JP2005307622A - 水洗便器とその製造方法 - Google Patents

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Takeshi Sakai
武之 酒井
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Abstract

【課題】簡単な製造工程で、洗浄水噴出孔の周囲にバリが形成されることなく、洗浄水流路が滑らかで便器ボウル面の洗浄効果に優れた水洗便器を提供する。
【解決手段】便器ボウル部1をリム部2で取囲んだ水洗便器Aであって、該便器ボウル部1は、上端周縁に亘って内方に延出するフランジ部11を有し、該リム部2は、下部が開口した正断面略コの字型とされ、上記フランジ部11には型成型時に上から下へ刺突具8を穿通して形成された洗浄水噴出孔3を有するとともに、便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型した後、上記便器ボウル部1のフランジ部素地に上記リム部2の脚部素地を載置、接合後、焼結一体化して得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水洗便器に関する。さらに詳しくは、水洗便器の便器ボウル面の洗浄性に優れた水洗便器とその製造方法に関する。
従来、便器ボウル部をリム部で取囲んでなる水洗便器の構造に関しては種々の先行技術が開示されている。例えば、上記リム部は便座の着座部とされるため、使用者の体重に耐えられるように強度に優れた箱型構造とするとともに、その内周底面には、洗浄水を噴出する多数の洗浄水噴出孔が形成されたいわゆるボックスリムが知られている。すなわち、本願図3に示す一部破断斜視図から明らかなように、便器ボウル部4とボックスリム部5とからなる公知の水洗便器Bは、給水孔7から分岐された洗浄水が矢印にしたがってボックスリム部5内を流れ、その内周底面に設けられた洗浄水噴出孔6から噴出して便器ボウル面41を洗浄する。上記構造を有する水洗便器Bは、通常、陶器の型成型手法から、本願図4の部分断面斜視図に概略を示すように、予め洗浄水噴出孔6が穿設されたボックスリム部5のリム部素地と便器ボウル部4の便器ボウル部素地とを別々に型成型し、その後、両素地を接合し、焼結一体化して製造される。
特開2001−342671号公報(第1−3頁、第1図、第4、5)
上記洗浄水噴出孔6は、焼結前に下方から合成樹脂製の刺突具により穿孔して形成されるが、下方からのみの刺突が可能であり、バリは上記ボックスリム5内に捲れ上がるため、バリ取りが困難で、焼結後に洗浄水の水流を妨げるという問題がある。さらに、洗浄水流路であるボックスリム5の内周底面が素地を焼結したままであるため粗く、水流に対する抵抗が大きくなって洗浄水の噴出力が弱くなり、便器ボウル面41の洗浄性が低下するという問題がある。本発明は上記問題を解決して、簡単な製造工程で、洗浄水噴出孔の形成時に生じるバリを簡単に除去できるとともに、洗浄水流路が滑らかで便器ボウル面の洗浄効果に優れた水洗便器とその製造方法を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の本発明の水洗便器は、便器ボウル部をリム部で取囲んでなり、該便器ボウル部は、上端周縁に亘って内方に延出するフランジ部を有し、該リム部は、下部が開口した正断面略コの字型とされ、上記フランジ部には型成型時に上から下へ刺突具を穿通して形成された洗浄水噴出孔を有するとともに、便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型した後、上記便器ボウル部のフランジ部素地に上記リム部の脚部素地を載置、接合後、焼結一体化して得られる。
また、上記水洗便器は、上記便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型し、上記洗浄水噴出孔の形成時に上記フランジ部素地裏面に生じたバリの除去を行なうとともに、上記フランジ部素地上面に釉薬を塗布して、焼結一体化して得ることが好ましい。バリの除去は、通常、ヘラ等を用いる公知の方法により行なわれ、釉薬としては、陶器の表面を平滑、かつ、水分の吸収を防いでガラス質状にコーティングするケイ酸塩化合物を主成分とするものを用いることが好ましい。
請求項3に記載の発明にかかる、便器ボウル部をリム部で取囲んでなる水洗便器の製造方法は、上端周縁に亘って内方に延出するフランジ部を有する便器ボウル部素地と下部が開口した正断面略コの字型のリム部素地とを別々に型成型する工程と、上記便器ボウル部のフランジ部素地に上から下へ刺突具を穿通して洗浄水噴出孔を形成する工程と、上記フランジ部素地に上記リム部の脚部素地を載置、接合後、焼結一体化する工程とからなる。
上記洗浄水噴出孔の形成工程は、さらに上記フランジ部素地裏面に生じたバリの除去を行なうとともに、上記フランジ部素地上面に釉薬を塗布する工程を含むことが好ましい。
請求項1に記載の水洗便器は、上記のとおりであり、上端縁内方にフランジ部が延出された便器ボウル部素地と、脚部を有するリム部素地とを別々に型成型する際、上記フランジ部素地に刺突具を上から下へ穿通して洗浄水噴出孔を形成し、上記フランジ部素地に上記リム部の脚部素地を載置、接合後、焼結一体化されているため、リム部は、使用者の体重に耐えられるように強度に優れた箱型構造となり、その内周底面には、洗浄水を噴出する多数の洗浄水噴出孔が形成され、便器ボウル面の洗浄性に優れた水洗便器を提供することができる。
上記便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型し、上記洗浄水噴出孔の形成時に便器ボウル部のフランジ部素地裏面に生じたバリの除去が行なわれるため、フランジ部の裏面は滑らかな仕上げとなる。また、上記便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型し、上記便器ボウル部のフランジ部素地上面に釉薬を塗布して、焼結一体化して得られるため、いわゆるボックスリムの洗浄水流水路となる内周底面が滑らかに仕上げられ、洗浄水噴出孔から洗浄水は勢いよく噴出して、便器ボウル面の洗浄性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明にかかる水洗便器の製造方法は上記のとおりであり、便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型する工程と、上記便器ボウル部のフランジ部素地に上から下へ刺突具を穿通して洗浄水噴出孔を形成する工程と、上記フランジ部素地に上記リム部の脚部素地を載置、接合後、焼結一体化する工程とからなるため、フランジ部素地の陶土を刺突具によって上から下へ穿通することによって容易に洗浄水噴出孔を形成することができるとともに、リム部を強度に優れた箱型構造とし、その内周底面には、洗浄水を噴出する多数の洗浄水噴出孔が形成された水洗便器の製造方法を提供することができる。
上記洗浄水噴出孔の形成工程は、さらに上記フランジ部素地裏面に生じたバリの除去を行なうとともに、上記フランジ部素地上面に釉薬を塗布する工程を含むため、簡単な工程で箱型構造に形成されたリム部の裏面は、バリのない滑らかな仕上げとされ、また、洗浄水流路となるボックスリムの内周底面(フランジ部上面)も平滑なガラス質状に仕上げることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明にかかる水洗便器Aの構成および製造方法の概略を示す部分断面説明図である。図1において、上記水洗便器Aは便器ボウル部1をリム部2で取囲んでなり、便器ボウル部1は、上端周縁に亘って内方に延出するフランジ部11と便器ボウル面12とを有するとともに、リム部2は下部が開口し、脚部21を有する正断面視略コの字型とされている。上記リム部2のリム部素地と便器ボウル部1の便器ボウル部素地とは別々に型成型された後、焼結して一体化される。
本発明においては、この型成型の工程で便器ボウル部1を成型するとき、離型性に優れた材質でなる刺突具8で上記便器ボウル部1のフランジ部11の素地の上面から裏面へかけて矢印で示すように穿通し、洗浄水噴出孔3を設ける。このとき、押し出された陶土の一部が捲れてバリとなり、フランジ部11の裏面に残るが、ヘラ等でバリ取りを行い、フランジ部11の素地裏面を平らに仕上げる。つぎにフランジ部11の素地の上面に釉薬を塗布した後、脚部21の素地をフランジ部11素地の上面に載置し、両素地を接合して焼結、一体化される。
図2は、上記のようにして焼結、一体化された本発明にかかる水洗便器Aを示す部分断面斜視図である。図2から、上記水洗便器Aは、ボックスリムの底面が、便器ボウル部1の上端周縁に亘って内方に延出するフランジ部11で形成されているため、上記底面(フランジ部11の上面)が釉薬によって滑らかに仕上げられ、洗浄水噴出孔3の周囲にもバリが形成していないことが明らかである。上記のようにして製造された本発明にかかる水洗便器は、簡単な工程で箱型構造に形成されたリム部を有し、その裏面はバリのない滑らかな仕上げとされ、また、洗浄水流路となるボックスリムの内周底面も平滑なガラス質状に仕上げることができる。その結果、洗浄水噴出孔から洗浄水を勢いよく噴出することが可能となり、便器ボウル面12の洗浄性が向上した水洗便器を得ることができる。
本発明にかかる水洗便器の構成および製造方法の概略を示す部分断面説明図である。 本発明にかかる水洗便器を示す部分断面斜視図である。 公知の水洗便器を示す一部破断斜視図である。 公知の水洗便器の型成型の手法の概略を示す部分断面斜視図である。
符号の説明
A 本発明にかかる水洗便器
1 便器ボウル部
11 フランジ部
12 便器ボウル面
2 リム部
21 脚部
3 洗浄水噴出孔
7 給水孔
8 刺突具
B 公知の水洗便器
4 便器ボウル部
41 便器ボウル面
5 ボックスリム
6 洗浄水噴出孔

Claims (4)

  1. 便器ボウル部をリム部で取囲んだ水洗便器であって、該便器ボウル部は、上端周縁に亘って内方に延出するフランジ部を有し、該リム部は、下部が開口した正断面略コの字型とされ、上記フランジ部には型成型時に上から下へ刺突具を穿通して形成された洗浄水噴出孔を有するとともに、便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型した後、上記便器ボウル部のフランジ部素地に上記リム部の脚部素地を載置、接合後、焼結一体化して得られた水洗便器。
  2. 上記便器ボウル部素地とリム部素地とを別々に型成型し、上記洗浄水噴出孔の形成時に上記フランジ部素地裏面に生じたバリの除去を行なうとともに、上記フランジ部素地上面に釉薬を塗布して、焼結一体化して得られた請求項1に記載の水洗便器。
  3. 便器ボウル部をリム部で取囲んだ水洗便器を製造する方法であって、上端周縁に亘って内方に延出するフランジ部を有する便器ボウル部素地と下部が開口した正断面略コの字型のリム部素地とを別々に型成型する工程と、上記便器ボウル部のフランジ部素地に上から下へ刺突具を穿通して洗浄水噴出孔を形成する工程と、上記フランジ部素地に上記リム部の脚部素地を載置、接合後、焼結一体化する工程とからなる水洗便器の製造方法。
  4. 上記洗浄水噴出孔の形成工程は、さらに上記フランジ部素地裏面に生じたバリの除去を行なうとともに、上記フランジ部素地上面に釉薬を塗布する工程を含む請求項3に記載の水洗便器の製造方法。
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