JP2005310192A - 光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器 - Google Patents

光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005310192A
JP2005310192A JP2004121558A JP2004121558A JP2005310192A JP 2005310192 A JP2005310192 A JP 2005310192A JP 2004121558 A JP2004121558 A JP 2004121558A JP 2004121558 A JP2004121558 A JP 2004121558A JP 2005310192 A JP2005310192 A JP 2005310192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information recording
optical
optical information
opening
support means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004121558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4389642B2 (ja
Inventor
Toshiaki Takasu
敏彰 高須
Yukihiro Iwata
進裕 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004121558A priority Critical patent/JP4389642B2/ja
Publication of JP2005310192A publication Critical patent/JP2005310192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4389642B2 publication Critical patent/JP4389642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生する光ピックアップの半導体レーザ素子から発生する熱によって、半導体レーザ素子の劣化が生じ、特に高出力半導体レーザ素子を用いる高密度記録の薄型、小型の装置においては、発熱量が大きいため、その放熱対策が課題となっている。
【解決手段】光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための光ピックアップを移動可能に支持する支持手段に通風孔を設けることにより、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記通風孔を通る空気の対流によって光ピックアップの半導体レーザ素子が発熱する熱を効果的に放熱する。また、前記通風孔を通して光ディスクドライブユニットの内部が見えないようにして品位を良好にする。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ディスク等の光学式情報記録媒体に情報信号を記録もしくは再生するための光ピックアップを備えた光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器に関するものである。
光ディスク等の光学式情報記録媒体にオーディオ信号、文字信号、映像信号等のデジタル信号を記録再生する装置においては、半導体レーザ素子から放射される光束を対物レンズによって情報記録媒体の信号記録面に照射し、記録マークをその情報記録媒体に附すことにより情報信号の記録を行ない、一方、前記信号記録面からの反射光束を光検出器で受光することにより情報信号を読み出し、再生を行うようになっている。
情報記録媒体への情報信号の記録及び又は再生を高速度で行うためには、高出力の半導体レーザ素子が必要であり、特に、近年情報記録媒体の高密度記録化が進むにつれて高速で情報信号を記録し、また、再生を行う必要があることから、半導体レーザ素子は高出力のものが要求されるようになってきている。
そして、前記半導体レーザ素子の高出力化に伴ってそのレーザ発振時に発生する熱量が非常に大きくなっている。例えば、現在光ピックアップに使用されている半導体レーザ素子の場合、発振時の温度は80〜90゜C程度に達しており、これは光ディスクドライブユニットの小型化、高密度化或いはその光ディスクドライブユニットを使用する使用環境によっては、半導体レーザ素子の温度がさらに高温になる。例えば、薄型の携帯型パーソナルコンピュータに内蔵された光ディスクドライブユニットは高密度実装により、殆ど密閉空間となっており、このためその光ディスクドライブユニットに備えられている光ピックアップはその動作環境が極めて高温条件下に置かれる。
ところで、半導体レーザ素子は、動作温度が高温になるとレーザ出力が減少することが知られており、したがって、レーザ素子の動作温度が高くなればその分駆動電流を増大させざるを得ず、このためレーザ素子は高温による劣化に加えて、駆動電流の増大による劣化が加わり、素子寿命が短くなるという課題がある。また、光ピックアップにおいて、光学部品と光軸調整用のホルダーが接着剤で接着固定されている場合には、高温により接着剤が軟化してその固定位置が変化し、光学部品の性能や品質が劣化するというおそれもある。
このように、光ディスクドライブユニットの小型化と半導体レーザ素子の高出力化に伴って、光ピックアップを構成する半導体レーザ素子から発生する熱を如何に放熱するかは極めて重要な課題になってきている。
上記の課題に対して、例えば特許文献1には、半導体レーザ素子が発生する熱を放熱するための放熱板を、半導体レーザ素子、受光素子、プリズム、レンズ等からなる光学部品を収納した可動ボビンに一体に成型したものが記載されており、又、特許文献2には、光学ピックアップ本体を合成樹脂で成形するに際し、そのレーザーカプラー取付部に放熱板を一体的にインサート成形し、そのインサート成形された放熱板に対して、予め作製されたレーザーカプラーを固定することにより、発光素子の発熱によるレーザーカプラーの熱を前記放熱板により外部へ放熱し、自己の発熱温度を低減させるようにしたものが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1及び2に開示されている方法は、放熱板を別途用意し、これを組み込むようにしたものであるから、光ピックアップの製造工程における工数が増加し、又、放熱板を必要とするために部品数が増加し、コストがアップする。
又、特許文献2には、発光素子を有する集積光学素子を実装したフレキシブル基板を、金属又は熱伝導性を有する材料により形成された光ピックアップのカバーに熱的に接続することで発熱源の熱を外部へ伝達し、自己の発熱を低減させるようにしたものが開示されている。しかしながら、この方法においても、光ピックアップのカバーは熱容量及び熱放射の面積が限られているため、特許文献1に開示のものと同様に、高出力の半導体レーザ素子を有する光ピックアップから出る熱を効果的に放熱して自己の発熱温度を低減させるには不充分である。
