JP2005318547A - バルク波デバイス - Google Patents

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Taizo Kobayashi
泰三 小林
Masayuki Fujita
政行 藤田
Katsutoshi Takeda
勝利 武田
Koichi Yoshioka
功一 吉岡
Tatsuro Usuki
辰朗 臼杵
Kenichiro Wakizaka
健一郎 脇坂
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Abstract

【課題】
最近の携帯電話機の使用周波数帯域の広域化に対応可能なバンドパスフィルタとして使用できるバルク波デバイスを提供する。
【解決手段】
上面に空隙部を有した基盤の前記空隙部を跨いで圧電体薄膜を架設し、圧電体薄膜の上面には、入力側電極と、出力側電極とが、合わせて3つ以上、間隔をあけて交互に配置される形になるように成膜し、下面には全面電極を成膜する。これにより基本モードと、電極数に対応した高次モードの弾性波が励振され、二つのモードの周波数特性を合成することにより、周波数帯域を広げる。
【選択図】図3

Description

本発明は、バルク波デバイスに関し、特に周波数特性の改善されたバルク波デバイスに関する。
物質表面でなく、物質全体の領域内で生ずる弾性波を弾性バルク波と呼び、そのような弾性波を利用する素子を弾性バルク波デバイスもしくはバルク波デバイスと称している。そして、薄膜技術で作成されるものを薄膜型バルク波デバイスと呼んでいる。バルク波デバイスとしては、共振器、フィルタなどがあることは良く知られている。特許文献1には、高周波共振器として動作する薄膜型バルク波デバイスが開示されている。また、薄膜型バルク波デバイスの原理や特徴は非特許文献1に記されている。
この種の薄膜型バルク波デバイスは、特にバンドパスフィルタとして、携帯電話機の高周波回路に用いられる。
従来のバンドパスフィルタを図13に示す。このデバイスは空隙1304を形成した基板1300の上に、圧電体薄膜1301を、前記空隙1304を跨ぐ状態で配置してなる。圧電体薄膜1301の裏面には全面電極1306が形成され、表面には左右一対の電極1302、1303が形成されている。一方の電極1302には入力信号が印加され、他方の電極1303は、出力回路に接続されている。また、全面電極1306は支持薄膜1305を介して基板1300上に形成されている。
このバンドパスフィルタは、圧電体薄膜1301の寸法、電極数などにより一義的に定まる周波数特性を持つ。入力側電極1302にアンテナからの受信信号を供給すると、その信号の中から、バンドパスフィルタの周波数特性の通過帯域にある信号成分だけが選択的に通過され、出力側電極1303を通じて出力回路に与えられる。
特開平3−96005号公報 『弾性波素子技術ハンドブック』日本学術振興会弾性波素子技術第150委員会編 平成3年 オーム社 II編3章125乃至128頁
ところで、最近の携帯電話機は、使用周波数が数GHzと高域化していると共に、通話帯域が広域化する傾向にあり、これまでのバンドパスフィルタでは、十分な帯域の確保ができないという問題がある。
この場合、複数の共振器を組み合わせて広帯域のバンドパスフィルタを設計することも可能であるが、使用部品数の増大に伴い、コストアップ並びに設置面積の大面積化が避けられず、軽量小型が要求される携帯電話機においては到底容認されないものである。
以上は、バンドパスフィルタを例に挙げて課題を述べたが、バンドエリミネーションフィルタ、その他、広域な周波数特性が要求されるデバイスに共通した課題である。
本発明は、上記課題に鑑み、小面積で、低コストでありながら、広帯域な周波数特性を持った新規バルク波デバイスを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明に係るバルク波デバイスは、圧電体薄膜の少なくとも一方の主面に、入力電極と、出力電極とが、合計3つ以上、間隔をあけて配置された共振体構造を有し、前記入出力電極のうちの少なくとも1は、前記共振体の高次共振モードにおける弾性波の腹部分が存する前記圧電体薄膜上の部位に、配置されてなることを特徴としている。
