JP2005313384A - インクジェット式記録装置及びインク充填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のノズルヘッド41を有するラインヘッド4を備えたインクジェット式記録装置Aにおいて、インクの供給系の構成を簡素化する。
【解決手段】複数のノズルヘッド41を有するラインヘッド4と、ラインヘッド4の外に配置されて、インクを貯留するメインタンク13と、メインタンク13と各ノズルヘッド41とをつなぐインク供給路13a,49a,49cと、ラインヘッド4に設けられた分配タンク6と、を備える。分配タンク6に設けた供給チューブ接続部67の数を、ラインヘッド4に並設されたノズルヘッド41の数よりも少なくする。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット式記録装置、及び該記録装置におけるインクの充填方法に関する。
ノズルが形成されたノズルヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット式記録装置が知られている。この種のインクジェット式記録装置の1つとして、例えば特許文献1には、ノズルヘッドは別に(一体ではなく)メインタンクを配置した記録装置が開示されている。この装置は、互いに異なる色のインクを吐出する複数のノズルヘッドを備えていると共に、ノズルヘッドに対応して、互いに異なる色のインクを貯留する複数のメインタンクを備えていて、ノズルヘッドとメインタンクとを複数の供給チューブによって一対一に接続することにより、各メインタンク内のインクを各ノズルヘッドに供給している。
特開平7−47685号公報
ところで、上記特許文献1に開示されたインクジェット式記録装置は、ノズルヘッドを主走査方向(記録媒体の幅方向)に往復走査しながらインクを吐出する、いわゆるシリアルタイプの記録装置であるが、これとは異なり、記録媒体の全幅に亘ってノズルを配置したラインヘッドを備え、ヘッドを移動させることなく記録を行うインクジェット式記録装置が知られている。
また、ラインヘッドは記録媒体の全幅に亘って延びる長尺物であり、一体で作成することが困難である点に鑑みて、比較的小面積のノズルヘッドを記録媒体の幅方向に並設することによって長尺なラインヘッドを構成することも知られている。
ところが、こうして複数のノズルヘッドを並設することによって構成したラインヘッドにおいては、そのノズルヘッドの1つ1つにメインタンクからインクを供給しなければならないため、インクの供給系の構成が複雑になるという不都合がある。
例えばノズルヘッド1つ1つを、多数のチューブを介してメインタンクと個別に接続する構成を採用したのでは、そのチューブの数が多くなるため、部品点数の増大に伴いコストの増大を招くと共に、メインタンクとラインヘッド間におけるチューブの配設スペースが大きくなることによって記録装置の大型化を招いてしまう。また、メンテナンス等の目的で、ラインヘッドを記録装置から取り外そうとすれば、ラインヘッドに接続されている多数のチューブを取り外さなければならなくなり、同様に、その取り付けの際には多数のチューブをラインヘッドに接続しなければならず、メンテナンス性の低下をも招く。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のノズルヘッドを有するラインヘッドを備えたインクジェット式記録装置において、インクの供給系の構成を簡素化することにある。
本発明のインクジェット式記録装置は、記録媒体の全幅に亘ってその幅方向に並設された複数のノズルヘッドを有するラインヘッドと、上記ラインヘッドの外に配置されて、インクを貯留するメインタンクと、上記メインタンクと各ノズルヘッドとをつないで、該メインタンク内のインクを各ノズルヘッドに供給するインク供給路と、上記ラインヘッドに設けられたタンクであって、上記インク供給路上に介設される分配タンクと、を備える。
そして、上記分配タンクは、上記インク供給路のメインタンク側に接続される上流側接続部と、上記ノズルヘッド側に接続される下流側接続部と、有し、上記上流側接続部の数は、上記ラインヘッドに並設されたノズルヘッドの数よりも少ないとする。ここで、上記分配タンクは、2以上のノズルヘッドにインクを供給するタンクとする。
この構成によると、例えばチューブ等からなるインク供給路によって、ラインヘッドとメインタンクとは互いに接続され、メインタンク内のインクは、そのインク供給路を介してラインヘッドの各ノズルヘッドに供給される。このインク供給路上には、ラインヘッドに設けた分配タンクが介設されるが、その分配タンクに設けた上流側接続部の数は、ラインヘッドに並設されたノズルヘッドの数よりも少ない。このため、ラインヘッドとメインタンクとの間に配設されるチューブの数は、ノズルヘッドの数よりも少なくなる。このことにより、インク供給路を構成する部品の点数が低減することによるコストの低減化、インク供給路の配設スペースの節約による記録装置の小型化、及びラインヘッドの取り外し・取り付けの容易化によるメンテナンス性の向上、がそれぞれ図られる。
上記下流側接続部の数は、上記ノズルヘッドの数と同じか又はそれよりも少ない、とすればよい。但し、上記分配タンクは、2以上のノズルヘッドにインクを供給するタンクであるため、下流側接続部の数は2以上とする。
上記各下流側接続部は、フィルタが内蔵されかつ、上記分配タンクに対し着脱可能に取り付けられる接続部部材からなる、としてもよい。
この構成によると、下流側接続部(接続部部材)にフィルタを設けることによって、ノズルヘッド内に不純物が混入することが未然に防止され、インクの吐出不良が抑制される。また、そのフィルタを分配タンクに対し着脱可能に取り付けられる接続部部材に内蔵させることによって、接続部部材の交換によってフィルタを容易に交換可能になる。それと共に、接続部部材(下流側接続部)は、上述したように全ノズルヘッドに対して1つではないため、特定のノズルヘッドに接続される接続部部材(フィルタ)だけを交換することも可能となり、ランニングコストの低減が図られる。
