JP2005303160A - 積層型半導体セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 積層型半導体セラミック電子部品に関し、室温下での低抵抗化を図りながら、フラッシュ耐圧を高めることができる。
【解決手段】 セラミック層3と内部電極層4,5とが交互に積層されてなる積層体2と、積層体2の両端面に形成されてなる第1の外部電極9および第2の外部電極10とを有し、内部電極層4,5の一端が、第1の外部電極9および第2の外部電極10のいずれか一方と接続されており、かつ、内部電極層4,5の他端が、第1の外部電極9および第2の外部電極10のいずれか他方と接続されないで、当該積層体2の端縁との間で所定のマージンMをもって対向するように形成され、マージンMが75μm以下である内部電極層4,5を有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層型半導体セラミック電子部品に関する。
例えば、正特性サーミスタにおいては、単板型の正特性サーミスタや、積層型の正特性サーミスタがある。ところで、近年、電子部品の面実装対応の強い要求により、かかる単板型の正特性サーミスタや、積層型の正特性サーミスタにおいても、そのチップ化が進んでいる。また、単板型や積層型の正特性サーミスタのいずれにおいても、その小型化、低抵抗化が望まれている。そして、この正特性サーミスタの場合、過電流保護、消磁、あるいはモータスタータ等の用途に向けられるときなどにおいては、特に、高フラッシュ耐圧化が要求される。このようなフラッシュ耐圧特性の向上においては、正特性サーミスタの素子の表面に近い層を比抵抗の高い材料にすることにより、電圧印加時における素子中央部での発熱集中を緩和して、高フラッシュ耐圧化が行われている。ここで、フラッシュ耐圧とは、正特性サーミスタの素子の外部電極間に高電圧が、一瞬、印加されたときに、当該素子が破壊されてしまう現象に対する耐圧のことである。この現象は、より詳しくは、正特性サーミスタの素子が、高電圧の印加により自己発熱したとき、当該素子の中央部に発熱が集中し、該中央部におけるセラミック層が膨張して大きな引張り応力が発生して破壊されてしまう現象のことである。
このような高フラッシュ耐圧化の要求に対応して、単板型の正特性サーミスタにおいては、相対向する一対の主面ならびにこれら両主面の各周縁間を連結するように厚み方向に延びる側面を有する素子本体と、両主面上にそれぞれ形成された電極とを備えている。両電極間へ電圧を印加したとき、素子本体の発熱初期に現れる上記側面での温度分布を、上記厚み方向の中央部に関して非対称とし、かつ、素子本体の発熱初期に現れる上記側面での発熱ピーク位置を、両主面間の距離を2等分する厚み方向の中央部からずれるような発熱挙動を示すよう構成したものがある(特許文献1参照。)。
また、同様に、積層型の正特性サーミスタにおいては、複数の内部電極層を、正の抵抗温度係数を有する半導体磁器層(セラミック層)に介在させて積層してなる焼結体と、上記内部電極層の一端面に電気的に接続されるように形成された外部電極とを備え、上記内部電極層をニッケルまたはニッケル合金により構成したものがある(特許文献2参照。)。
特開平11−135302号 特開平5−47508号
しかしながら、上記構成を備えた単板型の正特性サーミスタの場合、素子本体の発熱初期に現れる上記側面での発熱ピーク位置を、両主面間の距離を2等分する厚み方向の中央部からずれるような発熱挙動を示すように構成しているため、比抵抗の高い材料を使用しており、その結果、素子の室温抵抗は高くなってしまう。また、比抵抗が異なる材料を用いるため、生産コストが高くなり、製造方法も複雑となってしまうという未解決の課題があった。
また、上記構成を備えた積層型の正特性サーミスタの場合、内部電極層を有する分、素子中央部が発熱しやすく、該素子中央部に熱がこもりやすいという課題がある。しかも、セラミック層一層あたりを見ると、内部電極層が形成された部分のセラミック層は、所定の電圧が印加されると自己発熱し、内部電極層が形成されていない部分のセラミック層は自己発熱しないため、両セラミック層間で応力が発生し、素子がより一層破壊され易くなるという未解決の課題もある。
このような課題を解決するに際しては、素子の外観の形状や寸法が変わってしまったり、高抵抗化したりすることがないようにして、高フラッシュ耐圧化を達成するという要求に沿う必要もある。
そこで、本発明においては、素子の外観の形状や寸法が変わることなく、また、高抵抗化したりすることなく、高フラッシュ耐圧性に優れた積層型半導体セラミック電子部品を提供することを解決すべき課題としている。
本発明による積層型半導体セラミック電子部品は、セラミック層と内部電極層とが交互に積層されてなる積層体と、前記積層体の両端面に形成されてなる第1の外部電極および第2の外部電極とを有し、前記内部電極層の一端が、前記第1の外部電極および第2の外部電極のいずれか一方と接続されており、かつ、前記内部電極層の他端が、前記第1の外部電極および第2の外部電極のいずれか他方と接続されないで、当該積層体の端縁との間で所定のマージンをもって対向するように形成されてなる積層型半導体セラミック電子部品において、前記マージンが75μm以下である内部電極層を有することを特徴とするものである。
上記において、第1および第2外部電極が形成される積層体の両端面は、相対向した端面である。そして、上記中央部側内部電極層の一端側は、積層体の一方の端面の一方の外部電極に接続され、他端側は積層体の他方の端面に接続されていない。この場合、第1の外部電極および第2の外部電極のいずれか他方と接続されない内部電極層の他端とは、外部電極に対向する内部電極層の他端側だけに限定されず、外部電極が形成されない積層体の別の端面に対向する部分も含むものである。
上記マージンに存在するセラミック層は、電圧を印加しても自己発熱しない非発熱部分(以下、非発熱部分という)となる。内部電極層が形成されたセラミック層は、所定の電圧を印加した時に自己発熱する発熱部分(以下、発熱部分という)となる。したがって、本発明の積層型半導体セラミック電子部品によると、内部電極層の上記マージンが75μm以下となっていることで、上記非発熱部分と上記発熱部分との温度勾配が小さくなっている結果、高電圧の一瞬の印加に際しても、応力が発生し難くなり、フラッシュ耐圧特性が向上する。しかも、本発明の積層型半導体セラミック電子部品では、単に、内部電極層の上記マージンが75μm以下としただけであるから、素子の外観の形状や寸法が変わってしまったり、高抵抗化したりすることがないようにして、高フラッシュ耐圧化を達成するという要求に沿うこともできる。なお、上記マージンが75μm以下となる内部電極層は、全ての内部電極層のうち5割以上存在していればよい。また、上記内部電極は、積層体の内部電極層が形成された部分の積層方向の中央部に形成されることが好ましい。
なお、上記内部電極層の上記マージンを10μm以上とすることが好ましい。これは、マージンが10μm未満であると、内部電極層とセラミック層との接着力が低下して、抗折強度が劣るようになるからである。
また、上記発熱部分と非発熱部分との比率は、好ましくは、9:1である。その理由は、抵抗強度を保持しながら、内部電極面積を大きくとることができ、高フラッシュ耐圧性を維持できるからである。
本発明によれば、素子の外観の形状や寸法が変わることなく、また、高抵抗化したりすることなく、高フラッシュ耐圧性に優れた積層型半導体セラミック電子部品を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態では、積層型の正特性サーミスタ(以下、単にサーミスタという)を用いた例について説明する。図1はサーミスタの積層方向に切断した縦断面図、図2はサーミスタの積層方向と垂直な方向に切断した横断面図である。
これらの図を参照して、サーミスタ1は、素子本体として、直方体状とされた積層体2を備えている。積層体2の外周は、バレル研磨されて、その角部分や稜線部分において丸くされている。積層体2は、複数のセラミック層3と複数の内部電極層4,5とが交互に積層されてなり、その両端面7,8に外部電極9,10が形成されて構成されている。セラミック層3は、正の抵抗温度係数を有するものであり、例えば、BaTiO系の半導体セラミックにより形成されている。両内部電極層4,5それぞれは、一部がセラミック層3を挟んで互いに重なり合った状態で積層方向に交互に配置されている。互いに重なり合う部分に存在するセラミック層3は、発熱部分となる。内部電極層4,5は、例えば、ニッケルを導電成分として含んでいる。
そして、一方の内部電極層4のそれぞれは、その一端側が一方の外部電極9に接続され、他端側が他方の外部電極10に対して所定の印刷マージンMを隔てて対向している。他方の内部電極層5それぞれは、その一端側が他方の外部電極10に接続され、他端側が一方の外部電極9に対して所定の印刷マージンMを隔てて対向している。両印刷マージンMは、共に、内部電極層が存在していない部分であり、非発熱部分となっており、この実施形態では、10μm以上75μm以下である。内部電極層4、は、平面的には、四辺形の形状をなしており、その印刷マージンMは、図1および図2から明らかであるように、内部電極層4,5の平面視形状四辺形の4つの端縁のうち、外部電極9,10に接続されている1つの端縁を除いた他の3つの端縁において設けられている。
外部電極9,10それぞれは、上記のように、内部電極層4,5それぞれに対してオーミック接触を図ることが可能な下地層としてのオーミック電極層およびその表面に形成されるはんだ等からなるめっき層から構成される。オーミック電極層は、例えば、スパッタリングによって形成され、積層体2の両端面7,8に形成されるCr層、その表面に形成されるNi−Cu層およびその表面に形成されるAg層から構成される。めっき層は、上述したはんだめっきの他、Niめっき、Snめっき等によって形成されてもよく、通常、電気めっきを用いて形成される。両外部電極9,10はスパッタに限らず、両内部電極層4,5それぞれとオーミック接触可能であればよい。
以上の構成を備えた積層体2においては、内部電極層4,5それぞれがセラミック層3を挟んで互いに重なり合った状態で積層方向に交互に配置されたサーミスタとして機能するサーミスタ機能層20と、積層体2の上下の最外層にそれぞれ設けられたセラミック層3のみからなる保護層21,22とから構成されている。積層体2の外表面であって、外部電極9,10によって覆われていない領域には、ガラスコート(図示せず)が施されていてもよい。積層体2を得るための焼成工程が還元性雰囲気中で行われるとき、再酸化焼成後において、ガラスコートを形成するための熱処理を同時に行うようにしてもよい。
本実施形態においては、上記のように、非発熱部分である印刷マージンMが75μm以下に設定されているので、上記した発熱部分との温度勾配を小さくでき、応力が発生し難くなり、フラッシュ耐圧が向上する。しかも、セラミック層3に比抵抗の高い材料を用いることもなく、素子の外観の形状、素子サイズの変更、室温下で高抵抗化することなく、量産性よく簡単に高フラッシュ耐圧化が図れる。本実施形態においては、積層型正特性サーミスタに限るものではなく、例えば、積層バリスタ等にも適用できる。
また、本発明の図1および図2は、内部電極層4,5とセラミック層3とが交互に積層されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、少なくともセラミック層を介して対向する内部電極層を複数層有していれば、同電位層を有していてもよい。
図3を参照して、以上の構成を備えたサーミスタ1の製造方法を説明する。
第1工程として、BaCO,TiO,Smの各粉末を用意して、(Ba0.9998Sm0.0002)TiOとなる原料粉末に調合する。この調合により得た混合粉末に純水を加えてジルコニアボールとともに10時間混合粉砕し、乾燥後、1000℃で2時間仮焼する。この仮焼粉に、有機バインダ、分散剤および水を加えて、ジルコニアボールとともに数時間混合した後、厚さ30μmのセラミックグリーンシートA1,A2,B1〜B8,C1,C2を12枚作製する。これらセラミックグリーンシートA1,A2,B1〜B8,C1,C2は、後述の積層体とした場合のセラミック層3を構成する。
このようなセラミックグリーンシートA1,A2,B1〜B8,C1,C2のうち、セラミックグリーンシートB1〜B8上に、スクリーン印刷等の手法によりNiを導電成分とする導電性ペーストを付与し、乾燥させることにより、内部電極層4,5が形成されたセラミックグリーンシートB1〜B8を作製する。この場合、セラミックグリーンシートB1,B3,B5,B7に形成した内部電極層4の図上左端側は、セラミックグリーンシートB1,B3,B5,B7の図上で左側端部、セラミックグリーンシートB2,B4,B6,B8に形成した内部電極層5の図上右端側は、セラミックグリーンシートB2,B4,B6,B8の図上で右側端部に、それぞれ、位置するように印刷する。
そして、セラミックグリーンシートB1,B3,B5,B7に形成した内部電極層4の図上右端側には、セラミックグリーンシートB1,B3,B5,B7の図上で右側端部から75μm以下の印刷マージンMを設け、セラミックグリーンシートB2,B4,B6,B8に形成した内部電極層5の図上左端側には、セラミックグリーンシートB2,B4,B6,B8の図上で左側端部から75μm以下の印刷マージンMを設けるように、それぞれ、印刷する。なお、内部電極層4の図上で上下端側にも、セラミックグリーンシートB1,B3,B5,B7の図上で上下端部から75μm以下の印刷マージンMを設ける。内部電極層5の図上で上下端側にも、セラミックグリーンシートB2,B4,B6,B8の図上で上下端部から75μm以下の印刷マージンMを設ける。つまり、内部電極層4,5は、一部である一端側(左側端部または右側端部)がセラミックグリーンシートB1〜B8の端部に位置し、他部である他端側(右側端部または左側端部)と上下端側がセラミックグリーンシートB1〜B8の端部に位置せず、所定の印刷マージンMをもって対向している。
こうして得た各セラミックグリーンシートA1,A2,B1〜B8,C1,C2は図3に示されている。そして、各セラミックグリーンシートA1,A2,B1〜B8,C1,C2を積層して積層体を得る。セラミックグリーンシートA1,A2,C1,C2は、保護用のセラミックグリーンシートとなり、残りのセラミックグリーンシートB1〜B8は、上記保護用のセラミックグリーンシートA1,A2,C1,C2間に設けられたセラミックグリーンシートとなる。こうして得た積層体を圧着して所定の寸法にカットしてチップ状の未焼成の積層体を得る。
次いで、第2工程として、上記未焼成の積層体を大気中において350℃の温度で脱脂処理し、その後、H/N=3%の還元性雰囲気下において、1200℃の温度で、2時間焼成し、焼結後の積層体を得る。そして、焼結後の積層体を研磨メディアと共にバレル研磨して、積層体の角部分と稜線部分を丸くするように処理する。この処理の後、その積層体に対して、再酸化のための熱処理を600℃で2時間で施す。
最後に第3工程として、上記焼成積層体の両端面に外部電極を形成するために、積層体の両端面上に、スパッタリングによって、Cr層、その上に、Ni−Cu層、さらにその上に、Ag層を順次、形成することにより、オーミック電極層を得る。このオーミック電極層の上に、はんだからなるメッキ層を形成して、図1および図2に示されるサーミスタを得ることができる。
図4ないし図6を用いて、様々なサイズのサーミスタ素子のフラッシュ耐圧試験時の温度勾配を示す。図4は、サーミスタ素子幅W=500μm、内部電極層幅E=380μm、印刷マージン幅M=60μmのサーミスタ素子であり、図5は、サーミスタ素子幅W=140μm、内部電極層幅E=20μm、印刷マージン幅M=60μmのサーミスタ素子であり、図6は、サーミスタ素子幅W=500μm、内部電極層幅E=72μm、印刷マージン幅M=214μmのサーミスタ素子である。以上の結果、内部電極層幅Eと印刷マージン幅Mの比ではなく、印刷マージン幅Mを75μm以下とすることが、温度勾配を小さくできて好ましいことが判った。
次に、以上の構成を備えたサーミスタに対する特性評価を実施した結果を表1に示す。この表1において、実施例1〜5は、本実施形態のサーミスタであり、それぞれ、印刷マージンMが、0μm,10μm,25μm,50μm,75μmとし、比較例では100μmとした。これら各サーミスタの平面寸法は、2.0mm×1.2mmである。表1においては、実施例1〜5のサーミスタと比較例のサーミスタとを、各20ヶを用いて、室温抵抗値の測定ならびにフラッシュ耐圧試験を実施したものである。室温抵抗値は、デジタルボルトメーターを用いて4端子法で測定した。フラッシュ耐圧試験は、瞬時にパルス状の過電圧を印加して、サーミスタ1が破壊するか否かを調べるものであって、フラッシュ耐圧値とは、サーミスタ1が破壊に至る直前の耐電圧を指す。
表1には、印刷マージン、室温抵抗およびフラッシュ耐圧が示されている。
Figure 2005303160
表1に示されるように、比較例に比べ実施例1〜5は、室温抵抗が小さく、およびフラッシュ耐圧が高くなった。これは印刷マージンを減らしたことによって、サーミスタ素子に電圧を加えた時のサーミスタ素子中央部の発熱を素子全体に渡って緩和させたためと考えられる。
図7は、印刷マージンとフラッシュ耐圧の関係を示すグラフである。グラフからも判るように、印刷マージンが75μmを超えるとフラッシュ耐圧が著しく低下する結果が得られた。
本発明の積層型半導体セラミック電子部品は、電流制限用素子、温度制御素子等として用いられる積層型正特性サーミスタとして有用である。
本発明の実施の形態における積層型正特性サーミスタの積層方向に切断した縦断面図 上記積層型正特性サーミスタの積層方向と垂直な方向に切断した横断面図 上記積層型正特性サーミスタの製造方法の説明に供する積層体の分解斜視図 上記積層型正特性サーミスタの作用説明図 上記積層型正特性サーミスタの作用説明図 比較例における積層型正特性サーミスタの作用説明図 印刷マージンとフラッシュ耐圧の関係を示すグラフ
符号の説明
1 サーミスタ(積層型半導体セラミック電子部品)
2 積層体
3 セラミック層
4,5 内部電極層
9,10 外部電極
M 印刷マージン

Claims (2)

  1. セラミック層と内部電極層とが交互に積層されてなる積層体と、前記積層体の両端面に形成されてなる第1の外部電極および第2の外部電極とを有し、
    前記内部電極層の一端が、前記第1の外部電極および第2の外部電極のいずれか一方と接続されており、かつ、前記内部電極層の他端が、前記第1の外部電極および第2の外部電極のいずれか他方と接続されないで、当該積層体の端縁との間で所定のマージンをもって対向するように形成されてなる積層型半導体セラミック電子部品において、
    前記マージンが75μm以下である内部電極層を有することを特徴とする積層型半導体セラミック電子部品。
  2. 上記マージンが10μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の積層型半導体セラミック電子部品。
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