上述のような構成によって、前記圧電体薄膜の端を節とする、基本モードと分割された電極の数n(nは3以上)に対応したn次モードとの両方の弾性波が励振され、二つのモードの周波数特性を合成した周波数特性を持つバルク波デバイスを構成でき、従来のフィルタよりも広い周波数帯域をもたせることができる。また、一つの部品として構成できるので省スペース、低コスト化につながる。
また、前記入力電極と前記出力電極は、前記圧電体薄膜の主面に沿った少なくとも一方向において、交互に配置されている
これにより、電極を一次元的に配置し、圧電体薄膜において効率良く一方向のn次モードの弾性波を励振することができる。
また、前記入力電極と前記出力電極は、碁盤目状に、かつその行方向及び列方向において交互に配置されていることとしてもよい。
これにより、電極を二次元的に配置し、圧電体薄膜において少なくとも2方向の弾性波を励振することができる。
また、前記圧電体薄膜上に円形の電極を中心に、その周囲に円環状の電極が2以上同心円上に配置され、前記円形の電極と前記円環状の電極とは前記入力電極と前記出力電極のいずれかであり、前記入力電極と前記出力電極は、交互に配置されていることとしてもよい。
これにより、圧電体薄膜において波紋型の弾性波を励振できる。
以下、本発明に係るバルク波デバイスの実施の形態について図面を用いて説明する。
<実施の形態1>
図1は、入出力が非平衡なバルク波デバイスの斜視図である。
バルク波デバイスは、図示するように、例えばSiからなる基板100上に、SiO等からなる支持薄膜101を介して圧電体薄膜102を配置した構成をしている。圧電体薄膜102は、例えば窒化アルミニウムからなる、厚み、約1μm、幅、100μmのサイズのものを用いている。支持薄膜101の上面上には下部電極110が、圧電体薄膜102の上面上には上部入力側電極121、上部出力側電極122が形成されている。
前記上部各電極121、122は、図2に示すように圧電体薄膜102上の所定の方向に交互に等間隔に並ぶ状態で、複数(図示例では7)個形成されている。そして、上部入力側電極121…同士、出力側電極122…同士が個別に、引き出し電極123、124に接続され、基板端部へ引き出されている。
基板100上には、図3に103で示すように、空隙部が穿設されている。空隙部103は、圧電体薄膜102の励振時の振動を許容するためのもので、圧電体薄膜の全長より若干短い幅で形成されている。その結果、圧電体薄膜102の両端102a、102bは、図3からも看取されるように基板100上に載置される。圧電体薄膜102が基板100上に載置されると、圧電体薄膜102は、空隙部103の両端100a、100b上の領域を節とした振動モードで振動することになる。
ここで、上記バルク波デバイスを作成する手法を簡単に説明する。先ず、基板100上の空隙部103内に犠牲層を設け、基板100及び犠牲層の上面に支持薄膜101を蒸着し、当該支持薄膜101の上に下部電極110を蒸着する。更にその上に圧電体薄膜102を蒸着し、当該圧電体薄膜102の上には上部入力側電極121と、上部出力側電極122を蒸着する。その後、エッチング液注入孔130からエッチング液を注入することにより、犠牲層を溶解し、空隙部103を形成することによって作成することができる。
上部入力側電極121には、例えば、携帯電話機でアンテナフィルタとして使用する場合にはアンテナからの信号線が接続され、下部電極110は接地される。また、上部出力側電極122と下部電極110は、受信回路あるいは送信回路に接続されている。上部入力側電極121と下部電極110間にアンテナからの電気信号が入力されると、圧電体薄膜102に弾性波が発生する。
圧電体薄膜102には、複数の振動モードがあり、この構成にすることにより、基本モードと7次モードの弾性波が励振されやすくなる。基本モードの共振周波数が基本共振周波数となる。
図4は、圧電体薄膜102における電極の配置と弾性波の振動モードとを模式的に示す図である。図4(a)には、基本モードの弾性波の波形401a、401bを示しており、401bは401aの半周期後の波形を示している。図4(b)には、7次モードの弾性波の波形402a、402bを示しており、402bは402aの半周期後の波形を示している。7次モードの弾性波は、その弾性波の山谷の腹部分に電極が配されている形になる。
