JP2005305441A - 廃水のオゾン処理方法およびオゾン処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】廃水の微生物処理において、曝気槽1より微生物混合液の一部を引き抜き、引き抜いた混合液にオゾン発生器10にて発生させたオゾンを注入してオゾン処理槽4にてオゾン処理し、オゾン処理後の混合液を再び曝気槽1へもどす方法で、この一連の操作を間欠的に、すなわち、操作を行う期間と行わない期間を設けて、実施する。
【選択図】図10
Description
また、廃水処理の過程においては、糸状細菌の増殖により汚泥の沈降性が悪化し、沈殿槽における固液分離が不十分となることがしばしば起こり、このような場合、微生物が処理水とともに流出してしまうため処理水質の悪化を引き起こす。したがって、安定な廃水処理を行うには、汚泥沈降性悪化の抑制、および悪化した汚泥の沈降性を回復することが求められている。
図26は従来の廃水のオゾン処理方法における処理フローの1例を示す図である。図に示されるように、曝気槽1の液流入側には被処理液路2が、そして液流出側には連絡路3が連結される。またオゾン処理槽4には途中に汚泥引抜ポンプ5を備えた引抜汚泥路6が曝気槽1より導入されている。オゾン処理槽4にはオゾンを供給するオゾン供給路8、汚泥との反応に用いられなかったオゾンを排出する排オゾン路7、オゾン処理した汚泥を曝気槽1に戻すオゾン処理汚泥路9が連結されている。なお、曝気槽1の底部には散気装置が設けられ、ここに空気供給路が連絡されており、また連絡路3の後段には処理液路および汚泥引出路を連結した汚泥分離部が連結し、更に汚泥引出路と曝気槽1を汚泥返送ポンプを備えた返送汚泥路が連結されているが、これらについては省略して記述する。
この発明の実施の形態1に係る廃水のオゾン処理方法の基となる実験1、および実験1によって検証される本実施の形態の効果について説明する。
廃水として肉エキスとペプトンを主体とするTOC濃度約200mg/Lの人工廃水を用い、滞留時間12時間、汚泥滞留時間20日の条件で8Lの曝気槽を用いた連続廃水処理実験を行った。処理系を2系統設置し、一方をオゾン処理系とし、曝気槽の汚泥を600ml引き抜いて、1Lのガス洗浄瓶に投入し、オゾン処理を行った後曝気槽に戻した。オゾン濃度は約30mg/L、オゾン吸収量は0〜50mg−O3/g−MLSSとした。他方についてはオゾン非処理系とし、同様に曝気槽の汚泥を引き抜き、オゾンと同じ条件で酸素のみを通気し、曝気槽に戻した。
この発明の実施の形態2に係る廃水のオゾン処理方法の基となる実験2、実験3および実験2、実験3によって検証される本実施の形態の効果について説明する。
1Lのガス洗浄瓶にMLSS濃度1700mg/Lの活性汚泥を600ml投入し、オゾン濃度(0〜60mg/L)をかえた回分的なオゾン処理を行った。オゾンガス濃度と汚泥溶液の全TOC濃度、および溶解性TOC濃度の関係は図3のようになり、オゾンガス濃度の増加にともない溶解性TOC濃度の増加、すなわち汚泥の可溶化が起こるだけでなく、全TOC濃度の低下、すなわち汚泥の無機化がおこることを確認した。この傾向はオゾン濃度50mg/Lで顕著であり、これ以上のオゾン濃度の場合さらに無機化が促進された。
実験1と同様の実験において、オゾン吸収量、処理汚泥比を同じとし、オゾン濃度をかえた間欠オゾン処理を行った。流入TOC量の積算値と発生汚泥量の積算値の関係は図4のようになり、汚泥発生収率に相当する図中の傾きはオゾン濃度50mg/Lの場合の方がオゾン濃度30mg/Lの場合に比べ小さくなった。
また、処理水のTOC濃度は、オゾン濃度30mg/Lの場合はオゾン処理系で非処理系よりもTOC濃度が2〜5mg/L高かったが、オゾン濃度50mg/Lの場合の処理水のTOC濃度はオゾン処理系、非処理系のいずれも約20mg/Lで両系に差はなかった。
この発明の実施の形態3に係る廃水のオゾン処理方法の基となる実験4、実験5および実験4、実験5によって検証される本実施の形態の効果について説明する。
1Lのガス洗浄瓶にMLSS濃度70〜4600mg/Lの活性汚泥を600ml投入し、オゾン濃度50mg/Lのガスを800mL/分の流量で3分間注入する回分的なオゾン処理を行った。オゾン注入終了直後にオゾン処理した活性汚泥にヨウ化カリウムを投入し、活性汚泥中に残存する溶存オゾンをヨウ化カリウムに吸収させ溶存オゾン濃度を測定した。活性汚泥のMLSS濃度と溶存オゾン濃度の関係は図5のようになり、MLSS濃度の増加にともない溶存オゾン濃度は低下した。MLSS濃度1500mg/L以上では溶存オゾン濃度はゼロとなり、注入されたオゾンは溶存オゾンとして溶液中に残存するのではなく瞬時に汚泥との反応によって消費された。
廃水として肉エキスとペプトンを主体とするTOC濃度約200mg/Lの人工廃水を用い、滞留時間12時間、汚泥滞留時間20日の条件で8Lの曝気槽を用いた連続廃水処理実験を行った。処理系を2系統設置し、一方をオゾン処理系とし、曝気槽の汚泥を1Lのオゾン反応槽を通して再び曝気槽に戻るよう循環させ、循環中の汚泥に所定時間オゾンを注入しオゾン処理を行った。他方についてはオゾン非処理系とし、同様に曝気槽の汚泥を循環させ、オゾンと同じ条件で酸素のみを通気した。オゾン濃度を約110mg/Lとし、一連の操作を1日3回間欠的に行った。オゾン吸収量、処理汚泥比を同じとし、オゾン反応槽における汚泥の滞留時間(1〜35分)をかえた間欠オゾン注入を行った。
この発明の実施の形態4に係る廃水のオゾン処理方法の基となる実験6ないし実験8によって検証される本実施の形態の効果について説明する。
