JP4700853B2 - 排紙収納装置・画像形成装置 - Google Patents
排紙収納装置・画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4700853B2 JP4700853B2 JP2001229809A JP2001229809A JP4700853B2 JP 4700853 B2 JP4700853 B2 JP 4700853B2 JP 2001229809 A JP2001229809 A JP 2001229809A JP 2001229809 A JP2001229809 A JP 2001229809A JP 4700853 B2 JP4700853 B2 JP 4700853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper discharge
- storage device
- paper
- discharge storage
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Pile Receivers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排紙される画像形成済みの用紙(シート、転写材、記録材等の概念を含む)を積載・収納する排紙収納装置、該排紙収納装置を有する印刷機、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の排紙収納装置としては、従来より例えば図10に示すような構成のものが知られている。図10に示すように、排紙収納装置は、画像形成装置1の記録紙搬送ユニット2によって排紙された記録紙3を積載・収容する排紙台4と、記録紙3の排出方向の移動を制限するエンドフェンス6と、排出方向と略平行に延びるとともに排出方向と略直交する方向で対向する一対のサイドフェンス7,7'を有している。排紙台4はその後端が支持軸5によって画像形成装置1に支持されており、画像形成装置1側へ回動して折り畳み収納できるようになっている。
エンドフェンス6は記録紙3の排出方向において位置調整可能となっており、サイドフェンス7,7'はレール9とスライダ10により排出方向と略直交する方向(用紙の幅方向)において位置調整可能となっている。また、エンドフェンス6及びサイドフェンス7,7'は、内方へ折り畳み可能に設けられている。
排紙台4は、エンドフェンス6により記録紙3の先端を整列させるため、通常前方が下がる傾斜角θの傾斜状態で画像形成装置1に取り付けられている。
【0003】
ところで、記録紙3の紙質、サイズ、印刷パターン、特に孔版印刷における印刷機の種類等によっては画像面がインキによって延び、図11に示すように、記録紙3が上方に凸状のアーチ形態となる現象が生じる。
記録紙3がこのような形で排紙台4に落下した場合、空気抵抗によって位置がずれ易く、整列性が悪くなる。
このため、記録紙3の、上方に凸状のアーチ形態を落下過程で矯正して整列性の向上を図る提案がなされている。
【0004】
例えば、特開平6−329327号公報には、一対のサイドフェンスにそれぞれサイドフェンスの内方へ突出する揺動部材を上下方向に複数設ける構成が記載されている。揺動部材は用紙の重量で回動して用紙を下方に通過させる構成を有している。
上方に凸状のアーチ形態で排出された用紙は、その排出方向と直交する端部が揺動部材に当接することによって下方に凸状の逆アーチ形態となる。揺動部材を通過した用紙は上方に凸状のアーチ形態に復帰しようとするが、下方の揺動部材との接触で再び下方に凸状の逆アーチ形態となり、結果、空気抵抗の少ない姿勢で排紙台に積載される。
揺動部材は、上方への回動は制限されており、用紙が接触して下方へ回動した後は、ウエイトバランスによって上方に回動し、所定位置で停止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した揺動部材を設ける構成では、排紙台に積載された用紙を取り出す場合、揺動部材が邪魔になって取り出しにくいという問題があった。
また、画像形成装置の画像形成速度の向上につれて、エンドフェンスに用紙の先端が衝突し、その反動によって用紙が跳ね返り、用紙間の空気層によって用紙の整列性が低下するという問題があった。
排紙台が下向きに傾斜していることから、先に排出された用紙の画像面に後から排出された用紙の裏面が摺擦して用紙の排出方向の不揃いや、画像の裏移り等の不具合もあった。
不揃いの修正作業や、画像が裏移りした不良用紙の除去作業は煩わしく面倒である。
【0006】
