JP3792480B2 - 印刷装置における洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

印刷装置における洗浄方法および洗浄装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、印刷装置における各部を洗浄する洗浄方法および洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷装置の洗浄装置として、所定のインキローラに対し洗浄液を吐出するとともに、他のインキローラに対しドクタブレード等を当接させて汚れた洗浄液を掻き取るインキローラ洗浄装置が公知である。一方、ブランケット胴に対しては、ブランケット胴表面に対し洗浄液を湿らせた洗浄布を押し当てて汚れを拭き取る形式のブランケット胴洗浄装置が公知である。このように従来の印刷装置では、オペレータの省力化のため印刷装置の各部を洗浄する装置が種々備えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般的なオフセット印刷装置では、湿し水を印刷版面に供給するための湿し水供給手段が備えられており、この湿し水供給手段には前記印刷版面に当接して湿し水を塗布する水着けローラを有している。この水着けローラはインキが付着している印刷版に対し当接するため、印刷作業を継続すると次第にその表面に多量のインキ膜が付着する。この水着けローラ上のインキ膜は、各印刷工程終了毎や1日の作業終了毎に洗浄する必要があった。
【0004】
この水着けローラの洗浄は、ローラの本数が少ないのでインキローラの洗浄に比べれば比較的簡単である。従って従来の一般的な印刷装置には専用の洗浄装置が搭載されておらず、オペレータが手作業で清掃作業を行う場合が多かった。すなわちインキローラの洗浄に用いる同じ洗浄液を湿らせたウエスで前記水着けローラ上のインキを拭き取るわけである。
【0005】
ところが、近年では版胴上で製版を行う製版機構付きの印刷装置が実用化されており、さらなる省力化、スキルレス化が求められてきた。従って、前記水着けローラの洗浄も自動化が望まれていた。
【0006】
上記課題に対する最も簡単な対応策としては、前記水着けローラに対しても専用の洗浄装置を備えることである。しかしながら、洗浄装置を多数設置すると印刷装置が複雑化し、またコスト高になるという問題があった。さらに前記製版機構付きの印刷装置では、従来の印刷機構に加えて印刷版を給排する手段や、画像記録手段、現像手段などの製版機構をも備えるため、各部毎に専用の洗浄装置を多数備えるスペースがないという問題もある。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、インキローラの洗浄装置を用いて水着けローラやブランケット胴などの各部や印刷版などに対しても洗浄が行える洗浄方法および洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、1以上のインキローラを有するインキ供給手段と、版胴上に装着された印刷版面に当接して湿し水を供給する水着けローラを有する湿し水供給手段と、を備えた印刷装置における洗浄方法であって、前記インキローラの少なくとも1つを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させた状態で、前記インキローラに対し洗浄液を供給してインキローラを洗浄する工程と、前記インキローラの洗浄中に、前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させて洗浄する工程と、前記インキローラのいずれかにおいて洗浄液を掻き取る工程と、を有し、前記インキローラの洗浄を開始して予め定められた所定時間経過後、前記版胴上に装着された印刷版面上に洗浄液が十分行き渡った状態にて前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させ、前記洗浄液の掻き取り工程を完了する前のある程度の洗浄液が前記版胴上に装着された印刷版面上に残存している状態にて水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版から離間させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記湿し水供給手段は前記水着けローラに湿し水を供給する湿し水供給源を備えており、前記水着けローラは当該湿し水供給源から湿し水の供給を停止した状態で前記版胴に対し当接することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記インキ供給手段は前記インキローラにインキを供給するインキ供給源を備えており、前記インキローラは当該インキ供給源からのインキ供給を停止した状態で洗浄されることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