JP2005313366A - オフセット印刷機 - Google Patents

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建治 枝光
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Abstract

【課題】 画像の記録時にブランケット胴を前記版胴から離隔させる場合でも、常に適切にブランケットの洗浄が可能なオフセット印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】 ブランケットの洗浄時には、押圧ローラ62が払拭テープ65を介して第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットと当接する。このときには、洗浄ユニット位置決めコロおよび押圧ローラ位置決めコロ73の作用により、押圧ローラ62のブランケットに対する当接圧は、一定に維持される。
【選択図】 図5

Description

この発明は、ブランケットを洗浄する洗浄機構を備えたオフセット印刷機に関する。
オフセット印刷機においてブランケット胴を洗浄するための洗浄装置としては、その外周部に長尺の払拭テープが巻き付けられた巻き出し軸から払拭テープを巻き出すとともに、この払拭テープを押圧ローラやパッド等により胴の表面に当接させて胴の洗浄を行い、しかる後、洗浄に供されて汚染された払拭テープを巻き取り軸に巻き取る構成のものが知られている。そして、このような洗浄装置においては、巻き取り軸がモータの駆動を受けて間欠的に回転することにより、洗浄に供されて汚染された払拭テープが順次巻き取り軸の外周部に巻き取られる構成となっている。
このような洗浄装置においては、ブランケット胴を洗浄するための払拭テープは、通常、数十メートルの長さを有する。このため、ブランケット胴の洗浄を繰り返し実行することにより巻き取り軸の外周部に多量の払拭テープが巻き取られた時点においては、払拭テープを含む巻き取り軸の直径は最初に払拭テープにより洗浄を行った時点と比べて極めて大きくなっている。このため、巻き取り軸をモータの駆動で正確に一定の角度だけ間欠的に回転させた場合であっても、巻き取り軸に巻き取られる払拭テープの長さは、最初に払拭テープにより洗浄を行った時点と比べて極めて大きくなる。従って、ブランケット胴の洗浄に必要な量以上の払拭テープが消費されてしまうことになる。
このため、特許文献1には、常に一定量の払拭テープを巻き出しあるいは巻き取ることにより、払拭テープの無駄な消費を防止することができるオフセット印刷機のブランケット胴洗浄機構が開示されている。
特開平11−105268号公報
版胴の外周部に装着された印刷版に画像を記録する画像記録装置と、画像記録装置により画像が記録された印刷版にインキを供給した後、この印刷版の画像をブランケット胴の外周部に装着されたブランケットに転写して印刷を行う印刷機構とを備えたオフセット印刷機においては、印刷時には版胴とブランケット胴とが互いにギヤにより連結した胴入れ状態となり、また、画像記録工程においては、版胴とブランケット胴とのギヤの噛合関係が解かれた状態となる。このため、このようなオフセット印刷機においては、画像の記録時にブランケット胴を版胴から離隔させる移動機構が配設されている。
ところで、このような画像の記録と印刷との両方を実行するオフセット印刷機においては、印刷中にブランケットを洗浄する必要が生ずる場合もあり、また、時間を節約するため、画像記録中にブランケットを洗浄する場合もある。しかしながら、上述したように、移動機構の作用でブランケット胴が移動した場合には、払拭テープによるブランケット胴への当接圧が変化し、ブランケットの洗浄が適切に実行し得ないこととなる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、画像の記録時にブランケット胴を前記版胴から離隔させる場合でも、常に適切にブランケットの洗浄が可能なオフセット印刷機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、版胴の外周部に装着された印刷版に画像を記録する画像記録装置と、前記画像記録装置により画像が記録された印刷版にインキを供給