JP4181185B2 - フィルタおよび分波器 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタおよび分波器に関し、特に圧電膜を挟み下部電極と上部電極とが対向する部位の形状が楕円形であるフィルタおよび分波器に関する。
携帯電話に代表される無線機器の急速な普及により、小型で軽量な共振器およびこれを組み合わせて構成したフィルタの需要が増大している。これまでは主として誘電体と表面弾性波(SAW)フィルタが使用されてきたが、最近では、特に高周波での特性が良好で、かつ小型化とモノリシック化が可能な素子である圧電薄膜共振器およびこれを用いて構成されたフィルタが注目されつつある。
圧電薄膜共振子の中には、FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)タイプとSMR(Solidly Mounted Resonator)タイプがある。FBARは、基板上に、主要構成要素として、上部電極/圧電膜/下部電極の構造を有し、上部電極と下部電極が対向する部位(共振部)の下部電極下に空隙が形成されている。ここで、空隙は、Si基板表面に設けた犠牲層のウェットエッチングにより、下部電極と基板との間に形成される。または、空隙は、基板裏面からのウェットまたはドライエッチング等により基板に形成される。また、SMRは上記の空隙の代わりに、音響インピーダンスが高い膜と低い膜を交互にλ/4(λ:弾性波の波長)の膜厚で積層し音響反射膜として利用する構造のものである。
ここで、電極としては、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)等を用いることができる。圧電膜としては、窒化アルミニウム(AlN)、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸鉛(PbTiO3)等を用いることができる。また、基板としては、シリコン、ガラス等を用いることができる。
ところが、上述した圧電薄膜共振子では厚み縦振動波の他に、電極面に平行に伝搬し、電極又は空隙の端部で反射する横モードの不要な波が励起される。この結果、共振子のインピーダンス特性に不要スプリアスが生じたり、フィルタの通過帯域にリップルが発生したりするため、応用上問題になる。こうした横モードの波による悪影響を抑制するために、特許文献1には、下部電極と上部電極との対向する部位の形状が楕円形であり、その楕円形の主軸の長さをa、副軸の長さをbとしたとき、1.0<a/<1.9である圧電薄膜共振子およびこれを用いたフィルタが開示されている。
特開2005−124107号公報
特許文献1によれば、下部電極と上部電極との対向する部位の形状を楕円形にすることにより、部位の形状が円形の場合に比べ共振子の共振特性に生じるスプリアスを低減することができる。しかしながら、共振子のスプリアスをなくすことはできない。そのため、複数の共振子を用いたフィルタにおいては、フィルタの通過帯域に大きなリップルが生じてしまう。通過帯域にリップルが生じるとフィルタの挿入損失や群遅延特性が劣化してしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、通過帯域に生じるリップルを抑制することが可能なフィルタおよび分波器を提供することを目的とする。
本発明は、基板と、該基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた圧電膜と、該圧電膜上に設けられた上部電極とを有する直列腕共振子および並列腕共振子を具備するラダー型フィルタであって前記並列腕共振子のうち複数の共振子は、前記圧電膜を挟み前記下部電極と前記上部電極との対向する部位の形状が楕円形であり、前記複数の共振子のうち1つの共振子の前記楕円形の軸比は、前記複数の共振子のうち他の共振子の前記楕円形の軸比とは異なることを特徴とするフィルタである。本発明によれば、圧電薄膜共振子のスプリアスが重なり合うことを抑制し、通過帯域に生じるリップルを抑制することができる。
本発明は、基板と、該基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた圧電膜と、該圧電膜上に設けられた上部電極とを有する直列腕共振子および並列腕共振子を具備し、前記直列腕共振子および並列腕共振子のうち複数の共振子は、前記圧電膜を挟み前記下部電極と前記上部電極との対向する部位の形状が楕円形であり、前記複数の共振子のうち1つの共振子の前記楕円形の軸比は、前記複数の共振子のうち他の共振子の前記楕円形の軸比とは異なり、前記複数の共振子は前記直列腕共振子であることを特徴とするフィルタである。本発明は、楕円形の部位を有する複数の共振子のスプリアスが重なり合うことを抑制することができる。よって、フィルタの通過特性に発生するリップルを抑制することができる。