基本モードと7次モードの周波数特性は異なり、基本モードの周波数特性よりも高次モードの周波数特性の方が、周波数帯域が高くなる。このとき二つのモードの周波数特性が合成され、当該バルク波デバイスの周波数特性は二つのモードの周波数特性を結合させたようになる。
図5は従来のバンドパスフィルタと本発明のバルク波デバイスの周波数特性の比較図である。従来のバンドパスフィルタは基本モードと2次モードしか使用しておらず、従来のバンドパスフィルタよりも本発明のバルク波デバイスの方が、周波数特性の帯域幅が広がる。当該バルク波デバイスの周波数特性は、実線503で表され、破線500の方が従来のモード結合型フィルタの周波数特性である。また、破線501は本発明のバルク波デバイスの基本モードの周波数特性であり、破線502は7次モードの周波数特性である。同図のように、例えば利得−3dbにおける帯域幅は、従来のバンドパスフィルタが約100MHzであるのに対し、本発明のバルク波デバイスでは約200MHzへと周波数帯域幅が広がっていることがわかる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、入力側電極と出力側電極を交互に1次元方向に配置したが、実施の形態2では入力側電極と出力側電極を2次元的に配置した例を示す。
図7は、そのような電極の配置方法を示している。同図のように、入力側電極701…と出力側電極702…は行方行、列方向ともに隣り合うように圧電体薄膜730上に等間隔に配置される。両電極701…、702…は同一サイズとしている。図中720は、空隙部である。実際の電極配置は図8のように入力側電極701…、及び、出力側電極702…を接続電極801〜814により接続している。各入力側電極701…や各出力側電極702…をつなぐ各接続電極は入力側電極701…や出力側電極702…と同じ材質で出来ている。そのため圧電体薄膜730の励振にできるだけ影響を与えないように、接続電極811〜814は、なるべく細く小さく形成するようにする。
この構成にすることにより、少なくとも二方向(図7において電極配列の行方向と列方向)に励振される弾性波を活用できるだけでなく、その電極の数を調整することでその弾性波の山谷の腹の部分に電極が配されている形になる所望のモードを励振させ、それにより、所望の帯域幅をもったフィルタの作成を容易にすることができる。
図9は、電極を碁盤目状に配置したときに配列数によって周波数特性が異なることを示した模式的に示した図である。同図において、破線900は基本モードの周波数特性を示している。また、破線901〜903は、高次モードの周波数特性を示している。破線900の基本モードの弾性波と破線901〜903の何れかの高次モードの弾性波が同一圧電体薄膜上で励振されると複数の振動モードの周波数特性が合成され、バルク波デバイスの周波数特性は実線904のようになる。
<実施の形態3>
実施の形態3においては、実施の形態1、及び実施の形態2とは異なり、空隙部を用いないバルク波デバイスについて説明する。
圧電体薄膜で励振される弾性波は、弾性体内部を通過する波であり、圧電体薄膜が外気と接する面において反射する。この反射が行われることで圧電体薄膜内部に弾性波が閉じ込められ共振を起こす。実施の形態1及び実施の形態2のバルク波デバイスにおいて空隙部は、圧電体薄膜内で弾性波が共振するように、圧電体薄膜と空隙部とが接する面において弾性波を反射させ、弾性波を圧電体薄膜内部に閉じ込めるために設けられていた。
実施の形態3においては、空隙部を用いずに弾性波の反射を行い、弾性波を圧電体薄膜内部に概ね閉じ込める仕組みを示す。
図11に実施の形態3に係るバルク波デバイスの断面図を示す。同図からわかるように、空隙部、及び支持薄膜に替えて音響多膜層1130が構成されている。音響多層膜1130は、音響インピーダンスの低い低インピーダンス材1130aと、音響インピーダンスの高い高インピーダンス材1130bとが交互に積層されてなる。
各インピーダンス材の厚みはλ/4である。ここで波長λは各インピーダンス材中における固有の音速Cを圧電体薄膜1100の共振周波数fで除して得られるもので、インピーダンス材の材質により異なってくる。