特に、薄型の携帯型パーソナルコンピュータに内蔵された薄型の光ディスクドライブユニットにおいては光ピックアップの支持板によって空気の対流が遮られるような構成となるため、光ピックアップから出る熱は、熱源である半導体レーザ素子の近傍から移動しにくい形状にあり、したがってその効果的な熱対策が課題となっている。
特開平8―287499号公報 特開平11―16202号公報
本発明は、光ピックアップが備える半導体レーザ素子から発生する熱を効果的に放熱し、その半導体レーザ素子の発熱温度を低減させるようにしたものであり、小型で薄型の装置において、発熱量の大きい高出力の半導体レーザ素子を備える光ピックアップの低熱に最適な装置を提供するものである。
本発明は、光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段を備え、前記支持手段に通風孔を設け、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却するようにしたことを特徴とする光学式情報記録再生装置である。
また、前記支持手段に設けた通風孔は複数個からなることを特徴とする光学式情報記録再生装置である。
また、通風孔は円形状、多角形状、半円形状からなることを特徴とする光学式情報記録再生装置である。
また、通風孔は光学式情報記録媒体の回転方向に略略沿う円弧状で細長い溝状のスリットからなることを特徴とする光学式情報記録再生装置である。
また、前記支持手段は略U字状からなり、通風孔は前記支持手段の少なくとも1つの直線部に設けたことを特徴とする光学式情報記録再生装置である。
また、前記通風孔は前記光ピックアップの移動範囲に略対応する範囲の直線部に設けたことを特徴とする光学式情報記録再生装置である。
また、前記支持手段に突部を形成し、その突部の頂部に通風孔を設け、前記突部の頂部が光学式情報記録媒体に対面するように支持手段を配したことを特徴とする光学式情報記録再生装置である。
さらに、上記光学式情報記録再生装置を内蔵したことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段を備え、前記支持手段に通風孔を設け、前記通風孔の一辺を折り曲げ線としてその支持手段から下方に突出傾斜する舌片を形成し、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却するようにした光学式情報記録再生装置を内蔵する電子機器であって、前記舌片の先端が電子機器の前方に向くように配置したことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、前記支持手段に設けた通風孔は複数個からなることを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、前記支持手段は略U字状からなり、通風孔は前記支持手段の少なくとも1つの直線部に設けたことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
前記通風孔は前記光ピックアップの移動範囲に略対応する直線部に設けたことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段と、前記支持手段に通風孔を設け、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却するようにした光ディスクドライブユニットを内蔵し、前記光ディスクドライブユニットへの光学式情報記録媒体の着脱時に開ける開閉蓋と、前記支持手段に設けた通風孔を開閉する開閉手段と、前記開閉蓋の開閉動作に連動して前記開閉手段を移動させる移動手段を設け、前記開閉蓋の開状態では前記開閉手段は通風孔を閉じ、かつ開閉蓋の閉状態では前記開閉手段は通風孔を開くようにその開閉手段が前記移動手段により移動されるように構成したことを特徴とする光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、開閉手段は開閉蓋の初期の開動作により通風孔を閉じ、開閉蓋の閉動作の後期に通風孔を開けるように移動手段によって移動されることを特徴とする光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段と、前記支持手段に設けた通風孔と、前記通風孔を開閉する開閉手段を備え、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却する光ディスクドライブユニットを内蔵する電子機器であって、前記光ディスクドライブユニットは光学式情報記録媒体の着脱時に前記電子機器から突出移動されるように構成し、前記光ディスクドライブユニットの移動に連動して前記開閉手段を移動させる移動手段を設け、前記光ディスクドライブユニットが電子機器から突出した状態では前記開閉手段は通風孔を閉じ、かつ光ディスクドライブユニットが電子機器に収納移動された状態では前記開閉手段は通風孔を開くように移動手段により移動されるように構成したことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、前記支持手段は略U字状からなり、通風孔は前記支持手段の少なくとも1つの直線部に設けたことを特徴とする光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
また、前記通風孔は前記光ピックアップの移動範囲に略対応する範囲の直線部に設けたことを特徴とする光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器である。
本発明によれば、光ピックアップに備えられた半導体レーザ素子が発生する熱を、光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流を利用して効果的に放熱することができるものであり、これは冷却ファンやその他の専用の放熱用部材等を用いることなく、光ピックアップを支持する支持手段に通風孔を設けるという簡単な構成であるため、光学式情報記録再生装置やこれを組み込むパーソナルコンピュータ等の電子機器の小型化、軽量化が可能となる。
そして、光ピックアップの支持手段に設けた通風孔の一辺から舌片を設けること、あるいは開閉手段により光ディスクの着脱時は通風孔を閉じるようにすることによって、使用者等から光学式情報記録再生装置の内部が遮蔽されるため、品位のよい装置や機器が得られるものである。
以下、本発明の実施の形態について、電子機器としてパーソナルコンピュータを例にとって図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1に係る光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータについて、図1から図5を用いて説明する。
図1は光学式情報記録再生装置を搭載したパーソナルコンピュータの概略斜視図であり、図2は光ディスクドライブユニット部の開閉蓋を開けた状態の概略斜視図である。1はパーソナルコンピュータ本体(以下、PC本体という)、2は液晶ディスプレイ等からなる表示部、3はキーボード、4はPC本体1に内蔵された光ディスクドライブユニット5への光ディスクの着脱時に開ける開閉蓋である。
