JP2017101854A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】室外機と室内機の間に中継ユニットを配置した空気調和装置では、全ての室内機が冷房運転または暖房運転を行った場合、中継ユニット内にある二つの中間熱交換器のうち片方しか活用されていなかったため、中間熱交換器が大型化する問題があった。全ての室内機が冷房運転または暖房運転を行った場合でも二つの中間熱交換器を同時に蒸発器または凝縮器として活用できる空気調和機を提供する。【解決手段】第1中間熱交換器211の冷媒側流路の一端の接続先を高圧ガス管410または低圧ガス管420のいずれか一方に切り換える第1冷媒回路切換部221と、第2中間熱交換器212の冷媒側流路の一端の接続先を高圧ガス管410または低圧ガス管420のいずれか一方に切り換える第2冷媒回路切換部222を備え、第1中間熱交換器211の冷媒側流路の他端と第2中間熱交換器212の他端がそれぞれ液管430に接続される。【選択図】図1
Description
本発明は、室外機と室内機の間に中継ユニットを配置した空気調和装置に関する。
特許文献1では、少なくとも1台の室外機と複数の室内機を備えた多室型空気調和装置において、室外機と室内機の間に中継ユニットを配置した空気調和装置が示されている。この空気調和装置では、室外機と中継ユニットが冷媒を循環させる冷媒配管で接続されて、冷媒回路を構成している。一方、中継ユニットと複数の室内機が熱媒体(水や不凍液など)を循環させる熱媒体配管で接続されて、熱媒体回路を構成している。中継ユニット内に中間熱交換器が配置され、この中間熱交換器が冷媒回路と熱媒体回路の両方に接続され、冷媒と熱媒体を熱交換させている。
特許文献1に開示されている空気調和装置では、中継ユニット内に中間熱交換器が二つ設けられている。二つのうち一方の中間熱交換器は室内機が冷房運転するために熱媒体を冷却する蒸発器専用となっており、他方の中間熱交換器は室内機が暖房運転するために熱媒体を加熱する凝縮器専用となっている。そのため、全ての室内機が冷房運転または暖房運転を行った場合、中継ユニット内にある二つの中間熱交換器のうち片方しか活用されていなかった。これにより、一方の中間熱交換器で全ての室内機を流通する熱媒体を熱交換させるため、中間熱交換器が大型化する問題があった。
そこで、本発明は、全ての室内機が冷房運転または暖房運転を行った場合でも二つの中間熱交換器を同時に蒸発器または凝縮器として活用できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和装置は、圧縮機と室外熱交換器とを備えた室外機と、室外機から引き出された高圧ガス管と低圧ガス管と液管と、冷媒側流路と熱媒体側流路を有する第1中間熱交換器と、冷媒側流路と熱媒体側流路を有する第2中間熱交換器と、第1中間熱交換器の冷媒側流路の一端の接続先を高圧ガス管または低圧ガス管のいずれか一方に切り換える第1冷媒回路切換部と、第2中間熱交換器の冷媒側流路の一端の接続先を高圧ガス管または低圧ガス管のいずれか一方に切り換える第2冷媒回路切換部と、第1ポンプと、第2ポンプと、室内熱交換器を有する複数の室内機と、複数の室内熱交換器のそれぞれの両端に接続され、第1ポンプと第1中間熱交換器の熱媒体側流路と室内熱交換器が接続される第1熱媒体回路と、第2ポンプと第2中間熱交換器の熱媒体側流路と室内熱交換器が接続される第2熱媒体回路のいずれか一方を確立するための熱媒体回路切換部と、を備え、第1中間熱交換器の冷媒側流路の他端と、第2中間熱交換器の冷媒側流路の他端がそれぞれ液管に接続される。
上記のように構成した本発明の空気調和装置によれば、全ての室内機が冷房運転または暖房運転を行っている場合に、中継ユニット内にある二つの中間熱交換器を同時に蒸発器または凝縮器として機能させることができ、中間熱交換器の大型化を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施例としては、1台の室外機と1台の中継ユニット、3台の室内機が順々に接続され各室内機の冷房運転と暖房運転が同時に行える冷暖房フリーの運転が行える空気調和装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
<第1実施形態>
図1乃至図4は、本実施例における空気調和装置1の各運転状態での冷媒の流れを説明する冷媒回路図であり、図1は全ての室内機が冷房運転を行っている場合、図2は全ての室内機が暖房運転を行っている場合、図3は冷房主体運転を行っている場合、図4は暖房主体運転を行っている場合、をそれぞれ示している。尚、以下の説明では、運転状態に関わらない、冷媒回路に共通の構成を説明する場合は、図1を用いて説明することとする。
図1乃至図4は、本実施例における空気調和装置1の各運転状態での冷媒の流れを説明する冷媒回路図であり、図1は全ての室内機が冷房運転を行っている場合、図2は全ての室内機が暖房運転を行っている場合、図3は冷房主体運転を行っている場合、図4は暖房主体運転を行っている場合、をそれぞれ示している。尚、以下の説明では、運転状態に関わらない、冷媒回路に共通の構成を説明する場合は、図1を用いて説明することとする。
図1に示すように、本実施例における空気調和装置1は、1台の室外機100と、1台の中継ユニット200と、3台の室内機300a〜300cと、高圧ガス管410と、低圧ガス管420と、液管430とを備えている。室外機100と中継ユニット200が、高圧ガス管410と低圧ガス管420と液管430とで相互に接続されることによって、冷媒回路が構成される。また、中継ユニット200と室内機300a〜300cが、熱媒体配管501〜506で相互に接続されることによって、熱媒体回路が構成される。
室外機100について以下に説明する。室外機100は、主として、圧縮機110と、四方弁120と、室外熱交換器130と、室外ファン140と、室外膨張弁150とを備えている。
