JP2005307880A - 排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の部品点数を増加することなく内燃機関の排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常を検出する。
【解決手段】 フィルタの上下流間での圧力差の異常領域及び正常領域を示すための上限値PUL及び下限値PDLを運転状態起源推定堆積量PMsmに基づいて設定している(S110)。この運転状態起源推定堆積量PMsmは、差圧センサの検出値(ΔP)に依らずに、ディーゼルエンジンの運転状態に基づいて推定計算にて求められている(S102〜S108)ので、上限値PUL及び下限値PDLも差圧センサの検出値に依らずに求められていることになる。したがって異常領域に対して差圧センサの検出値に基づいて得られた実測圧力差ΔP/GAが含まれるか否かの判定(S116)により、装置の部品点数を増加することなく差圧センサの異常を検出することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常検出装置に関する。
内燃機関、特にディーゼルエンジンは排気中に含まれる粒子状物質の除去が重要な課題となっている。このため大気中に粒子状物質が放出されないように内燃機関の排気系に粒子状物質の捕集を行うフィルタを設ける技術が存在する。
この技術ではフィルタに粒子状物質が堆積するとフィルタ上に担持されている触媒により酸化することで粒子状物質を浄化している。しかし排気の低温化が生じた場合などでは、十分に粒子状物質の酸化除去が進まずに、粒子状物質の堆積量が過大となってフィルタに目詰まりを生じ、このことにより出力低下による燃費の悪化を招いたり、フィルタの毀損を生じるおそれがある。
したがって確実に目詰まりを検出することで早期に対策や警告を発する必要がある。このような目詰まりを判定する技術として、フィルタの上下流の圧力差を検出することにより目詰まりの有無を判定する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
更にフィルタの上下流の圧力差を検出し、その検出値が所定値よりも大きければ目詰まりであるとして、排気中に還元剤として燃料を噴射してフィルタの高温化とフィルタ上からの活性酸素の発生により粒子状物質の除去を開始する技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2003−155916号公報(第4−5頁、図3) 特開2003−254041号公報(第6−7頁、図3)
しかしフィルタの上下流の圧力差を検出する差圧センサが異常な出力、例えば、実際の圧力差が未だ大きくないにもかかわらず大きな差圧信号を出力していた場合には、早期に目詰まりであると判定されるので短周期でフィルタに対して粒子状物質の除去処理を実行しなくてはならず、燃費の悪化を招く。又、実際の圧力差が過大となっているにもかかわらず小さい差圧信号を出力していた場合には、実際には目詰まりしていても目詰まりしていないと判定されることから、高い排圧で内燃機関運転を継続しなくてはならず、出力低下による燃費の悪化を招いたり、フィルタを毀損したりするおそれがある。
複数の差圧センサを設けることで相互に検出値を評価して差圧センサの異常を判断することもできるが、これでは装置の部品点数が増加し、内燃機関の重量増加と高コスト化を招きかねない。
本発明は、装置の部品点数を増加することなく差圧センサの異常を検出する差圧センサ異常検出装置を提供することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置は、内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常検出装置であって、内燃機関の運転状態に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を計算する運転状態起源推定堆積量算出手段と、前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量に基づいて、前記排気浄化用フィルタの上下流での運転状態起源推定圧力差を計算する運転状態起源推定圧力差算出手段と、前記運転状態起源推定圧力差算出手段にて算出された運転状態起源推定圧力差と、前記差圧センサの検出値に基づいて得られた実測圧力差との比較に基づいて、前記差圧センサの異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする。
このように運転状態起源推定堆積量算出手段が内燃機関の運転状態に基づいて排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を計算している。ここで内燃機関の運転状態は内燃機関制御のために既に備えられている各種センサから検出できるものであるため、特に装置の部品点数を増加させなくても差圧センサの検出値に依らずに粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を求めることができる。
そして運転状態起源推定圧力差算出手段がこの運転状態起源推定堆積量に基づいて、差圧センサの検出値に依らずに排気浄化用フィルタの上下流での運転状態起源推定圧力差を計算している。したがって異常検出手段では、このように求められた運転状態起源推定圧力差と、差圧センサの検出値に基づいて得られた実測圧力差とを比較することで差圧センサの異常を検出することができる。
こうして装置の部品点数を増加することなく差圧センサの異常を検出することができる。
請求項2に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置では、請求項1において、前記運転状態起源推定圧力差と前記実測圧力差とは、単位排気流量当たり又は単位吸入空気量当たりの圧力差として表されていることを特徴とする。
同一の目詰まり程度であっても排気浄化用フィルタを通過する排気流量の程度によって排気浄化用フィルタの上下流での圧力差は変化する。単位排気流量当たりの圧力差であれば、排気流量の程度には依存しない。又、吸入空気量は排気流量に比例するので、単位吸入空気量当たりの圧力差としても良い。
