JPH115291A - 多色印刷装置および両面印刷方法 - Google Patents

多色印刷装置および両面印刷方法

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JPH115291A
JPH115291A JP10102903A JP10290398A JPH115291A JP H115291 A JPH115291 A JP H115291A JP 10102903 A JP10102903 A JP 10102903A JP 10290398 A JP10290398 A JP 10290398A JP H115291 A JPH115291 A JP H115291A
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JP
Japan
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cylinder
ink
cylinders
sheet
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JP10102903A
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Michio Yamazaki
道男 山崎
Yoshinori Inoue
良規 井上
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】裏面印刷が容易で、作業製の良い多色印刷機を
提供すること。 【解決手段】複数のブランケット胴、版胴、インキ塗布
装置のそれぞれが略重力方向に配列されており、枚葉の
記録媒体の供給装置および排出装置が、ブランケット胴
に対して、インキ塗布装置の設置側とは反対側に設置さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多色印刷装置および
両面印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の印刷装置の技術としては、例え
ば特開昭54−152504号公報や、特公昭55−2
8860号公報、特開平3−71983号公報などの技
術が知られている。
【0003】特開昭54−152504号公報による装
置は、図5に示すように、ウエブ状の用紙の供給側およ
び、裁断され枚葉化された用紙の排出側と、インキ塗布
装置の設置側とを別の側にして、インキ塗布装置の設置
側にある、版胴41〜44とブランケット胴51〜54
とを摺動可能で引き出せる同じ枠組にすることで、刷版
の交換を容易にしたものであり、それによって、印刷フ
ォーマットの変更を容易に行えるようにして、印刷装置
の操作性を良くしたものである。
【0004】また、特公昭55−28860号公報の技
術は、図6に示すように、連続紙に多色印刷をするため
に、複数の印刷ユニットを縦配列することで、印刷装置
の設置床面積を少なくすると共に、インキ塗布装置を同
じ側にすることで、刷版の交換を容易にしたものであっ
た。また、特開平4−71983号公報による技術は、
図7に示すように、多色印刷装置において、水不要版を
用いることで湿し水装置等の設置場所を省略して、前記
省略した場所に給排版装置を各版胴ごとに設置し、操作
性を良くしたものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
特開昭54−152504号公報による装置では、枚葉
用紙を給紙して裏面印刷をすることができない問題があ
った。また、圧胴31の用紙を咥える爪の円周方向の間
隔が、印刷しようとする枚葉用紙の進行方向の長さより
短いと、用紙が同時に2箇所で圧胴とブランケット胴に
挟まれるため、用紙に張力が加わり、印刷のズレが生じ
る問題があった。この問題を解消するために用紙を咥え
る爪と爪の間隔を大きくすると、3色以上の印刷では、
インキ塗布装置を配置できなくなる問題が生じる。ま
た、インキ塗布装置を配置するために、圧胴を大きくす
ると、圧胴が大きくなりすぎて、印刷装置を大きくせね
ばならず、このため広い設置場所が必要になると共に、
圧胴が高価なものになり、その結果、印刷装置が高価に
なる問題があった。また、ウェブ状の連続紙は装置のイ
ンキ塗布装置側に置かれたロールの形態で提供され、こ
れが巻き戻されながらいったん排紙側に送られ反転して
カッタ?により裁断されて枚葉の形態となってから圧胴
31に供給される形態をとっている。ロール紙は安価で
はあるが取扱単位が枚葉紙よりも大きくなり多くの場合
