JP2001026097A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001026097A
JP2001026097A JP11198886A JP19888699A JP2001026097A JP 2001026097 A JP2001026097 A JP 2001026097A JP 11198886 A JP11198886 A JP 11198886A JP 19888699 A JP19888699 A JP 19888699A JP 2001026097 A JP2001026097 A JP 2001026097A
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cleaning
liquid
ink
blanket
printing
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JP11198886A
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English (en)
Inventor
Akira Murata
章 村田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ブランケット洗浄手段とインキ洗浄手段とにお
いて洗浄液の貯留タンクを兼用することでタンク数を減
らし、設置スペースの節減や低コスト化が行え、洗浄液
の補充作業なども容易になる印刷装置を提供する。 【解決手段】貯留タンク40の洗浄液は、送液ポンプ4
1により汲み上げられ、3つに分岐した送液路42aな
いし42cに対し送液される。ここで送液路42a、4
2bには、各々電磁弁43a、43bならびに流量調整
用の調整弁44a、44bを介して、2組のインキ洗浄
手段における各々のノズル26が接続されている。一
方、送液路42cには、電磁弁43cが配管されてお
り、さらにその先は二股の分岐を経て各々流量調整用の
調整弁44c、44dが設けられている。このうち調整
弁44cの先にはブランケット洗浄手段28におけるノ
ズル33が接続されており、調整弁44dは送液された
洗浄液が貯留タンクに戻るよう配管される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブランケット胴を洗
浄液により洗浄するブランケット洗浄手段とインキロー
ラを洗浄液により洗浄するインキ洗浄手段とを備えた印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な印刷装置では、製版した
印刷版を版胴へ装着して印刷を行っていたが、近年で
は、版胴上にて直接印刷版を製版する製版機構を備えた
印刷装置が提供されている。このような印刷装置とし
て、例えば本出願人による平成11年特許出願第946
55の明細書に記載された印刷装置などがあり、一般的
にデジタル印刷機と呼称されている。
【0003】上記明細書に開示された印刷装置では、各
々異なる色のインキ供給手段を有し2色印刷を行う印刷
ユニットを2組備えており、都合4色の多色印刷が行え
る。そして各印刷ユニットには各々のブランケット胴を
洗浄することができるブランケット洗浄手段が備えられ
ている。ここで一般的なブランケット洗浄手段として
は、例えば、回転するブランケット胴に対し洗浄液を吐
出し、洗浄布を胴面に押しつけて汚れを拭き取る形式の
ものがある。
【0004】一方、一般的な印刷装置では、印刷作業の
終了にともない、またインキの種類を変更するのにとも
ない、各インキ供給手段のインキ壺やインキローラを洗
浄する。このインキローラの洗浄作業を自動化したイン
キ洗浄手段が印刷装置に備えられているものがある。こ
こで一般的なインキ洗浄手段としては、例えば、回転す
るインキローラの上流側より洗浄液を吐出し、下流側の
インキローラに対しブレードを当接させて洗浄液と残留
インキとを掻き取る形式のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記印刷装置におい
て、前記ブランケット洗浄手段やインキ洗浄手段が備え
られていても、従来は各々の洗浄手段が独立していた。
従って、各洗浄手段に同じ洗浄液を使用できる場合であ
っても、装置の設置スペースの節約はできていなかっ