した後、この印刷版の画像をブランケット胴の外周部に装着されたブランケットに転写して印刷を行う印刷機構と、画像の記録時に前記ブランケット胴を前記版胴から離隔させる移動機構と、前記ブランケットを洗浄する洗浄機構とを備えるオフセット印刷機において、前記洗浄機構は、前記ブランケットに当接して当該ブランケットを払拭する払拭部材と、前記払拭部材を前記ブランケットの表面に向けて付勢する付勢手段と、前記払拭部材と前記ブランケットとの当接圧を調整する調整手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記払拭部材は長尺の払拭テープから構成され、新しい払拭テープを巻き出す巻き出しローラと、払拭に使用された払拭テープを巻き取る巻き取りローラと、前記巻き出しローラから前記巻き取りローラに至る払拭テープの経路における前記払拭テープの裏面側に配設された押圧ローラと、を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ブランケット胴付近に配置された軸を中心に揺動可能な揺動アームに軸支され、前記ブランケット胴に形成された当接部に当接する位置と、前記当接部から離隔した位置との間を移動するコロと、前記揺動アームと同期して揺動する支持アームとを備え、前記押圧ローラは前記支持アームの先端に軸支される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記支持アームの揺動動作に伴って、前記巻き出しローラと前記押圧ローラとの間隔が変更されることにより、前記巻き出しローラより間欠的に払拭テープが送り出される。
請求項1乃至請求項3に記載の発明によれば、画像の記録時にブランケット胴を前記版胴から離隔させる場合でも、常に適切にブランケットの洗浄が可能となる。
請求項4の発明によれば、簡易な構成により払拭テープを間欠的に送り出すことが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るオフセット印刷機の側面概要図である。
このオフセット印刷機は、第1、第2の版胴11、12に各々2枚ずつ装着された印刷版に画像を記録して製版した後、この印刷版に供給されたインキをブランケット胴を介して圧胴15、16に保持された印刷用紙に転写することにより印刷を行うものである。
このオフセット印刷機は、第1の版胴11と、第2の版胴12と、第1の版胴11の外周部に装着されるべき印刷版を第1の版胴11に供給するための印刷版供給装置100と、第2の版胴12の外周部に装着されるべき印刷版を第2の版胴12に供給するための印刷版供給装置200と、第1の版胴11の外周部に装着された使用済みの印刷版を第1の版胴11より取り外して排版部301に排出するための印刷版排出装置300と、第2の版胴12の外周部に装着された使用済みの印刷版を第2の版胴12より取り外して排版部401に排出するための印刷版排出装置400と、第1の版胴11と当接可能に設けられた第1のブランケット胴13と、第2の版胴12と当接可能に設けられた第2のブランケット胴14と、第1のブランケット胴13に対して当接可能に設けられた第1の圧胴15と、第2のブランケット胴14に対して当接可能に設けられた第2の圧胴と、給紙部31から供給された印刷用紙を第1の圧胴15に渡すための給紙胴17と、第1の圧胴15から受け取った印刷用紙を第2の圧胴に渡すための渡し胴18と、第2の圧胴16に隣接して配置された排紙胴19とを備える。
第1のブランケット胴13と当接可能に設けられた第1の圧胴15は、第1の版胴11および第1のブランケット胴13の直径の1/2の直径を有する。また、第2のブランケット胴14と当接可能に設けられた圧胴16は、第2の版胴12および第2のブランケット胴14の直径の1/2の直径を有する。なお、第1および第2の圧胴15、16は、印刷用紙の先端を保持して搬送するための図示しないグリッパを有する。
また、第1の圧胴15に隣接して配設された給紙胴17は、第1の圧胴15と同一の直径を有する。この給紙胴17は、給紙部31から1枚ずつ供給された印刷用紙の先端部を図示しないグリッパにより保持して搬送する。グリッパにより保持された印刷用紙の先端は、給紙胴17から第1の圧胴15への印刷用紙の受け渡し時に、第1の圧胴15のグリッパにより保持される。
