JP7463978B2 - 電線ケース - Google Patents
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Description
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電線ケースは、
[1]電線を収容するケース本体と、前記ケース本体を覆うカバーとを備えた電線ケースであって、前記ケース本体は、前記電線ケースの内外を連通し前記電線が貫通する電線挿入口と、前記電線ケースの内外を連通する水抜き口と、前記ケース本体の内部を通る前記電線の経路を規制する止水突部とを有し、前記カバーは、前記電線ケースが対象物に搭載されたときに前記ケース本体の上方に位置するものであり、前記ケース本体の内部を通る前記電線の経路を規制する規制突部を有し、前記電線の経路に沿って前記電線挿入口から前記電線ケースの奥に向かう方向を経路方向とすると、前記経路方向における前記規制突部の位置は、前記電線挿入口と前記止水突部との間であり、前記経路方向における前記水抜き口の位置は、前記止水突部よりも前記経路方向の後方側であり、前記電線ケースが前記対象物に搭載された状態のとき、前記水抜き口は、前記電線挿入口よりも下方に位置し、前記規制突部は、前記電線が前記電線挿入口から下方に傾斜するように前記電線を経路規制し、前記止水突部は、前記電線における前記規制突部による規制箇所から上方に傾斜するように前記電線を経路規制する電線ケースである。
この構成によれば、電線の直径を考慮しなくとも、電線における電線挿入口と止水突部との間の部分を、下方に突出するV字状、もしくはU字状、もしくはJ字状をなすように容易に経路規制できる。
本開示の電線ケースの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、添付図面において、構成要素の寸法比率は、実際のものと異なる場合がある。
図1に示すように、電線ケース10は、電線11を収容するケース本体12と、ケース本体12を覆うカバー13とを備えている。電線ケース10は、例えば自動車の車両に搭載される。即ち、自動車は、電線ケースを搭載する対象物の一例である。なお、図1は、水平な場所に配置された車両に搭載された状態の電線ケース10を模式的に示す断面図である。図1には、車両の上から下に向かう方向を矢印Zにて図示している。以下、「上方」及び「下方」と記載した場合には、車両に搭載された状態の電線ケース10における上方及び下方であって、車両における上方及び下方と概ね一致する。
ケース本体12は、例えば合成樹脂製である。ケース本体12は、例えば、底壁21と、底壁21から上方に延びる周壁22とを有する。ケース本体12は、例えば、底壁21と周壁22とによって囲まれた収容部23を有する。収容部23は、ケース本体12の上端に位置する開口部を有する。
カバー13は、例えば合成樹脂製である。カバー13は、電線ケース10が車両に搭載されたときにケース本体12の上方に位置するものである。カバー13は、収容部23の開口部を閉塞する。カバー13は、収容部23の開口部を閉塞した状態でケース本体12に固定されてもよい。カバー13は、例えば、天井壁31を有する。天井壁31は、底壁21と対向する。天井壁31は、収容部23の開口部を覆う。
電線11は、例えば、導体よりなる芯線と、芯線の外周を被覆する絶縁被覆とを有する被覆電線である。なお、図1には、電線11を1本のみ図示しているが、電線11は、複数本であってもよい。
電線ケース10が車両に搭載された状態のとき、規制突部32は、電線11が電線挿入口26から下方に傾斜するように電線11を経路規制する。更に、同状態のとき、止水突部28は、電線11における規制突部32による規制箇所P1から上方に傾斜するように電線11を経路規制する。なお、規制箇所P1は、電線11における規制突部32によって直接押された部分である。また、電線11における止水突部28による規制箇所P2は、電線11における規制突部32によって直接押された部分である。
本実施形態の作用について説明する。
電線11は、電線挿入口26を貫通した状態で収容部23に収容されると、規制突部32及び止水突部28によって経路規制される。経路規制された電線11は、電線挿入口26から規制突部32まで下方に傾斜した後、規制突部32から止水突部28まで上方に傾斜する。即ち、電線11における電線挿入口26と止水突部28との間の部分は、下方に突出するV字状、もしくはU字状、もしくはJ字状をなすように経路R1が規制される。
(1)電線ケース10は、電線11を収容するケース本体12と、ケース本体12を覆うカバー13とを備えている。ケース本体12は、電線ケース10の内外を連通し電線11が貫通する電線挿入口26と、電線ケース10の内外を連通する水抜き口27と、ケース本体12の内部を通る電線11の経路R1を規制する止水突部28とを有する。カバー13は、電線ケース10が車両に搭載されたときにケース本体12の上方に位置するものである。カバー13は、ケース本体12の内部を通る電線11の経路を規制する規制突部32を有する。電線11の経路R1に沿って電線挿入口26から電線ケース10の奥に向かう方向を経路方向X1とすると、経路方向X1における規制突部32の位置は、電線挿入口26と止水突部28との間である。更に、経路方向X1における水抜き口27の位置は、止水突部28よりも経路方向の後方側である。電線ケース10が車両に搭載された状態のとき、水抜き口27は、電線挿入口26よりも下方に位置する。同状態のとき、規制突部32は、電線11が電線挿入口26から下方に傾斜するように電線11を経路規制する。更に、同状態のとき、止水突部28は、電線11における規制突部32による規制箇所P1から上方に傾斜するように電線11を経路規制する。
この構成によれば、電線11の直径を考慮しなくとも、電線11における電線挿入口26と止水突部28との間の部分を、下方に突出するV字状、もしくはU字状、もしくはJ字状をなすように容易に経路規制できる。
・傾斜面29は、例えば、底壁21における水抜き口27と止水突部28との間の部分に部分的に設けられてもよい。例えば、傾斜面29における経路方向X1の前方側の端は、規制突部32よりも経路方向X1の後方側に位置していてもよい。この場合、底壁21の内面における傾斜面29と止水突部28との間の部分は、凹部を含まないように、電線ケース10が車両に搭載された状態のときに上下方向と垂直な平面状をなすことが好ましい。
・上記実施形態において、傾斜面29を備えない構成としてもよい。
・上記実施形態において、止水突部28を備えない構成としてもよい。
図4に例示する電線ケース10Cは、規制突部32を備えていない。なお、図4では、上記実施形態と同一の構成もしくは対応する構成に同一の符号を付している。電線ケース10Cにおいては、電線挿入口26は、周壁22の基端領域に設けられている。電線ケース10Cが車両に搭載された状態のとき、止水突部28は、電線挿入口26から上方に傾斜するように電線11を経路規制する。
(イ)電線を収容するケース本体と、前記ケース本体を覆うカバーとを備えた電線ケースであって、前記ケース本体は、底壁と、前記電線ケースの内外を連通し前記電線が貫通する電線挿入口と、前記電線ケースの内外を連通する水抜き口とを有し、前記カバーは、前記電線ケースが対象物に搭載されたときに前記ケース本体の上方に位置するものであり、前記ケース本体及び前記カバーのいずれか一方は、前記ケース本体の内部を通る前記電線の経路を規制する経路規制突部を有し、前記電線の経路に沿って前記電線挿入口から前記電線ケースの奥に向かう方向を経路方向とすると、前記経路方向における前記水抜き口の位置は、前記経路規制突部よりも前記経路方向の後方側であり、前記電線ケースが前記対象物に搭載された状態のとき、前記水抜き口は、上下方向における位置が前記電線挿入口と同じもしくは前記電線挿入口よりも下方であり、前記経路規制突部は、前記電線が前記電線挿入口から上方もしくは下方に傾斜するように前記電線を経路規制し、前記底壁は、前記底壁の内面における前記経路規制突部よりも前記経路方向の後方側の部分に前記水抜き口に向かって下るように傾斜した傾斜面を有する電線ケース。
この構成によれば、電線ケースが有する開口部の数を減少させることができる。従って、電線ケースの強度を向上できる。
11 電線
12 ケース本体
13 カバー
21 底壁
22 周壁
23 収容部
26 電線挿入口
27 水抜き口
28 止水突部
29 傾斜面
31 天井壁
32 規制突部
P1 規制箇所
P2 規制箇所
R1 経路
X1 経路方向
X2 突出方向
Z 矢印
Claims (4)
- 電線を収容するケース本体と、前記ケース本体を覆うカバーとを備えた電線ケースであって、
前記ケース本体は、前記電線ケースの内外を連通し前記電線が貫通する電線挿入口と、前記電線ケースの内外を連通する水抜き口と、前記ケース本体の内部を通る前記電線の経路を規制する止水突部とを有し、
前記カバーは、前記電線ケースが対象物に搭載されたときに前記ケース本体の上方に位置するものであり、前記ケース本体の内部を通る前記電線の経路を規制する規制突部を有し、
前記電線の経路に沿って前記電線挿入口から前記電線ケースの奥に向かう方向を経路方向とすると、前記経路方向における前記規制突部の位置は、前記電線挿入口と前記止水突部との間であり、前記経路方向における前記水抜き口の位置は、前記止水突部よりも前記経路方向の後方側であり、
前記電線ケースが前記対象物に搭載された状態のとき、前記水抜き口は、前記電線挿入口よりも下方に位置し、前記規制突部は、前記電線が前記電線挿入口から下方に傾斜するように前記電線を経路規制し、前記止水突部は、前記電線における前記規制突部による規制箇所から上方に傾斜するように前記電線を経路規制する電線ケース。 - 前記カバーは、天井壁を有し、
前記ケース本体は、前記天井壁と対向する底壁を有し、
前記電線ケースが前記対象物に搭載された状態のとき、前記規制突部は、前記天井壁から下方に突出しており、前記止水突部は、前記底壁から上方に突出している請求項1に記載の電線ケース。 - 前記電線ケースが前記対象物に搭載された状態のとき、前記止水突部は、前記天井壁からの前記規制突部の突出方向の先端よりも上方まで突出している請求項2に記載の電線ケース。
- 前記ケース本体は、底壁を有し、
前記止水突部は、前記底壁から前記ケース本体の内部に突出しており、
前記水抜き口は、前記底壁に設けられており、
前記底壁は、前記底壁の内面における前記止水突部よりも前記経路方向の後方側の部分に、前記水抜き口に向かって下るように傾斜した傾斜面を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電線ケース。
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