た。また保守メンテナンスなどで別々の洗浄手段に対し
洗浄液を補充しなければならないという問題もあった。
【0006】本発明では、ブランケット洗浄手段とイン
キ洗浄手段とにおいて洗浄液の貯留タンクを兼用するこ
とでタンク数を減らし、設置スペースの節減や装置の簡
略化と低コスト化が行え、洗浄液の補充作業なども容易
になる印刷装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ブランケット胴に対し直接または間接的に洗浄液を
吐出して洗浄作業を行うブランケット洗浄手段とインキ
ローラに対し直接または間接的に洗浄液を吐出して洗浄
作業を行うインキ洗浄手段とを備えた印刷装置におい
て、前記ブランケット洗浄作業とインキ洗浄作業とで使
用する洗浄液を共通して貯留する貯留タンクを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記ブランケット洗浄作業とインキ
洗浄作業とで使用する洗浄液を共通して送液する送液手
段を備え、当該送液手段により送液する送液先をブラン
ケット洗浄手段側またはインキ洗浄手段側の何れかに切
り替える切替手段を備えた。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記送液手段による送液量を送液先
に応じて可変するようにした。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記切替手段の後流に、前記送液先
に応じて前記洗浄液の吐出量を可変するための調整手段
を備えた。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項2ない
し4の何れかに記載の発明において、前記切替手段が短
サイクル毎に前記洗浄液の送液先を切り替えることで、
前記ブランケット洗浄作業とインキ洗浄作業とを並行し
て行うようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る印刷装置の
一例を示す図であり、図2は同印刷装置のブロック図で
ある。
【0013】図1を参照して、本実施の形態における印
刷装置は、各々2色ずつの多色印刷を行える第1印刷ユ
ニット1および第2印刷ユニット2と、第1印刷ユニッ
トに印刷用紙を供給する給紙部3と、第1印刷ユニット
1から第2印刷ユニット2へ印刷用紙を搬送する中間搬
送部4と、第2印刷ユニット2から印刷用紙を排出する
排紙部5と、上記各部を同期して駆動する印刷駆動部6
とを備える。
【0014】また図2に示すように、この印刷装置の各
部は制御手段7と電気的に接続されている。この制御手
段7は、図示しない入出力手段や記憶手段などを備えた
マイクロコンピュータからなり、操作者の指示に従って
予め定めた手順に基づき前記印刷装置の各部を制御する
ものである。
【0015】一方、この制御手段7は、LAN等を通じ
てDTP(Desk-Top-Publishing)装置などからなる外部
の画像データ作成装置8とも接続されており、印刷に使
用する画像データを受け取るとともにRIP(Raster-Im
age-Processing)処理などのデータ処理を行ない、後述
する画像記録手段12に対し画像データを供給する。
【0016】第1印刷ユニット1は、その周面に2つの
印刷領域に対応する印刷版を保持可能な版胴10と、前
記版胴に対し印刷版を供給及び排出する給排版手段11
と、版胴10上の印刷版に画像を形成する画像記録手段
12と、画像を形成した印刷版を現像処理する現像手段
13と、印刷版に対し湿し水を供給する2つの湿し水供
給手段14と、印刷版に対しインキを供給する2つのイ
ンキ供給手段15と、前記版胴10と同じ径を有し前記
版胴10に当接するブランケット胴16と、前記版胴の
1/2の径を有し前記ブランケット胴16に当接する圧
胴17と、この圧胴17に対し印刷用紙を供給および排
出するための給紙胴18および排紙胴19とからなる。
【0017】前記版胴10は、その周面上に図示しない
2組の咥え手段を有し、異なる色に対応する印刷版を2
枚保持可能なように構成されている。なお、2つの印刷
版の代わりに2つの印刷領域を有する1枚の印刷版を保
持することで、実質的に1つの版胴上に2色分の印刷版
を設けるようにしてもよい。この版胴10には版胴の位
置を天地方向(版胴の回転方向)および左右方向(版胴
の軸線方向)に位置調整するための図示しない位置調整
