JP2005314032A - 排紙収納装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙の種類及び用紙の状態に応じて整列性を向上することが可能であると共に、印刷速度に応じても用紙の整列性を向上することが可能な排紙収納装置を提供する。
【解決手段】 装置本体73より排出される用紙3を積載する排紙台74と、用紙3の幅方向の揃えを行う一対のサイドフェンス76A,76Bと、サイドフェンスの内面78から突出する案内位置と前記内面から退避する収納位置との間で揺動可能な揺動部材15とを備え、揺動部材15は用紙3の幅方向端部に接触する接触面16を有すると共に各サイドフェンス76A,76Bの垂直方向に配設されていて用紙3の自重で用紙3の落下を許容する排紙収納装置68において、揺動部材15を収納位置あるいは複数の案内位置に位置決めする位置決め手段80を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、排出されるシート、転写材、記録材等の用紙を積載する排紙収納装置、及びこれを用いる印刷装置、複写装置、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置に接続され、画像形成済みの用紙を積載する排紙収納装置としては、図19に示すように構成されたものが知られている。図19において排紙収納装置8は、画像形成装置1の用紙搬送ユニット2によって搬送された用紙3を積載・収納する排紙台4と、エンドフェンス6と、一対のサイドフェンス7A,7Bとを有している。排紙台4は、その後端が支持軸5によって画像形成装置1に支持されており、画像形成装置1の本体内部へ折り畳んで収納することが可能に構成されている。エンドフェンス6は用紙3の搬送方向に、各サイドフェンス7A,7Bは用紙3の幅方向にそれぞれ移動自在に構成されており、それぞれ排紙台4の内方へ向けて折り畳み自在に構成されている。排紙台4は、エンドフェンス6による用紙3の整列性を向上させるため、通常前方が下がった傾斜角θの傾斜状態で画像形成装置1に取り付けられている。
上述した画像形成装置1によって画像形成された用紙3を排紙収納装置8に収納する場合、特に画像形成装置1が孔版印刷装置である場合の装置種類、用紙3の紙質、サイズ、印刷パターン等によっては、用紙3上の画像面がインキによって伸び、用紙3が図20に示すように上方に向けた凸形状のアーチ状態となる場合がある。用紙3がアーチ状態で排紙台4上に落下すると、空気抵抗によって位置がずれ易くなり整列性が悪化する。このため、用紙3のアーチ状態を落下過程で矯正し、整列性の向上を図る提案がなされている。
例えば「特許文献1」には、一対のサイドフェンスにそれぞれ各サイドフェンスの内方へ向けて突出する揺動部材を上下方向に複数設けた構成の排紙収納装置が開示されている。この技術によれば、アーチ状態で排出された用紙はその幅方向端部が揺動部材に当接することによって下方に向けた凸形状の逆アーチ状態となる。その後、揺動部材が用紙の重量で揺動して用紙を下方に通過させることにより用紙はその幅方向端部を再びアーチ状態に復帰しようとするが、下方に配置された揺動部材にその幅方向端部を当接させることで用紙は再び逆アーチ状態となり、空気抵抗の少ない姿勢で排紙台に排出・積載される。各揺動部材は上方への揺動は規制されており、用紙の幅方向端部が接触して下方へと揺動した後にはバランスウェイトによって上方へ向けて揺動し、初期位置に復帰するように構成されている。
また「特許文献2」には、用紙の幅方向端部を上方に反らせる接触面を有しかつ用紙の重量で揺動して用紙の落下を許容する揺動部材を各サイドフェンスの垂直方向に向けて複数設け、各サイドフェンスにそれぞれ揺動自在に支持されたアームに揺動部材をそれぞれ揺動自在に連結した構成とし、排紙台上に積載された用紙を上方へと取り出す際に各揺動部材が各サイドフェンスの内面から退避し、「特許文献1」と同様の作用効果を奏すると共に用紙の取り出し性を向上させる技術が開示されている。
特開平6−329327号公報 特開2003−40515号公報
上述した各技術では、それぞれ用紙の幅方向端部を上方に向けて反らせる揺動部材を備えているが、各揺動部材がサイドフェンスの内面に突出した位置を占めていることから、薄紙等の腰のない用紙では落下時に揺動部材を自重で退避させることができず、逆アーチ状態を保持できずに撓んでしまうことから整列性が悪化してしまうという問題点がある。
またインキが付着した用紙は、そのインキ付着面が他の面に比して伸びるため、インキ付着面が上面の場合にはアーチ状態となる。このアーチ状態は付着したインキ量に比例しており、付着したインキ量が多ければ多いほどアーチ状態がきつくなる。このことから、インキ付着量が多い部分と少ない部分とでは排出時における用紙の形状が異なるため、揺動部材を左右対称に配置しても用紙の整列性を向上させることが困難であるという問題点がある。
さらに、通常の孔版印刷装置では印刷速度に応じて用紙を排出する排紙搬送部材の用紙搬送速度を変更しているが、用紙の先端が衝突するエンドフェンスの角度を固定すると、用紙搬送速度が速い場合にはエンドフェンスに衝突したときの衝撃によって用紙が撓んでしまい、用紙の落下が不安定となって用紙の整列性が悪化し、また、用紙搬送速度が遅い場合には衝撃がエンドフェンスに吸収されすぎてしまい、用紙が先端から落下せずに整列性が悪化するという問題点がある。