前記光ディスクドライブユニット5はPC本体1の前方左に配置されており、通常時や使用時はPC本体1の上面板1aに回動可能に取付けられた開閉蓋4が閉じられ、これが手で開けられた状態において光ディスク6(光学式情報記録再生媒体)が着脱可能となっている。
前記光ディスクドライブユニット5は、その概略を図3に示すように、光ディスク6をターンテーブル7上に固定し、かつこれを回転させるためのターンテーブル7と一体のディスクチャック8、そのターンテーブル7上に固定された光ディスク6を回転させるモータ9、光ピックアップ10、その光ピックアップ10を支持する略U字形状の支持板11(支持手段)等で構成されており、PC本体1の側板1b、底板1c、内板1d及び上記開閉蓋4により略密閉された空間内に配置され、底板1c等に取付けられている。
図4に示すように、前記略U字形状の支持板11の円弧部11aはターンテーブル7と同心的に配置され、かつその直線部11b、11cはPC本体1の前方左隅部に向かって光ディスク6の半径方向に延びるように配置されている。前記支持板11の直線部11b、11cの下部には2本のシャフト12、13が平行に取付けられており、このシャフト12、13に前記光ピックアップ10の両端部が嵌合され、かつ外周に螺子が形成された一方のシャフト12が支持板11に取付けられたモータ14により回転されることによってこの光ピックアップ10の光ディスク6との対面部は前記支持板11の直線部11b、11cの間の空間部を光ディスク6の半径方向に移動されるようになっている。
前記光ディスク6にオーディオ信号、文字信号、データ信号、映像信号等のデジタル信号を記録再生する光ピックアップ10は、図5に示すように半導体レーザ素子15から発振されたレーザ光が光学ユニット部16を経由して、アクチュエーター17に装着されている光学レンズ18から光ディスク6に照射されることにより記録が行われ、また反射光が光学ユニット部16に戻り、受光素子19にて検出されることにより記録信号の再生が行われるようになっている。
なお、上記のデジタル信号の記録再生において、光ディスク6の面振れや半径方向への変位によりトラック振れが発生した場合、受光素子19で感知された情報信号に応じてアクチュエーター17をフォーカスもしくはトラック方向に制御することによって、光ディスク6の記録再生トラックに安定したデジタル信号の記録再生が行われる。
前記光ディスク6への記録再生時、光源である半導体レーザ素子15は光ディスク6へのレーザ光の照射に伴い大量の熱を発生し、その熱は光ピックアップ10を構成する構成部材を通して放熱されるが、特に高密度記録が可能な光ディスクにおいては半導体レーザ素子15の高出力化に伴ってそのレーザ発振時に発生する熱量が非常に大きくなる。
このため、光ピックアップ10を支持している支持板11の少なくとも直線部11b、11cにそれぞれマトリクス状に配列した複数個の円形状の通風孔20、21を設けている。そして、直線部11bと11cに設けられている各通風孔20、21の一方向の列は光ピックアップ10の移動距離に略対応する範囲に亘って配列され、また、他方の列はそれぞれ光ディスク6の記録再生トラックに対して接線をなす直線上に配列されている。
上記のように、支持板11に複数個の通風孔20、21を設けることにより、光ディスク6が図4に示すように、例えば矢印A方向に回転されると、その光ディスク6の回転による旋回流が発生し、この旋回流により通風孔20、21を通る空気の強制対流Pが発生し、この空気の対流が光ピックアップ10の熱を放熱して冷却し、その光ピックアップ10が具備する半導体レーザ素子15が冷却されるため、これの発熱温度を低減することができる。
上記光ディスク6の回転に伴って発生する旋回流は、その光ディスク6と支持板11との間の極く僅かの間隙の気圧変化により発生し、通風孔20、21を通る空気の対流は基本的には支持板11の下方から光ディスク6とその支持板11との間を通って光ディスク6の外方に流れる。なお、この空気の対流は下記する各実施例においても光ピックアップ10の移動位置やその他の要因により、例えば光ディスク6と支持板11との間からその支持板11の下方に流れる状態もあるものと考えられる。
上記いずれの空気の対流においても、略密閉状態にある空間に置かれた光ディスクドライブユニット5において、光ディスク6の回転による旋回流によって、支持板11に設けた通風孔20、21を通して光ピックアップ10の半導体レーザ素子15によって暖められた高温空気は強制的に流動し、このため光ピックアップ10、半導体レーザ素子15は効果的に冷却されるものである。
したがって、上記のように薄型の携帯型パーソナルコンピュータに内蔵された光ディスクドライブユニットのように高密度実装で、かつ、殆ど密閉空間に置かれた光ディスクドライブユニットの光ピックアップの放熱を冷却ファン等の特別な構成を採ることなく簡単に行うことができる。もちろん光ピックアップ10に放熱板を備えているものであれば、より効果的な放熱が行われる。
ここで、上記のように支持板11に通風孔20、21が設けられていない光ディスクドライブユニットが、殆ど密閉空間に置かれた場合、半導体レーザ素子の発熱による高温空気が支持板の下方の空間に滞り、その半導体レーザ素子の温度が高温度になってレーザ出力が減少し、その分駆動電流を増大させることによる劣化によって、素子寿命が短くなるという課題は、支持板に通風孔を設けるという簡単な構成でもって解消される。
(実施例2)
図6は本発明の実施例2に係る支持板11を示すもので、この実施例2は支持板11の直線部11b、11cにそれぞれ1個の長方形状の通風孔20、21を設け、その通風孔20、21の長手方向を光ピックアップ10の移動方向に配したもので、これによっても上記実施例1に説明したものと同様に光ディスクの回転による旋回流によって、支持板11に設けた通風孔20、21を通して光ピックアップ10の半導体レーザ素子15によって暖められた高温空気は強制対流し、このため光ピックアップ10の熱は放熱され、半導体レーザ素子15は効果的に冷却されるものである。なお、上記実施例1と同様に7はターンテーブルであり、8はこれと一体のディスクチャックである。
(実施例3)
図7は本発明の実施例3に係る支持板11を示すもので、その直線部11b、11cにそれぞれ設けた複数の通風孔20、21を長方形状とし、その長手方向をそれぞれ光ディスク6の記録再生トラックに対して接線をなす直線方向に配したもので、これによっても上記実施例1に説明したものと同様であり、その説明は省略する。なお、上記実施例1と同様に7はターンテーブルであり、8はこれと一体のディスクチャックである。
(実施例4)
図8は本発明の実施例4に係る支持板11を示すもので、これに設けた複数の通風孔20、21を半円形状とし、その直線部を光ディスクの記録再生トラックに対して接線をなす直線方向に配したもので、これによっても上記実施例1に説明したものと同様であり、その説明は省略する。なお、上記実施例1と同様に7はターンテーブルであり、8はこれと一体のディスクチャックである。
(実施例5)
