JP2005308375A - 冷凍・空調装置 - Google Patents

冷凍・空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005308375A
JP2005308375A JP2004130181A JP2004130181A JP2005308375A JP 2005308375 A JP2005308375 A JP 2005308375A JP 2004130181 A JP2004130181 A JP 2004130181A JP 2004130181 A JP2004130181 A JP 2004130181A JP 2005308375 A JP2005308375 A JP 2005308375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
heat exchanger
side heat
compressor
refrigeration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004130181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4258425B2 (ja
Inventor
Makoto Saito
信 齊藤
Takashi Okazaki
多佳志 岡崎
Fumitake Unezaki
史武 畝崎
Tetsuji Nanatane
哲二 七種
Yoshihiro Sumida
嘉裕 隅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004130181A priority Critical patent/JP4258425B2/ja
Publication of JP2005308375A publication Critical patent/JP2005308375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4258425B2 publication Critical patent/JP4258425B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B1/00Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle
    • F25B1/10Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle with multi-stage compression

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

【課題】 2つ以上の負荷側熱交換器を有し、それぞれ異なる冷媒圧力で負荷側熱媒体と熱交換する冷凍・空調装置において、高効率となる冷凍・空調装置を得る。
【解決手段】 第1の圧縮機、室外熱交換器、第1の減圧手段、第1の負荷側熱交換器、を順次接続し前記第1の圧縮機から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機に戻す第1の冷凍サイクルと、前記室外熱交換器、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、第2の圧縮機を順次接続し、前記第2の圧縮機から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機に吸入させ合流させる第2の冷凍サイクルと、を備え、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の少なくとも1つと熱交換し負荷に循環させる負荷側媒体を前記第1の負荷側熱交換器と前記第2の負荷側熱交換器に直列に流通させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、負荷側に冷温水などの熱媒体を循環させて空気調和等を行う冷凍・空調装置に関するものである。特に、熱源から負荷へ熱を供給する2つ以上の負荷側熱交換器を有し、それぞれ異なる冷媒圧力で負荷側熱媒体と熱交換するものに関する。
従来のこの種の冷凍・空調装置においては、二段圧縮一段膨張式冷凍サイクルを用いて、高段蒸発器で空調用熱源を生成し、低段側蒸発器で冷蔵用熱源を生成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。また、複数の圧縮機にそれぞれ設けた蒸発器、凝縮器に通水する冷水、冷却水を直列として圧縮機を台数制御する構成の技術が知られている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−235960号公報(第1―8頁、第1図〜第4図) 特開平5−93550号公報(第1―5頁、第1図〜第3図)
しかしながら、高段蒸発器と低段蒸発器でそれぞれ異なる負荷を処理する場合、目的が異なりその対象温度が懸け離れている時や、それぞれの負荷比率が極端に偏ったり、いずれかの負荷が存在しなくなった際にも、その負荷に対して接続された熱交換器しか使用することができず、十分な熱交換能力が得られないという問題点がある。
また、複数の圧縮機にそれぞれ設けた熱交換器を直列に利用し省エネルギーを図る場合、外気により変化する熱源と負荷の組み合わせに対し最適な効率が得られないし、段階の選択で多くの圧縮機を設ける場合は、複数の配管接続や電源配線接続など設置現場での工事負荷が増大する。
この発明の目的は、上記のよう課題を解決するためになされたもので、各負荷に対し高効率で信頼性の高い冷凍・空調装置を得るものである。また、1台の熱源ユニット内で熱媒体を複数の熱交換器を用いて段階的に冷却もしくは加熱することにより高効率で冷凍空調用熱源を得るものである。
この発明の目的は、熱媒体を段階的に冷却もしくは加熱する際、その途中段階での中間温度の熱媒体を取り出して冷凍空調を行うことにより、さらに高効率な運転を実現するものである。また負荷に応じてあるいは負荷の変化や増設などに応じて扱いやすくフレキシブルに対応でき高効率な冷凍空調装置を得ることを目的とする。
この発明に係る冷凍・空調装置は、第1の圧縮機、室外熱交換器、第1の減圧手段、第1の負荷側熱交換器、を順次接続し第1の圧縮機から吐出された冷媒を第1の圧縮機に戻す第1の冷凍サイクルと、室外熱交換器、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、第2の圧縮機を順次接続し、第2の圧縮機から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機に吸入させ合流させる第2の冷凍サイクルと、を備え、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器に直列に負荷側媒体を流通させるものである。
またこの発明は、第1の圧縮機、室外熱交換器、エゼクタ、第1の負荷側熱交換器、気液分離器のガス側流出路を順次接続する第1の冷凍サイクルと、前記気液分離器の液側流出路、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、前記エゼクタの吸入側を順次接続し前記第2の負荷側熱交換器からの冷媒をエゼクタで混合させる第2の冷凍サイクルと、を備え、負荷側媒体を前記第1の負荷側熱交換器、前記第2の負荷側熱交換器に直列に流通させるものである。