第1の圧胴15と第2の圧胴16との間に配設された渡し胴18は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径と同一の直径を有する。この渡し胴18は、第1の圧胴15から受け取った印刷用紙の先端を図示しないグリッパにより保持して搬送し、この印刷用紙の先端を第2の圧胴16のグリッパに受け渡す。
第2の圧胴に隣接して配置された排紙胴19は、第1、第2の版胴11、12および第1、第2のブランケット胴13、14の直径と同一の直径を有する。この排紙胴19は、その両端部に一対のチェーン23を巻回した構造を有し、この一対のチェーン23を連結する図示しない連結部材上に、グリッパが配設されている。第2の圧胴16のグリッパにより保持された印刷用紙の先端部は、第2の圧胴16から排紙胴19への印刷用紙の受け渡し時に、排紙胴19のいずれかのグリッパにより保持される。そして、この印刷用紙は、チェーン23の移動に伴って、排紙部32上に排出される。
第1、第2の圧胴15、16、給紙胴17、排紙胴19、第1、第2のブランケット胴13、14は、各々その端部に付設されたギヤにより連結されている。さらに、第1のブランケット胴13と第1の版胴11、および、第2のブランケット胴14と第2の版胴12とは、その端部に付設されたギヤにより各々連結されている。従って、駆動モータの駆動により、これらの第1、第2の版胴11、12、第1、第2の圧胴15、16、給紙胴17、排紙胴19、第1、第2のブランケット胴13、14は。互いに同期して回転する。
第1の版胴11の周囲には、第1の版胴11の外周部に装着された印刷版に対し、例えばブラック(K)のインキを供給するためのインキ供給装置20aと、第1の版胴11の外周部に装着された印刷版に対し、例えばマゼンダ(M)のインキを供給するためのインキ供給装置20bと、印刷版におけるインキ供給装置20aによりインキが供給される領域に湿し水を供給するための湿し水供給装置21aと、印刷版におけるインキ供給装置20bによりインキが供給される領域に湿し水を供給するための湿し水供給装置21bとが配置されている。また、第2の版胴12の周囲には、収納部43に収納された印刷版を第2の版胴12に供給するための印刷版供給装置200と、第2の版胴12の外周部に装着された印刷版に対し、例えばシアン(C)のインキを供給するためのインキ供給装置20cと、第2の版胴12の外周部に装着された印刷版に対し、例えばイエロー(Y)のインキを供給するためのインキ供給装置20dと、印刷版におけるインキ供給装置20cによりインキが供給される領域に湿し水を供給するための湿し水供給装置21cと、印刷版におけるインキ供給装置20dによりインキが供給される領域に湿し水を供給するための湿し水供給装置21dとが配置されている。
さらに、第1の版胴11および第2の版胴12の周囲には、それぞれ、収納部41に収納された印刷版を第1の版胴11の外周部に供給するための印刷版供給装置100と、収納部43に収納された印刷版を第2の版胴12の外周部に供給するための印刷版供給装置200と、第1の版胴11の外周部に装着された印刷版に画像を記録するための画像記録装置35と、第2の版胴12の外周部に装着された印刷版に画像を記録するための画像記録装置36と、第1の版胴11の外周部に装着された使用済みの印刷版Pを当該版胴11より取り外して排版部301に排出するための印刷版排出装置300と、第2の版胴12の外周部に装着された使用済みの印刷版Pを当該版胴12より取り外して排版部401に排出するための印刷版排出装置400とが配置されている。
また、第1のブランケット胴13および第2のブランケット胴14の周囲には、それぞれ、第1のブランケット胴を洗浄するためのブランケット洗浄装置700と、第2のブランケット胴を洗浄するためのブランケット洗浄装置800とが配置されている。
図2は、オフセット印刷機の主要な電気的構成を示すブロック図である。