図9は本発明の実施例5に係る支持板11を示すもので、各直線部11b、11cにそれぞれ複数本の細長い溝状の通風孔20、21を光ディスクの記録再生トラックに対して接線をなす直線方向に配したもので、これによっても上記実施例1から実施例4に説明したものと同様に光ディスクの回転による旋回流によって、支持板11に設けた通風孔20、21を通して光ピックアップの半導体レーザ素子によって暖められた高温空気は強制対流し、このため光ピックアップ、半導体レーザ素子は効果的に冷却されるものである。なお、上記実施例1と同様に7はターンテーブルであり、8はこれと一体のディスクチャックである。
(実施例6)
図10は本発明の実施例6に係る支持板11を示すもので、複数の通風孔20、21を円弧状で細長い溝状のスリットにより形成し、そして、この円弧状のスリットは光ディスク6の回転方向に略略沿うように配置されている。このような円弧状のスリットによっても、上記各実施例に説明したものと同様に光ディスク6の回転による旋回流によって、支持板11に設けた通風孔20、21を通して光ピックアップの半導体レーザ素子によって暖められた高温空気は強制対流し、このため光ピックアップ、半導体レーザ素子は効果的に冷却されるものである。なお、この円弧状のスリットの幅及び長さは特に限定されない。また、このスリットの数は直線部11b、11cに1つづつ、あるいはいずれか一方の直線部のみに1つ設けても同様である。この実施例においても上記実施例1と同様に、7はターンテーブルであり、8はこれと一体のディスクチャックである。
上記実施例2、3、4、5、6において、各図示した部分以外のその他の構成は実施例1と同様であり、したがってこれを援用し、説明等は省略する。
(実施例7)
図11は本発明の実施例7に係るPC本体内に内蔵された光ディスクドライブユニットを示す略断面図であり、上記実施例1にて説明した光ディスクドライブユニット等と同一構成部分には同一符号を附してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
支持板11の直線部11b、11cには複数個の台形状の突部22、23がそれぞれ金型によるエンボス加工により形成され、その各突部22、23の頂部に通風孔20、21をそれぞれ形成したものである。そして、前記突部22、23の頂部が光ディスク6と対面するように支持板11を配置した構成となっている。なお、複数の通風孔20、21の配列は上記実施例1の通風孔の配列と同様である。
これによれば、光ディスク6と支持板11の通風孔20、21との間の間隔が突部22、23によって狭まることにより光ディスク6の回転による旋回流でベルヌーイ効果が生じ、光ディスク6と支持板11との間の気圧の低下が大きくなり、その結果支持板11の下側の空気が各通風孔20、21を通って光ディスク6側に流れ、光ピックアップ10の周辺の高温空気が強制対流し、その光ピックアップ10のより効果的な放熱が行われる。
以上の各実施例において、通風孔20、21の形状は、各図示した形状の組み合わせからなるものであってもよく、また、例えば楕円状、三角形状等の他の多角形状、菱形状等、その他の形状であっても、さらにこれらの組み合わせからなるものでも同様であり、また、その通風孔の数も限定されない。
また、実施例1、3、4、5、6、7において、支持板11の直線部11b、11cに、それぞれ図示した形状あるいは例えば楕円状、三角形状等の他の多角形状、菱形状等の形状の1つの通風孔を設けたものでも同様であり、さらに上記各実施例において、一方の直線部、例えば直線部11bのみに1つまたは複数個の通風孔を設けたものであっても同様に光ディスクの回転による旋回流によって、支持板に設けた通風孔を通して光ピックアップの半導体レーザ素子によって暖められた高温空気は強制対流し、このため光ピックアップ、半導体レーザ素子は効果的に冷却されるものである。
(実施例8)
次に、本発明の実施例8について、図12、図13を用いて説明する。これらの図において、上記実施例1から実施例7で説明した構成部分と同一構成部分には同一符号が附してあり、その説明は省略する。
この実施例8は、支持板11の直線部11b、11cに設けられた長方形状の通風孔20、21の一辺を折り曲げ線24a、25aとしてその支持板11から下方に突出傾斜する舌片24、25を一体に形成したものである。この舌片24、25の形成は、支持板11に複数個のコ字状の切り込み部の形成により長方形状の舌片24、25を設け、かつそれぞれの舌片24、25の根元部でこれらを下方に折り曲げてそれぞれの舌片24、25を下方に突出傾斜させている。そして、前記各舌片24、25の折り曲げ線24a、25aはPC本体1の前方稜線1eと略平行になるように前記切り込み部が形成され、これにより各舌片24、25の先端はPC本体1の前方に向くように位置している。
このように構成することにより、光ディスク6の回転による旋回流により上記各実施例のものと同様に光ディスク6と支持板11との間の気圧が低下し、その結果支持板11の下側の空気が各通風孔20、21を通って光ディスク6側に流れ、光ピックアップ10の周辺の高温空気が強制対流して光ピックアップ10、半導体レーザ素子15の効果的な放熱が行われる。
ここで、上記各舌片24、25の先端がPC本体1の前方に向いた状態でその舌片24、25を下方に傾斜させたことにより、図12に矢印Qで示すようにPC本体1の使用者の目視方向からは各通風孔20、21は舌片24、25によって実質的に塞がれたような状態に見えるため、その各通風孔20、21を通して光ディスクドライブユニット5の内部が遮蔽状態となる。これはPCの使用者が光ディスク6を光ディスクドライブユニット5に着脱する際に、PC本体1の開閉蓋4を開けた時、各通風孔20、21を通して光ディスクドライブユニット5の内部の構成部材、例えば支持板11の下方に位置するシャフト12、13、光ピックアップ10の一部等が使用者に見えることがないため、品位のよい製品が得られるものである。
(実施例9)
図14は本発明の実施例9に係る支持板11部を示すもので、これは支持板11の舌片と通風孔の形状を半円形状に形成したものである。なお、この図14において、上記実施例8で説明したものと同一構成部分には同一符号を附し、その説明は省略する。
この実施例9においても下方に突出傾斜された各半円形状の舌片24、25の折り曲げ線24a、25aはPC本体1の前方稜線1eと略平行になるように配置され、その舌片24、25の先端はPC本体1の前方に向いている。このような構成であっても上記の実施例と同様に光ディスク6の回転によりその光ディスク6と支持板11との間の気圧が低下し、その結果支持板11の下側の空気が各複数の通風孔20、21を通って光ディスク6側に流れ、光ピックアップ10の周辺の高温空気が強制対流して光ピックアップ10、半導体レーザ素子15の効果的な放熱が行われる。また、PC本体1の使用者から各通風孔20、21を通して光ディスクドライブユニット5の内部が舌片24、25により遮蔽状態となるため、品位のよい製品が得られるものである。
(実施例10)
図15は本発明の実施例10に係る支持板11部を示すもので、これは支持板11の舌片と通風孔の形状を細長い溝状に形成したものである。なお、この図15において、上記実施例8で説明したものと同一構成部分には同一符号を附し、その説明は省略する。