またこの発明は、第1の圧縮機、室外熱交換器、第1の減圧手段、第1の負荷側熱交換器、を順次接続する第1の冷凍サイクルと、室外熱交換器、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、第2の圧縮機を順次接続し第2の圧縮機吐出側から吐出された冷媒を第1の圧縮機吸入側に合流させる第2の冷凍サイクルと、第1の冷凍サイクルの冷媒流通方向を第1の圧縮機、第1の負荷側熱交換器、第1の減圧手段、室外熱交換器、の順に切り替える第1の流路切替手段と、前記第2の冷凍サイクルの冷媒流通方向を、第2の圧縮機、第2の負荷側熱交換器、第2の減圧手段、の順に切り替える第2の流路切替手段と、第1の負荷側熱交換器および第2の負荷側熱交換器の少なくとも1つと熱交換し負荷に循環させる負荷側媒体を第1の負荷側熱交換器を通過後に負荷側媒体の一部又は全てを第2の負荷側熱交換器に流通させることなく分岐する負荷分岐手段と、を備えたものである。
この発明の冷凍・空調装置は、複数の異なる蒸発圧力や凝縮圧力を発生させるそれぞれの熱交換器で段階的に負荷側熱媒体を冷却することとしたので、より高効率な運転を行うことができる。また、エゼクタにより膨張動力を回収し、低段側蒸発圧力よりも高い圧力で圧縮機に吸入させることで、より高効率な運転を行うことができる。
この発明は、第1の冷凍サイクル、第2の冷凍サイクルそれぞれに流路切替手段を有するので、2つの異なる蒸発温度や凝縮温度で熱媒体の加熱を高効率で行うことができる。さらに、第1の冷凍サイクルで冷房、第2の冷凍サイクルで暖房運転を同時に行う等フレキシブルな冷凍空調を可能にすることができる。
この発明は、負荷側回路の熱媒体を段階的に冷却もしくは加熱する際、その途中段階での中間温度の熱媒体を取り出して冷凍空調を行うようにしたので、多種多様なシステムに簡単に対応できる高効率な冷凍空調装置が得られる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態における冷凍・空調装置の全体構成の一例を示すものである。図1において、1は熱源ユニットであり、2は負荷側空間である。熱源ユニット1は、少なくともいずれか一方が運転容量調整可能な高段圧縮機3、低段圧縮機4を備え、これらは直列に接続されて二段圧縮サイクルを形成する。5は空気熱交換器、6は送風機であり、空気熱交換器5での熱交換量を送風機6により調節する。7、8はそれぞれ高段膨張弁、低段膨張弁であり、高段熱交換器9、低段熱交換器10の熱交換量を調整できるよう可変絞りとなっている。また、高段熱交換器9、低段熱交換器10の順に負荷側熱媒体が流通するよう熱媒体入口ポート12、熱媒体出口ポート13が配置され、そして、高段熱交換器9と低段熱交換器10との間に流量調整弁11が備えられ、第3の熱媒体接続ポートとなる熱媒体中間出口ポート14が配置されている。
負荷側空間2には、その一端が熱媒体出口13に繋がる室内ユニット15と、その一端が熱媒体中間出口14に繋がる室内ユニット16がそれぞれ複数台(図示は省略)設置されている。これら室内ユニット15、16の他端は熱媒体搬送ポンプ17に接続されており、負荷側空間2と熱源ユニット1を熱媒体が循環するように構成される。この冷凍・空調装置の熱源側である冷凍サイクルの作動冷媒は非共沸混合冷媒であるR407Cであり、負荷側サイクルの熱媒体には水が用いられている。
このように構成された本実施の形態1の冷凍・空調装置では、負荷の大小および負荷特性に応じて、室内ユニット15のみでの冷房運転、または室内ユニット15、16双方を使用した冷房運転を行う。
まずは、1次側回路である熱源ユニット1での冷凍サイクル動作について、図1および図2を参照して説明する。図2は冷凍サイクル動作を示すP−h線図で、横軸は比エンタルピー[kJ/kg]、縦軸は冷媒圧力[MPa]である。
圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒(状態A)は、空気熱交換器5において外気に放熱して凝縮し、高圧液冷媒(状態B)となる。この高圧液冷媒は、高段膨張弁7により飽和温度で約10℃の中圧(状態C)まで減圧され、高段熱交換器9により負荷側媒体である水と熱交換を行い蒸発する。一方、低段膨張弁8では飽和温度で約5℃の低圧(状態E)まで減圧され、低段熱交換器10により水と熱交換を行い蒸発する。この低圧ガス冷媒(状態F)は低段圧縮機4により中圧まで昇圧され、高段熱交換器を流出した中圧二相冷媒(状態D)と合流して中圧飽和ガス(状態H)となり、再び高段圧縮機3に吸入される。このように、熱源ユニット1では二段圧縮ニ蒸発温度サイクルが形成される。この冷凍サイクル動作は、室内ユニット15のみで冷房した場合も、室内ユニット15、16双方を用いて冷房した場合も同様である。
続いて、負荷側サイクルである2次側回路を説明する。先ず室内ユニット15のみを用いた場合の負荷側動作を説明する。負荷側では、空調負荷を処理した後、熱媒体搬送ポンプ17より送られる17℃程度の水が熱媒体入口ポート12より熱源ユニット1に戻り、第1の負荷側熱交換器である高段熱交換器9に流入する。ここで、飽和温度10℃の中圧冷媒と熱交換を行い、12℃程度の冷水となって流出する。流量調整弁11では100%低段熱交換器10に流入するよう流路が設定され、12℃の冷水は第2の負荷側熱交換器である低段熱交換器10において5℃の冷媒と熱交換し、7℃程度の冷水となって熱媒体出口ポート13を出る。7℃の冷水は室内ユニット15において負荷側空間2の空気と熱交換し、再び17℃の水となって熱媒体搬送ポンプ17へ吸入される。
このときの冷凍サイクルの制御動作としては、高段熱交換器9を流出する水温が、熱媒体出口ポート13を流出する目標温度(例えば7℃)と、熱媒体入口ポート12から流入する水温(例えば17℃)の中間温度となるように高段圧縮機3、低段圧縮機4それぞれの容量比が制御され各負荷側熱交換器での熱交換の処理が行われる。このような容量比率とすることで成績係数が最大となる。
以上のように、室内ユニット15での冷房運転においては、高段熱交換器9を流通する冷媒(全冷媒循環量の約半分)の蒸発圧力が飽和温度10℃程度で7℃の冷水を発生できるので、この飽和温度10℃程度の蒸発圧力側冷媒流量分の冷凍サイクル成績係数は飽和温度5℃の運転より高効率となり、省エネルギーな冷房運転が可能となる。
また、冷房負荷が室内ユニット容量に対して小さい場合、熱媒体搬送ポンプ17の搬送流量を小さくし、空調負荷処理後の熱媒体温度を17℃よりも高い温度に制御することもできる。このようにすることで、高段側蒸発圧力の飽和温度を10℃よりもさらに高い温度で7℃の冷水を生成することが可能となり、より一層の高効率運転が可能となる。
このとき、高段圧縮機3、低段圧縮機4それぞれの昇圧幅は1台の圧縮機で昇圧する場合よりも小さくなるため、体積効率や機械効率も向上し、高効率な冷房運転が可能となる。すなわち圧縮機入力は高低圧圧力差*体積流量に比例するので同じ冷凍能力を得るには低圧が高い方が有利となる。低圧が低いと同じ質量流量でも密度が小さく体積流量も大きくなり効率は悪くなる。
