JP2005303137A - 横型半導体デバイスの配線構造 - Google Patents

横型半導体デバイスの配線構造 Download PDF

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Abstract


【課題】 電流が基板面に平行に流れる横型のFETデバイスであってオフ時の耐圧を高く維持しながら流せる電流をより増加させることのできるパワーデバイス構造を与えること。
【解決手段】 ソース領域とドレイン領域のどちらか一方を基板の上方で縦横にM×Nの行列状に並ぶ菱型領域9とし、ソース領域とドレイン領域の他方を基板の上方で菱型領域を囲み相互に連結する荊棘柱状領域8として、ゲート領域は菱型領域を取り囲む菱型の形状7とし隣接するゲート領域と相互に接続されており、菱型領域9の電極は一方の端に集電電極を有する楔型の配線で統合され、荊棘柱状領域8の電極は他方の端に集電電極を有する楔型の配線で統合されている。
【選択図】 図7

Description

この発明はハイブリッド自動車のモータ駆動などに利用できる横型のパワーFET(電界効果トランジスタ)デバイスに関する。ハイブリッド自動車はエンジンとモータをもち相補的にエンジンとモータを駆動して走行する。電池を備え、それによってモータを回転するようにする。だから空気を汚染するガスが出ないので有用である。自動車用のモータを駆動するにはパワーデバイスが必要である。以前はバイポーラトランジスタでパワーデバイスが作られたがオン時の損失が大きいなど問題が多く、衰退した。現在はFETがパワーデバイスの主流である。FETはゲート電極がチャンネルと絶縁されているMOSFETと、ゲート電極がチャンネルに接合されている接合型がある。本発明はいずれにも適用できるが接合型のものを説明する。
パワーFETには横型のものと縦型のものがある。横型のFETはドレイン電極がソース電極、ゲート電極と同じ表面にあるものである。電流は表面上を横方向に流れる。縦型のFETはドレイン電極が、ソース電極やゲート電極とは反対側の面に設けられるものである。電流は上下方向に流れる。
パワーデバイス用のFETは高電圧、大電流を目的とするから、オン時の抵抗が小さいこととオフ時の耐圧の大きい事が要求される。オフ時の耐圧はpn接合の両側に空乏層がどれだけ延びるか、ということによるので、縦型のデバイスがより適している。縦型デバイスは裏面にドレイン電極を付け電流の向きが上下方向になるから、耐圧を大きくできる。それにドレイン電極が裏面にあって、ソース電極とドレイン電極を表裏に分離できるから必要なチップ面積をより狭くできるという利点がある。つまり縦型FETはオフ時耐圧とチップ面積において優れている。しかし電流が基板を縦に流れる縦型デバイスには、デバイス領域以外の基板の抵抗がオン抵抗を押し上げる、パワー回路のIC化ができない、という欠点がある。
横型デバイスでは、ドレイン電極もソース電極も同じ面に作るので、より広い面積を必要とする。どうしてもチップサイズが大きくなり過ぎるという欠点がある。オフ時の耐圧の点でも不利である。しかし横型は基板抵抗がオン抵抗に含まれずオン抵抗が低い、パワー回路のIC化ができるという利点がある。
本発明は横型であって、しかもチップサイズを充分に削減することができるようなパワーFETの構造を新規に提供しようとする。
S.M.Sze, "Physicsof Semiconducor Device", A Wiley-Interscience Publication, John Wiley& Sons
非特許文献1はSi−FETパワーデバイスの現状を述べている。
横型FETデバイスはウエハの表面だけのウエハプロセスでできるから工程が簡単で、基板の抵抗を考慮しなくてよいという利点がある。現在市販されているSi横型パワーデバイスは60V程度の耐圧しかない。また電流も数A程度で低電力のものしか扱えない。自動車の駆動用には不十分である。
横型のFETは、ドレイン電極も表面にあるから、どうしても電極面積が広くなってチップサイズが大きくなりすぎる。従来の横型パワーFETはドレイン電極、ソース電極が相補的な交互噛み合い櫛形矩形電極となっていた。電極面積を最小にするには櫛形相互嵌入電極が最も有効だからである。
図1に従来例にかかる交互櫛形矩形電極をもつFETの一部平面図を示す。図1において下地はSi等の半導体Xである。デバイスがnチャンネルの場合、表面に現れている半導体Xはp型である。p型の半導体結晶Xの上にn型拡散層が形成され、その上に矩形短冊型のドレイン電極Dとソース電極Sが交互櫛型に形成されている。
短冊型櫛形電極の内、右側の集電電極Hから左へ延びているのがドレイン電極Dである。反対に左側の集電電極Hから右へ延びているのがソース電極Sである。短冊型ソース電極Sも短冊型ドレイン電極Dも同じピッチで周期的に設けられる。ソース電極Sのすぐ近くにp型領域が形成され、その上にゲート電極Gが設けられる。ゲート電極Gの配線は左上のゲート電極端子Hに集められる。図1の下方の実線で囲んだ部分が1単位(基本セル)である。図1ではゲート電極とソース電極は交差するように見えるが、実際にはゲート電極は、ソース電極、ドレイン電極より上方にあり間に層間絶縁膜がある。
多層配線であるから絶縁層(層間絶縁膜)によって上下に配線は分離されている。層間絶縁膜は図示を略した。ゲート電極に負電圧がかかっている時はオフであり、ドレイン電極とソース電極の間に電圧VDSが掛かっている。ゲート電極に閾値電圧以上の電圧が掛かるとチャンネルが開きドレイン電極からソース電極へ電流が流れる。櫛形になっているから電子はソース電極の長辺に直角な方向(S→D)に流れる。だからソース電極を長手方向に流れた電子は半導体Xではそれと直交する方向に流れドレイン電極では再び長手方向に流れる。つまりオン時は櫛の歯の間を直角に電流が流れる。オン時の電流を大きくしたいのでドレイン電極もソース電極も櫛の歯状の長い電極になっている。