低インピーダンス材としては、Au、Mo、W、AlN等を用いる。一方高インピーダンス材としては、Si、SiO、ポリシリコン、Al、高分子材料などがある。高インピーダンス材1130bと低インピーダンス材1130aとは、相対的にその音響インピーダンスが高低の関係になっていれば良いが、低インピーダンス材1130aとしてSiO、高インピーダンス材1130bとしてAlNの組み合わせにするのが好ましい。
図11に示すように、バルク波デバイスは、基板1140上に、高インピーダンス材1130bと低インピーダンス材1130aとが交互に合計4層になるように、蒸着される。そしてその上に下部電極1120が蒸着され、更に下部電極1120の上には圧電体薄膜1100が蒸着されている。そして圧電体薄膜の上には上部入力電極1111と上部出力電極1112が交互に、それぞれ圧電体薄膜1100で励振される高次モードの波の山あるいは谷の部分にくるように配置される。この構成にすると実施の形態1及び実施の形態2で空隙部を設けるために行ったエッチングを行う必要が無くなる。エッチングを行うよりも、蒸着を重ねていく方が工程数は増加するものの製法は簡易になる。
圧電体薄膜1100で励振される共振周波数fの弾性波は、その一部が圧電体薄膜1110と低インピーダンス材1130aの界面1150において、反射され、残りは低インピーダンス材1130aに浸透していく。下部電極1120の厚みは圧電体薄膜1100やインピーダンス材に比して極めて薄いので、ほとんどないものとして扱える。浸透した弾性波は更に低インピーダンス材1130aと高インピーダンス材1130bの界面1151において、その一部が反射され、残りが浸透する。そして浸透した弾性波の一部がやはり界面1152で反射され残りが浸透していく。この反射が繰り返されることで、弾性波をほぼ全反射させて圧電体薄膜内に弾性波を閉じ込めることが可能となる。なお、各界面で反射された弾性波は次に衝突した界面において、その一部が反射し、残りが浸透して圧電体薄膜1100に浸透する。つまり、各界面において一度反射し、その後浸透し続けた弾性波が圧電体薄膜1100にまで戻り、反射して戻ってきた全ての弾性波が合成されて圧電体薄膜1100で共振を起こす。
このように低インピーダンス材と高インピーダンス材を交互に重ね合わせた音響多層膜を利用したバルク波デバイスは、SMR(Solidly Mounted Resonator)と呼称される。バルク波デバイスをSMR型で構成したとしても実施の形態1に係るバルク波デバイスと同様の効果を得ることができる。
<補足>
以上、上記実施の形態に基づいて本発明に係るバルク波デバイスについて説明してきたが、本発明はこれに限られるものではない。以下、その変形例について述べる。
(1)上記実施の形態では、入出力ともに非平衡型を想定していたため、図1のように下部電極110を入出力で共通にしていたが、入力側、若しくは、出力側の端子を平衡型にする場合には、図6のように、上部電極に対向して下部電極も入力用下部電極111と出力用下部電極112に分割された形状で構成する。なお、上部電極も下部電極も圧電体薄膜に比して極めて薄い。
また、この電極配置を備えるバルク波デバイスにおいても、空隙部を用いないSMR型で構成することも考えられる。その場合の断面図は、図12に示すようになる。図からわかるように図6の空隙部並びに支持薄膜が音響多層膜1230に替えられている。音響多層膜1230の構成については上記実施の形態3に述べた音響多層膜1130と同様である。
(2)上記実施の形態では、電気信号と弾性波の結合効率を上げるため、入力側電極と出力側電極を交互に配しているが、交互に配していない場合においても、高次モードの弾性波は励振され得るので、本発明の効果があることは言うまでもない。
(3)上記実施の形態では、基板100と下部電極110の間に支持薄膜101を設けたが、バルク波デバイスが使用に耐えるだけの強度を持つならば、支持薄膜101を設置する必要はない。
(4)上記実施の形態1では、電極の数を入力用電極と出力用電極あわせて7としたけれども3以上であればいくつでもかまわない。多くすればそれだけ高次モードの励振を起こし、帯域幅を広げることができる。
また、第2の実施例では、電極は3×3の碁盤目状に配置したけれども、m×nの配列であれば良く、例えば、2×6や5×5の形に電極を配置しても良い。
