JP2005298774A - 樹脂組成物及びそれを用いた耐熱性樹脂組成物 - Google Patents

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哲美 池田
Isao Taki
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Abstract

【課題】ABS系樹脂と特定のマスターバッチ樹脂組成物から耐熱性ABS系樹脂を製造する際、成形条件の条件幅を広げ、良好なタッピング強度、外観を持つ耐熱性ABS系樹脂を提供することを可能とする耐熱性マスターバッチ樹脂組成物の提供。
【解決手段】重量平均分子量が11万〜16万である芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)85〜60質量%、重量平均分子量が13万〜17万で、AN含有量が29〜33質量%であるAN−ST系(AS)共重合体(b)15〜40質量%からなり、かつ(a)、(b)が合計で100質量%である樹脂組成物(A)であって、ガラス転移温度が140〜165℃で、MFRが265℃、10kg荷重条件下で20〜35g/10分である樹脂組成物(A)10〜50質量%と樹脂(B)90〜50質量%とからなる樹脂組成物(C)。
【選択図】 なし

Description

本発明は、樹脂の耐熱性を改良するための樹脂組成物で、特に本発明の樹脂組成物をマスターバッチ樹脂組成物として用いることにより、耐熱性ABS系樹脂組成物を簡便かつ効率的に得ることができ、また強度、特にタッピング強度に優れた物性及び良好な外観性により、自動車部品、電気・電子部品、雑貨等の分野に適用することができる。
従来、マレイミド系共重合体変性の耐熱性ABS樹脂は、マレイミド系共重合体とABS系グラフト共重合体及びAS系共重合体を同時に混練混合するか、マレイミド系共重合体とABS樹脂とを混練り混合してマレイミド系共重合体変性の耐熱ABS系樹脂を製造していた(例えば特許文献1を参照。)。
この場合、マレイミド変性の耐熱性ABS樹脂を得る為の押出条件として混練性の強い2軸押出機を用いないとマレイミド系共重合体の分散性が不十分となり、成形した際の成形品の外観性の低下や衝撃強度の低下等良好な物性が得にくいという欠点があった。又、耐熱性、衝撃強度、成形性に優れているものの十分なタッピング強度性が得られていないという問題点もある。
このため、これらの欠点を解消するため、耐熱性マスターバッチ樹脂とABS系樹脂とを混練混合する方法が提案された。しかしながら、これら製造方法では、耐熱性樹脂組成物を得るための耐熱性マスターバッチ樹脂の耐熱付与効果としては、不十分なため、耐熱性マスターバッチ樹脂を多く配合する必要があった。(例えば特許文献2、特許文献3を参照)
又、タッピング強度についても従来の製造方法から得られる耐熱性樹脂組成物と比べ同等であり、改善効果は得られていなかった。
特公平2−41544号公報 特開平7−316384号公報 特開平10−36614号公報
本発明は、ABS系樹脂と特定のマスターバッチ樹脂組成物から耐熱性ABS系樹脂を製造する際、その押出し条件及び得られた樹脂ペレットを成形する際の成形条件の条件幅を広げ、良好なタッピング強度、外観を持つ耐熱性ABS系樹脂を提供することを可能とする耐熱性マスターバッチ樹脂組成物を提供することである。
即ち、本発明は、重量平均分子量が11万〜16万である芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)85〜60質量%、重量平均分子量が13万〜17万で、アクリロニトリル含有量が29〜33質量%であるアクリロニトリル−スチレン系(AS)共重合体(b)15〜40質量%からなり、ガラス転移温度が140〜165℃で、メルトマスフローレイト(MFR)が265℃、10kg荷重条件下で20〜35g/10分である樹脂組成物(A)10〜50質量%と、ABS樹脂、AES樹脂、AAS樹脂およびMBS樹脂からなる群から選ばれた1種または2種以上の樹脂(B)90〜50質量%とからなる樹脂組成物(C)である。
また、本発明は好ましくは、芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)が芳香族ビニル単量体40〜70質量%、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体30〜60質量%及びその他共重合可能なビニル単量体0〜20質量%からなる共重合体である樹脂組成物(A)である。
また、本発明は、上記の樹脂組成物(A)10〜50質量%と樹脂(B)90〜50質量%とを混練混合してなる樹脂組成物(C)及びその製造方法である。
さらに、樹脂(B)中のゴム成分含有量が11質量%〜25質量%であることを特徴とする上記の樹脂組成物(C)であり、この樹脂組成物(C)を用いてなる成形体に関するものである。
ここでABS樹脂、AES樹脂、AAS樹脂およびMBS樹脂をABS系樹脂と以降は略称する。