そこで、本発明は、不揃いや画像の裏移りを低減でき、用紙の取り出しも容易にできる排紙収納装置、該排紙収納装置を有する画像形成装置の提供を、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、排紙される画像形成済みの用紙が順次積載される排紙台と、該排紙台に設けられ排出方向と略平行に延びるとともに排出方向と略直交する方向で対向する一対のサイドフェンスとを有する排紙収納装置において、上記一対のサイドフェンスに、用紙の幅方向端部を上方に反らせる接触面を有し且つ用紙の重さで揺動して用紙の落下を許容する揺動部材がそれぞれ垂直方向に複数設けられ、各揺動部材は、サイドフェンスに回動自在に設けられたアームの自由端部に連結され、該連結部位を支点として上記排出方向と略直交する方向でのサイドフェンス内への収納位置が変化するように揺動自在であり、上記排紙台に積載された用紙を上方へ取り出す際、上記揺動部材は上方へ移動しながらサイドフェンスの内面から退避するように変位する、という構成を採っている。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の排紙収納装置において、上記揺動部材が排出方向に複数列設けられ、各列において上記揺動部材は垂直方向に交互配置されている、という構成を採っている。
【0009】
請求項3記載の発明では、請求項1又は2に記載の排紙収納装置において、上記揺動部材が、上記サイドフェンスの排出方向後端側に設けられている、という構成を採っている。
【0010】
請求項4記載の発明では、請求項1乃至3の何れかに記載の排紙収納装置において、上記接触面が、用紙の排出方向に幅を有している、という構成を採っている。
【0011】
請求項5記載の発明では、請求項1乃至4の何れかに記載の排紙収納装置において、上記接触面が、上記サイドフェンスの内面と所定の角度を有して下方に直線状に延びている、という構成を採っている。
【0012】
請求項6記載の発明では、請求項1乃至5の何れかに記載の排紙収納装置において、上記揺動部材の下端が、下方へ凸となる円弧状の扇形状を有し、その略半分が上記サイドフェンス内へ収納されている、という構成を採っている。
【0013】
請求項7記載の発明では、請求項1乃至6の何れかに記載の排紙収納装置において、上記揺動部材の上方に、用紙の幅方向端部を上方に反らせて落下させるための誘導ガイド部材を有している、という構成を採っている。
【0014】
請求項8記載の発明では、画像形成手段により形成された画像を用紙に転写し、該用紙を排紙収納装置に排出して積載収納する画像形成装置において、上記排紙収納装置が、請求項1乃至7の何れかに記載のものである、という構成を採っている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。
まず、図9に基づいて本実施形態における画像形成装置としての孔版印刷装置60の構成の概要を説明する。孔版印刷装置60は、外周面にクランパ61を有するとともに内部に図示しないインキ供給手段を有する画像形成手段としての印刷ドラム62と、印刷ドラム62上の使用済みのマスタを剥離する排版手段63と、図示しない原稿読取手段からの画像読取情報に基づいてマスタを製版し、製版されたマスタを印刷ドラム62に供給する製版・給版手段64と、給紙手段65と、給紙手段65により給紙された用紙3を印刷ドラム62に押圧する押圧手段としてのプレスローラ66と、印刷された用紙3を搬送する排紙搬送手段67と、排紙収納装置68等を有している。以下に詳述する排紙収納装置68の構成以外は周知の構成である。
【0017】
給紙手段65は、昇降可能な給紙台69と、積載された用紙3を最上のものから順に一枚ずつ分離して給紙する給紙コロ70及び分離コロ71と、給紙された用紙3を一旦停止させて斜めずれを修正した後、印刷ドラム62上の画像の先端と用紙3の搬送方向の所定位置とが一致するタイミングで用紙3を転写部位へ搬送するレジストローラ対72等を有している。
製版済みのマスタの先端部がクランパ61で挟持され、印刷ドラム62の時計回り方向の回転によって製版済みのマスタが印刷ドラム62の外周面に巻装される。レジストローラ対72の給紙タイミングに同期してプレスローラ66が上昇し、用紙3を印刷ドラム62に押圧する。この押圧動作により、図示しないインキ供給手段により印刷ドラム62の内面に供給されたインキは印刷ドラム62開口部及びマスタの穿孔部を通って滲み出し、用紙3上に転移する。
【0018】
インキ画像を転写された用紙3は、図示しない分離手段により印刷ドラム62から分離され、排紙搬送手段67により搬送される。排紙搬送手段67は空気流を形成するファンを有しており、用紙3は吸着されて搬送される。排紙搬送手段67により搬送された用紙3は、排紙収納装置68に収納され、スタックされる。
排紙収納装置68は、排紙台74と、エンドフェンス75と、一対のサイドフェンス76,76'を有している。図示しないが、エンドフェンス75は用紙3の排出方向において位置調整可能であり、サイドフェンス76,76'は用紙3の排出方向と直交する方向において位置調整可能となっている。これらの位置調整機構は従来と同様の構成を採用できる。
【0019】