圧縮機110は、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで運転容量を可変できる能力可変型圧縮機である。図1に示すように、圧縮機110の吐出側は閉鎖弁101に接続されており、圧縮機110と閉鎖弁101との間から分岐した配管が四方弁120に接続されている。また、圧縮機110の吸入側は閉鎖弁103に接続されている。
四方弁120は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、図1に示すように、a〜dの4つのポートを備えている。この四方弁120では、ポートaが上述したように圧縮機110の吐出側と、ポートbが室外熱交換器130の一方の冷媒出入口と、ポートcが圧縮機110の吸入側と閉鎖弁103とを接続する配管と、ポートdがキャピラリチューブ171を介してポートcが接続される配管にそれぞれ接続されている。また、室外熱交換器130の他方の冷媒出入口は室外膨張弁150を介して閉鎖弁102に接続されている。
空気調和装置1において、図1および図3に示すように、室内機300a〜300cが全て冷房運転を行う場合や冷房主体運転(冷房運転を行っている室内機で要求される負荷が、暖房運転を行っている室内機で要求される負荷よりも大きい状態での空気調和装置1の運転)を行う場合は、四方弁120のポートaとポートbとを連通すると同時にポートcとポートdとを連通するよう切り換えて、室外熱交換器130を凝縮器として機能させる。
また、図2および図4に示すように、室内機300a〜300cが全て暖房運転を行う場合や暖房主体運転(暖房運転を行っている室内機で要求される負荷が、冷房運転を行っている室内機で要求される負荷よりも大きい状態での空気調和装置1の運転)を行う場合は、四方弁120のポートaとポートdとを連通すると同時にポートbとポートcとを連通するよう切り換えて、室外熱交換器130を蒸発器として機能させる。
尚、図1〜図4では、四方弁120の連通しているポート間は実線で示し、連通していないポート間は破線で示している。
室外膨張弁150は、室外熱交換器130と閉鎖弁102との間に設けられる。室外膨張弁150は、例えば冷房運転時に室外熱交換器130が凝縮器として機能する場合は、その開度を全開状態とする。また、暖房運転時に室外熱交換器130が蒸発器として機能する場合は、その開度を絞ることで通過する冷媒を減圧する。
次に、中継ユニット200について説明する。中継ユニット200は、主として、第1中間熱交換器211と、第2中間熱交換器212と、第1ポンプ231と、第2ポンプ232と、第1中継膨張弁271と、第2中継膨張弁272と、第1冷媒回路切換部221と、第2冷媒回路切換部222と、第1熱媒体回路切換部223a〜223cと、第2熱媒体回路切換部224a〜224cを備えている。また、室外機より引き出された液管430、高圧ガス管410、低圧ガス管420はそれぞれ接続部202、接続部201、接続部203に接続されている。さらに、各室内機に熱媒体を循環させる熱媒体配管501〜506は接続部291〜296に接続される。この接続部201〜203、291〜296は配管と配管を繋ぐためのものであり、例えばフレアナットより構成されている。
第1中間熱交換器211と第2中間熱交換器212は、内部に冷媒が流通する冷媒側流路と、熱媒体が流通する熱媒体側流路を備え冷媒と熱媒体の間で熱交換を行なわせるもので、各々の流路には出入口が2つずつ設けられている。室内機300a〜300cが全て冷房運転を行う場合は第1中間熱交換器211と第2中間熱交換器212共に蒸発器として機能し、室内機300a〜300cが全て暖房運転を行う場合は第1中間熱交換器211と第2中間熱交換器212共に凝縮器として機能し、室内機300a〜300cで冷房運転と暖房運転が混在している場合は第1中間熱交換器211が蒸発器として第2中間熱交換器212は凝縮器として機能する。本実施形態の第1中間熱交換器211と第2中間熱交換器212はそれぞれ一つの熱交換ユニットより構成されているが、本発明はこれに限定したものではなく、例えば小型の熱交換ユニットを並列に配置して構成された熱交換器などを用いてよい。
冷媒回路20においては、第1中間熱交換器211の冷媒側流路の一端の冷媒出入口eは、接続部202に接続されており、第1中間熱交換器211の冷媒側流路の一端の冷媒出入口eと接続部202の間に第1中継膨張弁271が設けられる。第1中間熱交換器211の冷媒側流路の他端の冷媒出入口fは、第1冷媒回路切換部221に接続されている。第1冷媒回路切換部221は各々の一端が一点で接続された三本の冷媒配管221a、221b、221cと三本の冷媒配管のうちの二本221b、221cのそれぞれに設けられた電磁弁281b、281cで形成される。そのうち一本の配管221aの他端は上述のように第1中間熱交換器211の冷媒側流路の他端の冷媒出入口fに、もう一本の配管221bの他端は接続部203に、残りの一本の配管221cの他端は接続部201に接続されている。配管221bには電磁弁281bが設けられ、配管221cには電磁弁281cが設けられる。電磁弁281bと電磁弁281cの一方を開けて、他方を閉じることで冷媒の流れを切り換えている。
第2中間熱交換器212の冷媒側流路の一端の冷媒出入口wも、接続部202に接続されており、第2中間熱交換器212の冷媒側流路の一端の冷媒出入口wと接続部202の間に第2中継膨張弁272が設けられる。第2中間熱交換器212の冷媒側流路の他端の冷媒出入口jは、第2冷媒回路切換部222に接続されている。第2冷媒回路切換部222は各々の一端が一点で接続された三本の冷媒配管222a、222b、222cと三本の冷媒配管のうちの二本222b、222cのそれぞれに設けられた電磁弁282b、282cで形成される。そのうち一本の配管222aの他端は上述のように第2中間熱交換器の冷媒側流路の他端の冷媒出入口jに、もう一本の配管222bの他端は接続部203に、残りの一本の配管222cの他端は接続部201に接続されている。配管222bには電磁弁282bが設けられ、配管222cには電磁弁282cが設けられる。電磁弁282bと電磁弁282cの一方を開けて、他方を閉じることで冷媒の流れを切り換えている。なお、本実施形態の第1冷媒回路切換部221と第2冷媒回路切換部222はこれに限定したものではなく、三方弁より構成されてもよい。