人手でとりあつかえないほどの重量になるため、特別の
装置を用いる必要がある。また、そのためもあって排紙
側にロールを保持することが困難となりがちである。ま
た、特公昭55−28860号公報による方法では、連
続したウエブを使う印刷装置に限定され、枚葉の用紙を
使用する印刷装置には適用できなかった。また、特開平
3−71983号公報による技術では、一つのブランケ
ット胴を二つのインキ塗布装置で共有しているために、
プロセスカラー印刷ができない問題があった。また、一
つのブランケット胴を二つのインキ塗布装置で共有する
ために、印刷機の構成の都合上インキ塗布装置の間隔を
大きくできず、版交換の作業性が悪くなる問題があっ
た。特開平3−71983号公報では作業性を良くする
ために、給排版装置を使用するようにしているが、給排
版装置を使用することによって版交換は容易になるもの
の、印刷装置が高価になる問題があった。
【0006】本発明の第1の目的は、かかる従来技術の
欠点を改良し、裏面印刷が容易で、作業性の良い多色印
刷機を提供することにある。
【0007】また、第2の目的は、印刷の品質が良く、
印刷装置の設置に広い場所を必要としない安価な多色印
刷装置を提供することにある。
【0008】また、第3の目的は、狭い場所で簡便に印
刷品質の良い両面印刷方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧胴に
対して正接する複数のブランケット胴と前記各ブランケ
ット胴に対して正接する版胴と前記各版胴に対してそれ
ぞれにインキを塗布するインキ塗布装置とを備えた枚葉
の印刷装置であって、前記複数のインキ塗布装置が略重
力方向に配列されており、前記印刷装置への枚葉の記録
媒体の供給手段および排出手段が、前記ブランケット胴
に対して、前記インキ塗布装置の設置側とは反対側に設
置されていることを特徴とする多色印刷装置が提供され
る。
【0010】また、本発明の好ましい態様によれば、圧
胴の数が複数である多色印刷装置が提供される。
【0011】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記枚葉の記録媒体の供給部が排出部より下側にあり、前
記枚葉の記録媒体が下側から上側へと流れるよう構成さ
れていることを特徴とする多色印刷装置が提供される。
【0012】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記インキ塗布装置が、弾性表面を有する塗布ローラと、
前記塗布ローラの外周面に対し進退自在で、前記外周面
に形成する塗布膜の膜厚調整を行うドクターブレードと
を備えたことを特徴とする多色印刷装置が提供される。
【0013】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記複数の圧胴が2倍圧胴であり、前記2倍圧胴の間の記
録媒体の搬送を3倍渡し胴により行うことを特徴とする
多色印刷装置が提供される。
【0014】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記複数の圧胴が3倍圧胴であり、前記3倍圧胴の間の記
録媒体の搬送を2倍渡し胴により行うことを特徴とする
多色印刷装置が提供される。
【0015】また、本発明の好ましい態様によれば、印
刷された枚葉の記録媒体を、最後の前記ブランケット胴
と最後の前記圧胴との間から排出した後に前記枚葉の記
録媒体上の着色剤を乾燥させる手段を設けたことを特徴
とする多色印刷装置が提供される。
【0016】また、本発明の好ましい態様によれば、印
刷された枚葉の記録媒体を積み重ねておく排出台が、水
平方向に回転可能な構造になっており、前記印刷され積
み重ねられた枚葉の記録媒体の方向を、法線に関して1
80度回転可能になっていることを特徴とする多色印刷
装置が提供される。
【0017】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記印刷され積み重ねられた枚葉の記録媒体の方向を前記
記録媒体の法線に関して180度回転した後、前記排出
台を前記供給手段の前記記録媒体の供給位置まで移動さ
せる排出台移動手段を備えたことを特徴とする多色印刷
装置が提供される。
【0018】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記版胴は水不要版を巻装すべきものである多色印刷装置
が提供される。
【0019】また、本発明の別の態様によれば、圧胴に
対して正接する複数のブランケット胴と前記各ブランケ
