JP2002106995A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002106995A
JP2002106995A JP2000298451A JP2000298451A JP2002106995A JP 2002106995 A JP2002106995 A JP 2002106995A JP 2000298451 A JP2000298451 A JP 2000298451A JP 2000298451 A JP2000298451 A JP 2000298451A JP 2002106995 A JP2002106995 A JP 2002106995A
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heat exchanger
compression
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heat source
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JP2000298451A
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Masanao Kotani
正直 小谷
Tomomi Umeda
知巳 梅田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/23Separators

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房及び暖房運転の効率を向上すること
ができる空気調和機を提供する。 【解決手段】 圧縮部5、室外熱交換器7、第1の膨張
弁9、圧力容器11、第2の膨張弁13、及び熱源側熱
交換器15が順に接続されて冷媒が循環する熱源側冷媒
サイクル1と、利用側熱交換器31、室内熱交換器3
7、及び冷媒搬送手段29が順に接続されて冷媒が循環
する利用側冷媒サイクル3とを有し、熱源側熱交換器1
5と利用側熱交換器31は、各々を通流する冷媒間で熱
交換を行い、圧縮部5の直列に接続された第1の圧縮手
段17と第2の圧縮手段19との間に設けられた流路に
圧力容器11内のガス冷媒を導く流路25を設けた構成
とする。これにより、圧縮行程の途中でインジェクショ
ンが行われないため、熱源側冷媒サイクルの圧縮負荷を
低減し、冷房及び暖房運転の効率を向上することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係
り、特に、熱源側冷媒サイクルと利用側冷媒サイクルと
を有する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】熱源側冷媒サイクルと利用側冷媒サイク
ルとを有する空気調和機が特開平6−74589号公
報、特開平8−189723号公報、特開平10−20
5904号公報などに提案されている。特開平6−74
589号公報に記載の空気調和機は、圧縮機、室外側熱
交換器、膨張弁、そして暖房用第1補助熱交換器及び冷
房用第1補助熱交換器などを備えた熱源側冷媒サイクル
と、暖房用第1補助熱交換器と一体に形成された暖房用
第2補助熱交換器を介して主に暖房を行う暖房用利用側
冷媒サイクル、及び冷房用第1補助熱交換器と一体に形
成された冷房用第2補助熱交換器を介して主に冷房運転
を行う冷房用利用側冷媒サイクルとを有している。特開
平8−189723号公報に記載の空気調和機は、圧縮
機、凝縮器、補助凝縮器、減圧装置、そして蒸発器を順
に接続して構成される熱源側冷媒サイクルと、冷媒輸送
装置、凝縮器と一体化して形成される高温側補助熱交換
器、蒸発器と一体化して形成される低温側補助熱交換
器、熱交換器、そして流量制御弁を順に接続して構成さ
れる利用側冷媒サイクルとを構成している。
【0003】これらの熱源側冷媒サイクルと利用側冷媒
サイクルとを有する空気調和機では、熱源側冷媒サイク
ルを循環する冷媒と利用側冷媒サイクルを循環する冷媒
との間の熱交換時に冷媒に出入りする熱の損失が起こる
ため、1つの冷媒サイクルからなる空気調和機に比べ冷
房及び暖房運転の効率が悪くなる。これに対し、特開平
10−205904号公報に記載の空気調和機は、圧縮
機、室外熱交換器、第1の膨張弁、圧力容器からなるレ
シーバ、第2の膨張弁、そして熱源側熱交換部が冷媒の
循環が可能に順に接続されている熱源側冷媒回路と、冷
媒搬送手段、熱源側熱交換部との間で熱交換可能な利用
側熱交換部、そして室内熱交換器とが流体の循環が可能
に順に接続された利用側循環回路とを備え、さらに、レ
シーバから圧縮機に凝縮圧力と蒸発圧力の中間圧力状態
のガス冷媒を供給する流路を設けている。このような構
成とすることにより、レシーバ内の凝縮圧力と蒸発圧力
の中間圧力状態のガス冷媒を圧縮機に供給すること、す
なわちガスインジェクションによって、熱源側熱交換器
の入口側と出口側とのエンタルピー差が増大、つまり冷
媒に出入りした熱量が増大するため、冷房及び暖房運転
の効率を向上することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
205904号公報に記載のようなガスインジェクショ
ンを行う従来の空気調和機では、圧縮機での圧縮行程の
途中でガス冷媒のインジェクションを行うことになり、
供給される中間圧力のガス冷媒の膨張力と圧縮機による
圧縮力とが対抗するため、圧縮負荷を十分に低減するこ
とができず、冷房及び暖房運転の効率を十分に向上する
ことができない場合がある。
【0005】本発明の課題は、冷房及び暖房運転の効率
を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、
直列に接続された第1の圧縮手段及び第2の圧縮手段を
含む圧縮部、室外熱交換器、第1の膨張弁、圧力容器、
第2の膨張弁、及び熱源側熱交換器が順に接続されて冷
媒が循環する熱源側冷媒サイクルと、利用側熱交換器、
室内熱交換器、及び冷媒搬送手段が順に接続されて冷媒
が循環する利用側冷媒サイクルとを有し、前記室外側熱
交換器は、室外空気と冷媒との間で熱交換を行い、前記
熱源側熱交換器と前記利用側熱交換器は、各々を通流す
る冷媒間で熱交換を行い、前記室内熱交換器は、室内空
気と冷媒との間で熱交換を行い、前記圧力容器内のガス
冷媒を前記圧縮部の前記第2の圧縮手段に導く構成とす
るこよにより上記課題を解決する。
【0007】さらに、圧縮部の第1の圧縮手段と第2の
圧縮手段との間に設けられた流路に圧力容器内のガス冷
媒を導く流路を設けることにより、圧力容器内のガス冷