熱媒体回路30においては、第1中間熱交換器211の熱媒体側流路の一端の熱媒体入口hは第1ポンプ231に接続されている。この第1ポンプ231は熱媒体を循環させるためのものである。一方、第1中間熱交換器211の熱媒体側流路の他端の熱媒体出口gに接続された配管571には熱媒体配管511と熱媒体配管512と熱媒体配管513が接続されている。熱媒体配管511は流量調整弁251と熱媒体配管581を介して接続部291に、熱媒体配管512は流量調整弁255と熱媒体配管583を介して接続部293に、熱媒体配管513は流量調整弁259と熱媒体配管585を介して接続部295に接続されている。
第2中間熱交換器212の熱媒体側流路の一端の熱媒体入口lは第2ポンプ232に接続されている。この第2ポンプ232も熱媒体を循環させるためのものである。一方、第2中間熱交換器212の熱媒体側流路の他端の熱媒体出口kに接続された配管573には熱媒体配管521と熱媒体配管522と熱媒体配管523が接続されている。熱媒体配管521は流量調整弁252と熱媒体配管581を介して接続部291に、熱媒体配管522は流量調整弁256と熱媒体配管583を介して接続部293に、熱媒体配管523は流量調整弁260と熱媒体配管585を介して接続部295に接続されている。
第1ポンプ231の流出口mは上述のように第1中間熱交換器211の熱媒体側流路の一端の熱媒体入口hに接続されている。第1ポンプ231の流入口nに接続された配管572には熱媒体配管531と熱媒体配管532と熱媒体配管533が接続されている。熱媒体配管531は流量調整弁253と熱媒体配管582を介して接続部292に、熱媒体配管532は流量調整弁257と熱媒体配管584を介して接続部294に、熱媒体配管533は流量調整弁261と熱媒体配管586を介して接続部296に接続されている。
第2ポンプ232の流出口oは上述のように第2中間熱交換器212の熱媒体側流路の一端の熱媒体入口lに接続されている。第2ポンプ232の流入口pに接続された配管574には熱媒体配管541と熱媒体配管542と熱媒体配管543が接続されている。熱媒体配管541は流量調整弁254と熱媒体配管582を介して接続部292に、熱媒体配管542は流量調整弁258と熱媒体配管584を介して接続部294に、熱媒体配管543は流量調整弁262と熱媒体配管586を介して接続部296に接続されている。
第1熱媒体回路切換部223aは、各々の一端が一点で接続された熱媒体配管511、521、581と三本の熱媒体配管のうちの二本511、521のそれぞれに設けられた流量調整弁251と流量調整弁252で形成される。そのうち二本の熱媒体配管511、521の他端は上述のように配管571に、残りの熱媒体配管581の他端は接続部291に接続されている。第1熱媒体回路切換部223aは、第1ポンプ231と第1中間熱交換器211の熱媒体側流路と後述する室内熱交換器310a〜310cが接続される第1熱媒体回路と、第2ポンプ232と第2中間熱交換器212の熱媒体側流路と後述する室内熱交換器310a〜310cが接続される第2熱媒体回路のいずれか一方を確立することができる。第1熱媒体回路切換部223b、223cと第2熱媒体回路切換部224a、224b、224cも同様に3本の熱媒体配管と2つの流量調整弁より構成され、第1熱媒体回路と第2熱媒体回路のいずれか一方を確立することができる。なお、本実施形態の第1熱媒体回路切換部223a、223b、223cと第2熱媒体回路切換部224a、224b、224cはこの構成に限定されたものでなはなく、三方弁より構成されてもよい。なお、第1熱媒体切換部223a〜223cと第2熱媒体切換部224a〜224cを総称して熱媒体切換部という。
3台の室内機300a〜300cは、主に、室内熱交換器310a〜310cと、室内ファン320a〜320cとを備えている。尚、室内機300a〜300cの構成は全て同じであるため、以下の説明では、室内機300aの構成についてのみ説明を行い、その他の室内機300b〜300cについては説明を省略する。
室内機300aは、熱媒体配管501aと接続される接続部331aと、熱媒体配管502aと接続される接続部332aを備えている。
室内熱交換器310aは、一方の熱媒体入口qが接続部331aに、他方の熱媒体出口rが接続部332aに、それぞれ熱媒体配管551a、552aで接続されている。
室内ファン320aは、図示しないファンモータによって回転することで、室内機300a内に室内空気を取り込み、室内熱交換器310aにおいて熱媒体と室内空気とを熱交換させた後、室内へ供給する。
以上説明した構成によって、空気調和装置1の冷媒回路20および熱媒体回路30が形成され、冷媒回路20に冷媒を流し、第1中間熱交換器211または第2中間熱交換器212で冷媒と熱媒体が熱交換され、熱媒体回路30に熱媒体を流すことによって冷凍サイクルが成立する。
次に、本実施例における空気調和装置1の運転動作について説明する。
<冷房運転>
まず、室内機300a〜300c全てが冷房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図1を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートbが連通するよう、また、ポートcとポートdが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281bと電磁弁282bは開けられ、電磁弁281cと電磁弁282cは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が凝縮器として機能するとともに、第1中間熱交換器211と第2中間熱交換器212が蒸発器として機能する。さらに、流量調整弁251、253、255、257、260、262は開けられ、流量調整弁252、254、256、258、259、261は閉じられる。