この実施例10においても下方に突出傾斜された舌片24、25の折り曲げ線24a、25aはPC本体1の前方稜線1eと略平行になるように配置され、その舌片24、25の先端はPC本体1の前方に向いている。このような構成であっても上記の実施例8及び9と同様に光ディスク6の回転によりその光ディスク6と支持板11との間の気圧が低下し、その結果支持板11の下側の空気が各通風孔20、21を通って光ディスク6側に流れ、光ピックアップ10の周辺の高温空気が強制対流して光ピックアップ10、半導体レーザ素子15の効果的な放熱が行われる。また、PC本体1の使用者から各通風孔20、21を通して光ディスクドライブユニット5の内部が舌片24、25により遮蔽状態となるため、品位のよい製品が得られるものである。
(実施例11)
図16は本発明の実施例11に係るPC本体1に内蔵された光ディスクドライブユニット部を示すもので、上記図12、図13を用いて説明した実施例8と同一構成部分には同一符号が附してあり、その説明は省略する。この実施例11が実施例8と異なる部分について説明すると、この実施例11は支持板11の直線部11b、11cがPC本体1の前方稜線1eに対して直交する方向に配置されたものである。そして、このような構成からなるものにおいても上記と同様に支持板11の直線部11b、11cにそれぞれ整列状態で形成された舌片24、25を下方に折り曲げて通風孔20、21を形成し、その折り曲げ線24a、25aは上記PC本体1の前方稜線1eと略平行になるように配置され、その舌片24、25の先端はPC本体1の前方に向いている。
上記の構成によっても光ディスク6の回転によって発生する通風孔20、21を通る空気の対流により光ピックアップ10、半導体レーザ素子15の冷却が行われることは各実施例で説明したものと同様であり、また使用者の目視方向、すなわち矢印Q方向からは舌片24、25によって光ディスクドライブユニット5の内部が見えないようになることは上記のものと同様で、品位の良好な製品が得られるものである。
(実施例12)
次に、図17、図18を用いて実施例12について説明する。この実施例12において、上記各実施例の構成と同一構成部分には同一符号を附し、その説明は省略する。この実施例12に係るPC本体1は光ディスクドライブユニット5がそのPC本体1の右側面に設けられた開口1fから矢印Rで示すように移動可能なように装着されており、光ディスク6の着脱に際しては光ディスクドライブユニット5がPC本体1から右側方に突出移動され、そして光ディスク6を装着した後、その光ディスクドライブユニット5をPC本体1方向に移動させて収納するようにしたものである。
この実施例12においても上記実施例8から実施例11と同様に、支持板11の直線部11b、11cにそれぞれ整列状態で形成された舌片24、25を下方に折り曲げて複数の通風孔20、21を形成し、その折り曲げ線24a、25aは上記PC本体1の前方稜線1eと略平行な光ディスクドライブユニット5の前方稜線5aに対して略平行になるように配置され、その舌片24、25の先端はPC本体1の前方に向いている。
上記の構成によっても光ディスク6の回転によって発生する通風孔20、21を通る空気の対流により光ピックアップ10、半導体レーザ素子15の冷却が行われることは各実施例で説明したものと同様であり、また使用者の目視方向、すなわち矢印Q方向からは舌片24、25によって光ディスクドライブユニット5の内部が見えないようになることは上記のものと同様で、品位の良好な製品が得られる。
なお、上記複数の通風孔20、21、舌片24、25の形状は、実施例8から10に掲げた形状に限られるものではなく、例えば円形、楕円形、半円形、溝状、多角形等、その他の形状であってもよく、また、これらの組み合わせからなる形状であってもよい。さらに、その数についても複数に限るものではなく、1つであってもよく、特定されない。
(実施例13)
図19は本発明の実施例13に係るPC本体1に内蔵された光ディスクドライブユニット部を示し、図20は同支持板11部示す。この実施例13において上記各実施例に掲げたものと同一構成部分には同一符号を附してその説明は省略する。
光ディスクドライブユニット5の支持板11の直線部11b、11cと光ピックアップ10との間(支持板11の裏面側)にはその直線部11b、11cに設けられた複数個の通風孔20、21を開閉可能な開閉板(開閉手段)26、27がその直線部11b、11cの長手方向に移動可能な状態で当該直線部11b、11cに支持(支持機構は省略)されている。この開閉板26、27にはそれぞれ方形状の通風孔20、21の大きさよりもやや大きく、かつ通風孔20、21の数と同じ数の方形状の開閉部28、29がそれぞれ形成されており、通常はこの開閉板26、27はその連結部30に接続されたバネ31により矢印X方向に附勢された状態で直線部11b、11cに設けられた位置決め部材(図示せず)に当接し、位置決めされている。前記開閉板26、27がバネ31により矢印X方向に附勢されて位置決めされている状態ではそれぞれ開閉部28、29は通風孔20、21を開放している。そして、前記連結部30に連結されたプランジャー32に通電されると、その通電期間のみプランジャー32はバネ31に抗して開閉板26、27を矢印Xとは逆方向に移動させ、これにより開閉部28、29は支持板11の通風孔20、21を閉じるように構成されている。
前記プランジャー32はPC本体1に備えられたマイクロスイッチ33の操作部33aが光ディスクドライブユニット5部の開閉蓋4の前方内側に設けられた補強用リブ4aにより操作されるようになっており、開閉蓋4が開けられた時、その補強用リブ4aによる操作部33aの操作が解かれることによって前記プランジャー32に通電される。一方、開閉蓋4が閉じられると、補強用リブ4aにより操作部33aが操作されてプランジャー32への通電が断たれるように構成されている。したがって支持板11の通風孔20、21は前記開閉蓋4の開閉に連動してその開閉蓋4が開けられると前記開閉板26、27の開閉部28、29により閉じられ、また、開閉蓋4が閉じられると開閉部28、29がバネ31の力により後退移動して開けられる。
上記のような構成によれば、光ディスクドライブユニット5部の開閉蓋4が開けられた時、支持板11の通風孔20、21は閉じられることから、光ディスク6の着脱時にPC本体1の使用者から各通風孔20、21を通して光ディスクドライブユニット5の内部が自動的に遮蔽状態となるため、品位の一層良好な製品が得られるものである。しかも開閉蓋4を閉じれば通風孔20、21は開放されるため、上記の各実施例と同様に光ディスク6の回転によりその光ディスク6と支持板11との間の気圧が低下し、その結果支持板11の下側の空気が各通風孔20、21を通って光ディスク6側に流れ、光ピックアップ10の周辺の高温空気が強制対流して光ピックアップ10、半導体レーザ素子15の効果的な放熱が行われる。