媒を圧縮部の第2の圧縮手段に導く構成とする。
【0008】このような構成とすれば、圧縮部の第1の
圧縮手段で中間圧力状態までガス冷媒が圧縮過熱され
る。第1の圧縮手段での圧縮行程の後、第1の圧縮手段
からのガス冷媒に、圧力容器からの中間圧力状態のガス
冷媒が混合される。そして、この混合された中間圧力状
態のガス冷媒が圧縮部の第2の圧縮手段に導かれ、圧縮
過熱される。このため、1つの圧縮手段での圧縮負荷を
低減できるのに加え、従来の空気調和機のように圧縮行
程の途中でインジェクションが行われないため、熱源側
冷媒サイクルの圧縮負荷を低減することができる。すな
わち、冷房及び暖房運転の効率を向上することができ
る。
【0009】さらに、圧縮部の第1の圧縮手段からのガ
ス冷媒を圧力容器に導く流路と、圧力容器内のガス冷媒
を第2の圧縮手段に導く流路とを設けることにより、圧
力容器内のガス冷媒を圧縮部の第2の圧縮手段に導く構
成とすれば、飽和状態のガス冷媒を第2の圧縮手段に供
給することができる。したがって、熱源側冷媒サイクル
の圧縮負荷がより低減することにより、冷房及び暖房運
転の効率をさらに向上することができる。
【0010】さらに、熱源側熱交換器は、直列に配設さ
れた第1の熱源側熱交換器と第2の熱源側熱交換器とで
構成され、利用側熱交換器は、直列に配列された第1の
利用側熱交換器と第2の利用側熱交換器とで構成され、
第1の熱源側熱交換器と第1の利用側熱交換器、及び第
2の熱源側熱交換器と第2の利用側熱交換器が各々を通
流する冷媒間で熱交換を行い、熱源側冷媒サイクルは、
室外熱交換機及び第2の熱源側熱交換機を並列に接続可
能とする流路と、該流路に設けられた流量制御弁と、第
1の熱源側熱交換器からの冷媒を圧縮部に導くバイパス
流路と、該バイパス流路に設けられた流量制御弁とを有
し、利用側冷媒サイクルは、室内熱交換機及び第2の利
用側熱交換機を並列に接続可能とする流路と、該流路に
設けられた流量制御弁とを有する構成とする。このよう
な構成とすれば、複数の室内機による冷暖同時運転が可
能になるので好ましい。
【0011】さらに、第1の圧縮手段の理論吐出口容量
をv1、第2の圧縮手段の理論吐出口容量をv2としたと
き、比v2/v1が1以下であり、第1の圧縮手段と第2
の圧縮手段とを並列に接続可能とする流路と、この流路
に設けられた流量制御弁とを有する構成とする。これに
より、冷暖房負荷に即した冷媒の循環流量や冷媒の圧縮
能力を得ることが可能となる。
【0012】さらに、圧力容器内のガス冷媒を圧縮部の
第2の圧縮手段に導く流路とこの流路に設けられた流量
制御弁と、液冷媒を圧縮部の第2の圧縮手段に導く流路
とこの流路に設けられた流量制御弁とを有する構成とす
れば、圧縮機に液ガス液冷媒混合冷媒、そしてガス冷媒
を冷暖房負荷に応じて供給することができるため冷房能
力及び暖房能力を向上できるので好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を適用してなる空気調和機の一実施形態について図1及
び図2を参照して説明する。図1は、本発明を適用して
なる空気調和装置の冷媒サイクルの構成と動作を示す図
である。図2は、従来のガスインジェクションを行う空
気調和機と本実施形態の空気調和機とを比較したp−h
線図である。
【0014】本実施形態の空気調和機は、図1に示すよ
うに、熱源側冷媒サイクル1と利用側冷媒サイクル3の
2つの冷媒サイクルで構成されている。熱源側冷媒サイ
クル1は、冷媒が循環するように配管された熱源側冷媒
管路4、熱源側冷媒管路4に順に設けられた圧縮部5、
室外熱交換器7、第1膨張弁9、圧力容器11、第2膨
張弁13、そして熱源側熱交換器15を備えている。圧
縮部5は、低圧側圧縮機となる第1圧縮機17、高圧側
圧縮機となる第2圧縮機19、そして四方弁21を直列
に接続し、四方弁の切換により冷房運転時と暖房運転時
に冷媒の流れの方向が変わっても、冷媒が第1圧縮機1
7を通り第2圧縮機19に流れるように圧縮部管路23
が配管されている。圧力容器11は、ガス冷媒と液冷媒
を分離する気液分離機能と、冷媒のレシーバ機能とを有
するものである。圧力容器11の気相部には、インジェ
クション用管路25の一端が連通しており、インジェク
ション用管路25の他端は、圧縮部5の圧縮部管路23
の第1圧縮機17と第2圧縮機19との間の部分に連通
している。インジェクション用管路25には、流量制御
弁27が設けられている。
【0015】利用側冷媒サイクル3は、冷媒が循環する
ように配管された利用側冷媒管路28、利用側冷媒管路
28に順に設けられた冷媒搬送装置29、利用側熱交換
器31、そして室内ユニット33a、33bを備えてい
る。室内ユニット33a、33bは、並列に接続されて
おり、各々、利用側冷媒管路28に順に設けられた流量
制御弁35a、35b、そして室内熱交換器37a、3
7bを備えている。利用側熱交換器31は、熱源側冷媒
サイクル1の熱源側熱交換器15と互いの冷媒間で熱交
換を行うことができるように、一体的に形成されてい
る。このため、熱源側冷媒サイクル1と利用側冷媒サイ
クル3との間で熱搬送が行われる。なお、熱源側冷媒サ
イクル1の全て、利用側冷媒サイクル3の冷媒搬送装置
29、そして利用側熱交換器31は、室外ユニット39
に収められている。また、本実施形態では、室内ユニッ
ト33を室外ユニット39に対して2台備えた構成を例
としているが、室内ユニット33を室外ユニット39に
対して1台または3台以上備えた構成とすることもでき
る。
【0016】このような構成の空気調和機の動作と本発
明の特徴部について説明する。複数の室内ユニット33
a、33bが冷房運転をしている場合、冷媒は、図1の
実線の矢印で示したように流れる。すなわち、熱源側冷
媒サイクル1では、第1圧縮機17から吐出されたガス
冷媒が、圧力容器11からインジェクション用管路25
を介して流入するガス冷媒と合流して第2圧縮機19に
吸入される。第2圧縮機19から吐出されたガス冷媒
は、四方弁21を介して室外熱交換器7に流入し、室外
熱交換器7で室外空気に放熱して凝縮し、液冷媒とな
る。その後、この液冷媒は、第1膨張弁9で減圧されて
気液2相冷媒となり、圧力容器11に流入する。圧力容
器11に流入した気液2相冷媒は、圧力容器11でガス
冷媒と液冷媒とに分離される。
【0017】分離された液冷媒は、圧力容器11から出
て第2膨張弁13でさらに減圧され室内空気温度よりも
低い温度の液冷媒状態となり、熱源側熱交換器15に達
する。熱源側熱交換器15内を通流する液冷媒は、利用
側熱交換器31内を通流する冷媒と熱交換を行い、利用
側冷媒サイクル3から吸熱して蒸発し、ガス冷媒とな
る。その後、このガス冷媒は、第1圧縮機17に戻る。