まず、室内機300a〜300c全てが冷房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図1を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートbが連通するよう、また、ポートcとポートdが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281bと電磁弁282bは開けられ、電磁弁281cと電磁弁282cは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が凝縮器として機能するとともに、第1中間熱交換器211と第2中間熱交換器212が蒸発器として機能する。さらに、流量調整弁251、253、255、257、260、262は開けられ、流量調整弁252、254、256、258、259、261は閉じられる。
冷媒回路が上述の状態となっているとき、室外機100内にある圧縮機110で圧縮され吐出された高圧の冷媒は、四方弁120を介して室外熱交換器130に流入する。室外熱交換器130に流入した冷媒は室外空気に放熱し、冷却される。冷却された冷媒は室外膨張弁150を通過して、閉鎖弁102を介して室外機100から流出し、液管430に流入する。液管430に流入した冷媒は接続部202を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200内に流入した冷媒は第2分岐点602で分流する。上記でいう冷却とは、状態変化(相変化)を伴う冷媒または熱媒体の場合は凝縮し、状態変化(相変化)を伴わない冷媒または熱媒体の場合は温度が下がることを示している。以下に記載する冷却についても冷媒および熱媒体共に同じものである。
分流した冷媒のうち一方の冷媒は第1中継膨張弁271に流入し、減圧される。減圧された冷媒は第1中間熱交換器211で熱媒体から吸熱し、加熱される。加熱された冷媒は電磁弁281bを通過し、接続部203を介して中継ユニット200から流出し、低圧ガス管420に流入する。上記でいう加熱とは、状態変化(相変化)を伴う冷媒または熱媒体の場合は蒸発し、状態変化(相変化)を伴わない冷媒または熱媒体の場合は温度が上がることを示している。以下に記載する加熱についても冷媒および熱媒体共に同じものである。
第2分岐点602で分流した冷媒のうち他方の冷媒は第2中継膨張弁272に流入し、減圧される。減圧された冷媒は第2中間熱交換器212で熱媒体から吸熱し、加熱される。加熱された冷媒は電磁弁282bを通過し、接続部203を介して中継ユニット200から流出し、低圧ガス管420に流入する。
低圧ガス管420に流入した冷媒は、閉鎖弁103を介して室外機100に流入する。室外機100に流入した冷媒は圧縮機110に吸入されて再び圧縮される。以上説明したように冷媒回路20を冷媒が循環する。なお、第1中継膨張弁271と第2中継膨張弁272は各室内機の設定温度に応じて開度を同じにしてもよいし、異ならせてもよい。例えば、室内機300cの設定温度が室内機300a、300bの設定温度よりも高い場合は第2中継膨張弁272の開度を第1中継膨張弁271の開度よりも絞ることで、第2中間熱交換器212に流入する冷媒の流量を第1中間熱交換器211に流入する冷媒の流量よりも少なくして、室内熱交換器310cで熱交換される熱量を少なくして、第2中間熱交換器212を通過した熱媒体の冷却を抑えることができる。
一方、熱媒体回路30が上述の状態となっているとき、熱媒体回路30について説明する。第1ポンプ231から流出した熱媒体は第1中間熱交換器211に流入する。第1中間熱交換器211に流入した熱媒体は冷媒に放熱し、冷却される。冷却された熱媒体は第1熱媒体回路切換部223a、223bを通過し、接続部291、293を介して中継ユニット200から流出する。中継ユニット200から流出した熱媒体は熱媒体配管501、503を通過して接続部331a、331bを介して室内機300a、300bに流入する。室内機300a、300bに流入した熱媒体は熱媒体配管551a、551bを介して室内熱交換器310a、310bに流入する。室内熱交換器310a、310bに流入した熱媒体は室内空気より吸熱し、加熱される。加熱された熱媒体は熱媒体配管552a、552bを通過して、接続部332a、332bを介して室内機300a、300bから流出する。室内機300a、300bから流出した熱媒体は熱媒体配管502、504を通過して、接続部292、294を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200に流入した熱媒体は第2熱媒体回路切換部224a、224bを介して第1ポンプ231まで戻る。
第2ポンプ232から流出した熱媒体は第2中間熱交換器212に流入する。第2中間熱交換器212に流入した熱媒体は冷媒に放熱し、冷却される。冷却された熱媒体は流量調整弁260と第1熱媒体回路切換部223cを通過し、接続部295を介して中継ユニット200から流出する。中継ユニット200から流出した熱媒体は熱媒体配管505を通過して接続部331cを介して室内機300cに流入する。室内機300cに流入した熱媒体は熱媒体配管551cを介して室内熱交換器310cに流入する。室内熱交換器310cに流入した熱媒体は室内空気より吸熱し、加熱される。加熱された熱媒体は熱媒体配管552cを通過して、接続部332cを介して室内機300cから流出する。室内機300cから流出した熱媒体は熱媒体配管506を通過して、接続部296を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200に流入した熱媒体は第2熱媒体回路切換部224cを介して第2ポンプ232まで戻る。以上説明したように熱媒体回路30を熱媒体が循環する。