ット胴に対して正接する版胴と前記各版胴に対してそれ
ぞれにインキを塗布し略重力方向に配列されたインキ塗
布装置とを備えた印刷装置の前記ブランケット胴に対し
て前記インキ塗布装置の設置側の反対側の記録媒体供給
位置から記録媒体を供給し、前記ブランケット胴と前記
圧胴との間に前記枚葉記録媒体を通過せしめてインキ像
を前記記録媒体の第1の面に転写し、前記反対側より排
出される前記記録媒体を排出台に積み重ね、前記排出台
を前記記録媒体の法線に関して180度回転するととも
に前記記録媒体供給位置に前記積み重ねられた記録媒体
を供給し、前記ブランケット胴と前記圧胴との間に前記
記録媒体を再び通過せしめてインキ像を前記記録媒体の
第2の面に転写することを特徴とする両面印刷方法が提
供される。
【0020】本発明において、複数の胴が互いに正接す
るとは、それぞれの胴の軸方向が実質的に平行の状態で
互いにインキまたはインキ像を転写可能に接することを
意味する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい一実施態
様を図面を用いて説明する。
【0022】図1は本発明による多色印刷機の一実施態
様の概略断面図を示す。また、図2にその平面図を示
す。図1に示すように、印刷機1はフレーム本体11
に、ユニット化された記録媒体の供給装置20を備え、
更に、給紙胴30、圧胴31、32、渡し胴33、排出
装置70及び、インキ塗布装置61、62、63、64
を備えており、各インキ塗布装置にはそれぞれ印刷版を
取付ける版胴41、42、43、44が取り付けられて
おり、各版胴と接して、ブランケット胴51、52、5
3、54がそれぞれ取り付けられている。また、供給装
置20は、取扱単位がオペレータの任意にできる枚葉記
録媒体のスタッカーである給紙台21、用紙ピックアッ
プ装置22、用紙供給装置である用紙搬送コンベア2
3、枚葉用紙の先頭を検知して送り出し胴30へと供給
する給紙装置24とを備えている。また、排出装置70
は、印刷された枚葉の記録媒体Pを、圧胴から受け取る
用紙把持装置を備えた竿71と、排出台73へと搬送す
る用紙排出搬送装置であるチェーンデリバリ72と、印
刷された記録媒体を積み重ねるとともに、印刷終了後に
回転して記録媒体の方向を水平方向に記録媒体の法線方
向に関して180°変更できる排出台73と、チェーン
デリバリ72で搬送中の前記記録媒体Pを乾燥する乾燥
機74とを備えた構成になっている。
【0023】図1の印刷装置における印刷作業では、枚
葉の記録媒体Pは、人または機械によって捌かれた後、
図1に示す給紙台21の所定の位置に、整然と積まれ
る。印刷装置の作動により、前記給紙台21に積まれた
記録媒体Pは、用紙ピックアップ装置22に取り付けら
れた図示しないエアノズルからの圧縮空気の噴射によっ
て、記録媒体1枚1枚が分離された後、用紙ピックアッ
プ装置22によって1枚づつ間隔をおいて用紙搬送コン
ベア23へと送られる。
【0024】前記用紙搬送コンベア23に送られた記録
媒体Pは、給紙装置24によって、記録媒体の先頭位置
が、回転する送り出し胴30の、用紙把持部に丁度合う
タイミングで送り出され、前記送り出し胴30の用紙把
持装置で先頭を把持されて、前記送り出し胴30と同期
して回転する圧胴31の用紙把持装置へと受け渡され
る。
【0025】前記送り出し胴30と圧胴31の外径は、
1対2のような整数の比になるように作られており、前
記各胴の用紙把持部は前記整数比の割合で前記各胴に設
けられている。すなわち、送り出し胴30には1ヶ所、
圧胴31には2ヶ所の用紙把持部(用紙把持部の胴外周
方向の間隔は送り出し胴30の胴外周長に合わせてあ
る)が設けられている。記録媒体Pの供給ピッチと圧胴
31の供給ピッチが同一となり、前記送り出し胴30の
用紙把持部と、前記圧胴31の用紙把持部で必ず用紙を
受け渡せると共に、用紙の把持部が胴間で干渉すること
がないようになっている。本装置では、印刷装置を小型
にするため、1対2の整数比に構成している。
【0026】前記圧胴31の用紙把持装置で先頭を把持
された記録媒体Pは、前記圧胴31と共に回転し、ブラ
ンケット胴51と前記圧胴31、ブランケット胴52と
前記圧胴31の接触部の順に、それぞれの接触部で順次
挟まれて、所定の圧力が加えられる。
【0027】このときブランケット胴51、52上に
は、インキ塗布装置61、62によってそれぞれ供給さ
れた色のインキによって、版胴41、42に巻かれた印
刷版141、142の画像パターンが、それぞれインキ
像として転写されており、前記それぞれのインキ像は、
前記圧胴31と共に回転する記録媒体Pに転写される。
また、前記圧胴31と、前記ブランケット胴51とが接
触する部分から、前記圧胴31と、前記ブランケット胴
52が接触する部分までの長さは、記録媒体Pの進行方
向の最大長さより広く設定されており、前記記録媒体P
が同時に二つのブランケット胴と接触することがないよ
うになっている。
【0028】こうして、前記圧胴31上の前記記録媒体
Pは、インキ塗布装置61、62それぞれの2色のイン
キ像を転写されて、前記圧胴31から前記圧胴31と同
様の用紙把持装置を持つ、渡し胴33へと受け渡され
る。
【0029】前記圧胴31と渡し胴33の外径も2対3
のような整数比になるように作られており、前記各胴の
用紙把持部は、前記送り出し胴と同様に、前記整数比の
割合で前記各胴に設けられている。このため、前記圧胴
31の用紙把持部と、前記渡し胴33の用紙把持部が必
ず同じタイミングで受け渡せるようになっている。本装
置では、印刷装置を小型にするためと、高価な圧胴をで
きるだけ安価に作るため、圧胴の径を小さくできる2対
3の整数比に構成している。
【0030】また、前記渡し胴33の表面には、微小な
沢山の粒子を持つ特殊紙が巻かれており、記録媒体Pに
転写されたインキ像の印刷インキが、前記渡し胴33の
表面に転写されないようになっている。
【0031】こうして、渡し胴33に受け渡された記録
媒体Pは、今度は、前記渡し胴33から前記圧胴31と
同様の形状で、同様の用紙把持装置を持つ圧胴32へと
受け渡される。このときインキ塗布装置63、64によ
って供給されたそれぞれのインキによって、版胴43、
44上に巻かれた印刷版143、144上の画像パター
ンは、ブランケット胴53、54に、それぞれインキ像
として転写されており、圧胴32に受け渡されて共に回
転する記録媒体Pには、引き続いて前記インキ像が転写
される。こうして4色を転写された記録媒体Pは、圧胴
32からチェーンデリバリ72の用紙把持部材である竿
71へと受け渡される。竿71へと受け渡された記録媒
体Pは、チェーンデリバリ72によって排出台73へ搬
送される過程で、たとえば紫外線硬化装置のような簡易
乾燥機74によって用紙表面を乾燥され、印刷画像が用
紙に裏写りすることがないようになっている。こうして
チェーンデリバリ72によって排出台73へと搬送され
た記録媒体Pは、積み重ねられて一連の印刷工程を終了
する。
【0032】このとき、図1から分かるように、記録媒
体Pの印刷面は、給紙台21に積まれた状態では記録媒
体Pの下面側にあり、印刷終了時には排紙台73上に積
み重ねられたとき記録媒体の上面側となる。すなわち、
給紙側と排紙側とで異なる向きに記録媒体Pが配向され
る。ゆえに、印刷の途中で印刷不良などの異常が発生し
た場合にも、印刷結果が操作する者にすぐに分かるよう
になっている。また、印刷された用紙の裏面に引き続い
て印刷を行う場合には、給紙台21を取り外した後、排
出台73を回転して用紙の方向を水平方向に180°変
更し、記録媒体Pを排出台73と共に下方へ移動した後
に、排紙台73を前記給紙台21として利用する。これ
により排紙台73を記録媒体の供給装置20の用紙供給
位置にセットすることができる。したがって、排紙台7
3に、空になった給紙台21を取り付けるだけで連続し
て裏面への印刷ができるようになっており、両面印刷に
おける面倒な記録媒体の移動が最小で済むように構成さ
れている。このような構造の印刷機を用いて印刷するこ
とにより狭い場所で簡便に品質良い両面印刷を行うこと
ができる。
【0033】また、本実施態様による多色印刷または両
面印刷は、水不要版を用いて行う。すなわち、本実施態
様は小型軽量で取り外し可能にユニット化されたインキ
塗布装置61〜64を備えており、前記インキ塗布装置
は、それぞれが、図4の断面図に示すように、一層また
は多層の弾性層を有するインキの塗布ローラであるイン
キ着けローラ601と、ドクターブレード602、ドク
ターブレード進退調整用の偏芯カム603、練りローラ
610、611、弾性表面を有する補助塗布ローラであ
る補助インキ着けローラ612とを備えている。
【0034】前記それぞれのインキ塗布装置61〜64
の構成は、前記インキ着けローラ601と、前記ドクタ
ーブレード602と、前記インキ着けローラ601の軸
方向の両端に配置された、側板607、608と、イン
キ壺606に囲まれたインキ溜め空間605を形成して
おり、前記インキ溜め空間605には、印刷用インキi
が溜められている。また、前記インキ着けローラ601
に、側板607、608を緩やかに圧接することでシー
ルがなされ、インキ溜め空間605のインキiが漏れる
ことがないように構成されている。
【0035】また、前記インキ着けローラ601と一体
となって回転する図示しない歯車が、前記版胴41、4
2、43、44それぞれと一体となって回転する図示し
ない歯車と噛み合うことによって、前記インキ着けロー
ラ601と、前記それぞれの版胴は、接触部において、
同期して同じ周速で回転するように構成されている。
【0036】また、前記それぞれのインキ塗布装置は、
軸604に取り付けた偏芯カム603を回転させて、前
記ドクターブレード602を矢印A方向に進退させるこ
とで、ドクターブレード602とインキ着けローラ60
1との圧接状態を変更して、前記インキ着けローラ60
1の外周面に形成する塗布膜の膜厚調整を行える構造に
なっている。
【0037】この塗布装置に使用するドクターブレード
602は、板厚0.1〜0.5の例えばスウェーデン鋼などに
より構成され、インキ壺606と下面の押さえ部材61
4により上下から挟み込むようにして保持されて、イン
キ量調整部材600を形成している。したがって、前記
それぞれのインキ塗布装置に搭載された図示しないモー
タの回転角度をセンサにより規制し、電子回路で正逆回
転を制御して、前記軸604を介して、前記ドクターブ
レード602の、進退調整用の偏芯カム603を微小に
回転駆動することで、前記インキ量調整部材600を構
成するドクターブレード602の、前記インキ着けロー
ラ601表面への押込量を調整する構造となっている。
その結果として、前記インキ着けローラ表面に形成され
るインキ塗布膜の厚さを調整できるようになっている。
【0038】また、この塗布装置に使用するインキ着け
ローラ601は、弾性表面を有する例えばゴムまたはプ
ラスチックのエラストマーによるローラで構成されてお
り、このローラの弾性部分の構造は、一層構造であって
もよいが、より好ましくは、表面の層ほど内部の層より
も硬度が高く設定された、2層以上の多層構造である方
が好ましい。またこの種の塗布装置は、塗布膜の膜厚を
ドクターブレード602とインキ着けローラ601の圧
接状態の変化のみで調整しているので、インキ着けロー
ラ601の材質を例えばニトリルゴムなどのゴムにした
場合は、長期間の使用によって、ローラ表面の摩耗によ
り塗布膜の膜厚が変化したり、ゴム内部の可塑剤が抽出
されて表面硬度が初期設定値より10°以上高くなり、
紙粉によるスジ状欠点が多発しだす問題がある。そこで
更に好ましくは、前記インキ着けローラ601の材質
が、表面の層ほど内部の層よりも硬度が高く設定された
多層構造のローラであり、少なくとも最表層がポリウレ
タンゴムであるほうが好ましく、更に好ましくは、各層
が全てポリウレタンゴムであるほうが良い。
【0039】この理由は、まずウレタンゴムは弾性、強
靱性に富み、引き裂き強度が大きく、耐摩耗性が良いの
で、ドクターブレードとの擦過に対しても寸法安定性が
良く、したがって塗布膜の膜厚を常に一定にできるこ
と、また、印刷機で一般的に使用されている例えばニト
リルゴム等に比べて可塑剤の含有量が著しく少ないた
め、ゴム内部の可塑剤が抽出されることによるゴム硬度
の変化が少ないこと、更に、表面の層ほど内部の層より
も硬度を高く設定した多層構造にすることで、表層は耐
摩耗性が良く、また、内層が柔らかいので紙粉等がブレ
ード部に来てもローラが撓んで通過させるので、単層の
ものに比べ前記紙粉によるスジ状欠点を激減できること
などである。
【0040】また、各層全てをポリウレタンゴムにする
と、ローラ表面の摩耗が少ないので長期間の使用でも塗
布膜の膜厚変化が少なく、表面の層ほど内部の層よりも
硬度を高く設定した多層構造の効果により、紙粉による
スジ状欠点が少なく、ゴム内部の可塑剤が抽出されない
のでゴム硬度の変化が少なく、良好な塗布条件を長期間
維持できるので、より好ましい。
【0041】また、インキ着けローラ601の表面硬度
は、単層構成の場合、JISA形に規定されるゴム硬度
で、15°〜70°に設定するのが望ましい。何故なら
ば、硬度15°未満では薄厚のインキ膜の形成が困難に
なり、一方硬度70°を超えると安定したインキ膜を得
られないばかりでなく、版面への正常なインキ転写がで
きなくなるためである。この硬度のより好ましい値は2
5°〜50°である。また、前述のようなインキユニッ
トでは、インキ着けローラ601とドクターブレード6
02がインキ層を介して擦過するため、インキ着けロー
ラ601は摩耗し易くなる欠点があるが、この摩耗はイ
ンキ着けローラ601の硬度が低い程大きくなり、ま
た、印刷中に着けローラ601に圧接されたドクターブ
レード602との間での摩擦熱の発生が大きくなると、
この影響によって着けローラ601が熱膨張して版胴と
の周速差が生じスリップが誘発されて、ブランケット胴
が汚れ易くなる問題が発生する。また、前記インキ着け
ローラ部での発熱量が多くなりインキ温度が上がるた
め、インキ温度が上昇して印刷条件にも悪影響を与える
ものである。したがって、前記単層構成のローラで、こ
のような問題が発生しにくい表面硬度の条件である、4
0〜50°がより好ましい。
【0042】また一方、インキ着けローラ601を多層
構造のポリウレタンゴムにしたときは、表層の硬度が7
0°を越えても内層の硬度を十分低くすることによっ
て、単層の着けローラのように安定したインキ膜を得ら
れなくなるような問題は生じない。また、表層のポリウ
レタンゴムの硬度が高いと擦過による熱の発生も少なく
なるので、前記着けローラ201の熱膨張によるブラン
ケット胴の汚れやインキ温度の上昇などの問題は少なく
なる。したがって、この場合は表層の硬度が低くなりす
ぎさえしなければ問題ないので、好ましいインキ着けロ
ーラ601の最外層の硬度の値は40°以上であれば良
い。
【0043】このように、本実施態様の多色印刷装置に
よれば、水不要版を使用することで、湿し水供給装置が
不要になり、印刷装置内のインキ塗布装置の占める容積
を大幅に少なくすることができる。この結果、インキ塗
布装置を略重力方向に配置することが容易になる。
【0044】なお、上記実施態様においてはインキ着け
ローラ601にはドクターブレード602を圧接してい
るが、本願出願人による特願平10-74110号明細書および
図1や図9に記載のごとく、ドクターブレード602の
下流側に設けたインキ膜の平坦ブレードやインキ膜平坦
化用の補助ローラ(両者をあわせてインキ膜平坦化部材
という)を用いてよい。これによりドクターブレードの
みを用いた図4の構成よりも紙粉等によるスジの発生を
抑制することができる。
【0045】また、上記実施例においては圧胴として版
胴の2倍胴(記録媒体を巻装する面の外周長が版胴の2
倍である胴)を用い、圧胴間の渡し胴として3倍胴を用
いたが、図3に示すように、圧胴として版胴の3倍胴を
用い、渡し胴として2倍胴を用いてもほとんど同様の結
果が得られる。この場合、送り出し胴30と圧胴31と
の外径の比は1:3となる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明による多色印刷装
置によれば、記録媒体の移動が最小で作業性よく裏面印
刷が容易に可能となる。
【0047】また、本発明によれば、印刷の品質が良
く、印刷装置の設置に広い場所を必要とせず、安価な多
色印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多色印刷装置の一実施態様の断面
図を示す。
【図2】本発明による多色印刷装置の一実施態様の平面
図を示す。
【図3】本発明による多色印刷装置の別の態様による断
面図を示す。
【図4】本発明に使用する塗布装置の一実施態様の断面
図を示す。
【図5】特開昭54−152504号公報による多色印
刷装置を示す。
【図6】特開昭55−28860号公報による多色印刷
装置を示す。
【図7】特公平4−71983号公報による多色印刷装
置を示す。
【符号の説明】
1:印刷機 11:本体フレーム 20:供給装置 21:給紙台 22:用紙ピックアップ装置 23:用紙供給コンベア 24:給紙装置 25:給紙トラクタ 26:排出トラクタ 30:送り出し胴 31、32:圧胴 33:渡し胴 41、42、43、44:版胴 51、52、53、54:ブランケット胴 61、62、63、64:インキ塗布装置 70:排出装置 71:竿 72:チェーンデリバリ 73:排出台 74:簡易乾燥機 81:ウエブ状連続紙 82:カッター 141、142、143、144:印刷版 600:インキ量調整部材 601:インキ着けローラ 602:ドクターブレード 603:偏芯カム 604:軸 605:インキ溜め空間 606:インキ壷 607:側板 608:側板 610、611:練りローラ 612:補助着けローラ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧胴に対して正接する複数のブランケット
    胴と前記各ブランケット胴に対して正接する版胴と前記
    各版胴に対してそれぞれにインキを塗布するインキ塗布
    装置とを備えた枚葉の印刷装置であって、前記複数のイ
    ンキ塗布装置が略重力方向に配列されており、前記印刷
    装置への枚葉の記録媒体の供給装置および排出装置が、
    前記ブランケット胴に対して、前記インキ塗布装置の設
    置側とは反対側に設置されていることを特徴とする多色
    印刷装置。
  2. 【請求項2】圧胴の数が複数である請求項1に記載の多
    色印刷装置。
  3. 【請求項3】前記枚葉の記録媒体の供給装置が排出装置
    より下側にあり、前記枚葉の記録媒体が下側から上側へ
    と流れるよう構成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の多色印刷装置。
  4. 【請求項4】前記インキ塗布装置が、弾性表面を有する
    塗布ローラと、前記塗布ローラの外周面に対し進退自在
    で、前記外周面に形成する塗布膜の膜厚調整を行うドク
    ターブレードとを備えたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の多色印刷装置。
  5. 【請求項5】前記複数の圧胴が2倍圧胴であり、前記2
    倍圧胴の間の記録媒体の搬送を3倍渡し胴により行うこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の多色印刷装置。
  6. 【請求項6】前記複数の圧胴が3倍圧胴であり、前記3
    倍圧胴の間の記録媒体の搬送を2倍渡し胴により行うこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の多色印刷装置。
  7. 【請求項7】印刷された枚葉の記録媒体を、最後の前記
    ブランケット胴と最後の前記圧胴との間から排出した後
    に前記枚葉の記録媒体上の着色剤を乾燥させる手段を設
    けたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載
    の多色印刷装置。
  8. 【請求項8】最後の前記ブランケット胴と最後の前記圧
    胴との間から排出した後に印刷された枚葉の記録媒体を
    積み重ねておく排出台を備え、該排出台は水平方向に回
    転可能な構造になっており、前記印刷され積み重ねられ
    た枚葉の記録媒体の方向を、法線に関して180度回転
    可能になっていることを特徴とする、請求項1〜7のい
    ずれかに記載の多色印刷装置。
  9. 【請求項9】前記印刷され積み重ねられた枚葉の記録媒
    体の方向を前記記録媒体の法線に関して180度回転し
    た後、前記排出台を前記供給手段の前記記録媒体の供給
    位置まで移動させる排出台移動手段を備えたことを特徴
    とする、請求項8に記載の多色印刷装置。
  10. 【請求項10】前記版胴は水不要版を巻装すべきもので
    ある請求項1〜9のいずれかに記載の多色印刷装置。
  11. 【請求項11】圧胴に対して正接する複数のブランケッ
    ト胴と前記各ブランケット胴に対して正接する版胴と前
    記各版胴に対してそれぞれにインキを塗布し略重力方向
    に配列されたインキ塗布装置とを備えた印刷装置の前記
    ブランケット胴に対して前記インキ塗布装置の設置側の
    反対側の記録媒体供給位置から記録媒体を供給し、前記
    ブランケット胴と前記圧胴との間に前記枚葉記録媒体を
    通過せしめてインキ像を前記記録媒体の第1の面に転写
    し、前記反対側より排出される前記記録媒体を排出台に
    積み重ね、前記排出台を前記記録媒体の法線に関して1
    80度回転するとともに前記記録媒体供給位置に前記積
    み重ねられた記録媒体を供給し、前記ブランケット胴と
    前記圧胴との間に前記記録媒体を再び通過せしめてイン
    キ像を前記記録媒体の第2の面に転写することを特徴と
    する両面印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004033853B4 (de) * 2003-07-16 2007-07-19 Ryobi Ltd., Fuchu Verfahren zur Zufuhr von Tinte an Tintenwalzen in einer Druckerpresse
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CN116568513A (zh) * 2021-03-09 2023-08-08 柯尼格及包尔公开股份有限公司 构造为丝网印刷单元的、具有两个基础模块的单张纸印刷单元

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