なお、圧力容器11に溜まった冷媒のうち、気相のも
の、つまりガス冷媒は、前述のように、インジェクショ
ン用管路25を経て第2圧縮機19の吸込口に供給され
る。このとき、インジェクション用管路25の流量制御
弁27は、全室の冷房負荷に応じた開度となっている。
【0018】一方、利用側冷媒サイクル3では、冷媒
は、冷媒搬送装置29により循環されており、利用側熱
交換器31で熱源側熱交換器15の冷媒へ放熱した後、
室内熱交換器37a、37bに流入して室内空気から吸
熱する。このため、室内熱交換器37a、37bを通過
した室内空気は冷却され、室内ユニット33a、33b
から冷風が室内へ導かれる。室内熱交換器37a、37
bを通過した冷媒は、冷媒搬送装置29へと戻る。この
とき、室内ユニット33a、33bの流量制御弁35
a、35bは、各室内ユニット33a、33bの冷房負
荷に応じた開度となっている。
【0019】複数の室内ユニット33a、33bが暖房
運転をしている場合、四方弁21によって冷媒の流れを
切替えることにより、冷媒は、図1の破線の矢印で示し
たように流れる。すなわち、熱源側冷媒サイクル1で
は、第1圧縮機17から吐出されたガス冷媒が、圧力容
器11からインジェクション用管路25を介して流入す
るガス冷媒と合流して第2圧縮機19に吸入される。第
2圧縮機19から吐出されたガス冷媒は、四方弁21を
介して熱源側熱交換器15に流入する。熱源側熱交換器
15内を通流する冷媒は、利用側冷媒サイクル3の利用
側熱交換器31内を通流する冷媒と熱交換し、熱源側冷
媒サイクル1の冷媒が、利用側冷媒サイクル3の冷媒に
放熱し液化する。その後、液冷媒は、熱源側熱交換器1
5から第2膨張弁13に流入し、第2膨張弁13で減圧
されて圧力容器11に流入する。圧力容器11に流入し
た液冷媒は、第1膨張弁5でさらに減圧され、室外熱交
換器7で室外空気から吸熱して蒸発した後、ガス冷媒
は、第1圧縮機17へと流入する。このとき、インジェ
クション用管路25の流量制御弁27は、全室の暖房負
荷に応じた開度となっている。
【0020】一方、利用側冷媒サイクル3では、冷媒
は、冷媒搬送装置29で循環され、利用側熱交換器31
内を通流する冷媒が熱源側熱交換器15を通流する冷媒
から吸熱し、室内熱交換器37a、37bで室内空気へ
放熱する。このため、室内熱交換器37a、37bを通
過した室内空気は、加熱され、室内ユニット33a、3
3bから温風が室内へ導かれる。室内熱交換器37a、
37bを通過した冷媒は、冷媒搬送装置29へと戻る。
このとき、室内ユニット33a、33bの流量制御弁3
5a、35bは、各室内ユニット33a、33bの暖房
負荷に応じた開度となっている。
【0021】このような構成及び動作を行う本実施形態
の空気調和機は、凝縮圧力と蒸発圧力の中間圧力までガ
ス冷媒を圧縮する第1圧縮機17と、第1圧縮機17か
らの中間圧力のガス冷媒をさらに圧縮する第2圧縮機1
9とを備え、かつ圧力容器11を挟むように第1膨張弁
9と第2膨張弁13とを備える2段圧縮2段膨張方式と
なっている。そして、圧力容器11に溜まったガス冷媒
は、インジェクション用管路25を介して、第1圧縮機
17からの中間圧力のガス冷媒と共に第2圧縮機19の
吸込口に供給される。この結果、圧縮機1段当たりの圧
縮負荷を低減することができる。
【0022】これを従来のガスインジェクションを行う
空気調和機の熱源側冷媒サイクルを実線で、本実施形態
の熱源側冷媒サイクルを破線で示した図2のp−h線図
により説明する。すなわち、従来の空気調和機では、圧
縮機での冷媒の圧縮行程の間、つまりpからpに至
る間にガスインジェクションを行うと、供給される中間
圧力のガス冷媒の膨張力と圧縮機による圧縮力とが対抗
するため、圧縮負荷が増加することになる。このため、
インジェクションが開始されてから終了するまで、冷媒
は、pからpへと連続的に変化する。この結果、従
来の空気調和機で生ずる圧縮負荷は、Δhとなる。
【0023】一方、本実施形態の熱源側冷媒サイクル1
における冷媒の状態は、まず第1圧縮機17によって圧
縮過熱され、pからp’へ変化する。第1圧縮機1
7での圧縮が終了し、この状態で中間圧力のガス冷媒が
インジェクションされる。したがって、ガス冷媒の状態
がp’からp’に変化したガス冷媒が、第2圧縮機
19に供給される。第2圧縮機19でガス冷媒は、圧縮
過熱され、p’からp’へと変化する。したがっ
て、本実施形態の空気調和機の熱源側冷媒サイクル1で
生ずる圧縮負荷は、Δh’となり、従来の空気調和機の
圧縮負荷Δhよりも小さくなる。
【0024】このように本実施形態の空気調和機では、
第1圧縮機17と第2圧縮機19とを備えているため、
圧縮機1段当たりの圧縮負荷を低減することができる。
さらに、圧縮部管路23の第1圧縮機17と第2圧縮機
19との間の部分にガス冷媒をインジェクションするた
め、従来の空気調和機のように、中間圧力のガス冷媒が
圧縮行程の途中で圧縮機に供給されることがないため、
図3のp−h線図に示すように従来の空気調和機よりも
全圧縮行程の圧縮負荷を低減することができ、加えて、
圧力容器11内にあるガス冷媒は、従来の空気調和機よ
りも速い速度で第2圧縮機19へに供給される。また、
インジェクションの効果と2段圧縮2段膨張方式の効果
により、蒸発器として作用する熱交換器、すなわち冷房
時の熱源側熱交換器15及び暖房時の室外熱交換器7の
入口側と出口側とのエンタルピー差を従来の空気調和機
よりも増大し、冷媒に出入りする熱量を増大できる。し
たがって、冷房及び暖房運転の効率を向上することがで
きる。
【0025】さらに、熱源側冷媒サイクル1と利用側冷
媒サイクル3とに冷媒サイクルを分離しているため、熱
源側冷媒サイクル1に設けられた圧力容器11のガス冷
媒がインジェクション用管路25を介して第2圧縮機1
9に供給されることにより、インジェクション用管路が
長配管にならず、インジェクション用管路での圧力損失
などを抑えることができる。このため、室外ユニット3
9と室内ユニット33a、33bとが離れた位置に設置
されている場合でも、インジェクション及び2段圧縮2
段膨張方式による効果を十分に得ることができる。
【0026】さらに、熱源側冷媒サイクル1と利用側冷
媒サイクル3とに冷媒サイクルを分離しているため、H
C系冷媒やHFC系冷媒、複数種類の冷媒が混合された
冷媒または非フロン系の冷媒を使用する場合、例えば、
R410A、R407Cのような混合冷媒やR32、R
134aなどの単一冷媒といった地球温暖化係数の大き
な冷媒、またはアンモニア、イソブタン、プロパン、二
酸化炭素などの自然系冷媒を熱源側冷媒サイクル1の冷
媒として使用し、利用側冷媒サイクル3に安価で取り扱
いが容易な水及び空気などを使用することによって、地