<暖房運転>
次に、室内機300a〜300c全てが暖房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図2を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281cと電磁弁282cは開けられ、電磁弁281bと電磁弁282bは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が蒸発器として機能するとともに、第1中間熱交換器211、第2中間熱交換器212が凝縮器として機能する。さらに、流量調整弁251、253、255、257、260、262は開けられ、流量調整弁252、254、256、258、259、261は閉じられる。
次に、室内機300a〜300c全てが暖房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図2を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281cと電磁弁282cは開けられ、電磁弁281bと電磁弁282bは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が蒸発器として機能するとともに、第1中間熱交換器211、第2中間熱交換器212が凝縮器として機能する。さらに、流量調整弁251、253、255、257、260、262は開けられ、流量調整弁252、254、256、258、259、261は閉じられる。
冷媒回路20が上述の状態となっているとき、室外機100内にある圧縮機110で圧縮され吐出された高圧の冷媒は、閉鎖弁101を介して室外機100から流出する。室外機100から流出した冷媒は高圧ガス管410を通過して接続部201を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200内に流入した冷媒は分流する。
分流した冷媒のうち一方の冷媒は電磁弁281cを介して第1中間熱交換器211に流入する。第1中間熱交換器211に流入した冷媒は熱媒体に放熱し、冷却される。冷却された冷媒は第1中継膨張弁271を通過して接続部202を介して中継ユニット200から流出する。なお、第1中継膨張弁271を通過する冷媒の流量を調整するために、第1中継膨張弁271の開度を調整してもよい。
分流した冷媒のうち他方の冷媒は電磁弁282cを介して第2中間熱交換器212に流入する。第2中間熱交換器212に流入した冷媒は熱媒体に放熱し、冷却される。冷却された冷媒は第2中継膨張弁272を通過して接続部202を介して中継ユニット200から流出する。なお、第2中継膨張弁272を通過する冷媒の流量を調整するために、第2中継膨張弁272の開度を調整してもよい。
中継ユニット200から流出した冷媒は液管430を通過して、閉鎖弁102を介して室外機100に流入する。室外機100に流入した冷媒は室外膨張弁150で減圧される。減圧された冷媒は室外熱交換器130に流入する。室外熱交換器130に流入した冷媒は室外空気より吸熱し、加熱される。加熱された冷媒は四方弁120を介して圧縮機110に吸入されて再び圧縮される。以上説明したように冷媒回路を冷媒が循環する。
熱媒体回路30は、冷房運転時と熱媒体の流れは同じである。しかし、熱媒体の熱の授受は異なる。第1中間熱交換器211、第2中間熱交換器212では熱媒体は冷媒より吸熱し加熱される。室内熱交換器310a、310b、310cでは熱媒体は室内空気に放熱して冷却される。
<冷房主体運転>
3台の室内機のうち2台の室内機300a、300bが冷房運転、残りの1台の室内機300cが暖房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図3を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートbが連通するよう、また、ポートcとポートdが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281bと電磁弁282cは開けられ、電磁弁281cと電磁弁282bは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が凝縮器として機能するとともに、第1中間熱交換器211は蒸発器、第2中間熱交換器212は凝縮器として機能する。さらに、流量調整弁251、253、255、257、260、262は開けられ、流量調整弁252、254、256、258、259、261は閉じられる。
3台の室内機のうち2台の室内機300a、300bが冷房運転、残りの1台の室内機300cが暖房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図3を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートbが連通するよう、また、ポートcとポートdが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281bと電磁弁282cは開けられ、電磁弁281cと電磁弁282bは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が凝縮器として機能するとともに、第1中間熱交換器211は蒸発器、第2中間熱交換器212は凝縮器として機能する。さらに、流量調整弁251、253、255、257、260、262は開けられ、流量調整弁252、254、256、258、259、261は閉じられる。
冷媒回路20が上述の状態となっているとき、室外機100内にある圧縮機110で圧縮され吐出された高圧の冷媒は、第1分岐点601で二つに分岐する。分岐した冷媒のうち一方の冷媒は、四方弁120を介して室外熱交換器130に流入する。室外熱交換器130に流入した冷媒は室外空気に放熱し、冷却される。冷却された冷媒は室外膨張弁150で高圧から中間圧の間の圧力まで減圧される。減圧された冷媒は閉鎖弁102を介して室外機100から流出し、液管430に流入する。液管430に流入した冷媒は接続部202を介して中継ユニット200に流入する。