上記分配タンクは、内圧変動に応じてタンク容積が変化する構造とすることが好ましい。これは、1つの分配タンクに対し2以上のノズルヘッドが接続されている構成において生じる不都合を解消するためである。
すなわち、インクジェット式記録装置においては、ノズルヘッドに対するパージ動作が従来から行われているが、ラインヘッドは多数のノズルヘッドからなるため、全ノズルヘッドに対してパージ動作を行うと、インクを無駄に消費することになる。そこで、特定のノズルヘッド(例えばノズルが閉塞しているノズルヘッド)に対して、個別にパージ動作を行うことが考えられるが、その場合、上記記録装置は、2以上のノズルヘッドが分配タンクを介して互いに接続された構成であるため、特定のノズルヘッドに対しパージ動作を行ったときに分配タンク内が負圧になって、他のノズルヘッドから分配タンク側にインクが逆流してしまう場合がある。
また、全ノズルヘッドに対してパージ動作を行ったときにも、ノズルヘッド相互間における流路抵抗差等に起因して、流路抵抗が大きくパージ動作によってインクが吸い出され難いノズルヘッドから分配タンク側にインクが逆流してしまう場合がある。
さらに、パージ動作ではなく、印字動作においても、特定のノズルヘッドにおいて印字動作をしたときに、他のノズルヘッドから分配タンク側にインクが逆流してしまう場合がある。
このようにノズルヘッドから分配タンク側にインクが逆流してしまうと、そのノズルヘッドのノズル内にインクが充填されていない状態となってしまい、吐出不良を招くことになる。
こうした現象は分配タンク内が負圧になることに起因するため、その分配タンクを、内圧変動に応じてタンク容積が変化する構造とすることによって、分配タンク内が負圧になることが防止される。その結果、上述したインクの逆流現象の発生が防止され、インクの吐出不良が防止される。
上記分配タンクは、可撓壁と、該可撓壁と共にタンク内空間を画成する画成壁とからなる、としてもよい。こうすることで、タンク内空間を画成する可撓壁がダイヤフラムとなって、内圧変動に応じてタンク容積が変化する。つまり、内圧変動が緩和される。
上記分配タンクは、上記可撓壁を、タンク容積拡大側に付勢する付勢手段をさらに有する、としてもよい。
この構成により、上記可撓壁が分配タンクの内方に凹んだ状態のままになることが防止され、内圧変動の吸収効果が阻害されることが防止される。その結果、インクの逆流現象が確実に防止される。
上記分配タンクは、上記可撓壁と該可撓壁に相対する画成壁との間に介在して、該可撓壁が所定以上にタンク内方に凹むことを規制する規制片をさらに有する、としてもよい。
この構成によると、分配タンク内に設けた規制片によって、可撓壁が、それに相対する画成壁と密着することがない。それによって、例えばその画成壁に上流又は下流側接続部を設けたときでも、その接続部が可撓壁によって塞がれてしまうことが防止される。その結果、ノズルヘッドへのインクの供給が確実に行い得る。
上記分配タンクは、タンク内空間において隣り合う下流側接続部の開口間に配置されたリブをさらに有する、としてもよい。
こうすることで、特定のノズルヘッドに対するパージ動作や、特定のノズルヘッドの印字動作等によって発生した圧力変動波がリブに遮られるため、他のノズルヘッドに伝播することが防止される。そうして、各ノズルヘッドにおけるインクの吐出が良好に保たれる。
上記分配タンクは、そのタンク内空間に存在するエアを排出するためのエア排出路に接続されるエア排出接続部をさらに有する、としてもよい。
これは、各ノズルヘッド内にインクを充填する際に特に有効である。つまり、記録装置の初期状態(使用開始前状態)においては、各ノズルヘッド内にインクを充填する必要があり、通常はノズルヘッドに対するパージ動作を行うことによって、ノズルヘッド内のエアとインクとを置換する。ところが、メインタンクと各ノズルヘッドとの間に、分配タンクを介設した構成では、空の各ノズルヘッドと空の分配タンクとの双方に、インクを充填する必要がある。そこで、上記分配タンクに、エア排出路に接続されるエア排出接続部を設けることによって、エア排出接続部及びエア排出路を介してタンク内のエアを抜きながら、インク供給路及び上流側接続部を介してタンク内にインクを充填することが可能になる。そうして、分配タンク内にインクを充填すれば、従来通り各ノズルヘッドに対するパージ動作を行うことによって、分配タンク内のインクを各ノズルヘッドに供給して、その各ノズルヘッド内にインクを充填することが可能になる。
また、記録装置の使用開始後において、インクに溶存していたエアが、各ノズルヘッド内等において析出したときには、そのエアが分配タンク内に集められる。そうして、エア排出接続部及びエア排出路を介してタンク内のエアを外部に排出することも可能になる。
上記エア排出接続部は、上記分配タンクの上部に設け、上記分配タンクは、そのタンク内空間に上記エア排出接続部に向かって上向きに傾斜した案内面をさらに有する、としてもよい。こうすることで、分配タンク内のエアは上昇し、上向きに傾斜した案内面に案内されてエア排出接続部に集められる。そうして、分配タンク内のエアが確実に排出される。
本発明のインク充填方法は、複数のノズルヘッドを有するヘッドユニットと、インクを貯留するメインタンクと、該各ノズルヘッドとメインタンクとの間のインク供給路上に介設された分配タンクと、を備えたインクジェット式記録装置において、上記各ノズルヘッド内にインクを充填するためのインク充填方法である。
