位置させた状態で配置され、第一の分岐線26の後側で第二のハーネス固定具182が係止クリップ2を後側に位置させた状態で配置され、第一の分岐線26の後方に位置する第二の分岐線27の前側で第三のハーネス固定具183が係止クリップ2を前側に位置させた状態で配置され、第二の分岐線27の後側で第四のハーネス固定具184が係止クリップ2を後側に位置させた状態で配置されている。
各分岐線26,27は端末に各コネクタ28を有し、第一の分岐線26は途中に副分岐線26aを有し、副分岐線26aも端末にコネクタ28を有している。各コネクタ28は、各電線に接続された端子(図示せず)と、端子を収容する合成樹脂製のコネクタハウジングとで構成されている。
以下に各ハーネス固定具18の作用(組付方法)を説明する。
先ず、最前部の第一のハーネス固定具181の係止クリップ2を車両パネル(図示せず)の孔部に挿入係止させ、その状態で第一のスライド部材4を幹線25と一体でガイド板1に沿って矢印aの如く前方に引っ張りつつスライドさせる。本例の各スライド部材4は係止クリップ2に向かう方向にのみに移動可能であり、図2のようにスライド部材4の係合爪9がガイド板1の係止孔9に係合して固定される。
次いで、第二のハーネス固定具182の係止クリップ2を同じく車両パネルの第二の孔部に挿入係止させ、その状態で第二のスライド部材4を幹線25と一体でガイド板1に沿って矢印bの如く後方に引っ張りつつスライドさせ、第一のハーネス固定具181との間で幹線25の弛みをなくした(吸収した)状態で第二のスライド部材4の係合爪9をガイド板1の係止孔8に係止させる。
次いで、最後部の第四のハーネス固定具184の係止クリップ2を同じく車両パネルの第四の孔部に挿入係止させ、その状態で第四のスライド部材4を幹線25と一体でガイド板1に沿って矢印cの如く後方へ引っ張りつつスライドさせ、第四のスライド部材4の係合爪9をガイド板1の係止孔8に係止させる。
最後に、第三のハーネス固定具183の係止クリップ2を同じく車両パネルの第三の孔部に挿入係止させ、その状態で第三のスライド部材4を幹線25と一体でガイド板1に沿って矢印dの如く前方に引っ張りつつスライドさせ、第四のハーネス固定具184との間で幹線25の弛みをなくした(吸収した)状態で第三のスライド部材183の係合爪9をガイド板1の係止孔8に係止させる。
上記操作により、ワイヤハーネス6の幹線25の弛みが吸収されて幹線25が真直に伸ばされて位置し、且つ各分岐線26,27に作用する前後方向(幹線長手方向)の力が釣り合って、各分岐線26,27が所定の位置に正確に位置決めされ、各分岐線26,27の符号Lで示す間隔や各分岐線26,27の各コネクタ28の位置が正確に規定される。これらにより、ワイヤハーネス6の配索が綺麗に且つ寸足らずになることなく正確に行われると共に、機器や補機等に対するコネクタ28の接続がスムーズ且つ確実に行われる。
なお、図7の例では四つのハーネス固定具18を交互に配置したが、必ずしもこの形態に限るものではなく、例えば四つのうちの一つのハーネス固定具18のみを他とは逆向きに配置したり、第三のハーネス固定具183を省略して最前部の第一のハーネス固定具181と第二及び最後部の第四のハーネス固定具182,184とで幹線25を逆向きに引っ張ったり、あるいは分岐線26が一本である場合にその前後両側で二つのハーネス固定具18で幹線25を逆向きに引っ張ったりすることも可能である。複数(二以上)のハーネス固定具18のうちの一つでもスライド方向が逆のものを配置すれば、幹線25を弛みなく固定することができる。
また、上記ハーネス固定具18,24においては固定部として可撓性の係止クリップ2を用いたが、係止クリップ2に代えてボルトやリベット等の固定手段でガイド板1をパネルに固定させることも可能である。また、ガイド板1の形状はレール部3を除く部分(例えば係止クリップ2を形成する部分等)が屈曲していたりしてもよい。
図8〜図11は、本発明に係るハーネス支持構造の第二の実施形態を示すものである。
この構造は、ワイヤハーネスを挿通支持する合成樹脂製の矩形筒状のプロテクタ41に、車両等のパネルに対する別体の係止クリップ42を一方向のみに移動自在で且つ所望位置で係止可能に装着したものである。
図8〜図9の形態は、プロテクタ(プロテクタ本体)41の水平な上壁43に左右一対の略L字状のガイド壁44を対向して設け、各ガイド壁44の上部内面に複数の矩形状の係止部である係止溝(又は突起)45を等ピッチで並列に設け、係止クリップ42の水平な基板部46に、係止溝45に対する断面略三角形状の係合突起(係合部)47を設けたものである。プロテクタ41と係止クリップ42とでハーネス固定具48が構成される。