したがって運転状態起源推定圧力差と実測圧力差とを、単位排気流量当たり又は単位吸入空気量当たりの圧力差として表すことにより、高精度に差圧センサの異常を検出することができる。
請求項3に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置は、内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常検出装置であって、内燃機関の運転状態に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を計算する運転状態起源推定堆積量算出手段と、前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量に基づいて、前記排気浄化用フィルタの上下流での圧力差の異常領域を設定する圧力差異常領域設定手段と、前記圧力差異常領域設定手段にて設定された異常領域に、前記差圧センサの検出値に基づいて得られた実測圧力差が含まれていた場合に前記差圧センサが異常であると検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする。
このように圧力差異常領域設定手段が、運転状態起源推定堆積量に基づいて、排気浄化用フィルタの上下流での圧力差の異常領域を設定している。運転状態起源推定堆積量は、前記請求項1について述べたごとく差圧センサの検出値に依らずに求められているので、圧力差の異常領域についても差圧センサの検出値に依らずに求められていることになる。
したがって異常検出手段では、このように求められた圧力差の異常領域に対して、差圧センサの検出値に基づいて得られた実測圧力差が含まれるか否かにより差圧センサの異常を検出することができる。
こうして装置の部品点数を増加することなく差圧センサの異常を検出することができる。
請求項4に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置では、請求項3において、前記圧力差の異常領域と前記実測圧力差とは、単位排気流量当たり又は単位吸入空気量当たりの圧力差として表されていることを特徴とする。
前記請求項2について述べたごとく単位排気流量当たりあるいは単位吸入空気量当たりの圧力差であれば排気流量の程度には依存しない。
したがって圧力差の異常領域と実測圧力差とを、単位排気流量当たり又は単位吸入空気量当たりの圧力差として表すことにより、高精度に差圧センサの異常を検出することができる。
請求項5に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置は、内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常検出装置であって、内燃機関の運転状態に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を計算する運転状態起源推定堆積量算出手段と、前記差圧センサの検出値に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の圧力差起源推定堆積量を計算する圧力差起源推定堆積量算出手段と、前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量と、前記圧力差起源推定堆積量算出手段にて算出された圧力差起源推定堆積量との比較に基づいて、前記差圧センサの異常を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする。
このように圧力差起源推定堆積量算出手段にて差圧センサの検出値に基づいて排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の圧力差起源推定堆積量を計算する。このことにより、異常検出手段では差圧センサの検出に依らずに算出された運転状態起源推定堆積量と、差圧センサの検出に基づく圧力差起源推定堆積量との比較に基づいて、差圧センサの異常を検出することができる。
こうして装置の部品点数を増加することなく差圧センサの異常を検出することができる。
請求項6に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置では、請求項5において、前記圧力差起源推定堆積量算出手段は、基準圧力差に対する前記差圧センサの検出値の偏差率を求め、該偏差率に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の圧力差起源推定堆積量を計算することを特徴とする。
より具体的には、圧力差起源推定堆積量算出手段は、基準圧力差に対する差圧センサの検出値の偏差率に基づいて圧力差起源推定堆積量を計算できる。
請求項7に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置では、請求項5又は6において、前記異常検出手段は、前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量と前記圧力差起源推定堆積量算出手段にて算出された圧力差起源推定堆積量との比の値を評価することにより前記比較を実行することを特徴とする。
このように運転状態起源推定堆積量と圧力差起源推定堆積量との比を計算して、この比の値を評価することで、異常検出手段は差圧センサの異常を検出するための比較を実行しても良い。
請求項8に記載の排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置では、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記運転状態起源推定堆積量算出手段は、内燃機関の運転状態に基づいて計算した内燃機関からの粒子状物質の推定排出量及び内燃機関の運転状態に基づいて計算した前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の推定浄化量の収支計算を周期的に繰り返すことにより運転状態起源推定堆積量を計算することを特徴とする。