次に、本発明の負荷である室内ユニット15、16双方を用いた冷房運転について説明する。熱媒体搬送ポンプ17より送られる17℃程度の水が熱媒体入口ポート12より熱源ユニット1に戻り、高段熱交換器9に流入する。ここで、飽和温度10℃の中圧冷媒と熱交換を行い、12℃程度の冷水となって流出する。流量調整弁11では負荷特性に応じた比率で所定量を室内ユニット16に流通させ、残りを低段熱交換器10に流入するよう流路が設定される。室内ユニット16に分流された12℃の冷水は負荷側空間2の空気と熱交換して空調負荷を処理し、また、低段熱交換器10に分流された12℃の冷水は5℃の冷媒と熱交換し、7℃程度の冷水となって熱媒体出口ポート13を出る。7℃の冷水は室内ユニット15において負荷側空間2の空気と熱交換し、室内ユニット16を流出した水と合流して再び熱媒体搬送ポンプ17へ吸入される。
このときの冷凍サイクルの制御動作としては、高段熱交換器9を流出する目標水温、および熱媒体出口ポート13を流出する目標水温が、それぞれ接続されている室内ユニット15、16の必要能力により設定される。このそれぞれの目標水温に応じて、高段圧縮機3、低段圧縮機4それぞれの容量比が制御される。
負荷特性の説明を行う。ここで、室内ユニット16は例えば外気処理を行うものであり、熱交換する空気は室内温度よりも高温であるため、室内空気と熱交換する室内ユニット15より高い冷水温度で所定の熱交換量が得られるように構成している。
あるいは、室内ユニット16も室内ユニット15と同様に室内空気と熱交換するように配置し、冷房負荷が小さい場合に室内ユニット16で処理する負荷比率を増大させるように流量調整弁である分流手段11にて熱媒体流量比率を調整してもよい。
また、負荷側空間2の空気を室内ユニット16に通過させた後に室内ユニット15に通過させるようにしてもよい。このような構成にすると、室内ユニット16で室内の熱負荷を処理した後で室内ユニット15で室内熱負荷を処理するので室内ユニット15で処理する熱量がさらに減少し、7℃まで冷却する熱媒体流量を小さくすることができる。
以上のように、室内ユニット16では高段熱交換器9で中間温度まで冷却された10℃〜15℃の冷水で冷房負荷を処理するため、7℃まで冷却する熱媒体流量を減少させることができる。これは、冷凍サイクル側からみると高い蒸発圧力の冷媒流量比率が増大することを意味し、熱媒体の全量を7℃まで冷却する場合より高効率な運転が可能となる。
すなわち、この冷凍・空調装置では、飽和温度5℃と飽和温度10℃以上の2つの蒸発圧力で熱媒体を冷却するため、すべての冷媒を飽和温度5℃の蒸発圧力とするよりも成績係数が高くなる。さらに、飽和温度10℃以上の蒸発圧力で冷却した熱媒体を用いて直接負荷側空間2の負荷を処理することを可能としたため、
飽和温度10℃以上の蒸発圧力となる冷媒流量比率を大きくすることができる。
この発明に係る冷凍・空調装置は、第1の圧縮機、室外熱交換器、第1の減圧手段、第1の負荷側熱交換器、を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、室外熱交換器、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、第2の圧縮機を順次接続し、第2の圧縮機吐出を第1の圧縮機吸入に合流させてなる第2の冷凍サイクルを有し、この第2の圧縮機吐出を第1の圧縮機吸入に合流させる多段階圧縮機を使用し、かつ、負荷側熱交換器を直列構成にして、負荷側媒体を第1の負荷側熱交換器、第2の負荷側熱交換器の順に直列に流通させるものである。これにより負荷量に対応する冷凍能力は多段階圧縮機の容量、すなわち回転数の選択でまかなうことができる。また2次回路である複数の負荷のそれぞれに対応する熱媒体の選択は膨張弁7,8の開度調整で行うことができる。この膨張弁7,8の開度により熱媒体の温度状態のみならず1次回路のそれぞれの負荷側熱交換器冷媒出口状態まで調整できる。また各圧縮機の個別の容量、各負荷側熱交換器の熱交換能力、すなわち熱交換面積はほぼ同程度のものをそれぞれ直列にしておくと、部分負荷時に有効となるだけでなく冷凍空調装置の据付、配置などが容易となり、更に、負荷の増減や特殊な負荷との組み合わせなどでもフレキシブルに対応できる。ただし、膨張弁7,8の開度調整で圧縮機の容量や負荷側熱交換器の面積の違いをカバーすることも可能であり、効率対策を考えた構成を選択しても良い。更にすべての圧縮機をたとえば誘導電動機駆動として一定の速度のものとし、すなわち回転数を可変にしなくとも良い。その場合、負荷能力の変化にはポンプ17のような2次回路を循環する熱媒体の量を調節したり、複数の圧縮機の一部を停止させるなどが可能である。
図3は、この発明の別の冷凍・空調装置の構成を示すものである。また、図4はこの別の冷凍サイクルの動作を示すP−h線図である。なお、図1と同一または相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図3において、18はエゼクタである。可変絞り機構を有し、さらに、減圧時の膨張動力により減圧後の冷媒圧力より低圧の冷媒を吸引する機能を有している。また、19は気液分離器であり、ここに流入する二相冷媒を重力により液とガスに分離して各々の出口から流出させる機能を有する。エゼクタは電磁コイルで動かすニードル部へ高圧液冷媒Bを導き、減圧を行うノズル部で減圧膨張させ、このとき低圧ガス冷媒Fを周囲から吸引して混合し、気液2相冷媒Cとするものである。エゼクタは高圧液状態Bを中圧2相状態Cまで減圧したときの膨張動力で低圧ガスFを中圧まで昇圧する。
この冷凍サイクルの動作を図3および図4を参照して説明する。圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒(状態A)は、空気熱交換器5において外気に放熱して凝縮し、高圧液冷媒(状態B)となる。この高圧液冷媒は、エゼクタ18により減圧されるとともに、状態Fの低圧ガス冷媒を吸引して飽和温度で約10℃の中圧(状態C)となる。その後、高段熱交換器9により水と熱交換を行い蒸発し、中圧気液二相冷媒(状態D)となる。
この気液二相冷媒は、気液分離器19内で液冷媒(状態G)とガス冷媒(状態H)に分離され、ガス冷媒は中圧のまま再び圧縮機3に吸入される。一方、液冷媒は低段膨張弁8で飽和温度で約5℃の低圧(状態E)まで減圧され、低段熱交換器10により水と熱交換を行い蒸発する。ここで蒸発した低圧ガス冷媒(状態F)は前述のようにエゼクタ18に吸引され、状態Cとなって再び高段熱交換器9に循環する。負荷側の動作については図1と同様であるため説明を省略する。
以上のように、エゼクタを利用することで1台の圧縮機においても2つの蒸発圧力を生成し、最終冷水温度よりも高い飽和温度の蒸発圧力で冷水を発生させることができ、高効率な運転が可能となる。また、本実施の形態では低段側蒸発圧力を生成するのに膨張動力を利用しているため、低段圧縮機を駆動するための入力が不要となり、大きな省エネルギー効果が得られる。図1の構成に対し位置を変更できるニードルを使用して絞り開度を調節できるエゼクタ18により圧縮機4および高段膨張弁7の機能を行うことになる。圧縮機3の回転数で冷媒流量、すなわち冷凍サイクルの冷凍能力を決め、エゼクタの絞り開度で高段熱交換器9と低段熱交換器10の熱交換量の比率を決めて、低段膨張弁8で低段熱交換器10の熱交換量であって、低段熱交換器10の冷媒出口状態を決定する。