記インキローラの洗浄中に、前記版胴に対しブランケット胴を当接してブランケット胴を洗浄することを特徴とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、1以上のインキローラを有するインキ供給手段と、版胴上に装着された印刷版面に当接して湿し水を供給する水着けローラを有する湿し水供給手段と、を備えた印刷装置における洗浄装置であって、前記インキローラに対し洗浄液を供給する洗浄液吐出手段と、前記インキローラのいずれかに対し当接して、インキローラ上の洗浄液を掻き取るブレード手段と、前記インキローラの少なくとも1つを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接または離間させるインキローラ昇降手段と、前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接または離間させる水着けローラ昇降手段と、を備え、前記インキローラの少なくとも1つを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させた状態で、前記洗浄液吐出手段によりインキローラに対し洗浄液を供給してインキローラの洗浄を行うとともに、前記水着けローラ昇降手段は、前記インキローラの洗浄を開始して予め定められた所定時間経過後、前記版胴上に装着された印刷版面上に洗浄液が十分行き渡った状態にて前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させ、前記洗浄液の掻き取り工程を完了する前のある程度の洗浄液が前記版胴上に装着された印刷版面上に残存している状態にて水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版から離間させるようにしたことを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記湿し水供給手段は前記水着けローラに湿し水を供給する湿し水供給源を備えており、前記水着けローラは当該湿し水供給源から湿し水の供給を停止した状態で前記版胴に対し当接することを特徴とする。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の発明において、前記インキ供給手段は前記インキローラにインキを供給するインキ供給源を備えており、前記インキローラは当該インキ供給源からのインキ供給を停止した状態で洗浄されることを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれかに記載の発明において、前記インキローラの洗浄中に、前記版胴に対しブランケット胴を当接してブランケット胴を洗浄することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る洗浄装置を備えた印刷装置の構成を示す概要図である。
【0017】
図1において、印刷装置は、印刷機構として、印刷版を保持する第1および第2の版胴1、2と、それぞれの版胴からインキ画像を転写するための第1および第2ブランケット胴3、4と、印刷用紙を保持して両ブランケット胴3、4からインキ画像が転写される圧胴5と、圧胴5に対し印刷用紙を供給または排出する給紙胴6および排紙胴7と、前記第1および第2の版胴1、2上の印刷版に対し湿し水またはインキを供給する湿し水供給手段8およびインキ供給手段9と、積載された未印刷の印刷用紙を順次供給する給紙部10と印刷された印刷用紙を順次積載する排紙部11とを備える。
【0018】
一方、この印刷装置は、印刷版の製版機構として、前記第1および第2の版胴1、2に対し未露光の印刷版を供給する印刷版供給部12と、版胴上の印刷版に対し画像を記録する画像記録部13と、画像が記録された印刷版を現像処理する現像部14と、使用済みの印刷版を排出する印刷版排出部15とを備える。
【0019】
以下、各部の詳細について説明する。
【0020】
第1の版胴1は、図示しない版胴駆動機構によって図1の実線で示す第1の印刷位置と二点鎖線で示す画像記録位置との間を移動可能なように構成されており、第2の版胴2についても同様に図示しない版胴駆動機構によって図1の実線で示す第2の印刷位置と二点鎖線で示す画像記録位置との間を移動可能なように構成されている。すなわち第1および第2の版胴1、2は、印刷作業を実行する時にはそれぞれ第1または第2の印刷位置に配置され、製版作業を実行する時には、順次交代して画像記録位置に配置されて各版胴上での印刷版の製版処理が行われる。この第1の版胴1と第2の版胴2とは、それぞれそ2色分の印刷版を保持可能な周面を有し、各印刷版をその周面上で180度対向した位置に固定するための図示しない咥え手段を2組ずつ備える。なお、装着する印刷版としては2つの印刷領域を有する1枚の印刷版であってもよい。
【0021】