本発明の樹脂組成物(A)はABS系樹脂へ容易に分散性させることができ、マスターバッチ樹脂組成物として使用することが可能である。これを用いて得られた耐熱性ABS系樹脂は、特にインジェクション成形において成形条件幅を広く取ることができ、外観性良好な製品が得られる。又、マスターバッチ樹脂組成物の製造に用いる芳香族ビニル−マレイミド樹脂を規定することにより、優れた物性バランスを有する耐熱性ABS系樹脂が得られる。従って、従来から耐熱性ABS系樹脂が用いられてきた自動車部品、電気・電子部品、家電製品、雑貨等のあらゆる分野へ優れた品質の製品を提供できる。
樹脂組成物(A)に使用する芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)について説明する。
第一の製法として、芳香族ビニル単量体、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体および必要に応じてその他共重合可能なビニル共重合体からなる単量体混合物を共重合させる方法によって、芳香族ビニル−マレイミド系共重合体を得ることができる。
第二の製法として、芳香族ビニル単量体、不飽和ジカルボン酸無水物及び必要に応じてその他共重合可能なビニル単量体からなる単量体混合物を共重合させた後、アンモニア及び/又は第一級アミンを反応させて酸無水物基をイミド基に変換させる方法が挙げられ、いずれの方法によっても芳香族ビニル−マレイミド系共重合体を得ることができる。
第一の製法及び第二の製法のいずれの製法においても用いる芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン等のスチレン単量体が挙げられ、これらの中でも特にスチレンが好ましい。
第一の製法で用いられる不飽和ジカルボン酸イミド誘導体としては、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−アルキルマレイミド、及びN−アリールマレイミド(アリール基としては、例えばフェニル、クロルフェニル、メチルフェニル、メトキシフェニル、トリブロモフェニル等が挙げられる)等のマレイミド誘導体が挙げられ、これらの中で特にN−フェニルマレイミドが好ましい。又、これらの誘導体は2種以上混合して用いることも出来る。
第二の製法で用いられる不飽和ジカルボン酸無水物としては、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、アコニット酸等の無水物が挙げられ、これらの中では特に無水マレイン酸が好ましい。
又、第一の製法及び第二の製法のいずれの製法においても、その他共重合可能なビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニリル等のシアン化ビニル単量体、メチルアクリル酸エステル、エチルアクリル酸エステル等のアクリル酸エステル単量体、メチルメタクリル酸、エチルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル単量体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド等の単量体が挙げられる。
又、第一の製法では無水マレイン酸も挙げられ、第二の製法では、マレイミド基へ転換されずに残った無水マレイン酸基も共重合体中に導入することができる。
第二の製法で用いるアンモニアや第一級アミンは無水または水溶液のいずれの状態であってもよく、第一級アミンの例としては、メチルアミン、エチルアミン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン等のアルキルアミン、アニリン、トルイジン、クロルアニリン、メトキシアニリン、トリブロモアニリン等の芳香族アミンが挙げられ、これらの中で特にアニリンが好ましい。
第一の製法の場合は、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合等いずれも公知の重合法を用いることが出来る。第二の製法は、塊状−懸濁重合、溶液重合、塊状重合等を好適に採用できる。
芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)は、芳香族ビニル単量体40〜70質量%、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体30〜60質量%及びその他共重合可能なビニル単量体0〜20質量%からなる共重合体であるが、好ましくは芳香族ビニル単量体40〜70質量%、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体23〜59.99質量%及び、その他共重合可能なビニル単量体として不飽和ジカルボン酸無水物単量体0.01〜7質量%であり、更に好ましくは、芳香族ビニル単量体40〜65質量%、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体28〜59.99質量%及び不飽和ジカルボン酸無水物単量体0.01〜7質量%、特に好ましくは、芳香族ビニル単量体40〜65質量%、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体30〜59質量%及び不飽和ジカルボン酸無水物単量体1〜5質量%である。