本発明は上述した各問題点を解決し、用紙の種類及び用紙の状態に応じて整列性を向上することが可能であると共に、印刷速度に応じても用紙の整列性を向上することが可能な排紙収納装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、装置本体より排出される用紙を積載する排紙台と、前記排紙台に配設され前記用紙の幅方向の揃えを行う一対のサイドフェンスと、前記サイドフェンスの内面から突出する案内位置と前記内面から退避する収納位置との間で揺動可能な揺動部材とを備え、前記揺動部材は前記用紙の幅方向端部に接触する接触面を有すると共に前記各サイドフェンスの垂直方向に配設されていて前記用紙の自重で前記用紙の落下を許容する排紙収納装置において、前記揺動部材を収納位置あるいは複数の案内位置に位置決めする位置決め手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の排紙収納装置において、さらに前記位置決め手段は、前記サイドフェンスに対して移動自在な操作部と、前記操作部と一体的に移動可能であり前記操作部を移動した際に前記案内部材と係合して前記案内部材を案内位置あるいは収納位置に移動させる作用部材とを有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の排紙収納装置において、さらに前記揺動部材が前記用紙の搬送方向に複数列配設されると共に各列において前記揺動部材が垂直方向に千鳥状に配設され、各列にそれぞれ独立して前記位置決め手段を配設したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置において、さらに前記サイドフェンスに基端部を揺動自在に支持されたアーム部材を有し、前記揺動部材が前記アーム部材の自由端部に揺動自在に支持されていて、前記排紙台上に積載された用紙束を上方へと取り出す際に、前記揺動部材は前記用紙束の移動に伴い案内位置から収納位置へと変位することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置において、さらに前記用紙の幅方向端部に接触する誘導ガイド部材を前記揺動部材の上方に有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の排紙収納装置において、さらに前記誘導ガイド部材は前記各サイドフェンスにそれぞれ開閉自在に配設されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし請求項6のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置において、さらに前記排紙台に配設され前記用紙の搬送方向の揃えを行うエンドフェンスと、前記排紙台に対する前記エンドフェンスの角度を調整する角度調整機構とを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の排紙収納装置において、さらに前記角度調整機構は前記装置本体からの前記用紙の排出速度に応じて前記エンドフェンスの角度を調整することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または請求項8記載の排紙収納装置において、さらに前記角度調整機構は前記排紙台上に積載された前記用紙の枚数に応じて前記エンドフェンスの角度を調整することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし請求項9のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置を備えた画像形成装置であることを特徴とする。
本発明によれば、位置決め手段を作動させて複数の揺動部材を複数の案内位置あるいは収納位置に位置決めすることにより用紙に付与される落下抵抗を適正化することができ、用紙の腰の強さあるいは用紙へのインキ付着量に起因して発生する用紙の落下の不安定を解消して排紙台上での用紙の整列性を向上することができる。
また本発明によれば、装置本体からの用紙の排出速度あるいは排紙台上に積載された用紙の枚数に応じてエンドフェンスの角度を調整するので、エンドフェンスによる用紙の衝撃吸収を適正化することができ、衝撃吸収が不適正であることに起因する排紙揃えの悪化を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置としての孔版印刷装置の概略正面図である。同図において孔版印刷装置60は、外周面にクランパ61を有すると共に内部に図示しないインキ供給手段を有する版胴62、版胴62の外周面より使用済みのマスタを剥離する排版部63、図示しない画像読取部からの画像情報に基づいてマスタを製版し製版されたマスタを版胴62に供給する製版部64、版胴62に向けて用紙3を給送する給紙部65、給紙部65より給送された用紙3を版胴62に押圧するプレスローラ66、印刷済みの用紙3を搬送する排紙搬送手段67、排紙搬送手段67によって搬送された印刷済みの用紙3を収納積載する排紙収納装置68等を有している。これらの構成のうち、排紙収納装置68以外は周知の構成であるので、以下に簡単に説明する。