上記構成において、前記複数の共振子の前記楕円形の主軸の長さをa、副軸の長さをbとしたとき、1<a/b<1.9である構成とすることができる。この構成によれば、共振子のスプリアスを抑制することができる。よって、フィルタの通過特性のリップルの発生をより抑制することができる。
上記構成において、前記複数の共振子の前記部位は、前記基板に設けられた空隙上に設けられている、または前記基板上に空隙を介し設けられている構成とすることができる。
本発明は、共通端子に接続された送信フィルタと、前記共通端子に接続された受信フィルタと、を具備し、前記送信フィルタおよび前記受信フィルタの少なくとも一方は上記のフィルタであることを特徴とする分波器である。本発明によれば、本発明は、楕円形の部位を有する複数の共振子のスプリアスが重なり合うことを抑制することができる。よって、分波器の通過特性に発生するリップルを抑制することができる。
本発明によれば、通過帯域に生じるリップルを抑制することが可能なフィルタおよび分波器を提供することができる。
まず本発明の原理につき、圧電薄膜共振子の実験結果を用い説明する。図1(a)および図1(b)は実験に用いた圧電薄膜共振子を示す図である。図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)の断面図である。なお、図1(b)において、圧電膜14下の下部電極12は外周を破線で示している。シリコン基板10上に下部電極12としてRu膜とCr膜との2層膜が設けられている。下部電極12上に圧電膜14としてAlN膜が設けられている。圧電膜14上に上部電極16としてRu膜が設けられている。下部電極12上の圧電膜14には、下部電極12に電気的に接続するための開口部20が設けられている。圧電膜14を挟み上部電極16と下部電極12とが対向する部位22の下の基板10には空隙18が設けられている。下部電極13、圧電膜14、上部電極16は、例えばスパッタリング法およびエッチングにより形成される。空隙18は、シリコン基板10をDeep−RIEを用いドライエッチングすることにより略垂直の側壁を有するように形成することができる。
実験では2GHz近傍に共振周波数を有する3つの圧電薄膜共振子(共振子1から3)を作製し、上部電極16と下部電極12とが対向する部位22の楕円形の軸比と共振特性に生じるスプリアスとの関係を調べた。作製した共振子1から3の部位22の楕円形の主軸の寸法a、副軸の寸法b、軸比a/bを表1に示す。共振子1から3の楕円形の面積はほぼ同じ面積とした。
Figure 0004181185
図2(a)は共振子1から3の通過特性であり、図2(b)は図2(a)の四角部の拡大図である。図2(b)より、部位22の楕円形の軸比を異ならせることによりスプリアスが発生する周波数が異なっていることがわかる。共振子を複数組合せてフィルタを形成する場合、同じ周波数にスプリアスが発生する共振子を組み合わせると、これらのスプリアスが重ね合わされて、フィルタの通過特性にリップルが生じる。そこで、以下に説明する実施例1においては、スプリアスが発生する周波数の異なる共振子からフィルタを構成することにより、通過特性に発生するリップルを低減させることができる。
実施例1として、図1(a)および図1(b)の共振子を直列腕共振子、並列腕共振子に用いた1950MHzを中心周波数とするラダー型フィルタであるフィルタ1から3を作製した。図3は作製したフィルタ1から3の回路図である。実施例1に係るラダー型フィルタは直列腕共振子S1からS4と並列腕共振子P1からP4とから構成される。表2は作製したラダー型フィルタ(フィルタ1から3)を構成する各共振子の部位22の楕円形の軸比a/b,楕円サイズa、bを示す表である。各フィルタにおいては、S1からS3の楕円形の面積はほぼ同じであり、P2からP4の楕円形の面積はほぼ同じである。図4はフィルタ1の平面図、図5はフィルタ2の平面図、図6はフィルタ3の平面図である。図4から図6において、図1(a)と同じ部材は同じ符号を付し説明を省略する。
Figure 0004181185
図4および表2を参照に、フィルタ1においては、直列腕共振子S1からS4は全て部位22の楕円形の軸比は全て1.4と同じである。並列腕共振子P1の軸比は1.2であり、並列腕共振子P2からP4の軸比は1.4である。
図5および表2を参照に、フィルタ2においては、直列腕共振子S1、S2、S3の部位22の楕円形の軸比はそれぞれ1.8、1.2、1.4と異なっている。直列腕共振子S4および並列腕共振子P1からP4はフィルタ1と同じである。このように、直列腕共振子のうち部位22の楕円形がほぼ同じ面積の直列腕共振子S1からS3の楕円形の軸比がそれぞれ異なっている。