なお、上記のように開閉蓋4の開放先端側、すなわち上記の例のように前方側にてマイクロスイッチ33が操作されるようにすることによって、開閉蓋4を開く開動作の初期で通風孔20、21が閉じられるため、その後開閉蓋4の開放動作中も含めて操作者からは光ディスクドライブユニット5の内部が見えないようになり、また、開閉蓋4を閉じる場合においてはその開閉蓋4が閉じられる後期の動作で通風孔20、21が開けられるため、開閉蓋4が閉じられる途中でも光ディスクドライブユニット5の内部が見えることはなく、したがって、より一層品位のよい製品が得られるものである。
(実施例14)
図21は本発明の実施例14に係る支持板部を示すもので、支持板11の直線部11b、11cにはそれぞれ台形状の通風孔20、21が1つづつ設けられており、かつ支持板11の裏面側には光ディスクドライブユニット5のターンテーブル7と同軸のモータ9部を支点に支持された回動可能な略U字状の開閉部材(開閉手段)34が設けられている。前記開閉部材34は通常状態ではバネ35により矢印Y方向に附勢された状態で直線部11cに設けられた位置決め部材36に当接し、位置決めされている。
前記開閉部材34がバネ35により矢印Y方向に附勢されて位置決めされている状態では開閉部材34の開閉部34a、34bは通風孔20、21を開放し、かつこの開閉部材34に連結されたプランジャー32に通電されると、その通電期間のみプランジャー32はバネ35に抗して開閉部材34を矢印Yとは逆方向に移動させ、これにより開閉部34a、34bは支持板11の通風孔20、21を閉じるように構成されている。
そして、上記実施例13にて説明したものと同様に、前記プランジャー32はPC本体1に備えられたマイクロスイッチ33の操作部33aが光ディスクドライブユニット5部の開閉蓋4が開けられた時、その開閉蓋4の前方内側に設けられた補強用リブ4aにより操作されることによって通電され、開閉蓋4が閉じられると、プランジャー32への通電が断たれるように構成されている。したがって支持板11の通風孔20、21は前記開閉蓋4の開閉に連動してその開閉蓋4が開けられると前記開閉部材34の開閉部34a、34bにより閉じられ、また、開閉蓋4が閉じられるとバネ35の力により開閉部34a、34bが回動して開けられる。
上記のような構成によれば、上記実施例13と同様に、光ディスクドライブユニット5部の開閉蓋4が開けられた時、支持板11の通風孔20、21は閉じられることから、光ディスク6の着脱時にPC本体1の使用者から各通風孔20、21を通して光ディスクドライブユニット5の内部が自動的に遮蔽状態となるため、品位のよい製品が得られるものである。しかも開閉蓋4を閉じれば通風孔20、21は開放されるため、光ディスク6の回転によりその光ディスク6と支持板11との間の気圧が低下し、その結果支持板11の下側の空気が各通風孔20、21を通って光ディスク6側に流れ、光ピックアップ10の周辺の高温空気が強制対流して光ピックアップ10、半導体レーザ素子15の効果的な放熱が行われる。
なお、上記実施例14においても実施例13と同様に、開閉蓋4の開放初期に通風孔20、21が閉じられ、また開閉蓋4が閉じられる動作の後期に通風孔20、21が開けられることから、この実施例においても、より一層品位のよい製品を得ることができる。
上記の実施例13及び14においても、通風孔20、21の形状は図示した形状に限られるものではなく、例えば円形、楕円形、半円形、溝状、多角形等、その他の形状であってもよく、またこれらの組み合わせからなる形状であってもよく、また通風孔は支持板11の一方の直線部にのみ設けてもよく、さらにその通風孔の数は複数個に限らず、1つであってもよい。
また、実施例13及び実施例14はPC本体1の開閉蓋4の開閉動作に連動してプランジャーとバネからなる移動手段により開閉部が移動し、その開閉蓋の開状態では前記開閉部は通風孔を閉じ、開閉蓋の閉状態では前記開閉部は通風孔を開くように移動されるように構成したが、これは上記実施例12で説明した方式のように、光ディスク6の着脱時にPC本体1から光ディスクドライブユニット5を突出移動させる形式においても適用することができるものであり、この場合は光ディスクドライブユニット5のPC本体1からの突出移動動作の開始時に、例えばその光ディスクドライブユニット5の移動によってスイッチが操作されてプランジヤーの動作で開閉部が移動して通風孔を閉じ、また、光ディスクドライブユニット5のPC本体1に収納される収納移動動作の終了時にスイッチの操作が解かれてプランジヤーへの通電が停止し、バネの力で開閉部が元の位置に移動して通風孔が開けられるようにすればよい。
さらに、上記実施例13及び実施例14において、開閉手段である開閉板26、27及び開閉部材34は支持板11の上方、すなわち支持板11と光ディスク6との間に位置するように配置しても同様である。
なお、上記開閉蓋4の開閉動作により支持板の通風孔を開閉する機構や装置、また、光ディスクドライブユニット5の移動動作により支持板の通風孔を開閉する機構やその移動手段、また装置は上述した機構や装置に限られるものではなく、他の機構や装置によって実現しても同様である。
ここで、上述の各実施例において、支持板11の直線部11b及びまたは11cに設ける通風孔20、21は、光ピックアップ10が光ディスク6への記録再生のためにその光ディスク6の半径方向に移動する移動距離に略対応する範囲に設けることが望ましく、このように光ピックアップ10が移動する移動距離に略対応する範囲に設けることにより、光ピックアップ10の位置が変化しても通風孔を通して対流する空気の流れが偏ることがないため、その光ピックアップ10、半導体レーザ素子15を効果的に放熱冷却することができ、したがって効率のよい光ピックアップの放熱冷却が行われるものである。もちろん、通風孔20、21を光ピックアップ10が移動する移動距離の一部に対応する範囲に設けてもよい。
また、上記の各実施例では、電子機器としてパーソナルコンピュータを例にして説明したが、これは他の電子機器、例えばパーソナルコンピュータに接続して使用する光学式情報記録再生装置や画像あるいは音声等の記録再生に使用される高密度光情報記録再生装置等においても同様に適用される。
本発明は、光学式記録媒体の大容量化や高速記録を可能とする光学式情報記録再生装置において、光ピックアップから発生する熱を簡単な構成により効果的に放熱することができるため、パーソナルコンピュータや、そのパーソナルコンピュータに接続して使用する光学式情報記録再生装置、また、画像あるいは音声等の記録再生に使用される高密度光情報記録再生装置等に利用できる。
本発明の実施例1に係るパーソナルコンピュータの概略斜視図 本発明の実施例1に係る開閉蓋を開けた状態のパーソナルコンピュータの概略斜視図 本発明の実施例1に係る光ディスクドライブユニット部の概略断面図 同光ディスクドライブユニットの支持板部を示す上面図 同光ディスクドライブユニットの光ピックアップの概略断面図 本発明の実施例2に係る支持板部の上面図 本発明の実施例3に係る支持板部の上面図 本発明の実施例4に係る支持板部の上面図 本発明の実施例5に係る支持板部の上面図 本発明の実施例6に係る支持板部の上面図 本発明の実施例7に係る光ディスクドライブユニット部の概略断面図 本発明の実施例8に係る光ディスクドライブユニット部の概略上面図 本発明の実施例8に係る支持板部の概略断面図 本発明の実施例9に係る支持板部の上面図 本発明の実施例10に係る支持板部の上面図 本発明の実施例11に係る光ディスクドライブユニット部の概略上面図 本発明の実施例12に係るパーソナルコンピュータの概略斜視図 本発明の実施例12に係る光ディスクドライブユニット部の概略上面図 本発明の実施例13に係る光ディスクドライブユニット部の概略断面図 本発明の実施例13に係る支持板部の概略下面図 本発明の実施例14に係る支持板部の概略下面図