(5)上記実施の形態に示した電極パターンの他にも図10のような電極パターンも考えられる。この場合、電極の中央部を中心とした波紋のような弾性波が励振される。入力側電極1000…、及び出力側電極1001…は同心円上に、円形圧電体薄膜1003の上に成膜されている。空隙部1002もまた円形であり、円形圧電体薄膜1003は、下部電極や支持薄膜を介して空隙部1002を跨ぐように架設されている。入力側電極1000…同士、出力側電極1001…同士が個別に引き出し電極1004、1005に接続されている。この構成にすることにより、円形圧電体薄膜には角部が存在しないので、電力の不均一な集中が抑えられ、スプリアス特性の発生を解消できる。また、図10の電極パターンの類型としてこれを円形ではなく矩形にしたものなども考えられる。
(6)上記実施の形態では、空隙部の形状が正方形、円形と対象性が高く、また圧電体薄膜の膜厚が均一であるので、電極は等間隔に配置されているが、空隙部の形状や、薄膜の膜厚などいくつかの要因によっては、電極を等間隔に配置しない場合もある。
(7)上記実施の形態3においては、音響多層膜1130は、4層構造にしたが、これは別に何層でもかまわない。低インピーダンス材1130aと高インピーダンス材1130bを交互に積層していけばいくほど、弾性波の反射率は高くなる。しかし、積層していけばいくほど、その製造工程数が増し、また、バルク波デバイスのサイズも増大するというデメリットもある。よって実際に作成する際にはバルク波デバイスが搭載される装置における設置スペースと、反射率とのトレードオフを考慮して作成することになる。
本発明に係るバルク波デバイスは、共振器やフィルタとして活用することができる。
第一の実施例に係るバルク波デバイスの斜視図である。 第一の実施例に係るバルク波デバイスの平面図である。 第一の実施例に係るバルク波デバイスの断面図である。 圧電体薄膜における電極の配置と弾性波の振動モードとを模式的に示す図である。 従来の薄膜端バルク波デバイスと第一の実施例に係るバルク波デバイスのそれぞれの周波数特性を示した図である。 入出力を平衡とする場合の第一の実施例のバルク波デバイスの断面図である。 第二の実施例に係るバルク波デバイスの平面図である。 本発明に係るバルク波デバイスの第2の実施例の場合の実際の電極配置図である 電極を碁盤目状に配置したときに配列数によって周波数特性が異なることを模式的に示した図である。 本発明に係るバルク波デバイスの別の電極パターンの平面図である。 本発明に係るSMR型のバルク波デバイスの断面図である。 本発明に係るSMR型のバルク波デバイスの断面図である。 従来のバンドパスフィルタの断面図である。
符号の説明
100 基板
101 支持薄膜
102 圧電体薄膜
103 空隙部
110 下部電極
121 上部入力側電極
122 上部出力側電極

Claims (4)

  1. 圧電体薄膜の少なくとも一方の主面に、入力電極と、出力電極とが、合計3つ以上、間隔をあけて配置された共振体構造を有し、
    前記入出力電極のうちの少なくとも1は、前記共振体の高次共振モードにおける弾性波の腹部分が存する前記圧電体薄膜上の部位に、配置されてなる
    ことを特徴とするバルク波デバイス。
  2. 前記入力電極と前記出力電極は、
    前記圧電体薄膜の主面に沿った少なくとも一方向において、交互に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載のバルク波デバイス。
  3. 前記入力電極と前記出力電極は、
    碁盤目状に、かつその行方向及び列方向において交互に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載のバルク波デバイス。
  4. 前記圧電体薄膜上に円形の電極を中心に、その周囲に円環状の電極が2以上同心円上に配置され、前記円形の電極と前記円環状の電極とは前記入力電極と前記出力電極のいずれかであり、
    前記入力電極と前記出力電極は、交互に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載のバルク波デバイス。
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