実験1と同様の実験において、処理汚泥比をかえた間欠オゾン処理を行った(処理汚泥比0.5〜5.0)。流入TOC量の積算値と発生汚泥量の積算値の関係は図7のようになり、処理汚泥比が高いほど汚泥量低減の効果が大きくなった。これら実験においてはオゾン処理系、非処理系で処理水TOC濃度の大きな差はなかったが、処理汚泥比を10以上にすると発生汚泥量は減少するものの、処理水のTOC濃度が大きく増加し処理水質が著しく悪化した。また、これら実験においてオゾン処理系では糸状細菌の過剰発生はみられず汚泥の沈降性の悪化は抑制されていた。これより、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制に対する処理汚泥比としては10以下である必要があり、さらに0.5〜5の範囲にあることが望ましいことが明らかになった。
次に、糸状細菌の過剰発生により沈降性が悪化した汚泥に対するオゾンの効果を調べた。1Lのガス洗浄瓶に糸状細菌を多く含むSVI730ml/gの活性汚泥を600ml投入し、オゾン吸収量をかえた回分的なオゾン処理を行った(オゾン吸収量0〜9.6mg−O3/g−MLSS)。 オゾン吸収量とSVIの関係は図8のようになり、オゾン吸収量1mg−O3/g−MLSS程度からSVIの低下がみられ、10mg−O3/g−MLSSの場合SVIはオゾン処理前に比べ約40%にまで低下し、沈降性が大幅に回復した。
このときの顕微鏡観察より糸状細菌の構造がオゾン処理により変化していた。これ以上のオゾン吸収量の場合さらに沈降性の回復の効果があった。これより、糸状細菌により悪化した沈降性を回復させるためのオゾン吸収量は1mg−O3/g−MLSS以上であり、発生汚泥量の低減や沈降性悪化の抑制の場合よりも少ないオゾン吸収量でも悪化した沈降性を回復させるのに効果があることが明らかとなった。
糸状細菌を多く含む活性汚泥を用いた実験1と同様の間欠オゾン処理実験を行い、SVIに対する処理汚泥比の影響を調べた。オゾン処理条件は、オゾン吸収量を1mg−O3/g−MLSSとし、処理回数をかえ処理汚泥比をかえた(処理汚泥比0〜9.8)。
処理汚泥比とSVIの変化率、すなわちオゾン非処理系のSVIに対するオゾン処理系のSVIの比の関係は図9のようになり、処理汚泥比を増加するほどSVI低下の効果が大きく、処理汚泥比10の場合SVIは20%にまで低下した。
また、処理汚泥比10の場合においても、オゾン処理系とオゾン比処理系で処理水TOC濃度はほぼ等しく、オゾン処理による処理性能の低下は起こらなかった。これより、悪化した汚泥の沈降性を回復するには、処理汚泥比を発生汚泥量の低減や沈降性悪化の抑制の場合よりも大きくすることにより効果が得られることが明らかとなった。
この発明における実施の形態5に係る廃水のオゾン処理方法について説明する。上記の実験6、7、8より、曝気槽から引き抜いた汚泥の間欠的なオゾン処理において、オゾン吸収量の望ましい条件は、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制を目的とする場合、10mg−O3/g−MLSS以上、悪化した沈降性の回復を目的とする場合、1mg−O3/g−MLSS以上であることが明らかとなった。
この発明における実施の形態6に係る廃水のオゾン処理方法について説明する。上記の実験6、7、8より、曝気槽から引き抜いた汚泥の間欠的なオゾン処理において、処理汚泥比の望ましい条件は、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制を目的とする場合、0.5〜5、悪化した沈降性の回復を目的とする場合、2〜10であることが明らかとなった。
以下に、この発明の実施の形態7に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図10は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図10に示すように、曝気槽(微生物反応槽)1の液流入側には被処理液路2が、そして液流出側には連絡路3が連結している。また、オゾン処理槽(オゾン処理手段)4には途中に汚泥引抜ポンプ(混合液引き抜き手段)5を備えた引抜汚泥路6が曝気槽1に接続している。オゾン処理槽4にはオゾンを供給するオゾン供給路8、汚泥との反応に用いられなかったオゾンを排出する排オゾン路7、オゾン処理後の汚泥を曝気槽1に戻すオゾン処理汚泥路(混合液環流手段)9が連結している。なお、曝気槽1の底部には散気装置が設けられここに空気供給路が連絡し、連絡路3の後段には処理液路および汚泥引出路を連結した汚泥分離部が連結し、さらに、汚泥引出路と曝気槽1を汚泥返送ポンプを備えた返送汚泥路が連結しているがこれらについては図示していない。
オゾン供給路8の途中にはオゾン発生器(オゾン発生手段)10が設けられている。オゾン発生器10は原料ガス供給路11より供給された原料ガスを基にオゾンガス(以下、オゾンと記載する。)を発生し、オゾン供給路8を介してオゾン処理槽4にオゾンを供給する。汚泥引抜ポンプ5およびオゾン発生器10の動作制御ならびに調節を制御部(制御手段)12によって行う。
この廃水処理過程において、汚泥引抜ポンプ5を動作させ曝気槽1の汚泥混合液を引抜汚泥路6を介してオゾン処理槽4に導入し、オゾン処理汚泥路9を通して再び曝気槽1にもどし、曝気槽1の汚泥を循環させる。
オゾン発生器10で原料ガス供給路11から供給される酸素ガスまたは空気を原料ガスとしてオゾンを発生し、このオゾンをオゾン供給路8を通してオゾン処理槽4に注入する。オゾン反応槽4では汚泥引抜ポンプ5によって循環される汚泥にオゾンを接触させ、汚泥とオゾンを反応させる。このとき汚泥との反応に用いられなかったオゾンは排オゾン路7から排出される。
所定時間後にオゾン発生器10でのオゾン発生を停止し、オゾン処理槽4と曝気槽1の汚泥を十分置換した後、汚泥引抜ポンプ5を停止する。
この一連の動作を間欠オゾン処理の1サイクルとし、制御部12により、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復にそれぞれ適した1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔となるよう汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