係合突起47は前側の傾斜面47aと後側の垂直な係止面47bとを有し、係止クリップ42は係合突起47の傾斜面47aと係止溝45の角部との摺接によって前進可能で、係止面47bを係止溝45の面に当接させて後退が阻止される。係止クリップ42の符号49はパネルを係止爪50との間に挟持させるばね部である。係止クリップ42は前後反転させてプロテクタ41に装着することで移動方向が逆転する。
なお、上記係止手段に代えてプロテクタのガイド壁44に断面略三角形状の係止突起を複数等ピッチで並列に設け、係止クリップの基板部46に、係止突起を係合させる一又は複数の係合溝(又は突起)を設けることも可能である。また、基板部46に係合突起を有する可撓性のアームを形成することも可能である。
図10〜図11のハーネス固定具51は、矩形筒状のプロテクタ(プロテクタ本体)52の上壁に断面略T字状のガイドレール53を設け、ガイドレール53に複数の係止部である係止溝(又は突起)54を等ピッチで並列に設け、ガイドレール53に係合する係止クリップ55のスリット付きの枠状部56に断面略三角形状の係合突起(係合部)57を設けたものである。係止溝54や係合突起57の位置は図11のように上下両側でもあるいは上側のみ又は下側のみでもよい。スリット付きの枠状部56は可撓性を有する。係止クリップ55は前後反転させてプロテクタ52に装着することで移動方向が逆転する。
また、図8のガイド壁44内の断面略T字状の溝部58をプロテクタの上壁の内面側に膨出形成し、溝部内に複数の係止溝(又は突起)を等ピッチで並列に設け、溝部にスライド自在に係合する係止クリップ42の基板部46に係合突起を設けることも可能である。これら係止溝(又は突起)54や係合突起57の形状や配置等は必要に応じて適宜変更可能である。
図8〜図11の各ハーネス固定具48,51を用いたハーネス支持構造の一例として、ワイヤハーネスをプロテクタ41,52に挿通固定させ、例えばプロテクタ41,52をワイヤハーネスの弛み吸収方向に引っ張ってワイヤハーネスを弛みなく真直に張った状態で、係止クリップ42,55を一方向に(例えばワイヤハーネスの引張方向とは逆向きに)移動させて、車両等のパネルの孔部に対して位置調整(位置決め)しつつ孔部に挿入係止させたり、あるいは、ワイヤハーネスをプロテクタ41,52に挿通固定させ、係止クリップ42,55を任意の位置で車両等のパネルの孔部に挿入係止させ、次いでプロテクタ41,52をワイヤハーネスの弛み吸収方向に引っ張ってワイヤハーネスを弛みなく真直に張ることができる。
図12〜図13は上記ハーネス固定具48,51を用いたハーネス支持構造の他の各形態を示すものである。図ではハーネス固定具48の符号を用いて説明する。
図12の構造は、係止クリップ42をプロテクタ41のガイド部44(図8)の前後に一対逆向きに装着して、一方の係止クリップ42と他方の係止クリップ42とをそれぞれ矢印eの如く逆方向に(本例では内向き)に移動自在とし、且つ所望の位置で係止可能とし、プロテクタ41にワイヤハーネス61を挿通させてプロテクタ41の前後の板部62にテープ63で固定したものである。
ワイヤハーネス61をプロテクタ41に真直に固定した状態で、一対の係止クリップ42を逆方向に移動して車両等のパネルの孔部と係止クリップ42との位置誤差を吸収しつつ孔部に位置決めし、係止クリップ42を孔部に進入係合させた後は、各係止クリップ42が係止手段45,47(図9)で係止固定されて、プロテクタ41がワイヤハーネス61と共にパネルにしっかりと固定される。
図13の構造は、前後二つのプロテクタ41の各ガイド部44(図8)にそれぞれ一つずつ係止クリップ42を装着し、一方の係止クリップ42と他方の係止クリップ42とをそれぞれ矢印fの如く逆向きに(本例では内向き)に移動自在とし、且つ所望の位置で係止可能とし、各プロテクタ41にワイヤハーネス61を挿通させて各プロテクタ41の前後の各板部62にテープ63でワイヤハーネス61を固定したものである。
ワイヤハーネス61を各プロテクタ41に真直に固定した状態で、二つの係止クリップ42を逆方向に移動して車両等のパネルの孔部と係止クリップ42との位置誤差を吸収しつつ孔部に位置決めし、係止クリップ42を孔部に進入係合させた後は、各係止クリップ42が係止手段45,47(図9)で係止固定されて、各プロテクタ41がワイヤハーネス61と共にパネルにしっかりと固定される。