ここで、図5を参照してこの発明における高効率化の原理について詳細に説明する。図5(a)は1つの蒸発圧力で冷房運転を実施する場合で、従来の冷凍・空調装置の動作を示している。但し負荷側熱交換器9、10は直列に設けられ負荷側媒体である水は両方の熱交換器を順に流れるが第2の負荷側熱交換器では熱交換されない。図5(b)は2つの蒸発圧力を発生させる本発明の動作を説明するものであり、室内ユニット15のみでの運転を行った場合を示している。図5(c)および図5(d)は室内ユニット15、16双方を用いた場合の動作である。図5(e)は2つの蒸発圧力を有する冷凍サイクルの動作を示すP−h線図である。図5(e)において、Gr1は低段熱交換器10を流通する冷媒流量、Gr2は高段熱交換器9を流通する冷媒流量を示している。また、W1は低段圧縮機4の入力、W2は高段圧縮機3の入力を示したもので、これらはそれぞれ、W1=Gr1×Δh1、 W2=(Gr1+Gr2)×Δh2、で表される。
まず、従来の冷凍・空調装置の動作を示す図5(a)について説明する。冷凍サイクル(図示は省略)では飽和温度5℃の蒸発圧力のみを発生し、高段熱交換器9に流通、蒸発させている。ここで負荷側の熱媒体は17℃から7℃まで冷却され、室内ユニット15に流通する。室内ユニット15では負荷側空間2の27℃の空気を吸込み、12℃まで冷却して負荷側空間2に吹出すことで負荷を処理する。この運転においては、図5(e)において実線で示す飽和温度5℃の蒸発圧力での冷凍サイクルのみで動作するので、低圧から中圧まで昇圧する低段圧縮機入力W1=(Gr1+Gr2)×Δh1となる。
次に、図5(b)について説明する。冷凍サイクルでは飽和温度5℃の蒸発圧力と飽和温度10℃の蒸発圧力を発生させて負荷側熱媒体を冷却する。負荷側熱媒体は、高段熱交換器9で17℃から12℃まで、低段熱交換器10で12℃から7℃まで冷却される。流量調整弁11は100%低段熱交換器10側に流路を設定しており、室内ユニット16に熱媒体は流通しない。すなわち、高段熱交換器9と低段熱交換器10は熱媒体流量同一、熱媒体入口出口温度差も双方5[deg]と同一であり、熱交換量も等しくなる。よって、冷凍サイクル側の冷媒流量Gr1とGr2もほぼ等しくなる。
このときの低段圧縮機入力W1は、W1=Gr1×Δh1であるため、前述の図5(a)に比べ、Gr2×Δh1だけ小さくなる。これが2つの蒸発圧力としたときの効率向上効果である。これによれば、高段冷媒流量Gr2を極力大きくすること、また、Δh1を大きくすること、すなわち高段蒸発圧力を高くすることでより大きな効率向上効果が得られる。
その高効率化の1つの手段として、図5(c)に示すような方法が考えられる。流量調整弁11により、高段熱交換器9を流出した熱媒体の一部を分岐し、熱媒体中間出口ポート14から直接負荷側空間2に流通させ、室内ユニット16により負荷を処理するものである。図5(c)中、一点鎖線で示した12℃の熱媒体流量が、全熱媒体流量に占める割合が大きくなると、高段熱交換器9での熱交換量は低段熱交換器10での熱交換量よりも大きくなり、冷凍サイクル側ではGr2が大きくなる。よって、12℃の熱媒体流量を大きくすることが効率向上に繋がる。
一方、負荷側空間2においては室内ユニット16では吹出空気温度が17℃程度となる。負荷側空間2で発生している冷房負荷が比較的大きい場合、例えば夏季の昼間や除湿負荷が大きい条件では、吹出空気温度12℃、すなわち7℃の熱媒体で負荷を処理することが必須であるとしても、中間期や夕方以降などの比較的冷房負荷の小さい場合には、12℃の熱媒体で吹出空気温度17℃でも負荷を処理できる場合が多い。このような負荷条件であるときにこの発明の実施の形態が非常に有効である。吹出空気温度が17℃以上でも負荷処理できるような負荷条件においては、中間熱媒体温度を12℃以上とすること、すなわち高段蒸発圧力の飽和温度を10℃より高くするなどの制御を行うことで益々の高効率化を図ることができる。
さらに高段熱交換器9に流通する冷媒流量Gr2を大きくする構成として、例えば図5(d)のような方法が考えられる。図5(d)では、負荷側空間2において、27℃の空気を室内ユニット16により17℃まで冷却した後、室内ユニット15で12℃まで冷却している。このような構成では、室内ユニット16において空気温度27℃から17℃まで冷却する動作は図5(c)と同様であるが、室内ユニット15においては空気温度17℃から12℃までの冷却で済み、図5(c)で27℃から12℃まで冷却するのに対して熱交換量が小さくなる。これは、室内ユニット16で処理する熱量に対して室内ユニット15で処理する熱量の比率が図5(c)の動作に比べて減少することを意味しており、冷凍サイクル側でみると、低段冷媒流量Gr1に対してGr2の流量比率が増大することを示す。
このように、2つの蒸発圧力を発生させ、それぞれ独立の熱交換器を有する構成においては高段側冷媒流量比率を増大させること、および、高段側蒸発圧力を上昇させることが効率向上となる。
図6は、この発明の別の冷凍・空調装置の構成を示すものである。なお、図1と同一または相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6おいて、20a、20bは冷房と暖房で冷媒流路を切り替える四方弁であり、高段圧縮機3、低段圧縮機4それぞれに配置されている。四方弁20aはその一端を空気熱交換器5とつながり、もう一端は高段熱交換器9に接続されている。四方弁20bはその一端を高段圧縮機3の吸入管と、もう一端を低段熱交換器10と接続されている。21はレシーバ22、高段膨張弁7の流通方向を冷房と暖房で同一とする流路切替手段であり、23a、23bもまた、冷房と暖房で高段熱交換器9、低段熱交換器10の流通方向を同一となるようそれぞれに配置された流路切替手段である。本実施の形態では冷媒に非共沸混合冷媒R407Cを用いているため、蒸発過程で温度上昇、凝縮過程で温度低下を伴う。このような特性を有する冷媒においては、対向流化により熱交換性能を向上させることができる。
負荷側においては、流量調整弁11a、11bが熱源ユニット1内に配置され、流量調整弁11aは高段熱交換器9を流出した熱媒体を低段熱交換器10と室内ユニット16それぞれの所定流量に調節する機能を有し、流量調整弁11bは室内ユニット15を流出した熱媒体を高段熱交換器9か低段熱交換器10いずれかに流入するよう選択する機能を有する。
熱源ユニット1には、室内ユニット15、室内ユニット16それぞれ独立に熱媒体を流通できるように、熱媒体入口ポート12a、12b、熱媒体出口ポート13a、13bの4つの入出ポートが備えられ、また、熱媒体搬送ポンプ17a、17bもそれぞれ独立に熱媒体を流通できるよう配置されている。
先ず負荷側空間2に配置された2台の室内ユニットに対し、冷房運転時の動作を冷凍サイクルの動作として説明する。本発明の冷房運転は、図1の構成とほぼ同様の動作を行う。図2のP−h線図と図6を参照して簡単に説明する。