不飽和ジカルボン酸無水物単量体が0質量%であると、その芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)を用いて耐熱性ABS系樹脂として配合したとき、衝撃強度が若干低くなる。特に高い耐熱性を付与させる為に多く配合させた場合、衝撃強度の低下が生じることがある。また、不飽和ジカルボン酸無水物単量体が20質量%を超えると熱安定性が悪くなり、熱加工時にガス発生量が多くなり、その芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)を用いた耐熱性ABS系樹脂の成形体に焼け、スジ不良等の外観不良を生じて易くなる。不飽和ジカルボン酸イミド誘導体が30質量%未満であると耐熱性の付与効果が低く、AS系共重合体等他の成分との相溶性が劣り、耐衝撃性の低下を招く。又、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体が60質量を越えると強度が低くなり、AS系共重合体等他成分との相溶性も低下する。
芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)は、重量平均分子量11万〜16万の1種の芳香族ビニル−マレイミド系共重合体でもよく、又重量平均分子量が異なる2種以上の芳香族ビニル−マレイミド系共重合体を組み合わせた混合物で、その混合物の重量平均分子量が11万〜16万の範囲にあるものであればその芳香族ビニル−マレイミド系共重合体の混合物を使用することができる。
芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)としては、重量平均分子量が、11万〜16万、更に好ましくは12万〜15万の範囲である。重量平均分子量16万を越える芳香族ビニル−マレイミド系共重合体を用いて得られた耐熱性を改良するためのマスターバッチ樹脂組成物は、ABS系樹脂への分散性が悪く、耐熱性ABS系樹脂として流動性の低下、外観不良を生じやすく、適用できるABS系樹脂が限定される。又、重量平均分子量が11万未満の芳香族ビニル−マレイミド系共重合体を用いた場合、耐熱性ABS系樹脂としての衝撃性、特にタッピング強度に劣る。
AS系共重合体(b)について説明する。AS系共重合体は、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及び必要に応じて用いるその他共重合可能なビニル単量体からなる共重合体である。
芳香族ビニル単量体としては、前記の芳香族−マレイミド系共重合体(a)で用いられる芳香族ビニル単量体として挙げた同じ単量体種が挙げられ、これらの中でスチレン及び/又はα−メチルスチレンが特に好ましい。
シアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられ、これらの中では特にアクリロニトリルが好ましい。
又、その他共重合可能なビニル単量体としては、メチルアクリル酸エステル、エチルアクリル酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等のアクリル酸エステル単量体、メチルメタクリル酸、エチルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル単量体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド等の単量体、並びにN−メチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−アルキルマレイミド、及びN−アリールマレイミド(アリール基としては、例えばフェニル、クロルフェニル、メチルフェニル、メトキシフェニル、トリブロモフェニル等が挙げられる)等のマレイミド誘導体が挙げられる。これらの中でアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸などの単量体が好ましい。
AS系共重合体(b)は、芳香族ビニル単量体単位71〜67質量%、シアン化ビニル単量体単位29〜33質量%及びその他共重合可能なビニル単量体単位0〜4質量%からなる共重合体が好ましい。この範囲を逸脱すると、シアン化ビニル成分が29質量%未満であると耐熱ABS系樹脂にした際にタッピング強度が劣る。シアン化ビニル成分が33質量%を越えると芳香族−マレイミド系共重合体との相溶性が劣り、耐熱ABS系樹脂にした際にタッピング強度の低下を招く。より好ましい範囲は、芳香族ビニル単量体70〜68質量%、シアン化ビニル単量体30〜32質量%である。
又、AS系共重合体の重量平均分子量は13万〜17万が好ましい。更に好ましくは14万〜16万の範囲である。13万未満であると耐熱ABS化した際のタッピング強度が劣る。17万を越えるとABS樹脂への分散性が劣り、耐熱ABS化した際の外観が悪くなる。又、耐熱ABSとしての成形性も劣る。
AS系共重合体(b)は、通常の重合方法で製造できる。例えば塊状重合、懸濁重合、溶液重合、乳化重合等の重合方法が挙げられる。
樹脂組成物(A)は、ガラス転移温度が140〜165℃の範囲である。ガラス転移温度が140℃未満では、樹脂組成物の耐熱性が低いため、マスターバッチ樹脂組成物として使用する際、所望の耐熱ABS系樹脂を得るために高価格なマスターバッチ樹脂組成物の添加量を多く必要とするため、経済的でない。又、165℃を越える場合、マスターバッチ樹脂組成物を添加して耐熱ABS系樹脂を得る為の押出条件及び得られた耐熱ABS系樹脂をインジェクション成形する際の成形条件に制限がある。芳香族ビニル−マレイミド系共重合体をABS系樹脂へ良好に分散するために押出機、成形機のシリンダー温度を高く設定するとABS系共重合体中のゴム状重合体が熱劣化し、タッピング強度や耐衝撃性の低下を招く。又、それを防ぐため、押出機、成形機のシリンダー温度を低く設定すると芳香族ビニル−マレイミド系共重合体のABS系樹脂への分散が不十分となり、外観不良を発生しやく、またタッピング強度や耐衝撃性強度の低下を招く。
また、樹脂組成物(A)は、265℃、10kg荷重の条件下でのMFRが20〜35の範囲である。更に好ましくは23〜30の範囲である。MFRが20未満であるとマスターバッチ樹脂組成物のABS樹脂への分散性が悪いため、強度低下や成形物の外観不良を生じやすい。また、得られる耐熱性ABS系樹脂の成形性が低下する。MFRが35を越えると得られる耐熱ABS系樹脂のタッピング強度や耐衝撃性が低下する。
樹脂組成物(A)は芳香族−マレイミド系共重合体(a)85〜60質量%、AS系共重合体(b)15〜40質量%からなる樹脂組成物である。
芳香族−マレイミド系共重合体が60質量%未満であるとマスターバッチ樹脂組成物としての耐熱性が不十分である。又、芳香族−マレイミド系共重合体が85質量%を越えると耐熱性マスターバッチ樹脂としてのABS系樹脂への分散性が不十分となり、タッピング強度や衝撃強度あるいは成形性が低下して良好な物性が得られない。
樹脂(B)としては、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、耐熱ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン−α−メチルスチレン)、AES樹脂(アクリロニトリル−EPDM−スチレン)樹脂、AAS(アクリロニトリル−アクリレート−スチレン)樹脂及びMBS樹脂(メチルメタクルリレート−ブタジエン−スチレン)等が挙げられる。
樹脂(B)中のゴム含有成分量としては特に限定されないが、11質量%〜29質量%がよく、11質量%〜25質量%が好ましい。更に好ましくは12質量%〜28質量%、特に好ましくは13質量%〜20質量%である。ABS系樹脂中のゴム含有量が11質量%未満の場合、得られる耐熱ABS系樹脂のタッピング強度や耐衝撃性が低い。
ABS系樹脂中のゴム含有量が25質量%を越える場合は、得られる耐熱性ABS系樹脂の成形性や耐熱性が低くなる。
樹脂組成物(A)と樹脂(B)の混合については特に規定はされないが、混練混合が好ましく、本発明の樹脂組成物(C)を得ることができる。混練混合の手段として、単軸押出機及び二軸押出機を好適に用いることが出来る。特に本発明のマスターバッチ樹脂組成物を用いると混練性の弱い単軸押出機を使用してもABS系樹脂への分散性は良好である。又、押出機にて混練する前の予備混合には、ヘンシェルミキサーやタンブラーミキサー等の公知の装置を用いることが出来る。
また樹脂組成物(C)の製造に当たっては、耐熱マスターバッチ樹脂(樹脂組成物(A))、ABS系グラフト共重合体(樹脂(B))及びAS系樹脂とを同時に混練り混合してもよく、その際も押出機として単軸押出機及び二軸押出機を好適に用いることができる。これら成分を原料として使用する場合は、ABS系グラフト共重合体中のゴム成分量がABS系グラフト共重合体とAS系共重合体の合計量に対してて10質量%〜30質量%に合わせるのが好ましい。
マスターバッチ樹脂組成物(樹脂組成物(A))や、それと樹脂(B)を混練混合してなる耐熱性樹脂組成物(樹脂組成物(C))には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、可塑剤、滑剤、難燃剤、ガラス繊維、カーボン繊維、炭酸カルシウム、タルク、マイカ等を目的に合わせて添加することができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。実施例中の部、%はいずれも質量基準で表した。
(1)原料樹脂
(イ)芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)
以下に使用したマレイミド系共重合体(a)の参考例を示す。
参考例1(共重合体SMI−1の製造)
攪拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン60部、α−メチルスチレンダイマー0.1部、メチルエチルケトン100部を仕込み、系内を窒素ガスで置換した後、温度を85℃に昇温し、無水マレイン酸40部とベンゾイルパーオキサイド0.15部をメチルエチルケトン200部に溶解した溶液を8時間で連続的に添加した。添加後、更に3時間温度を85℃に保った。粘稠な反応液の一部をサンプリングしてしてガスクロマトグラフイーにより未反応単量体の定量を行った結果、重合率はスチレン99%、無水マレイン酸98%であった。ここで得られた共重合体溶液にアニリン36部、トリエチルアミン0.6部を加え140℃で7時間反応させた。反応液をベント付き二軸押出機に供給し、脱揮してマレイミド系共重合体を得た。C−13NMR分析より無水マレイン基のイミド基への転化率は93%であった。このマレイミド系共重合体は不飽和ジカルボン酸イミド誘導体としてのN−フェニルマレイミド単位を51%、スチレン単位47%、無水マレイン酸単位2%を含む共重合体であり、これをSMI−1とした。ゲルパーミエーション(GPC)分析より、ポリスチレン換算の重量平均分子量は140,000であった。