中継ユニット200に流入した冷媒は第1中継膨張弁271に流入し、低圧まで減圧される。減圧された冷媒は第1中間熱交換器211で熱媒体から吸熱し、加熱される。加熱された冷媒は電磁弁281bを通過し、接続部203を介して中継ユニット200から流出し、低圧ガス管420に流入する。
第1分岐点601で分岐した冷媒のうち他方の冷媒は、閉鎖弁101を介して室外機100から流出する。室外機100から流出した冷媒は高圧ガス管410を通過して接続部201を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200に流入した冷媒は電磁弁282cを介して第2中間熱交換器212に流入する。第2中間熱交換器212に流入した冷媒は熱媒体に放熱し、冷却される。冷却された冷媒は第2中継膨張弁272に流入し高圧から中間圧の間の圧力まで減圧される。減圧された冷媒は第2分岐点602を介して第1中継膨張弁271に流入し、低圧まで減圧される。減圧された冷媒は第1中間熱交換器211で熱媒体から吸熱し、加熱される。加熱された冷媒は電磁弁281bを通過し、接続部203を介して中継ユニット200から流出し、低圧ガス管420に流入する。
低圧ガス管420に流入した冷媒は、閉鎖弁103を介して室外機100に流入する。室外機100に流入した冷媒は圧縮機110に吸入されて再び圧縮される。以上説明したように冷媒回路20を冷媒が循環する。
一方、熱媒体回路30が上述の状態となっているとき、熱媒体回路30について説明する。第1ポンプ231から流出した熱媒体は第1中間熱交換器211に流入する。第1中間熱交換器211に流入した熱媒体は冷媒に放熱し、冷却される。冷却された熱媒体は第1熱媒体回路切換部223a、223bを通過し、接続部291、293を介して中継ユニット200から流出する。中継ユニット200から流出した熱媒体は熱媒体配管501、503を通過して接続部331a、331bを介して室内機300a、300bに流入する。室内機300a、300bに流入した熱媒体は熱媒体配管551a、551bを介して室内熱交換器310a、310bに流入する。室内熱交換器310a、310bに流入した熱媒体は室内空気より吸熱し、加熱される。加熱された熱媒体は熱媒体配管552a、552bを通過して、接続部332a、332bを介して室内機300a、300bから流出する。室内機300a、300bから流出した熱媒体は熱媒体配管502、504を通過して、接続部292、294を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200に流入した熱媒体は第2熱媒体回路切換部224a、224bを介して第1ポンプ231まで戻る。
第2ポンプ232から流出した熱媒体は第2中間熱交換器212に流入する。第2中間熱交換器212に流入した熱媒体は冷媒から吸熱し、加熱される。加熱された熱媒体は第1熱媒体回路切換部223cを通過し、接続部295を介して中継ユニット200から流出する。中継ユニット200から流出した熱媒体は熱媒体配管505を通過して接続部331cを介して室内機300cに流入する。室内機300cに流入した熱媒体は熱媒体配管551cを介して室内熱交換器310cに流入する。室内熱交換器310cに流入した熱媒体は室内空気に放熱し、冷却される。冷却された熱媒体は熱媒体配管552cを通過して、接続部332cを介して室内機300cから流出する。室内機300cから流出した熱媒体は熱媒体配管506を通過して、接続部296を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200に流入した熱媒体は第2熱媒体回路切換部224cを介して第2ポンプ232まで戻る。以上説明したように熱媒体回路30を熱媒体が循環する。
<暖房主体運転>
3台の室内機のうち2台の室内機300a、300bが暖房運転、残りの1台の室内機300cが冷房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図4を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281bと電磁弁282cは開けられ、電磁弁281cと電磁弁282bは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が蒸発器として機能するとともに、第1中間熱交換器211は蒸発器、第2中間熱交換器212は凝縮器として機能する。さらに、流量調整弁252、254、256、258、259、261は開けられ、流量調整弁251、253、255、257、260、262は閉じられる。
3台の室内機のうち2台の室内機300a、300bが暖房運転、残りの1台の室内機300cが冷房運転を行う場合の空気調和装置1の動作について図4を用いて説明する。四方弁120を実線で示す状態、すなわち、ポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するよう、切り換える。また、電磁弁281bと電磁弁282cは開けられ、電磁弁281cと電磁弁282bは閉じられる。これにより、室外熱交換器130が蒸発器として機能するとともに、第1中間熱交換器211は蒸発器、第2中間熱交換器212は凝縮器として機能する。さらに、流量調整弁252、254、256、258、259、261は開けられ、流量調整弁251、253、255、257、260、262は閉じられる。
冷媒回路20が上述の状態となっているとき、室外機100内にある圧縮機110で圧縮され吐出された高圧の冷媒は、閉鎖弁101を介して室外機100から流出する。室外機100から流出した冷媒は高圧ガス管410を通過して接続部201を介して中継ユニット200に流入する。