機構が備えられている。
【0018】給排版手段11は、前記版胴10へ未露光
印刷版を供給するとともに前記版胴10から使用済みの
印刷版を回収するものであって、図示しない供給および
排出カセットと、当該両カセットと版胴10との間で印
刷版を搬送する図示しない搬送手段とからなる。
【0019】画像記録手段12は、前記版胴10上の印
刷版に対し光ビームを照射して画像を形成するものであ
る。本実施の形態では、この画像記録手段12は、画像
信号に応じて光ビームをon/off制御して前記印刷版に対
し照射するビーム照射手段と、このビーム照射手段を前
記版胴10の軸線方向に副走査送りする手段とからな
る。
【0020】前記現像手段13は、処理液を貯留した処
理液槽と当該処理液内に一部が浸漬した状態で配置した
塗布ローラとからなり、塗布ローラを版胴11に当接さ
せることで処理液を汲み上げて印刷版面に供給するもの
である。この実施の形態では、各処理液槽および塗布ロ
ーラは現像処理および定着処理のために各々2組を有
し、各々の塗布ローラが独立して前記版胴10に対し接
離するように昇降機構が設けられている。なお印刷版の
種類によっては現像手段13そのものが不要な場合も考
えられる。
【0021】湿し水供給手段14は、1つの版胴10に
対し2組設けられている。そして各湿し水供給手段14
は、図示しないカム機構によって前記版胴10上の異な
る印刷領域に対しそれぞれ選択的に湿し水を供給するよ
うに構成されている。
【0022】インキ供給手段15は、前記湿し水供給手
段14にて湿し水が供給された版胴10上の異なる印刷
領域に対しそれぞれ選択的に異なる色のインキを供給す
るための手段であり、1つの版胴10に対し2組のイン
キ供給手段15が設けられている。
【0023】図3は一方のインキ供給手段15における
インキローラ等の配置を示す概略図である。なお第1印
刷ユニット1には、インキ供給手段15は2組設けられ
ているが基本的には類似の構成であるため、他方のイン
キ供給手段15の説明は省略する。
【0024】図3においてインキ供給手段15は、イン
キを貯えたインキ壺20と、このインキ壺からインキを
取り出すインキ元ローラ21と、このインキ元ローラ2
1から繰り出されたインキを伝達するための複数の中間
ローラ22と、中間ローラ22により伝達されたインキ
を前記印刷版面上に供給する複数のインキ着けローラ2
3とからなる。前記中間ローラ22のいくつかは軸線方
向に揺動する揺動手段を備えている。またインキ着けロ
ーラ23は、図示しないカム機構により前記版胴10に
対し当接または離間するように構成されており、前記版
胴10上の対応する印刷領域に対し選択的にインキを供
給することができる。
【0025】一方、このインキ供給手段15には、前記
中間ローラ22やインキ着けローラ23を洗浄するため
のインキ洗浄手段25が備えられている。インキ洗浄手
段25は、後述する貯留タンク40(図5に図示)から
送液された洗浄液を前記中間ローラ22に吐出するため
のノズル26と、所定の中間ローラ22から洗浄液およ
び残留インキを除去するためのドクターブレード27と
を有する。
【0026】ノズル26は前記中間ローラ22の軸線方
向に沿って複数の吐出口を形成した管状部材である。ド
クターブレード27は、中間ローラ22の軸線方向に沿
って延設された薄刃状部材であり、前記ローラの周面に
対し当接または離間するための図示しない駆動手段が設
けられている。
【0027】このインキ洗浄手段25では、前記ノズル
より洗浄液を中間ローラ22に吐出し、各ローラを回転
させると、洗浄液が各ローラに行き渡り残留インキが洗
浄される。そして前記ドクターブレード27を所定の中
間ローラ22に対し当接させて洗浄液と残留インキとを
掻き取り、図示しない回収タンクに回収する。
【0028】図1に戻って、ブランケット胴16は前記
版胴10と同じ径であり、その周面にインキ画像を転写
するためのブランケットを備える。このブランケットに
は前記版胴10上の印刷版から2つのインキ画像が転写
される。なお、ブランケット胴16の周囲には当該ブラ
ンケットを洗浄するためのブランケット洗浄手段28が
備えられている。
【0029】図4はブランケット洗浄手段28の構成を
示す概要図である。図において、ブランケット洗浄手段
28は、ブランケット胴16の軸線方向長さと略等しい
幅の未使用の洗浄布29を巻き出すロール30と、使用
済みの洗浄布29を巻き取るロール31と、前記両ロー
ル間において洗浄布29を張設する押圧ローラ32と、
前記洗浄布29に対し洗浄液を吐出するノズル33とか
らなる。
【0030】ロール30の軸芯は図示しない一方向クラ
ッチにより巻き出し方向にしか回転しないように構成さ
れており、ロール31の軸芯は図示しないモータにより
巻き取り方向に回転可能に構成されている。押圧ローラ
32は前記洗浄布29を巻回するように前記ブランケッ
ト胴16に対し沿って設けられた表面が弾性体からなる
ローラであり、その両端は1対のアーム34に軸支され
ている。このアーム34はシリンダー35の駆動により
軸36を中心に回動するように構成されている。これに
より押圧ローラ32はブランケット胴16に対し接離方
向に移動することができる。ノズル33は、洗浄布29
に沿って複数の吐出口が列んだ管状部材であって、後述
する貯留タンク40(図5に図示)から洗浄液が送液さ
れるように配管されている。
【0031】このブランケット洗浄手段28では、前記
アーム34が回動されて押圧ローラ32がブランケット
胴に対し離間位置から接触位置へ移動する毎に、洗浄布
29の張設経路が伸びて洗浄布29が巻き出される。そ
してノズル33から洗浄液が洗浄布29に対し吐出さ
れ、洗浄布が29が押圧ローラ32によりブランケット
に押圧されると、ブランケット胴16の回転にともない
ブランケットが拭き取りされる。押圧ローラ32が離間
位置へ復帰して洗浄布29が弛むと、ロール31が図示
しないモータにより巻き取られる。このロール31の巻
き取りを行うモータには図示しないトルク制限手段が設
けられており、前記ロール29から新たな巻き出しが生
じない程度まで洗浄布29が巻き取られる。これにより
押圧ローラ32の移動に伴い一定量の洗浄布29の巻き
出しと、その張設が行える。なお、本実施の形態では、
洗浄液を洗浄布29に対し吐出しているが、直接ブラン
ケットに対し吐出するようにしてもよい。
【0032】図1に戻って、圧胴17は、前記版胴10
の1/2の径を有しており、その周面には図示しない1
組の咥え手段が設けられている。従って圧胴17の周面
には、前記版胴10の1印刷領域に対応する大きさの印
刷用紙を1枚保持することができる。なお、この圧胴1
7の咥え手段は、後述する給紙胴18から印刷用紙を隔
回転毎に受け取り、後述する排紙胴19に対し印刷用紙
を隔回転毎に受け渡すように開閉動作する。
【0033】給紙胴18および排紙胴19は、圧胴17
と同径で、各々その周面に印刷用紙を保持するための図
示しない1組の咥え手段を備えている。給紙胴18およ
び排紙胴19はいずれも圧胴17と同期して回転してお
り、各胴の咥え手段と圧胴17の咥え手段とが対向する
ように位相が設定されている。この給紙胴18および排
紙胴19の咥え手段も前記圧胴17が2回転する毎に印
刷用紙の供給および排出を行えるように開閉動作する。
【0034】上記第1印刷ユニット1では、前記版胴1
0およびブランケット胴16の径と圧胴17の径との差
異に基づいて、版胴10およびブランケット胴16とが
1回転すると圧胴17が2回転する。従って、圧胴17
が印刷用紙を保持したまま2回転すると、印刷用紙上に
は版胴10上の2つの印刷領域からインキ画像が転写さ
れて2色刷り印刷が行える。
【0035】第2印刷ユニット2についても基本的に第
1印刷ユニット1と同じ構成なので、図1には同じ符号
をつけておいて説明を省略する。なお本実施の形態で
は、第1印刷ユニット1のインキ供給手段15の供給す
るインキの色は、K(ブラック)およびC(シアン)で
あり、第2印刷ユニット2のインキの色はM(マゼン
タ)およびY(イエロー)である。
【0036】給紙部3は、印刷用紙を積載する給紙台を
備え、当該給紙台上に積載された印刷用紙の最上部の印
刷用紙を1枚だけ分離して取り出し前記給紙胴18へ供
給するものである。なお、この給紙部3の印刷用紙の分
離供給動作は、前記給紙胴18の隔回転毎に行われる。
【0037】中間搬送部4は、第1印刷ユニット1の排
紙胴19と第2印刷ユニット2の給紙胴18との間で印
刷用紙を受け渡すものであって、3つの渡し胴37で構
成されている。各渡し胴37は各々圧胴17の2倍の径
を有しており、その周面には2組の図示しない咥え手段
が備えられている。そして各渡し胴37の咥え手段と前
記排紙胴19および給紙胴18の咥え手段とは、印刷用