球温暖化係数の大きな冷媒または自然系冷媒などの封入
量を低減することができ、加えて、これらの冷媒の漏洩
が発生した場合の漏洩量を低減することができる。
【0027】(第2の実施形態)本発明を適用してなる
空気調和機の第2の実施形態について図3及び図4を参
照して説明する。図3は、本発明を適用してなる空気調
和装置の冷媒サイクルの構成と動作を示す図である。図
4は、第1の実施形態の空気調和機と本実施形態の空気
調和機とを比較したp−h線図である。なお、本実施形
態では、第1の実施形態と同一のものには同じ符号を付
して説明を省略し、第1の実施形態と相違する構成及び
特徴部などについて説明する。
【0028】本実施形態の空気調和機が、第1の実施形
態の空気調和機と相違する点は、圧縮部の第1圧縮機か
ら吐出する中間圧力のガス冷媒を圧力容器に導き、圧力
容器内で分離された中間圧力のガス冷媒と、第1圧縮機
からの中間圧力のガス冷媒とを圧力容器内で混合して圧
縮部の第2圧縮機に導いていることである。すなわち、
本実施形態の熱源側冷媒サイクル40では、図3に示す
ように、第1圧縮機17の吐出口に一端が、他端が圧力
容器11の気相部に連通するガス冷媒導入管路41と、
第2圧縮機19の吸入口に一端が、他端が圧力容器11
の気相部に連通するインジェクション用管路43とが配
管されている。そして、ガス冷媒導入管路41及びイン
ジェクション用管路43には、各々、流量制御弁45、
47が設けられている。
【0029】このような本実施形態の空気調和装置で
は、第1圧縮機17から吐出した中間圧力の冷媒が圧力
容器11内に流入し、圧力容器11内で飽和状態のガス
冷媒となる。このため、第2圧縮機19へ飽和状態のガ
ス冷媒が吸入されることにより、第1の実施形態の熱源
側冷媒サイクル1よりもさらに圧縮負荷を小さくするこ
とができる。これを第1の実施形態の空気調和機の熱源
側冷媒サイクルを実線で、本実施形態の熱源側冷媒サイ
クルを破線で示した図4のp−h線図により説明する。
すなわち、第1の実施形態の空気調和機では、まず第1
圧縮機17によって圧縮過熱され、pからp’へ変
化する。第1圧縮機17での圧縮が終了し、この状態で
中間圧力のガス冷媒がインジェクションされる。したが
って、ガス冷媒の状態がp’からp’に変化したガ
ス冷媒が、第2圧縮機19に供給される。第2圧縮機1
9でガス冷媒は、圧縮過熱され、p’からp’へと
変化する。
【0030】一方、本実施形態の空気調和機では、第1
圧縮機17での圧縮によるガス冷媒の状態変化は、第1
の実施形態と同様であり、pからp’へ変化する。
しかし、本実施形態の空気調和機では、圧力容器11か
らの飽和状態のガス冷媒が第2圧縮機19へ供給される
ことになるため、p’以降の熱源側冷媒サイクルの圧
縮行程は、p’からp、そしてpからp’とな
る。この結果、本実施形態の空気調和機の熱源側冷媒サ
イクルの圧縮負荷Δh’’は、第1の実施形態の熱源側
冷媒サイクルの圧縮負荷Δh’よりも小さくなる。
【0031】このように、本実施形態の空気調和機で
は、熱源側冷媒サイクル40において、第2圧縮機19
に飽和状態のガス冷媒が供給されるため、熱源側冷媒サ
イクルの圧縮負荷を低減することができ、冷房及び暖房
運転の効率をさらに向上できる。
【0032】(第3の実施形態)本発明を適用してなる
空気調和機の第3の実施形態について図5及び図6を参
照して説明する。図5は、本発明を適用してなる空気調
和装置の冷媒サイクルの構成と全室冷房及び全室暖房運
転時の動作を示す図である。図6は、本発明を適用して
なる空気調和装置の冷媒サイクルの構成と冷暖同時運転
時の動作を示す図である。なお、本実施形態では、第1
及び第2の実施形態と同一のものには同じ符号を付して
説明を省略し、第1及び第2の実施形態と相違する構成
及び特徴部などについて説明する。
【0033】本実施形態が、第1及び第2の実施形態と
相違する点は、熱源側熱交換器と利用側熱交換器とを、
各々、第1の熱源側熱交換器と第1の利用側熱交換器、
そして第2の熱源側熱交換器と第2の利用側熱交換器と
に分離して各々直列に配置し、熱源側冷媒サイクルが、
室外熱交換機と第2の熱源側熱交換機をに接続可能とす
る管路とこの管路に設けられた流量制御弁、そして第1
の熱源側熱交換器からの冷媒を圧縮部に導くバイパス管
路とこのバイパス管路に設けられた流量制御弁を有し、
利用側冷媒サイクルが、室内熱交換機と第2の利用側熱
交換機とを並列に接続可能とする管路とこの管路に設け
られた流量制御弁を有することにある。
【0034】すなわち、本実施形態の空気調和機の熱源
側冷媒サイクル49は、図5に示すように、熱源側冷媒
管路4に順に設けられた圧縮部5、室外熱交換器7、第
1膨張弁9、圧力容器11、第2膨張弁13、そして第
1の熱源側熱交換器51と第2の熱源側熱交換器53と
を備えている。さらに、室外熱交換機7と第2の熱源側
熱交換機53とを並列に接続した状態にできるように管
路55、57と、各々の管路55、57に設けられた流
量制御弁59、61、そして第1の熱源側熱交換器51
からの冷媒を圧縮部5に導くバイパス管路63と、バイ
パス管路63に設けられた流量制御弁65を備えてい
る。
【0035】管路55は、一端が熱源側冷媒管路4の第
1の熱源側熱交換器51と第2の熱源側熱交換器53と
の間の部分に、他端が室外熱交換器7と第1膨張弁9と
の間の部分に合流している。管路57は、一端が熱源側
冷媒管路4の第2の熱源側熱交換器53と圧縮部5との
間の部分に、他端が圧縮部5と室外熱交換器7との間の
部分に合流している。バイパス管路63は、一端が熱源
側冷媒管路4の第1の熱源側熱交換器51と第2の熱源
側熱交換器53との間の部分で、管路55の合流部と第
1の熱源側熱交換器51との間の部分に、他端が第2の
熱源側熱交換器53と圧縮部5との間の部分に合流して
いる。また、熱源側冷媒管路4の第2の熱源側熱交換器
53と圧縮部5との間の部分で、管路57の合流部とバ
イパス管路63の合流部との間の部分、そして熱源側冷
媒管路4の第1の熱源側熱交換器51と第2の熱源側熱
交換器53との間の部分で、管路55の合流部とバイパ
ス管路63の合流部との間の部分には、各々、流量制御
弁67、69が設けられている。
【0036】利用側冷媒サイクル71は、利用側冷媒管
路28に順に設けられた冷媒搬送装置29、第1の利用
側熱交換器73、第2の利用側熱交換器75、そして室
内ユニット33a、33bを備えている。さらに、室内
熱交換器37a、37bと第2の利用側熱交換器75と
を並列に接続した状態にできるように管路77と、室内
熱交換器37a、37b各々への冷媒の流れを制御する
管路77に設けられた流量制御弁79a、79b、そし