このような収支計算の繰り返しにより、運転状態起源推定堆積量算出手段は内燃機関の運転状態から差圧センサの検出値に依らずに運転状態起源推定堆積量を計算することができる。
[実施の形態1]
図1は上述した発明が適用された車両用ディーゼルエンジン及びその制御システムとの概略を表す構成説明図である。尚、本発明は希薄燃焼式ガソリンエンジンなどについて同様な触媒構成を採用した場合においても適用できる。
ディーゼルエンジン2は複数気筒、ここでは4気筒#1,#2,#3,#4からなる。各気筒#1〜#4の燃焼室4は吸気弁6にて開閉される吸気ポート8及び吸気マニホールド10を介してサージタンク12に連結されている。そしてサージタンク12は、吸気経路13を介して、インタークーラ14及び過給機、ここでは排気ターボチャージャ16のコンプレッサ16aの出口側に連結されている。コンプレッサ16aの入口側はエアクリーナ18に連結されている。サージタンク12には、排気再循環(以下、「EGR」と称する)経路20のEGRガス供給口20aが開口している。そしてサージタンク12とインタークーラ14との間の吸気経路13には、スロットル弁22が配置され、コンプレッサ16aとエアクリーナ18との間には吸入空気量センサ24及び吸気温センサ26が配置されている。
各気筒#1〜#4の燃焼室4は排気弁28にて開閉される排気ポート30及び排気マニホールド32を介して排気ターボチャージャ16の排気タービン16bの入口側に連結され、排気タービン16bの出口側は排気経路34に接続されている。尚、排気タービン16bは排気マニホールド32において第4気筒#4側から排気を導入している。
この排気経路34には、排気浄化触媒が収納されている3つの触媒コンバータ36,38,40が配置されている。最上流の第1触媒コンバータ36にはNOx吸蔵還元触媒36aが収納されている。ディーゼルエンジン2の通常の運転時において排気が酸化雰囲気(リーン)にある時には、NOxはこのNOx吸蔵還元触媒36aに吸蔵される。そして還元雰囲気(ストイキあるいはストイキよりも低い空燃比)ではNOx吸蔵還元触媒36aに吸蔵されたNOxがNOとして離脱しHCやCOにより還元される。このことによりNOxの浄化を行っている。
そして2番目に配置された第2触媒コンバータ38にはモノリス構造に形成された壁部を有するフィルタ38aが収納され、この壁部の微小孔を排気が通過するように構成されている。この基体としてのフィルタ38aの微小孔表面にコーティングにてNOx吸蔵還元触媒の層が形成されているので、排気浄化触媒として機能し前述したごとくにNOxの浄化が行われる。更にフィルタ壁部には排気中の粒子状物質(以下「PM」と称する)が捕捉されるので、高温の酸化雰囲気でNOx吸蔵時に発生する活性酸素によりPMの酸化が開始され、更に周囲の過剰酸素によりPM全体が酸化される。このことによりNOxの浄化と共にPMの浄化を実行している。尚、ここでは第1触媒コンバータ36と第2触媒コンバータ38とは一体に形成されている。
最下流の第3触媒コンバータ40は、酸化触媒40aが収納され、ここではHCやCOが酸化されて浄化される。
尚、NOx吸蔵還元触媒36aとフィルタ38aとの間には第1排気温センサ44が配置されている。又、フィルタ38aと酸化触媒40aとの間において、フィルタ38aの近くには第2排気温センサ46が、酸化触媒40aの近くには空燃比センサ48が配置されている。
上記空燃比センサ48は、ここでは固体電解質を利用したものであり、排気成分に基づいて排気の空燃比を検出し、空燃比に比例した電圧信号をリニアに出力するセンサである。又、第1排気温センサ44と第2排気温センサ46とはそれぞれの位置で排気温度thci,thcoを検出するものである。
フィルタ38aの上流側と下流側には差圧センサ50の配管がそれぞれ設けられ、差圧センサ50はフィルタ38aの目詰まりの程度、すなわちPMの堆積度合を検出するためにフィルタ38aの上下流での圧力差ΔPを検出している。
尚、排気マニホールド32には、EGR経路20のEGRガス吸入口20bが開口している。このEGRガス吸入口20bは第1気筒#1側で開口しており、排気タービン16bが排気を導入している第4気筒#4側とは反対側である。
EGR経路20の途中にはEGRガス吸入口20b側から、EGRガスを改質するための鉄系EGR触媒52が配置され、更にEGRガスを冷却するためのEGRクーラ54が設けられている。尚、EGR触媒52はEGRクーラ54の詰まりを防止する機能も有している。そしてEGRガス供給口20a側にはEGR弁56が配置されている。このEGR弁56の開度調節によりEGRガス供給口20aから吸気系へのEGRガス供給量の調節が可能となる。
各気筒#1〜#4に配置されて、各燃焼室4内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁58は、燃料供給管58aを介してコモンレール60に連結されている。このコモンレール60内へは電気制御式の吐出量可変燃料ポンプ62から燃料が供給され、燃料ポンプ62からコモンレール60内に供給された高圧燃料は各燃料供給管58aを介して各燃料噴射弁58に分配供給される。尚、コモンレール60には燃料圧力を検出するための燃料圧センサ64が取り付けられている。
更に、燃料ポンプ62からは別途、低圧燃料が燃料供給管66を介して添加弁68に供給されている。この添加弁68は第4気筒#4の排気ポート30に設けられて、排気タービン16b側に向けて燃料を噴射することにより排気中に燃料添加するものである。この燃料添加により後述する触媒制御モードが実行される。
電子制御ユニット(以下「ECU」と称する)70はCPU、ROM、RAM等を備えたデジタルコンピュータと、各種装置を駆動するための駆動回路とを主体として構成されている。そしてECU70は前述した吸入空気量センサ24、吸気温センサ26、第1排気温センサ44、第2排気温センサ46、空燃比センサ48、差圧センサ50、EGR弁56内のEGR開度センサ、燃料圧センサ64及びスロットル開度センサ22aの信号を読み込んでいる。更にアクセルペダル72の踏み込み量(アクセル開度ACCP)を検出するアクセル開度センサ74、及びディーゼルエンジン2の冷却水温THWを検出する冷却水温センサ76から信号を読み込んでいる。更に、クランク軸78の回転数NEを検出するエンジン回転数センサ80、クランク軸78の回転位相あるいは吸気カムの回転位相を検出して気筒判別を行う気筒判別センサ82から信号を読み込んでいる。更に大気圧Patmを検出する大気圧センサ84から信号を読み込んでいる。