紙を受け渡せるように互いに対向する位相にあって同期
して開閉するように構成されている。
【0038】なお、前述のように圧胴17は2回転する
ごとに2色印刷を行うため、圧胴17の2倍の径の渡し
胴37を用いる場合は、その周面には1組の咥え手段の
みを設けるようにしてもよい。すなわち、この場合は各
渡し胴37はその周面の半分だけを印刷用紙の搬送に用
いることになる。ただし、本実施の形態における印刷装
置では、各圧胴17が1回転するだけの片面2色印刷機
能を備えるため、各渡し胴37には咥え手段を各々2組
設けてある。
【0039】排紙部5は、前記第2印刷ユニット2の排
紙胴19から印刷用紙を受け取って搬送するための咥え
手段を備えた無端状チェーンと、印刷用紙を積載する排
出台とからなる。
【0040】印刷駆動部6は、この印刷装置の前記各胴
を回転させるためのモータからなり、各胴において隣接
する胴間で噛合するように設けられた図示しないギアを
駆動することで、各胴を同期して回転駆動する。なお前
記給紙部3の給紙動作も図示しない同期手段により、前
記印刷駆動部6と同期がとられている。
【0041】次に第1印刷ユニット1における前記イン
キ洗浄手段25とブランケット洗浄手段28とにおける
洗浄液の送液について説明する。ここで図5は第1印刷
ユニット1における両洗浄手段の配管図である。
【0042】図において、まず40は洗浄液を貯留する
ための貯留タンクであり、残りの液量を検出するための
図示しない液量センサーやフィルター手段などが備えら
れている。この実施の形態では、貯留タンク40を兼用
しているため、上記のような液量センサー等の構成につ
いても減らすことができる。
【0043】この貯留タンク40の洗浄液は、送液ポン
プ41により汲み上げられ、3つに分岐した送液路42
aないし42cに対し送液される。ここで送液路42
a、42bには、各々電磁弁43a、43bならびに流
量調整用の調整弁44a、44bを介して、2組のイン
キ洗浄手段15における各々のノズル26が接続されて
いる。
【0044】一方、送液路42cには、電磁弁43cが
配管されており、さらにその先は二股の分岐を経て各々
流量調整用の調整弁44c、44dが設けられている。
このうち調整弁44cの先にはブランケット洗浄手段2
8におけるノズル33が接続されており、調整弁44d
は送液された洗浄液が貯留タンクに戻るように配管され
ている。
【0045】上記実施の形態では、前記送液ポンプ41
を稼動しつつ前記電磁弁43aないし43cのいずれか
を連通させることで前記洗浄装置のいずれかを選択して
洗浄液の送液が行える。ここで一般的にはインキ洗浄の
方がブランケット洗浄よりも洗浄液を多量に必要とす
る。このため送液ポンプ41の流量については、インキ
洗浄に合わせて多くしてある。従って、ブランケット洗
浄においては、調整弁44cを絞り、かつ調整弁44d
を適宜開放しておくことでノズル33に向かう洗浄液量
を少なくすることができる。
【0046】図6は、インキ洗浄作業とブランケット洗
浄作業とを並行して行う場合の動作について説明するた
めの図である。上記実施の形態において、例えば前記送
液ポンプ41にエアードポンプを採用し、図6(A)に
示すように所定の時間幅で送液を繰り返す。この送液タ
イミングに合わせて前記電磁弁43aないし43cの開
閉を順次切り替えるようにすると、各洗浄手段に対し並
行して洗浄液を供給することができる。この場合、例え
ばブランケット洗浄における洗浄布の繰り出すタイミン
グを上記洗浄液の吐出タイミングに合わせるようにして
もよい。また、インキ洗浄とブランケット洗浄とで、吐
出回数を変えて、洗浄液量を変えるようにしても良い。
【0047】本実施の形態では、第1印刷ユニット1の
インキ洗浄手段25とブランケット洗浄手段28とで、
貯留タンク40および送液ポンプ41を兼用したが、第
2印刷ユニット2のインキ洗浄手段25およびブランケ
ット洗浄手段28を含めて全ての洗浄手段により兼用し
ても良い。また、同じ洗浄液を使用することができる場
合、圧胴17の洗浄など他の洗浄装置に対しても兼用し
てもよい。
【0048】また本実施の形態では調整弁44aないし
44dにより流量を調整するようにしているが、送液ポ
ンプ41自体の送液量を送液先に応じて変更するように
してもよく、例えば送液ポンプ41の回転数を可変した
り稼動時間を可変するようにしてもよい。また電磁弁4