給紙部65は、昇降可能な給紙台69、給紙台69上の用紙3を最上位のものから1枚ずつ分離給送する給紙ローラ70及び分離ローラ71、分離給送された用紙3を所定のタイミングで版胴62とプレスローラ66との間に向けて給送するレジストローラ対72等を有している。製版部63からは製版されたマスタが版胴62に向けて送られ、このマスタはその先端をクランパ61で挟持された後に版胴62の回転によって版胴62の外周面上に巻装される。
製版済みマスタの版胴62への巻装後、給紙部65より1枚の用紙3が給送され、この用紙3はレジストローラ対72によって版胴62へ向けて給送される。レジストローラ対72の給紙タイミングと同期してプレスローラ66が揺動し、用紙3を版胴62の外周面に押圧する。この押圧動作により、図示しないインキ供給手段によって版胴62の内周面に供給されたインキが版胴62の開口部及びマスタ穿孔部を介して用紙3に転写される。
画像を転写された用紙3は図示しない剥離部材によって版胴62の外周面より剥離され、排紙搬送手段67によって吸着搬送される。排紙搬送手段67によって搬送された用紙3は装置本体73の外部に排出され、排紙収納装置68に順次積載収納される。
排紙収納装置68は、排紙台74、エンドフェンス75、一対のサイドフェンス76A,76Bを有している。エンドフェンス75は用紙3の搬送方向と同方向に位置調整可能であり、各サイドフェンス76A,76Bは用紙3の搬送方向と直交する用紙幅方向において位置調整可能である。各フェンス75,76A,76Bの位置調整機構は、従来と同様の周知の構成である。
ここで、本発明の第1の実施形態に用いられる排紙収納装置68について説明する。図2に示すように、用紙3の排紙方向右側に位置するサイドフェンス76Aの排紙方向上流側には、複数の揺動部材15が一体的に組み付けられた案内ユニット34が排紙方向に所定の間隔をおいて2つ配設されている。図示しないが、用紙3の排紙方向左側に位置するサイドフェンス76Bも同様の構成となっている。各サイドフェンス76A,76Bの、各案内ユニット34配設位置の上部には、用紙3の幅方向端部(排紙方向と平行な端部)を上方に向けて反らせて落下させるための誘導ガイド部材90がそれぞれ配設されている。各サイドフェンス76A,76Bには、図3に示すように、各揺動部材15を排紙収納装置68の内方へ臨ませるための開口部77が形成されており、各案内ユニット34はこの開口部77に外側から嵌め込まれて固定されている。誘導ガイド部材90は、実線で示す収納位置と二点鎖線で示す案内位置とを占めるべく、各サイドフェンス76A,76Bに形成された収納部79にそれぞれ開閉可能に支持されている。
図3、図4、図5に示すように、揺動部材15は、樹脂からなり第1揺動軸22と第2揺動軸23とを一体的に有するアーム21に回動自在に支持されている。揺動部材15は、図6及び図7に示すように、第2揺動軸23が嵌入される揺動穴20、バランス穴24、ストッパボス19、取付穴24a、接触面16、下端面17、切欠部26等を有しており、樹脂により一体成形されている。下端面17は揺動部材15の本体部(平板部)からほぼ垂直に立ち上げられた接触面16の延長として形成されており、ほぼ扇形状となるように形成されている。
揺動部材15はウエイトバランス25を一体的に有しており、ウエイトバランス25とバランス穴24との位置関係により揺動部材15の揺動動作が確保されている。ウエイトバランス25は断面L字形状を呈しており、ストッパボス19に係合する位置決め溝25a、取付穴24aと対応する位置に形成されたねじ穴25bを有し、ストッパボス19に位置決め溝25aを係合させた状態で取付穴24aに挿通される固定ねじ50で揺動部材15に固定される。切欠部26は揺動穴20の上方に設けられており、第1段部26aと第2段部26bとを有している。
第2揺動軸23の、揺動穴20に嵌入する側とは反対側の端部は、図3に示すように、揺動部材15がサイドフェンス76Aの内面78から突出する案内位置を占める際に後述するガイド穴33に当接し、過度なアーム21の揺動が規制される。
ウエイトバランス25の屈曲端25cは、排紙方向への接触面16の幅Wよりも長く形成されていて揺動部材15から突出している。屈曲端25cが突出する側のケーシング27内には、揺動部材15の揺動時に屈曲端25cの移動を許容すると共に、揺動部材15が案内位置を占めた際に屈曲端25cと当接する大きさのガイド穴33が形成されている。ガイド穴33と屈曲端25cとの当接により揺動部材15が過度に内面78から突出しないように規制されており、屈曲端25cとガイド穴33とは揺動部材15のストッパ機構として機能する。揺動部材15は、揺動穴20に第2揺動軸23が嵌入されることで第2揺動軸23を支点としてアーム21に揺動自在に支持され、図3に示す案内位置と内面78から退避する収納位置との間で揺動する。
図7は、アーム21と揺動部材15とを組み付けたリンク連結体14を示している。揺動部材15の接触面16には、用紙3の幅方向端部を上方に反らせながら滑らかに揺動部材15を揺動させると共に用紙3が引っ掛かることなく落下するように、低摩擦面化処理(表面コーティング処理等)が施されている。また接触面16は、用紙3への擦れ痕の発生を防止して画像不良の発生を防止するために、排出方向に向けて一定の幅W(本実施形態では4〜7mm)を有している。