そしてこれらの信号から得られるエンジン運転状態に基づいて、ECU70は燃料噴射弁58による燃料噴射量制御や燃料噴射時期制御を実行する。更にEGR弁56の開度制御、モータ22bによるスロットル開度制御、燃料ポンプ62の吐出量制御、及び添加弁68の開弁制御により後述するPM再生制御、S被毒回復制御あるいはNOx還元制御といった触媒制御や、差圧センサ50の異常検出処理、その他の各処理を実行する。
ECU70が実行する燃焼モード制御としては、通常燃焼モードと低温燃焼モードとの2種類から選択した燃焼モードを、運転状態に応じて実行する。ここで低温燃焼モードとは、低温燃焼モード用EGR弁開度マップを用いて大量の排気再循環量により燃焼温度の上昇を緩慢にしてNOxとスモークとを同時低減させる燃焼モードである。この低温燃焼モードは、低負荷低中回転領域にて実行し、空燃比センサ48が検出する空燃比AFに基づいてスロットル開度TAの調節による空燃比フィードバック制御がなされている。これ以外の燃焼モードが、通常燃焼モード用EGR弁開度マップを用いて通常のEGR制御(EGRしない場合も含める)を実行する通常燃焼モードである。
そして排気浄化触媒に対する触媒制御を実行する触媒制御モードとしては、PM再生制御モード、S被毒回復制御モード、NOx還元制御モード及び通常制御モードの4種類のモードが存在する。
PM再生制御モードとは、PMの推定堆積量がPM再生基準値に到達すると、特に第2触媒コンバータ38内のフィルタ38aに堆積しているPMを高温化により前述したごとく燃焼させてCO2とH2Oにして排出するPM浄化用昇温処理を実行するモードである。このモードでは、ストイキ(理論空燃比)よりも高い空燃比状態で添加弁68からの燃料添加を繰り返して触媒床温を高温化(例えば600〜700℃)するが、更に燃料噴射弁58による膨張行程あるいは排気行程における燃焼室4内への燃料噴射であるアフター噴射を加える場合がある。
S被毒回復制御モードとは、NOx吸蔵還元触媒36a及びフィルタ38aがS被毒してNOx吸蔵能力が低下した場合にS成分を放出させてS被毒から回復させるモードである。このモードでは、添加弁68から燃料添加を繰り返して触媒床温を高温化(例えば650℃)する昇温処理を実行し、更に添加弁68からの間欠的な燃料添加により空燃比をストイキ又はストイキよりもわずかに低い空燃比とする空燃比低下処理を行う。ここではストイキよりもわずかに低い空燃比とするリッチ化を行っている。このモードも燃料噴射弁58によるアフター噴射を加える場合がある。
NOx還元制御モードとは、NOx吸蔵還元触媒36a及びフィルタ38aに吸蔵されたNOxを、N2、CO2及びH2Oに還元して放出するモードである。このモードでは、添加弁68からの比較的時間をおいた間欠的な燃料添加により、触媒床温は比較的低温(例えば250〜500℃)で空燃比をストイキ又はストイキよりも低下させる処理を行う。
尚、これら3つの触媒制御モード以外の状態が通常制御モードとなり、この通常制御モードでは添加弁68からの燃料添加や燃料噴射弁58によるアフター噴射はなされない。
次にECU70により実行される処理の内、差圧センサ50の異常を検出する処理について説明する。図2に差圧センサ異常検出処理のフローチャートを示す。本処理は一定の時間周期で繰り返し実行される処理である。尚、個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。
まずPMのエンジン推定排出量PMeが算出される(S102)。このエンジン推定排出量PMeは、本処理の1制御周期の間にディーゼルエンジン2の全燃焼室4から排出されるPMの量である。このエンジン推定排出量PMeは、式1により算出される。
[式1]
PMe ← PMebs × Kpmthw × Kpmtha × Kpmpa
ここでエンジン排出基本量PMebsは、図3に示すエンジン排出基本量マップを用いて現在のエンジン回転数NEと負荷(ここでは燃料噴射弁58からの燃料噴射量)とに基づいて求められる。このエンジン排出基本量マップは、予め実験によりエンジン回転数NEと負荷とをパラメータとしてPM排出量を求めて設定したものである。尚、図3の実線は等高線状にエンジン排出基本量PMebsの大きさを示すものである。
水温補正係数Kpmthwは冷却水温THWに応じて設定される係数である。例えば冷却水温THWが低いほど大きい値に設定されるが、エンジンによっては「1」に固定しても良い。
大気温補正係数Kpmthaは吸気温センサ26にて検出される大気温に相当する吸気温THAに応じて設定される係数である。例えば吸気温THAが低いほど大きい値に設定されるが、エンジンによっては「1」に固定しても良い。
大気圧補正係数Kpmpaは大気圧に影響される燃焼室4への吸入空気量に応じて設定される係数である。例えば、(現在のGA/NEの値)/(平地でのGA/NEの値)の値に応じて設定される。具体的には、この比[(現在のGA/NEの値)/(平地でのGA/NEの値)]が「1」以上であれば大気圧補正係数Kpmpa=「1」とする。しかし比が「1」よりも小さくなればなるほど、高度が高くなって大気圧低下によりPMが発生しやすくなることから、大気圧補正係数Kpmpaは「1」よりも大きな値に設定する。ただし、大気圧センサ84にて検出される大気圧Patmが1気圧より低いが1気圧に近い領域及び1気圧以上の領域では、前記比の値にかかわらず大気圧補正係数Kpmpa=「1」に固定する。
次に添加燃料推定排出量PMiが算出される(S104)。この添加燃料推定排出量PMiは、本処理の1制御周期の間に添加弁68から添加された燃料に基づいて発生するPMの量である。この添加燃料推定排出量PMiは、式2により算出される。
[式2]
PMi ← PMibs × Kpmthci