このオフセット印刷機は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM901と、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM902と、CPU903とからなる制御部900を備える。この制御部は900は、インタフェース904を介して、オフセット印刷機の各駆動部を駆動する駆動回路905と接続されている。また、この制御部900は、画像の記録時に第1のブランケット胴13を第1の版胴11から離隔させる移動機構906と、画像の記録時に第2のブランケット胴14を第2の版胴12から離隔させる移動機構907ととも接続されている。オフセット印刷機はこの制御部900により制御され、画像の記録と印刷とを実行する。
次に、上述したブランケット洗浄装置700、800の構成について説明する。図3乃至図5は、ブランケット洗浄装置800の構成を示す側面概要図であり、図6はその正面概要図である。なお、図6は、ブランケット洗浄装置800の各構成を展開して図となっている。また、ブランケット洗浄装置700は、ブランケット洗浄装置800と同様の構成を有することから、詳細な説明を省略する。
このブランケット洗浄装置800は、一対の支持板51を備える。各支持板51には、3個のローラ52、53、54が配設されている。これらのローラ52、53、54は、支軸55を取り囲む位置に配置されている。また、各支持板51には、装置本体に固定されたエアシリンダー56のシリンダロッドの先端57が連結されている。このため、支持板51は、エアシリンダー56の駆動により、支軸55を中心に揺動する。
この支持板51に連結された第2支持板58には、新しい払拭テープ65を巻き出す巻き出しローラ61と、ガイドローラ63と、払拭に使用された払拭テープ65を巻き取る巻き取りローラ64とが軸支されている。また、第2支持板58に対してガイドローラ63と同軸状に配置された軸67(図6参照)を中心に揺動可能な支持アーム66の先端には、押圧ローラ62が軸支されている。押圧ローラ62とガイドローラ63とは、巻き出しローラ61から巻き取りローラ64に至る払拭テープ65の経路における払拭テープ65の裏面側に配設されることになる。
巻き出しローラ61は、図示しないブレーキ機構により、一定の制動力を持った状態で回転可能となっている。一方、巻き取りローラ64には、図示しないモータの駆動により、図3乃至図5に示す時計方向に回転する駆動力が付与されている。また、巻き取りロー^螺64は、図示しない一方向クラッチにより、時計方向にのみ回転する構成となっている。そして、巻き取りローラ64に付与される駆動力は、巻き出しローラ61に付与される制動力より小さくなっている。このため、払拭テープ65は、巻き出しローラから巻き取りローラ64に至る経路において緩みなく展張される。
押圧ローラ62は、払拭テープ65を第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットの表面に押圧するためのものであり、例えば、スポンジ製のローラから構成される。この押圧ローラ62が軸支された支持アーム66は、上述した軸67に固定されており、また、この軸67の一端には、カムフォロワー68が固定されている。このカムフォロワー68は、装置本体に固定されたエアシリンダー71のシリンダロッドの先端部に配設されたカム72と当接可能となっている。このため、支持アーム66は、エアシリンダ71の駆動により揺動する。
支持アーム66には、押圧ローラ位置決めコロ73が、押圧ローラ62と同軸となる位置に回転可能な状態で配設されている。この押圧ローラ位置決めコロ73は、第2のブランケット胴14の表面に対して押圧ローラ62を位置決めするためのものである。また、第2支持板58には、洗浄ユニット位置決めコロ74が回転可能な状態で配設されている。この洗浄ユニット位置決めコロ74は、第2のブランケット胴14の表面に対して支持板51および第2支持板58に指示された各種の洗浄ユニットを位置決めするためのものである。
図7は、押圧ローラ位置決めコロ73と洗浄ユニット位置決めコロ74とが第2のブランケット胴14と当接する状態を示す説明図である。
第2のブランケット胴14には凹部が形成されており、この凹部の底面は、押圧ローラ位置決めコロ73と洗浄ユニット位置決めコロ74とが当接する当接部14aとなっている。すなわち、支持アーム66が揺動したときに、押圧ローラ位置決めコロ73はこの当接部14aと当接して位置決めされる。また、第2支持板58が支持板51とともに揺動したときに、洗浄ユニット位置決めコロ74はこの当接部14aと当接して位置決めされる。