高段圧縮機3を吐出した高温高圧ガス(状態A)は空気熱交換器3で外気に放熱して高圧液冷媒(状態B)となる。レシーバ22を通過し、高段膨張弁7で中圧まで減圧された二相冷媒(状態C)は、高段熱交換器9に流入するとともに、一部は低段膨張弁8でさらに低圧まで減圧されて低圧二相冷媒(状態E)となる。高段熱交換器9に流入した冷媒は熱媒体と熱交換して中圧二相冷媒(状態D)となり、一方、低段熱交換器10に流入した冷媒も熱媒体と熱交換して低圧ガス冷媒(状態F)となる。この低圧ガス冷媒は、低段圧縮機4で中圧まで昇圧され状態Gとなった後、状態Dの冷媒と合流して中圧ガス冷媒(状態H)となり、再び高段圧縮機3に吸入される。
負荷側においても、図1で説明したように、室内ユニット15のみで冷房する場合には高段熱交換器9、低段熱交換器10の順で熱媒体が流通するよう流量調整弁11a、11bが流路を設定する。また、室内ユニット15、16双方で冷房する場合には、流量調整弁11aが高段熱交換器9を流出した中間温度の熱媒体を室内ユニット15と低段熱交換器10に分流する。低段熱交換器10で低温まで冷却された熱媒体は、室内ユニット15で冷房負荷を処理した後、室内ユニット16で冷房負荷を処理した熱媒体と合流して再び高段熱交換器9へと流入する。
次に暖房運転時の動作を、暖房運転時の冷凍サイクルの動作で図6および図7を参照して説明する。図7は図6の構成における暖房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。また、図6において四方弁20a、20b双方とも図中破線方向に流路が設定される。
高段圧縮機3を吐出した飽和温度で40℃〜45℃程度の中圧ガス冷媒(状態A)は、流路切替手段23aを通過して高段熱交換器9へ流入し、熱媒体と熱交換して凝縮する(状態D)。このとき熱媒体側では35℃〜40℃まで昇温される。一方、低段圧縮機4においては、高段圧縮機3よりさらに高い圧力、例えば飽和温度で50℃程度まで昇圧された高圧ガス冷媒(状態G)が吐出され、流路切替手段23bを通過して低段熱交換器10に流入する。低段熱交換器10で熱媒体と熱交換して凝縮した高圧液冷媒(状態F)は、低段膨張弁8で中圧まで減圧され、前記状態Dの中圧冷媒と合流して中圧液冷媒(状態C)となる。ここでの熱媒体は、45℃程度まで昇温されている。この中圧液冷媒はレシーバ22を通過後、高段膨張弁7にて減圧され、低圧二相冷媒(状態B)となる。さらに空気熱交換器5において外気から吸熱して蒸発し低圧ガス冷媒(状態H)となり、高段圧縮機3、低段圧縮機4双方に再び吸入される。
負荷側においては、冷房運転時と同様の流路切替により、室内ユニット15のみでの暖房モードと室内ユニット15、16双方を使用した暖房モードを切り替えて運転するようになっている。
以上のように、室内ユニット15のみでの暖房運転においては、高段熱交換器9を流通する冷媒(全冷媒循環量の約半分)の凝縮圧力が飽和温度40℃程度で45℃の熱媒体を発生できるので、この部分の冷凍サイクルの成績係数は飽和温度50℃の運転より高効率となり、省エネルギーな暖房運転が可能となる。
さらに、室内ユニット16を用いた場合には、高段熱交換器9で中間温度まで加熱された35℃〜40℃の熱媒体で直接暖房負荷を処理するため、45℃まで加熱する熱媒体流量を減少させることができる。これは、冷凍サイクル側からみると低い凝縮温度の冷媒流量比率が増大することを意味し、熱媒体の全量を45℃まで加熱する場合、すなわち室内ユニット15のみで暖房運転を行う場合よりさらに高効率な運転が可能となる。
もちろん、室内ユニット16においてより低い熱媒体温度で負荷を処理できる場合においては、中圧飽和温度をさらに低下させることができ、より高効率な暖房運転が可能となる。
また、室内ユニット16を通過した後の空気を室内ユニット15に流通させることで、室内ユニット15での熱交換量、すなわち飽和温度50℃で加熱した高温側の温水流量を低減することができ、より高効率な暖房運転が可能となる。
更に冷暖同時運転の動作を、冷暖同時運転時の冷凍サイクルの動作にて図6および図8を参照して説明する。図8は図6の構成の冷暖同時運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。また、図6において四方弁20aは図中実線方向に、20bは図中破線方向に流路が設定される。
高段圧縮機3を吐出した中圧ガス冷媒(状態A)は、空気熱交換器5へ流入し、外気と熱交換して凝縮する。この中圧液冷媒(状態B)は、流路切替手段21、レシーバ22を通過して高段膨張弁7にて低圧まで減圧される。一方、低段圧縮機4においては、飽和温度で50℃程度まで昇圧された高圧ガス冷媒(状態G)が吐出され、流路切替手段23bを通過して低段熱交換器10に流入する。低段熱交換器10で熱媒体と熱交換して凝縮した高圧液冷媒(状態F)は、低段膨張弁8で低圧まで減圧され、前記高段膨張弁で減圧された冷媒と合流し、低圧二相冷媒(状態C)となる。この低圧二相冷媒は、流路切替手段23aを通過して高段熱交換器9へ流入し、熱媒体と熱交換して蒸発する。この低圧ガス冷媒(状態H)は、再び高段圧縮機3、低段圧縮機4双方に吸入される。
負荷側においては、流量調整弁11a、11bにより、それぞれ独立した熱媒体流路を形成する。すなわち、流量調整弁11aは高段熱交換器9から流入する熱媒体を100%熱媒体出口ポート13aに導き、流量調整弁11bは熱媒体入口ポート12bから流入する熱媒体を100%低段熱交換器10へと導く。
このように、空気熱交換器5および低段熱交換器10を凝縮器として機能させ、高段熱交換器9を蒸発器として機能させるとともに、熱媒体流路を高段熱交換器9と低段熱交換器10それぞれ独立に循環するよう切り替えることで、室内ユニット15では暖房運転、室内ユニット16では冷房運転という冷暖同時運転が可能となる。
このとき、低段熱交換器10にて得られる凝縮熱は、高段熱交換器9にて処理される冷房負荷を熱源としており、冷暖同時負荷が混在する場合の運転効率は大きく向上する。
図6の構成における以上の説明に対し、負荷側熱媒体の流通動作を図9にて具体的に説明する。図9(a)は室内ユニット15のみでの運転の場合の構成を示すもので流量調整弁11a、11bは熱媒体である水が図で示す流になる様に負荷側熱交換器9、10を直列に流し流量調整弁11aからは室内ユニット16に分流させない開閉を行う。図9(b)は室内ユニット15、16双方での運転状態の場合の構成を示すもので流量調整弁11a、11bは熱媒体である水が図で示す流れになる様に負荷側熱交換器9、10を直列に流し流量調整弁11aからは室内ユニット16に分流させて双方の負荷に流す開閉を行う。以上の構成に対しては熱媒体である水を循環させるポンプは図6の如くそれぞれの負荷に対応して設けても、あるいは双方の負荷に循環可能な位置に1つだけ設けてもよいことは図からも明らかである。図9(c)は双方の負荷をそれぞれ独立に運転させる例であって、例えば冷房と暖房をそれぞれの室内ユニットで同時に行う運転状態を示し、熱源側の1次サイクルから負荷側熱交換器9、10へ供給される温冷熱のため、負荷側熱媒体である水が温水と冷水になり、この2次側回路を負荷の要求に応じて完全に分離させる構成を示している。図の様にポンプ17はそれぞれの負荷に応じて設けるとともに、負荷の回路を独立させる流量調整弁11a、11bの開閉を行う。