また、二つのプロテクタ41を前後に引っ張ってワイヤハーネス61の弛みをなくした状態で、各係止クリップ42の位置を調整してパネルに係止させることで、ワイヤハーネス61を弛みなく配索して、図7の例と同様にワイヤハーネス61のコネクタの位置を正確に規定することができる。
本発明に係るハーネス支持構造の第一の実施形態を示す斜視図である。 同じくハーネス支持構造を示す側面図である。 同じくハーネス支持構造を示す断面図である。 ハーネス支持構造で使用するハーネス固定具のスライド部材を示す斜視図である。 同じくスライド部材とガイド部材とで成るハーネス固定具を示す斜視図である。 ハーネス固定具の他の形態を示す斜視図である。 複数のハーネス固定具でワイヤハーネスを支持する構造及び方法を示す斜視図である。 ハーネス支持構造の第二の実施形態におけるハーネス固定具の一例を示す要部斜視図である。 図8のA−A断面図である。 ハーネス固定具の他の例を示す斜視図である。 図10のB−B断面図である。 上記ハーネス固定具を用いたハーネス支持構造の一例を示す側面図である。 上記ハーネス固定具を用いたハーネス支持構造の他の例を示す側面図である。 従来のハーネス支持構造の第一の形態を示す側面図である。 従来のハーネス支持構造の第二の形態を示す斜視図である。 従来のハーネス支持構造の第三の形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ガイド板(ガイド部材)
2 係止クリップ(固定部)
4,19 スライド部材
5 板部(テープ巻き部)
6,61 ワイヤハーネス
8 係止孔(係止部又は係止手段)
9 係合爪(係合部又は係止手段)
9a,47a 傾斜面
9b,47b 係止面
18(181〜184),24 ハーネス固定具
20 結束バンド
26,27 分岐線
41,52 プロテクタ
42,55 係止クリップ
45,54 係止溝(係止部又は係止手段)
47,57 係合突起(係合部又は係止手段)
48,51 ハーネス固定具

Claims (9)

  1. パネルに対する固定部を有するガイド部材と、ワイヤハーネスを固定して該ガイド部材にスライド自在に係合するスライド部材とを備えるハーネス固定具において、前記ガイド部材と前記スライド部材とに、該スライド部材を一方向にのみ移動可能な係止手段が設けられたことを特徴とするハーネス固定具。
  2. 前記係止手段が、前記ガイド部材に並列に設けられた複数の係止部と、該係止部に対して前記スライド部材に設けられた係合部とで構成され、該係止部又は係合部が摺接用の傾斜面と係止用の係止面とを有することを特徴とする請求項1記載のハーネス固定具。
  3. 前記スライド部材にワイヤハーネス固定用のテープ巻き部又は結束バンドが設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のハーネス固定具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のハーネス固定具を複数用いてワイヤハーネスを支持するハーネス支持構造であって、少なくとも一つの該ハーネス固定具の前記スライド部材の移動方向が他のハーネス固定具のスライド部材の移動方向とは逆に設定されていることを特徴とするハーネス支持構造。
  5. 前記複数のハーネス固定具の前記スライド部材の移動方向が交互に設定されたことを特徴とする請求項4記載のハーネス支持構造。
  6. 隣接する第一と第二のハーネス固定具の間に前記ワイヤハーネスの第一の分岐線が配置され、隣接する第三と第四のハーネス固定具の間に該ワイヤハーネスの第二の分岐線が配置されたことを特徴とする請求項5記載のハーネス支持構造。
  7. ワイヤハーネスを挿通固定させるプロテクタにパネル固定用の係止クリップがスライド自在に設けられたハーネス固定具において、前記プロテクタと前記係止クリップとに、該係止クリップを一方向にのみ移動可能な係止手段が設けられたことを特徴とするハーネス固定具。
  8. 前記係止手段が、前記プロテクタに並列に設けられた複数の係止部と、該係止部に対して前記係止クリップに設けられた係合部とで構成され、該係止部又は係合部が摺接用の傾斜面と係止用の係止面とを有することを特徴とする請求項7記載のハーネス固定具。
  9. 請求項7又は8記載のハーネス固定具にワイヤハーネスを固定させて支持するハーネス支持構造であって、前記プロテクタに複数の前記係止クリップを互いに逆向きに移動自在に装着したり、あるいは二つの前記プロテクタに各一つの前記係止クリップを互いに逆向きに移動自在に装着したことを特徴とするハーネス支持構造。
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