中継ユニット200に流入した冷媒は電磁弁282cを介して第2中間熱交換器212に流入する。第2中間熱交換器212に流入した冷媒は熱媒体に放熱し、冷却される。冷却された冷媒は第2中継膨張弁272に流入し高圧から中間圧の間の圧力まで減圧される。減圧された冷媒は第2分岐点602で二つに分岐する。分岐した冷媒のうち一方の冷媒は接続部202を介して中継ユニット200から流出する。中継ユニット200から流出した冷媒は液管430に流入する。液管430に流入した冷媒は閉鎖弁102を介して室外機100に流入する。室外機100に流入した冷媒は、室外膨張弁150に流入し低圧まで減圧される。減圧された冷媒は室外熱交換器130に流入し、室外空気より吸熱し、加熱される。加熱された冷媒は圧縮機110に吸入されて再び圧縮される。
第2分岐点602で分岐した冷媒のうち他方の冷媒は、第1中継膨張弁271に流入し、低圧まで減圧される。減圧された冷媒は第1中間熱交換器211で熱媒体から吸熱し、加熱される。加熱された冷媒は電磁弁281bを通過し、接続部203を介して中継ユニット200から流出し、低圧ガス管420に流入する。低圧ガス管420に流入した冷媒は、閉鎖弁103を介して室外機100に流入する。室外機100に流入した冷媒は圧縮機110に吸入されて再び圧縮される。以上説明したように冷媒回路20を冷媒が循環する。
一方、熱媒体回路30が上述の状態となっているとき、熱媒体回路30について説明する。第1ポンプ231から流出した熱媒体は第1中間熱交換器211に流入する。第1中間熱交換器211に流入した熱媒体は冷媒に放熱し、冷却される。冷却された熱媒体は第1熱媒体回路切換部223cを通過し、接続部295を介して中継ユニット200から流出する。中継ユニット200から流出した熱媒体は熱媒体配管505を通過して接続部331cを介して室内機300cに流入する。室内機300cに流入した熱媒体は熱媒体配管551cを介して室内熱交換器310cに流入する。室内熱交換器310cに流入した熱媒体は室内空気から吸熱し、加熱される。加熱された熱媒体は熱媒体配管552cを通過して、接続部332cを介して室内機300cから流出する。室内機300cから流出した熱媒体は熱媒体配管506を通過して、接続部296を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200に流入した熱媒体は第2熱媒体回路切換部224cを介して第1ポンプ231まで戻る。
第2ポンプ232から流出した熱媒体は第2中間熱交換器212に流入する。第2中間熱交換器212に流入した熱媒体は冷媒から吸熱し、加熱される。加熱された熱媒体は第1熱媒体回路切換部223a、223bを通過し、接続部291、293を介して中継ユニット200から流出する。中継ユニット200から流出した熱媒体は熱媒体配管501、503を通過して接続部331a、331bを介して室内機300a、300bに流入する。室内機300a、300bに流入した熱媒体は熱媒体配管551a、551bを介して室内熱交換器310a、310bに流入する。室内熱交換器310a、310bに流入した熱媒体は室内空気に放熱し、冷却される。冷却された熱媒体は熱媒体配管552a、552bを通過して、接続部332a、332bを介して室内機300a、300bから流出する。室内機300a、300bから流出した熱媒体は熱媒体配管502、504を通過して、接続部292、294を介して中継ユニット200に流入する。中継ユニット200に流入した熱媒体は第2熱媒体回路切換部224a、224bを介して第2ポンプ232まで戻る。
<第2実施形態>
第2実施形態は図5に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。冷媒回路において、第2中間熱交換器212の冷媒側流路の一端の冷媒出入口eは第2冷媒回路切換部222に接続され、第2中間熱交換器212の冷媒側流路の他端の冷媒出入口fは接続部202に接続される。この接続により、第1中間熱交換器211と冷媒の流れる方向が異なる。具体的には、冷房運転時、第1中間熱交換器211では冷媒と熱媒体は対向流となるが、第2中間熱交換器212では冷媒と熱媒体は並行流となる。これにより、第2中間熱交換器212での熱交換効率を第1中間熱交換器211よりも小さくすることができ、冷房運転時では第2中間熱交換器212を通過する熱媒体の冷却を弱めることができる。つまり、温度の異なる熱媒体を生成できる。
第2実施形態は図5に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。冷媒回路において、第2中間熱交換器212の冷媒側流路の一端の冷媒出入口eは第2冷媒回路切換部222に接続され、第2中間熱交換器212の冷媒側流路の他端の冷媒出入口fは接続部202に接続される。この接続により、第1中間熱交換器211と冷媒の流れる方向が異なる。具体的には、冷房運転時、第1中間熱交換器211では冷媒と熱媒体は対向流となるが、第2中間熱交換器212では冷媒と熱媒体は並行流となる。これにより、第2中間熱交換器212での熱交換効率を第1中間熱交換器211よりも小さくすることができ、冷房運転時では第2中間熱交換器212を通過する熱媒体の冷却を弱めることができる。つまり、温度の異なる熱媒体を生成できる。
<第3実施形態>
第3実施形態は図6に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。第2中間熱交換器212の熱交換容量を第1中間熱交換器211の熱交換容量よりも小さくする。これにより、第2中間熱交換器212での熱交換量を第1中間熱交換器211よりも小さくすることができ、冷房運転時では第2中間熱交換器212を通過する熱媒体の冷却を弱めることができる。つまり、温度の異なる熱媒体を生成できる。