以上の説明では熱源側冷媒としてハイドロフルオロカーボンを使用する例を示し、負荷側熱媒体として水を循環させる例を示したが、いずれもこれに限定されることはない。例えば炭酸ガスのような自然冷媒を1次側、2次側に用いても良いし、あるいは複数の種類を混合させることでも良い。又、本発明の冷凍空調装置を高効率で運転させるため、可変速の圧縮機3又は4、高段側と低段側の開度調整可能な膨張弁7、8、流量調整弁11、水量調整可能なポンプ17を使用すし、負荷の種類や負荷能力の大小に応じてそれぞれを調整する説明を行ってきたが、各調整装置は必ずしも必要ない。全く調整せずに負荷に応じてあらかじめ設定された装置機器類を使用するか、どれか1つだけを調整可能とし、誘導機などによる略一定速度の圧縮機3やポンプ17、膨張弁の代わりに固定状態の膨張手段7、8、流量調整を行わない開閉弁11などを用いても従来の装置などよりも高い効率を得ることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態における冷凍・空調装置は、冷房運転時においては、前述の図1、図3のものと同様に、高段熱交換器9と低段熱交換器10の蒸発圧力を異なるものとし、段階的に熱媒体を冷却することで、高効率な冷房運転が可能となる。
また、暖房運転時においては、高段熱交換器9と低段熱交換器10の凝縮圧力を異なるものとし、段階的に熱媒体を加熱することで、高段圧縮機3での圧縮比を小さくすることができ、高効率な運転が可能となる。
また、冷暖同時運転時においては、高段熱交換器9にて処理した冷房負荷を暖房用熱源として利用できるため、高効率な運転が可能となる。ここでは冷房と暖房を例に挙げたが、一方を冷房や除湿の空調負荷とし、他方を給湯のような凝縮熱を利用するものでも良い。
この発明に係る冷凍・空調装置は、第1の圧縮機、室外熱交換器、第1の減圧手段、第1の負荷側熱交換器、を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、前記室外熱交換器、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、第2の圧縮機を順次接続し、前記第2の圧縮機吐出を前記第1の圧縮機吸入に合流させてなる第2の冷凍サイクルを有し、負荷側媒体を前記第1の負荷側熱交換器、前記第2の負荷側熱交換器の順に直列に流通させるものである。
または、第1の圧縮機、室外熱交換器、エゼクタ、第1の負荷側熱交換器、気液分離器のガス側流出路を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、前記気液分離器の液側流出路、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、前記エゼクタに合流させてなる第2の冷凍サイクルを有し、負荷側媒体を前記第1の負荷側熱交換器、前記第2の負荷側熱交換器の順に直列に流通させるものである。
または、前記第1の冷凍サイクルの冷媒流通方向を、第1の圧縮機、第1の負荷側熱交換器、第1の減圧手段、室外熱交換器、の順に切り替える第1の流路切替手段と、前記第2の冷凍サイクルの冷媒流通方向を、第2の圧縮機、第2の負荷側熱交換器、第2の減圧手段、の順に切り替える第2の流路切替手段を有する1台の熱源ユニット内で熱媒体を複数の熱交換器を用いて段階的に冷却もしくは加熱することにより高効率で空調用熱源を得るものである。
本発明は、熱媒体を段階的に冷却もしくは加熱する際、その途中段階での中間温度の熱媒体を取り出して空調を行うことにより、さらに高効率な運転を実現するものである。
この発明の冷凍・空調装置は、1台の熱源ユニットで異なる2つの蒸発圧力を発生させ、それぞれの熱交換器で段階的に負荷側熱媒体を冷却することとしたので、1つの蒸発圧力で冷却するよりも高効率な運転を行うことができる。本発明は第1の負荷側熱交換器の熱交換量、負荷側媒体量などを第2の負荷側熱交換器の方より多くしている。圧縮機の回転数を変えて高効率化を得るものである。又第1の冷凍サイクルを循環する冷媒量を第2の冷凍サイクルを循環する冷媒量より多くする。圧縮機の回転数操作で高段低段の流量比率を変えて高効率化を図る。このため第1の圧縮機と第2の圧縮機、あるいは第1の圧縮機とエゼクタは双方とも独立に可変速度とする。又両方の冷凍サイクルの膨張弁の絞りを変えられるようにして、効率の良い運転を行うものである。但し運転範囲や用途によっては一方をあらかじめ設定される固定値に固定することでも良い。
また、エゼクタにより膨張動力を回収し、低段側蒸発圧力よりも高い圧力で圧縮機に吸入させることで、より高効率な運転を行うことができる。
また、第1の冷凍サイクル、第2の冷凍サイクルそれぞれに流路切替手段を有するので、2つの異なる凝縮温度で熱媒体の加熱を高効率で行うことができる。さらに、第1の冷凍サイクルで冷房、第2の冷凍サイクルで暖房運転を同時に行うことができる。
なお上記説明では主として空調装置を例にしたが、冷却温度に差がある冷凍冷蔵庫や冷蔵庫などにも当然使用できるし、空調と冷凍の組合せにも使用できる。これらの併用において、特定の負荷を増減させることに対し制御内容の変更、回路の組換え、負荷側熱交換器の変更などで簡単に対応できる。
特に図1、図3の構成における第1と2の冷凍サイクルを家庭用冷蔵庫に使用すれば各庫室の切換や負荷の大小にに対しても常に効率の良い冷凍空調装置が得られる。第1の負荷側熱交換器と第2の負荷側熱交換器にそのまま庫内を循環する空気を直列負荷として供給すればよい。即ち図1、図3のような水媒体の代わりに庫内ファンで冷蔵庫の内部を循環する空気の温冷熱が負荷となる。図3のように圧縮機を1台としエゼクタを使用するとともに、低段側膨張手段はキャピラリチューブとし安価な構成にすることも可能である。なお図3の空気熱交換器5は冷蔵庫の壁面に設けるコンデンサでも良く、その場合送風機6も不要になる。
この発明の実施の形態1を示す冷凍・空調装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態1の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。 この発明の別の冷凍・空調装置の全体構成図である。 この発明の別の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。 この発明の効率向上効果の説明図である。 この発明の別の冷凍・空調装置の構成図である。 この発明の別の冷凍サイクルの暖房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。 この発明の別の冷凍サイクルの冷暖同時運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。 この発明の別の冷凍サイクルの負荷側熱媒体の流通動作を示す図である。
符号の説明
1 熱源ユニット、 2 負荷側空間、
3 高段圧縮機、 4 低段圧縮機、
5 空気熱交換器、 6 送風機、
7 高段膨張弁、 8 低段膨張弁、
9 高段熱交換器、 10 低段熱交換器、
11a、11b 流量調整弁、 12a、12b 熱媒体入口ポート、
13a、13b 熱媒体出口ポート、14 熱媒体中間出口ポート、
15、16 室内ユニット、 17a、17b 熱媒体搬送ポンプ、
18 エゼクタ、 19 気液分離器、
20a、20b 四方弁、 21 流路切替手段、
22 レシーバ、 23a、23b 流路切替手段。

Claims (15)