図1及び図2に示すように、用紙の排出方向右側に位置するサイドフェンス76'の排出方向後端側には、複数の揺動部材15が一体に組み付けられたユニット34が排出方向に間隔をおいて2つ設けられている。図示しないが、用紙の排出方向左側に位置するサイドフェンス76においても同様の構成となっている。
サイドフェンス76,76'のユニット34の上部には、用紙3の幅方向端部(排出方向に平行な端部)を上方に反らせて落下させるための誘導ガイド部材33が設けられている。
サイドフェンス76,76'には揺動部材15を内方へ(反対側のサイドフェンス側へ)突出させるための開口部が形成されており、ユニット34はこの開口部に外側から嵌め込んで固定されている。すなわち、ユニット34は、サイドフェンス76'の上側のスタッド76'a及び下側の支持部76'bにネジ53によって固定されている。
【0020】
図3に示すように、揺動部材15は、可動補助部材としてのアーム21に回動自在に支持されている。アーム21は合成樹脂で一体成形されており、回動軸22と、該回動軸22と逆方向へ延びる揺動軸23を有している。
揺動部材15は、揺動軸23が挿入される揺動穴20と、バランス穴24と、ストッパボス19と、揺動ストッパ18と、取付穴24aと、接触面16と、下端面17を有しており、アーム21と同様に合成樹脂で一体成形されている。下端面17は、揺動部材15の本体部(平板部)から略垂直に立ち上げられた接触面16の延長として形成されており、下方に凸となる円弧状の扇形に形成されている。
揺動部材15は、ウエイトバランス25を一体に有しており、このウエイトバランス25と上記バランス穴24との位置関係により、揺動部材15の用紙3に対する揺動動作が確保されている。ウエイトバランス25は、ストッパボス19に係合する位置決め溝25aと、ネジ穴25bを有し、位置決めされた状態で、取付穴24aに挿通される固定ネジ50で固定されるようになっている。揺動穴20が揺動軸23に挿入されることで、揺動部材15は揺動軸23を支点としてアーム21に揺動可能に支持される。
【0021】
図4は、アーム21と揺動部材15を組み付けたリンク連結体14を示している。接触面16は、用紙3の幅方向端部を上方に反り上げてスムーズに揺動部材15を揺動させ、引っ掛かることなく用紙3を落下させるために低摩擦面化処理(表面コーティング処理等)を施されている。また、接触面16は、用紙3への擦れ痕を防止して不良画像の発生を防止するために、排出方向に延びる幅Wを有している。本実施形態では4mm〜7mmに設定されている。
【0022】
図5に示すように、ユニット34は、サイドフェンス76,76'に固定されるケーシング27と、該ケーシング27に収容された複数のリンク連結体14を有している。本実施形態では、ケーシング27の収納部27aに第1のリンク連結体14a〜第4のリンク連結体14dの4つのリンク連結体14が収容されている。
ケーシング27の左側面27bには、4つの支持ボス29a、29b、29c、29dが設けられている。支持ボス29には支持穴30が形成されており、該支持穴30にアーム21の回動軸22が回動可能に収納部27a側から挿入されている。また、支持ボス29にはストッパ取付穴31が形成されており、該ストッパ取付穴31にはアーム21の下限位置を規制するストッパピン32が挿入されている。ストッパピン32は軸用止め輪52で抜け落ちを阻止されている。
このようにして、ケーシング27の左側面27bには、1段目の支持ボス29aに第1のリンク連結体14aが、1つおいて、3段目の支持ボス29cに第3のリンク連結体14cが取り付けられている。
【0023】
ケーシング27の左側面27cにも上記と同様の構造を有する4つの支持ボス29e、29f、29g、29hが設けられている。ケーシング27の左側面27cでは、2段目の支持ボス29fに第1のリンク連結体14aに対して左右対称形状の第2のリンク連結体14bが、1つおいて、4段目の支持ボス29hに第1のリンク連結体14aに対して左右対称形状の第4のリンク連結体14dが取り付けられている。収納部27aの中央部には、左右のリンク連結体14の抜け落ちを防止するための仕切り板28がネジ51で固定されている。
各リンク連結体14は、ケーシング27の左右においてそれぞれ1つの支持ボス29を飛び越えた配置間隔で取り付けられており、且つ、左右において交互に(千鳥状に)配置されている。排出方向においては2列構成となっている。かかる構成により、ケーシング27の左右において、用紙落下時の揺動部材15同士の干渉がなく、且つ、全体としては垂直方向(上下方向)に4つの揺動部材15がそれぞれ落下する用紙3に対して機能する。
千鳥状の配置構成とすることにより、図6に示すように、寸法A及び寸法Bをケーシング27の大きさに応じて変化させれば、ケーシング27内での小スペース内でのリンク連結体14の任意の複数配列が可能となる。
【0024】
次に図7に基づいて、用紙3が排出・積載されるときの揺動部材15の案内動作を説明する。