また、同時にオゾン処理によって汚泥中の糸状細菌をも死滅させることから、糸状細菌の過剰な増殖を抑え、糸状細菌による汚泥沈降性悪化を抑制することができる。
これに対し、汚泥沈降性悪化の要因である糸状細菌が過剰に発生し汚泥の沈降性が悪化した場合には、上記の活性汚泥の沈降性が良好な場合とは異なり悪化した沈降性を回復するための糸状細菌の死滅に有効な1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔で運転を行い、過剰に発生した糸状細菌を死滅させ、汚泥沈降性を回復することができる。
また、汚泥引抜ポンプ5に加えオゾン処理汚泥路6にオゾン処理後の汚泥を曝気槽1へもどすためのポンプを設置し、これらポンプを動作してもよい。
次いで、この発明の実施の形態8に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図11は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図11において13は曝気槽1中の活性汚泥のSV(Sludge Volume)を自動的に測定するSV測定器であり、これ以外は図10と同様である。
このような連続的なオゾン処理において、SV測定器13により汚泥のSVを測定し、測定結果を制御部12に入力する。入力を受けた制御部12ではこの結果にもとづきオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、その設定に従って汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
一方、汚泥沈降性が悪化する傾向にある場合、または完全に悪化した場合にはその程度に応じてSVは大きくなる。SV測定器13からの入力信号が通常のSV値をもとに予め設定した値よりも高い場合、制御部12では沈降性が悪化したと判断し、汚泥沈降性の回復に適したオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
間欠オゾン処理の場合の動作は実施の形態7と同様となり、さらに、SV測定器13による測定値に応じて制御部12で間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
曝気槽中の活性汚泥のSV値に応じて1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔をかえた運転を行うことにより、活性汚泥の沈降性に応じた的確なオゾン処理が可能になり、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態9に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図12は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図12において14は曝気槽1中の活性汚泥の呼吸活性を自動的に測定する呼吸活性測定器であり、これ以外は図10と同様である。
このような連続的なオゾン処理において、呼吸活性測定器14により活性汚泥の呼吸活性を測定し、測定結果を制御部12に入力する。入力を受けた制御部12ではこの結果にもとづきオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、その設定に従って汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
一方、流入する廃水の質的変化などの外的要因や、オゾンの過剰な注入などにより曝気槽中の活性汚泥の有機物分解活性が低下する場合、呼吸活性は低くなる。このように活性汚泥の有機物分解活性が低い状態で汚泥のオゾン処理を行うと、活性汚泥の有機物分解活性はさらに低下し処理水質の大幅な悪化を引き起こす可能性がある。呼吸活性測定器14からの入力信号が通常の呼吸活性値をもとに予め設定した値よりも低い場合、制御部12では曝気槽中の活性汚泥の有機物分解が良好ではないと判断し、呼吸活性値の低下の程度に応じてオゾン注入量、循環汚泥流量を減らすなどのオゾン処理を抑えた条件を設定し、これに応じて汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
曝気槽中の活性汚泥の呼吸活性値に応じて1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔をかえた運転を行うことにより、活性汚泥の有機物分解活性に応じた的確なオゾン処理が可能になり、活性汚泥の有機物分解活性を回復し、処理水質の悪化を回避しながら、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態10に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図13は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図13において15は被処理液路2を通る廃水中のTOC濃度を自動的に測定するTOC濃度測定器であり、これ以外は図10と同様である。
このような連続的なオゾン処理において、TOC濃度測定器15により流入廃水中のTOC濃度を測定し、測定結果を制御部12に入力する。入力を受けた制御部12ではこの結果にもとづきオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、その設定に従って汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