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ本体
2 表示部
4 開閉蓋
5 光ディスクドライブユニット
6 光ディスク
7 ターンテーブル
8 ディスクチャック
9 モータ
10 光ピックアップ
11 支持板
11b、11c 直線部
12、13 シャフト
15 半導体レーザ素子
16 光学ユニット部
20、21 通風孔
22、23 突部
24、25 舌片
24a、25a 折り曲げ線
26、27 開閉板
28、29 開閉部
31、35 バネ
32 プランジャー
33 マイクロスイッチ
34 開閉部材
34a、34b 開閉部

Claims (17)

  1. 光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段を備え、前記支持手段に通風孔を設け、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却するようにしたことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  2. 前記支持手段に設けた通風孔は複数個からなることを特徴とする請求項1に記載の光学式情報記録再生装置。
  3. 通風孔は円形状、多角形状、半円形状からなることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の光学式情報記録再生装置。
  4. 通風孔は光学式情報記録媒体の回転方向に略略沿う円弧状で細長い溝状のスリットからなることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の光学式情報記録再生装置。
  5. 前記支持手段は略U字状からなり、通風孔は前記支持手段の少なくとも1つの直線部に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光学式情報記録再生装置。
  6. 前記通風孔は前記光ピックアップの移動範囲に略対応する範囲の直線部に設けたことを特徴とする請求項5に記載の光学式情報記録再生装置。
  7. 前記支持手段に突部を形成し、その突部の頂部に通風孔を設け、前記突部の頂部が光学式情報記録媒体に対面するように支持手段を配したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光学式情報記録再生装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の光学式情報記録再生装置を内蔵したことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  9. 光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段を備え、前記支持手段に通風孔を設け、前記通風孔の一辺を折り曲げ線としてその支持手段から下方に突出傾斜する舌片を形成し、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却するようにした光学式情報記録再生装置を内蔵する電子機器であって、前記舌片の先端が電子機器の前方に向くように配置したことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  10. 前記支持手段に設けた通風孔は複数個からなることを特徴とする請求項9に記載のパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  11. 前記支持手段は略U字状からなり、通風孔は前記支持手段の少なくとも1つの直線部に設けたことを特徴とする請求項9乃至請求項10のいずれかに記載のパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  12. 前記通風孔は前記光ピックアップの移動範囲に略対応する範囲の直線部に設けたことを特徴とする請求項11に記載のパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  13. 光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段と、前記支持手段に通風孔を設け、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却するようにした光ディスクドライブユニットを内蔵し、前記光ディスクドライブユニットへの光学式情報記録媒体の着脱時に開ける開閉蓋と、前記支持手段に設けた通風孔を開閉する開閉手段と、前記開閉蓋の開閉動作に連動して前記開閉手段を移動させる移動手段を設け、前記開閉蓋の開状態では前記開閉手段は通風孔を閉じ、かつ開閉蓋の閉状態では前記開閉手段は通風孔を開くようにその開閉手段が前記移動手段により移動されるように構成したことを特徴とする光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  14. 開閉手段は開閉蓋の初期の開動作により通風孔を閉じ、開閉蓋の閉動作の後期に通風孔を開けるように移動手段によって移動されることを特徴とする請求項13に記載の光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  15. 光学式情報記録媒体に情報信号を記録再生するための半導体レーザ素子を有する光ピックアップと、前記光学式情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記光ピックアップを移動可能に支持する支持手段と、前記支持手段に設けた通風孔と、前記通風孔を開閉する開閉手段を備え、前記光学式情報記録媒体の回転による空気の旋回流により発生する前記支持手段に設けた通風孔を通る空気の対流によって前記光ピックアップを放熱冷却する光ディスクドライブユニットを内蔵する電子機器であって、前記光ディスクドライブユニットは光学式情報記録媒体の着脱時に前記電子機器から突出移動されるように構成し、前記光ディスクドライブユニットの移動に連動して
    前記開閉手段を移動させる移動手段を設け、前記光ディスクドライブユニットが電子機器から突出した状態では前記開閉手段は通風孔を閉じ、かつ光ディスクドライブユニットが電子機器に収納移動された状態では前記開閉手段は通風孔を開くように移動手段により移動されるように構成したことを特徴とするパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  16. 前記支持手段は略U字状からなり、通風孔は前記支持手段の少なくとも1つの直線部に設けたことを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれかに記載の光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器。