孔版印刷装置60の排紙搬送手段67により排出された用紙3は、上方に凸状のアーチ形態で排出された場合、まず、ユニット34の上部に位置する誘導ガイド部材33に幅方向端部が当たり、これにより用紙3は下方に凸状の逆アーチ形態(U型形態)で第1のリンク連結体14aの揺動部材15に接触する。その状態が図7に示す3cの状態である。
用紙3の端部は揺動部材15の接触面16に接触した後、3dの状態に落下移行する。これに伴って揺動部材15は、アーム21の揺動軸23を支点として収納部27a内のf1の位置に揺動する。続いて用紙3の端部は3eの状態に落下移行し、揺動部材15はf2の位置に揺動する。
【0025】
さらに、用紙3の端部が3fの状態に落下移行し、揺動部材15がf3の位置に揺動すると、用紙3の端部が接触面16から開放され、揺動部材15がその自重及びウエイトバランス25の重さによって初期位置e1に復帰する。初期位置e1は、アーム21がストッパピン32に当接し、且つ、ケーシング27のガイド穴33のストッパエッジ33aに揺動ストッパ18が当接することによって得られる。
揺動部材15を離れた用紙3は、U型形態の状態で第2のリンク連結体14bの揺動部材15に接触する。このようにして第3のリンク連結体14cの揺動部材15、第4のリンク連結体14dの揺動部材15と連続的に接触し、最終的にU型形態で排紙台74上に積載される。用紙3は排出時、その先端がエンドフェンス75に突き当たるが、後端側が揺動部材15に支持されるので跳ね返りも抑制される。
用紙3のU型形態でのスムーズな落下を可能にするために、サイドフェンス76'からの揺動部材15の突出量Fを10mm〜13mmに、接触面16の傾斜角度θを25°〜40°に設定している。サイドフェンス76側においても同様の構成、機能、条件となっている。
【0026】
次に、図8に基づいて、排紙台74に積載された用紙を取り出すときの揺動部材15等の動作を説明する。
図8(a)に示すように、本実施形態では揺動部材15の下端面17を扇形としているので、用紙3の積載時用紙3の端部が揺動部材15の裏側に潜り込むことが防止され、矢印D方向での用紙3の挙動が安定する。
積載された用紙3を取り出す際には、用紙3の束が矢印E方向に持ち上げられる。図8(a)は持ち上げられる前の状態を示している。
【0027】
図8(a)に示す状態から用紙3の束が矢印E方向に持ち上げられると、揺動部材15は用紙束の角3aで押し上げられる。揺動部材15は、揺動ストッパ18がガイド穴33のストッパエッジ33aに沿って上方に移動する変位をし、これに伴ってアーム21が回動軸22を支点として回動し、図8(b)に示すように、揺動部材15は位置a1から位置a2に変位する。同時に、アーム21も位置b1に変位する。
さらに用紙3の束が持ち上げられると、図8(c)に示すように、揺動部材15は位置a3に変位し、アーム21は位置b2に変位し、揺動部材15は収納部27a内に完全に入り込む。これによって用紙3の束はリンク連結体14dに引っ掛かることなく持ち上げられる。このスムーズな持ち上げ動作は、上のリンク連結体14c、14b、14aにおいても同様になされる。
ケーシング27内に入り込んだリンク連結体14は、図8(d)に示すように、揺動部材15の自重とウエイトバランス25の自重によって位置c1から初期位置a1(e1と同様)に復帰する。
【0028】
上記実施形態では回動可能に支持されたアーム21により揺動部材15を回動可能に支持する構成としたが、揺動部材15を直接ケーシング27に回動可能に支持する構成としても上記と同様の排紙台74への用紙3の整列積載機能を得ることができる。
また、揺動部材15を千鳥状に配置したが、垂直方向に直線状に配置してもよい。また、用紙3の排出方向に間隔をおいて揺動部材15を複数列設ける構成としたが、単列でもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、用紙の排紙台への積載時には、用紙の幅方向端部を上方に反らした状態で落下させることができるので、良好な整列性を得ることができる。積載された用紙を取り出す場合には、揺動部材がサイドフェンスの内方に容易に変位するので、取り出し時の抵抗がほとんどなく、取り出し性を向上させることができる。
【0030】
本発明によれば、少ないスペースにおいても揺動部材同士の干渉を回避して垂直方向における複数段階の揺動部材の機能を得ることができる。
【0032】
本発明によれば、用紙のエンドフェンスに対する突き当たりによる反動を抑制でき、整列性の低下や画像擦れを抑制できる。
【0033】
本発明によれば、用紙の落下時における幅方向端部の上方への反らし動作をスムーズに行うことができるとともに、擦れ痕の発生を抑制できる。
【0034】
本発明によれば、用紙の落下動作をスムーズにするっことができる。
【0035】
本発明によれば、用紙の端部が揺動部材の裏側に潜り込むことを防止でき、積載乱れを防止できるとともに、取り出し時の引っ掛かり等を防止できる。
【0036】
本発明によれば、用紙の幅方向端部を上方に反らせる機能を増加させることができ、整列性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるサイドフェンスの一方の概要正面図である。
