JP2005304610A - 遊技装置、演出制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 コストの上昇を抑えつつ、送風に基づく演出の多様化を図ることで、演出の興趣を従来以上に高めることができる遊技装置及びその演出処理を実行させる演出制御プログラムを提供する。
【解決手段】 一又は二以上の送風手段103e、103fと、役の抽選を行う役抽選手段61と、前記役抽選手段61により抽選された役の抽選結果に応じて、前記送風手段103e、103fが発生させる送風を制御する送風制御手段73とを有する遊技装置において、前記送風手段103e、103fは、前記送風制御手段73の制御により、送風の方向を調節する風向調節手段W1と、前記送風制御手段73の制御により、送風の風速を調節する風速調節手段をW2有し、前記送風手段103e、103fが発生させる送風の方向、風速又はそれらの組合せを演出態様の一つとする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、送風に基づく演出を行う遊技装置及びその演出処理を実行させる演出制御プログラムに関する。
パチンコ、スロットマシンに代表される遊技装置の演出態様の一つとして、遊技装置がに送風機能を備えることにより、遊技者に対して送風を行うものがある。そしてそのような送風を演出として使用する従来技術が開示されており、開示している文献の代表的なものとして特許文献1〜4がある。
特許文献1では、遊技機に送風手段と、該送風手段による送風を機外に噴出するための風噴出口と、予め定められた条件に基づき該送風手段を運転制御する運転制御手段を備え、入賞処理に応じて送風を行う遊技機について開示している。
特許文献2では、風を発生させる風発生部と、内部当たりが発生したときに前記風発生部を制御して風を発生させる風発生制御部とを具備した風告知機能付きスロットマシンについて開示している。ここで告知するために風発生部が発生させる風において、その風の風量、向き、温度、臭いを変化させている。
特許文献3では、送風口を遊技機前面の操作部近傍に配した送風装置を具備し、抽選処理の抽選結果に基づいて、所定のタイミングで前記送風口から遊技者の手に向けて送風可能とする遊技機について開示している。
特許文献4では、遊技者に対向するゲーム装置の前壁にエア通路を形成するとともに、該エア通路の内側に前記エア通路を通じてエアを遊技者に吹き付けるエア供給手段設けており、該エアに演出効果を付加するゲーム装置について開示している。
特開2002−360779号公報 特開2003−236044号公報 特開2003−117085号公報 特開2003−135655号公報
しかし、何れの文献で開示されている技術内容でも、送風に基づく演出としては単調であり、遊技者に飽きられる要因になっている。つまり、演出として使用する送風を単に遊技者に風を吹き付ける程度にしか用いていないため、演出の多様性に欠けていた。
特許文献2では、発生させる風に温度、臭い等の変化をつけることにより、それなりの多様性を備えたスロットマシンであるともいえるが、それ相応の設備が必要であるためコストの上昇を招いてしまう。
上記事情を鑑みて本発明では、コストの上昇を抑えつつ、送風に基づく演出の多様化を図ることで、演出の興趣を従来以上に高めることができる遊技装置及びその演出処理を実行させる演出制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の態様は、一又は二以上の送風手段と、役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段により抽選された役の抽選結果に応じて、前記送風手段が発生させる送風を制御する送風制御手段とを有する遊技装置において、前記送風手段は、前記送風制御手段の制御により、送風の方向を調節する風向調節手段と、前記送風制御手段の制御により、送風の風速を調節する風速調節手段を有し、前記送風手段が発生させる送風の方向、風速又はそれらの組合せを演出態様の一つとすることを特徴とする。
このとき前記演出態様において、前記遊技装置から遊技者に向かう方向に対し、前記風向調節手段が調節する送風の方向の角度が、役の当選可能性の大きさを告知するものになる。
ここで前記風向調節手段は、遊技者に対して前記風速調節手段の前面に位置する風向板であり、前記送風制御手段の制御により、前記遊技装置から遊技者に向かう方向に対し、前記風向板による送風の方向の角度が制御される。
一方、前記演出態様において、前記風速調節手段が調節する送風の風速の大きさが、役の当選可能性の大きさを告知するものになる。
ここで前記風速調節手段は、回転することにより送風機能を有する回転体であり、前記送風制御手段の制御により、前記回転体の回転速度が制御される。
さらに前記送風制御手段の制御により、前記遊技装置から遊技者に向かう方向と逆方向に送風するように前記回転体の回転が制御され、そのときの前記回転体の動作形態を視認可能とし、前記回転体が前記逆方向に送風すること及び前記動作形態の組合せを演出態様の一つとする。
本発明の上記態様において、演出に係るキャラクターを含む画像を表示する画像表示手段をさらに有し、前記キャラクターにおいて、前記送風手段が発生させる送風と連動した表示形態をさらに組合せたものを演出態様の一つをする。
又上記目的を達成するための本発明の他の態様は、一又は二以上の送風手段と、役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段により抽選された役の抽選結果に応じて、前記送風手段が発生させる送風を制御する送風制御手段とを有する遊技装置において、コンピュータが演出処理を実行する演出制御プログラムにおいて、前記送風手段は、前記送風制御手段の制御により、送風の方向を調節する風向調節手段と、前記送風制御手段の制御により、送風の風速を調節する風速調節手段を有し、前記送風手段が発生させる送風の方向、風速又はそれらの組合せを演出態様の一つとして機能させるものである。