なお、第2のブランケット胴14は、図2に示す移動機構907の駆動を受け、図3乃至図5において実線Aで示す位置と仮想線Bで示す位置との間を往復移動する。これらのうち、実線Aで示す位置は、画像の記録時において第2のブランケット胴14が第2の版胴12から離隔した位置である。また、仮想線Bで示す位置は、印刷時において第2のブランケット胴14におけるギヤと第2の版胴12におけるギヤとが噛合する位置である。また、図示は省略したが、第1のブランケット胴13も同様に、図2に示す移動機構906の駆動を受け、画像の記録時において第1のブランケット胴13が第1の版胴11から離隔する位置と、印刷時において第1のブランケット胴13におけるギヤと第1の版胴11におけるギヤとが噛合する位置との間を往復移動する。
図3乃至図6に図示されているように、第2のブランケット胴14には胴空き部14bが形成されている。この胴空き部14bは、第2のブランケット胴14の外周部に装着されるブランケットの端縁を固定するために使用される。上述したように、この実施形態に係るオフセット印刷機においては、第1、第2の版胴11、12に各々2枚ずつ印刷版を装着する構成であることから、第1、第2のブランケット胴13、14にも、各々2枚ずつブランケットが装着される。このため、第2のブランケット胴14には、胴空き部14bが2個、互いに180度離隔した角度位置に形成されている。
図3乃至図6に示すように、このブランケット洗浄装置800は、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル81と、エアを噴出するエア噴出ノズル82とを備える。
図8は、洗浄液吐出ノズル81およびエア噴出ノズル82付近を拡大して示す側面概要図である。
エア噴出ノズル82は、第2のブランケット胴14の軸線と平行な方向に延びる筒状の形状を有する。このエア噴出ノズル82は、図8において矢印Dで示すように、第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットに向けてエアを噴出するためのものであり、第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットに向けてエアを噴出するための多数のエア噴出口を有する。
一方、洗浄液吐出ノズル81は、第2のブランケット胴14の軸線と平行な方向に延びる筒状の形状を有する。この洗浄液吐出ノズル81は、図8において矢印Cで示すように、払拭テープ65を介して第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットに洗浄液を供給するためのものであり、下方に向けて洗浄液を吐出するための多数の洗浄液吐出口を有する。
この洗浄液吐出ノズル81は、エア噴出ノズル82から噴出されたエアが第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットに到達するまでの、エア噴出ノズル82とブランケットとの間に配置されている。このため、エア噴出ノズル81からエアが噴出された場合、このエアは、洗浄液吐出ノズル81に吹き付けられた後、第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットに到達する。
なお、この実施形態では、洗浄液吐出ノズル81から吐出される洗浄液は、払拭テープ65を介して間接的にブランケットに供給されるが、洗浄液吐出ノズル81からブランケットに対して直接的に吐出されるようにしてもよい。次に、上述したブランケット洗浄装置800により第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットを洗浄する洗浄動作について説明する。なお、以下の説明においては、図3乃至図5において実線Aで示すように、画像の記録時において第2のブランケット胴14が第2の版胴12から離隔した位置に配置された状態でブランケットを洗浄する場合について説明するが、図3乃至図5において仮想線Bで示すように、印刷時において第2のブランケット胴14におけるギヤと第2の版胴12におけるギヤとが噛合する状態でブランケットを洗浄する場合も同様である。