図3に示すように、案内ユニット34は、サイドフェンス76Aに固定されるケーシング27、ケーシング27に収容された複数のリンク連結体14、揺動部材15を複数の案内位置と収納位置とへ変位させる位置決め手段80とを有している。本実施形態では図4及び図5に示すように、ケーシング27の収納部27aに第1のリンク連結体14a、第2のリンク連結体14b、第3のリンク連結体14cの3つのリンク連結体14が収容されている。ケーシング27の両側面27b,27cには、それぞれ支持ボス29a,29b,29cが配設されている。各支持ボス29a,29b,29cにはそれぞれ支持穴30が穿設されており、各支持穴30にはアーム21の第1揺動軸22の一端が収納部27a側からそれぞれ揺動自在に嵌入される。
各支持ボス29a,29b,29cの位置は、両側面27b,27cにおいて互いに対象に配置されており、第1揺動軸22が側面27b,27cの何れにも装着可能に構成されている。第1揺動軸22の、支持穴30に嵌入される側とは反対側の端部は、組み付け時において後述する移動板82の立ち曲げ部82cに当接し、これにより第1揺動軸22が何れかの側面27b,27cと立ち曲げ部82cとに挟まれてリンク連結体14の脱落が防止されている。
本実施形態では、ケーシング27の右側面27bには1段目の支持ボス29aに第1のリンク連結体14aが、3段目の支持ボス29cに第3のリンク連結体14cがそれぞれ取り付けられ、ケーシング27の左側面27cには2段目の支持ボス29bに第2のリンク連結体14bが取り付けられている。第2のリンク連結体14bは、第1及び第3のリンク連結体14a,14cとは左右対称の形状を呈している。
各リンク連結体14は、ケーシング27の垂直方向に所定の間隔をおいて千鳥状に配置され、排紙方向においては2列構成となっている。これにより、収納部27a内において各リンク連結体14同士の干渉がなく、案内ユニット34全体としては用紙3の積載方向(垂直方向)に配置された各揺動部材15がそれぞれ落下する用紙3に対して機能することとなる。
位置決め手段80は、図4及び図5に示すように、サイドフェンス76Aに対して摺動自在な操作部としての取っ手81と、取っ手81と一体的に移動可能に設けられた作用部材としての移動板82とを有している。取っ手81はケーシング27を覆う形状を呈し、ケーシング27に対して摺動可能に装着されている。ケーシング27には、図4において上下方向である用紙3の積載方向に向けて延びる長穴84が、ケーシング27の上下方向に間隔をおいて複数形成されている。取っ手81の内部には、各長穴84に嵌入するボス部81aが複数形成されており、各ボス部81aと各長穴84とにより取っ手81のガイド機構が構成されている。各ボス部81aには、ねじ穴81bがそれぞれ形成されている。
移動板82は、図4に示すように、第1のリンク連結体14a及び第3のリンク連結体14cと第2のリンク連結体14bとを収納部27a内において排紙方向に分割しており、各第1揺動軸22の端部が当接する立ち曲げ部82cを有している。金属からなる移動板82は断面L字形状を呈しており、図5、図8に示すように摺動部82aと同一平面となるように立ち曲げ部82cの一部を切り起こされて取付部82bが2箇所形成されている。移動板82は、各取付部82bを各ボス部81aに接合させた状態で図3に示すピン18により取っ手81と一体化されている。
サイドフェンス76A寄りの立ち曲げ部82cには、複数の突起部83a,83b,83cが垂直方向に向けて形成されている。各突起部83a,83b,83cは、各揺動部材15に対応して千鳥状となるように配置されている。本実施形態において、突起部83aは第1のリンク連結体14aの揺動部材15の上方に、突起部83bは第2のリンク連結体14bの揺動部材15の上方に、突起部83cは第3のリンク連結体14cの揺動部材15の上方にそれぞれ配置されている。各突起部83a,83b,83cは、各揺動部材15に形成されている切欠部26の上方に位置するように配置されていて、取っ手81を下方に向けて摺動させたときに取っ手81と一体的に移動して切欠部26に上方から係合可能に構成されている。
ここで、切欠部26と突起部83と第2揺動軸23との位置関係について説明する。切欠部26は、揺動部材15が案内位置を占めているときに突起部83の移動経路上に位置するように形成されている。突起部83は第1揺動軸22の中心よりも内面78側に位置していて、第2揺動軸23の中心は第1揺動軸22の中心よりも内面78とは反対側にオフセットして配置されている。
図9に基づいて、用紙3が排紙収納装置68に積載・収納される際の揺動部材15の動作を説明する。この説明における用紙3は、その厚みが標準的なものとする。孔版印刷装置60の排紙搬送手段67により排出される用紙3がアーチ状態で排出された場合、先ず図2及び図3に示す誘導ガイド部材90に用紙3の幅方向端部が当接し、これにより用紙3は逆アーチ状態で第1のリンク連結体14aの揺動部材15に接触して、図9に符号3cで示す状態となる。用紙3の端部は揺動部材15の接触面16に接触した後、落下して符号3dで示す状態に移行し、これに伴い揺動部材15はアーム21の第2揺動軸23を支点として収納部27a内の符号f1で示す位置に揺動する。続いて用紙3が落下してその端部が符号3eで示す状態に移行し、揺動部材15は符号f2で示す位置に揺動する。