本発明では、送風に基づく演出の演出態様の一つとして送風の方向、風速又はそれらの組合せを採り上げ、送風に基づく演出の多様化を図ることで、演出の興趣を従来以上に高めることができる。
以下、本発明の遊技装置の実施の形態としてスロットマシンを例に採り上げ、その図面を参照して説明するが、まず本実施形態に係るスロットマシンの構成について図1から図3を参照して説明する。
なお、図1は本スロットマシン100の外部構造を表した正面図、図2は本スロットマシン100の内部構造を表した正面図、図3は本スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
<構成>
まず、図1を参照して本スロットマシン100の外部構造を概説すると、本スロットマシン100は、遊技者に面するフロントドア101と、フロントドア101が開閉可能に取り付けられた後述の筐体102とを備えて構成されている。
フロントドア101は、機械的に強固な硬質プラスチックで成形された上部パネル部103と中部パネル部104及び下部パネル部105とを備えて構成されている。
上部パネル部103には、上部ランプと呼ばれるランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b、103cと、放音部103b、103cの間に位置する長方形の画像表示手段103dと、主に遊技者に対して送風する送風手段103e、103fが設けられている。
ランプ103aは、遊技中に特定条件を満たしたときに点灯し、役の当選可能性の告知演出等を行うものである。
画像表示手段103dは、カラー画像を表示する液晶ディスプレイやドット画像表示装置等からなるものであり、遊技者に対して視認可能に設けられている。そして画像表示手段103dは、遊技中の演出を行うときに、各種の画像表示を行う。
送風手段103e、103fは、遊技者等に対して送風する際に、送風の方向を調節する風向調節機能と、送風の風速を調節する風速調節機能を有しており、遊技者に対して視認可能に設けられている。そして送風手段103e、103fは、遊技中の演出を行うときに、種々の方向、風速を備えた送風を行う。
中部パネル部104には、硬質プラスチック板で形成された略長方形の表示手段WDと、ランプ104a、104bが設けられ、筐体102内に設けられている回胴リール装置200のリールR1、R2、R3を、遊技者が表示手段WDを介して見ることが可能となっている。尚、表示手段WDの前面にさらに保護用の硬質のプラスチックを設ける構成を採っても良い。
ランプ104a、104bは、遊技中に特定条件を満たしたときに点灯し、役の当選可能性の告知演出等を行うものであり、ランプ103aと同等の機能を有する。
更に中部パネル104の下端には、遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、スロットマシンゲームを行うのに必要な遊技メダルを投入するためのメダル投入口MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットスイッチB1、B2、B3と、1ゲームの開始を指示し、リールR1、R2、R3回転を開始するためのスタートレバーSTと、各リールごとに独立して3つ並設され、回転中のリールR1、R2、R3を個別に停止させるためのストップスイッチSP1、SP2、SP3が設けられている。
更に、メダル投入口MDの近傍に、フロントドア101を解錠するための鍵穴KYが設けられている。そして、遊技場側の事業者や管理者が、鍵穴KYに正規の鍵を挿入して開錠操作すると施錠機構(図示略)を解除し、フロントドア101を筐体102から開くことが可能となっている。
下部パネル105には、本スロットマシン100のゲーム内容を紹介等するためのイラスト(図示略)が描かれており、更に遊技者の獲得した枚数の遊技メダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
次に、図2を参照して、フロントドア101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図2はフロントドア101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
同図において、フロントドア101の裏面上部に上述の放音部103b、103cを構成するスピーカSR、SLと、送風手段103e、103fを駆動する送風駆動装置WR、WLが設けられ、スピーカSR、SL及び送風駆動装置WR、WLの間に画像表示手段103dが設けられている。
スピーカSR、SLは、遊技中に各種の演出等を行うべく、所定のサウンドを出力するものである。
更に画像表示手段103dの裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板300が取り付けられている。
すなわち、サブ制御基板300は、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、画像表示手段103dの裏面側に重なるようにして取り付けられている。
画像表示手段103dとサブ制御基板300の下方には、上述の表示手段WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。
枠体104dの下方には、メダル投入口MDより投入される投入物を正規の遊技メダルか異物か判別して振り分けるセレクト機構G0と、セレクト機構G0で振り分けられた遊技メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、セレクト機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用の遊技メダルを排出口105aへ案内するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、放音部105cを構成するスピーカSWが取り付けられている。スピーカSWは、遊技中に各種の演出等を行うべく、所定のサウンドを出力し、スピーカSR、SLと同等の機能を有するものである。
上述の枠体104dとセレクト機構G0との間には、長尺状の電気回路基板で形成された中央表示基板400が取り付けられており、当該中央表示基板400の一端に、発光ダイオードで形成されたセグメント表示を行う設定表示素子CTと、設定ボタンCSとが設けられている。
すなわち、中央表示基板400もサブ制御基板300と同様に、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、更に設定表示素子CTと設定ボタンCSとが搭載されて配線接続されている。
次に、筐体102内には、主電源装置PWUと、メダルの貯蔵、払い出しをするホッパ装置HPと、ホッパ装置HPから溢れた遊技メダルを収容するための補助貯留部SHPが設けられる他、上述の表示手段WDに対向するリールR1、R2、R3とこれらリールR1、R2、R3を回転駆動するモータMT(図示略)とを備えた回胴リール装置200が設けられている。
リールR1、R2、R3は、リング状のものであり、その外周面には複数種類の図柄(入賞役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。リールR1、R2、R3は、並列に3つ設けられている。また、各リールは、スロットマシン100のフロントパネルに設けられた表示手段WDから、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。そして、リールR1、R2、R3がモータMTによって回転されることで、リール上の図柄は、所定の速度で表示手段WD内で上下方向に移動表示される。
さらに各々のリールR1、R2、R3の内周面側(リング状体の中側)にそれぞれ固定配置されたバックランプBL(図示略)がある。バックランプBLは、ランプ(又はLED等)を点灯することにより、リールR1、R2、R3の図柄を背後から照光するものである。このバックランプBLによる図柄の照光は、図柄を見やすくするための他、遊技中に特定条件を満たしたときに所定のパターンで図柄を照光することにより、役の当選可能性の告知演出等を行うものである。
主電源装置PWUの側面(図では正面)には、制御システム電源供給用のシステム電源スイッチBQと、出玉率設定変更用の設定スイッチBOが取り付けられており、それらが搭載された電源装置基板500が内蔵されている(図3参照)。又回胴リール装置200の上端には回胴装置基板600、回胴リール装置200の上方には主制御基板700が取り付けられている。
次に、図3のブロック図を参照して制御システムの構成を説明する。
上述の主制御基板700は、本スロットマシン100の動作を統括管理するために設けられ、主制御基板700を中心としてサブ制御基板300、中央表示基板400、電源装置基板500、回胴装置基板600が接続されている。
ここで、主制御基板700には、半導体メモリROMと、マイクロプロセッサMPUが搭載されており、当該マイクロプロセッサMPUが、半導体メモリROMに予め記憶されているシステムプログラムとスロットマシンゲーム用のプログラムを実行し、各基板300、400、500、600を制御することによって、本スロットマシン100の動作状況とゲームの進行を統括管理している。
すなわち、遊技者がスタートレバーSTとストップボタンSP1、SP2、SP3等を操作してゲームを行い、スロットマシンゲーム用のプログラムで予め決められている複数種類の役の何れかを取得すると、マイクロプロセッサMPUは、その遊技者の取得した役に対応した制御モードでゲームの進行を制御する。別言すれば、マイクロプロセッサMPUは、遊技者のゲーム操作に応じてスロットマシンゲーム用のプログラムを実行することによって、遊技の種類を設定し且つ進行すべき遊技の状態を制御する。
更に、サブ制御基板300には、半導体メモリROMと、マイクロプロセッサMPUが搭載され、スピーカSR、SL、SWとランプ103a、104a、104bと画像表示手段103d、送風手段103e、103fが接続されており、サブ制御基板300に設けられている電気回路が、主制御基板700からの指示に従ってこれらスピーカSR、SL、SWとランプ103a、104a、104bと画像表示手段103dと、送風手段103e、103fを駆動することにより、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出等を行うようになっている。
なお、別の構成として画像表示手段103d自身に専用の基板があって、この基板に半導体メモリROMと、マイクロプロセッサMPUとが搭載されていても良い。
回胴装置基板600は、回胴リール装置200が接続されており、主制御基板700からの指令に従ってモータMTへの駆動電力と駆動タイミングを制御することにより、リールR1、R2、R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
中央表示基板400には、上述の設定表示素子CTと設定ボタンCSが接続され、更にセレクト機構G0と、ベットボタンB1、B2、B3、スタートレバーST、ストップボタンSP1、SP2、SP3が接続されている。
そして、中央表示基板400は、ベットボタンB1、B2、B3とスタートレバーSTとストップボタンSP1、SP2、SP3が夫々オン又はオフ操作されたことを示す操作信号(符号略)を主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUに転送し、ゲームの進行を制御させる。
また、セレクト機構G0には、メダル投入口MDから投入された投入物を遊技メダルか異物かを検知する光学センサ又は機械センサもしくは磁気センサが設けられており、これらのセンサから出力される投入物検出信号(符号略)を中央表示基板400が主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUへ転送する。
そして、主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUが遊技メダルの投入されたことを示す投入物検出信号を入力すると、メダルの投入枚数を集計する。一方、主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUが異物の投入されたことを示す投入物検出信号を入力すると異常が発生したと判断し、上述のサブ制御基板300に指令して、スピーカSR、SL、SWによる警報音の発生、ランプ103a、104a、104bにて警報表示、または画像表示手段103dによる警報画面の表示を行わせる。
また、設定ボタンCSは、事業者や管理者が出玉率を設定変更するために設けられており、設定ボタンCSがオン操作される度に予め6段階に決められている出玉率を順繰りに変化される。
設定表示素子CTは、1から6までの何れかの数字をセグメント表示することにより、設定ボタンCSによって設定変更された出玉率を段階表示する。そして、事業者や管理者に設定変更された出玉率の情報を知らせる。
次に、電源装置基板500には、図2にも示されているように、システム電源スイッチBQと設定スイッチBO等が搭載されている。更に、電源装置基板500には、電源装置PWUで発生される各種電源電圧をホッパ装置HPその他の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン100の動作に必要なシステム電源が供給されている。
システム電源スイッチBQは、本制御システムをパワーオンリセットするために設けられており、システム電源スイッチBQをオンすると、リールR1、R2、R3を駆動するモータMTや、送風手段103e、103fを駆動する送風駆動装置WR、WL等に電源を供給する。
設定スイッチBOは、事業者や管理者が手操作によって出玉率を設定変更するために設けられている。なお、出玉率の設定変更に関する説明は省略する。
ホッパ装置HPには、払い出し用の遊技メダルがホッパ装置HP内に貯蔵されているか否かを検知するセンサが設けられている。該センサから出力される遊技メダル検出信号(図示略)を電源装置基板500が主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUへ転送する。このようにして遊技メダルの貯蔵状況が管理される。
<動作>
次に、図4のブロック図を用いてスロットマシン100内部で制御される動作の概略を説明する。図4は、スロットマシン100に対し遊技者の遊技操作等に関する入力が行われ、所定のプログラム処理がなされて処理結果を出力し、その処理結果に応じた動作が実行されるまでの概略を説明するブロック図である。前記プログラム処理は、コンピュータが制御手段50を機能させることにより実行される。
スロットマシン100の制御手段50は、スロットマシン100の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン100全体を統括制御する手段である。制御手段50は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
制御手段50の出力側(図中、右側)には、リールR1、R2、R3、モータMT、ランプ103a、104a、104b、バックランプBL、スピーカSR、SL、SW、画像表示手段103d、送風駆動装置WR、WL、送風手段103e、103fといった周辺機器が電気的に接続されている。
リールR1、R2、R3はモータMTが駆動することにより上下方向に回転する。又、送風手段103e、103fは送風駆動装置WR、WLが駆動することにより、遊技者等に対して送風するが、さらに風向調節機能を果たす風向調節手段W1と、風速調節機能を果たす風速調節手段W2を具備している。風向調節手段W1及び風速調節手段W2も送風駆動装置WR、WLにより駆動され、送風の方向及び風速が調節される。
さらに、制御手段50の入力側(図中、左側)には、セレクト機構G0、ベットスイッチB1、B2、B3、スタートレバーST、ストップスイッチSP1、SP2、SP3、といった周辺機器が電気的に接続されている。
通常遊技においては、遊技者は、メダル投入口MDからメダルを投入するか、又はベットスイッチB1、B2、B3を操作して有効ラインを有効化し、スタートレバーSTをオンする。これにより、各リールR1、R2、R3が始動される。そして、遊技者はストップスイッチSP1、SP2、SP3を押すことでリールR1、R2、R3の回転を停止させる。そして、上述したように、有効ライン上に停止したリールR1、R2、R3の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは入賞となり、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
また、各遊技中には、種々の演出、例えばランプ103a、104a、104b、バックランプBLの点灯、スピーカSR、SL、SWからのサウンドの出力、画像表示手段103dによる画像表示及び送風手段103e、103fによる送風等が行われる。これらの演出の中には、役の当選可能性があることを告知する演出を含む。
制御手段50は、遊技用制御手段60と、演出用制御手段70とを備える。遊技用制御手段60は、遊技の進行に関する制御を行うものであり、本実施形態では図3において主制御基板700に備えられており、以下の手段を備える。なお、遊技用制御手段60は、以下に示す手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)役抽選手段61は、役(ビックボーナス等の特別役、小役又はリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
役抽選手段61の乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートレバーSTがオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、メダルの投入枚数に対応する抽選テーブルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がビックボーナス当選領域に属する場合は、ビックボーナスの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
(特定役当選判別手段)特定役当選判別手段62は、役抽選手段61の抽選の結果、特定役、例えば所定の小役や特別役が当選したか否かを判別するものである。ここで、このような特定役の当選を判別するのは、特定役の当選時に、その当選した特定役を遊技者が入賞させやすくするための画像表示、送風制御等を行うためである。従って、何らかの役が当選したときは、演出用制御手段70を通じて画像表示手段103d、送風手段103e、103f等に所定の演出を行わせる。
(リール停止制御手段)リール停止制御手段63は、遊技状態(通常遊技状態、特別遊技状態等)と、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイッチSP1、SP2、SP3がオンされたときのタイミング等とから、リールR1、R2、R3の停止位置を決定するとともに、その決定された位置にリールR1、R2、R3を停止制御するものである。遊技用制御手段60には停止位置決定用テーブルが設けられている。この停止位置決定用テーブルは、役抽選手段61の抽選結果、及び遊技状態等に対応して設けられており、ストップスイッチSP1、SP2、SP3の操作タイミングに基づいたリールR1、R2、R3の停止位置を定めたものである。
リール停止制御手段63は、役抽選手段61の抽選結果等に対応する所定の停止位置決定用テーブルを選択し、ストップスイッチSP1、SP2、SP3がオンされたときに、そのタイミングに基づいて停止位置決定用テーブルを参照してリールR1、R2、R3の停止位置を決定する。なお、停止位置決定用テーブルを使用せずにリールR1、R2、R3の停止位置を決定しても良い。例えば、ストップスイッチSP1、SP2、SP3がオンされたときに、停止可能位置を判断し、その停止可能位置の中で、適切な停止位置を決定することも可能である。
そして、リール停止制御手段63は、モータMTを駆動制御して、リールR1、R2、R3が所定位置に停止するように制御する。また、役抽選手段61で何らかの役が当選したときは、その当選役に対応するリールR1、R2、R3の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止するように制御される。また、役抽選手段61の抽選で非当選のときは、何らかの役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリールR1、R2、R3が停止制御される。
(役入賞判別手段)役入賞判別手段64は、リール停止制御手段63の停止制御に基づき全てのリールR1、R2、R3の停止時に、役を構成する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否か、すなわち役が入賞したか否かを判別するものである。この場合において、有効ライン上の図柄の組合せを判別することで、役を構成する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否かを判別する。入賞が果たされたときは、演出用制御手段70を通じて画像表示手段103d、送風手段103e、103f等に所定の演出を行わせる。
演出用制御手段70は、スロットマシン100の制御のうち、特に演出に関する制御を行うものであり、本実施形態では図3においてサブ制御基板300に備えられており、以下の手段を備える。なお、演出用制御手段70は、以下に示す手段に限定されるものではない。
(演出データ記憶手段)演出データ記憶手段71は、画像表示手段103d、送風手段103e、103f等に代表される演出を実行する手段から出力する通常の演出、または特別役の当選可能性の告知演出に係る演出データ等を記憶したものである。とは言えこれ以外の演出データ、例えばリールR1、R2、R3に表示された遊技進行の態様に応じて画像表示手段103dによる画像表示等の演出データを記憶していてもよい。
(画像表示制御手段)画像表示制御手段72は、役抽選手段61による役抽選、特定役当選判別手段62による特定役の当選の判別又は役入賞判別手段64の入賞判別の結果、演出データ記憶手段71に記憶された演出データ等に基づいて、遊技中における遊技進行の態様を、画像表示手段103dによって画像表示するように制御するものである。その制御のなかには演出としての画像表示も含まれる。
ここで、演出を行うか否かの判断において、画像表示制御手段72は、例えばリールR1、R2、R3の停止時に、特定の図柄の組合せが出現したときは、予め定められた演出を一律に画像表示するように制御しても良い。また、役抽選手段61による抽選によって画像表示に用いるべき演出データを選択したりしても良い。
(送風制御手段)送風制御手段73は、役抽選手段61による役抽選、特定役当選判別手段62による特定役の当選の判別又は役入賞判別手段64の入賞判別の結果、演出データ記憶手段71に記憶された演出データ等に基づいて、遊技中における遊技進行の態様を、送風駆動装置WR、WLを駆動制御して、送風手段103e、103fによって送風制御するものである。さらに、風向調節手段W1を制御することにより送風の方向を設定すること、風速調節手段W2を制御することにより送風の風速を設定することも行う。それらの制御のなかには演出としての送風制御も含まれる。
ここで、演出を行うか否かの判断において、送風制御手段73は、例えばリールR1、R2、R3の停止時に、特定の図柄の組合せが出現したときは、予め定められた演出を一律に送風制御するようにしても良い。また、役抽選手段61による抽選によって送風制御に用いるべき演出データを選択したりしても良い。
<送風を用いた演出態様>
送風制御手段73は、スロットマシン100で行う演出態様として送風手段103e、103fが発生させる送風を制御する。具体的には風向調節手段W1が調節する風向と、風速調節手段W2が調節する風速を制御し、送風の方向、風速又はそれらを組合せた演出態様を構成する。
演出態様の一例として、役抽選手段61により抽選された役が当選に係る特定役であったとき、特定役当選判別手段62の判別があり、送風制御手段73が風向調節手段W1を制御して送風の方向を調節することで当選を告知するものがある。遊技者は、その送風を感じたり、風向調節手段W1の動作を見て送風の方向の変化を知ることにより、役の当選状態を知ることができる。
風向調節手段W1は調節する送風の方向を自由に調節することができるので、スロットマシン100から遊技者に向かう方向に対し、風向調節手段W1が調節する送風の方向の角度に何らかの意味を持たせる演出を行うことができる。例えば、その角度が大きいほど特定役に当選している可能性は高い、といった演出を行うことができる。
このような送風の方向を用いた演出を、役入賞判別手段64による入賞判別時にも利用できる。つまり、リール停止制御手段63により停止したリールR1、R2、R3において、有効ライン上の図柄の組合せが役を構成していたとき、入賞判別手段64による入賞判別があり、送風制御手段73が風向調節手段W1を制御して送風の方向を調節することで、遊技者は、そのような送風の方向の変化を楽しむことができる。
又演出態様の他の一例として、役抽選手段61により抽選された役が当選に係る特定役であったとき、特定役当選判別手段62の判別があり、送風制御手段73が風速調節手段W2を制御して送風の風速を調節することで当選を告知するものがある。遊技者は、その送風を感じたり、風速調節手段W2の動作を見て送風の強さの変化を知ることにより、役の当選状態を知ることができる。
風速調節手段W2は調節する送風の風速を自由に調節することができるので、スロットマシン100から遊技者に向かう方向に対し、風速調節手段W2が調節する送風の風速の大きさに何らかの意味を持たせる演出を行うことができる。例えば、風速が大きいほど特定役に当選している可能性は高い、といった演出を行うことができる。
このような送風の方向を用いた演出を、役入賞判別手段64による入賞判別時にも利用できる。つまり、リール停止制御手段63により停止したリールR1、R2、R3において、有効ライン上の図柄の組合せが役を構成していたとき、入賞判別手段64による入賞判別があり、送風制御手段73が風速調節手段W2を制御して送風の風速を調節することで、遊技者は、そのような送風の風速の変化を楽しむことができる。
又風向調節手段W1による風向の変化と風速調節手段W2による風速の変化とを組み合わせることにより送風を用いた演出態様に多様性を持たせることができ、遊技者の興趣を高めることができる。
スロットマシン100による送風を用いた演出態様の具体的な構成とその動作を図5、6を用いて説明する。
図5は、図1〜図4の送風手段103e、103f及び送風駆動装置WR、WLの詳細な構成を(a)、(b)の2通りで示した図である。本実施形態では送風手段103e、103fの具体的構成としてファンF1、F2を使用する。(a)はファンF1、F2及び送風駆動装置WR、WLの正面図であり、(b)はファンF1、F2及び送風駆動装置WR、WLの分解斜視図である。
W1’は、風向調節機能を有する風向板であり、風向調節手段W1が具体的な構成を備えたものの一つである。風向板W1’は、遊技者に対して最も手前側に位置している。
W2’は、風速調節機能を有する羽根であり、風速調節手段W2が具体的な構成を備えたものの一つである。羽根W2’は、回転することにより遊技者に対して送風することができる。また羽根W2’は、風向板W1’の後方に位置するが、遊技者は回転している様子を視認することができる。
送風駆動装置WR、WLはファンを駆動するための装置だが、風向板W1’の向きが調節されるときに駆動させたり、羽根W2’の回転速度が調節されるときに風向板W1’、羽根W2’を駆動させる。この送風駆動装置WR、WLは、羽根W2’の後方に位置する。
図6は、演出として送風を発生させるときのファンF1、F2の様子のうち代表的なパターン(A)〜(D)の4種類を示したものである。
(A)は、風向板W1’が左側に傾いているときのファンF1、F2の様子を示したものである。羽根W2’が遊技者に対して通常の風速で送風するように回転する際に、スロットマシン100から遊技者に向かう方向に対して左側に送風する。このとき左側に送風するときの送風方向の角度が大きいほど、つまり風向板W1’が左側に大きく傾いているほど特定役に当選している可能性は高い、といった演出態様を採ることができる。
(B)は、風向板W1’が右側に傾いているときのファンF1、F2の様子を示したものである。羽根W2’が遊技者に対して通常の風速で送風するように回転する際に、スロットマシン100から遊技者に向かう方向に対して右側に送風する。このとき右側に送風するときの送風方向の角度が大きいほど、つまり風向板W1’が右側に大きく傾いているほど特定役に当選している可能性は高い、といった演出態様を採ることができる。
(C)は、羽根W2’が通常より速く回転するときのファンF1、F2の様子を示したものである。風向板W1’がスロットマシン100から遊技者に向かう方向に対して特に傾いている状態でないときに、遊技者に対して通常の風速より大きな風速で送風する。このとき送風の風速が大きいほど、つまり羽根W2’が速く回転するほど、特定役に当選している可能性は高い、といった演出を行うことができる。
(D)は、羽根W2’が通常とは逆に回転するときのファンF1、F2の様子を示したものである。従って、送風の方向は遊技者からスロットマシン100に向かう方向になり、遊技者は送風を感じ取ることはできない。しかし、羽根W2’が回転する様子を視認することはできる。つまり、羽根W2’が回転しているにも関わらず、送風が行われていないといった演出態様を実現することができる。遊技者は、このような特殊な演出態様を知ることで、役の当選状態を知ることができる。
なお、送風のパターンとしては、(A)〜(D)の4種類の何れかを組み合わせたものでも良いし、これらに限定されるものではない。
本実施形態ではさらに、送風手段103e、103fが発生する送風と、画像表示手段103dが表示する画像とを組合せて別の演出態様を実現することができる。
具体的には、役抽選手段61による役抽選、特定役当選判別手段62による特定役の当選の判別又は役入賞判別手段64の入賞判別の結果、画像表示制御手段72による画像表示制御及び送風制御手段73による送風制御が行われる。それらの制御により画像表示手段103dに表示されたキャラクターが送風手段103e、103fが発生する送風と連動した動きを見せる。
そのような連動した動きとしては、例えばヨットが風になびいて海上を進んでいく、といった画像表示制御がある。風向調節手段W1の風向調節により遊技者に対して左から右に風が吹けばヨットも右方向に進む。風速調節手段W2の風速調節により風速の大きな送風を起こせばヨットが速く進む。遊技者は、このように送風と連動したキャラクターの動きを見て演出態様を楽しむことができる。
逆にヨットは右方向に進んでいるのにも関わらず、風向調節手段W1の風向調節により遊技者に対して右から左に風が吹いているといった通常とは異なる演出態様を採ることもできる。遊技者はそのような演出態様から特定役が当選している状態にあることを知ることができる。
図7には上述した演出態様の一例として、画像表示手段103dに表示されている画像と、送風手段103e、103fが発生する送風が連動している様子を場面(1)から(3)を用いて経時的に示してある。図7は、場面(1)から(3)それぞれにて画像表示手段103dの表示画面及びスロットマシン100と遊技者を上から見下ろしたときの様子を図示したものである。なお、状況としては、遊技進行中に遊技者がスタートレバーSTをオンしたときに役抽選手段61により抽選された役が当選に係る特定役であって、特定役当選判別手段62の判別があり、遊技者に当選を告知する場合を想定している。
(1)では、特定役の当選時に、特定役当選判別手段62より画像表示制御手段72及び送風制御手段73へ当選判別用の信号が送られて、対応する画像表示制御及び送風制御を行わせる。その結果、画像表示制御手段72の制御により画像表示手段103dにはヨットP1及びゴール地点P2が表示され、ヨットP1がゴール地点P2に向かって進むことになる。又、送風制御手段73により送風手段103e、103fにはヨットP1が進む方向と同じ方向へ送風が発生することになる。
(2)では、(1)の場面より少し時間が経過して、ヨットP1がゴール地点P2により近づくように画像表示制御されている。同時に発生している送風もより強くなるように送風制御されている。画像表示の態様と送風の態様を徐々に変化させることにより遊技者の期待感を高める効果を奏している。
(3)では、(2)の場面よりさらに時間が経過して、ヨットP1がゴール地点P2に到着したことにより、「GOAL!! ボーナス確定」という文字を表示するように画像表示制御する。同時に発生している送風もさらに強くなるように送風制御されている。
こうして(1)から(3)に示したように、ヨットP1が実際に発生している送風に吹かれて進んでいるように見せかけて、画像表示手段103dに表示されているキャラクターが送風手段103e、103fが発生する送風に連動する演出態様を実現し、遊技者に当選を告知する。
ここで(1)から(3)の場面において、送風方向を逆方向にしてヨットP1の動きと矛盾するように連動する演出態様を実現し、遊技者は特定役が当選している状態にあることを知ることができるようにしても良い。
なお、上記形態は本発明を実施するための一例であって、これに限定するものではない。従って、本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形することが可能である。
例えば、本実施形態のスロットマシン100では送風手段を上部パネルに左右一つずつ備えた構成をとっているが、送風手段の個数はいくつでも良いし、備える位置も上部パネル部に限定することもない。
又、それぞれの送風手段は別々の動作を行っていても良い。例えば、一方の送風手段は順方向に回転して遊技者に送風し、他方の送風手段は逆方向に回転して遊技者への送風を行わないようにする。他の例としては、一方の送風手段は遊技者に対して右方向に送風し、他方の送風手段は左方向に送風する。そのようにして演出態様を多様化することにより、遊技者の興趣を高めることができる。
又ファンF1、F2において、送風の方向を調節する風向板W1’は遊技者に対して羽根W2’の手前側に位置している構成をとっているが、羽根W2’自体が適当に向きを変えて送風の方向を調節できるように機能し、風向板W1’を不要とする構成を採っても良い。すなわち、風向調節機能と風速調節機能の両方を発揮することができる手段を備えた送風手段をスロットマシンに搭載しても良い。
スロットマシンに限定するものではなく例えば、スロットマシン以外の遊技機、或いは弾球遊技機に用いても良い。
スロットマシン100の外部構造を表した正面図である。 スロットマシン100の内部構造を表した正面図である。 スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。 スロットマシン100の制御手段50の構成を説明するブロック図である。 ファンF1、F2及び送風駆動装置WR、WLの正面図(a)と、ファンF1、F2及び送風駆動装置WR、WLの分解斜視図(b)である。 演出として送風を発生させるときのファンF1、F2の様子のうち代表的なパターン(A)〜(D)である。 画像表示手段103dに表示されている画像と、送風手段103e、103fが発生する送風が連動している様子を経時的に示したもの(1)〜(3)である。
符号の説明
100 スロットマシン
101 フロントドア
102 筐体
103 上部パネル部
103a ランプ
103b、c 放音部
103d 画像表示手段
103e、103f 送風手段
104 中部パネル部
104a、b ランプ
104c 操作部
104d 枠体
105 下部パネル部
105a 排出口
105b 受皿
105c 放音部
200 回胴リール装置
300 サブ制御基板
400 中央表示基板
500 電源装置基板
600 回胴装置基板
700 主制御基板
R1、R2、R3 リール
MT モータ
ST スタートレバー
SP1、SP2、SP3 ストップスイッチ
B1、B2、B3 ベットスイッチ
MD メダル投入口
WD 表示手段
KY 鍵穴
SR、SL、SW スピーカ
CT 設定表示素子
CS 設定ボタン
PWU 主電源装置
HP ホッパ装置
SHP 補助貯留部
BQ システム電源スイッチ
BO 設定スイッチ
50 制御手段
60 遊技用制御手段
61 役抽選手段
62 特定役当選判別手段
63 リール停止制御手段
64 役入賞判別手段
70 演出用制御手段
71 演出データ記憶手段
72 画像表示制御手段
73 送風制御手段
W1 風向調節手段
W2 風速調節手段
WR、WL 送風駆動装置
F1、F2 ファン
W1’ 風向板
W2’ 羽根
P1 ヨット
P2 ゴール地点

Claims (8)

  1. 一又は二以上の送風手段と、
    役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段により抽選された役の抽選結果に応じて、前記送風手段が発生させる送風を制御する送風制御手段とを有する遊技装置において、
    前記送風手段は、
    前記送風制御手段の制御により、送風の方向を調節する風向調節手段と、
    前記送風制御手段の制御により、送風の風速を調節する風速調節手段を有し、
    前記送風手段が発生させる送風の方向、風速又はそれらの組合せを演出態様の一つとすることを特徴とする遊技装置。
  2. 前記演出態様において、
    前記遊技装置から遊技者に向かう方向に対し、前記風向調節手段が調節する送風の方向の角度が、役の当選可能性の大きさを告知するものになることを特徴とする請求項1に記載の遊技装置。
  3. 前記風向調節手段は、遊技者に対して前記風速調節手段の前面に位置する風向板であり、
    前記送風制御手段の制御により、前記遊技装置から遊技者に向かう方向に対し、前記風向板による送風の方向の角度が制御されることを特徴とする請求項1に記載の遊技装置。
  4. 前記演出態様において、
    前記風速調節手段が調節する送風の風速の大きさが、役の当選可能性の大きさを告知するものになることを特徴とする請求項1に記載の遊技装置。
  5. 前記風速調節手段は、回転することにより送風機能を有する回転体であり、
    前記送風制御手段の制御により、前記回転体の回転速度が制御されることを特徴とする請求項1に記載の遊技装置。
  6. 前記送風制御手段の制御により、前記遊技装置から遊技者に向かう方向と逆方向に送風するように前記回転体の回転が制御され、そのときの前記回転体の動作形態を視認可能とし、
    前記回転体が前記逆方向に送風すること及び前記動作形態の組合せを演出態様の一つとすることを特徴とする請求項5に記載の遊技装置。
  7. 演出に係るキャラクターを含む画像を表示する画像表示手段をさらに有し、
    前記キャラクターにおいて、前記送風手段が発生させる送風と連動した表示形態をさらに組合せたものを演出態様の一つをすることを特徴とする請求項1に記載の遊技装置。
  8. 一又は二以上の送風手段と、
    役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段により抽選された役の抽選結果に応じて、前記送風手段が発生させる送風を制御する送風制御手段とを有する遊技装置において、コンピュータが演出処理を実行する演出制御プログラムにおいて、
    前記送風手段は、
    前記送風制御手段の制御により、送風の方向を調節する風向調節手段と、
    前記送風制御手段の制御により、送風の風速を調節する風速調節手段を有し、
    前記送風手段が発生させる送風の方向、風速又はそれらの組合せを演出態様の一つとして機能させることを特徴とする演出制御プログラム。
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