JP2005302462A - 多方向操作スイッチ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H5/00Snap-action arrangements, i.e. in which during a single opening operation or a single closing operation energy is first stored and then released to produce or assist the contact movement
    • H01H5/04Energy stored by deformation of elastic members
    • H01H5/30Energy stored by deformation of elastic members by buckling of disc springs

Abstract

【課題】傾倒操作およびプッシュ操作により駆動する多方向操作スイッチに関し、小型薄型化を図ることを目的とする。
【解決手段】外側固定接点12Bと内側固定接点12Cが配されたケース11の凹部内に、可動接点13を外側固定接点12B上に載置させて収容し、その可動接点13上に、フランジ部14B下面に導電材料製の鋲15が固定された操作体14を載せ、操作体14の操作軸14Aを、金属製のカバー16の軸受部16Aに挿通保持させると共に、鋲15が通常状態および傾倒操作状態ではカバー16と可動接点13に当接状態で、プッシュ操作ではカバー16から離れる構成としたため、中央固定接点を配設せずとも、カバー端子16Bと外側固定接点12Bとの導通状態を認識するとプッシュ操作状態が特定でき、ケース11内の固定接点数を少なくできて小型薄型化が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として携帯電話、ページャ等の移動体通信機器やリモコン、オーディオ機器、ゲーム機器、カーナビゲーションシステム、デジタルカメラ等の小型化および多機能化された各種電子機器の入力操作部等に使用され、操作軸部の傾倒操作およびプッシュ操作により駆動する多方向操作スイッチに関するものである。
近年の多方向操作スイッチについて、図8〜図12を用いて説明する。
図8は従来の多方向操作スイッチの分解斜視図、図9は同ケースの平面図、図10は図9のX−X線における多方向操作スイッチの断面図である。
同図において、1は上面視略正方形に形成された絶縁樹脂製のケースであり、上方開口凹部の内底面の中央部には中央固定接点2Aが、そして上記凹部の外縁部には外側固定接点2Bが2箇所対向する位置で設けられ、上記中央固定接点2Aと外側固定接点2Bの中間位置に上記中央固定接点2Aから等角度等間隔の8方向それぞれの位置に内側固定接点2Cが各々配設されている。なお、各内側固定接点2Cの4つは、ケース1の角部方向に合わせて配置され、他の4つは、それらの間に各々配置されている。
そして、外側固定接点2Bの内の1つおよび内側固定接点2Cの内の4つから各々独立状態で導出された各々の端子8Bおよび8Cは、上記ケース1の外側面1Bに5本が一揃いとなって一列に並んだ配列状態で配置され、同様に残りの外側固定接点2Bの1つおよび残りの内側固定接点2Cの4つから各々独立状態で導出された各々の端子8Bおよび8Cの5本は、上記外側面1Aと対向した外側面1Cに一揃いとなって一列に並んだ配列状態で配置されている。
また、中央固定接点2Aから導出された端子8Aは、図9に示すように、ケース1凹部の中央部から内側固定接点2C同士の間を通されて、ケース1の上記外側面1B、1Cと直交関係に位置する外側面1Aに設けられている。
そして、3は外形が円形ドーム状に形成された弾性金属薄板製の可動接点で、外周下端部が外側固定接点2B上に載置されてケース1の凹部内に収容されている。
この可動接点3の中央頂点部には、中央固定接点2Aの外形よりも大きい範囲の孔3Aが設けられ、この孔3Aが中央固定接点2Aと対向している。
そして、4は上方に突出する水平断面が略四角形の操作軸4Aとその下方のフランジ部4Bとが一体形成された絶縁材料製の操作体で、フランジ部4B下部には導電材料からなる鋲5が固着されている。
この鋲5の下方平坦部5Aは、中央固定接点2Aの中心位置と内側固定接点2Cとの間を繋ぐ寸法を半径とする仮想的な円と同等の大きさ、もしくはそれよりも少し大きい円形状に形成されている。