オフ時の電圧(逆耐圧)を高めるためにはソース・ドレイン間の幅Tは大きくなくてはならない。ここでは7対の電極対を描いているが実際にはもっと数多くの櫛形電極を設け電流を増やすようにしている。
エレクトロマイグレーション(Electromigration)を起こしてはいけないので、電流が大きくなると櫛形電極の線幅を広くしなければならない。図2に示すようにドレイン電極、ソース電極の電極線幅をそれぞれT、Tとする。電極間(チャンネル部分)幅をTとする。櫛形電極の長さをQとする。電極の先端と相手方の集電部(広い部分)との距離をUとする。ドレイン電極とソース電極の半分ずつとチャンネル幅Tの部分が素子の一単位(図1で実線で囲まれる基本セルのこと)となる。ゲート電極の占める面積はチャンネルに含めるとすると、一単位の面積はa=(Q+U)(T+T/2+T/2)となる。素子単位の数がNであると、櫛形電極部分だけで、Na=N(Q+U)(T+T/2+T/2)だけの面積が必要になる。図1の例では、13単位並列に並んでいる(実際にはもっと多い)からA=13(Q+U)(T+T/2+T/2)の面積が必要になる。
それに加えて左右の集電電極H、Hの部分にもかなり広い面積AHS、AHDを割り当てなければならない。一つの素子で簡単にいえば、A=AHS+AHD+Na=AHS+AHD+N(Q+U)(T+T/2+T/2)だけの面積が必要である。
低コストで使いやすい半導体デバイスとするためには寸法を小さくして集積度を上げる必要がある。集積度を上げるためにドレイン電極、ソース電極の櫛形電極T、Tの幅を狭くするということが考えられよう。しかし電極はAl配線であって電流密度が大きいと配線を構成する原子が電流によって流される。そのため結晶粒界から裂け目が入って断線する。これをエレクトロマイグレーションという。Al配線の場合、特に起こり易い現象である。これが起こるのを避けるため、ある程度の短冊配線の幅T、Tが必要である。
チャンネル長さに当たるTはオフ時の耐圧を上げるために、かなりの値が必要である。また電極の個々の長さQは流せる電流に比例する(チャンネル幅に比例する)から、これを短くすると流せる電流が減ってしまう。だからQもある程度以上必要で、これ以上減らす事ができないという限界がある。
横型のパワーFETにおいて同一電流に対し電極をより狭い面積のものにしてデバイスの集積度を上げることが本発明の第1の目的である。横型パワーデバイスは電極が占める面積が広いのでサイズが大きくなりすぎ縦型デバイスに比べて不利である。そのため大電流、高耐圧の横型FETは殆ど製造されていない。大電流、高耐圧のパワーFETは大抵縦型である。しかし横型でも電極面積を節減できれば大電流高耐圧のパワーデバイスとして充分に利用できる、と本発明者は考える。電極面積の問題を解決すれば横型デバイスの活躍する充分な余地が生まれると本発明者は確信する。
ドレイン電極や、ソース電極を相互嵌入型の矩形櫛形の電極としないで、相互に嵌入する三角形の電極とする。要素形としては三角形であるが、いずれか一方の電極(ドレイン電極またはソース電極)は隣接単位四つを合わせ合体させて菱型の電極とする。他方の電極は菱型を囲む網目状の荊棘状電極とする。菱型電極を相互に結合するには多層配線を使う。そのようにすると矩形櫛形に比較して電極占有面積を著しく減らすことができる。また集電電極自体も平行櫛形でなく楔形とする。つまり本発明は配線を二重に菱型・荊棘状とする。配線を上部構造、下部構造の二重の構造において菱型、荊棘状とするので二重に電極配線の面積を減らすことができる。面積を減らすが電流密度は増えないのでエレクトロマイグレーションが起こりやすいということはない。また孤立した菱型電極を相互に接続するための配線は多層配線によって菱型電極自身の上に設けるのでそれによっても配線占有面積を減らすことができる。
菱型と網目の何れをドレイン電極、ソース電極に割り当てても良い。ドレイン電極を網目に、ソース電極を菱型に配分したものが一つの類型である。反対にドレイン電極を菱型に、ソース電極を網目に配分したものが、もう一つの類型である。
ゲート電極はソース電極のすぐ廻りに設ける。隣接単位間で各電極は相互接続する。網目の電極はそのまま隣接単位と接続できる。ゲート電極の相互接続は隣接単位のものと菱型短辺方向に繋げるようにする。菱型電極の接続はやや複雑になる。ゲート電極や網目電極の上に層間絶縁膜を形成し、その上を通した配線によって菱型電極は相互接続する。
そのようにすれば、図1の矩形短冊側のものに比べて個々の電極の面積を削減できるし、一方の集電電極を省くことができる。それによって、同じチップ面積であればオン時の電流を増やすことができる。つまり本発明において電極面積の削減は2つの異なる工夫による。一つは二次元幾何学的なものであり、もう一つは三次元的なものである。
本発明は菱型・荊棘状の電極、配線にしたので上下電極、配線において2重に電極面積を縮減できる。一つは二次元的なもので、もう一つは三次元的なものである。図2、図3によって、二次元的な電極面積の削減効果を説明する。
図2は従来の矩形櫛形電極の2単位分を示す。真中の短冊型ソース電極2は矩形で2単位分である。それは長さがQ、幅がTである。1単位分は左のドレイン電極3と中央ソース電極2の左半分である。左右にある短冊型のドレイン電極3は幅の半分だけ図示している。だから幅はT/2であり長さはQである。ゲート電極はソース電極2のすぐ近くにあるが面積削減効果には無関係だから図示を略した。