3aないし43cに変えて送液方向を切り替える3方向
電磁弁などを採用してもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載された発明では、ブラン
ケット洗浄手段とインキ洗浄手段とにおいて洗浄液の貯
留タンクを兼用することでタンク数を減らし、設置スペ
ースの節減や装置の簡略化と低コスト化が行え、洗浄液
の補充作業なども容易になる。
【0050】請求項2に記載の発明では、さらに送液手
段も兼用することで、より装置の簡略化と低コスト化が
行える。
【0051】請求項3および4に記載の発明では、さら
に同じ送液手段を用いてもブランケット洗浄手段とイン
キ洗浄手段とで適切な量の洗浄液を供給することができ
る。
【0052】請求項5に記載の発明では、さらにインキ
洗浄とブランケット洗浄とを効率よく並行して行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る印刷装置の一例を
示す図。
【図2】同印刷装置のブロック図。
【図3】同印刷装置におけるインキ洗浄手段の概略構成
を示す図。
【図4】同印刷装置におけるブランケット洗浄手段の概
略構成を示す図。
【図5】同印刷装置における洗浄液の送液路を示す配管
図。
【図6】同印刷装置においてインキ洗浄とブランケット
洗浄とを並行して行う場合の動作説明図。
【符号の説明】
1 第1印刷ユニット 2 第2印刷ユニット 3 給紙部 4 中間搬送部 5 排紙部 6 印刷駆動部 7 制御手段 10 版胴 11 給排版手段 12 画像供給手段 13 現像手段 14 湿し水供給手段 15 インキ供給手段 16 ブランケット胴 17 圧胴 25 インキ洗浄手段 26 ノズル 27 ドクターブレード 28 ブランケット洗浄手段 29 洗浄布 30 ロール(巻き出し側) 31 ロール(巻き取り側) 32 押圧ローラ 33 ノズル 40 貯留タンク 41 送液ポンプ 42a〜42c 送液路 43a〜43c 電磁弁 44a〜44d 調整弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブランケット胴に対し直接または間接的に
    洗浄液を吐出して洗浄作業を行うブランケット洗浄手段
    とインキローラに対し直接または間接的に洗浄液を吐出
    して洗浄作業を行うインキ洗浄手段とを備えた印刷装置
    において、 前記ブランケット洗浄作業とインキ洗浄作業とで使用す
    る洗浄液を共通して貯留する貯留タンクを備えた印刷装
    置。
  2. 【請求項2】前記ブランケット洗浄作業とインキ洗浄作
    業とで使用する洗浄液を共通して送液する送液手段を備
    え、当該送液手段により送液する送液先をブランケット
    洗浄手段側またはインキ洗浄手段側の何れかに切り替え
    る切替手段を備えた請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】前記送液手段による送液量を送液先に応じ
    て可変するようにした請求項2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】前記切替手段の後流に、前記送液先に応じ
    て前記洗浄液の吐出量を可変するための調整手段を備え
    た請求項2に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】前記切替手段が短サイクル毎に前記洗浄液
    の送液先を切り替えることで、前記ブランケット洗浄作
    業とインキ洗浄作業とを並行して行うようにした請求項
    2ないし4の何れかに記載の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1328069C (zh) * 2001-11-06 2007-07-25 曼.罗兰.德鲁克马辛伦公司 清洗和清除印刷印版和橡胶滚筒的印刷表面的方法

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CN1328069C (zh) * 2001-11-06 2007-07-25 曼.罗兰.德鲁克马辛伦公司 清洗和清除印刷印版和橡胶滚筒的印刷表面的方法

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