上記鋲5が固着された操作体4のフランジ部4Bは、鋲5の下方平坦部5Aの下面が、可動接点3の孔3Aの周囲部分上面に当接状態で載せられて、ケース1の凹部内に収容されている。このとき、鋲5の下方平坦部5Aの端部は、それぞれの内側固定接点2Cの略上方に位置している。
そして、6は中央部分に略四角形に形成された軸受部6Aを有する金属板製のカバーで、その軸受部6Aで上記操作体4の操作軸4Aを上方に突出させるようにして挿通保持している。このカバー6は、軸受部6Aの略四角形の各辺部が、ケース1の外周辺と平行関係になるように対応させてケース1に固着され、ケース1の凹部を覆っている。
また、上記カバー6の下面に対し、操作体4のフランジ部4B上面は当接している。つまり、操作体4の鋲5付きのフランジ部4Bは、カバー6下面と可動接点3上面とによって挟持されて、図10に示す操作軸4Aに操作力が加わっていない通常状態において、操作体4は垂直中立位置を保っている。
なお、図10に示す7は、操作体4の操作軸4Aの上端部に装着された操作つまみである。
次に、上述のように構成された従来の多方向操作スイッチの動作について説明する。
まず、操作体4が垂直中立位置にあり、操作軸4Aに操作力が加わっていない図10の状態においては、外側固定接点2B、内側固定接点2C、中央固定接点2Aのいずれの固定接点間も非導通の通常状態になっている。また、内側固定接点2C同士間も非導通状態である。
そして、操作体4の操作軸4Aの上端部に装着された操作つまみ7の左上面を、図11の傾倒操作状態の断面図中に矢印で示すように下方向に指等で押し下げると、操作体4はフランジ部4Bの右側上端部4B1を支点として傾き、フランジ部4B下面に固定された鋲5の下方平坦部5Aの左側端部5A1が、同図中で左側に配設されている内側固定接点2Cの上方位置に対応する可動接点3の上面左側部分を押し下げる。
それと同時に、可動接点3の当該部分が節度を有して部分的に撓み、上記左側の内側固定接点2Cと外側固定接点2Bとの間が可動接点3を介して導通し、これらの固定接点2C,2Bに対応する所定の端子8C,8B間が導通状態になる。
なお、このときに可動接点3の中央頂点部には中央固定接点2Aよりも大きい範囲の孔3Aが設けられているために、中央固定接点2Aと可動接点3が接触することはない。また、フランジ部4B下面に固着された鋲5も操作体4のフランジ部4Bと一体となって傾くのみで、中央固定接点2Aとは接触しない。
この後、操作つまみ7に加えていた押し力を除くと、円形ドーム状の可動接点3は、自らの復元力によって復元して上記左側の内側固定接点2Cから離れると共に、操作体4は元の垂直中立位置へ押し戻され、図10に示すいずれの固定接点間も非導通の状態に戻る。
そして、操作体4に装着された操作つまみ7の上面を押す位置を内側固定接点2Cに対応する各位置で押圧操作した際にも、同様に対応した所定の内側固定接点2Cと外側固定接点2Bとの間、つまりそれらの固定接点に対応した端子8Cと8Bの間が導通状態になり、その押圧力を除くと、図10に示す通常状態に戻る。
次に、操作つまみ7の中央上面に対し、図12のプッシュ操作状態の断面図中に矢印で示すように、指等で上方から垂直下方への押し力を加えて操作体4を押し下げると、操作体4のフランジ部4Bに固定された鋲5の下方平坦部5Aで円形ドーム状の可動接点3の中央部分が押し下げられていき、それにより可動接点3のドーム状部が節度を生じつつ全体的に反転する。
それと同時に、鋲5の下方平坦部5Aの中央下部が、可動接点3の孔3Aから表出した中央固定接点2Aに当接し、鋲5と接触している可動接点3を介して中央固定接点2Aと外側固定接点2Bとの間が導通状態となり、それらに対応する端子8Aと8Bの間が導通する。
この後、上記押し下げ力を除くと、操作体4は可動接点3の復元力によって押し上げられて、図10に示すいずれのスイッチ接点間も非導通の状態に戻るものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−31440号公報