第1のブランケット胴3は、前記第1の印刷位置にて第1の版胴1と当接して回転するように構成されており、第2のブランケット胴4についても同様に前記第2の印刷位置にて第2の版胴2と当接して回転するように構成されている。この第1および第2のブランケット胴3、4は、前記第1および第2の版胴1、2と同じ直径を有し、各版胴から2色分のインキ画像を転写可能なブランケットをその周面に装着している。また、第1および第2のブランケット胴3、4は、それぞれ版胴1、2および圧胴5に対し当接または離間する胴入れ・胴抜き手段(後述)を備えている。
【0022】
圧胴5は、前記第1および第2の版胴1、2の1/2の直径を有し、第1および第2のブランケット胴3、4の両方と当接して回転するように構成されている。この圧胴5には、前記印刷版に対応する大きさの印刷用紙を1枚保持可能な図示しない咥え手段を備えている。この咥え手段は図示しない開閉機構によって所定のタイミングで開閉して、前記印刷用紙の前端部を挟持することができる。
【0023】
給紙胴6および排紙胴7は、圧胴5と同じ直径を有し、前記圧胴5に備えられた咥え手段と同様の図示しない咥え手段を備える。この給紙胴6および排紙胴7の咥え手段は、前記圧胴5の咥え手段と同期して印刷用紙を受け渡し可能なように配置されている。
【0024】
上記第1および第2の印刷位置に配置された第1および第2の版胴1、2と、第1および第2のブランケット胴3、4と、圧胴5と、給紙胴6および排紙胴7とは、それぞれの胴に対し各胴の直径と同じ大きさの図示しない駆動ギアが胴端に備えられており、各々当接する胴の間で各ギアが噛合している。従って、このギアを図示しない印刷駆動用モータにより駆動することで、上記各胴を同期して回転駆動することができる。
【0025】
なお、本実施の形態の印刷装置は、圧胴5に対し版胴1、2およびブランケット胴3、4が2倍の周長を有するため、版胴1、2およびブランケット胴3、4が1回転する毎に圧胴が2回転する。従って、圧胴5が印刷用紙を保持したまま2回転すると、第1および第2の版胴1、2から、2色ずつ合計4色の多色印刷が行える。
【0026】
湿し水供給手段8は、第1および第2の印刷位置における各版胴1、2に対しそれぞれ2組づつ配置されており、各版胴1、2上の2つの印刷版に対し選択的に湿し水を供給することができる。なお印刷版が湿し水を不要とするタイプの印刷版であれば、湿し水供給手段8は不要となる。この湿し水供給手段8の構成については後述する。
【0027】
インキ供給手段9は、第1および第2の印刷位置における各版胴1、2に対しそれぞれ2組づつ配置されており、各版胴1、2上の2つの印刷版に対し選択的に異なる色のインキを供給することができる。例えばこの実施の形態では、第1の版胴1に対しては、K色(ブラック)とM色(マゼンタ)のインキ供給手段8が配置され、第2の版胴2に対しては、C色(シアン)とY色(イエロー)のインキ供給手段8が配置される。なお、前記湿し水供給手段8とインキ供給手段9のいくつかは、前記第1および第2の版胴1、2の移動にともない、その移動経路から待避できるように構成されている。このインキ供給手段9の構成については後述する。
【0028】
給紙部10は、未使用の印刷用紙を積載したパイルから印刷用紙を一枚ずつ取りだして給紙胴6に渡すものであって、この実施の形態では、給紙胴の2回転毎に1回印刷用紙を供給するよう動作する。また排紙部11は、印刷された印刷用紙を排紙胴7から受け取って積載するものである。
【0029】
次に、製版機構について説明する。この印刷装置では、製版作業を実行する時には、第1および第2の版胴1、2を交互に画像記録位置に移動させる。この画像記録位置では、図示しない摩擦ローラが版胴に当接されて回転駆動するように構成されている。
【0030】
印刷版供給部12は、ロール状の未露光印刷版を遮光して保管したカセットロールと、引き出した印刷版を版胴1、2まで搬送する搬送ローラおよび搬送ガイドと、前記印刷版をシート状に切断する切断手段と、を有する。この実施の形態では、印刷版としては銀塩感材を用いており、レーザ光によって画像を記録するものである。なお印刷版の供給動作手順は、まず前記カセットロールから引き出した印刷版の先端を前記版胴1、2の図示しない咥え手段に挟持させ、この状態で版胴1、2を回転させて印刷版を版胴1、2上に巻回し、この後、所定長で印刷版を切断して印刷版の後端を他方の咥え手段により挟持するものである。
【0031】
画像記録部13は、レーザ光のon/offによって印刷版上に露光を施して画像を記録するものである。この実施の形態では、図示しないレーザ発信源から発射されたレーザ光を図示しないポリゴンミラーなどの偏光器によって版胴の軸線方向に沿って走査するとともに、版胴を回転させることで印刷版面を走査する構成になっている。なお、印刷版および画像記録部13としては、露光により画像を記録するものだけでなく、熱や放電加工によって画像を記録するものであっもよい。
【0032】