  1. 第1の圧縮機、室外熱交換器、第1の減圧手段、第1の負荷側熱交換器、を順次接続し前記第1の圧縮機から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機に戻す第1の冷凍サイクルと、 前記室外熱交換器、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、第2の圧縮機を順次接続し、前記第2の圧縮機から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機に吸入させ合流させる第2の冷凍サイクルと、を備え、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の少なくとも1つと熱交換し負荷に循環させる負荷側媒体を前記第1の負荷側熱交換器と前記第2の負荷側熱交換器に直列に流通させることを特徴とする冷凍・空調装置。
  2. 第1の圧縮機、室外熱交換器、エゼクタ、第1の負荷側熱交換器、気液分離器のガス側流出路を順次接続し、前記第1の圧縮機から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機に戻す第1の冷凍サイクルと、前記気液分離器の液側流出路、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、前記エゼクタの吸入側を順次接続し、前記第2の負荷側熱交換器からの冷媒を前記第1の冷凍サイクルを循環する冷媒と前記エゼクタで混合させる第2の冷凍サイクルと、を備え、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の少なくとも1つと熱交換し負荷に循環させる負荷側媒体を前記第1の負荷側熱交換器と前記第2の負荷側熱交換器に直列に流通させることを特徴とする冷凍・空調装置。
  3. 前記第1の冷凍サイクルの冷媒流通方向を第1の圧縮機、第1の負荷側熱交換器、第1の減圧手段、室外熱交換器、の順に切換える第1の流路切換手段と、前記第2の冷凍サイクルの冷媒流通方向を前記第2の圧縮機、第2の負荷側熱交換器、第2の減圧手段、の順に切換える第2の流路切換手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の冷凍・空調装置。
  4. 前記第2の切換手段からの冷媒流通方向は第2の圧縮機、第2の負荷側熱交換器、第2の減圧手段、第1の減圧手段、室外熱交換器、の順であることを特徴とする請求項3記載の冷凍・空調装置。
  5. 前記第1の流路切換手段および前記第2の流路切換手段にて冷媒流通方向を切換えた際に、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の少なくとも一方の負荷側熱交換器の冷媒流通方向を冷媒流通方向を切り替える前と同一方向とする第3の流路切換手段と、を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の冷凍・空調装置。
  6. 前記第1の冷凍サイクルと前記第2の冷凍サイクルにて異なる蒸発圧力を発生させ、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の少なくとも1つと熱交換する前記負荷側媒体は負荷媒体循環手段にて負荷へ循環させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  7. 前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の間に設けた分流手段にて前記負荷側媒体を分流させて、複数の負荷に前記負荷側媒体を循環させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  8. 前記第1の冷凍サイクルと前記第2の冷凍サイクルにて異なる蒸発圧力を発生させ、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器と前記負荷側媒体とで段階的に熱交換させる際、前記第1の負荷側熱交換器と前記第2の負荷側熱交換器は略均等に熱交換させる又は前記第1の負荷側熱交換器の方を前記第2の負荷側熱交換器より多く熱交換させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  9. 前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の間に設けた分流手段にて前記負荷側媒体を分流させる際、第1の負荷側熱交換器に流す負荷側媒体の量と第1および第2の負荷側熱交換器に流す負荷側媒体の量を略同一にする、又は、第1の負荷側熱交換器に流す負荷側媒体の量を第1および第2の負荷側熱交換器に流す負荷側媒体の量より多くすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  10. 前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の間に設けられ、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器がそれぞれ独立に前記負荷側媒体を複数の負荷に循環させる流路設定手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  11. 前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の間に設けた分流手段にて前記負荷側媒体を分流させて、複数の負荷に前記負荷側媒体を循環させる際、前記負荷に設けられた負荷熱交換器の前記負荷側媒体と熱交換する負荷側2次媒体は前記複数の負荷に対し直列に供給する様に設けられたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  12. 前記第1の冷凍サイクルと前記第2の冷凍サイクルにて異なる蒸発圧力を発生させる際、前記第1の冷凍サイクルを循環する冷媒量を前記第2の冷凍サイクルを循環する冷媒量の2倍以上にする様に圧縮機の回転数又はエゼクタの開度を調整することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  13. 前記第1の冷凍サイクルおよび前記第2の冷凍サイクルを循環する冷媒が、非共沸混合冷媒であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の冷凍・空調装置。
  14. 第1の圧縮機、室外熱交換器、第1の減圧手段、第1の負荷側熱交換器、を順次接続し前記第1の圧縮機吐出側から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機に戻す第1の冷凍サイクルと、 前記室外熱交換器、第2の減圧手段、第2の負荷側熱交換器、第2の圧縮機を順次接続し、前記第2の圧縮機吐出側から吐出された冷媒を前記第1の圧縮機吸入側に合流させてなる第2の冷凍サイクルと、前記第1の冷凍サイクルの冷媒流通方向を第1の圧縮機、第1の負荷側熱交換器、第1の減圧手段、室外熱交換器、の順に切換える第1の流路切換手段と、前記第2の冷凍サイクルの冷媒流通方向を前記第2の圧縮機、第2の負荷側熱交換器、第2の減圧手段、の順に切換える第2の流路切換手段と、前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の少なくとも1つと熱交換し負荷に循環させる負荷側媒体を、前記第1の負荷側熱交換器を通過後の前記負荷側媒体の一部又は全てを前記第2の負荷側熱交換器に流通させること無く分岐する負荷媒体分岐手段と、を備えたことを特徴とする冷凍・空調装置。