ここで添加燃料発生基本量PMibsは、添加弁68からの燃料添加量に依存するが、この添加時には実際にはフィルタ38aの床温が高温化しており、燃料添加によるPMはほとんど生じないので燃料添加量にかかわらず「0」を設定しても良い。触媒入りガス温補正係数Kpmthciは第1排気温センサ44にて検出される排気温度thciに応じて設定される。ただし上述したごとく実際には燃料添加によるPMはほとんど生じないので排気温度thciにかかわらず「1」に固定しても良い。
次にPMの推定浄化量PMcが算出される(S106)。この推定浄化量PMcは、本処理の1制御周期の間にフィルタ38aに捕捉されたPMが酸化により浄化される量である。この推定浄化量PMcは式3により算出される。
[式3]
PMc ← PMcbs × Kpmthco
ここで浄化基本量PMcbsは、基準触媒床温(例えば500℃)において本処理の1制御周期の間にフィルタ38aに捕捉されたPMが酸化により浄化される量である。例えば吸入空気量センサ24が検出する吸入空気量GAに基づいて算出される。床温別PM酸化速度補正係数Kpmthcoはフィルタ38aの触媒床温(ここでは第2排気温センサ46にて検出される排気温度thco)に依存し、例えば、図4に示す床温別PM酸化速度補正係数マップにより設定される。
そして上述のごとく算出されたエンジン推定排出量PMe、添加燃料推定排出量PMi及び推定浄化量PMcによるPMの収支計算により、PMの運転状態起源推定堆積量PMsmが式4のごとく差圧センサ50の検出値に依らずに算出される(S108)。
[式4]
PMsm ← Max[PMsm+PMe+PMi−PMc,0]
ここで右辺の運転状態起源推定堆積量PMsmは、前回の本処理の実行時に算出された運転状態起源推定堆積量PMsmである。Maxは[]内の数値の内で大きい方の数値を抽出する演算子である。したがって「PMsm+PMe+PMi−PMc」がプラスならば、「PMsm+PMe+PMi−PMc」の値が運転状態起源推定堆積量PMsmに設定されるが、マイナスになると運転状態起源推定堆積量PMsmには「0g」が設定される。
尚、前述したごとく燃料添加時が常に添加燃料推定排出量PMi=0となるディーゼルエンジン2であれば、あるいは添加燃料推定排出量PMi=0となる条件下で差圧センサ異常判定(図2)を実行する場合には、添加燃料推定排出量PMi自体を求めなくても良い。すなわち、式5のようにしてエンジン推定排出量PMe及び推定浄化量PMcにより、PMの運転状態起源推定堆積量PMsmを算出しても良い。
[式5]
PMsm ← Max[PMsm+PMe−PMc,0]
次にこのようにして求められた今回の運転状態起源推定堆積量PMsmに基づいて、図5に示す異常領域設定マップMapLから差圧センサ異常領域を表す上限値PULと下限値PDLとを算出する(S110)。図5では運転状態起源推定堆積量PMsm=Aの時の上限値PUL及び下限値PDLを示している。異常領域設定マップMapLは、予め実験にて標準とする差圧センサにより運転状態起源推定堆積量PMsmと実測圧力差(ΔP/GA)との関係を図5の実線(正常領域の中心線)のごとく求め、この標準の差圧センサに対する許容範囲を正常領域として設定し、正常領域外を異常領域として設定したものである。
次に今回の制御周期において吸入空気量センサ24にて検出されている吸入空気量GAと前回の制御周期時の吸入空気量GAoldとの差の絶対値(|GA−GAold|)を、吸入空気量変化ΔGAとして算出する(S112)。
そして差圧センサ異常検出のための前提条件が成立しているか否かが判定される(S114)。この前提条件は次の3つの条件の論理積である。すなわち3つの条件が全て満足されると前提条件は成立し、1つでも不満足であれば前提条件は成立しない。
(1).吸入空気量センサ24にて検出されている吸入空気量GAが圧力差の変動が小さい基準量以内である。高吸入空気量では圧力差の変動が大きく、差圧センサ50にて正確に圧力差ΔPが検出できないからである。
(2).エンジン回転数センサ80にて検出されているエンジン回転数NEが圧力差の変動が小さい基準回転数以内である。ディーゼルエンジン2が高回転数では圧力差の変動が大きく、差圧センサ50にて正確に圧力差ΔPが検出できないからである。
(3).ステップS112で求めた吸入空気量変化ΔGAが基準変化量以内である。過渡時では差圧センサ50にて正確に圧力差ΔPが検出できないからである。
このような3条件が1つでも不満足であれば、前提条件は不成立であるとして(S114でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
上記3条件がすべて満足されると、前提条件は成立したとして(S114でYES)、次に実測圧力差(ΔP/GA)が前記ステップS110で求めた下限値PDLと上限値PULとの間、すなわち正常領域に存在するか否かが判定される(S116)。
PDL≦ΔP/GA≦PULであれば(S116でYES)、次に、ステップS116にてYESと判定されている継続期間が予め設定されている正常判定継続期間以上となったか否かが判定される(S118)。最初はYES判定継続期間<正常判定継続期間であるので(S118でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
そしてステップS116にてYESと判定されている状態が継続して、YES判定継続期間≧正常判定継続期間となれば(S118でYES)、正常判定がなされる(S120)。
一方、PDL>ΔP/GA、あるいはΔP/GA>PULであれば(S116でNO)、ステップS116にてNOと判定されている継続期間が予め設定されている異常判定継続期間以上となったか否かが判定される(S122)。最初はNO判定継続期間<異常判定継続期間であるので(S122でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
そしてステップS116にてNOと判定されている状態が継続して、NO判定継続期間≧異常判定継続期間となれば(S122でYES)、異常判定がなされる(S124)。