現像部14は、前記画像記録部13により露光された印刷版を現像処理するものである。この実施の形態では、現像部14は、図示しない処理槽に貯留された処理液を塗布ローラにより汲み上げて印刷版に対し塗布して現像処理を行う構成になっており、版胴から待避する位置と版胴へ近接する位置とに移動する図示しない昇降手段が備えられている。なお現像処理が要らない画像記録方法を採用すれば、現像部14はなくてもよい。
【0033】
この印刷装置では、第1および第2の版胴1、2を画像記録位置へ移動させ、印刷版の供給と画像の記録および現像とを行って製版作業を実行する。製版作業が完了すれば、第1および第2の版胴1、2を第1および第2の印刷位置に配置して印刷作業を行うことができる。
【0034】
一方、印刷装置は印刷作業の終了後に印刷版を自動で排出することができる。この実施の形態では、印刷版排出部15は、画像記録位置にある版胴から印刷版を剥離する剥離手段16と、剥離された印刷版を搬送する搬送手段17と、搬送された使用済みの印刷版を排出する排出カセット18とを備える。
【0035】
剥離手段16は、版胴に保持された印刷版の一端に挿入可能なブレード手段であって、このブレード手段を挿入した状態で版胴を回転させて印刷版を剥離する。そして剥離された印刷版は、コンベアなどからなる搬送手段17により搬送され、排出カセット18内に排出される。
【0036】
[湿し水供給手段の構成]
次に前記湿し水供給手段8の構成を図2を用いて説明する。なお図2は、4つの湿し水供給手段8のうちの1つを代表して示す側面図である。
【0037】
図において、湿し水供給手段8は湿し水を貯留する水舟20と、水舟20内に回転可能に配置され湿し水を汲み上げるための水元ローラ21と、版胴上の印刷版面に対し当接して湿し水を塗布する水着けローラ22と、前記水元ローラ20と水着けローラ22との間で湿し水を伝達する中間ローラ23とを備える。なお、図2では説明の簡略化のため、前記水着けローラ22に当接して湿し水をならすためのライダーローラや、水着けローラ22を対応する印刷版面に対し選択的に当接させるカム機構、また水元ローラ21の回転機構などは省略している。
【0038】
前記水舟20は、上面に開口部を有する湿し水を貯留可能な容器であって、図示しない給水手段によって湿し水が循環して貯留されている。そして水元ローラ21は、この水舟20内の湿し水に一部浸漬した状態で軸24を中心にして軸支され、図示しない駆動モータにより回転駆動される。
【0039】
前記水着けローラ22は、1対のアーム25に軸支されている。このアーム25には紙面垂直方向に軸26が備えられており、この軸26は回動可能なように図示しない印刷装置のフレームに軸支されている。一方、軸26にはアーム27も固設されており、前記アーム25とアーム27とは連動して回動する。このアーム27には、フレーム側に設けられたストッパ28に対向する位置に当たり部材29が固定されている。そしてアーム27は、アーム25およびアーム27が軸26を中心に反時計回りに回動して前記水着けローラ22が印刷版面から離間する方向にバネ30で付勢されている。
【0040】
中間ローラ23は、前記水元ローラ21に当接した状態で、前記回転軸24を中心にして回動する1対の側板31間に軸支されている。この側板31は前記バネ30を上回る付勢力を有するエアバネ32によって回転軸24を中心にして反時計回りに付勢されている。また側板31には前記エアバネ32による付勢に抗して側板31を時計回りに回動可能なシリンダー手段33が接続されている。
【0041】
一方、前記側板31の一端には、円弧状接触面を備える押圧部材34が固定されている。この押圧部材34は、前記水着けローラ22に対し同軸に設けられた当たり部材35を押圧するものであって、水着けローラ22と中間ローラ23との間の接触圧を一定に保つように配置されている。
【0042】
この湿し水供給手段8は、前記エアバネ32の付勢力により側板31が軸24を中心に反時計回りに付勢されている。そして押圧部材34の円弧状接触面に沿って前記当たり部材35が押し上げられ、前記水着けローラ22が印刷版面に対し当接する。この時、水元ローラ21と中間ローラ23と水着けローラ22とは各々湿し水を伝達可能に当接した状態を維持しているので、印刷版面に対し湿し水を供給することができる。
【0043】
一方、印刷準備中などで湿し水を給水しない場合は、水着けローラ22を印刷版面から待避させる必要がある。この動作は前記シリンダー33の作動により行われる。すなわちシリンダー33により側板31が軸24を中心に時計回りに回動されると中間ローラ23は水着けローラ21から離間する方向に移動する。一方、前記押圧部材34による押圧が解除されるため、水着けローラ22はバネ30の作用により印刷版面から離間する。この時、水着けローラ22の移動量は前記ストッパ28により制限される。従って、前記シリンダー33による回動量が前記水着けローラ22の移動量以上に設定されていれば、前記中間ローラ23と水着けローラ22との間が離間した状態になる。すなわち、水着けローラ22を中間ローラ23から切り離した状態で印刷版面から待避させることができる。これにより水着けローラ22上への給水を禁止した状態で湿し水供給手段8を待機状態にすることができる。