しかしながら、近年の各種電子機器の小型化および薄型化が要求される中において、上記従来の多方向操作スイッチでは、2つの外側固定接点2Bと傾倒操作用の8つの内側固定接点2Cおよびプッシュ操作用の中央固定接点2Aをケース1の凹部内底面に配設しなければならず、また中央固定接点2Aからの端子8Aを導出するためには、8方向に均等配置された内側固定接点2C同士の間を縫うようにして引き出す必要があり、外形を小型化すると、その間隔が狭くなってしまい小型化に限界があるという課題があった。また、中央固定接点2Aから導出する端子8Aをケース1の絶縁樹脂の厚み方向で沈めて引き出す方法もあるが、その場合は、導出部分が一つの平面内で形成できないため加工が複雑になりやすく、更にケース1の厚みを厚くする必要もあるため、薄型化が難しいという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、ケース内に配設する固定接点数を低減でき、小型で薄型の多方向操作スイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、上方開口となった凹部の内底面に外側固定接点とその外側固定接点より内側で上記内底面の中心から等距離等角度位置に内側固定接点が各々配設され、上記外側固定接点および各内側固定接点から導出された各端子が外側面に配設された絶縁樹脂製のケースと、電気的接続部となる部位を有すると共に、中央に軸受部を備え、上記ケースの開口上方部分を覆う金属製のカバーと、上方に突出したドーム状で、上記各内側固定接点を上記ドーム内に収容状態で覆うように、その外周下端部が上記外側固定接点上に載置されて上記ケースの凹部内に組み合わされた弾性金属薄板製の可動接点と、上方に突出した操作軸部が上記カバーの軸受部に挿通保持され、上記各内側固定接点上方に対応する位置を押圧可能なように、上記操作軸部の下方に形成された導電部を有するフランジ部が上記可動接点上に載せられて配された操作体とから構成され、通常状態において、上記操作体のフランジ部における導電部が、上記可動接点および上記カバーに当接しており、上記可動接点を介して、上記カバーと上記ケースの外側固定接点とが導通状態となされている多方向操作スイッチとしたものである。
この構成であれば、ケースに配設された外側固定接点とカバーとの間が導通した非操作状態である通常状態に対し、傾倒操作時では、上記外側固定接点と所定の内側固定接点およびカバーとの間が導通し、プッシュ操作時では、カバーは非導通となって外側固定接点と少なくとも1つ以上の内側固定接点との間が導通するものにできる。すなわち、それらの導通状態を検出することにより、従来のもののように中央固定接点およびそれからの端子を設けなくても、上記ケース内の各固定接点の配置のみで操作状態が特定でき、固定接点数が従来のものよりも削減された小型で薄型の多方向操作スイッチが実現できるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、カバーの電気的接続部となる部位が、端子形状に構成されたカバー端子であり、そのカバー端子が、ケースの外側面に配設された各固定接点からの端子と同列に揃えて配置してあるものであり、カバーからの電気的接続部を、外側固定接点や内側固定接点から導出された各々の端子と同様にケースの外側面に同列で配置した構成であるため、はんだ付け部分を含んで外形を小さくできて、装着される配線基板のランドも形成し易くなるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、操作体の少なくともフランジ部自身が導電性材料で形成されたものであり、フランジ部の形成精度が向上できるため、多方向操作スイッチとしても組み合わせ精度の高いものにできるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、中央固定接点を配設しなくとも、金属製のカバーの導通状態を含んで操作状態の特定が行える構成であるため、ケースに配設する固定接点数の少ない小型で薄型の多方向操作スイッチが実現できるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の一実施の形態による多方向操作スイッチについて図1〜図7を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による多方向操作スイッチの分解斜視図、図2は同ケースの平面図、図3は図2に示すY−Y線における多方向操作スイッチの断面図である。