一方、昼間などの生活および産業活動が活発になる時間帯においては流入廃水中のTOC濃度は高く曝気槽中の活性汚泥に対する有機物負荷は高くなる場合がある。このように有機物負荷が大きい状態で汚泥のオゾン処理を行うと、曝気槽中の活性汚泥に対する負荷はさらに増大するため、処理水質の大幅な悪化を引き起こす可能性がある。TOC濃度測定器15からの入力信号が設定値よりも高い場合、制御部12では流入有機物負荷が高いと判断し、TOC濃度値に応じてオゾン注入量、循環汚泥流量を減らすなどのオゾン処理を抑えた条件を設定し、これに応じて汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
間欠オゾン処理の場合の動作は実施の形態7と同様となり、さらに、TOC濃度測定器15による測定値に応じて制御部12で間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
流入廃水中のTOC濃度値に応じて1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔をかえた運転を行うことにより、曝気槽中の活性汚泥に対する有機物負荷に応じた的確なオゾン処理が可能になり、曝気槽中の活性汚泥に対する有機物負荷を均一化し、負荷増大によって生じる処理水質の悪化、必要曝気量の増大等を回避しながら、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態11に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図14は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図14において16は曝気槽1の底部に設けられた散気装置、17は散気装置16に空気を供給する空気供給装置、18は散気装置と空気供給装置を連結する空気供給路、19は曝気槽1中の活性汚泥混合液の溶存酸素濃度を自動的に測定する溶存酸素濃度測定器であり、これ以外は図10と同様である。
このような連続的なオゾン処理において、溶存酸素濃度測定器19により曝気槽1中の活性汚泥混合液の溶存酸素濃度を測定し、測定結果を制御部12に入力する。入力を受けた制御部12ではこの結果にもとづきオゾン注入量、循環汚泥流量、曝気槽に供給する空気量を設定し、その設定に従って汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10、空気供給装置17の運転を行う。
間欠オゾン処理の場合の動作は実施の形態7と同様となり、さらに、溶存酸素濃度測定器19による測定値に応じて制御部12で間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔、曝気槽に供給する空気量を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10、空気供給装置17の運転を行う。
曝気槽中の活性汚泥混合液の溶存酸素濃度値に応じて1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔、空気供給量をかえた運転を行うことにより、曝気槽中の活性汚泥に対する有機物負荷、活性汚泥の有機物分解活性に応じた的確なオゾン処理が可能になり、負荷増減や活性変化にともなう処理水質の悪化を回避しながら、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、あるいは、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態12に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図15は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図15において20は曝気槽1中の活性汚泥フロック中の多糖類濃度を自動的に測定する多糖類濃度測定器であり、これ以外は図10と同様である。
このような連続的なオゾン処理において、多糖類濃度測定器20により活性汚泥フロック中の多糖類濃度を測定し、測定結果を制御部12に入力する。入力を受けた制御部12ではこの結果にもとづきオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、その設定に従って汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
多糖類濃度測定器20からの入力信号が通常の多糖類濃度をもとに予め設定した値以下の低い場合、制御部12では活性汚泥フロック内の細胞外有機物量は正常と判断し、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復のそれぞれに適したオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、これに応じて汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
一方、多糖類濃度測定器20からの入力信号が設定値よりも高い場合、制御部12では活性汚泥フロック内の細胞外有機物量は過剰に多いと判断し、多糖類濃度の増加の程度に応じてオゾン注入量、循環汚泥流量を増すなどのオゾン処理を高めた条件を設定し、これに応じて汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
曝気槽中の活性汚泥フロック中の多糖類濃度値に応じて1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔をかえた運転を行うことにより、汚泥フロック中の細胞外有機物である多糖類の濃度に応じた的確なオゾン処理が可能になり、細胞外有機物との反応によるオゾンの消費を見込んだオゾン注入ができ、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態13に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図16は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図16において21は曝気槽1中の活性汚泥微生物のカタラーゼ活性を自動的に測定するカタラーゼ活性測定器であり、これ以外は図10と同様である。