【0044】
さらに、この湿し水供給手段8は、水着けローラ22のみを単独で印刷版面に当接させる機構を有する。この実施の形態では、前記アーム27の一端を押圧するシリンダー36を備える。すなわち前記シリンダー33を作動させて中間ローラ23以下を水着けローラ22から離間させた状態にし、かつ前記シリンダー36を動作させて水着けローラ22のみを印刷版面に当接させることができる。
【0045】
[インキ供給手段の構成]
次にインキ供給手段9の構成を図3を用いて説明する。なお図3は、4つのインキ供給手段のうちの1つを代表して示す側面図である。
【0046】
図3において、インキ供給手段9は、インキつぼ手段40を構成するインキ出しローラ41およびインキキー42と、アーム43により揺動自在に設けられたインキ移しローラ44と、複数のインキ練りローラ45a〜45eと、印刷版面に当接してインキを供給するインキ着けローラ46a〜46cとを備える。なお図3では、説明の簡略化のため、インキ着けローラ46a〜46cを対応する印刷版面に対し選択的に当接させるカム機構や、インキ移しローラ44の揺動機構や、インキ出しローラ41の回転駆動機構などは省略してある。以後、インキ練りローラ45a〜45eとインキ着けローラ46a〜46cとを総称してインキローラと言うこともある。
【0047】
インキつぼ手段40は、版胴の軸線に沿って設けられたインキ出しローラ41の周面に対し金属薄板からなるインキキー42を当接させたものであり、当該インキキー42は、前記インキ出しローラ41の軸線方向に沿って複数に分割されている。このインキ出しローラ41とインキキー42と図示しない側板とによっ形成されたインキ溝空間にインキが貯留される。
【0048】
分割された各インキキー42は、図示しない駆動ネジ等によって独立して前記インキ出しローラ41の表面に対し当接または離間する方向に駆動するよう構成されており、これによってインキ出しローラ41とインキキー42との隙間(開度)を調整することができる。そしてインキ出しローラ41を図の時計方向に回転させることによって、前記開度に基づいた膜厚でインキ出しローラ41の表面にインキが出される。
【0049】
インキ移しローラ44は、アーム43の揺動によってインキ出しローラ41とインキローラ45aとの間を往復し、インキ出しローラ41とインキ練りローラ45aとに交互に当接することでインキ出しローラ41上のインキをインキ練りローラ45aに移す。
【0050】
インキ練りローラ45a〜45eは、金属製またはゴム製の複数のローラからなり、順次当接するように配置されている。またインキ練りローラ45b、45dは図示しない揺動機構によってローラの軸線方向に揺動移動するよう構成されている。このインキ練りローラ45a〜45eによってインキ練り動作が行われる。
【0051】
インキ着けローラ46aは、インキ練りローラ45cに当接した状態で印刷版面に対し昇降するように、前記インキ練りローラ45cの回転軸を中心に回動する1対の側板47aに軸支されている。同様にインキ着けローラ46bも前記インキ練りローラ45cの回転軸を中心に回動する1対の側板47bに軸支されており、インキ着けローラ46cは前記インキ練りローラ45eの回転軸を中心に回動する1対の側板47cに軸支されている。そして、各側板47a〜47cは、各インキ着けローラ46a〜46cが印刷版に対し当接または離間するように、図示しないカム機構により上下動するように構成されている。
【0052】
一方、上記インキ供給手段9の全体は側板48に固設されており、この側板48はシリンダー49の作動に従って軸50を中心に回動可能なように構成されている。すなわちシリンダー49によってインキ供給手段9を版胴に対しインキ供給可能な位置と待避位置とに移動させることができる。
【0053】
[胴入れ・胴抜き手段の構成]
次にブランケット胴の胴入れ・胴抜き手段の構成について説明する。図4は、第1のブランケット胴3の胴入れ・胴抜き手段60の構成を示す側面図である。なお、第2のブランケット胴にも同様の胴入れ・胴抜き機構を備える。
【0054】
図において、ブランケット胴3を回転自在に支持する軸61の側方には、当該軸61とは中心が異なる偏心軸62が連設されている。また偏心軸62の周囲には、軸61および軸62とさらに中心が異なる偏心軸受63が配設されている。なお、軸61、偏心軸62、偏心軸受63のそれぞれの中心は図の64、65、66である。
【0055】
偏心軸62に固設された固定板67と偏心軸受63に固定された固定板68とは、リンク機構を構成する2つの連結板71、72により連結されている。そして連結板71、72の連結部はシリンダー73のロッド先端とが接続されている。一方、シリンダー73の本体は、軸75を中心に回動する回動板76に連結されている。さらに回動板76の他端側はロッド77を介して偏心軸受63に固定されたの固定板78に連結されている。