図6および表2を参照に、フィルタ3においては、直列腕共振子S1からS4および並列腕共振子P1はフィルタ2と同じである。並列腕共振子P2からP4の楕円形の軸比はそれぞれ1.2、1.4、1.6と異なっている。このように、直列腕共振子に加え、並列腕共振子のうち部位22の楕円形がほぼ同じ面積の並列腕共振子P2からP4の楕円形の軸比がそれぞれ異なっている。
図7(a)から図7(c)はそれぞれフィルタ1から3の通過特性を示す図である。フィルタ1、フィルタ2、フィルタ3に従い、リップルが減少している。これは、複数の共振子の部位22の楕円形の軸比を異ならせることにより、スプリアスの発生周波数を異ならせることができ、フィルタの通過特性のリップルを抑制することができることを示している。
つまり、フィルタを構成する直列腕共振子および並列腕共振子は実施例1の構成に限られず、直列腕共振子および並列腕共振子の少なくとも1つの圧電薄膜共振子の部位22の形状が他の圧電薄膜共振子に対しスプリアスの発生周波数が異なる形状とする。これにより、圧電薄膜共振子のスプリアスが重なり合うことを抑制し、フィルタの通過特性に発生するリップルを抑制することができる。
また、直列腕共振子および並列腕共振子のうち複数の共振子の部位22の形状を楕円形とする。楕円形の部位22を有する共振子のうち少なくとも1つの共振子の楕円形の軸比a/bを、楕円形の部位22を有する複数の共振子のうち他の共振子の楕円形の軸比とは異ならせる。これにより、図7(a)から図7(c)のように、楕円形の部位22を有する複数の共振子のスプリアスが重なり合うことを抑制することができる。よって、フィルタの通過特性に発生するリップルを抑制することができる。
さらに、フィルタ2のように、部位22の楕円形の軸比a/bが異なる複数の共振子を直列腕共振子S1からS4とする。直列型共振子S1からS4同士は、スプリアスの発生周波数が一致しやすい。よって、直列腕共振子S1からS4の楕円形の軸比を異ならせることにより、フィルタ1の通過特性(図7(a))とフィルタ2の通過特性(図7(b)との比較からわかるように、フィルタの通過特性に発生するリップルを抑制することができる。
さらに、フィルタ2のように、部位22の楕円形の軸比a/bが異なる複数の共振子は、部位22の面積が略同じである直列腕共振子S2からS4とする。部位22の面積が略同じ場合は、共振子のスプリアスの発生周波数が一致しやすい。よって、部位22が略同じ共振子の部位22の楕円形の軸比a/bを異ならせることにより、特にスプリアスが重なり合うことを抑制し、フィルタの通過特性に発生するリップルを抑制することができる。部位22の面積が略同じである直列腕共振子は全て楕円形の軸比a/bを異ならせることが好ましい。これにより、部位22の面積が略同じである直列腕共振子のスプリアスが発生する周波数を全て異ならせることができ、フィルタの通過特性に発生するリップルを一層抑制することができる。
さらに、フィルタ3のように、部位22の楕円形の軸比a/bが異なる複数の共振子を並列腕共振子P1からP4とする。並列型共振子P1からP4同士は、スプリアスの発生周波数が一致しやすい。よって、並列腕共振子P1からP4の楕円形の軸比を異ならせることにより、フィルタ1の通過特性(図7(b))とフィルタ3の通過特性(図7(c))との比較からわかるように、フィルタの通過特性に発生するリップルを抑制することができる。
さらに、フィルタ3のように、部位22の楕円形の軸比a/bが異なる複数の共振子は、部位22の面積が略同じである並列腕共振子P2からP4とする。これにより、フィルタ2で説明した直列腕共振子と同様に、特にスプリアスが重なり合うことを抑制し、フィルタの通過特性に発生するリップルを削減することができる。よって、部位22の面積が略同じである並列腕共振子は全て楕円形の軸比a/bを異ならせることが好ましい。これにより、部位22の面積が略同じである並列腕共振子のスプリアスが発生する周波数を全て異ならせることができ、フィルタの通過特性に発生するリップルを一層抑制することができる。
なお、フィルタ3のように、直列腕共振子および並列腕共振子の部位22の楕円形の軸比a/bをそれぞれ異ならせることが好ましい。
部位22の面積が略同じ共振子はフィルタの設計の目的に応じ任意に設定される。複数の共振子の部位22の楕円形の面積が略同じとは、部位22を同じ軸比の楕円形とすると、スプリアスの発生周波数が重なってしまう程度に同じであることを言う。スプリアスの発生周波数が重なってしまう程度に同じとは、フィルタの通過特性のリップルの発生要因となる程度に同じこと言う。例えば、複数の共振子の部位22の楕円形の面積の差が±20%以下であるとスプリアスの発生周波数は重なり合い、面積の差が±10%以下であるとスプリアスの発生周波数はさらに重なり合う。
部位22の楕円形複数の共振子の部位22の楕円形の軸比a/bは1<a/b<1.9であることが好ましい。これにより、特許文献1に記載のように共振子のスプリアスを抑制することができる。よって、フィルタの通過特性のリップルの発生をより抑制することができる。
実施例2は実施例1に係るフィルタを送信フィルタおよび受信フィルタを用いた分波器の例である。図8を参照に、実施例2に係る分波器は、共通端子36と送信端子38との間に接続された送信フィルタ32と、共通端子36と受信端子40との間に接続された受信フィルタ34と、共通端子36と送信フィルタ32および受信フィルタ34との間に設けられた整合回路31と、を有している。これにより、通過特性へのリップルの発生を抑制した分波器を提供することができる。なお、実施例1に係るフィルタは送信フィルタ32および受信フィルタ34の少なくとも一方に用いることができる。
実施例1および実施例2においては、図1(a)および図1(b)に示した圧電薄膜共振子を用いたが、この構成には限られない。例えば、基板10、下部電極12、圧電膜14および上部電極16は、背景技術において例示した材料を用いることができる。空隙18の形状は、基板10と下部電極12との間に空隙を有する形状であってもよい。つまり、部位22の下部電極12は基板上に空隙を介し設けられてもよい、また、共振子はFBARには限られずSMRであってもよい。さらに、図1(a)および図1(b)は共振子の主要部分のみ記載しており、他の部材が設けられていてもよい。例えば、下部電極12の下に補強または空隙18のエッチングストップ層として誘電体膜を設けたり、上部電極16上にパッシベーション膜または周波数調整用の誘電体膜を設けてもよい。また、部位22の楕円形は、数学的な楕円形を含むが、主軸および副軸に対し対称な円形を潰した形状も含む。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1(a)は圧電薄膜共振子の平面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。 図2(a)および図2(b)は共振子1から3の通過特性である。 図3は実施例1に係るフィルタの回路図である。 図4は実施例1に係るフィルタ1の平面図である。 図5は実施例1に係るフィルタ2の平面図である。 図6は実施例1に係るフィルタ3の平面図である。 図7(a)から図7(c)はそれぞれフィルタ1からフィルタ3の通過特性である。 図8は実施例2に係るフィルタの構成図である。
符号の説明
10 基板
12 下部電極
14 圧電膜
16 上部電極
18 空隙
22 部位
S1、S2、S3、S4 直列腕共振子
P1、P2、P3、P4 並列腕共振子

Claims (5)

  1. 基板と、該基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた圧電膜と、該圧電膜上に設けられた上部電極とを有する直列腕共振子および並列腕共振子を具備するラダー型フィルタであって
    前記並列腕共振子のうち複数の共振子は、前記圧電膜を挟み前記下部電極と前記上部電極との対向する部位の形状が楕円形であり、
    前記複数の共振子のうち1つの共振子の前記楕円形の軸比は、前記複数の共振子のうち他の共振子の前記楕円形の軸比とは異なることを特徴とするフィルタ。
  2. 基板と、該基板上に設けられた下部電極と、該下部電極上に設けられた圧電膜と、該圧電膜上に設けられた上部電極とを有する直列腕共振子および並列腕共振子を具備し、
    前記直列腕共振子および並列腕共振子のうち複数の共振子は、前記圧電膜を挟み前記下部電極と前記上部電極との対向する部位の形状が楕円形であり、
    前記複数の共振子のうち1つの共振子の前記楕円形の軸比は、前記複数の共振子のうち他の共振子の前記楕円形の軸比とは異なり、
    前記複数の共振子は前記直列腕共振子であることを特徴とするフィルタ。
  3. 前記複数の共振子の前記楕円形の主軸の長さをa、副軸の長さをbとしたとき、
    1<a/b<1.9であることを特徴とする請求項1または2記載のフィルタ。
  4. 前記複数の共振子の前記部位は、前記基板に設けられた空隙上に設けられている、または前記基板上に空隙を介し設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載のフィルタ。
  5. 共通端子に接続された送信フィルタと、
    前記共通端子に接続された受信フィルタと、を具備し、
    前記送信フィルタおよび前記受信フィルタの少なくとも一方は請求項1からのいずれか一項記載のフィルタであることを特徴とする分波器。
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