尚、このように異常判定(S124)がなされた場合には、ダッシュボードなどに設けられた警告ランプの点灯やディスプレイの警告表示などがなされる。
上述した構成において、請求項との関係は、フィルタ38aが排気浄化用フィルタに相当する。差圧センサ異常検出処理(図2)のステップS102〜S108が運転状態起源推定堆積量算出手段としての処理に、ステップS110が圧力差異常領域設定手段としての処理に、ステップS116,S124が異常検出手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).差圧センサ異常検出処理(図2)では、第2触媒コンバータ38の上下流間での圧力差の異常領域及び正常領域を示すための上限値PUL及び下限値PDLを運転状態起源推定堆積量PMsmに基づいて設定している(S110)。この運転状態起源推定堆積量PMsmは、差圧センサ50の検出値(ΔP)に依らずに、ディーゼルエンジン2の運転状態に基づいて推定計算にて求められている(S102〜S108)ので、上限値PUL及び下限値PDLも差圧センサ50の検出値に依らずに求められていることになる。
したがって異常領域に対して差圧センサ50の検出値に基づいて得られた実測圧力差ΔP/GAが含まれるか否かの判定(S116)により、装置の部品点数を増加することなく差圧センサ50の異常を検出することができる。
(ロ).第2触媒コンバータ38内のフィルタ38aが同一の目詰まり程度であってもフィルタ38aを通過する排気流量の程度によってフィルタ38aの上下流での圧力差ΔPは変化する。単位排気流量当たりの圧力差ΔPであれば、排気流量の程度には依存しない。ここで吸入空気量GAは排気流量に比例するので、異常領域(上限値PUL及び下限値PDL)と実測圧力差ΔP/GAとを単位吸入空気量当たりの圧力差として表すことにより、高精度に差圧センサ50の異常を検出することができる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、前記実施の形態1とハード構成は同じである。したがって図1を参照して説明する。本実施の形態では、ECU70において、前記差圧センサ異常検出処理(図2)の代わりに、図6の差圧センサ異常検出処理を実行している。この差圧センサ異常検出処理(図6)では、差圧センサ50の検出値(圧力差ΔP)に基づいてフィルタ38aに堆積したPMの圧力差起源推定堆積量を計算して、運転状態起源推定堆積量PMsmと比較することで差圧センサ50の異常を検出している。
差圧センサ異常検出処理(図6)について説明する。本処理は一定の時間周期で繰り返し実行される処理である。
まず運転状態起源推定堆積量PMsmが算出される(S202)。ここでは前記差圧センサ異常検出処理(図2)のステップS102〜S108と同一の処理が行われる。
次に目詰まり差圧率Rdpが式6のごとく算出される(S204)。
[式6]
Rdp ← 100・(ΔP−dPset)/dPset
ここで基準圧力差dPsetは、基準とする特定の圧力差、ここではフィルタ38aが全く目詰まりしていない時(新品時)に差圧センサ50にて検出された圧力差ΔPが用いられる。
次にこの目詰まり差圧率Rdpに基づいて圧力差起源推定堆積量マップMappmdpから圧力差起源推定堆積量PMdpを算出する(S206)。この圧力差起源推定堆積量マップMappmdpは予め目詰まり差圧率Rdpとフィルタ38a内のPM堆積量との関係を実測してマップ化したものである。
次に吸入空気量変化ΔGAが算出される(S208)。この処理は前記差圧センサ異常検出処理(図2)のステップS112と同じ処理である。
そして前提条件成立判定がなされる(S210)。この前提条件成立判定は前記差圧センサ異常検出処理(図2)のステップS114にて説明したごとくである。
前提条件が成立していなければ(S210でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
前提条件が成立していれば(S210YES)、圧力差起源推定堆積量PMdpと運転状態起源推定堆積量PMsmとの比(PMdp/PMsm)が評価される(S212)。すなわちPMdp/PMsmが、下限値RDL〜上限値RULの領域に含まれているか否かが判定される。ここで下限値RDLとしては、例えば1/100の値が設定され、上限値RULとしては、例えば100が設定されている。
RDL≦PMdp/PMsm≦RULであれば(S212でYES)、ステップS212にてYESと判定されている継続期間が予め設定されている正常判定継続期間以上となったか否かが判定される(S214)。最初はYES判定継続期間<正常判定継続期間であるので(S214でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
そしてステップS212にてYESと判定されている状態が継続して、YES判定継続期間≧正常判定継続期間となれば(S214でYES)、正常判定がなされる(S216)。
一方、RDL>PMdp/PMsm、あるいはPMdp/PMsm>RULであれば(S212でNO)、ステップS212にてNOと判定されている継続期間が予め設定されている異常判定継続期間以上となったか否かが判定される(S218)。最初はNO判定継続期間<異常判定継続期間であるので(S218でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
そしてステップS212にてNOと判定されている状態が継続して、NO判定継続期間≧異常判定継続期間となれば(S218でYES)、異常判定がなされる(S220)。このように異常判定(S220)がなされた場合には、ダッシュボードなどに設けられた警告ランプの点灯やディスプレイの警告表示などがなされる。