【図2】同概要側面図である。
【図3】アームと揺動部材の関係を示す分解斜視図である。
【図4】アームと揺動部材の組み付け状態を示す図で、(a)は概要側面図、(b)は概要正面図である。
【図5】複数の揺動部材を一体に組み付けたユニットを示す図で、(a)は概要側面図、(b)は概要正面図である。
【図6】図5で示したユニットにおける揺動部材の上下方向の間隔を示す図である。
【図7】用紙落下時の揺動部材の案内動作を示す図である。
【図8】用紙取り出し時の揺動部材の退避動作を示す図で、(a)は用紙束を持ち上げる直前の状態を示す図、(b)は用紙束の持ち上げによって揺動部材が上方に変位した状態を示す図、(c)は揺動部材がサイドフェンスの内方に完全に退避した状態を示す図、(d)は用紙束が持ち上げられた後に揺動部材が初期位置に復帰する前の状態を示す図である。
【図9】画像形成装置としての孔版印刷装置の概要正面図である。
【図10】従来における排紙収納装置の概要斜視図である。
【図11】用紙が上方に凸状となる状態で排出される状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 用紙
15 揺動部材
16 接触面
21 アーム
33 誘導ガイド部材
62 画像形成手段としての印刷ドラム
74 排紙台
76,76' サイドフェンス
Claims (8)
- 排紙される画像形成済みの用紙が順次積載される排紙台と、該排紙台に設けられ排出方向と略平行に延びるとともに排出方向と略直交する方向で対向する一対のサイドフェンスとを有する排紙収納装置において、
上記一対のサイドフェンスに、用紙の幅方向端部を上方に反らせる接触面を有し且つ用紙の重さで揺動して用紙の落下を許容する揺動部材がそれぞれ垂直方向に複数設けられ、各揺動部材は、サイドフェンスに回動自在に設けられたアームの自由端部に連結され、該連結部位を支点として上記排出方向と略直交する方向でのサイドフェンス内への収納位置が変化するように揺動自在であり、
上記排紙台に積載された用紙を上方へ取り出す際、上記揺動部材は上方へ移動しながらサイドフェンスの内面から退避するように変位することを特徴とする排紙収納装置。 - 請求項1記載の排紙収納装置において、
上記揺動部材が排出方向に複数列設けられ、各列において上記揺動部材は垂直方向に交互配置されていることを特徴とする排紙収納装置。 - 請求項1又は2に記載の排紙収納装置において、
上記揺動部材が、上記サイドフェンスの排出方向後端側に設けられていることを特徴とする排紙収納装置。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の排紙収納装置において、
上記接触面が、用紙の排出方向に幅を有していることを特徴とする排紙収納装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の排紙収納装置において、
上記接触面が、上記サイドフェンスの内面と所定の角度を有して下方に直線状に延びていることを特徴とする排紙収納装置。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の排紙収納装置において、
上記揺動部材の下端が、下方へ凸となる円弧状の扇形状を有し、その略半分が上記サイドフェンス内へ収納されていることを特徴とする排紙収納装置。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の排紙収納装置において、
上記揺動部材の上方に、用紙の幅方向端部を上方に反らせて落下させるための誘導ガイド部材を有していることを特徴とする排紙収納装置。 - 画像形成手段により形成された画像を用紙に転写し、該用紙を排紙収納装置に排出して積載収納する画像形成装置において、
上記排紙収納装置が、請求項1乃至7の何れかに記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229809A JP4700853B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 排紙収納装置・画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229809A JP4700853B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 排紙収納装置・画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003040515A JP2003040515A (ja) | 2003-02-13 |