第3実施形態は図6に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。第2中間熱交換器212の熱交換容量を第1中間熱交換器211の熱交換容量よりも小さくする。これにより、第2中間熱交換器212での熱交換量を第1中間熱交換器211よりも小さくすることができ、冷房運転時では第2中間熱交換器212を通過する熱媒体の冷却を弱めることができる。つまり、温度の異なる熱媒体を生成できる。
<第4実施形態>
第4実施形態は図7に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。接続部202と第1中継膨張弁271との間に補助熱交換器701が設けられる。また、接続部202と第2中継膨張弁272の間を流れる冷媒の一部を分流し、補助熱交換器701を通過して、接続部203に接続するバイパス管702が設けられる。さらにこのバイパス管702には、補助熱交換器701に流入する前の冷媒を減圧する第3中継膨張弁703が設けられる。これにより、例えば冷房運転時では、第2中継膨張弁272に流入する前の冷媒の一部を第3中継膨張弁703で減圧する。減圧されて低圧となった冷媒と補助熱交換器701で第1中継膨張弁271に流入する前の冷媒とを熱交換させる。これにより、第1中間熱交換器211に流入する冷媒のエンタルピーが、第2中間熱交換器212に流入する冷媒のエンタルピーよりも小さくなるので、第1中間熱交換器211での熱交換量を第2中間熱交換器212での熱交換量よりも大きくできる。つまり、温度の異なる熱媒体を生成できる。
第4実施形態は図7に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。接続部202と第1中継膨張弁271との間に補助熱交換器701が設けられる。また、接続部202と第2中継膨張弁272の間を流れる冷媒の一部を分流し、補助熱交換器701を通過して、接続部203に接続するバイパス管702が設けられる。さらにこのバイパス管702には、補助熱交換器701に流入する前の冷媒を減圧する第3中継膨張弁703が設けられる。これにより、例えば冷房運転時では、第2中継膨張弁272に流入する前の冷媒の一部を第3中継膨張弁703で減圧する。減圧されて低圧となった冷媒と補助熱交換器701で第1中継膨張弁271に流入する前の冷媒とを熱交換させる。これにより、第1中間熱交換器211に流入する冷媒のエンタルピーが、第2中間熱交換器212に流入する冷媒のエンタルピーよりも小さくなるので、第1中間熱交換器211での熱交換量を第2中間熱交換器212での熱交換量よりも大きくできる。つまり、温度の異なる熱媒体を生成できる。
<第5実施形態>
第5実施形態は図8に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。熱媒体回路において、第1中間熱交換器211に流入する前の熱媒体と第2中間熱交換器212より流出した後の熱媒体を熱交換させる熱媒体補助熱交換器801が設けられる。これにより、冷房運転時は第2中間熱交換器212で冷却された熱媒体で第1中間熱交換器211に流入する前の熱媒体を冷却することができ、暖房運転時は第2中間熱交換器212で加熱された熱媒体で第1中間熱交換器211に流入する前の熱媒体を加熱することができる。つまり、冷房運転時と暖房運転時共に温度の異なる熱媒体を生成できる。
第5実施形態は図8に示すように、第1実施形態と中継ユニット200が一部異なる。異なる箇所だけを以下に説明する。熱媒体回路において、第1中間熱交換器211に流入する前の熱媒体と第2中間熱交換器212より流出した後の熱媒体を熱交換させる熱媒体補助熱交換器801が設けられる。これにより、冷房運転時は第2中間熱交換器212で冷却された熱媒体で第1中間熱交換器211に流入する前の熱媒体を冷却することができ、暖房運転時は第2中間熱交換器212で加熱された熱媒体で第1中間熱交換器211に流入する前の熱媒体を加熱することができる。つまり、冷房運転時と暖房運転時共に温度の異なる熱媒体を生成できる。
以上のように、本発明の空気調和装置は、室内機300a〜300cが全て冷房運転または暖房運転している時に、中継ユニット200内にある第1中間熱交換器211、第2中間熱交換器212を同時に蒸発器または凝縮器として活用することができる。これにより、第1中間熱交換器211、第2中間熱交換器212の大型化を抑えることができる。
さらに、第1中間熱交換器211、第2中間熱交換器212を同時に蒸発器または凝縮器として機能している時に、第1中間熱交換器211と第2中間熱交換器212で熱交換される熱媒体の温度を異ならせることで、室内機の熱負荷に応じた温度の熱媒体を流すことができ、省エネ性、快適性を向上させることができる。
1 空気調和装置
100 室外機
200 中継ユニット
300 室内機
100 室外機
200 中継ユニット
300 室内機
Claims (1)
- 圧縮機と室外熱交換器とを備えた室外機と、
前記室外機から引き出された高圧ガス管と低圧ガス管と液管と、
冷媒側流路と熱媒体側流路を有する第1中間熱交換器と、
冷媒側流路と熱媒体側流路を有する第2中間熱交換器と、
前記第1中間熱交換器の冷媒側流路の一端の接続先を前記高圧ガス管または前記低圧ガス管のいずれか一方に切り換える第1冷媒回路切換部と、
前記第2中間熱交換器の冷媒側流路の一端の接続先を前記高圧ガス管または前記低圧ガス管のいずれか一方に切り換える第2冷媒回路切換部と、
第1ポンプと、
第2ポンプと、
室内熱交換器を有する複数の室内機と、
前記複数の室内熱交換器のそれぞれの両端に接続され、前記第1ポンプと前記第1中間熱交換器の熱媒体側流路と前記室内熱交換器が接続される第1熱媒体回路と、前記第2ポンプと前記第2中間熱交換器の熱媒体側流路と前記室内熱交換器が接続される第2熱媒体回路のいずれか一方を確立するための熱媒体回路切換部と、
を備え、
前記第1中間熱交換器の冷媒側流路の他端と、前記第2中間熱交換器の冷媒側流路の他端がそれぞれ前記液管に接続されることを特徴とする空気調和装置。
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