【0056】
また前記回動板76と偏心部材79の偏心軸80とは、リンク機構を構成する2枚の連結板81、82とにより連結されており、この連結部にはシリンダー83のロッド先端が連結されている。さらに前記偏心部材79と接続するウォームホイル84は、モータ85により回転駆動するウォームギア86と螺合している。
【0057】
このような構成において、各シリンダー73、83がロッドを伸ばした状態では各リンク機構は2点鎖線の位置にあり、ブランケット胴3は版胴1と圧胴5とに対し微小距離だけ離間(胴抜き)している。この状態において、シリンダー73のロッドを縮めると、リンク動作によってブランケット胴3は版胴1に対し当接(胴入れ)される。
【0058】
さらにシリンダー83のロッドを縮めると、ブランケット胴3は圧胴5に対し当接(胴入れ)される。この時、回動板76も軸75を中心にして時計回りに回転することから、ブランケット胴3は圧胴5方向のみならず版胴1方向へも移動する。従って、ブランケット胴3と版胴1との胴入れ状態は維持される。
【0059】
なお、モータ85の駆動により偏心部材79を回動させると軸80の位置を微小変化させることができ、これにより圧胴5および版胴1とブランケット胴3との接触圧を調整することができる。
【0060】
[洗浄装置の構成]
次に図5を用いて、この印刷装置における洗浄装置の構成について説明する。なお図2は版胴1近傍に備えられた洗浄装置の構成を示す側面図であり、図5には簡略化のため1方の湿し水供給手段およびインキ供給手段のみを記載している。
【0061】
図において、この洗浄装置90は、所定のインキローラ表面に対し洗浄液を吐出する吐出手段91と、別のインキローラ表面から前記洗浄液を掻き取るためのブレード手段92とからなる。
【0062】
吐出手段91は、インキローラの軸線方向に沿って吐出孔が形成された吐出管93と、洗浄液を貯留する洗浄液タンク94と、洗浄液タンク94から洗浄液を汲み上げて前記吐出管93に送液する送液ポンプ95および配管とを有する。
【0063】
ブレード手段92は、インキローラの表面に沿ってエッジが形成されたブレード本体96と、当該ブレード本体96を支持し当該ブレード本体96がインキローラの表面に対し当接または離間するように回動可能なアーム97と、掻き落とされた洗浄液を回収する回収手段98と、前記アーム97を駆動する駆動手段99とを有する。
【0064】
前記ブレード本体96はゴム、樹脂、薄金属板などからなり、インキローラに沿って洗浄液を掻き取り可能な薄刃状部材である。前記アーム97は図のように断面がL字形の部材であって、一端に前記ブレード本体96が固着され、L字形に曲がった略中央部を中心に軸支されている。またL字形の他端側に臨んで、駆動手段99が押圧可能なように配置されている。このアーム97は、図示しないバネによって前記ブレード本体96がインキローラ表面から離間する方向に付勢されている。回収手段98は、掻き取った洗浄液を受けるトレー状部材とこれに接続された図示しない廃液タンクとからなる。
【0065】
駆動手段99は、回転可能な長尺棒状のネジ100と、図示しない印刷装置のフレームに固定され、前記ネジ100を螺合して支持する2つの支持部101と、前記ネジ100の一端に固設されたギア102とを備える。このギア102は図示しないモータによって回転駆動され、この回転に従って前記ネジ100は前後に伸縮移動する。そして前記ネジ100の移動にともない前記アーム97の一端が押圧され、前記ブレード本体96がインキローラに対し当接移動する。
【0066】
この洗浄装置90は、まず前記吐出手段91によってインキローラに洗浄液を吐出しながらインキローラを回転させる。この動作によってインキローラの表面上に洗浄液が伝わり、インキローラ上の残留インキが洗浄液により洗浄される。そして前記ブレード手段92をインキローラに当接させれば、汚れた洗浄液を回収手段98に回収することができる。
【0067】
[洗浄作業手順の説明]
次に上記洗浄装置90を用いた洗浄作業の手順について図6のフローチャートを用いて説明する。
【0068】
まずステップS1では、印刷作業終了後に洗浄前の各部の初期設定がなされる。まず版胴1、2からブランケット胴3、4がそれぞれ胴抜きされ、各湿し水供給手段8は印刷版面から待避される。また、各インキ供給手段9は、例えばインキ移しローラ44の揺動を禁止してインキ供給が停止された状態にしておくとともに、各インキ着けローラ46a〜46cを印刷版面に対し降下させた状態にしておく。なお、版胴上には前回の印刷作業で使用した印刷版を装着した状態にしておく。
【0069】