このような連続的なオゾン処理において、カタラーゼ活性測定器21により活性汚泥微生物のカタラーゼ活性を測定し、測定結果を制御部12に入力する。入力を受けた制御部12ではこの結果にもとづきオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、その設定に従って汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
カタラーゼ活性測定器21からの入力信号が、通常のカタラーゼ活性をもとに予め設定した値以下の低い場合、制御部12では活性汚泥微生物の酸化に対する抵抗性は正常と判断し、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復のそれぞれに適したオゾン注入量、循環汚泥流量を設定し、これに応じて汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
一方、カタラーゼ活性測定器21からの入力信号が設定値よりも高い場合、制御部12では活性汚泥微生物の抗酸化性は過剰に高いと判断し、カタラーゼ活性の増加の程度に応じて、オゾン注入量、循環汚泥流量を増すなどのオゾン処理を高めた条件を設定し、これに応じて汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
間欠オゾン処理の場合は実施の形態7と同様になり、さらに、カタラーゼ活性測定器21による測定値に応じて制御部12で間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
曝気槽中の活性汚泥微生物のカタラーゼ活性値に応じて1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔をかえた運転を行うことにより、活性汚泥微生物の外部からの酸化に対する抵抗性に応じた的確なオゾン処理が可能になり、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性の悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態14に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図17は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図17において22は4つの連続する槽から構成される曝気槽であり、引抜汚泥路6が曝気槽22の最終槽に、オゾン処理汚泥路9が曝気槽22の最初の槽にそれぞれ連結され、これ以外は図10と同様である。
間欠オゾン処理の場合の動作は実施の形態7とほぼ同様となり、制御部12で間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数サイクル間隔を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
オゾン処理する汚泥を引き抜く槽とオゾン処理後の汚泥を戻す槽を分離することにより、オゾン処理汚泥を戻された曝気槽中の活性汚泥に対する有機物負荷の大幅な増大を抑えることが可能となり、過剰な負荷増大によって生じる処理水質の悪化、必要曝気量の増大等を回避しながら、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態15に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図18は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図18において23はオゾン処理後の汚泥を貯留するオゾン処理汚泥貯留槽であり、オゾン処理汚泥貯留槽23はオゾン反応槽4に連結したオゾン処理汚泥路9および途中に貯留汚泥返送ポンプ24を備えた貯留汚泥路25と連結している。これ以外は図10と同様である。
オゾン発生器10で原料ガス供給路11から供給される酸素ガスまたは空気を原料ガスとしてオゾンを発生し、このオゾンをオゾン供給路8を通してオゾン処理槽4に注入する。オゾン反応槽4では汚泥引抜ポンプ5によって循環される汚泥にオゾンを接触させ、汚泥とオゾンの反応を行う。このとき汚泥との反応に用いられなかったオゾンは排オゾン路7から排出する。オゾン処理した汚泥はオゾン処理汚泥路9を介してオゾン処理汚泥貯留槽23へ導入され貯留される。
所定時間後にオゾン発生器10でのオゾン発生を停止し、オゾン処理槽4と曝気槽1の汚泥を十分置換した後、汚泥引抜ポンプ5を停止する。その後、次のオゾン処理が始まるまでの期間を使って、貯留汚泥返送ポンプ24を動作させ、貯留汚泥路25を通してオゾン処理後の汚泥を曝気槽1に戻す。
この一連の動作を間欠オゾン処理の1サイクルとし、制御部12により、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復にそれぞれ適した1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔となるよう汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
次いで、この発明の実施の形態16に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図19は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図19において26はオゾン供給路8と連結し、オゾン反応槽4中に設置したオゾン散気装置であり、これ以外は図10と同様である。
間欠オゾン処理の場合の動作は実施の形態7と同様となり、上記のような散気装置を用いることにより、活性汚泥との接触効率、および活性汚泥とオゾンの反応効率が高くなり、効率的なオゾン注入が可能となり、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が効率よく得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
また、上記の例では、オゾンを効率よく注入するためにオゾン散気装置などのオゾン注入装置を用いたが、オゾン散気装置などのオゾン注入装置とともに、オゾン処理後の汚泥をいったん貯留する装置を組み合わせることにより、より効率的で安定な運転が可能となる。
次いで、この発明の実施の形態17に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図20は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図20において、27はエジェクターであり、汚泥引抜ポンプ5を途中に備えた汚泥引抜路6およびオゾン供給路8と連結している。エジェクターの後段には、パイプ内の長手方向にスパイラル状に形成した構造体が入ったラインミキサー28が連続し、このラインミキサー28はオゾン処理汚泥9に連続している。29はラインミキサー28で反応に用いられなかったオゾンを排出する排オゾン路であり、これ以外は図10と同様である。
間欠オゾン処理の場合の動作は実施の形態7とほぼ同様となり、活性汚泥混合液の循環およびオゾンの注入を間欠的に行う。制御部12により、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復のそれぞれに適した間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔を設定し、これに応じた汚泥引き抜きポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。上記のエジェクター、ラインミキサーを用いることによりオゾンの溶解効率、汚泥とオゾンの反応効率を高めることができ、必要となるオゾン量を低減することが可能となる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性の悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態18に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図21は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図21において、30は曝気槽の活性汚泥を循環する汚泥循環槽であり、これには途中に汚泥引き抜きポンプ5を備えた汚泥引抜路6、オゾン処理汚泥路9、および反応に用いられなかったオゾンを排出する排オゾン路29が連結されている。31は汚泥循環槽30中の活性汚泥を循環する汚泥循環路であり、汚泥循環路31の途中には汚泥循環ポンプ32、エジェクター27、ラインミキサー28が設置されている。エジェクター27はオゾン供給路8に連結されており、これ以外は図10と同様である。
同時に、汚泥循環ポンプ32を動作させ、汚泥循環槽30中の汚泥を汚泥循環路31を介してエジェクター27に導入する。オゾン発生器10で原料ガス供給路11から供給される酸素ガスまたは空気を原料ガスとしてオゾンを発生し、このオゾンをオゾン供給路8を通してエジェクター27に導入し、活性汚泥にオゾンを注入する。注入したオゾンと活性汚泥をラインミキサー28内を通過させ、両者を混合させ反応させる。オゾン処理後の汚泥を汚泥循環路31を通して汚泥循環槽30に戻す。反応に用いられなかったオゾンは汚泥循環槽30に連結した排オゾン路29から排出される。この一連の動作を連続的に行い、制御部12により、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性の悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復にそれぞれ適したオゾン注入量、循環汚泥流量、汚泥循環路における汚泥流量となるよう汚泥引抜ポンプ5、汚泥循環ポンプ32、オゾン発生器10の運転を行う。
間欠オゾン処理の場合の動作は実施の形態7とほぼ同様となり、活性汚泥混合液の循環およびオゾンの注入を間欠的に行う。制御部12により、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復にそれぞれに適した間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、汚泥循環ポンプ32、オゾン発生器10の運転を行う。
エジェクター、ラインミキサーを用いることによりオゾンの溶解効率、汚泥とオゾンの反応効率を高めることができ、必要となるオゾン量を低減することが可能となる。また、汚泥循環槽30を用いることにより、エジェクターにおけるオゾン処理を繰り返し行うことができるので制御性が向上するとともに、オゾンの溶解効率およびオゾンと汚泥の反応効率をさらに向上させることができ少ないオゾン量で発生汚泥量低減などの効果が得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態19に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図22は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図22において33は過酸化水素を貯留する過酸化酸素貯留槽、34は途中に過酸化水素供給ポンプ35を備え、オゾン反応槽4内のオゾン注入部付近に過酸化水素と供給する過酸化水素供給路である。制御部12では、汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10とともに、過酸化水素供給ポンプ35の動作制御を行い、これ以外は図10と同様である。
オゾン発生器10で原料ガス供給路11から供給される酸素ガスまたは空気を原料ガスとしてオゾンを発生し、このオゾンをオゾン供給路8を通してオゾン処理槽4に注入する。同時に過酸化水素供給ポンプ34を動作させ、オゾン反応槽4内のオゾン注入部周辺に過酸化水素を供給し、オゾンと過酸化水素との反応により反応性の高いOHラジカルなどの活性種を生成する。オゾン反応槽4では汚泥引抜ポンプ5によって循環される活性汚泥にオゾンおよびオゾンと過酸化水素の反応によって生成した活性種を接触させ、処理を行う。このとき汚泥との反応に用いられなかったオゾンは排オゾン路7から排出する。この一連の動作を連続的に行い、制御部12により、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性の悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復にそれぞれ適したオゾン注入量、循環汚泥流量となるよう汚泥引抜ポンプ5、過酸化水素供給ポンプ35、オゾン発生器10の運転を行う。
酸化力の非常に強い活性種を用いて活性汚泥を処理することにより、活性汚泥の反応が促進されるため、注入するオゾン量、処理汚泥量の低減が可能となり、安い運転コストで、負荷増大によって生じる処理水質の悪化、必要曝気量の増大等を回避しながら、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態20に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図23は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図23において36は汚泥引抜路6の途中に設置されたラインミキサーであり、これ以外は図10と同様である。
間欠オゾン処理の動作の場合は実施の形態7とほぼ同様となり、活性汚泥混合液の循環およびオゾンの注入を間欠的に行う。制御部12により、発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復にそれぞれ適した間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりのサイクル数、サイクル間隔を設定し、これに応じた汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転を行う。
オゾン注入の前段に活性汚泥フロックを分散することにより、活性汚泥微生物と注入されたオゾンとの反応性が高まるため、注入するオゾン量、汚泥処理量の低減が可能となり、安い運転コストで、負荷増大によって生じる処理水質の悪化、必要曝気量の増大等を回避しながら、発生汚泥量の低減、汚泥沈降性悪化の抑制、および汚泥沈降性の回復という効果が安定に得られる。加えて、間欠オゾン処理とすることによって連続オゾン処理よりも大幅に少ないオゾン注入量で発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復の効果が得られる。
次いで、この発明の実施の形態21に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図24は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図24において、42は本実施の形態に係わるオゾン発生部である。このオゾン発生部42において、37はオゾン吸着塔であり、このオゾン吸着塔37はオゾン発生器10より発生したオゾンを吸着させるシリカゲルを充填している。38はガス循環路であり、このガス循環路38は途中にガス循環ポンプ39を設け原料ガス供給路11と連結されている。40はオゾン注入路であり、このオゾン注入路はオゾン吸着塔37とオゾン処理槽4とを連結し、オゾン吸着塔37よりオゾン処理槽4にオゾンを注入する。41はオゾン吸着塔37に連結された脱着ガス供給路であり、この脱着ガス供給路41は酸素ガス等のガスをオゾン吸着塔37に流してシリカゲルに吸着したオゾンを脱着させる。これ以外は図10と同様である。
次いで、この発明の実施の形態22に係る廃水のオゾン処理装置を図について説明する。図25は本発明の廃水のオゾン処理装置のフローを示す図である。図25においてオゾン処理槽4が2個並列に配置され、各々のオゾン処理槽4に曝気槽1からの引抜汚泥路6、曝気槽1へのオゾン処理汚泥路9、オゾン発生器10からのオゾン供給路8、排オゾン路7が連結しておりオゾンが各オゾン反応槽4に交互に注入できるような構造となっており、これ以外は図10と同様である。
次のオゾン処理サイクルには他系統のオゾン処理槽4を用いて同様の汚泥の間欠オゾン処理を行い、以降2系統のオゾン処理槽4を交互に用いながら汚泥のオゾン処理を行う。制御部12により発生汚泥量の低減および汚泥沈降性悪化の抑制、または、汚泥沈降性の回復のそれぞれに適した間欠オゾン処理の1サイクルあたりのオゾン注入量、1日あたりの処理サイクル数、および処理サイクル間隔を設定し、これに応じて汚泥引抜ポンプ5、オゾン発生器10の運転およびオゾン処理槽4の切り替えを行う。
本発明によれば、廃水の微生物処理において、処理系の微生物混合液の一部を引き抜き、引き抜いた混合液にオゾンを注入してオゾン処理し、オゾン処理後の混合液を再び処理系へもどし、微生物混合液のオゾン処理を間欠的に行うことで、少ないオゾン量で発生微生物量低減の効果があり、オゾン製造にかかわるコストが低くなるという効果がある。
Claims (19)
- 廃水の微生物処理において、処理系の微生物混合液の一部を引き抜き、引き抜いた混合液にオゾンを注入してオゾン処理し、オゾン処理後の混合液を再び処理系へもどす方法で、この一連の操作を間欠的に、すなわち、操作を行う期間と行わない期間を設けて、実施することを特徴とする廃水のオゾン処理方法。