ブランケットを洗浄する前の状態においては、図3に示すように、エアシリンダ56のシリンダロッドは縮んだ状態となっている。この状態においては、ブランケット洗浄装置800全体が第2のブランケット胴14から離隔した退避位置に配置される。
ブランケットの洗浄を開始するときには、この状態から、エアシリンダ56のシリンダロッドを延長させる。これにより、支持板51および第2支持板58が、図3および図4に示す反時計方向に回動する。そして、支持板51および第2支持板58は、図4に示すように、第2支持板58に配設された洗浄ユニット位置決めコロ74が、第2のブランケット胴14に形成された当接部14aと当接した位置で位置決めされて停止する。
次に、エアシリンダ71のシリンダロッドを延長させる。これにより、カムフォロワー68がエアシリンダー71のシリンダロッドの先端部に配設されたカム72により押圧され、軸67が図4および図5に示す時計方向に回転する。この軸67の回転に伴って、支持アーム66が軸67を中心に図4および図5に示す時計方向に揺動する。そして、支持アーム66は、図5に示すように、支持アーム66に配設された押圧ローラ位置決めコロ73が、第2のブランケット胴14に形成された当接部14aと当接した位置で位置決めされて停止する。
この状態においては、押圧ローラ62が払拭テープ65を介して第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットと当接する。このときには、洗浄ユニット位置決めコロ74および押圧ローラ位置決めコロ73の作用により、押圧ローラ62のブランケットに対する当接圧は、一定に維持される。この作用は、第2のブランケット胴14が実線Aで示す位置に配置された場合でも仮想線Bで示す位置に配置された場合でも同様である。
押圧ローラ62が払拭テープ65を介して第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットと一定の圧力で当接すれば、払拭テープ65を利用してブランケットを洗浄する。この場合、先ず、洗浄液吐出ノズル81から払拭テープ65に向けて洗浄液を吐出する。そして、第2のブランケット胴14を回転させることにより、ブランケットの表面を洗浄液が吐出された払拭テープ65により払拭する。
第2のブランケット胴14が所定の角度回転すれば、図4に示すように、エアシリンダ71を駆動してカム72をカムフォロワー68から離隔させる。これにより、押圧ローラ62が揺動し、払拭テープ65が第2のブランケット胴14の表面に装着されたブランケットから離隔する。このときには、巻き出しローラ61と押圧ローラ62との間隔が小さくなる。このため、払拭テープ65の余長分は巻き取りローラ64により巻き取られる。
そして、再度、エアシリンダ71を駆動してカム72によりカムフォロワー68を押圧する。これにより、押圧ローラ62が揺動し、再度、押圧ローラ62が払拭テープ65を介して第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットと当接する。このときには、巻き出しローラ61と押圧ローラ62との間隔が大きくなる。このため、巻き出しローラ61が回転し、一定の長さの払拭テープ65が巻き出される。
以上の動作を複数回繰り返すことにより、洗浄液が吐出された払拭テープ65によりブランケットを払拭してその洗浄が完了すれば、次にブランケットを乾燥する。このブランケットの乾燥は、次のような工程により実行される。
先ず、洗浄液吐出ノズル81の吐出口付近に残存する洗浄液を除去する。このような洗浄液がブランケットの乾燥工程においてブランケットや払拭テープ65等に滴下すると、ブランケットの乾燥を適切に実行し得ないためである。この場合には、図8に示すように、第2のブランケット胴14の胴空き部14bが洗浄液吐出ノズル81と対向する位置に配置された状態となったとき、エア噴出ノズル82から洗浄液吐出ノズル81および第2のブランケット胴14の外周部に装着されたブランケットに向けてエアを噴出するのが好ましい。これにより、洗浄液吐出ノズル81の吐出口付近に残存する洗浄液は、第2のブランケット胴14の外周部でありながらブランケットが存在しない胴空き部14bに向けて吹き飛ばされる。