この状態において、ステップS2では前記吐出手段91によってインキローラ上に洗浄液が吐出される。そして版胴1、2の回転にともない予め定められた所定の時間が経過すれば洗浄液がインキローラを介して印刷版面に十分行き渡る。そして印刷版面に洗浄液が行き渡れば、次のステップS3で水着けローラ22を当接させる。ここで、水着けローラ22は中間ローラ23と離間させることで湿し水の供給を停止した状態にしてあり、水舟20内への洗浄液の逆流を防止することができる。
【0070】
なお、水着けローラ22を後から当接させるのは、水着けローラ22の表面の保護のためである。すなわち水着けローラ22の表面は保水のため比較的粘性を有するので、湿し水が給水されない状態で版面に接して回転するとローラ表面がむしられる可能性がある。従って本実施の形態では、印刷版面上に洗浄液が十分行き渡った状態で水着けローラ22を印刷版面に対し当接させるようにしている。
【0071】
ステップS4では、ブレード手段92をインキローラに当接させて汚れた洗浄液を掻き落とし始める。これにより各インキローラが順次洗浄液によって洗浄されていく。すなわち、クリーンな洗浄液を供給しながら、順次汚れた洗浄液を除去することで、当接した全てのローラ表面から残留インキが洗浄される。一方、水着けローラ22上にも印刷版面を介して洗浄液が供給されるので、その表面が順次洗浄される。
【0072】
本出願人は、何れかのインキローラ上に洗浄液を吐出するとともに別のインキローラから洗浄液を掻き取るように構成した洗浄装置90を用いて、当該洗浄中のインキローラを印刷版面に当接させ、かつ水着けローラ22を版面に当接させれば、水着けローラ22の表面にも十分洗浄液が行き渡って順次洗浄されることを確認している。
【0073】
所定時間洗浄を行えば、ステップS5において洗浄液の吐出を停止する。この吐出停止後、各ローラ上に残存する洗浄液は順次減少する。そして所定時間後、次のステップS6では、水着けローラ22を離間させる。この水着けローラ22の離間タイミングは、水着けローラ22の表面保護が可能なように、ある程度の洗浄液が残存している状態で行われる。水着けローラ22の離間後残存する洗浄液がほぼ除去されると、ステップS7では、版胴1、2の回転を中止するとともにブレード手段92を離間させて洗浄作業を終了する。
【0074】
この実施の形態では、インキローラの洗浄動作に合わせて水着けローラ22を洗浄したが、前記版胴に対しブランケット胴3、4を胴入れしてブランケット胴3、4も洗浄することができる。すなわち前記水着けローラ22の当接・離間と同様に、洗浄作業中に前記ブランケット胴3、4を前記版胴1、2に対し胴入れ・胴抜きすればよい。
【0075】
一方、この洗浄装置では、インキローラの洗浄にともなって印刷版面の洗浄も行なわれる。従って、使用済みの印刷版を排出する排出手段を設けている場合は印刷版が洗浄された状態で排出されるため、当該排出手段などが残留インキで汚れることがない。また印刷版上に粘性のあるインキが付着していないためコンベアなどによる排出動作がスムーズに行えるという効果もある。
【0076】
上述した実施の形態では製版機構付きの印刷装置を用いて説明しているが、本発明に係る洗浄方法および装置は一般的な印刷装置にも採用することができる。
【0077】
【発明の効果】
請求項1、に記載の発明によれば、インキローラ洗浄装置によって水着けローラも洗浄することができるので、湿し水供給装置に対し専用の洗浄装置を備えなくても良い。また、粘性の高い水着けローラ表面に対し洗浄液が不十分な状態での洗浄動作を禁止して、ローラ表面の損傷を防止することができる。
【0078】
請求項2、に記載の発明によれば、水着けローラのみを単独で洗浄するようにしているので、水舟内への洗浄液の混入を少なくすることができる。
【0079】
請求項3、に記載の発明によれば、インキローラへのインキ供給を停止させて洗浄作業を短縮するとともにインキつぼ側への洗浄液の混入を防止することができる。
【0080】
請求項4、に記載の発明によれば、ブランケット胴の洗浄も同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る洗浄装置を備える印刷装置の一例を示す側面図である。
【図2】 この印刷装置における湿し水供給手段の主要部の構成を示す側面図である。
【図3】 この印刷装置におけるインキ供給手段の主要部の構成を示す側面図である。
【図4】 この印刷装置におけるブランケット胴の胴入れ・胴抜き手段の構成を示す側面図である。
【図5】 洗浄装置の主要部の構成を示す側面図である。
【図6】 洗浄動作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 第1の版胴
2 第2の版胴
3 第1のブランケット胴
4 第2のブランケット胴
5 圧胴
6 給紙胴
7 排紙胴
8 湿し水供給手段
9 インキ供給手段
10 給紙部
11 排紙部
13 画像記録部
15 印刷版排出部
20 水舟
21 水元ローラ
22 水着けローラ
23 中間ローラ
32 シリンダー
35 シリンダー
40 インキつぼ手段
41 インキ出しローラ
44 インキ移しローラ