同図において、11は、上方開口の凹部を備えた絶縁樹脂製のケースで、上面略正方形に形成されている。そのケース11の凹部の外縁部には、2つの外側固定接点12Bが対向する位置に設けられている。また、それら外側固定接点12Bの内側で凹部中央から等角度等間隔の8方向それぞれの8箇所の位置に内側固定接点12Cが各々配設されている。なお、各内側固定接点12Cの4つは、ケース11の角部方向に合わせて配置され、他の4つは、それらの間に各々配置されている。
そして、外側固定接点12Bの内の1つおよび内側固定接点12Cの内の4つのそれぞれから互いに独立状態で導出された各端子18Bおよび18Cは、上記ケース11の外側面11Bに5本が一揃いとなって一列に並んだ配列状態で配置されている。また、同様に残りの外側固定接点12Bの1つおよび内側固定接点12Cの4つのそれぞれから互いに独立状態で導出された各端子18B,18Cの5本も一揃いとなって上記外側面11Bと対向した外側面11Cに一列に並んだ配列状態で配置されている。
そして、弾性金属薄板からなる円形ドーム状の可動接点13が、上記ケース11の外側固定接点12B上に、外周下端部が当接状態に載置されてケース11の凹部内に収容されている。このとき、各内側固定接点12Cは、可動接点13のドーム部下面に対し所定間隔を空けて対峙する収容状態になっている。
そして、14は、上方に突出する水平断面が略四角形の操作軸14Aとその下方のフランジ部14Bとが一体形成された絶縁材料製の操作体で、フランジ部14B下面中央から操作軸14Aの中心位置を通るようにして上方側に向けて設けられた中孔14Cに、導電材料からなる鋲15の中央上方に棒状で突出した嵌着部15Bが嵌入されて上記鋲15は操作体14に一体に固定されている。そして、上記フランジ部14Bは、鋲15の下方に配された凹状円板部15Aで下面側が覆われている。なお、この鋲15が導電部として機能する部材である。
そして、この鋲15の凹状円板部15Aの外形は、8箇所の内側固定接点12Cを繋ぐ仮想円形の大きさと同等、もしくはそれよりも少し大きい円形状に形成されており、この鋲15が固定された操作体14は、鋲15の凹状円板部15Aの端部が、それぞれの内側固定接点12Cの略上方に位置するように、かつその凹状円板部15Aの下面が可動接点13の中央頂点部に当接状態になるようにして可動接点13上に配され、フランジ部14Bは鋲15の凹状円板部15Aと共にケース11の凹部内に収容されている。
そして、16はケース11の上方の開口部分を覆っている導電金属製のカバーであり、操作体14の中央上方に突出している操作軸14Aの根元部を、中央位置に略四角形で設けられた軸受部16Aで挿通保持すると共に、ケース11の端子18B,18Cが設けられた外側面11B,11Cに対し直交する対向位置の外側面11A,11D側に、端部が延出形成されて構成されたカバー端子16Bを各々揃えている。このカバー端子16Bが、カバー16の電気的接続部としての部位に相当する。
なお、上記カバー16は、軸受部16Aの略四角形の辺部それぞれが、ケース11の外周辺と平行関係になるようにケース11に固定されており、上記軸受部16Aと操作軸14Aとが係合することにより、操作体14は傾倒と上下動動作は可能であるが回転はしない構成となっている。
そして、カバー16の下面には、鋲15の凹状円板部15Aの外周上面が当接しており、鋲15が一体に固定された操作体14は、カバー16下面と可動接点13上面とにより挟持されて図3に示す操作体14に操作力が加わっていない通常状態において垂直中立位置を保っている。
そして、図3に示す17は、操作体14の操作軸14Aの上端に、圧入等により結合された操作つまみである。
次に、以上のように構成された本発明による多方向操作スイッチの動作について説明する。
まず、操作体14が垂直中立位置にあり、操作軸14Aに操作力が加わっていない図3の状態においては、カバー16とケース11の凹部内に配設された外側固定接点12Bとは、鋲15の凹状円板部15Aおよび可動接点13を介して導通状態にあり、ケース11の外側固定接点12Bと8箇所の内側固定接点12Cとの間はいずれも非導通状態になっている。また、内側固定接点12C同士の間も非導通状態である。
そして、図4の傾倒操作状態の断面図に示すように、操作体14の操作軸14Aの上端部に装着された操作つまみ17の左上面を指等で同図中の矢印で示すように下方向に押し下げると、操作体14は、フランジ部14B下面に固定された導電材料からなる鋲15の凹状円板部15Aの右側上縁部15A1を支点として傾いていく。