上記インク充填方法は、上記分配タンクに接続されたエア排出路を開状態にしかつ、上記メインタンクの背圧を高めることによって、上記インク供給路を介して上記メインタンクから分配タンクにインクを供給する第1ステップと、上記分配タンク内にインクを充填した後に、上記エア排出路を閉状態に切り換える第2ステップと、上記各ノズルヘッドのノズル開口側を吸引することによって、上記分配タンクから各ノズルヘッド内にインクを供給する第3ステップと、を含む。
この構成によると、ヘッドユニットとメインタンクとの間のインク供給路上に分配タンクを介設したインクジェット式記録装置において、第1ステップでは、分配タンクに接続されたエア排出路を開状態にしかつ、上記メインタンクの背圧を高める。このことによって、分配タンク内のエアがエア排出路を介して排出される一方、インク供給路を介して上記メインタンクから分配タンクにインクが供給される。
続く第2ステップでは、上記分配タンク内にインクが充填された後に、上記エア排出路を閉状態に切り換える。
そうして、第3ステップでは、各ノズルヘッドのノズル開口側を吸引する。このことによって、上記インクが充填された分配タンクから各ノズルヘッドにインクが供給され、各ノズルヘッドにインクが確実に充填される。
本発明のインクジェット式記録装置によると、ラインヘッドに設けた分配タンクの上流側接続部の数を、そのラインヘッドに並設されたノズルヘッドの数よりも少なくすることによって、インク供給系の構成が簡略化されるから、インク供給路を構成する部品点数の低減化によるコストの低減化、インク供給路の配設スペースの節約による記録装置の小型化、及びラインヘッドの取り外し・取り付けの容易化によるメンテナンス性の向上、を共に図ることができる。
また、上記分配タンクを、内圧変動に応じて容積が可変となる構造とすることによって、パージ動作や印字動作時に分配タンク内が負圧になることに起因する種々の不都合を未然に防止することができる。
さらに、上記分配タンクにエア排出接続部を設け、そのエア排出接続部をエア排出路に接続することによって、分配タンク内にインクを充填することができ、各ノズルヘッドに確実にインクを充填することができる。また、各ノズルヘッド及び分配タンク内のエアを確実に排出することができる。
また、本発明のインク充填方法によると、分配タンクを備えた記録装置において、その分配タンク内にインクが充填されるから、各ノズルヘッド内に確実にインクを充填することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(記録装置の全体構成)
本実施形態に係るインクジェット式記録装置Aは、圧電アクチュエータの圧電効果を利用して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出し、その吐出したインク滴を記憶媒体に着弾させることでその記録媒体に記録を行う。
上記記録装置Aは、図1,2に示すように、4つのインクジェットヘッド11を備えている。4つのインクジェットヘッド11は、ブラックインクを吐出するインクジェットヘッド11、イエローインクを吐出するインクジェットヘッド11、マジェンタインクを吐出するインクジェットヘッド11、及びシアンインクを吐出するインクジェットヘッド11である。この記録装置Aは4色のインクによってカラー印字が可能である。
記録媒体12は、各インクジェットヘッド11の下方位置で、複数のローラ12aによって所定の搬送方向(X方向)に搬送される。記録媒体12は、例えばロール紙(図示省略)として、そのロールから繰り出すようにしてもよい。
各インクジェットヘッド11は、上記記録媒体12の幅方向(Y方向)に延びて配置されていると共に、これら4つのインクジェットヘッド11は、X方向に所定の等間隔を空けて並設されている。
各インクジェットヘッド11は、図1,4〜6に示すように、Y方向に延びるラインヘッド4を備えている。ラインヘッド4は、インクを吐出する複数のノズル44と、各ノズル44からインクを吐出させる複数の圧電アクチュエータ(図示省略)とを含む。ノズル44は記録媒体12の全幅にわたって配列されている。尚、図6のラインヘッド4は、理解容易のために実際のラインヘッド4よりもノズル44の数を減じて図示している。
このように、各インクジェットヘッド11は、記録媒体12の全幅にわたって配列されたノズル44を備えている。このため、その記録動作時には、上記記録媒体12を搬送方向に搬送しながら、所定のタイミングで所定のノズル44からインクを吐出する。つまり、各インクジェットヘッド11を、記録媒体12の幅方向に移動させなくても、その記録媒体12の全幅(例えばJIS,A2幅)にわたって所望の画像を形成することが可能である。
各インクジェットヘッド11は、図1,2に示すようにY方向に延びて配設された、ボールねじ16とリニアガイド17とに支持されている。このボールねじ16は、その一端部に取り付けられたモータ18によって回転駆動される。モータ18がボールねじ16を回転駆動することにより、インクジェットヘッド11は、ボールねじ16及びリニアガイド17に案内されてY方向に往復移動する。こうして、各インクジェットヘッド11は、記録媒体12の搬送位置である記録位置と、後述するパージユニット5の配設位置であるクリーニング位置とに相互に位置変更が可能である。尚、4つのボールねじ16は、互いに別個のモータ18によって回転駆動されるため、4つのインクジェットヘッド11は、互いに独立に記録位置とクリーニング位置との間を移動することが可能にされている。
上記記録装置Aは、各インクジェットヘッド11のラインヘッド4をクリーニングするパージユニット5を4つ備えている。これらのパージユニット5は、記録媒体12の搬送位置に対しY方向の外方位置、つまりクリーニング位置に配置されている。4つのパージユニット5は、インクジェットヘッド11の高さ位置よりも下側位置に、インクジェットヘッド11に対応して、X方向に所定の等間隔を空けて並設されている。