続いて、エア噴出ノズル82からエアの噴出を継続させた状態で、第2のブランケット胴14を回転させる。これにより、ブランケット上の洗浄液は払拭テープ65により払拭されるとともに、ブランケットがエア噴出ノズル82からのエアにより乾燥される。なお、第2のブランケット胴14の回転中に、押圧ローラ62を図4に示す位置と図5に示す位置の間で複数回揺動させることにより、ブランケットが常に新しい払拭テープ65により払拭されるようにする。
このような状態で第2のブランケット胴14を5〜10回転程度回転させ、ブランケットの乾燥が完了すれば、ブランケット洗浄装置800を図3に示す位置に復帰させてブランケットの洗浄処理を終了する。
この発明に係るオフセット印刷機の側面概要図である。 オフセット印刷機の主要な電気的構成を示すブロック図である。 ブランケット洗浄装置800の構成を示す側面概要図である。 ブランケット洗浄装置800の構成を示す側面概要図である。 ブランケット洗浄装置800の構成を示す側面概要図である。 ブランケット洗浄装置800の構成を示す正面概要図である。 押圧ローラ位置決めコロ73と洗浄ユニット位置決めコロ74とが第2のブランケット胴14と当接する状態を示す説明図である。 洗浄液吐出ノズル81およびエア噴出ノズル82付近を拡大して示す側面概要図である。
符号の説明
11 第1の版胴
12 第2の版胴
13 第1のブランケット胴
14 第2のブランケット胴
14a 当接部
14b 胴空き部
15 第1の圧胴
16 第2の圧胴
17 給紙胴
18 渡し胴
19 排紙胴
20 インキ供給装置
21 湿し水供給装置
23 チェーン
31 給紙部
32 排紙部
35 画像記録装置
36 画像記録装置
51 支持板
52 ローラ
53 ローラ
54 ローラ
55 支軸
56 エアシリンダー
58 第2支持板
61 巻き出しローラ
62 押圧ローラ
63 ガイドローラ
64 巻き取りローラ
65 払拭テープ
66 支持アーム
67 軸
71 エアシリンダー
73 押圧ローラ位置決めコロ
74 洗浄ユニット位置決めコロ
81 洗浄液吐出ノズル
82 エア噴出ノズル
100 印刷版供給装置
200 印刷版供給装置
300 印刷版排出装置
400 印刷版排出装置
700 ブランケット洗浄装置
800 ブランケット洗浄装置
900 制御部
906 移動機構
907 移動機構

Claims (4)

  1. 版胴の外周部に装着された印刷版に画像を記録する画像記録装置と、前記画像記録装置により画像が記録された印刷版にインキを供給した後、この印刷版の画像をブランケット胴の外周部に装着されたブランケットに転写して印刷を行う印刷機構と、画像の記録時に前記ブランケット胴を前記版胴から離隔させる移動機構と、前記ブランケットを洗浄する洗浄機構とを備えるオフセット印刷機において、
    前記洗浄機構は、
    前記ブランケットに当接して当該ブランケットを払拭する払拭部材と、
    前記払拭部材を前記ブランケットの表面に向けて付勢する付勢手段と、
    前記払拭部材と前記ブランケットとの当接圧を調整する調整手段と、
    を備えたことを特徴とするオフセット印刷機。
  2. 請求項1に記載のオフセット印刷機において、
    前記払拭部材は長尺の払拭テープから構成され、
    新しい払拭テープを巻き出す巻き出しローラと、払拭に使用された払拭テープを巻き取る巻き取りローラと、前記巻き出しローラから前記巻き取りローラに至る払拭テープの経路における前記払拭テープの裏面側に配設された押圧ローラと、
    を備えるオフセット印刷機。
  3. 請求項2に記載のオフセット印刷機において、
    前記ブランケット胴付近に配置された軸を中心に揺動可能な揺動アームに軸支され、前記ブランケット胴に形成された当接部に当接する位置と、前記当接部から離隔した位置との間を移動するコロと、
    前記揺動アームと同期して揺動する支持アームとを備え、
    前記押圧ローラは前記支持アームの先端に軸支されるオフセット印刷機。
  4. 請求項3に記載のオフセット印刷機において、
    前記支持アームの揺動動作に伴って、前記巻き出しローラと前記押圧ローラとの間隔が変更されることにより、前記巻き出しローラより間欠的に払拭テープが送り出されるオフセット印刷機。
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