そして、操作体14の傾倒に伴って、下方に下がっていく上記鋲15の凹状円板部15Aの左側端部15A2が、対応する左側の内側固定接点12Cの上方位置に応じた可動接点13の上面部分を押し下げ、可動接点13が節度を生じながら部分的に撓む。
それと同時に、上記ケース11の凹部内底面左側の内側固定接点12Cに可動接点13下面が接触し、可動接点13を介して外側固定接点12Bと上記左側の内側固定接点12Cとの間が導通状態となり、この二つの固定接点12Bと12Cから導出された外部接続用の端子18B,18C間が導通する。
そして、操作つまみ17に加えていた押し力を除くと、円形ドーム状の可動接点13が元の形状に復元して可動接点13が左側の内側固定接点12Cから離れると共に、その復元力によって操作体14は元の垂直中立状態へ押し戻され、図3に示すケース11の外側固定接点12Bと8箇所の内側固定接点12Cとの間、および内側固定接点12C同士の間が、いずれも非導通である状態に戻る。
なお、上記傾倒操作時にも、鋲15の凹状円板部15Aおよび可動接点13を介して、カバー16と外側固定接点12Bとは常に導通状態が維持され、カバー端子16B、外側固定接点12Bからの端子18B間は導通状態となったままである。
そして、操作体14に装着された操作つまみ17の上面に対し、内側固定接点12Cに対応する各位置で押圧すると、上述と同様にして、その方向に操作体14が傾倒し、カバー16のカバー端子16Bと外側固定接点12Bの端子18B間に加えて、傾倒した方向に対応した内側固定接点12Cと外側固定接点12Bが可動接点13を介して導通し、対応する端子18C,18B間も導通状態となり、その押圧力を除くと、図3に示す通常状態に戻る。なお、隣り合う内側固定接点12C同士の間の位置を押して、対応する2つの内側固定接点12Cと外側固定接点12Bとを導通させる使い方としてもよい。
一方、図5のプッシュ操作状態の断面図に示すように、指等で操作つまみ17の中央上面を図中の矢印で示す垂直下方に押し下げていくと、鋲15の凹状円板部15Aの外周上面がカバー16の下面から離れ、カバー16とケース11の外側固定接点12Bとは非導通状態となる。
そして、操作体14は全体的に下方へ移動していき、操作体14のフランジ部14B下面に固定された鋲15は、円形ドーム状の可動接点13の中央頂点部を押し下げ、可動接点13のドーム状部を全体的に撓ませ、それによりドーム状部が全体的に反転して節度を生じる。
それと同時に、ケース11凹部内底面の8箇所の内側固定接点12Cの内、少なくとも1箇所の内側固定接点12Cに可動接点13の下面が接触すると、可動接点13を介して外側固定接点12Bとその内側固定接点12Cとの間が導通状態となり、その二つの固定接点12Bと12Cから導出された所定の外部接続用の端子18Bと18C間が導通する。
このプッシュ操作状態において、カバー16とケース11の外側固定接点12Bとが非導通状態で、かつ外側固定接点12Bと上記少なくとも1箇所の内側固定接点12Cとが導通状態であることを、カバー端子16Bと各端子18B,18C間で検出することにより、プッシュ操作されたことが認識できる。
そして、上記操作つまみ17への押圧力を除くと、円形ドーム状の可動接点13は元の形状に復元し、操作体14はその復元力により押し上げられて、鋲15の外周上面がカバー16下面に接触して停止し、カバー16とケース11の外側固定接点12Bとが導通状態で、ケース11の外側固定接点12Bと8箇所の内側固定接点12Cとの間、および内側固定接点12C同士の間がいずれも非導通状態である図3に示す通常状態に戻る。
このように本実施の形態による多方向操作スイッチは、ケース11に配設された外側固定接点12Bとカバー16との間が導通した非操作状態である通常状態に対し、傾倒操作時には上記外側固定接点12Bと傾倒操作方向に対応した内側固定接点12Cおよびカバー16との間が導通し、またプッシュ操作時にはケース11に配設された外側固定接点12Bとカバー16とは非導通となり、外側固定接点12Bと少なくとも1箇所の内側固定接点12Cとの間が導通するものにできるため、その導通状態を検出することにより、中央固定接点を備えなくても操作状態の特定ができる。このため、ケース11内に配設する固定接点数を従来のものより削減した小型で薄型の多方向操作スイッチが容易に実現できる。