45 インキ練りローラ(インキローラ)
46 インキ着けローラ(インキローラ)
49 シリンダー
60 胴入れ・胴抜き手段
90 洗浄装置
91 吐出手段
92 ブレード手段

Claims (8)

  1. 1以上のインキローラを有するインキ供給手段と、版胴上に装着された印刷版面に当接して湿し水を供給する水着けローラを有する湿し水供給手段と、を備えた印刷装置における洗浄方法であって、
    前記インキローラの少なくとも1つを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させた状態で、前記インキローラに対し洗浄液を供給してインキローラを洗浄する工程と、
    前記インキローラの洗浄中に、前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させて洗浄する工程と、
    前記インキローラのいずれかにおいて洗浄液を掻き取る工程と、を有し、
    前記インキローラの洗浄を開始して予め定められた所定時間経過後、前記版胴上に装着された印刷版面上に洗浄液が十分行き渡った状態にて前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させ、
    前記洗浄液の掻き取り工程を完了する前のある程度の洗浄液が前記版胴上に装着された印刷版面上に残存している状態にて水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版から離間させるようにしたことを特徴とする洗浄方法。
  2. 前記湿し水供給手段は前記水着けローラに湿し水を供給する湿し水供給源を備えており、前記水着けローラは当該湿し水供給源から湿し水の供給を停止した状態で前記版胴に対し当接することを特徴とする請求項1に記載の洗浄方法。
  3. 前記インキ供給手段は前記インキローラにインキを供給するインキ供給源を備えており、前記インキローラは当該インキ供給源からのインキ供給を停止した状態で洗浄されることを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄方法。
  4. 前記インキローラの洗浄中に、前記版胴に対しブランケット胴を当接してブランケット胴を洗浄することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗浄方法。
  5. 1以上のインキローラを有するインキ供給手段と、版胴上に装着された印刷版面に当接して湿し水を供給する水着けローラを有する湿し水供給手段と、を備えた印刷装置における洗浄装置であって、
    前記インキローラに対し洗浄液を供給する洗浄液吐出手段と、
    前記インキローラのいずれかに対し当接して、インキローラ上の洗浄液を掻き取るブレード手段と、
    前記インキローラの少なくとも1つを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接または離間させるインキローラ昇降手段と、
    前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接または離間させる水着けローラ昇降手段と、を備え、
    前記インキローラの少なくとも1つを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させた状態で、前記洗浄液吐出手段によりインキローラに対し洗浄液を供給してインキローラの洗浄を行うとともに、
    前記水着けローラ昇降手段は、前記インキローラの洗浄を開始して予め定められた所定時間経過後、前記版胴上に装着された印刷版面上に洗浄液が十分行き渡った状態にて前記水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版に対し当接させ、前記洗浄液の掻き取り工程を完了する前のある程度の洗浄液が前記版胴上に装着された印刷版面上に残存している状態にて水着けローラを前記版胴上に装着された印刷版から離間させるようにしたことを特徴とする洗浄装置。
  6. 前記湿し水供給手段は前記水着けローラに湿し水を供給する湿し水供給源を備えており、前記水着けローラは当該湿し水供給源から湿し水の供給を停止した状態で前記版胴に対し当接することを特徴とする請求項に記載の洗浄装置。
  7. 前記インキ供給手段は前記インキローラにインキを供給するインキ供給源を備えており、前記インキローラは当該インキ供給源からのインキ供給を停止した状態で洗浄されることを特徴とする請求項またはに記載の洗浄装置。
  8. 前記インキローラの洗浄中に、前記版胴に対しブランケット胴を当接してブランケット胴を洗浄することを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の洗浄装置。
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