  17. 前記通風孔は前記光ピックアップの移動範囲に略対応する範囲の直線部に設けたことを特徴とする請求項16に記載の光学式情報記録再生装置またはパーソナルコンピュータ等の電子機器。
JP2004121558A 2004-04-16 2004-04-16 光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器 Expired - Fee Related JP4389642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121558A JP4389642B2 (ja) 2004-04-16 2004-04-16 光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121558A JP4389642B2 (ja) 2004-04-16 2004-04-16 光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005310192A true JP2005310192A (ja) 2005-11-04
JP4389642B2 JP4389642B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=35438794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004121558A Expired - Fee Related JP4389642B2 (ja) 2004-04-16 2004-04-16 光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4389642B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250051A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Hitachi Ltd 光ディスク装置
JP2008097662A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置
JP2011150769A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置
US8127322B2 (en) 2007-04-27 2012-02-28 Hitachi, Ltd. Optical disc drive with main shaft having end portion of particular configuration

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250051A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Hitachi Ltd 光ディスク装置
US7644419B2 (en) 2006-03-15 2010-01-05 Hitachi, Ltd. Optical disc apparatus
JP2008097662A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置
US8127322B2 (en) 2007-04-27 2012-02-28 Hitachi, Ltd. Optical disc drive with main shaft having end portion of particular configuration
JP2011150769A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4389642B2 (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060026610A1 (en) Optical disk apparatus
JP2007102884A (ja) 光ディスク装置
JP4389642B2 (ja) 光学式情報記録再生装置及びパーソナルコンピュータ等の電子機器
JP4629331B2 (ja) 光ディスク装置
TWI264710B (en) Disc apparatus
TWI241576B (en) Optical pickup device
JP4311274B2 (ja) 光ディスク装置
JP4537308B2 (ja) 光ピックアップ装置およびそれを備える電子機器
JP2007157261A (ja) 光ディスク駆動装置
JP2001338460A (ja) ディスク装置
JPH05298813A (ja) 光ディスク駆動装置およびスピンドルモ−タ
JP2005166218A (ja) 光ディスク装置
JP4246685B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2003249070A (ja) ディスクドライブ装置と電子機器および冷却用ディスク
JP4112504B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH0836774A (ja) 光ヘッド装置
JP4043385B2 (ja) 光ディスクドライブ装置
JP2005252013A (ja) 放熱装置および電気機器
JP2005092946A (ja) 光ディスク装置
JP2007095165A (ja) ディスクカートリッジ
JPH05325533A (ja) 光ディスクドライブ装置
JP2008033998A (ja) 冷却機構を備えたディスク装置
JP2008117437A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2008293610A (ja) 放熱構造、光ピックアップ装置および光記録再生装置
JP2006202405A (ja) 光ピックアップ装置および光学式情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070403

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Written amendment

Effective date: 20090415

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090519

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20090721

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090915

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20090928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees