JP2691688B2 - 便座紙 - Google Patents

便座紙

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JP2691688B2
JP2691688B2 JP6074280A JP7428094A JP2691688B2 JP 2691688 B2 JP2691688 B2 JP 2691688B2 JP 6074280 A JP6074280 A JP 6074280A JP 7428094 A JP7428094 A JP 7428094A JP 2691688 B2 JP2691688 B2 JP 2691688B2
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JP
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toilet seat
paper
toilet
water
adhesive
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JP6074280A
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JPH07255644A (ja
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かな枝 高林
Original Assignee
かな枝 高林
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洋式便器の便座の上に
乗せる便座紙に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の第三者が使用する公共的な場所に
設置された洋式便器においては、便座に直接肌が触れる
ことを嫌うため、便座紙が使用されている。従来の便座
紙は、一枚の紙からなって、中央に便座の内側形状に合
わせた切込み片があって、該切込み片を便器の中に垂ら
して使用し、使用後は便器内に便と共に流すようにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
便座紙においては、縦長リング状の便座のみを覆うよう
にしていたので、該便座紙を使用しながら洋式便器を使
用すると、便器の下部には通常水が溜まっているので、
落下する便の跳ね返り水飛沫によって、便座の裏側、便
座の側部、あるいは便器の上部内側面が汚れ、後の掃除
が大変であるという問題点があった。本発明はかかる事
情に鑑みてなされたもので、便の落下時に水飛沫が発生
するを極力防止し、便座あるいは便器をできるだけ汚さ
ない便座紙を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の便座紙は、水溶紙からなって、少なくとも洋式便
器の上部便座の広さを有し、略中央が開口又はミシン目
を有して開口可能となって、周囲から中央に前記開口に
向けて下方に下がり、便の落下に伴う水飛沫を減少する
と共に、前記便を便器内に導く筒状ガイド部を有してい
る。また、請求項2記載の便座紙は、請求項1記載の便
座紙において、裏面には接着力の弱い接着剤が塗布され
ている。
【0005】
【作用】請求項1、2記載の便座紙においては、略中央
が開口又はミシン目を有して開口可能となって、周囲か
ら中央に前記開口に向けて下方に下がる筒状ガイド部を
有しているので、使用時に便がこの部分を伝って便器内
に落下し、これによって落下に伴う水飛沫が少なくな
り、仮にあっても消勢され、これによって便座の裏ある
いは側部、便器の内上側が便で汚れない。特に、請求項
2記載の便座紙は、裏面には接着力の弱い接着剤が塗布
されているので、該便座紙を便座上に仮固定できる。な
お、以上において水溶紙とは、水に入れた場合水に溶け
る紙の他、紙の繊維を結合するバインダーが水溶性とな
って、水の中に入れた場合、紙繊維(予め、短くしてお
くのが好ましい)が解けるようになっているものも含
む。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る便座紙
の使用状態の正面図、図2は同平面図、図3は同側面
図、図4はその製造方法の説明図、図5は本発明の第2
の実施例に係る便座紙の平面図、図6は同正面図、図7
は本発明の第3の実施例に係る便座紙の製造方法を示す
側面図、図8は同便座紙の平面図、図9は同便座紙の断
面図である。
【0007】図1〜図3に示すように、本発明の第1の
実施例に係る便座紙10は、略四角形の水溶紙からなっ
て、中央に筒状ガイド部11が形成されている。この筒
状ガイド部11の中央には開口12を形成する円状のミ
シン目が形成され、その周囲には渦巻き状に折り目襞が
形成されている。そして、該便座紙10の裏面の両側に
は弱い接着力を有する接着剤が塗布された接着部13、
14が設けられている。
【0008】この便座紙10を製造する場合には、図4
に示すように、水溶紙15の周囲を弱く保持し、開口1
2に相当する部分を上下から端部にゴム等の柔軟材が設
けられた円柱状の押さえ具16、17で押さえ、これを
回転させることによって前記水溶紙15を一定方向に捩
じり、周囲に波状に重なる皺を渦巻き状に形成させて内
側を絞り込み、下方に押し下げることによって形成され
る筒状ガイド部11を作る。この場合、必要に応じて水
溶紙15を溶けない範囲で吸湿させておくのが好まし
い。なお、前記押さえ具16、17を下方に徐々に下げ
ながら、捩じることも可能であり、これによって、更に
長い筒状ガイド部が形成される。また、前記ミシン目又
は円状の開口の形成は、前記工程の後にしてもよいし、
前記押さえ具16、17に適当な刃を設け、上下からの
押圧と同時に形成してもよい。
【0009】この便座紙10を使用する場合には、まず
中央のミシン目を外して中央に開口12を形成し、前記
接着部13、14を利用して便座18の表面に取付け
る。そして、中央部を下方に押し下げて筒状ガイド部1
1を形成して使用する。これによって、便は該筒状ガイ
ド部11によって案内されながら落下するので、落下に
伴う水飛沫等を防止できる。
【0010】続いて、図5、図6に示す本発明の第2の
実施例に係る便座紙20について説明するが、略四角形
の水溶紙をやや湿らせて伸縮できるようにして、プレス
成形によって加工し、便座に乗る周囲部分22と、内側
の筒状ガイド部23とを形成している。そして、中央部
分にはミシン目が形成されて、簡単に開口24が形成で
きるようになっている。また、弱い接着剤が塗布された
接着部25、26(接着部26は省略することも可能)
が便座紙20の裏面前後に形成されている。そして、該
便座紙20を使用する場合には、中央の開口24を開け
て便座18の上に乗せ、筒状ガイド部23を押し下げる
ことによって使用する。
【0011】前記実施例においては、接着部は便座紙の
裏面両側又は前後に設けられていたが、その他の部分
(例えば、斜め前後方向の何れか一つ、又は2つ)であ
ってもよい。また、前記実施例においては、開口はミシ
ン目によって形成しているが、予め開けておいてもよ
い。そして、前記実施例においては、一枚の紙を用いて
便座紙を形成したが、複数枚の紙を貼り合わせることに
よって形成してもよく、この場合には筒状ガイド部を自
由に長く形成できる。なお、場合によっては裏面の接着
部は省略することも可能であり、これによって更に製造
工程が簡略化できる。
【0012】図7〜図9には本発明の第3の実施例に係
る便座紙の製造方法を示すが、略半球状に突出した上型
27と、下型28との間に水溶紙29を置き上型27を
下降させて、中央に窪み30を形成する。この時合わせ
て中央にミシン目31(又は丸孔)を形成する。この場
合、窪み以外の部分には皺が発生するが、平板で押さえ
るので、平面を形成する。そして、便座の形状に応じて
あるいは四角形等の適当形状に周囲を切断し、裏面に接
着部を設けて便座紙32を完成する。なお、周囲を切断
しない場合、あるいは裏面に接着部を形成しない場合で
あっても便座より大きい広さがあれば十分使用できる。
【0013】
【発明の効果】請求項1、2記載の便座紙は、便の落下
に伴う水飛沫を減少すると共に、便を便器内に導く筒状
ガイド部が設けられているので、使用する時に水飛沫の
発生が少なく、従って、便座の裏面、側部あるいは掃除
のし難い便器の上側部が汚れない。従って、便器の掃除
が楽であり、更には使用後は便器内に落として水に流せ
るので、極めて衛生的である。特に、請求項2記載の便
座紙は、該便座紙を便座の上に仮固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る便座紙の使用状態
の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】その製造方法の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る便座紙の平面図で
ある。
【図6】同正面図である
【図7】本発明の第3の実施例に係る便座紙の製造方法
を示す側面図である。
【図8】同便座紙の平面図である。
【図9】同便座紙の断面図である。
【符号の説明】
10 便座紙 11 筒状ガイ
ド部 12 開口 13 接着部 14 接着部 15 水溶紙 16 押さえ具 17 押さえ具 18 便座 20 便座紙 22 周囲部分 23 筒状ガイ
ド部 24 開口 25 接着部 26 接着部 27 上型 28 下型 29 水溶紙 30 窪み 31 ミシン目 32 便座紙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶紙からなって、少なくとも洋式便器
    の上部便座の広さを有し、略中央が開口又はミシン目を
    有して開口可能となって、周囲から中央に前記開口に向
    けて下方に下がり、便の落下に伴う水飛沫を減少すると
    共に、前記便を便器内に導く筒状ガイド部を有すること
    を特徴とする便座紙。
  2. 【請求項2】 裏面には接着力の弱い接着剤が塗布され
    ている請求項1記載の便座紙。
JP6074280A 1994-03-18 1994-03-18 便座紙 Expired - Lifetime JP2691688B2 (ja)

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JP6074280A JP2691688B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 便座紙

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JP6074280A JP2691688B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 便座紙

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JPH07255644A JPH07255644A (ja) 1995-10-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4833661U (ja) * 1971-08-27 1973-04-23
JPH01133497U (ja) * 1988-03-08 1989-09-11

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JPH07255644A (ja) 1995-10-09

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