また、上記には、ケース11に2箇所の外側固定接点12Bを配し、その端子18Bも2つであるものを説明したが、図6の分解斜視図に示すように、外側固定接点12Bおよびそこから導出される端子18Bを1箇所ずつとしたケース21とし、その削除された端子位置にカバー24の電気的接続部としてのカバー端子24Aを1つのみ配したものとしてもよい。この構成とすると、ケース21の一方の外側面に配置された内側固定接点22Cからの各々の端子23Cとカバー端子24Aとが同列に配置できるため、はんだ付け部分を含めた外形の小型化が図れ、かつ装着される機器の配線基板のはんだ付け用ランドも形成しやすい多方向操作スイッチにできる。
更に、図7の断面図に示すように、少なくとも上述の操作体14のフランジ部14Bと鋲15の凹状円板部15Aを、一つの導電材料から一体状態で形成してあるフランジ部25Aを有する操作体25を用いてもよく、このものであれば、フランジ部25Aの形成精度が向上するため、多方向操作スイッチとしても組み合わせ精度の高いものにできる。なお、当該構成の場合には、操作体25の操作軸25Bとカバー16の軸受部16Aとの間に絶縁物30を介在させ、プッシュ操作時にカバー16と操作体25自身とが確実に電気的独立状態になる構成とすることが重要である。
なお、上記には内側固定接点が8方向に対応した8箇所のものを例として説明したが、本発明の概念は、8箇所以外の4箇所などに内側固定接点を配設した場合にも適用可能なものである。
さらには、カバー端子16Bを設けずとも、カバーにバネ部材などを直接弾接させ、当該部位を電気的接続部としてカバーの導通または非導通状態を検出する構成のものなども本発明の範疇に入る。
本発明による多方向操作スイッチは、ケースに配設する固定接点の数を少なくできて小型で薄型なものを実現できるという特長を有し、携帯電話等の移動体通信機器やAV機器、ゲーム機器、カーナビゲーションシステム、デジタルカメラ等の小型化および多機能化された各種電子機器の入力操作部を構成する際等に有用である。
本発明の一実施の形態による多方向操作スイッチの分解斜視図 同ケースの平面図 同図2のY−Y線における断面図 同傾倒操作状態を示す断面図 同プッシュ操作状態を示す断面図 同カバーの端子位置を変えた構成の分解斜視図 同操作体と鋲を一体形成した構成の断面図 従来の多方向操作スイッチの分解斜視図 同ケースの平面図 同図9のX−X線における断面図 同傾倒操作状態を示す断面図 同プッシュ操作状態を示す断面図
符号の説明
11,21 ケース
11A,11B,11C,11D 外側面
12B 外側固定接点
12C,22C 内側固定接点
13 可動接点
14,25 操作体
14A,25B 操作軸
14B,25A フランジ部
14C 中孔
15 鋲
15A 凹状円板部
15A1 右側上縁部
15A2 左側端部
15B 嵌着部
16,24 カバー
16A 軸受部
16B,24A カバー端子
18A,18B,18C,23C 端子
30 絶縁物

Claims (3)

  1. 上方開口となった凹部の内底面に外側固定接点とその外側固定接点より内側で上記内底面の中心から等距離等角度位置に内側固定接点が各々配設され、上記外側固定接点および各内側固定接点から導出された各端子が外側面に配設された絶縁樹脂製のケースと、電気的接続部となる部位を有すると共に、中央に軸受部を備え、上記ケースの開口上方部分を覆う金属製のカバーと、上方に突出したドーム状で、上記各内側固定接点を上記ドーム内に収容状態で覆うように、その外周下端部が上記外側固定接点上に載置されて上記ケースの凹部内に組み合わされた弾性金属薄板製の可動接点と、上方に突出した操作軸部が上記カバーの軸受部に挿通保持され、上記各内側固定接点上方に対応する位置を押圧可能なように、上記操作軸部の下方に形成された導電部を有するフランジ部が上記可動接点上に載せられて配された操作体とから構成され、通常状態において、上記操作体のフランジ部における導電部が、上記可動接点および上記カバーに当接しており、上記可動接点を介して、上記カバーと上記ケースの外側固定接点とが導通状態となされている多方向操作スイッチ。
  2. カバーの電気的接続部となる部位が、端子形状に構成されたカバー端子であり、そのカバー端子が、ケースの外側面に配設された各固定接点からの端子と同列に揃えて配置してある請求項1記載の多方向操作スイッチ。
  3. 操作体の少なくともフランジ部自身が導電性材料で形成された請求項1記載の多方向操作スイッチ。
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