JP4700853B2 true JP4700853B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=19062107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001229809A Expired - Lifetime JP4700853B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 排紙収納装置・画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4700853B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314032A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 排紙収納装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06329327A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-29 | Riso Kagaku Corp | 薄葉体積載受容装置 |
JP2000272811A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 排紙積載装置 |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001229809A patent/JP4700853B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06329327A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-29 | Riso Kagaku Corp | 薄葉体積載受容装置 |
JP2000272811A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 排紙積載装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003040515A (ja) | 2003-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3691745B2 (ja) | 画像形成装置の用紙トレイ | |
US7748705B2 (en) | Paper discharge tray | |
US7510180B2 (en) | Bypass tray and image forming apparatus with the same | |
JP4700853B2 (ja) | 排紙収納装置・画像形成装置 | |
JP5234848B2 (ja) | 記録紙スタッカ | |
JP2002128372A (ja) | 媒体取扱装置 | |
JPH0977339A (ja) | 用紙収容補助機構 | |
JP3259592B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
CN110342315A (zh) | 薄片体排出盘和图像形成装置 | |
JP4272498B2 (ja) | 排紙収納装置及び画像形成装置 | |
JP3438866B2 (ja) | 用紙排紙機構 | |
JP3696680B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0986675A (ja) | 画像形成装置の給紙トレイ | |
JP4826955B2 (ja) | 記録紙スタッカ | |
JP2002145514A (ja) | 用紙処理装置 | |
JP6283227B2 (ja) | シート収納機構及び後処理装置並びに画像形成システム | |
JP4861050B2 (ja) | 排紙装置及び画像形成装置 | |
JP2005314032A (ja) | 排紙収納装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP3663372B2 (ja) | 用紙整合ユニット | |
JP3657543B2 (ja) | 排出装置 | |
JP2003128323A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4448431B2 (ja) | 排紙装置 | |
JP2023166699A (ja) | 給送カセット及び記録装置 | |
JPH0519245U (ja) | 給紙トレイ | |
JP5318609B2 (ja) | シート収納装置および後処理装置並びに画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100820 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4700853 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |