JP2005304131A - ワイヤーハーネスの防水構造及びワイヤーハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】電線内部への防水性を得られるとともに、内部に浸水した水を外部に排水できるワイヤーハーネスの防水構造及びワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】本発明のワイヤーハーネスの防水構造1は、芯線10が被覆層11a,11bにより覆われた電線12の所定の位置において、芯線10を所定長さに露出させた露出部13を形成し、芯線10に接触しないように露出部13を覆ったことを特徴とする。本発明では、電線12の端部からその内部に水20が侵入したとしても、電線12の途中に設けられた露出部13によって毛細管現象が遮断されるので、電線12内部への防水性を得られるとともに、内部に浸水した水20を外部に排水できる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のワイヤーハーネスの防水構造1は、芯線10が被覆層11a,11bにより覆われた電線12の所定の位置において、芯線10を所定長さに露出させた露出部13を形成し、芯線10に接触しないように露出部13を覆ったことを特徴とする。本発明では、電線12の端部からその内部に水20が侵入したとしても、電線12の途中に設けられた露出部13によって毛細管現象が遮断されるので、電線12内部への防水性を得られるとともに、内部に浸水した水20を外部に排水できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ワイヤーハーネスの防水構造及びワイヤーハーネスに関する。
従来、各種のワイヤーハーネスの防水構造が提案されている。例えば、図7に示すワイヤーハーネスの防水構造は、電線51を皮むきして芯線を露出させ、露出した芯線に他の電線51の芯線を接続する場合、各々の芯線同士を接続具により接続した後、防水器50の隔壁52内に収容されたパッキン材54に接続箇所を配置して防水を行うように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、図5中の符号53は電線接続部、55は本体、56は切片、57は突起である。
特開平7−46744号公報
しかしながら、従来のワイヤーハーネスの防水構造は、芯線が露出する接続部分53に水が入らないようにする防水構造であり、電線51の芯線と被覆層との間に入った水を排出することは困難であった。
また、従来のワイヤーハーネスの防水構造では、電線の被覆層における防水性の高いことが災いとなって、内部浸水を外部に排水できず、水がコネクタまで到達するおそれがあった。
そこで、電線内部への防水性が得られるとともに、内部に浸水した水を外部に排水できるワイヤーハーネスの防水構造が望まれていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、電線内部への防水性を得られるとともに、内部に浸水した水を外部に排水できるワイヤーハーネスの防水構造及びワイヤーハーネスを提供するものである。
1)本発明のワイヤーハーネスの防水構造は、芯線が被覆層により覆われた電線の所定の位置において、前記芯線を所定長さに露出させた露出部を形成し、前記露出部を覆ったことを特徴とする。
本発明では、電線の端部から毛細管現象によって内部に浸水した水が、芯線の露出部から外部に排水される。
2)ここで、前記露出部において前記芯線を湾曲させるのが好ましい。湾曲形状としては、U字状、L字状、C字状、S字状、コイル状などを例示できる。
この場合は湾曲部から水が落下して外部に排水されやすくなる。
この場合は湾曲部から水が落下して外部に排水されやすくなる。
3)また、前記露出部が上下方向に沿って配索され、前記露出部を境界として上方に配索された上方被覆層部および下方に配索された下方被覆層部のうち、内部浸水している可能性を有する側が前記下方被覆層部となるように配索されるのが望ましい。
この場合は、毛細管現象を確実に遮断できる。なお、上下方向とは鉛直方向に限らず、斜めでもよい。
4)また、多数の素線を束ねることにより前記芯線が形成されているとともに、前記各素線が前記露出部において互いに接触しないようにばらされていることが望ましい。この場合も、確実に毛細管現象を遮断できる。
5)また、前記露出部がカバー部材により覆われていることが好ましい。この場合は、電線内の水分が外部に拡散されるのを防止できる。
6)前記露出部が電気接続箱内に収容されていることが望ましい。この場合は、カバー部材が不要になる。
7)また、前記露出部の長手方向長さが1cm以上であるのが望ましい。
8)また、本発明のワイヤーハーネスは、上記1)〜7)のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの防水構造を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、電線の端部から毛細管現象によって内部に浸水した水が、芯線の露出部から外部に排水される。
従って、電線の端部からその内部に水が侵入したとしても、電線の途中に設けられた露出部によって水の侵入が遮断されるので、電線内部への防水性を得られるとともに、内部に浸水した水を外部に排水できる。
以下、本発明に係るワイヤーハーネスの防水構造及びワイヤーハーネスの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態のワイヤーハーネスの防水構造1を示す。このワイヤーハーネスの防水構造1は、芯線10が被覆層11a,11bにより覆われた電線12の所定の位置において、芯線10を所定長さに露出させた露出部13が形成され、芯線10に接触しないように露出部13がカバー部材であるキャップ14により覆われている。
図1は、本発明に係る第1実施形態のワイヤーハーネスの防水構造1を示す。このワイヤーハーネスの防水構造1は、芯線10が被覆層11a,11bにより覆われた電線12の所定の位置において、芯線10を所定長さに露出させた露出部13が形成され、芯線10に接触しないように露出部13がカバー部材であるキャップ14により覆われている。
本例では、多数の素線10a,10a・・・(二本のみ図示)を束ねることにより上記の芯線10が形成されているとともに、各素線10a,10a・・・が露出部13において互いに接触しないようにばらされている。
露出部13においては、芯線10が略U字状に湾曲形成されている。この露出部13は、配索時に略逆U字状、すなわち略U字状の開口側が下向きになるように配置されている。
キャップ14は、図2に示すように、電線12の露出部13を収容する収容部15と、この収容部15に開閉自在に設けられた蓋16とを有している。
キャップ14の収容部15には、図1に示すように、電線12,12の入り口17a,17bが設けられている。これらの入り口17a,17bには、電線12と入り口17a,17bの隙間からの浸水を防止するため、且つ電線12の位置ずれを防止するため、迷路状のラビリンスパッキン18,18が設けられている。
また、入り口17a,17の間には、露出部13の直下に位置する排水口19が設けられている。この排水口19は、収容部15内の水20が排出されやすく、且つ外部の水が収容部15内に入りにくくするため、ラビリンス構造に形成されている。
更に、入り口17a,17bは筒状に形成され、その外周壁21a,21bは、長さ(高さ)が互いに異なっている。
すなわち、電線12の露出部13の両側に設けられた被覆層11a,11bのうち、水が入っている方の被覆層11b側の外周壁21bが、その反対側で水が入っていない方の被覆層11a側の外周壁21aより、短く(低く)形成されている。これにより、水が入ってない方の被覆層11a内への浸水を防止できる。
このように、本発明のワイヤーハーネスの防水構造1によれば、電線12の端部から毛細管現象によって内部に浸水した水が、芯線10の露出部13から外部に排水されるので、電線12内部への防水性を得られるとともに、電線12内部に浸入した水20を外部に排出できる。
また、露出部13がキャップ14に収容されているので、露出部13から排出された水20が、外部に拡散されるのを防止できる。
更に、露出部13が略U字状の湾曲状に形成され、略逆U字状に配置されているので、露出部(湾曲部)13から水20が落下して外部に排水されやすくなる。これにより、確実に毛細管現象を遮断できるので、防水性が向上する。
なお、露出部13は略U字状に限らず、略U字状、略L字状、略C字状、略S字状、コイル状などにできる。
また、ワイヤーハーネスに上記のワイヤーハーネスの防水構造1を備えることにより、ワイヤーハーネスの防水性が向上できる。
(第2実施形態)
図3は、本発明に係る第2実施形態のワイヤーハーネスの防水構造25を示す。なお、以下の説明においては、図1及び図2と同一の部分には、同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。
図3は、本発明に係る第2実施形態のワイヤーハーネスの防水構造25を示す。なお、以下の説明においては、図1及び図2と同一の部分には、同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。
このワイヤーハーネスの防水構造25は、電気接続箱26内に電線12の露出部13が収容されている。電気接続箱26における電線12の入り口27は、図1の入り口17と同様に構成されている。
このワイヤーハーネスの防水構造25は、露出部13を収容するために特別なカバー部材が不要になるので、コストダウンが可能になる。
(第3実施形態)
図4は、本発明に係る第3実施形態のワイヤーハーネスの防水構造3を示す。このワイヤーハーネスの防水構造3は、電線12の露出部31が略直線状に設けられている。
図4は、本発明に係る第3実施形態のワイヤーハーネスの防水構造3を示す。このワイヤーハーネスの防水構造3は、電線12の露出部31が略直線状に設けられている。
また、この露出部31が上下方向に沿って配索され、露出部31を境界として上方に配索された上方被覆層部32および下方に配索された下方被覆層部33のうち、内部浸水している可能性を有する側が下方被覆層部33となるように配索されている。
更に、露出部31は、図5に示すように、カバー部材34内に収容されている。また、本例では、露出部31より上側に防水コネクタ35が設けられている。露出部31の長さは1cm以上にするのが好ましい。
このワイヤーハーネスの防水構造3によれば、露出部31によって毛細管現象を確実に遮断できるので、防水性を確実に得ることが出来る。従って、防水コネクタ35に水が浸入するのを防止できる。
また、露出部31が1cm以上の長さを有するので、電線12内に浸入した水が露出部31から確実に排水される。
なお、図6に示すように、露出部31の各素線10a,10b・・・を互いに接触しないようにばらすことができる。これにより、防水性が更に向上する。
また、上記の上下方向とは鉛直方向に限らず、鉛直方向に対して傾斜している方向に沿って直線状の露出部31を配置してもよい。
1,3,25 ワイヤーハーネスの防水構造
10 芯線
11a,11b 被覆層
12 電線
13,31 露出部
14 キャップ(カバー部材)
26 電気接続箱
32 上方被覆層部
33 下方被覆層部
10 芯線
11a,11b 被覆層
12 電線
13,31 露出部
14 キャップ(カバー部材)
26 電気接続箱
32 上方被覆層部
33 下方被覆層部
Claims (8)
- 芯線が被覆層により覆われた電線の所定の位置において、前記芯線を所定長さに露出させた露出部を形成し、前記露出部を覆ったことを特徴とするワイヤーハーネスの防水構造。
- 前記露出部において前記芯線を湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネスの防水構造。
- 前記露出部が上下方向に沿って配索され、前記露出部を境界として上方に配索された上方被覆層部および下方に配索された下方被覆層部のうち、内部浸水している可能性を有する側が前記下方被覆層部となるように配索されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネスの防水構造。
- 多数の素線を束ねることにより前記芯線が形成されているとともに、前記各素線が前記露出部において互いに接触しないようにばらされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネスの防水構造。
- 前記露出部がカバー部材により覆われていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの防水構造。
- 前記露出部が電気接続箱内に収容されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの防水構造。
- 前記露出部の長手方向長さが1cm以上であることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの防水構造。
- 請求項1〜請求項7のうちのいずれかに記載のワイヤーハーネスの防水構造を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004113912A JP2005304131A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | ワイヤーハーネスの防水構造及びワイヤーハーネス |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007336662A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Yazaki Corp | 電気接続箱の排水構造 |
JP2009291041A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
JP2013013262A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Tyco Electronics Japan Kk | フィルタ、これを備える電線、およびこの電線の製造方法 |
WO2020079914A1 (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス、及び外装部材 |
-
2004
- 2004-04-08 JP JP2004113912A patent/JP2005304131A/ja active Pending
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JP4755027B2 (ja) * | 2006-06-14 | 2011-08-24 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱の排水構造 |
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