  15. 前記第1の負荷側熱交換器および前記第2の負荷側熱交換器の間に設けた前記負荷媒体分岐手段は、その一端を第1の負荷側熱交換器入口にその他端を第2の負荷側熱交換器出口に接続される第1の負荷処理手段と、その一端を第1の負荷側熱交換器入口にその他端を第1の負荷側熱交換器出口に接続される第2の負荷処理手段と、を有し、前記第1の負荷処理手段で処理された熱負荷が第2の負荷処理手段で処理されることを特徴とする請求項14に記載の冷凍・空調装置。
JP2004130181A 2004-04-26 2004-04-26 冷凍・空調装置 Expired - Lifetime JP4258425B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130181A JP4258425B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 冷凍・空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130181A JP4258425B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 冷凍・空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005308375A true JP2005308375A (ja) 2005-11-04
JP4258425B2 JP4258425B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=35437338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004130181A Expired - Lifetime JP4258425B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 冷凍・空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4258425B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050001A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 三菱電機株式会社 空気調和装置
WO2013046647A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 ダイキン工業株式会社 ヒートポンプ
JP2013092369A (ja) * 2013-02-12 2013-05-16 Daikin Industries Ltd ヒートポンプ
CN114502897A (zh) * 2019-09-30 2022-05-13 大金工业株式会社 热处理系统

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050001A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 三菱電機株式会社 空気調和装置
JPWO2010050001A1 (ja) * 2008-10-29 2012-03-29 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP5274572B2 (ja) * 2008-10-29 2013-08-28 三菱電機株式会社 空気調和装置
WO2013046647A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 ダイキン工業株式会社 ヒートポンプ
JP2013076541A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Daikin Industries Ltd ヒートポンプ
CN103842743A (zh) * 2011-09-30 2014-06-04 大金工业株式会社 热泵
EP2770276A4 (en) * 2011-09-30 2015-07-22 Daikin Ind Ltd HEAT PUMP
JP2013092369A (ja) * 2013-02-12 2013-05-16 Daikin Industries Ltd ヒートポンプ
CN114502897A (zh) * 2019-09-30 2022-05-13 大金工业株式会社 热处理系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4258425B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1816416B1 (en) Air conditioner
JP5288020B1 (ja) 冷凍装置
JPH07234038A (ja) 多室型冷暖房装置及びその運転方法
JP2006052934A (ja) 熱交換装置および冷凍装置
CN103842742B (zh) 空调装置
KR20090082236A (ko) 공기 조화 장치
JP2009229051A (ja) 冷凍装置
JP2010133606A (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
JP2006258330A (ja) 冷凍装置
JP4029262B2 (ja) 空気調和機
KR20120049440A (ko) 공기조화기
JP2002106995A (ja) 空気調和機
JP2006071137A (ja) 冷凍装置
WO2020071299A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4118254B2 (ja) 冷凍装置
JP5359231B2 (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
JP2017101855A (ja) 空気調和装置
KR20090015148A (ko) 냉동장치
JP2017101854A (ja) 空気調和装置
JP2001235245A (ja) 冷凍装置
JP4258425B2 (ja) 冷凍・空調装置
JP5895662B2 (ja) 冷凍装置
JP4273588B2 (ja) 空気調和装置の冷媒回路
JP2013053849A (ja) ヒートポンプ装置及びヒートポンプ装置の室外機
KR102274194B1 (ko) 공기조화기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20080617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4258425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250