JP2012171752A - 用紙分離機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を増加させることなく、用紙トレイに積層収納された用紙を分離して重送などの搬送エラーを防止し、用紙分離機構自体やこの機構を備えたプリンタ等の機器の小型化・薄型化および低コスト化を実現可能とする用紙分離機構を提供する。
【解決手段】トレイ本体3に記録用紙が積層収納された用紙トレイ2を装置本体のトレイ装着部に装着し、給紙ローラRを最上位の記録用紙に当接させ、回転駆動し、用紙の搬送経路へ記録用紙を送出させる際に、記録用紙を1枚ずつ分離して用紙の搬送経路へ送出する用紙分離機構1であって、給紙ローラRにより送出される記録用紙の搬送方向下流側先端部を突き当てて捌くための分離面5が形成され、分離面の傾斜角度を変更させる揺動可能な傾斜形成部材6と、トレイ装着部への装着と連動して傾斜形成部材6に当接し、傾斜形成部材を揺動させて分離面の傾斜角度を変更させる傾斜角度変更部7とを備えた用紙分離機構。
【選択図】図1
【解決手段】トレイ本体3に記録用紙が積層収納された用紙トレイ2を装置本体のトレイ装着部に装着し、給紙ローラRを最上位の記録用紙に当接させ、回転駆動し、用紙の搬送経路へ記録用紙を送出させる際に、記録用紙を1枚ずつ分離して用紙の搬送経路へ送出する用紙分離機構1であって、給紙ローラRにより送出される記録用紙の搬送方向下流側先端部を突き当てて捌くための分離面5が形成され、分離面の傾斜角度を変更させる揺動可能な傾斜形成部材6と、トレイ装着部への装着と連動して傾斜形成部材6に当接し、傾斜形成部材を揺動させて分離面の傾斜角度を変更させる傾斜角度変更部7とを備えた用紙分離機構。
【選択図】図1
Description
様々な厚さ・コシ・粗度の記録用紙を確実に分離する分離手段を備え、複数枚が重なった状態で重送されることを防止して多種多様な用紙の分離搬送を行うことを可能とした用紙分離機構に関する。
近年、紙の多様化により、様々な種類の厚さ・コシ・粗度の用紙が印刷に用いられるようになり、プリンタやファックスなどの用紙を1枚ずつ分離搬送して所定の処理を施す機器においては、用紙を確実に分離することができずに複数枚同時に搬送する、いわゆる重送を防止することが課題となっている。
そこで、例えば、特許文献1の従来のプリンタの用紙分離機構101においては、図7に示すように、分離ローラ102の近傍に設けた分離板103の傾斜角度を用紙に合わせて変更させ、該分離ローラ102による記録用紙Pの分離を補助することが提案されている。
この従来のプリンタの用紙分離機構101は、給紙ローラRによってピックアップされた記録用紙Pに対して斜面の抗力を与えることにより、複数枚の記録用紙Pがピックアップされた際に、その抗力によって重なった記録用紙Pを分離して搬送方向における下流側に重送されることを防止するものであり、用紙分離機構101は、記録用紙Pを用紙トレイ104に設けた圧板105の揺動に連動させて分離板103の傾斜角度が変更されるようになっており、記録用紙Pの種類や厚さ、枚数に応じて記録用紙Pに与える抗力を変更させて用紙の分離を行っている。
しかしながら、上記従来例では、分離板103の回転軸に配設されたギア106と圧板105の回転軸に配設されたギア107とを、別のアイドルギア108によって連接させることにより連動可能とするものであり、このようにギア駆動による機構は部品点数が増加し、プリンタの小型化および薄型化を妨げることになる。さらに、部品点数の増加は、コストの面においても好ましくない。そして、この課題は、前述のプリンタに限るものではなく、ファックスやコピー機など、用紙を1枚ずつ分離搬送して所定の処理を施す機器において共通する課題である。
そこで、本発明は、部品点数を増加させることなく、用紙トレイに積層収納された用紙を確実に分離して重送などの搬送エラーを防止し、該用紙分離機構自体やこの機構を備えたプリンタ等の機器の小型化・薄型化および低コスト化を実現可能とする用紙分離機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の用紙分離機構は、トレイ本体に記録用紙が積層収納された用紙トレイを装置本体の筐体に形成されたトレイ装着部に装着し、前記装置本体に配設された給紙ローラを最上位に積層された記録用紙に当接させた状態で回転駆動させることにより用紙の搬送経路へ前記記録用紙を送出させる際に、前記記録用紙を1枚ずつ分離して前記用紙の搬送経路へ送出する用紙分離機構であって、前記給紙ローラにより送出される記録用紙の搬送方向下流側先端部を突き当てて捌くための分離面が形成され、前記分離面の傾斜角度を変更させるべく揺動可能に配設された傾斜形成部材と、前記用紙トレイの前記トレイ装着部に対する装着と連動して前記傾斜形成部材に当接し、前記傾斜形成部材を揺動させて前記分離面の傾斜角度を変更させる傾斜角度変更部とを備えたことを特徴とする。
このような、本発明の第1の用紙分離機構によれば、例えば、用紙の特性にあった傾斜角度変更部を備える用紙トレイを、適宜、選択して用いることで、分離面を用紙トレイに積層収納された記録用紙の特性に合わせた傾斜角度に変更することができ、用紙トレイ内の記録用紙を確実に分離して重送の発生を防止することができる。
本発明の第2の用紙分離機構は、前記傾斜形成部材が、前記用紙の搬送経路と直交する方向に延在する揺動軸により揺動可能とされ、ばね部材により常に一方向へ揺動が付勢されており、前記用紙トレイが前記トレイ装着部に装着された際に、前記傾斜角度変更部を前記傾斜形成部材に当接させ、前記ばね部材による付勢に抗して前記傾斜形成部材を揺動させることにより、前記分離面の傾斜角度を変更した状態を保持することを特徴とする。
このような、本発明の第2の用紙分離機構によれば、簡便に分離面の傾斜角度を変更することができ、しかも、機構の部品点数をさほど増加させることなく、用紙分離機構自体およびこの用紙分離機構を備える機器の小型化・薄型化および低コスト化を実現することができる。
本発明の第3の用紙分離機構は、前記傾斜角度変更部が、前記用紙トレイに収納する記録用紙の特性に合わせて前記傾斜形成部材の揺動量を変更するべく、前記傾斜形成部材に対する当接状態、具体的には、用紙トレイの挿入方向への突出量を調整可能に形成されていることを特徴とする。
このような、本発明の第3の用紙分離機構によれば、傾斜角度変更部を記録用紙の特性に合わせて調整することで、多種多様な性質の記録用紙にあわせて、前記傾斜形成部材を揺動させ、前記分離面の傾斜角度を変更させることができるので、より確実に用紙を分離して搬送経路へ送出することが可能となる。
本発明の第4の用紙分離機構は、前記傾斜形成部材が、装置本体内に配設され、前記傾斜角度変更部は、前記用紙トレイの記録用紙の搬送方向下流側先端部に形成されていることを特徴とする。
このような、本発明の第4の用紙分離機構によれば、装置本体へ用紙トレイを装着するときに、用紙トレイの記録用紙の搬送方向下流側先端部に形成された傾斜角度変更部を、装置本体内に配設された傾斜形成部材に当接させ、この傾斜形成部材を揺動させて前記分離面の傾斜角度を変更することで、前記用紙トレイの前記トレイ装着部に対する装着と、前記分離面の傾斜角度の変更との連動を実現することができる。
本発明の第5の用紙分離機構は、前記装置本体が、プリンタであることを特徴とする。
このような、本発明の第5の用紙分離機構によれば、プリンタにおいて、多種多様な記録用紙を用いた印刷における用紙の分離搬送を安定して行なうことが可能となり、しかも、プリンタの小型化・薄型化および低コスト化も実現することができる。
このように、本発明の用紙分離機構によれば、傾斜角度変更部を備えることにより、用紙トレイの装置本体への装着に連動させて、記録用紙の搬送方向における下流側先端部を突き当てて捌くための分離面の傾斜角度を該用紙トレイに収納した記録用紙の特性に合わせて変更させることができるので、容易に記録用紙を分離して重送の発生を防止することを可能とするとともに、部品点数を抑えた構成とすることで、該用紙分離機構自体や、この機構を備える機器の小型化・薄型化および低コスト化を実現することができる。
以下、装置本体としてプリンタを用いる場合の本発明に係る用紙分離機構の具体的な実施形態を図1乃至図6を用いて説明する。
本第1実施形態におけるプリンタのプリンタ本体を構成する筐体には、用紙トレイ2を装着するためのトレイ装着部が形成されている。また、前記プリンタ本体内には、前記トレイ装着部に装着された用紙トレイ2に収納されている最上位の記録用紙に当接した状態で回転することにより、記録用紙を1枚ずつ搬送するための給紙ローラRが配設されている。
さらに、プリンタ本体内には、給紙ローラRにより、用紙トレイ2から送出される記録用紙Pの搬送方向下流側先端部を突き当てて1枚ずつに捌くための分離面5が形成された傾斜形成部材6が、その分離面5の傾斜角度を変更させるべく、プリンタ本体内に形成されたステイSに対し、揺動可能に配設されている。つまり、給紙ローラRの近傍には、記録用紙Pの搬送方向下流側先端部が当接し、積層された記録用紙Pのうち最上位の記録紙Sのみを分離するための傾斜形成部材6が、分離面5の用紙トレイの用紙載置面に対する傾斜角度を調整しつつ位置させることができるように配設されている。
傾斜形成部材6は、図2に詳示するように、用紙トレイの用紙載置面に対して所定の傾斜角度に傾斜させて配設される分離面5が形成され、記録用紙Pの搬送方向と直交する方向に延在する揺動軸6bにより揺動可能に軸支され、用紙トレイ2に積層された記録用紙Pの積層方向に対する分離面5の傾斜角度を調整可能とされた揺動部材6aを備えている。なお、本実施形態において、揺動軸6bは分離面5の上方に配設される辺部(上辺部)に配設されており、分離面5の下辺部側は可動側として揺動軸6bを支軸として揺動可能とされている。
そして、傾斜形成部材6は、ばね荷重を以て揺動軸6bを支点として傾斜形成部材6の可動側を記録用紙Pの搬送方向における下流側へ常に付勢するばね部材6dを有している。ばね部材6dはトーションばねやコイルばね等を用いることができるが、本実施形態においては、トーションばねを用い、その一方のアームをプリンタ本体のステイSに固定し、他方のアームを揺動部材6aの分離面5の裏面に固定して配設されている。
また、揺動部材6aの両側部には、記録用紙Pの搬送経路と直交する方向へ水平に突出し、後述の傾斜角度変更部7と係合するピン6cが形成されている。
なお、本実施形態において、傾斜形成部材6は、プリンタ本体内において、記録用紙の搬送経路における幅方向に離間させて2つ、配設されている。
一方、用紙トレイ2は、記録用紙Pを積層収納する記録用紙収納部3aが形成されたトレイ本体3を有しており、トレイ本体3の記録用紙Pの搬送方向下流側に位置することとなる端壁3bには、用紙トレイ2をプリンタ本体に装着した際に、プリンタ本体3のステイSに配設された傾斜形成部材6の揺動部材6aを嵌合させ、積層収納された記録用紙Pに分離面5を対向させるための切欠きからなる嵌合部3cが、2つの傾斜形成部材6とそれぞれ対応させて形成されている。
そして、本実施形態において、用紙トレイ2の記録用紙搬送方向における下流側の端壁3bには、用紙トレイ2の装着方向前方、すなわち、記録用紙Pの搬送方向下流側へ突出し、用紙トレイ2が装置本体に装着されることにより、傾斜形成部材6のピン6cに当接して揺動部材6aを揺動させる傾斜角度変更部7としての突部3dが形成されている。この突部3dの突出量は、用紙トレイ2がプリンタ本体に装着されたときに、当接したピン6cを記録用紙Pの搬送方向下流側へ押し込み、揺動部材6aを揺動させることで、分離面5を、該用紙トレイ2に収納する記録用紙Pに最適な傾斜角度とすることができる突出量とされている。
また、記録用紙収納部3aには、用紙トレイ2がプリンタ本体内に装着されることにより積層収納された記録用紙Pの搬送方向における下流側端部が給紙ローラRに当接し、送出可能とされるように上昇可能に形成されたトレイプレート4が配設されている。
ここで、用紙分離機構1の動作を図3を用いて詳しく説明する。
図3(a)に示すように、用紙トレイ2をプリンタ本体のトレイ装着部内となる、図示における左側へ挿入することにより、記録用紙収納部3aに配設されたトレイプレート4の記録用紙Pの搬送方向における下流側端部が上昇し、記録用紙Pの搬送方向下流側端部が持ち上げられる。
用紙トレイ2を装置本体にさらに挿入すると、図3(b)に示すように、用紙トレイ2の突部3dの記録用紙Pの搬送方向下流側先端が傾斜形成部材6のピン6cに当接する。
ピン6cは、用紙トレイ2が装置本体に完全に装着されるまで、突部3dによって記録用紙Pの搬送方向における下流側に押し込まれて、傾斜形成部材6を突部3dの突出量によって決定される押し込み量に応じて揺動軸6bを中心として揺動し、分離面5の傾斜角度を変更する。
プリンタ本体に用紙トレイ2が完全に装着され、給紙ローラRによって記録用紙Pが送出され始めると、図3(c)に示すように、記録用紙Pの搬送方向における下流側端部が分離面5に突き当たって捌かれる。
この時、記録用紙Pが複数枚下流側へ搬送され、重送が発生した場合においても、図3(d)に示すように、分離面5に接する記録用紙Pに対して、分離面5に接する記録用紙Pと、給紙ローラRに接する記録用紙Pとの間の摩擦力よりも大きな抗力を分離面5の傾斜によって与えることにより、給紙ローラRに接する最上位に積層された1枚のみを分離して下流側へ搬送することができる。
これにより、図4に示すように、傾斜角度変更部7としての突部3dの突出量を小さく設計した場合には、ピン6cに当接した後、用紙トレイ2の装着完了までに記録用紙Pの搬送方向における下流側への押し込み量も小さく、傾斜形成部材6の揺動量が少ないので分離面5の傾斜角度を緩やかに設定することができる(図4の実線部参照)。
反対に、傾斜角度変更部7としての突部3dの突出量を大きく設計した場合には、用紙トレイ2の装着完了までにピン6cへの押し込み量が大きくなるので、傾斜形成部材6は大きく揺動し、分離面5の傾斜角度を急峻に設定することができる(図4の破線部参照)。
つまり、用紙分離機構1は、分離面5の傾斜角度が、記録用紙P同士に生じる摩擦力よりも分離面5における斜面の抗力の方が大きく、さらに、分離面5における斜面の抗力よりも給紙ローラRからの搬送力の方が大きくなるように、傾斜角度変更部7としての突部3dの突出量が設定されることにより、用紙トレイ2に積層収納された記録用紙Pを確実に1枚ずつに分離して、重送の発生を防止することを可能とする。
このような、本発明の用紙分離機構1の第1実施形態によれば、例えば、記録用紙の性質に合わせて突部3dの突出量の異なる用紙トレイ2を用意することにより、用紙トレイ2に積層収納された記録用紙Pを確実に1枚ずつに分離して、重送の発生を防止することを可能とする。
また、本発明の用紙分離機構1の第2実施形態は、図5に示すように、傾斜角度変更部7が用紙トレイ2の記録用紙搬送方向における下流側に別体として形成され、用紙トレイ2に積層収納される記録用紙Pの特性に合わせて、傾斜形成部材6の揺動量を変更するべく、ピン6cへの当接状態、より具体的には、傾斜角度変更部7の突出量を調整可能に形成されている。
詳しくは、第1実施形態における用紙トレイ2の用紙搬送方向における下流側の端壁3bの突部3dに代えて、突出量調整部材8を配設している。
本実施形態においては、用紙トレイ2の記録用紙収納部3aの用紙搬送方向における下流側の両コーナーを薄く掘り下げて座ぐり部3eが形成されており、用紙トレイ2の用紙搬送方向における下流側の端壁3bにはこの座ぐり部3eと連続する開口部9aが形成され、用紙トレイ2の側壁3fにも、座ぐり部3eと連続する開口部9bが形成されている。
そして、突出量調整部材8は、基板部8aと、その基板部8aの用紙トレイ2の装着方向前端部に用紙トレイ2の底板と垂直に形成され、傾斜形成部材6のピン6cに当接可能な壁部8bと、前記基板部8aの側方へ延在する突出量調整ピン8cとからなり、前記基板部8aを用紙トレイ2の記録用紙収納部3aの上面に刻設された座ぐり部3eに嵌合させ、用紙トレイ2の着脱方向、すなわち、記録用紙Pの搬送方向にスライド可能に配設するとともに、壁部8bは、開口部9aに位置させ、突出量調整ピン8cは、開口部9bから突出させるようにして位置させて配設されている。
突出量調整部材8は、用紙トレイ2に積層収納される記録用紙Pの性質に合わせて、突出量調整ピン8cを用紙搬送方向に適宜スライドさせ、壁部8bの用紙搬送方向への突出量を調整して固定することにより、前述のように、記録用紙P同士に生じる摩擦力よりも分離面5における斜面の抗力の方が大きく、さらに、分離面5における斜面の抗力よりも給紙ローラRからの搬送力の方が大きいという関係となるようにピン6cを押し込んで傾斜形成部材6を揺動させ、分離面5の傾斜角度を調整することができる。
このような、用紙分離機構1の第2実施形態によれば、多種多様な記録用紙Pの性質に合わせて、適宜、壁部8bの突出量を変更することにより、
所望の記録用紙Pの性質に合わせた分離面5の傾斜角度に設定することができるので、部品点数を増加させることなく確実に記録用紙を1枚ずつに分離して搬送することを可能とし、装置本体の小型化・薄型化および低コスト化を実現することができる。
所望の記録用紙Pの性質に合わせた分離面5の傾斜角度に設定することができるので、部品点数を増加させることなく確実に記録用紙を1枚ずつに分離して搬送することを可能とし、装置本体の小型化・薄型化および低コスト化を実現することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、図6に示すように傾斜形成部材6の揺動軸6bを分離面5の傾斜における下辺に設け、常には、可動端となる上辺を、ばね荷重を以て揺動軸6bを支点として傾斜形成部材6の可動側を搬送方向における上流側へ付勢するように構成するなど、種々の変更を行うことができる。
また、本実施形態では、傾斜形成部材6を装置本体に設け、傾斜角度変更部7を用紙トレイ2に設けた場合について説明しているが、傾斜形成部材6を用紙トレイ2に設け、傾斜角度変更部7を装置本体に設けてもよい。
また、本実施形態では、装置本体をプリンタとして説明しているが、これは、プリンタ限らず、ファックスなど、積層収納された記録用紙を1枚ずつ搬送する機構を有するものであればいかなる装置でもよく、プリンタに限定されるものではない。
1 用紙分離機構
2 用紙トレイ
3 トレイ本体
3a 記録用紙収納部
3b 端壁
3c 嵌合部
3d 突部
3e 座ぐり部
3f 側壁
4 トレイプレート
5 分離面
6 傾斜形成部材
6a 揺動部材
6b 揺動軸
6c ピン
6d ばね部材
7 傾斜角度変更部
8 突出量調整部材
8a 基板部
8b 壁部
8c 突出量調整ピン
9a 開口部
9b 開口部
101 用紙分離機構
102 分離ローラ
103 分離板
104 用紙トレイ
105 圧板
106 ギア
107 ギア
108 アイドルギア
P 記録用紙
R 給紙ローラ
S ステイ
2 用紙トレイ
3 トレイ本体
3a 記録用紙収納部
3b 端壁
3c 嵌合部
3d 突部
3e 座ぐり部
3f 側壁
4 トレイプレート
5 分離面
6 傾斜形成部材
6a 揺動部材
6b 揺動軸
6c ピン
6d ばね部材
7 傾斜角度変更部
8 突出量調整部材
8a 基板部
8b 壁部
8c 突出量調整ピン
9a 開口部
9b 開口部
101 用紙分離機構
102 分離ローラ
103 分離板
104 用紙トレイ
105 圧板
106 ギア
107 ギア
108 アイドルギア
P 記録用紙
R 給紙ローラ
S ステイ
Claims (5)
- トレイ本体に記録用紙が積層収納された用紙トレイを装置本体の筐体に形成されたトレイ装着部に装着し、前記装置本体に配設された給紙ローラを最上位に積層された記録用紙に当接させた状態で回転駆動させることにより用紙の搬送経路へ前記記録用紙を送出させる際に、前記記録用紙を1枚ずつ分離して前記用紙の搬送経路へ送出する用紙分離機構であって、
前記給紙ローラにより送出される記録用紙の搬送方向下流側先端部を突き当てて捌くための分離面が形成され、前記分離面の傾斜角度を変更させるべく揺動可能に配設された傾斜形成部材と、
前記用紙トレイの前記トレイ装着部に対する装着と連動して前記傾斜形成部材に当接し、前記傾斜形成部材を揺動させて前記分離面の傾斜角度を変更させる傾斜角度変更部と、
を備えたことを特徴とする用紙分離機構。 - 前記傾斜形成部材は、前記用紙の搬送経路と直交する方向に延在する揺動軸により揺動可能とされ、ばね部材により常に一方向へ揺動が付勢されており、
前記用紙トレイが前記トレイ装着部に装着される際に、前記傾斜角度変更部が前記傾斜形成部材に当接し、前記ばね部材による付勢に抗して前記傾斜形成部材を揺動させることにより、前記分離面の傾斜角度を変更することを特徴とする請求項1に記載の用紙分離機構。 - 前記傾斜角度変更部は、前記用紙トレイに収納する記録用紙の特性に合わせて前記傾斜形成部材の揺動量を変更するべく、前記傾斜形成部材に対する当接状態を調整可能に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙分離機構。
- 前記傾斜形成部材は、装置本体内に配設され、
前記傾斜角度変更部は、前記用紙トレイの記録用紙の搬送方向下流側先端部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の用紙分離機構。 - 前記装置本体は、プリンタであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の用紙分離機構。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013010622A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Canon Inc | 記録装置 |
-
2011
- 2011-02-22 JP JP2011035958A patent/JP2012171752A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013010622A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Canon Inc | 記録装置 |
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