て冷媒搬送装置29からの冷媒を第2の利用側熱交換器
75に導くバイパス管路81と、バイパス管路81に設
けられた流量制御弁83を備えている。
【0037】管路77は、一端が利用側冷媒管路28の
第1の利用側熱交換器73と第2の利用側熱交換器75
との間の部分に、室内ユニットのかずに応じて分岐した
他端が、各々、利用側冷媒管路28の室内熱交換器37
a、37bと流量制御弁35a、35bとの間の部分に
合流している。バイパス管路81は、一端が利用側冷媒
管路28の第1の利用側熱交換器73と第2の利用側熱
交換器75との間の部分で、管路77の合流部と第2の
利用側熱交換器75との間の部分に、他端が冷媒搬送装
置29と第1の利用側熱交換器73との間の部分に合流
している。また、利用側冷媒管路28の冷媒搬送装置2
9と第1の利用側熱交換器73との間の部分で、とバイ
パス管路63の合流部と第1の利用側熱交換器73との
間の部分、そして利用側冷媒管路28の第1の利用側熱
交換器73と第2の利用側熱交換器75との間の部分
で、管路77の合流部とバイパス管路81の合流部との
間の部分には、各々、流量制御弁85、87が設けられ
ている。
【0038】このような本実施形態の空気調和機で全室
冷房運転を行う場合、冷媒は、図5の実線の矢印で示し
たように流れる。すなわち、第1の熱源側熱交換器51
と第2の熱源側熱交換器53とを流れる冷媒は、各々、
第1の利用側熱交換器73と第2の利用側熱交換器75
とを通流する冷媒から吸熱し蒸発する。つまり、第1の
利用側熱交換器73と第2の利用側熱交換器75とを通
流する冷媒は、第1の熱源側熱交換器51と第2の熱源
側熱交換器53とを通流する冷媒へ放熱し、室内熱交換
器37a、37bで室内空気から吸熱する。
【0039】したがって、室内熱交換器37a、37b
を通過した室内空気が冷却され、室内熱交換器37a、
37bから室内へ冷風が送出される。室内熱交換器37
a、37b内を通流した冷媒は、冷媒搬送装置29へと
戻る。このとき、熱源側冷媒管路4に設けられた流量制
御弁67、69と利用側冷媒管路28に設けられた流量
制御弁85、87は全開、熱源側冷媒管路4に設けられ
た流量制御弁59、61、65、と利用側冷媒管路28
に設けられた流量制御弁79a、79b、81は全閉、
熱源側冷媒サイクル49のインジェクション用管路25
に設けられた流量制御弁27は全室の冷房負荷に即した
開度、そして、室内ユニット33a、33bの利用側冷
媒管路28に設けられた流量制御弁35a、35bは、
各室内ユニット33a、33bの冷房負荷に応じた開度
である。
【0040】一方、全室暖房運転を行う場合、熱源側サ
イクル49の圧縮部5に設けられた四方弁21を作動し
て冷媒の流れを切替えることにより、冷媒は、図5の破
線の矢印で示したように流れる。すなわち、第2圧縮機
19から吐出された冷媒は、四方弁21を介して第2の
熱源側熱交換器53と第1の熱源側熱交換器51へと流
入する。このとき、第2の熱源側熱交換器53と第1の
熱源側熱交換器51を通流する冷媒は、第2の利用側熱
交換器75と第1の利用側熱交換器73を通流する冷媒
と熱交換し、熱源側冷媒サイクル49の冷媒が利用側冷
媒サイクル71の冷媒に放熱し液化する。その後、液冷
媒は、第2膨張弁13で減圧され、圧力容器11に流入
する。圧力容器11に流入した冷媒は第1膨張弁9でさ
らに減圧され、室外熱交換器7で室外空気から吸熱して
蒸発した後、圧縮部5の第1圧縮機17へと流入する。
【0041】熱源側冷媒サイクル49の冷媒がこのよう
なサイクルで繰り返し循環しているとき、利用側冷媒サ
イクル71の冷媒は、冷媒搬送装置29で循環され、第
1の利用側熱交換器73と第2の利用側熱交換器75に
おいて、第1の熱源側熱交換器51と第2の熱源側熱交
換器53を通流する冷媒から吸熱し、室内熱交換器37
a、37bで室内空気へ放熱して冷媒搬送装置29へと
戻る。これにより、室内熱交換器37a、37bを通過
した室内空気が加熱され、室内熱交換器37a、37b
から室内へ温風が送出される。
【0042】このとき、熱源側冷媒管路4に設けられた
流量制御弁67、69と利用側冷媒管路28に設けられ
た流量制御弁85、87は全開、熱源側冷媒管路4に設
けられた流量制御弁67、69と利用側冷媒管路28に
設けられた流量制御弁85、87は全開、熱源側冷媒管
路4に設けられた流量制御弁59、61、65、と利用
側冷媒管路28に設けられた流量制御弁79a、79
b、81は全閉、熱源側冷媒サイクル49のインジェク
ション用管路25に設けられた流量制御弁27は全室の
冷房負荷に即した開度、そして、室内ユニット33a、
33bの利用側冷媒管路28に設けられた流量制御弁3
5a、35bは、各室内ユニット33a、33bの冷房
負荷に応じた開度である。
【0043】次に、冷暖同時運転を行う場合について説
明する。室内ユニット33a、33bが冷房主体で冷暖
同時運転を行っている場合、冷媒は、図6の実線の矢印
で示すように流れる。このとき、第1の熱源側熱交換器
51の冷媒は、第1の利用側熱交換器73の冷媒から吸
熱して蒸発する。また、第2の熱源側熱交換器53の冷
媒は、第2の利用側熱交換器75の冷媒へ放熱して液化
する。したがって、第1の利用側熱交換器73の冷媒
は、第1の熱源側熱交換器51の冷媒によって冷却され
た後、管路77から室内熱交換器37aへ流入し、室内
空気から吸熱する。これにより、室内熱交換器37aを
通過した室内空気は冷却され冷風を室内へ与える。ま
た、第2の利用側熱交換器75の冷媒は、第2の熱源側
熱交換器53の冷媒によって加熱された後、利用側冷媒
管路28から室内熱交換器37bに流入し、室内空気へ
放熱する。これにより、室内熱交換器37bを通過した
空気は加熱され温風を室内へ与える。
【0044】このとき、熱源側冷媒管路4のバイパス管
路63に設けられた流量制御弁65は全開、熱源側冷媒
管路4に設けられた流量制御弁67、69と利用側冷媒
管路28に設けられた流量制御弁35a、79b、87
は全閉、熱源側冷媒サイクル49のインジェクション用
管路25に設けられた流量制御弁27は、全室の冷房負
荷と暖房負荷の総和の負荷に応じた適切な開度、熱源側
冷媒サイクル49の管路55、57に設けられた流量制
御弁59、61と利用側冷媒サイクル71のバイパス管
路81に設けられた流量制御弁83は、全室の暖房負荷
に応じた適切な開度、利用側冷媒管路28に設けられた
流量制御弁85は、全室の冷房負荷に応じた適切な開
度、利用側冷媒管路28に設けられた流量制御弁35b
と管路77に設けられた流量制御弁79aは、各室内ユ
ニット33a、33bの冷暖房負荷に応じた適切な開度
となっている。
【0045】一方、室内ユニット33a、33bが暖房
主体で冷暖同時運転を行っている場合、冷媒は、図6の
破線の矢印で示すように流れる。第1の熱源側熱交換器
51を通流する冷媒は、第1の利用側熱交換器73を通
流する冷媒へ放熱して凝縮する。また、第2の熱源側熱
交換器53を通流する冷媒は、第2の利用側熱交換器7
5を通流する冷媒から吸熱して蒸発する。つまり、第1
の利用側熱交換器73を通流する冷媒は、第1の熱源側
熱交換器51を通流する冷媒によって加熱された後、管
路77から室内熱交換器37aへ流入して室内空気へ放
熱する。これにより、室内熱交換器37aを通過した室
内空気は加熱され、温風を室内へ与える。第2の利用側
熱交換器75を通流する冷媒は、第2の熱源側熱交換器
53を通流する冷媒によって冷却された後、利用側冷媒
管路28から室内熱交換器37bへ流入し、室内空気か
ら吸熱する。これにより、室内熱交換器37bを通過す
る室内空気は冷却され、冷風を室内へ与える。
【0046】このとき、熱源側冷媒管路4のバイパス管
路63に設けられた流量制御弁65は全開、熱源側冷媒
管路4に設けられた流量制御弁67、69と利用側冷媒
管路28に設けられた流量制御弁35a、79b、87
は全閉、熱源側冷媒サイクル49のインジェクション用
管路25に設けられた流量制御弁27は、全室の冷房負
荷と暖房負荷の総和の負荷に応じた適切な開度、熱源側
冷媒サイクル49の管路55、57に設けられた流量制
御弁59、61と利用側冷媒サイクル71のバイパス管
路81に設けられた流量制御弁83は、全室の冷房負荷
に応じた適切な開度、利用側冷媒管路28に設けられた
流量制御弁85は、全室の暖房負荷に応じた適切な開
度、利用側冷媒管路28に設けられた流量制御弁35b
と管路77に設けられた流量制御弁79aは、各室内ユ
ニット33a、33bの冷暖房負荷に応じた適切な開度
となっている。
【0047】このように本実施形態の空気調和機では、
冷房運転と暖房運転をする各室内ユニットを同時に有
し、多室にわたって冷暖同時運転を行うことができる。
さらに、熱源側熱交換器と利用側熱交換器とを、各々、
第1の熱源側熱交換器51と第2の熱源側熱交換器5
3、第1の利用側熱交換器73と第2の利用側熱交換器
75に分離しているため、第1の熱源側熱交換器51と
第1の利用側熱交換器73、そして第2の熱源側熱交換
器53と第2の利用側熱交換器75に異なった伝熱面積
を有する熱交換器を用い、これらの熱交換器の接続状態
を切替え、これらの熱交換器への冷媒の流れを切り換え
ることによって、一層冷暖房負荷に応じた冷暖同時運転
を行うことができる。加えて、四方弁を用いれば、熱源
側冷媒サイクル49と利用側冷媒サイクル71との間で
熱交換を行うための2つの熱交換器、すなわち熱源側熱
交換器と利用側熱交換器が一体となったものを集中的に
配置させることが可能となる。また、これらの熱交換器
に、プレート型の熱交換器などを使用すれば、熱交換器
を小型化できる。
【0048】(第4の実施形態)本発明を適用してなる
空気調和機の第4の実施形態について図7を参照して説
明する。図7は、本発明を適用してなる空気調和装置の
冷媒サイクルの構成と全冷房及び全暖房運転時の動作を
示す図である。なお、本実施形態では、第1、第2、及
び第3の実施形態と同一のものには同じ符号を付して説
明を省略し、第1、第2、及び第3の実施形態と相違す
る構成及び特徴部などについて説明する。
【0049】本実施形態が第1、第2、及び第3の実施
形態と相違する点は、圧縮部の2基の圧縮機に容量が異
なる圧縮機を用いたことにある。すなわち、本実施形態
の空気調和機の構成は、第3の実施形態の空気調和機と
ほぼ同じであるが、本実施形態の圧縮部89は、図7に
示すように、第1圧縮機91と第2圧縮機93との2基
の圧縮機を並列に接続している。このとき、第1圧縮機
91の理論吐出口容量をv1、第2圧縮機93の理論吐
出口容量をv2とすると、比v2/v1が1以下になるよう
に、第1圧縮機91と第2圧縮機93とを選択してい
る。
【0050】圧縮部89で、熱源側冷媒管路4は2つに
分岐し、一方管路4aに第1圧縮機91が、他方の管路
4bに第2圧縮機93が設けられている。管路4aの第
1圧縮機91の冷媒の流れ方向に対して上流側と下流側
には、各々流量制御弁95、97が設けられている。管
路4bの第2圧縮機93の冷媒の流れ方向に対して上流
側と下流側には、各々流量制御弁99、101が設けら
れている。管路4aと管路4bは、第1圧縮機91の下
流側に設けられた流量制御弁97と第2圧縮機93の下
流側に設けられた流量制御弁101との下流側で合流し
ている。管路4aと管路4bは、管路4aの第1圧縮機
91と流量制御弁97との間の部分と、管路4bの流量
制御弁99と第2圧縮機93との間の部分とに合流する
管路103で連結されている。管路103には流量制御
弁105が設けられている。なお、インジェクション用
管路25は、管路4bの管路103の合流部分と第2圧
縮機93との間の部分に合流している。
【0051】このような本実施形態の空気調和機では、
冷房負荷が低い状態で複数の室内ユニット33a、33
bが全室で冷房運転をしている場合、冷媒は、図7の実
線の矢印で示すように流れる。すなわち、第1の熱源側
熱交換器51を通流する冷媒は、第1の利用側熱交換器
53を通流する冷媒から吸熱して蒸発する。つまり、第
1の利用側熱交換器53を通流する冷媒は、第1の熱源
側熱交換器51を通流する冷媒によって冷却された後、
管路77から室内熱交換器37a、37bへ流入し、室
内空気から吸熱する。これにより、室内熱交換器37
a、37bを通過した室内空気は冷却され、冷風を室内
へ与える。
【0052】このとき、熱源側冷媒サイクル49のバイ
パス管路63に設けられた流量制御弁63、圧縮部89
の管路4aに設けられた流量制御弁97、圧縮部89の
管路4bに設けられた流量制御弁101、利用側冷媒管
路28に設けられた流量制御弁85は全開、熱源側冷媒
サイクル49のインジェクション用管路25に設けられ
た流量制御弁27、熱源側冷媒管路4に設けられた流量
制御弁67、69、熱源側冷媒サイクル49の管路5
5、57に各々設けられた流量制御弁59、61、圧縮
部89の管路103に設けられた流量制御弁105、利
用側冷媒管路28に設けられた流量制御弁35a、35
b、87、そして、利用側冷媒サイクル71のバイパス
管路81に設けられた流量制御弁83は全閉、圧縮部8
9の管路4aに設けられた流量制御弁95と管路4bに
設けられた流量制御弁99は、第1圧縮機91及び第2
圧縮機93の容量に応じた開度、利用側冷媒サイクル7
1の管路77に設けられた流量制御弁79a、79b
は、各室内ユニット33a、33bの冷房負荷に応じた
開度である。
【0053】また、全室冷房で、超低負荷運転の場合、
流量制御弁のうち、圧縮部89の管路4aに設けられた
流量制御弁95、97を全開にし、管路4bに設けられ
た流量制御弁99、101を全閉にする。これにより、
第1圧縮機91単体で圧縮を行うことが可能となり、圧
縮負荷がより低減する。さらに、全室冷房で、超々低負
荷運転の場合、圧縮部89の管路4bに設けられた流量
制御弁99、101を全開にし、管路4aに設けられた
流量制御弁95、97を全閉にする。これにより、より
能力の低い第2圧縮機93単体で圧縮を行うことが可能
となり、圧縮負荷がより低減する。このように、冷房負
荷に応じた圧縮機仕事で運転することが可能となり、超
々低能力から低負荷、低能力までの冷房運転を効率良く
行うことができる。
【0054】一方、暖房負荷が低い状態で全室が暖房運
転をしている場合、冷媒は、四方弁21の切り換えによ
り、図7の破線の矢印で示すような冷媒の流れとなる。
すなわち、第1の熱源側熱交換器51を通流する冷媒
は、第1の利用側熱交換器73を通流する冷媒と熱交換
し、熱源側冷媒サイクル49の冷媒が利用側冷媒サイク
ル71の冷媒に放熱し液化する。つまり、利用側冷媒サ
イクル71の冷媒は、冷媒搬送装置29で循環され、第
1の利用側熱交換器73で、第1の熱源側熱交換器51
を通流する冷媒から吸熱し、室内熱交換器37a、37
bで室内空気へ放熱して冷媒搬送装置29へと戻る。こ
れにより、室内熱交換器37a、37bを通過した室内
空気が加熱され、室内熱交換器37a、37bから室内
へ温風が送出される。
【0055】このとき、熱源側冷媒サイクル49のバイ
パス管路63に設けられた流量制御弁63、圧縮部89
の管路4aに設けられた流量制御弁97、管路4bに設
けられた流量制御弁101、そして利用側冷媒管路28
に設けられた流量制御弁85は全開、熱源側冷媒サイク
ル49のインジェクション用管路25に設けられた流量
制御弁27、熱源側冷媒管路4に設けられた流量制御弁
67、69、熱源側冷媒サイクル49の管路55、57
に各々設けられた流量制御弁59、61、圧縮部89の
管路103に設けられた流量制御弁105、利用側冷媒
管路28に設けられた流量制御弁35a、35b、8
7、そして利用側冷媒サイクル71のバイパス管路81
に設けられた流量制御弁83は全閉、圧縮部89の管路
4aに設けられた流量制御弁95と管路4bに設けられ
た流量制御弁99は、第1圧縮機91及び第2圧縮機9
3の容量に応じた開度、利用側冷媒サイクル71の管路
77に設けられた流量制御弁79a、79bは、各室内
ユニット33a、33bの冷房負荷に応じた開度であ
る。
【0056】また、全室暖房で、超低負荷運転の場合、
流量制御弁のうち、圧縮部89の管路4aに設けられた
流量制御弁95、97を全開にし、管路4bに設けられ
た流量制御弁99、101を全閉にする。さらに、超々
低負荷運転の場合、圧縮部89の管路4bに設けられた
流量制御弁99、101を全開にし、管路4aに設けら
れた流量制御弁95、97を全閉にする。これにより、
暖房負荷に応じた圧縮機仕事で運転することが可能とな
り、超々低負荷、超々低能力から低負荷、低能力までの
暖房運転を効率良く行うことができる。
【0057】なお、冷房時及び暖房時ともに通常の冷暖
房負荷の運転では、圧縮部89の管路4aに設けられた
流量制御弁95、圧縮部89の管路103に設けられた
流量制御弁105、そして管路4bに設けられた流量制
御弁101は全開、圧縮部89の管路4aに設けられた
流量制御弁97と管路4bに設けられた流量制御弁99
は全閉とし、その他の流量制御弁は、第3の実施形態と
同様に制御する。
【0058】このように本実施形態の空気調和装置で
は、第1圧縮機91の理論吐出口容量をv1、第2圧縮
機93の理論吐出口容量をv2とすると、比v2/v1が1
以下となるような第1圧縮機91と第2圧縮機93と、
これら異容量の第1圧縮機91と第2圧縮機93との
接続形態を切替えることが可能な接続切替え手段、つま
り管路4a、4b、103と流量制御弁95、97、9
9、101、103を備えている。このため、1つの圧
縮機での圧縮負荷を低減することができ、冷房運転時及
び暖房運転時に、低負荷、低能力、そして高効率運転を
可能とする。つまり、超々低負荷、低能力運転から高負
荷、高能力運転までの幅広い運転条件下においても、複
数の圧縮機と複数の熱交換器の接続形態を切替えること
によって、負荷に即した圧縮機仕事、冷暖房能力で冷房
及び暖房運転を効率良く行うことを可能とする。したが
って、負荷に応じた効率的な冷房及び暖房運転が可能に
なり、冷房及び暖房運転の効率がさらに向上する。ま
た、バイパス管路25を介して第1の熱源側熱交換器5
1から流出する冷媒を第1圧縮機91または第2圧縮機
93の吸入口ヘ供給することによって、配管長による圧
力損失が低減される。
【0059】(第5の実施形態)本発明を適用してなる
空気調和機の第5の実施形態について図8を参照して説
明する。図8は、本発明を適用してなる空気調和装置の
冷媒サイクルの構成と全冷房及び全暖房運転時の動作を
示す図である。なお、本実施形態では、第1、第2、第
3、及び第4の実施形態と同一のものには同じ符号を付
して説明を省略し、第1、第2、第3、及び第4の実施
形態と相違する構成及び特徴部などについて説明する。
【0060】本実施形態が第1、第2、第3、及び第4
の実施形態と相違する点は、インジェクション用管路
が、圧力容器側で2つに分岐しており、一方の管路が圧
力容器内の液相部に、他方の管路が圧力容器の気相部に
連通していることにある。すなわち、本実施形態の空気
調和機は、図8に示すように、第3の実施形態の空気調
和機と同様の構成であるが、インジェクション用管路1
07は、圧力容器11側で圧力容器11からの液冷媒が
通流する液管路107aと、圧力容器11からのガス冷
媒が通流するガス管路107bとに分岐している。すな
わち、液管路107aは、圧力容器11の液相部に連通
しており、ガス管路107bは、圧力容器11の気相部
に連通している。液管路107aとガス管路107bに
は、各々、液冷媒またはガス冷媒の流量を制御する流量
制御弁109a、109bが設けられている。
【0061】このような本実施形態の空気調和機におけ
る全室冷房運転時の冷媒の流れは、第3の実施形態と同
様の流れとなり、図8の実線の矢印で示すような流れと
なる。このとき、液管路107bに設けられた流量制御
弁109bは、全室の冷房負荷に応じた開度である。一
方、全室暖房運転時の冷媒の流れは、第3の実施形態と
同様の流れとなれ、つまり図8の破線の矢印で示すよう
な流れとなるが、熱源側冷媒サイクル49のインジェク
ションにおいて、第1圧縮機17から吐出されたガス冷
媒は、液管路107aとインジェクション用管路107
を介して圧力容器11から流入する液冷媒と合流して第
2圧縮機19に吸入される。このとき、液管路107a
に設けられた流量制御弁109aは、全室の暖房負荷に
応じた開度である。このため、暖房運転時に、高圧縮負
荷や高暖房能力を得ることが可能となる。
【0062】また、第1、第2、第3、第4、及び第5
の実施形態では、圧縮手段として別個の機器である2基
の圧縮機、つまり第1圧縮機17、91と第2圧縮機1
9、93とを用いているが、圧縮手段はこれに限らず、
冷媒を圧縮して加熱圧縮する機能を有するものであれ
ば、一つの圧縮機内に複数の独立した圧縮行程が直列ま
たは並列に配置されている圧縮機などを用いることがで
きる。さらに、圧縮手段として、様々な形態、例えばレ
シプロ、スクロール、ロータリー、インバータなどの形
態の圧縮手段を用いることができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、冷房及び暖房運転の効
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる空気調和機の第1の実施
形態における冷媒サイクルの構成と動作を示す図であ
る。
【図2】従来のガスインジェクションを行う空気調和機
と第1の実施形態の空気調和機とを比較したp−h線図
である。
【図3】本発明を適用してなる空気調和機の第2の実施
形態における冷媒サイクルの構成と動作を示す図であ
る。
【図4】第1の実施形態の空気調和機と第2の実施形態
の空気調和機とを比較したp−h線図である。
【図5】本発明を適用してなる空気調和機の第3の実施
形態における冷媒サイクルの構成と全室冷房及び全室暖
房運転時の動作を示す図である。
【図6】本発明を適用してなる空気調和機の第3の実施
形態における冷媒サイクルの構成と冷暖同時運転時の動
作を示す図である。
【図7】本発明を適用してなる空気調和機の第4の実施
形態における冷媒サイクルの構成と動作を示す図であ
る。
【図8】本発明を適用してなる空気調和機の第5の実施
形態における冷媒サイクルの構成と動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 熱源側冷媒サイクル 3 利用側冷媒サイクル 5 圧縮部 7 室外熱交換器 9 第1膨張弁 11 圧力容器 13 第2膨張弁 15 熱源側熱交換器 17 第1圧縮機 19 第2圧縮機 25 インジェクション用管路 29 冷媒搬送装置 31 利用側熱交換器 37 室内熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 1/10 F25B 1/10 E 5/04 5/04 Z 6/04 6/04 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された第1の圧縮手段及び第
    2の圧縮手段を含む圧縮部、室外熱交換器、第1の膨張
    弁、圧力容器、第2の膨張弁、及び熱源側熱交換器が順
    に接続されて冷媒が循環する熱源側冷媒サイクルと、利
    用側熱交換器、室内熱交換器、及び冷媒搬送手段が順に
    接続されて冷媒が循環する利用側冷媒サイクルとを有
    し、前記室外熱交換器は、室外空気と冷媒との間で熱交
    換を行い、前記熱源側熱交換器と前記利用側熱交換器
    は、各々を通流する冷媒間で熱交換を行い、前記室内熱
    交換器は、室内空気と冷媒との間で熱交換を行い、前記
    圧力容器内のガス冷媒を前記圧縮部の前記第2の圧縮手
    段に導いてなる空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記圧縮部の前記第1の圧縮手段と前記
    第2の圧縮手段との間に設けられた流路に前記圧力容器
    内のガス冷媒を導く流路を設けることにより、前記圧力
    容器内のガス冷媒を前記圧縮部の前記第2の圧縮手段に
    導いてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 前記圧縮部の前記第1の圧縮手段からの
    ガス冷媒を前記圧力容器に導く流路と、前記圧力容器内
    のガス冷媒を前記第2の圧縮手段に導く流路とを設ける
    ことにより、前記圧力容器内のガス冷媒を前記圧縮部の
    前記第2の圧縮手段に導いてなることを特徴とする請求
    項1に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記熱源側熱交換器は、直列に配設され
    た第1の熱源側熱交換器と第2の熱源側熱交換器とで構
    成され、前記利用側熱交換器は、直列に配列された第1
    の利用側熱交換器と第2の利用側熱交換器とで構成さ
    れ、前記第1の熱源側熱交換器と前記第1の利用側熱交
    換器、及び前記第2の熱源側熱交換器と前記第2の利用
    側熱交換器が各々を通流する冷媒間で熱交換を行い、前
    記熱源側冷媒サイクルは、前記室外熱交換機及び前記第
    2の熱源側熱交換機を並列に接続可能とする流路及び該
    流路に設けられた流量制御弁と、前記第1の熱源側熱交
    換器からの冷媒を前記圧縮部に導くバイパス流路及び該
    バイパス流路に設けられた流量制御弁とを有し、前記利
    用側冷媒サイクルは、前記室内熱交換機及び前記第2の
    利用側熱交換機を並列に接続可能とする流路及び該流路
    に設けられた流量制御弁を有してなることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記第1の圧縮手段の理論吐出口容量を
    v1、第2の圧縮手段の理論吐出口容量をv2としたと
    き、比v2/v1が1以下であり、前記第1の圧縮手段と
    前記第2の圧縮手段とを並列に接続可能とする流路と、
    該流路に設けられた流量制御弁とを有してなることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空気調
    和機。
  6. 【請求項6】 前記圧力容器内のガス冷媒を前記圧縮部
    の前記第2の圧縮手段に導く流路と該流路に設けられた
    流量制御弁と、液冷媒を前記圧縮部の前記第2の圧縮手
    段に導く流路と該流路に設けられた流量制御弁とを有し
    てなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載の空気調和機。
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