上述した構成において、請求項との関係は、差圧センサ異常検出処理(図6)のステップS202が運転状態起源推定堆積量算出手段としての処理に、ステップS204,S206が圧力差起源推定堆積量算出手段としての処理に、ステップS212,S220が異常検出手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).上述したごとく差圧センサ50の検出値に基づく圧力差起源推定堆積量PMdpと、差圧センサ50の検出値に依らずに求められた運転状態起源推定堆積量PMsmとを比較している(S212)。具体的には圧力差起源推定堆積量PMdpと運転状態起源推定堆積量PMsmとの比の大きさを評価している。このことにより、装置の部品点数を増加することなく差圧センサ50の異常を検出することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、前記実施の形態1とハード構成は同じである。したがって図1を参照して説明する。本実施の形態では、ECU70において、前記差圧センサ異常検出処理(図2)の代わりに、図7の差圧センサ異常検出処理を実行している。この差圧センサ異常検出処理(図7)では、運転状態起源推定堆積量PMsmに基づいてフィルタ38aの上下流での運転状態起源推定圧力差Pxを計算して、実測圧力差ΔP/GAと比較することで差圧センサ50の異常を検出している。
差圧センサ異常検出処理(図7)について説明する。本処理は一定の時間周期で繰り返し実行される処理である。
まず運転状態起源推定堆積量PMsmが算出される(S302)。ここでは前記差圧センサ異常検出処理(図2)のステップS102〜S108と同一の処理が行われる。
次に運転状態起源推定堆積量PMsmに基づいて前記図5に実線(正常領域の中心線)で示した推定圧力差マップMappxから運転状態起源推定圧力差Pxが算出される(S304)。図5ではPMsm=Bの時の運転状態起源推定圧力差Pxを示している。
次に吸入空気量変化ΔGAが算出される(S306)。この処理は前記差圧センサ異常検出処理(図2)のステップS112と同じ処理である。
そして前提条件成立判定がなされる(S308)。この前提条件成立判定は前記差圧センサ異常検出処理(図2)のステップS114にて説明したごとくである。
前提条件が成立していなければ(S308でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
前提条件が成立していれば(S308でYES)、実測圧力差ΔP/GAと運転状態起源推定圧力差Pxとの比較がなされる(S310)。具体的には式7を満足するか否かが判定される。
[式7]
Px−a ≦ ΔP/GA ≦ Px+b
ここで許容値a,bは運転状態起源推定圧力差Pxを中心として正常である範囲を示す値である。すなわち実測圧力差ΔP/GAが運転状態起源推定圧力差Pxから許容値a,bよりも離れていれば異常領域にあると判断できる。この許容値a,bは固定値でも良いし、運転状態起源推定圧力差Pxの一定割合あるいは運転状態起源推定堆積量PMsmの大きさに応じて設定される値でも良い。又、許容値a,bは同一値でも異なる値でも良い。
前記式7が満足されると(S310でYES)、ステップS310にてYESと判定されている継続期間が予め設定されている正常判定継続期間以上となったか否かが判定される(S312)。最初はYES判定継続期間<正常判定継続期間であるので(S312でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
そしてステップS310にてYESと判定されている状態が継続して、YES判定継続期間≧正常判定継続期間となれば(S312でYES)、正常判定がなされる(S314)。
一方、Px−a>ΔP/GA、あるいはΔP/GA>Px+bであれば(S310でNO)、ステップS310にてNOと判定されている継続期間が予め設定されている異常判定継続期間以上となったか否かが判定される(S316)。最初はNO判定継続期間<異常判定継続期間であるので(S316でNO)、このまま一旦本処理を終了する。
そしてステップS310にてNOと判定されている状態が継続して、NO判定継続期間≧異常判定継続期間となれば(S316でYES)、異常判定がなされる(S318)。このように異常判定(S318)がなされた場合には、ダッシュボードなどに設けられた警告ランプの点灯やディスプレイの警告表示などがなされる。
上述した構成において、請求項との関係は、差圧センサ異常検出処理(図7)のステップS302が運転状態起源推定堆積量算出手段としての処理に、ステップS304が運転状態起源推定圧力差算出手段としての処理に、ステップS310,S318が異常検出手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).差圧センサ異常検出処理(図7)では、運転状態起源推定圧力差Pxを運転状態起源推定堆積量PMsmに基づいて設定している(S304)。この運転状態起源推定堆積量PMsmは差圧センサ50の検出に依らずにディーゼルエンジン2の運転状態に基づいて求められている(S302)ので、運転状態起源推定圧力差Pxも差圧センサ50の検出値に依らずに求められていることになる。
したがってこの運転状態起源推定圧力差Pxと差圧センサ50の検出値に基づいて得られた実測圧力差ΔP/GAとの比較(S310)による判定により、装置の部品点数を増加することなく差圧センサ50の異常を検出することができる。
(ロ).前記実施の形態1の(ロ)と同じ効果を生じる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態1において、吸入空気量センサ24にて吸入空気量GAを検出する代わりにディーゼルエンジン2の運転状態、例えばエンジン回転数NEと燃料噴射量とから、マップなどにより排気流量を算出し、排気圧力差ΔP/GAの計算において吸入空気量GAの代わりに用いても良い。
実施の形態1の車両用ディーゼルエンジンと制御システムとの概略構成説明図。 実施の形態1のECUが実行する差圧センサ異常検出処理のフローチャート。 上記差圧センサ異常検出処理で用いられるエンジン排出基本量マップの構成説明図。 上記差圧センサ異常検出処理で用いられる床温別PM酸化速度補正係数マップの構成説明図。 上記差圧センサ異常検出処理で用いられる異常領域設定マップの構成説明図。 実施の形態2のECUが実行する差圧センサ異常検出処理のフローチャート。 実施の形態3のECUが実行する差圧センサ異常検出処理のフローチャート。
符号の説明
2…ディーゼルエンジン、4…燃焼室、6…吸気弁、8…吸気ポート、10…吸気マニホールド、12…サージタンク、13…吸気経路、14…インタークーラ、16…排気ターボチャージャ、16a…コンプレッサ、16b…排気タービン、18…エアクリーナ、20…EGR経路、20a…EGRガス供給口、20b…EGRガス吸入口、22…スロットル弁、22a…スロットル開度センサ、22b…モータ、24…吸入空気量センサ、26…吸気温センサ、28…排気弁、30…排気ポート、32…排気マニホールド、34…排気経路、36…第1触媒コンバータ、36a…NOx吸蔵還元触媒、38…第2触媒コンバータ、38a…フィルタ、40…第3触媒コンバータ、40a…酸化触媒、44…第1排気温センサ、46…第2排気温センサ、48…空燃比センサ、50…差圧センサ、52…EGR触媒、54…EGRクーラ、56…EGR弁、58…燃料噴射弁、58a…燃料供給管、60…コモンレール、62…燃料ポンプ、64…燃料圧センサ、66…燃料供給管、68…添加弁、70…ECU、72…アクセルペダル、74…アクセル開度センサ、76…冷却水温センサ、78…クランク軸、80…エンジン回転数センサ、82…気筒判別センサ、84…大気圧センサ。

Claims (8)

  1. 内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常検出装置であって、
    内燃機関の運転状態に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を計算する運転状態起源推定堆積量算出手段と、
    前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量に基づいて、前記排気浄化用フィルタの上下流での運転状態起源推定圧力差を計算する運転状態起源推定圧力差算出手段と、
    前記運転状態起源推定圧力差算出手段にて算出された運転状態起源推定圧力差と、前記差圧センサの検出値に基づいて得られた実測圧力差との比較に基づいて、前記差圧センサの異常を検出する異常検出手段と、
    を備えたことを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
  2. 請求項1において、前記運転状態起源推定圧力差と前記実測圧力差とは、単位排気流量当たり又は単位吸入空気量当たりの圧力差として表されていることを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
  3. 内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常検出装置であって、
    内燃機関の運転状態に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を計算する運転状態起源推定堆積量算出手段と、
    前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量に基づいて、前記排気浄化用フィルタの上下流での圧力差の異常領域を設定する圧力差異常領域設定手段と、
    前記圧力差異常領域設定手段にて設定された異常領域に、前記差圧センサの検出値に基づいて得られた実測圧力差が含まれていた場合に前記差圧センサが異常であると検出する異常検出手段と、
    を備えたことを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
  4. 請求項3において、前記圧力差の異常領域と前記実測圧力差とは、単位排気流量当たり又は単位吸入空気量当たりの圧力差として表されていることを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
  5. 内燃機関の排気系に設けられた排気浄化用フィルタの上下流での圧力差を検出する差圧センサの異常検出装置であって、
    内燃機関の運転状態に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の運転状態起源推定堆積量を計算する運転状態起源推定堆積量算出手段と、
    前記差圧センサの検出値に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の圧力差起源推定堆積量を計算する圧力差起源推定堆積量算出手段と、
    前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量と、前記圧力差起源推定堆積量算出手段にて算出された圧力差起源推定堆積量との比較に基づいて、前記差圧センサの異常を検出する異常検出手段と、
    を備えたことを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
  6. 請求項5において、前記圧力差起源推定堆積量算出手段は、基準圧力差に対する前記差圧センサの検出値の偏差率を求め、該偏差率に基づいて前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の圧力差起源推定堆積量を計算することを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
  7. 請求項5又は6において、前記異常検出手段は、前記運転状態起源推定堆積量算出手段にて算出された運転状態起源推定堆積量と前記圧力差起源推定堆積量算出手段にて算出された圧力差起源推定堆積量との比の値を評価することにより前記比較を実行することを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記運転状態起源推定堆積量算出手段は、内燃機関の運転状態に基づいて計算した内燃機関からの粒子状物質の推定排出量及び内燃機関の運転状態に基づいて計算した前記排気浄化用フィルタに堆積した粒子状物質の推定浄化量の収支計算を周期的に繰り返すことにより運転状態起源推定堆積量を計算することを特徴とする排気浄化用フィルタの差圧センサ異常検出装置。
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