さらに用紙3が落下してその端部が符号3fで示す状態に移行し揺動部材15が符号f3で示す位置に揺動すると、用紙3の端部が接触面16から解放され揺動部材15がその自重及びウエイトバランス25の重さによって案内位置である初期位置e1に復帰する。この初期位置e1は、屈曲端25cがガイド穴33のストッパエッジ33aに当接することによって決定される。揺動部材15を離れた用紙3は、逆アーチ状態で第2のリンク連結体14bの揺動部材15、第3のリンク連結体14cの揺動部材15と連続的に接触し、最終的に逆アーチ状態で排紙台74上に排出・積載される。
用紙3の逆アーチ状態での滑らかな落下を可能とするため、サイドフェンス76Aからの各揺動部材15の突出量Fは10〜13mm程度に、また接触面16の傾斜角度θは25〜40°程度にそれぞれ設定されている。サイドフェンス76B側においても同様の構成、機能、条件である。
次に、図10に基づいて、排紙台74上に積載された用紙3を取り出すときの揺動部材15の動作を説明する。図10(a)に示すように、本実施形態では揺動部材15の下端面17を扇形としているので、用紙3の積載時において用紙3の端部が揺動部材15の裏側に潜り込むことが防止され、図に矢印Dで示す用紙幅方向での用紙3の挙動が安定する。積載された用紙3を取り出す際には、用紙3の束である用紙束3Aが矢印E方向に持ち上げられる。
図10(a)に示す状態から用紙束3Aが矢印E方向に持ち上げられると、揺動部材15は用紙束3Aの角3aで上方に押し上げられる。揺動部材15は、屈曲端25cがガイド穴33のストッパエッジ33aに沿って上方に移動する変位をし、これに伴ってアーム21が第1揺動軸22を支点として揺動し、図10(b)に示すように揺動部材15とアーム21とが変位する。さらに用紙束3Aが持ち上げられると、図10(c)に示すように揺動部材15はストッパエッジ33aによって案内されつつ上方へと変位し、アーム21の変位も行われて揺動部材15が収納部27a内に完全に入り込む。この一連の動作により、用紙束3Aはリンク連結体14cに引っ掛かることなく滑らかに持ち上げられる。この持ち上げ動作は、第1のリンク連結体14a及び第2のリンク連結体14bにおいても同様になされる。ケーシング27内に入り込んだリンク連結体14は、図10(d)に示すように、揺動部材15の自重とウエイトバランス25とによって収納位置から初期位置e1に復帰する。
用紙3としてその厚みが標準よりも薄く腰がないものを使用する場合には、誘導ガイド部材90をサイドフェンス76Aの内面から突出した図2に二点鎖線で示すガイド位置に置いたまま揺動部材15の位置のみを調整する。この調整を行うには、図11に示すように取っ手81を垂直下方に向けて移動させ、これと一体の移動板82を同方向に移動させる。図11(a)に示す初期位置から取っ手81を移動させると、突起部83が切欠部26の第1段部26aに当接し、揺動部材15が初期位置である第1の案内位置から第2揺動軸23を中心に図11において時計回り方向に揺動され、図11(b)に示す第2の案内位置を占める。この状態からさらに取っ手81を移動させると、突起部83が切欠部26の第2段部26bに嵌入して揺動部材15は図11(c)に示す収納位置を占める。
各揺動部材15を収納位置に位置決めすることで、孔版印刷装置60の排紙搬送手段67により排出された薄い用紙3は揺動部材15に案内されなくなり、揺動部材15によって薄い用紙3が撓むことが防止され、揺動部材15によって案内する場合よりも落下時における用紙3の逆アーチ状態を保持し易くなり、用紙3を整然と排紙台74上に積載することが可能となる。揺動部材15の上方では誘導ガイド部材90が内面78から突出した状態を占めているため、排紙搬送手段67から排出された普通の厚みの用紙3及び厚みの薄い用紙3はエンドフェンス75に接触するまでにその下方よりガイドされる。このため用紙3がアーチ状態になることが抑制され、安定した状態で揺動部材15へと受け渡されることとなり、揺動部材15との位置関係が安定して排紙揃えがさらに向上する。
揺動部材15を案内位置に戻すには取っ手81を上方に向けて移動させ、移動板82を同方向に移動させる。これにより突起部83が切欠部26の第2段部26bから外れ、自重とウエイトバランス25との作用により揺動部材15が収納位置から第2の案内位置へと変位する。このとき突起部83は切欠部26の第1段部26aに係合している。この状態からさらに取っ手81を上方に向けて移動させると、突起部83が切欠部26の第1段部26aから外れ、揺動部材15が第2の案内位置から第1の案内位置へと変位する。この状態では屈曲端25cがガイド穴33に当接しており、揺動部材15の位置が保持されている。
排紙搬送手段67より排出された用紙3が標準のものよりも厚みが厚い場合には、用紙そのものの腰が強いために誘導ガイド部材90によるガイドは必要なく、このときには図3に実線で示すように、内面78から突出させないようにオペレータが誘導ガイド部材90を収納部79に収納させる。
また、厚みが薄く腰が弱い用紙3では、用紙3自体が波打ってしまい不安定な落下をしてしまう場合がある。この場合には、取っ手81を操作して揺動部材15を第2の案内位置に位置決めすることで、用紙3に付与される落下抵抗が弱められ、落下が安定して整列性を向上することができる。
さらに、インキが付着した用紙はインキ付着面がインキ非付着面に比して伸びるため、本実施形態においては用紙3がアーチ状態となる。このアーチ状態は付着したインキ量が多ければ多いほどきつくなるため、用紙3に対するインキ付着量に応じて複数の揺動部材15を第1の案内位置、第2の案内位置あるいは収納位置に位置決めすることにより、用紙3に付与される落下抵抗を適正化することができ、整列性を向上することができる。
上述の実施形態では、各揺動部材15にそれぞれ第1段部26aと第2段部26bとを有する切欠部26を設け、位置決め手段80によって各揺動部材15を第1あるいは第2の案内位置に位置決めさせる構成としたが、さらに多くの段部を切欠部に設け、複数の案内位置に各揺動部材15を位置決めさせる構成、あるいは揺動部材15の突起部83が当接する部位をカム形状とすると共に移動板82を複数の位置で固定可能な手段(例えばクリックストップ機構)を設け、各揺動部材15を複数の案内位置に位置決めさせる構成を採用してもよい。
上述の実施形態では、ケーシング27に揺動自在に支持されたアーム21によって揺動部材15を揺動自在に支持する構成としたが、用紙束2Aの取り出し性を考慮しないのであれば揺動部材15を直接ケーシング27に揺動自在に支持する構成を採用してもよい。この構成においても上述した実施形態と同様に、排紙台74への用紙3の整列性を向上させて良好な積載機能を得ることができる。また、上述の実施形態では各揺動部材15を千鳥状に複数列配置する構成としたが、垂直方向に直線上に配置する構成、単列に配置する構成としてもよい。
図12は、本発明の第2の実施形態に用いられるエンドフェンスを示している。同図においてエンドフェンス40は、エンドフェンス本体41、エンドフェンスブラケット42、角度調整ブラケット43、角度調整ねじ44、目印ブラケット45等を有している。
エンドフェンスブラケット42は排紙台74に排紙方向と平行な方向に移動自在に支持されており、エンドフェンスブラケット42にはエンドフェンス本体41が揺動自在に取り付けられている。エンドフェンス本体41は、図示しない付勢手段によって図12において反時計回り方向への付勢力を付与されている。
エンドフェンス本体41の裏面側には角度調整ブラケット43が取り付けられている。図13に示すように、金属板を折り曲げて形成された角度調整ブラケット43は取付部43aを有しており、この取付部43aをエンドフェンス本体41の裏面にねじ止め、接着等の適宜の方法によって固定される。角度調整ブラケット43の、取付部43aと連続して立ち曲げられた上面43bには角度調整ねじ44に螺合するねじ部43cが、上面43bと連続し取付部43aと平行な平面部43dには窓部43eが、平面部43dと連続し上面43bと平行な下面43fには角度調整ねじ44が貫通する図示しない穴部がぞれぞれ設けられている。
角度調整ねじ44はねじ部44aとつまみ部44bとを有しており、ねじ部44aを角度調整ブラケット43のねじ部43cに螺合させた状態でその先端部44cをエンドフェンスブラケット42の上面に当接させている。
この構成により、つまみ部44bを回して角度調整ねじ44をねじ込み、下面43fからの角度調整ねじ44の突出量を大きくするとエンドフェンス本体41が図12において時計回り方向に傾き、下面43fからの角度調整ねじ44の突出量を小さくするとエンドフェンス本体41が図12において反時計回り方向に傾く。角度調整ブラケット43と角度調整ねじ44とによって角度調整機構46が構成されている。
角度調整ねじ44のねじ部44aの中程には目印ブラケット45が取り付けられている。目印ブラケット45は、図14に示すように窓部43eに嵌入する指示部45aを有しており、指示部45aよりも幅広に形成された基部45bは、図15に示すようにねじ部44aの中程に形成された凹部44dに回転自在に取り付けられている。また平面部43dには、図13に示すように指示部45aによって示される目盛43gが設けられている。目盛43gは、孔版印刷装置60の印刷速度に比例して変化する排紙搬送手段67の排紙速度に対応して設けられており、指示部45aが目盛43gの「1」を指したときにはエンドフェンス本体41が図16に符号Aで示す位置に、指示部45aが目盛43gの「3」を指したときにはエンドフェンス本体41が図16に符号Bで示す位置に、指示部45aが目盛43gの「5」を指したときにはエンドフェンス本体41が図16に符号Cで示す位置にそれぞれ位置決めされる。
上述の構成により、つまみ部44bを回してエンドフェンス本体41の傾きを変化させることができる。このエンドフェンス本体41の傾きは、用紙3がエンドフェンス本体41に衝突したときの衝撃吸収の度合いに関係し、図16に符号Aで示すようにエンドフェンス本体41が最も排紙方向上流側に位置するときは衝撃の吸収の度合いが少なく、符号Cで示すようにエンドフェンス本体41が最も排紙方向下流側に位置するときは衝撃の吸収が多い。
このことから、排紙搬送手段67の排紙速度が最も低速である第1速の場合には、エンドフェンス本体41を図16に符号Aで示す位置に位置決めさせることで、衝撃が吸収されすぎてしまうことで落下の際に用紙3が先端から落下しなくなることに起因する排紙揃えの悪化の発生を、適度に衝撃を吸収することにより防止することができる。また、排紙搬送手段67の排紙速度が最も高速である第5速の場合には、エンドフェンス本体41を図16に符号Cで示す位置に位置決めさせることで、衝撃が吸収されずに用紙3が跳ね返ったり撓んだりしてしまうことに起因する排紙揃えの悪化を、確実に衝撃を吸収することにより防止することができる。
図17は、本発明の第3の実施形態に用いられるエンドフェンスを示している。同図においてエンドフェンス50は、エンドフェンス本体51、エンドフェンスブラケット52、角度調整ブラケット53、角度調整軸54、ステッピングモータ55等を有している。
エンドフェンスブラケット52は排紙台74に排紙方向と平行な方向に移動自在に支持されており、エンドフェンスブラケット52にはエンドフェンス本体51が揺動自在に取り付けられている。エンドフェンス本体51は、図示しない付勢手段によって図17において反時計回り方向への付勢力を付与されている。
エンドフェンス本体51の裏面側には角度調整ブラケット53が取り付けられている。図17、図18に示すように、金属板を断面S字形状に折り曲げて形成された角度調整ブラケット53は取付部53aを有しており、この取付部53aをエンドフェンス本体51の裏面にねじ止め、接着等の適宜の方法によって固定される。角度調整ラケット53の上面53bにはピニオン55aを有するステッピングモータ55が取り付けられており、上面53bと平行な中面53cには角度調整軸54を回転自在に支持する軸受53dが、平面部53eには窓部53fが、下面53gには角度調整軸54が貫通する図示しない穴部がそれぞれ設けられている。
角度調整軸54は、外周面に雄ねじを形成されたねじ部54aと、ねじ部54aが螺合する雌ねじを形成された軸部54bとを有しており、ねじ部54aを角度調整ブラケット53の軸受53dに支持された状態で軸部54bの先端をエンドフェンスブラケット52の上面に当接させている。ねじ部54aの上端部にはピニオン55aに噛合するギヤ56が、軸部54bの上端部には窓部53fに嵌入する指標58がそれぞれ一体的に設けられている。また平面部53eには、指標58の初期位置を検知するホームポジションセンサ59が設けられている。
上述の構成より、ステッピングモータ55を作動させてその回転駆動力をピニオン55a、ギヤ56を介して角度調整軸54に伝達させ、ねじ部54aを軸部54bにねじ込み、ねじ部54aの軸部54bへのねじ込み量を小さくするとエンドフェンス本体51が図17において時計回り方向に傾き、ねじ部54aの軸部54bへのねじ込み量を大きくするとエンドフェンス本体51が図17において反時計回り方向に傾く。角度調整軸54、ステッピングモータ55、ピニオン55a、ギヤ56によって角度調整機構57が構成されている。
従って、例えば図16に符号Aで示す位置にエンドフェンス本体51が位置するときに指標58がホームポジションセンサ59に検知されるように設定し、孔版印刷装置60から印刷速度信号を受けてステッピングモータ55を作動させることにより、第2の実施形態と同様に排紙搬送手段67からの用紙3の排紙速度に応じてエンドフェンス本体51の位置を制御することができ、第2の実施形態と同様の作用効果を自動的に得ることができる。
さらに第3の実施形態の変形例として、排紙台74上における用紙3の積載枚数に応じてステッピングモータ55を作動させ、エンドフェンス本体51の位置を制御する構成としてもよい。この場合は、排紙台74上への用紙3の積載枚数が増加するとエンドフェンス50に衝突した後に排紙台74上に積載されるまでの時間が短縮され、エンドフェンス50による衝撃吸収が小さいと排紙揃えが悪化することから、積載枚数が増えるにつれて(例えば100枚毎に)エンドフェンス本体51を図16に符号Cで示す位置から符号Aで示す位置へと移動させる。これにより、排紙台74上での用紙3の積載枚数が増えるに連れてエンドフェンス50による衝撃吸収が大きくなり、排紙揃えを向上することができる。
上述した各実施形態では、排紙収納装置を装着する画像形成装置として孔版印刷装置を示したが、この排紙収納装置が装着される画像形成装置は孔版印刷装置には限定されず、大量排紙される他の印刷装置、複写機等の事務機器全般に適用可能である。
本発明の第1ないし第3の実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる案内ユニット及び誘導ガイド部材を説明するためのサイドフェンスの正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる案内ユニット及び位置決め手段及び誘導ガイド部材を説明するためのサイドフェンスの側断面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる案内ユニット及び位置決め手段を説明するための概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる案内ユニット及び位置決め手段を説明するための分解正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられるリンク連結体を説明するための分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に用いられるリンク連結体の(a)側面図(b)正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる移動板の(a)正面図(b)側面図である。 