ドレイン電極3は上端で集電電極Hと合体しているのであるが、ここでは集電電極Hは省略している。ソース電極2は同様に下端で集電電極Hと合体しているが、それも省略している。集電電極の面積削減については後に述べる。ドレイン・ソース電極の上下のズレはUである。ソース電極2とドレイン電極3はチャンネルとドリフトの和の長さだけ左右に離隔している。2単位分の合計の横幅はT+2T+Tとなる。
図3は本発明の三角形電極の2単位分を示す。真中の頂角2βの二等辺三角形ソース電極8は2単位分を示す。1単位分の電極は斜角がβの直角三角形である。左右のドレイン電極9、9は一単位分の直角三角形を示す。左のドレイン電極9と、中央のソース電極8の左半分が1単位である。何れも1単位の電極は長さがほぼQで斜角がβの直角三角形である。ソース電極8とドレイン電極9の間隔はTである。ドレイン電極9とソース電極8は向きが反対で平行(反平行)であり相互に噛み合った位置にある。T=Tとして、2単位分の幅は大体T+2Tである。
従来例の二単位電極横幅=T+2T+T
本発明の二単位電極横幅=T+2T
つまり本発明は、従来例に比べてTまたはT分だけ2単位の電極組み合わせの横幅を縮減できるということである。Tの大きさは必要とされる耐圧によるが、それはTに比べて小さいので、電極面積縮減の比率は20〜50%になる。
そのように電極面積を減らすとエレクトロマイグレーションが起こり易くなるかもしれないという危惧を持つかもしれない。しかしエレクトロマイグレーションを引き起こすのは電流密度が大きいからであって電流自体が大きいからではない。次に述べるように、本発明のように電極を矩形でなく直角三角形にしたものであっても電流密度は過大にならない。だから従来例のものとエレクトロマイグレーションに関しては、ほぼ同等である。
図4、5によって電流密度の相違を説明しよう。図4は従来例にかかるFETでの矩形短冊型のドレイン電極3とソース電極2での電流分布を示す。電極の向く方向をz軸とする。ゲート電極はソース電極2のすぐ近くのチャンネル中にあるが電流の流れには無関係だから図示を略した。ドレイン・ソース電極間にあるチャンネルを電流は等分布で通過するはずである。チャンネルに等配分された電流を、J、J、J、J、J、J、J、J、Jによって示す。実際には連続的で均一なのであるが説明の便宜のために分離した矢印で示す。
初めの電流成分Jはチャンネルの最初の位置(最小のz位置)で左から右へ流れる。2番目の電流成分Jはチャンネルの2番目のzの位置で左(ドレイン)から右(ソース)へ流れる。3番目の電流成分Jはそれよりもっとz値の大きいところで左から右へ流れる。そのようにしてJ〜Jのそれぞれ異なるチャンネル位置を流れる。ドレイン電極(D)3での電流密度J、電流Iは左に図示した通りである。
電流Iを電極断面積で割ったものが電流密度Jであるが、ドレイン電極の幅が一様だから、J、Iともに長さ方向(z方向)に単調に減少する。先端部で電流密度は0となる。それはソース電極2でも同様である。電極の先端部で電流I、電流密度Jは0で、先端から幹部に近付くに従って電流密度J、電流Iは増えてゆく。だからいずれの電極でも先端においては電流密度が低い。幹部で電流密度が高くなる。幹部での最大の電流密度をJmaxとする。エレクトロマイグレーション耐性を考える場合、最大電流密度が問題である。それがあるエレクトロマイグレーションを引き起こす臨界値Jeg以下であるように設計する必要がある(Jmax≦Jeg)。
図5は本発明の三角形電極を持つ場合の、ドレイン・ソース電極での電流分布を示す図である。Jはチャンネルの最初の部分でドレインからソースへ流れる。Jはチャンネルのその次の部分で流れる。そのようにしてJ〜Jの電流がドレイン電極9からソース電極8へと流れる。電流Iは先端へ行くに従って減少する。三角形電極の幅は先端へ行くに従って減少する。幅の減少と電流の減少が同じ比率で起こる。だから電流密度Jは不変である。左にドレイン電極の電流密度J、電流I(破線)のグラフを書いている。右にソース電極8での電流密度J、電流I(破線)のグラフを書いている。何れの三角形電極においても電流密度Jは一定である。それは電流の減少と幅の減少が軌を一にするからである。エレクトロマイグレーションは電流の大きさではなくて電流密度の大きさによって引き起こされる。本発明の場合は電極での電流密度が一定Jctだから、それがエレクトロマイグレーションを引き起こす臨界値Jeg以下になるように設定すれば良い(Jct≦Jeg)。
本発明のJctを従来例のJmax程度になるように電極面積を設計すれば、本発明の三角形電極は従来例の矩形櫛形電極とエレクトロマイグレーションに関しては同等だということになる。つまり本発明の三角形電極の方がエレクトロマイグレーションが起こり易いということはないのである。
基本的に矩形に代えて三角形の電極を採用することによって本発明は電極が占有する面積をドレイン電極面積分節減できるということである。
次に集電電極の一方の分だけ電極面積をさらに節減することができる。これはより理解の難しいことである。実際には直角三角形を4つ分合わせて菱型の電極とする。もう一方の電極は菱型を包囲する荊棘状電極となる。荊棘状電極によって切り離されているから同一平面にある配線によって隣接する菱型電極を相互接続することができない。そこで、隣接する菱型電極を接続するため、層間絶縁膜によって上方へ隔てられた層上配線を形成する。層上配線によって菱型電極を相互に接続する。層上配線であるために余分の面積を占有することがない。それによって集電電極分の面積をも節減することができるのである。それについて、より具体的に述べる。
[従来例と本発明の比較]
次に櫛形矩形電極をもつ従来の横型FETの場合と、本発明の三角電極(菱型電極と荊棘状電極の組み合わせ)の場合において同じような条件で電流がどれだけ流せるかを比較する。材料はSiC(シリコンカーバイド)で、耐圧は600V、単位長さあたり素子電流は0.1A/cm、チップサイズは5mm角(デバイス領域)である。そのような条件で従来例と本発明の比較をする。
[A.従来例の矩形櫛形(図1の構造)]
チップサイズ: 5mm角(デバイス領域)
ノーマリーオフ型SiC−JFET
耐圧: 600V
電流: 0.1A
基本セル構造
ゲート長: 1.5μm
ゲート・ドレイン間距離: 5.0μm
ゲート・ソース間距離: 0.5μm
ソース・ドレイン配線幅: 12.5μm
基本セル幅: 32.0μm
Al配線
EM耐性: 1.0mA/μm
配線厚み: 4.0μm
抵抗率: 2.7μΩ・cm
一本当たり抵抗: 2.7Ω
一本当たり電流: 50mA(5mm)
チップレイアウト
ソース配線の本数: 156本
ドレイン配線の本数: 156本
全チャンネル幅: 78.0cm
全電流: 7.8A
ソース・ドレイン配線抵抗: 17.1mΩ
ゲート長1.5μmというのは図1においてゲート電極の上下幅である。ソース配線幅が12.5μm、ドレイン配線幅が12.5μmであり、ソース・ドレイン間距離が(1.5+5.0+0.5)7μmであるから基本セル幅は、12.5+7+12.5=32μmとなる。基本セル一つ当たりの電流が50mAで、基本セルが156個あるから、全電流は7800mA=7.8Aとなる。これが従来例の櫛形矩形交互電極よりなるFETの可能な最大電流である。
[B.本発明の菱型・荊棘状電極の嵌合組合わせ(図6〜図16の構造)]
チップサイズ: 5mm角(デバイス領域)
ノーマリーオフ型SiC−JFET
耐圧: 600V
電流: 0.1A
基本セル構造
ゲート長: 1.5μm
ゲート・ドレイン間距離: 5.0μm
ゲート・ソース間距離: 0.5μm
配線ブロック
配線ブロック幅: 500μm
基本ブロック数: 208
配線ブロック電流: 2.08A
上部Al配線の高さ: 4.2μm
上部Al配線の幅: 500μm
上部Al配線の抵抗: 6.5mΩ
基本ブロック
基本ブロック幅: 500μm
基本ブロック高さ: 24.0μm
基本ブロック電流: 10.0mA
下層Al配線の高さ: 0.5μm
下層ドレイン(ソース)抵抗: 1.35Ω
全体
配線ブロック数N: 10
全電流: 20.8A
配線抵抗: 7.1mΩ
Al配線のEM耐性: 1.0mA/μm
Al配線の抵抗率: 2.7μΩ・cm
ここで基本ブロックというのは図8、10、13、17〜19などに現れる菱型電極一つとそれを囲む荊棘状電極の一部を意味する。横幅が500μmで高さが24μmだということである。配線ブロックというのは図6、7、16の縦長の菱型を含む列のことである。配線ブロックの幅は基本ブロックの幅と同じで500μmである。配線ブロックはN=10だけある。一つの配線ブロックは21の基本ブロックを含む、基本ブロックは208ある。基本ブロックの電流は100mAだから、全電流は20.8Aとなる。
従来例の同じサイズのデバイスの最大電流が7.8Aであったのに比べて本発明のものは最大電流が約3倍の20.8Aとなっている。これはAlのEM耐性を満足するように配線の幅を決めており、Al配線に流れる最大電流密度が同じになるようにしている。それでも約3倍の電流が流せるというのは、図2、3によって説明したように矩形櫛形の電極は無駄が多く、本発明の三角配線の場合は電流密度がどこでも大体同じになるようにしており無駄なくAl配線を有効利用しているからである。
SiCという材料上の利点は、600Vの耐圧であるのにゲート・ソース間距離を短く(0.5μm)、ゲート長を短く(1.5μm)、ゲート・ドレイン間も短く(5μm)できるという点に現れている。そのように間隙をつめても従来の噛み合い矩形櫛形電極の場合は電極による無駄な面積占有があり電流が充分に取れない。本発明の場合は電極の形状に工夫がなされているから電極の占有面積を減らすことができて同じサイズのチップ(5mm角)でも従来例(7.8A)の約3倍の最大電流(20.8A)を流すことができる。これは優れた利点である。
[実施例1(菱型領域がドレイン:ゲート電極が菱型領域を迂回して連続する:図6〜16)]
図6は第2導電型の半導体基板の上全面に低濃度第1導電型エピ層6を形成しておき、その上に高濃度第1導電型領域8、9を形成した状態の半導体基板の一部の平面図である。下地の紙面がエピ成長した低濃度第1導電型エピ層6の部分を示し、枠で囲まれた閉領域が高濃度第1導電型領域8、9である。これらは後にドレイン電極、ソース電極とオーミック接合させる部分なので高濃度ドーピングする。
高濃度第1導電型領域8、9は第1導電型のドーパントを熱拡散して生成することができる。あるいは第1導電型ドーパントをイオン注入することによっても形成することができる。拡散でもイオン注入でもどちらでもできるが、拡散あるいはイオン注入領域というのは煩雑であるから、ここではまとめて「拡散領域」と表現することもある。第1導電型領域は2種類の閉領域からなる。一つは菱型の第1導電型拡散領域9である。もう一つは菱型を囲む荊棘柱状領域8である。第1導電型領域8は、菱型列9を除去した余空間であるから荊棘柱状をなしている。そこで、ここでは荊棘柱状と表現する。
第1導電型がn型であってもp型であってもよい。第1導電型がnであれば、第2導電型はp型となり、第1導電型がp型なら第2導電型はn型となる。
ここで、半導体基板はSi、GaAs、GaN、SiCなどである。それらの材料の中でも、GaNやSiCは特にワイドバンドギャップ半導体と呼ばれる。Si、GaAsよりバンドギャップが大きい半導体をワイドバンドギャップ半導体と言う。
ここに示したのは1素子分の高濃度第1導電型領域8、9である。縦に8行、横に4列の32個の菱型領域9を示すが、これは簡略に描いているので、実際にはパワー素子はもっと数多い行列菱型領域をもつ。第1導電型、第2導電型というのでは煩雑だから以後、第1導電型がn型、第2導電型がp型として説明する。その場合チャンネルはn型となる。その反対であっても良いのはもちろんである。
つまりnチャンネル型の場合、p型ウエハ(下地)の上に、M行N列の菱型n領域9と、それを囲むN列の荊棘柱状領域8をn型ドーパントの選択拡散、イオン注入によって形成する。それは1素子分であり、多数の同等のパターンが1枚のウエハの上に数多く形成される。菱型は実は4つの直角三角形を合わせたものである。一つの菱型はFETの4つ分に当たる。菱型9に対向するものは一様空間から菱型を除去した荊棘柱状のパターンである。だからM行N列の菱型とN列の荊棘柱は4MN個の単位素子を持つのである。
次に、菱型領域を囲むように菱型高濃度p型領域7をp型ドーパントの熱拡散かイオン注入によって形成する。図7にそれを示す。破線で示すp型領域7は後にゲート電極を形成する部分である。それはソース電極となる部分に近接して設ける。
接合型FETの場合には、このようにゲート電極のために高濃度p型領域7を形成する必要がある。本発明は接合型FETとは限らずMOSFETの場合もある。MOSの場合は菱型高濃度p型領域7を形成せず、ここにゲート酸化膜を作り、その上に菱型のゲート電極を付ける。
図7の例では菱型領域9に遠く、荊棘柱状領域8に近接して菱型p型領域7を形成している。p型領域7はゲート電極を形成するべき部位で、それはソース電極の近傍に設けるのであるから、図7の例では、菱型領域9がドレインに、荊棘柱状領域8がソースになるのである。その関係をもちろん逆にしてもよい。
つまりnチャンネルにするか(第1導電型をn型)、pチャンネル(第1導電型をp型)にするかで2通りある。また菱型領域をドレインにする(図7)か、荊棘柱状をドレインにするかで2通りある。だから、それだけで4通りのものがある。
後に説明するがゲート電極が菱型を横切るものと、横切らないものとに種類がある。そうなると本発明は、導電型の選択、ドレイン・ソースの選択、クロス・迂回型の選択によって8通りの種類があるということになる。
図6、図7は1デバイス分を示す。8行×4列の単位からなるように描いてあるが実際にはもっと多い。個々の微細構造がわかりにくいので単位素子分を図8に図示する。
図6〜図8で背景はn型エピ層6である。単位素子において中央の菱型(n型)領域9はドレインとなるべき部分である。菱型といっても厳密に菱型でなく頂部を面取りしてある。厳密には8角形である。図8のように外郭(n型)の部分8はソースとなる部分で隣接菱型領域7の間へ入り込んでいる。外郭部分8に近接して菱型p領域7があり、外郭部分8は実際には隣接分も合体して一つになっているから縦に連続する荊棘柱状部8となる。
図9は図8の一単位分の一部の縦断面図を示す。p型基板5の上にn型エピ層6が形成され、n型エピ層6の中にnドレイン領域9、nソース領域8、pゲート領域7がイオン注入、拡散によって設けられる。図9のような領域8、7、9は図6、7に示すように縦横に多数繰り返し設けられる。
次に図10、11に示すようにエピ層6、ドレイン、ソース、ゲート領域の表面を熱酸化して酸化膜20を生成する。或いはSiN、AlNなどの絶縁膜を被覆する。ウエハがSiであれば酸化膜(SiO)を生成するのが良い。GaAs、GaN、SiCの場合は酸化膜か、もしくはそれ以外の別異の組成の絶縁膜20を生成するようにする。レジストを塗布し適当なパターンのマスクを使って露光し、ソース領域8、ゲート領域7、ドレイン領域9の上に当たる絶縁膜20の一部を除去して穴を開ける。穴を通して金属をドレイン、ソース、ゲートの部分に堆積する。
SiCウエハを用いる場合は、オーミック接合層はニッケル(Ni)、チタン(Ti)、タングステン(W)などの層であり電子ビーム蒸着(EB)で形成できる。そのあとレジストを除去(リフトオフ)してウエハの全体をアニールする。熱処理によって接合層が下地の半導体部分(ソース領域8、ゲート領域7、ドレイン領域9)と合金化(シリサイド化)しオーミック接合する。それが図10、11のオーミック接合層18、17、19である。p型拡散層7の上のオーミック金属層17はゲート配線として(図7の破線)も利用する。
そのあと次のように電極形成をする。CVD法で酸化膜を形成する。レジストを塗布し電極パターンを描いたマスクを使って露光する。マスクを通して酸化膜をエッチング(RIEまたはウエットエッチング)し電極部分のみに開口部を開ける。レジストを除去する(アッシング)。アルミ(Al)をスパッタして開口部を覆う。フォトリソグラフィによって電極以外の部分XのAlを除去する。そのような工程を何度か繰り返して、ソース電極28、ドレイン電極29を形成することができる。その状態が図12、図13である。図12には電極構造を簡略に書いているが実際には多層配線になる。図13に示すように、ゲート領域7(p)、ソース領域8(n)、ドレイン領域9の上にそのまま金属のゲート電極17、ソース電極28、ドレイン電極29を形成しているが、それは接触部分だけのことで配線が上方に続いている。
図14は菱型のドレイン電極を接続するためのドレイン配線39が、ドレイン電極29の上に設けられドレイン電極と接続されている状態を示す。
図15は断面図であり、ドレイン配線39、ソース配線38がドレイン電極29、ソース電極28の上方に伸びていることがわかる。絶縁膜40によってそれらは相互に絶縁されている。ゲート電極17は先述のように上へ伸びることができないのでオーミック接続金属17がそのままゲート電極17となり隣接単位間もそれによって水平方向に接続される。