- 廃水の微生物処理において、処理系の微生物混合液の一部を引き抜き、引き抜いた混合液にオゾンを注入してオゾン処理し、オゾン処理後の混合液を再び処理系へもどす方法で、オゾン濃度が50mg/L以上のオゾンガスを用いることを特徴とする請求項1に記載の廃水のオゾン処理方法。
- 廃水の微生物処理において、処理系の微生物混合液の一部を引き抜き、引き抜いた混合液にオゾンを注入してオゾン処理し、オゾン処理後の混合液を再び処理系へもどす方法で、オゾン処理における滞留時間を数秒〜10分とすることを特徴とする請求項1に記載の廃水のオゾン処理方法。
- 廃水の微生物処理において、処理系の微生物混合液の一部を引き抜き、引き抜いた混合液にオゾンを注入してオゾン処理し、オゾン処理後の混合液を再び処理系へもどす方法で、微生物混合液中の微生物集合体のSV、SVI、沈降速度、粒径の少なくとも一つに応じてオゾン処理の条件を変えることを特徴とする請求項1に記載の廃水のオゾン処理方法。
- オゾン注入量を、微生物集合体のSVIが200ml/g以下である微生物混合液のオゾン処理においては10mg−O3/g−MLSS以上、微生物集合体のSVIが200ml/gを超える微生物混合液のオゾン処理においては1mg−O3/g−MLSS以上とすることを特徴とする請求項4に記載の廃水のオゾン処理方法。
- オゾン処理微生物量を、微生物集合体のSVIが200ml/g以下である微生物混合液のオゾン処理においては廃水中の有機物によって増殖する微生物量の0.5〜5倍、微生物集合体のSVIが200ml/gを超える微生物混合液のオゾン処理においては廃水中の有機物によって増殖する汚泥量の2〜10倍とすることを特徴とする請求項4に記載の廃水のオゾン処理方法。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、混合液引き抜き手段、オゾン発生手段、オゾン処理手段、混合液環流手段の一連の動作を間欠的に、すなわち、動作を行う期間と行わない期間を設けて、実施する制御手段とを備えることを特徴とする廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段と、微生物混合液中の微生物集合体のSV、SVI、沈降速度、粒径の少なくとも一つを測定する測定手段を備え、制御手段は前記測定手段による測定値に応じてオゾン処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段と、微生物混合液中の微生物の有機物分解活性を測定する測定手段を備え、制御手段は前記測定手段による測定値に応じてオゾン処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段と、処理系に流入する有機物負荷を測定する測定手段を備え、制御手段は前記測定手段による測定値に応じてオゾン処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段と、微生物混合液中の微生物集合体の細胞外有機物を測定する測定手段を備え、制御手段は前記測定手段による測定値に応じてオゾン処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段と、微生物混合液中の微生物の抗酸化酵素活性を測定する測定手段を備え、制御手段は前記測定手段による測定値に応じてオゾン処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段を備え、混合液引き抜き手段は処理系の微生物反応槽を構成する多槽のうちいずれか1つの槽に連結し、混合液還流手段は処理系の微生物反応槽を構成する多槽のうちいずれか1つの槽で混合液引き抜き手段が連結する槽とは異なる槽に連結することを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段を備え、オゾン処理手段はオゾン処理後の微生物混合液を貯留する貯留手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の排水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段を備え、オゾン処理手段は混合液引き抜き手段より引き抜いた微生物混合液にオゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入するエジェクターと、注入したオゾンと前記微生物混合液を混合させながら混合液還流手段に導出する混合手段との少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段を備え、オゾン処理手段は過酸化水素を注入する注入手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段を備え、オゾン処理手段は混合液引き抜き手段より引き抜いた微生物混合液中の微生物集合体を分散させる分散手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段を備え、オゾン発生手段はオゾンガスを発生させると共に発生したオゾンを温度制御を行って貯蔵する貯蔵手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
- 廃水の微生物処理において、処理系から微生物混合液を引き抜く混合液引き抜き手段と、微生物混合液と反応させるオゾンガスを発生するオゾン発生手段と、引き抜いた微生物混合液に前記オゾン発生手段より発生したオゾンガスを注入して処理するオゾン処理手段と、オゾン処理した微生物混合液を処理系へ還流する混合液還流手段と、オゾン処理動作を制御する制御手段を備え、オゾン処理手段を複数有しこれらを交互に稼働させることを特徴とする請求項7に記載の廃水のオゾン処理装置。
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