本発明の第1の実施形態における用紙の落下に伴う揺動部材の変位を説明するための概略図である。 本発明の第1の実施形態における排紙台上からの用紙束の取り出しに伴う揺動部材の変位を説明するための概略分図である。 本発明の第1の実施形態における取っ手の移動に伴う揺動部材の変位を説明するための概略分図である。 本発明の第2の実施形態に用いられるエンドフェンスの概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられるエンドフェンスの角度調整機構を説明するための概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられるエンドフェンスの角度調整機構を説明するための概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態に用いられるエンドフェンスの角度調整機構を説明するための概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられるエンドフェンスの角度調整機構によるエンドフェンス本体の変位状態を説明するための概略図である。 本発明の第3の実施形態に用いられるエンドフェンスの概略図である。 本発明の第3の実施形態に用いられるエンドフェンスの角度調整機構を説明するための概略図である。 従来の排紙収納装置を説明する概略図である。 従来の問題点を説明するための概略図である。
符号の説明
3 用紙
3A 用紙束
15 揺動部材
16 接触面
21 アーム部材(アーム)
40,50 エンドフェンス
46,57 角度調整機構
60 画像形成装置
68 排紙収納装置
73 装置本体
74 排紙台
76A,76B サイドフェンス
78 サイドフェンスの内面
80 位置決め手段
81 操作部(取っ手)
82 作用部材(移動板)
90 誘導ガイド部材

Claims (10)

  1. 装置本体より排出される用紙を積載する排紙台と、前記排紙台に配設され前記用紙の幅方向の揃えを行う一対のサイドフェンスと、前記サイドフェンスの内面から突出する案内位置と前記内面から退避する収納位置との間で揺動可能な揺動部材とを備え、前記揺動部材は前記用紙の幅方向端部に接触する接触面を有すると共に前記各サイドフェンスの垂直方向に配設されていて前記用紙の自重で前記用紙の落下を許容する排紙収納装置において、
    前記揺動部材を収納位置あるいは複数の案内位置に位置決めする位置決め手段を有することを特徴とする排紙収納装置。
  2. 請求項1記載の排紙収納装置において、
    前記位置決め手段は、前記サイドフェンスに対して移動自在な操作部と、前記操作部と一体的に移動可能であり前記操作部を移動した際に前記案内部材と係合して前記案内部材を案内位置あるいは収納位置に移動させる作用部材とを有することを特徴とする排紙収納装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の排紙収納装置において、
    前記揺動部材が前記用紙の搬送方向に複数列配設されると共に各列において前記揺動部材が垂直方向に千鳥状に配設され、各列にそれぞれ独立して前記位置決め手段を配設したことを特徴とする排紙収納装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置において、
    前記サイドフェンスに基端部を揺動自在に支持されたアーム部材を有し、前記揺動部材が前記アーム部材の自由端部に揺動自在に支持されていて、前記排紙台上に積載された用紙束を上方へと取り出す際に、前記揺動部材は前記用紙束の移動に伴い案内位置から収納位置へと変位することを特徴とする排紙収納装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置において、
    前記用紙の幅方向端部に接触する誘導ガイド部材を前記揺動部材の上方に有することを特徴とする排紙収納装置。
  6. 請求項5記載の排紙収納装置において、
    前記誘導ガイド部材は前記各サイドフェンスにそれぞれ開閉自在に配設されていることを特徴とする排紙収納装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置において、
    前記排紙台に配設され前記用紙の搬送方向の揃えを行うエンドフェンスと、前記排紙台に対する前記エンドフェンスの角度を調整する角度調整機構とを有することを特徴とする排紙収納装置。
  8. 請求項7記載の排紙収納装置において、
    前記角度調整機構は前記装置本体からの前記用紙の排出速度に応じて前記エンドフェンスの角度を調整することを特徴とする排紙収納装置。
  9. 請求項7または請求項8記載の排紙収納装置において、
    前記角度調整機構は前記排紙台上に積載された前記用紙の枚数に応じて前記エンドフェンスの角度を調整することを特徴とする排紙収納装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちの何れか1つに記載の排紙収納装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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