各パージユニット5は、複数のキャップ52と、図示省略の吸引ポンプとを備えており、上記キャップ52は、インクジェットヘッド11に含まれるノズルヘッド41(図6参照)に対応して、Y方向に並設されている。
各キャップ52は、図12に示すように、上端開口の略箱状に形成されていて、上記の吸引ポンプに接続されている。また、各パージユニット5は、リニアアクチュエータ(図示省略)によって上下方向に移動するよう構成されており、パージユニット5は、クリーニング位置に位置付けられたインクジェットヘッド11のノズルヘッド41下面に対して各キャップ52を密着させたクリーニング状態と、ノズルヘッド41下面に対してキャップ52を離間させた待避状態と、に相互に状態変更する。
このように、ノズルヘッド41の1つ1つに対応するキャップ52を設けることにより、各キャップ52の大きさは小さくなり、それによって各キャップ52をノズルヘッド41下面に密着させることが容易になる(キャップ52内を減圧した際に圧力漏れが生じ難くなる)。また、1つのインクジェットヘッド11に含まれる全ノズルヘッド41に対し一度に吸引動作を行う全クリーニングと、特定のノズルヘッド41に対し個別に吸引動作を行う個別クリーニングとを、切り換えて行うことが可能になる。全クリーニングは、後述するノズルヘッド41へのインクの充填の際やその他において行い、個別クリーニングは例えばテストプリント等によってノズルが閉塞しているノズルヘッド41を特定した際に行うようにすればよい。個別クリーニングを行うことによって、インクの消費量を抑制することができる。
上記記録装置Aは、4つのメインタンク13を備えている。4つのメインタンク13は、ブラックインクを貯留するメインタンク13、イエローインクを貯留するメインタンク13、マジェンタインクを貯留するメインタンク13、及びシアンインクを貯留するメインタンク13である。4つのインクジェットヘッド11と4つのメインタンク13は、インク供給メインチューブ13aを介して一対一に接続されており、メインタンク13内のインクは、インク供給メインチューブ13aを介してインクジェットヘッド11に供給される。尚、各インクジェットヘッド11と各メインタンク13とを互いに接続する各インク供給メインチューブ13aは、1本のチューブからなっていてもよいし、複数本のチューブの束からなっていてもよい。尚、図1では図示を省略するが、上記インク供給メインチューブ13a上には、開閉弁13bが介設されている(図12参照)。
上記記録装置Aは、電源・制御ボックス14を備えている。各インクジェットヘッド11と電源・制御ボックス14は、伝送線14aを介して接続されている。電源・制御ボックス14は、各インクジェットヘッド11に電力と制御信号とを供給していると共に、上記電源・制御ボックス14は、上記ボールねじ16の端部に取り付けられた各モータ18にも制御信号を供給している。
上記記録装置Aは、エア供給源15を備えている。インクジェットヘッド11とエア供給源15は、それぞれエア供給メインチューブ15aを介して接続されている。エア供給源15は、各インクジェットヘッド11に乾燥気体を供給するものであり、この乾燥気体の供給によって、圧電アクチュエータ(圧電素子)の欠陥発生の原因である水分を除去して、圧電素子の長寿命化を図るようにしている。
尚、図1では図示を省略するが、各インクジェットヘッド11には、エア排出メインチューブ19(図12参照)が接続されている。このエア排出メインチューブ19は、後述するように、分配タンク6内のエアを排出するためのチューブであり、図示省略の吸引ポンプに接続されている。また、このエア排出メインチューブ19上には、開閉弁19aが介設されている。
(インクジェットヘッドの構成)
各インクジェットヘッド11は、図3に示すように、本体ボックス2内に、ラインヘッド4を収納した構成とされている。
本体ボックス2は、直方体の形状を有しており、その内部には、回路基板とインク供給用、その他のチューブ等とが配置されている。
上記ラインヘッド4は、図4〜6に示すように、複数のノズルヘッド41と、ノズルヘッド41を保持するベースプレート42と、を備えている。尚、図4において、紙面右手前側(図5,6においては紙面左手前側)を右側、紙面左奥側(図5,6においては紙面右奥側)を左側と呼ぶ。
上記ベースプレート42は、細長形状の板材であり、その中央部に開口42aが長手方向に延びて形成されている。この開口42aの縁部は波形に形成されており、各ノズルヘッド41は、この波形に合致するように、ベースプレート42に対しその長手方向に傾いて固定される。尚、図6では、ノズルヘッド41を1つのみ図示しているが、ベースプレート42にはその長手方向に複数の(図6の例では、30個の)ノズルヘッド41が並設される。
上記各ノズルヘッド41は、複数のノズル44が略千鳥状に配列されたノズル板43を有している。複数のノズルヘッド41が、ベースプレート42の長手方向に並設されることで、ノズル44が、記録媒体12の全幅にわたって、その記録媒体12の幅方向に略等間隔を空けて配列される。
上記ノズルヘッド41は、圧電アクチュエータの圧電効果によってインクを吐出するものであり、その構成は一般的であるため、ここではその説明を省略する。
上記ラインヘッド4は、2つの中継基板46と、2つのカプラユニット47と、2つのエアマニホールド48と、3つの(換言すれば3つに分割された)分配タンク6と、を備えている。
上記2つの中継基板46は、ベースプレート42の長手方向両端部に立設された2つのサイドフレーム42bの上端同士を互いに掛け渡すように、長手方向に並んで配置されていて、このサイドフレーム42bによって支持されている。この2つの中継基板46はそれぞれ、本体ボックス2側のコネクタに結合されるコネクタ46aを有している。このコネクタ46aは、図4,5に示すように、ラインヘッド4の上面部に上向きに配置されている。また、図示は省略するが、上記中継基板46の下側において、長手方向の右側に配置された15個のノズルヘッド41はそれぞれ、FPCを介して右側の中継基板46に接続され、左側に配置された15個のノズルヘッド41はそれぞれ、FPCを介して左側の中継基板46に接続されている。こうして、各ノズルヘッド41からの配線は中継基板46に集約されており、ラインヘッド4と本体ボックス2との電気的な接続を、上記中継基板46のコネクタ46aのみで行うようにしている。
上記2つのカプラユニット47は、ラインヘッド4の背面の上部に長手方向に並んで配置されていて、上記サイドフレーム42bに取り付けられた支持板42cに対し固定されている。各カプラユニット47は、それぞれ上記本体ボックス2側のカプラ2aに接続される4つのカプラ47aを有しており、各カプラ47aは、ラインヘッド4の背面側に横向きに配置されている。2つのカプラユニット47の内の一方(左側)には、後述するヘッドエア供給チューブ48a、ヘッドインク供給チューブ49a及びヘッドエア排出チューブ49bの3つのチューブがそれぞれ接続され、他方(右側)のカプラユニット47には、2つのヘッドインク供給チューブ49a及び2つのヘッドエア排出チューブ49bの4つのチューブがそれぞれ接続されている。こうして、合計8個のカプラ47aの内の3つはインク供給用、3つはエア排出用、1つはエア供給用のカプラとなっている。
上記2つのエアマニホールド48は、ラインヘッド4の背面の下部に長手方向に延びて配置されていて、上記支持板42cに対し固定されている。上記カプラユニット47に接続されたヘッドエア供給チューブ48aは、その途中で2回分岐されて、上記2つのエアマニホールド48それぞれの両端部に接続されている。また、上記ノズルヘッド41の内の、長手方向の右側に配置された15個のノズルヘッド41は、右側に配置されたエアマニホールド48に、残りのノズルヘッド41は、左側に配置されたエアマニホールド48に、それぞれエア分配チューブ48bを介して接続される(図5参照)。これにより、乾燥空気は、エア供給源15から、エア供給メインチューブ15a、カプラユニット47、ヘッドエア供給チューブ48a、エアマニホールド48、及びエア分配チューブ48bを介して各ノズルヘッド41に内蔵された圧電素子及びその近傍に供給されることになり、上述したように、圧電素子の及びその近傍が乾燥される。
上記3つの分配タンク6は、図5に示すように、ラインヘッド4の正面に長手方向に並んで配置されていて、上記サイドフレーム42bによって支持されている。上記3つの分配タンク6にはそれぞれ、上記カプラユニット47に接続されたヘッドインク供給チューブ49aと、ヘッドエア排出チューブ49bとが接続されている。ヘッドインク供給チューブ49aは、上記各分配タンク6にインクを供給するためのチューブであり、ヘッドエア排出チューブ49bは、ノズルヘッド41にインクを充填する際に、又はノズルヘッド41内で析出して分配タンク内に溜まったエアの除去等のために、その分配タンク6内からエアを排出するために用いられるチューブである。上記3つのヘッドインク供給チューブ49a及び3つのヘッドエア排出チューブ49bはそれぞれ、ラインヘッド4の両端外方を通ってその背面側から正面側に延びて配設されている。
そして、図7に示すように(尚、図7はラインヘッド4の構成を模式的に示す図である)、上記ラインヘッド4に含まれるノズルヘッド41の内、長手方向の右側に配置された10個のノズルヘッド41は、3つの分配タンク6の内の右側に配置された分配タンク6に、長手方向の中央に配置された10個のノズルヘッド41は中央に配置された分配タンク6に、長手方向の左側に配置された10個のノズルヘッド41は左側に配置された分配タンク6に、それぞれインク分配チューブ49cを介して接続される(図11参照。尚、インク分配チューブ49cの配設構造の詳細については後述する)。
これにより、インクは、メインタンク13から、インク供給メインチューブ13a,カプラユニット47、ヘッドインク供給チューブ49a、分配タンク6、及びインク分配チューブ49cを介して各ノズルヘッド41に供給されることになる。
(分配タンクの構成)
上記分配タンク6は、図8〜10に示すように、扁平な形状を有していて、その一側に凹陥部63が形成されたタンク本体61と、そのタンク本体61の凹陥部63開口を閉塞するフィルム62と、からなる。尚、本実施形態では、フィルム62を透明性材料によって構成しており、そのため、各図においては外部から視認可能なタンク内空間を図示している。
上記タンク本体61は、上記ラインヘッド4(そのサイドフレーム42b)に固定される略長板状のフランジ部64を有していて、そのフランジ部64の一側には枠状に突出して凹陥部63を画成する画成壁65が設けられている。画成壁65は、底壁部65a、2つの側壁部65b、及び上壁部65cとからなり、上壁部65cは、その凹陥部63の内方側に、長手方向の一端側に配置されたエア排出チューブ接続部68を挟んだ両側でその接続部68に向かってそれぞれ上向きに傾斜する案内面65dを有する。
上記フランジ部64の他側下部には、その他側面から突出して長手方向に延びるジョイント取付部66が設けられており、このジョイント取付部66には、図10に示すように、その突出端面に開口した10個の取付孔66aが長手方向に並んで形成されている。また、図9,10に示すように、上記フランジ部64の下部には、厚み方向に貫通した10個の貫通孔63aが長手方向に並んで形成されていて、各貫通孔63aは上記各取付孔66aに連通している。そして、上記フランジ部64の一側における上記凹陥部63内には、隣り合う貫通孔63aの開口の間にリブ63bが立設されている。
上記フランジ部64の他側には、上記ジョイント取付部66の上側位置であって長手方向の中央位置に、上記ヘッドインク供給チューブ49aが接続される供給チューブ接続部67が、上向きに配置されている。上記供給チューブ接続部67内にはインク流路67aが形成されていて、そのインク流路67aは、上記フランジ部64の一側で、凹陥部63の長手方向略中央位置でかつ高さ方向の略中央位置に開口している。この開口はその開口端に向かって拡径するテーパ状とされている。こうして、インク流路67aの開口を、凹陥部63の長手方向略中央位置でかつ高さ方向の略中央位置に設定することによって、各貫通孔63aまでの距離に偏りが生じない。
上記タンク本体61の上面には、ヘッドエア排出チューブ49bが接続されるエア排出チューブ接続部68が上向きに配置されている。エア排出チューブ接続部68は、長手方向の一端側に配置されており、上記供給チューブ接続部67とは長手方向に位置がずれていると共に、高さ方向にも位置がずれている。こうして、供給チューブ接続部67の位置とエア排出チューブ接続部68の位置とをずらすことによって、ヘッドインク供給チューブ49a及びヘッドエア排出チューブ49bの干渉が回避される。また、このエア排出チューブ接続部68の内部には、図示は省略するが、凹陥部63内に連通するエア流路が形成されている。
そして、図10,11に示すように、上記タンク本体61のジョイント取付部66にジョイント7が取り付けられることによって、上記分配タンク6には、インク分配チューブ49cが接続される分配チューブ接続部69が形成される。上記ジョイント7は、比較的小径の分配チューブ接続部69と、この分配チューブ接続部69の基端に設けられた断面矩形状のフランジ71と、このフランジ71を挟んで分配チューブ接続部69とは逆側に設けられた比較的大径の拡径部72と、からなる。
上記拡径部72は、上記ジョイント取付部66の取付孔66a内に内挿される部分であり、その外周面にはOリングが配設される凹溝73が形成されている。上記ジョイント7の内部には、貫通孔74が形成されており、該貫通孔74は、上記拡径部72の基端側において拡径している。そして、拡径部72の基端にはフィルタ75が配設されており、上記ジョイント7をジョイント取付部66に取り付け固定したときに、フランジ部64の貫通孔63aとジョイント7の貫通孔74とによって、フィルタ75が介設されたインク流路が形成される。
上記ジョイント7は、そのフランジ71をジョイント取付部66に対しネジ止めすることによって、タンク本体61に取り付けられ、このことで、上記ジョイント7はタンク本体61に対して着脱可能となっている。そうして、上記ジョイント7を取付固定したときには、分配タンク6の下部に、インク分配チューブ49cの接続口が横向きに配置されることになる。図11に示すように、上記インク分配チューブ49cは、分配タンク6と、この分配タンク6の斜め下方位置に配置されるノズルヘッド41との間において、略水平延びた後に下向きに傾斜して、言い換えると、上向きには傾斜しないように配設されている。
上記フィルム62は、上記画成壁65の開口縁部に溶着されてその開口を閉塞しており、この画成壁65とフィルム62とフランジ部64とによってインクが貯留されるタンク内空間6aが形成される。このフィルム62は可撓性を有しており、タンク内に圧力変動が生じた(負圧になった)ときには、上記フィルム62がダイヤフラムとなってタンク容積が減少するようにされている。
上記フィルム62には、その内側面に長手方向に延びる当て板8が接着されており、この当て板8には、所定の間隔を空けて複数の規制片81がタンク内方に突出して設けられている。各規制片81は、フィルム62がタンク内方に凹んだときに、そのフィルム62とフランジ部64との間に介在することで、上記フィルム62が所定以上に凹むことを規制する役割を有している(図10の一点鎖線参照)。
また、上記フランジ部64の一側には、その高さ方向略中央部に、4つの圧縮ばね9が長手方向に並んで配設されており、各圧縮ばね9は上記当て板8に当接して、上記フィルム62をタンク容積の拡大側に付勢している。
(ノズルヘッド内へのインクの充填手順)
ここで、各ノズルヘッド41内へのインク充填手順について、図12を参照しながら説明する。インクの充填は、記録装置Aの初期状態(ノズルヘッド41内にインクが充填されていない状態)において行われ、インクジェットヘッド11はクリーニング位置に位置付けられる。先ず、上記分配タンク6に連通したエア排出メインチューブ19上の開閉弁19aを開状態にしかつ、インク供給メインチューブ13a上の開閉弁13bも開状態にする。そうして、上記メインタンク13の高さ位置を高くすることによってタンク背圧を高め、それによって、上記ヘッドエア排出チューブ49b及びエア排出メインチューブ19を介して分配タンク6内のエアを排出しつつ、上記インク供給メインチューブ13a及びヘッドインク供給チューブ49aを介してメインタンク13から分配タンク6にインクを供給する(第1ステップP1)。
そして、上記分配タンク6内にインクが充填されれば、上記エア排出メインチューブ19上の開閉弁19aを閉状態に切り換える(第2ステップP2)。
その状態で、上記パージユニット5を上昇させてインクジェットヘッド11のノズルヘッド41下面に対して各キャップ52を密着させたクリーニング状態にし、吸引ポンプを作動させて、全ノズルヘッド41に対し一度に吸引動作を行う全クリーニングを実行する。このことによって、上記インク分配チューブ49cを介して分配タンク6から各ノズルヘッド41内にインクが供給され、ノズルヘッド41内にインクが充填される(第3ステップP3)。
以上説明したように、上記のインクジェット式記録装置Aは、ラインヘッド4に含まれる各ノズルヘッド41とメインタンク13とをつなぐインク供給路(インク供給メインチューブ13a、ヘッドインク供給チューブ49a、及びインク分配チューブ49c)上に、分配タンク6を介設しており、その分配タンク6に設けた供給チューブ接続部67の数を上記ラインヘッド4に並設されたノズルヘッド41の数よりも少なくしている。つまり、1つのラインヘッド4には、30個のノズルヘッド41が並設されているのに対し、3つの分配タンク6それぞれに1つの合計3つの供給チューブ接続部67が設けられている。
これによって、上記インク供給メインチューブ13a、ヘッドインク供給チューブ49aの数は、ノズルヘッド41の数よりも少なくなり、チューブの数の低減化によるコストの低減化、チューブの配設スペースの節約による記録装置Aの小型化、及びラインヘッド4の取り外し・取り付けの容易化によるメンテナンス性の向上、をそれぞれ図ることができる。特に、ラインヘッド4と本体ボックス2との間はカプラ2a,47aによって接続されるため、ラインヘッド4の取り外し・取り付けは、さらに容易化される。
また、上記分配タンク6における分配チューブ接続部69は、フィルタ75が内蔵されたジョイント7からなり、そのジョイント7は上記分配タンク6に対し着脱可能に取り付けられるため、ジョイント7の交換によってフィルタ75を容易に交換可能になる。それと共に、ジョイント7は、ノズルヘッド41に対応して設けられているため、特定のノズルヘッド41に接続されるジョイント7(フィルタ75)だけを交換することも可能となり、ランニングコストの低減を図ることができる。さらに、上記ジョイント7は分配タンク6の下部に取り付けられるため、分配タンク6内のインクが少なくなっても、フィルタ75は常にインクに浸した状態となり、フィルタ75が乾燥してしまうことを防止することが可能である。
さらに、上記分配タンク6は、そのタンク内空間6aをフィルム62によって画成しており、内圧変動に応じてタンク容積を可変に構成しているため、1つの分配タンク6に対し2以上のノズルヘッド41が接続されている構成において生じる不都合を解消することができる。すなわち、上述したように、特定のノズルヘッド41に対して、個別に吸引動作を行う個別クリーニングにおいては、分配タンク6内が負圧になって、他のノズルヘッド41から分配タンク6側にインクが逆流してしまう場合があるところを、上記フィルム62がダイヤフラムとなることによって、分配タンク6内が負圧になることが防止される。その結果、上述したインクの逆流現象の発生を防止することができる。
また、ノズルヘッド41相互間における流路抵抗差等が大きく、全ノズルヘッド41に対して吸引動作を行う全クリーニング時に、流路抵抗が大きくパージ動作によってインクが吸い出され難いノズルヘッド41から分配タンク6側にインクが逆流してしまうことや、特定のノズルヘッド41において印字動作をしたときに、他のノズルヘッド41から分配タンク6側にインクが逆流してしまうことも、分配タンク6内が負圧になることが防止されることによって共に防止される。そうして、各ノズルヘッド41のノズル内がインクが充填された状態に保たれて、インクの吐出不良を未然に防止することができる。
また、上記フィルム62は、圧縮ばね9によってタンク容積拡大側に付勢されているため、上記フィルム62が分配タンクの内方に凹んだ状態のままになることが防止され、内圧変動の吸収効果が阻害されることが防止される。その結果、インクの逆流現象を確実に防止することができる。
さらに、上記フィルム62に接着された当て板8に規制片81を設けることによって、
上記フィルム62が所定以上にタンク内方に凹むことが規制される。つまり、フィルム62がフランジ部64と密着することがなく、フィルム62によってフランジ部64の貫通孔63aが塞がれることを防止することができる。尚、規制片はフランジ部64に設けてもよい。
加えて、隣り合う貫通孔63aの開口間にリブ63bを設けることによって、特定のノズルヘッド41に対する吸引動作や、特定のノズルヘッド41の印字動作等によって発生した圧力変動波がリブ63bに遮られて、他のノズルヘッド41に伝播することが防止されるため、各ノズルヘッド41におけるインクの吐出を良好に保つことができる。尚、上記リブ63bは省略することも可能である。
また、上記分配タンク6を、エア排出チューブ接続部68、ヘッドエア排出チューブ49bを介してエア排出メインチューブ19に接続し、分配タンク6内のエアを排出可能に構成したことによって、上述したように、分配タンク6を含むインク供給系において、各ノズルヘッド41にインクを充填することができると共に、各ノズルヘッド41内等においてエアが析出したときには、そのエアが分配タンク6内に集められて、エア排出メインチューブ19等を介してエアを外部に排出することも可能になる。このときに、上記分配タンク6とノズルヘッド41とをつなぐインク分配チューブ49cが、上向きには傾斜しないように配設されていることによって、そのインク分配チューブ49c内にエアが残存することがなく、分配タンク6内に確実にエアを移動させることができる。尚、上記の構成では、分配チューブ接続部69を横向きに配置しているが、これに限るものではなく、例えば下向きに配置してもよい。
さらに、上記エア排出チューブ接続部68を分配タンク6の上部に設けて、その上壁部65cに案内面65dを設けることによって、分配タンク6内のエアをエア排出チューブ接続部68に集めることができ、分配タンク6内のエアを確実に排出することができる。
尚、上記分配タンク6における各接続部67,68,69の位置は、上記に限るものではなく、適宜変更することが可能である。また、各接続部67,68,69の数も、上記に限るものではなく、適宜変更することが可能である。例えば供給チューブ接続部67を、2以上としてもよいし(但し、ノズルヘッド41の数は超えない)、分配チューブ接続部69をノズルヘッド41に対応して設けるのではなく、複数のノズルヘッド41に対して1つの割合で設けてもよい。さらに、ジョイント7(フィルタ75)を、複数のノズルヘッド41に対して1つの割合で設けてもよい。
また、上記のラインヘッド4には、3つの分配タンク6を設けているが、これに限るものではなく、例えば1つであってもよいし、2つであってもよいし、4以上であってもよい。
尚、上記ノズルヘッド41は、圧電アクチュエータを備えたものに限らず、発熱素子を備えたものであってもよい。
以上説明したように、本発明は、インクの供給系の構成を簡素化することができるから、特に複数のノズルヘッドでラインヘッドを構成したインクジェット式記録装置、等に有用である。
記録装置の平面図である。 同記録装置の正面図である。 インクジェットヘッドの斜視図である。 ラインヘッドの斜視図である。 同ラインヘッドの斜視図である。 同ラインヘッドの分解斜視図である。 同ラインヘッドの構成を示す模式図である。 分配タンクの斜視図である。 同分配タンクの斜視図である。 図9のA−A断面を示す断面図である。 分配タンクとノズルヘッドとの接続状態を示す説明図である。 ノズルヘッドへのインク充填手順を示す説明図である。
符号の説明
12 記録媒体
13 メインタンク
13a インク供給メインチューブ(インク供給路)
19 エア排出メインチューブ(エア排出路)
4 ラインヘッド
41 ノズルヘッド
44 ノズル
49a ヘッドインク供給チューブ(インク供給路)
49b ヘッドエア排出チューブ(エア排出路)
49c インク分配チューブ(インク供給路)
6 分配タンク
62 フィルム(可撓壁)
63b リブ
65 画成壁
65d 案内面
67 供給チューブ接続部(上流側接続部)
68 エア排出チューブ接続部(エア排出接続部)
69 分配チューブ接続部(下流側接続部)
7 ジョイント(接続部部材)
75 フィルタ
81 規制片
9 圧縮ばね(付勢手段)
A 記録装置

Claims (11)

  1. 記録媒体の全幅に亘ってその幅方向に並設された複数のノズルヘッドを有するラインヘッドと、
    上記ラインヘッドの外に配置されて、インクを貯留するメインタンクと、
    上記メインタンクと各ノズルヘッドとをつないで、該メインタンク内のインクを各ノズルヘッドに供給するインク供給路と、
    上記ラインヘッドに設けられたタンクであって、上記インク供給路上に介設される分配タンクと、を備え、
    上記分配タンクは、上記インク供給路のメインタンク側に接続される上流側接続部と、上記ノズルヘッド側に接続される下流側接続部と、有し、
    上記上流側接続部の数は、上記ラインヘッドに並設されたノズルヘッドの数よりも少ないインクジェット式記録装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記下流側接続部の数は、上記ラインヘッドに並設されたノズルヘッドの数と同じか又はそれよりも少ないインクジェット式記録装置。
  3. 請求項2に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記各下流側接続部は、フィルタが内蔵されかつ、上記分配タンクに対し着脱可能に取り付けられる接続部部材からなるインクジェット式記録装置。
  4. 請求項1に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記分配タンクは、内圧変動に応じてタンク容積が変化する構造であるインクジェット式記録装置。
  5. 請求項4に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記分配タンクは、可撓壁と、該可撓壁と共にタンク内空間を画成する画成壁とからなるインクジェット式記録装置。
  6. 請求項5に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記分配タンクは、上記可撓壁を、タンク容積拡大側に付勢する付勢手段をさらに有するインクジェット式記録装置。
  7. 請求項5又は6に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記分配タンクは、上記可撓壁と該可撓壁に相対する画成壁との間に介在して、該可撓壁が所定以上にタンク内方に凹むことを規制する規制片をさらに有するインクジェット式記録装置。
  8. 請求項1又は4に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記分配タンクは、タンク内空間において隣り合う下流側接続部の開口間に配置されたリブをさらに有するインクジェット式記録装置。
  9. 請求項1に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記分配タンクは、そのタンク内空間に存在するエアを排出するためのエア排出路に接続されるエア排出接続部をさらに有するインクジェット式記録装置。
  10. 請求項9に記載のインクジェット式記録装置において、
    上記エア排出接続部は、上記分配タンクの上部に設けられており、
    上記分配タンクは、そのタンク内空間に上記エア排出接続部に向かって上向きに傾斜した案内面をさらに有するインクジェット式記録装置。
  11. 複数のノズルヘッドを有するヘッドユニットと、インクを貯留するメインタンクと、該各ノズルヘッドとメインタンクとの間のインク供給路上に介設された分配タンクと、を備えたインクジェット式記録装置において、上記各ノズルヘッド内にインクを充填するためのインク充填方法であって、
    上記分配タンクに接続されたエア排出路を開状態にしかつ、上記メインタンクの背圧を高めることによって、上記インク供給路を介して上記メインタンクから分配タンクにインクを供給する第1ステップと、
    上記分配タンク内にインクを充填した後に、上記エア排出路を閉状態に切り換える第2ステップと、
    上記各ノズルヘッドのノズル開口側を吸引することによって、上記分配タンクから各ノズルヘッド内にインクを供給する第3ステップと、を含むインク充填方法。
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