素子の全体では、図16に示すように、N個の上向き楔型形状のドレイン配線39、39…が菱型ドレイン電極29に接続されるように形成される。ドレイン配線39は下方に見える集電電極49で統合されている。M行N列の単位(M行N列の菱型領域)がある場合、一つの楔型ドレイン配線39はM個の単位のドレイン電極9を一つに纏める。そのような楔型ドレイン配線39がN個あり、それが集電電極49で纏められるからM×Nの単位素子の全てのドレイン電極がここへ接続されることになる。ドレイン集電電極49にはいくつかのボンディングパッド59、59、…が形成されている。それはパッケージに実装した時のワイヤボンディングのパッドである。電流が大きいから、いくつものワイヤボンディングが必要である。ボンディングのためのパッドの数nは任意に増減できる。ここでは、電極の列数Nに等しい(n=N)パッド59を設けている。列数に等しいパッドを配線列の根元側に設けると、楔配線で縦に結合されるM個の菱型電極や荊棘状電極からの電流またはそれらへの電流は1つのワイヤボンディングパッドを通るということになる。そのようなn=Nにおける電流の分布を図23に示す。楔形の配線はその直下にある電極の電流を集める。1つの楔形配線の電流はそれに対応する1つのパッドへ流れる、あるいはパッドから流れ出る。電流の流れが隣接パッド間で混合されない。楔形配線とパッドが1対1に対応している。楔形配線からの電流が隣接する配線のパッドへ流れるということはない。だから横へ電流が流れない。集電電極49、48を横に流れる電流が小さい。横方向に電流を流さなくてよいということであるから、それは集電電極49、48の幅を狭くしてもよい、ということである。つまりは集電電極の面積を最小にできるということである。
同様に、下向きの楔型形状のソース配線38が荊棘状電極(ソース電極)28に接続されるように形成される。楔型ソース配線38もN本あって、それぞれがM個の単位のソース電極28に接続されているが、ソース電極28は荊棘柱状領域8となっているから、その一部に接続されていても良い。楔型ソース配線38はソース集電電極48で一体に統合される。M×Nのソース電極28は全てここに接続されることになる。ソース集電電極48には幾つかのワイヤボンディング用のパッド58、58…が設けられる。
ソース配線38、ドレイン配線39のいずれもAl配線である。ゲート電極17については先述のオーミック金属の配線17が隣接ゲート間を繋いでいる。ゲート電極については上述の楔型配線や、集電電極のようなものがない。それは幾何学的に難しいから設けていないのである。ゲート電極には電流が殆ど流れないから電極断面積を大きくする必要がない。それで、このような菱型を繰り返すオーミック接続配線17を使っている。線幅が細いから応答速度に制限があるが、これはパワーFETデバイスであるから、それほど速い応答はあまり要求されない。
もちろん多層配線の階層をもう一段増やせばゲート電極に関しても集電電極を作ることができる。
[実施例2(荊棘柱状領域がソース、菱型領域がドレイン:ゲート電極が菱型領域を貫通して連続する:図17)]
図17に実施例2を示す。一つの単位で、中央の菱型領域が分割されたドレイン領域・電極Dとなっている。外側の荊棘柱状領域がソース領域・電極Sとなっている。荊棘柱状領域のすぐ内側に菱型のゲート領域・ゲート電極Gが設けられる。実施例1と変わったのは、ゲート電極17が菱型領域の中間部を貫通するようになった点である。全体の形状は図16に示すものと同様である。ゲート配線が二本から三本に増える。中心の菱型領域を通るゲート配線はゲート電極に接触しておらず純粋に配線としての作用をもつ。配線が冗長化することによって一部が切断されていてもゲート電流が流れるので信頼性が向上する。またゲート配線抵抗が減少するという利点がある。ゲート配線が菱型領域を貫くことによってドレイン電極が狭小化するのであるが、ドレイン電極の中心部はトランジスタ作用をする上で不要だから、それはあまり差し支えないことである。
[実施例3(荊棘柱状領域がドレイン、菱型領域がソース:ゲート電極が菱型領域を迂回して連続する:図18)]
図18に実施例3を示す。一つの単位で、中央の菱型領域がソース領域・電極Sとなっている。菱型領域のすぐ外周に菱型のゲート領域・ゲート電極Gが設けられる。外側の荊棘柱状領域がドレイン領域・電極Dとなっている。実施例1と違うのは菱型領域、荊棘柱状領域のソース、ドレインの割当が反対になっている点である。だからゲート領域・電極はソース側に偏奇し菱型のすぐ近くに形成される。全体の形状は図16に示すものと同様であり、楔型のドレイン配線、ソース配線があり、それぞれにドレイン電極、ソース電極と集電電極を接続する。しかし電極の役割は実施例1と反対になっている。これも櫛形平行電極の場合に比較して電流密度を均一化して配線が占有する面積を減らすことができる。
[実施例4(荊棘柱状領域がドレイン、菱型領域がソース:ゲート電極が菱型領域を貫通して連続する:図19)]
図19に実施例4を示す。一つの単位で、中央の菱型領域が分割されたソース領域・電極Sとなっている。菱型領域のすぐ外周に菱型のゲート領域・ゲート電極Gが設けられる。外側の荊棘柱状領域がドレイン領域・電極Dとなっている。実施例1と違うのは菱型領域、荊棘柱状領域のソース、ドレインの割当が反対になっていて、ゲート電極17が菱型領域の中間部を貫通するようになった点である。全体の形状は図16に示すものと同様であり、楔型のドレイン配線、ソース配線があり、それぞれにドレイン電極、ソース電極と集電電極を接続する。しかし電極の役割は実施例1と反対になっている。ゲート電極17が短く太くなるから応答速度が速くなる。
[実施例5(FET単位をp型で囲む:図20)]
図15のものは素子単位の分離が不十分であることもある。図20のようにソース電極28にp型部分50を形成し、ドレイン電極29の先にp型領域50を作り、基板5のp型と合わせてp型領域でFETを包囲する。素子分離がより完全になる。
[実施例6(SJ構造を用いる:図21)]
図21に示すようにn型チャンネルの上に、さらにp型層60をエピタキシャル成長、あるいはイオン注入によって形成する。そうするとオフ時に、ゲート・ドレイン間の逆バイアスによってp型層から空乏層がのびてn型チャンネルを空乏層で満たすようになる。n型チャンネルのほとんど全体が空乏層になる。空乏層には強い電界が存在することができるのでpn接合の電界を減らすことができ広い空乏層は耐圧を上げる作用がある。厚い空乏層が高い耐圧を与えるのだから、オフ時の耐圧をそれによって増大させることができる。だから、ソース・ドレイン間の距離をより短くすることができる。スーパージャンクション(SUPER JUNCTION:SJ)という。横型のSJ構造だから製造に困難はない。
[実施例7(n型基板を用いる:p型のエピ層を積む:図22)]
以上に述べたものは全てp型基板を用いるものであった。しかし材料によってp型基板が製造不可能、製造困難なものもある。その場合はn型基板を用いる。図22のようにn型基板70の上にp型のエピ層52を設けて用いる。そうすれば実質的にp型基板と同様に扱うことができる。Siの場合はp型基板が入手可能である。しかしp型はバンドギャップが広くなるに従って作りにくくなる。SiCの場合はn型基板でも良いものがなかなかできない。まして良質のp型基板というものはなかなか入手できない。そのような場合にn型基板の上にp型エピ層を積んだ複合基板を使うことができる。横型であるから電流は縦に流れず基板が二重構造であっても差し支えない。
[実施例8(SiCを用いる)]
半導体材料としては、Si、GaAsなどでも良いのであるが、SiやGaAsよりもバンドギャップの大きいワイドバンドギャップ半導体であるSiCを用いると耐熱性がより向上する。放熱性にも優れるので、より高電圧・大電流のデバイスを作る事ができる。
矩形櫛形ドレイン電極と矩形櫛形ソース電極を相互に噛み合う位置に多数平行に設け両側の集電電極によって統合するようにした従来例にかかるFETパワーデバイスの電極構造を示す平面図。 矩形ドレイン電極と矩形ソース電極を組み合わせた従来例のFETデバイスにおいて、ドレイン幅T、ソース幅T、ドレイン電極、ソース電極の長さQ、オフセットU、ドレイン・ソース間隙Tの定義を示す平面図。 三角形(楔型)ドレイン電極と三角形(楔型)ソース電極を組み合わせた本発明のFETデバイスにおいて、ドレイン幅T、ソース幅T、ドレイン電極、ソース電極の長さQ、ドレイン・ソース間隙Tの定義を示す平面図。 矩形ドレイン電極と矩形ソース電極を組み合わせた従来例のFETデバイスにおいて、ドレイン電極、ソース電極を流れる電流を矢印で表現し、電極幅が一定なので電流、電流密度ともに、電極の根元で大きく、電極の先端で小さくなり電流密度が不均一であって電極構造に無駄があることを説明するための電極・電流図。 三角ドレイン電極と三角ソース電極を組み合わせた本発明のFETデバイスにおいて、ドレイン電極、ソース電極を流れる電流を矢印で表現し、電極幅が先細りなので電流は電極の根元で大きく、電極の先端で小さくなるが、電流密度が先端も根元もほぼ均一であって電極構造がエレクトロマイグレーションを防ぎながら大電流を流すために極めて有効であることを説明するための電極・電流図。 ドレイン・ソースの対向する部分を三角形にし、三角形が4つ集合した縦横に並列する菱型領域と、それを囲む縦方向に連続する荊棘状領域とよりなり、何れかをソース領域に、他方をドレイン領域に割り当てる本発明の菱型領域、荊棘状領域の配置を示す平面図。 ドレイン・ソースの対向する部分を三角形にし、三角形が4つ集合した縦横に並列する菱型領域と、それを囲む縦方向に連続する荊棘状領域とよりなり、何れかをソース領域に、他方をドレイン領域に割り当て菱型領域の廻りをめぐるようにゲート領域を設ける本発明の菱型領域、荊棘状領域、ゲート領域の配置を示す平面図。 菱型領域をドレインとし、その廻りのコの字型の領域をソースとし、菱型領域を廻るようにソース領域に沿ってゲート領域を設けた一つの単位(基本ブロック)だけの平面図。 菱型領域をドレインとし、その廻りのコの字型の領域をソースとし、菱型領域を廻るようにソース領域に沿ってゲート領域を設けた一つの単位(基本ブロック)だけの縦断面図。 菱型領域をドレインとしオーミック接合金属を蒸着し、その廻りのコの字型の領域をソースとしオーミック接合金属を蒸着し、菱型領域を廻るようにソース領域に沿ってゲート領域を設けオーミック接合金属を付けた一つの単位(基本ブロック)だけの平面図。 菱型領域をドレインとしオーミック接合金属を蒸着し、その廻りのコの字型の領域をソースとしオーミック接合金属を蒸着し、菱型領域を廻るようにソース領域に沿ってゲート領域を設けオーミック接合金属を付けた一つの単位(基本ブロック)だけの縦断面図。 菱型領域をドレインとしドレイン電極を設け、その廻りのコの字型の領域をソースとしソース電極を設け、菱型領域を廻るようにソース領域に沿ってゲート領域を設けゲート金属を付けた一つの単位(基本ブロック)だけの縦断面図。 菱型領域をドレインとしドレイン電極を設け、その廻りのコの字型の領域をソースとしソース電極を設け、菱型領域を廻るようにソース領域に沿ってゲート領域を設けゲート金属を付けた一つの単位(基本ブロック)だけの平面図。 楔型配線を上に設け隣接菱型電極を縦方向にを結ぶようにした配線を示す一つの単位の部分の平面図。 ドレイン電極の上にドレイン配線を、ソース電極の上にソース配線を設けたものの一つの単位の縦断面図。 菱型領域をドレインとしドレイン電極を設け、その廻りのコの字型の領域をソースとしソース電極を設け、菱型領域を廻るようにソース領域に沿ってゲート領域を設けゲート金属を付けた単位(基本ブロック)を縦横にM×N個並べ、多数の菱型電極(ドレイン)が荊棘柱状電極(ソース)によって囲まれるようにし、菱型電極の短い方向にソース配線を設けて菱型電極を相互につなぎ、荊棘柱状電極を楔型配線によって繋いだデバイスの全体平面図。 菱型領域がドレインで、それを囲むコの字型の領域がソースであり、中央部にある菱型領域、菱型電極が中央で二分されており、中央部がゲート電極となっており隣接ゲート電極は菱型領域をめぐる迂回路と中央貫通路の両方によって接続されている実施例2の一つの単位(基本ブロック)の平面図。 菱型領域がソースで、それを囲むコの字型の領域がドレインであり、隣接ゲート電極は菱型領域をめぐる迂回路によって接続されている実施例3の一つの単位(基本ブロック)の平面図。 菱型領域がソースで、それを囲むコの字型の領域がドレインであり、中央部にある菱型領域、菱型電極が中央で二分されており、中央部がゲート電極となっておりゲート電極は菱型領域をめぐる迂回路と中央貫通路の両方によって接続されている実施例4の一つの単位(基本ブロック)の平面図。 ソース電極の外側にp領域を設け、ドレイン電極の外側にp領域を設けp型基板と共に、一単位のn型部分が、p型によって包囲されるようにした実施例5の一単位の縦断面図。 チャンネルとなるn型層の上にp型層を設けたスーパージャンクション構造として逆バイアス時に空乏層が横向きに肥大して耐圧を増大するようにした実施例6の一単位の縦断面図。 n型基板の上にp型層をエピタキシャル成長させた複合基板の上に素子構造を作製するようにした実施例7の一単位の縦断面図。 図16の楔形配線を含むチップにおいて、楔形配線を流れる電流は近接の対応するパッドへ流れるので横方向にはほとんど電流が流れず、そのために集電電極の面積を減らすことができるということを説明するための電流分布図。
符号の説明
D ドレイン
S ソース
G ゲート
2 ソース電極
3 ドレイン電極
5 p型基板
6 第1導電型エピ層(n型エピ層)
7 p型領域(ゲート領域)
8 ソース電極(第1導電型荊棘柱状領域)
9 ドレイン電極(第1導電型菱型領域)
17 ゲート金属
18 ソース金属
19 ドレイン金属
20 酸化膜(絶縁膜)
28 ソース電極
29 ドレイン電極
38 楔型ソース配線
39 楔型ドレイン配線
40 絶縁膜
48 ソース集電電極
49 ドレイン集電電極
50 p型領域
52 p型エピ層
58 ソースボンディングパッド
59 ドレインボンディングパッド
60 p型層
70 n型基板

Claims (9)

  1. 半導体基板と、その上に設けられた半導体薄膜と、半導体薄膜中に高濃度に不純物をドープしたソース領域、ドレイン領域、ゲート領域を含み、ソース領域とドレイン領域のどちらか一方を基板の上方で縦横にM×Nの行列状に並ぶ菱型領域9とし、ソース領域とドレイン領域のもう一方を基板の上方で菱型領域を囲み菱型の短辺方向で相互に連結する荊棘柱状領域8として、ゲート領域は菱型領域を取り囲む菱型の形状7とし隣接するゲート領域と相互に接続されており、菱型領域9の電極は列ごとに一方の端に集電電極を有するN個の楔型の配線で統合され、荊棘柱状領域8の電極は列ごとに他方の端に集電電極を有するN個の楔型の配線で統合されていることを特徴とする横型半導体デバイスの配線構造。
  2. ソース領域が荊棘柱状領域8であり、ドレイン領域が菱型領域9であって、ゲート領域が菱型領域9の外周を廻りこれを迂回する形状に形成され隣接するゲート領域と連続するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の横型半導体デバイスの配線構造。
  3. ソース領域が荊棘柱状領域8であり、ドレイン領域が菱型領域9であって、菱型領域9は中央部で二つに分離しており、ゲート領域が菱型領域9の外周を廻り迂回する形状の部分と菱型領域9の中央部の間隙を通る部分によって形成され隣接するゲート領域と連続するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の横型半導体デバイスの配線構造。
  4. ドレイン領域が荊棘柱状領域8であり、ソース領域が菱型領域9であって、ゲート領域が菱型領域9の外周を廻りこれを迂回する形状に形成され隣接するゲート領域と連続するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の横型半導体デバイスの配線構造。
  5. ドレイン領域が荊棘柱状領域8であり、ソース領域が菱型領域9であって、菱型領域9は中央部で二つに分離しており、ゲート領域が菱型領域9の外周を廻り迂回する形状の部分と菱型領域9の中央部の間隙を通る部分形成され隣接するゲート領域と連続するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の横型半導体デバイスの配線構造。
  6. 半導体基板、半導体薄膜がワイドバンドギャップ半導体であることを特徴とする請求項1に記載の横型半導体デバイスの配線構造。
  7. 半導体基板がn型半導体であって、その上にp型半導体薄膜とn型半導体薄膜がエピタキシャル成長しており、n型半導体薄膜の上に、p型半導体膜があってn型のチャンネルをp型半導体によって挟んだスーパージャンクション構造になっている事を特徴とする請求項1に記載の横型半導体デバイスの配線構造。
  8. 楔形配線の端部にあるドレイン集電電極には複数のワイヤボンディングパッドがあり、楔形配線の端部にあるソース集電電極にも複数のワイヤボンディングパッドがあることを特徴とする請求項1に記載の横型半導体デバイスの配線構造。
  9. ドレイン集電電極およびソース集電電極のワイヤボンディングパッドの数は、菱型電極、荊棘状電極の列の数Nに等しく、1列に並ぶM個の菱型電極、または1列に並ぶM個の荊棘状電極の電流は同じ最近接のパッドを通じて流れるようにしたことを特徴とする請求項8に記載の横型半導体デバイスの配線構造。

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