参考例2(共重合体SMI−2の製造)
α−メチルスチレンダイマー0.2部を用いた以外は製造例1と同様な方法でN−フェニルマレイミド単位51%、スチレン単位47%、無水マレイン酸単位2%からなる重量平均分子量120,000の共重合体を得た。これを共重合体SMI−3とした。
参考例3(共重合体SMI−3の製造)
α−メチルスチレンダイマー1.5部を用いた以外は製造例1と同様な方法でN−フェニルマレイミド単位51%、スチレン単位47%、無水マレイン酸単位2%からなる重量平均分子量70,000の共重合体を得た。これを共重合体SMI−2とした。
参考例4(共重合体SMI−4の製造)
α−メチルスチレンダイマー0.02部を用いた以外は製造例1と同様な方法でN−フェニルマレイミド単位51%、スチレン単位47%、無水マレイン酸単位2%からなる重
量平均分子量190,000の共重合体を得た。これを共重合体SMI−4とした。
参考例5(共重合体−5の製造)
攪拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン49部、α−メチルスチレンダイマー1.7部、メチルエチルケトン100部を仕込み、系内を窒素ガスで置換した後、温度を85℃に昇温し、無水マレイン酸51部とベンゾイルパーオキサイド0.15部をメチルエチルケトン200部に溶解した溶液を8時間で連続的に添加した。添加後、更に3時間温度を85℃に保った。粘稠な反応液の一部をサンプリングしてしてガスクロマトグラフイーにより未反応単量体の定量を行った結果、重合率はスチレン99%、無水マレイン酸98%であった。ここで得られた共重合体溶液にアニリン46部、トリエチルアミン0.7部を加え140℃で7時間反応させた。反応液をベント付き二軸押出機に供給し、脱揮してマレイミド系共重合体を得た。C−13NMR分析より無水マレイン基のイミド基への転化率は95%であった。このマレイミド系共重合体は不飽和ジカルボン酸イミド誘導体としてのN−フェニルマレイミド単位を62%、スチレン単位36%、無水マレイン酸単位2%を含む共重合体であり、これをSMI−5とした。ゲルパーミエーション(GPC)分析より、ポリスチレン換算の重量平均分子量は142,000であった。
参考例6(共重合体−6の製造)
攪拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン81部、α−メチルスチレンダイマー0.1部、メチルエチルケトン100部を仕込み、系内を窒素ガスで置換した後、温度を85℃に昇温し、無水マレイン酸19部とベンゾイルパーオキサイド0.15部をメチルエチルケトン200部に溶解した溶液を8時間で連続的に添加した。添加後、更に3時間温度を85℃に保った。粘稠な反応液の一部をサンプリングしてしてガスクロマトグラフイーにより未反応単量体の定量を行った結果、重合率はスチレン99%、無水マレイン酸98%であった。ここで得られた共重合体溶液にアニリン17部、トリエチルアミン0.3部を加え140℃で7時間反応させた。反応液をベント付き二軸押出機に供給し、脱揮してマレイミド系共重合体を得た。C−13NMR分析より無水マレイン基のイミド基への転化率は94%であった。このマレイミド系共重合体は不飽和ジカルボン酸イミド誘導体としてのN−フェニルマレイミド単位を28%、スチレン単位71%、無水マレイン酸単位2%を含む共重合体であり、これをSMI−6とした。ゲルパーミエーション(GPC)分析より、ポリスチレン換算の重量平均分子量は139,000であった。
参考例7(共重合体SMI−7の製造)
アニリン38部用いた以外は製造例1と同様な方法でN−フェニルマレイミド単位53%、スチレン単位47%からなる重量平均分子量140,000の共重合体を得た。無水マレイン基のイミド基への転化率は100%であった。これを共重合体SMI−7とした。
上記に使用したマレイミド系共重合体(a)の成分組成比とゲルパーミエーションクロマトグラフー(GPC)測定による重量平均分子量を表1に示す。
尚、GPC測定は以下のうな条件で実施した。
装 置;Shodex製、「SYSTEM−21」
カラム;PLgel MIXED−B
温 度;40℃
溶 媒;テトラヒドロフラン
検 出;RI
濃 度;0.2%
注入量;100μl
検量線;標準ポリスチレン(Polymer Laboratories製)を用い、溶離時間と溶出量との関係を分子量と変換して各種平均分子量を求めた。
Figure 2005298774
(ロ)AS系共重合体(c)
以下に使用したAS系共重合体(c)の参考例を示す。
参考例6(AS系共重合体AS−1の製造)
攪拌機を備えた反応缶中にスチレン68部、アクリロニトリル32部、第三リン酸カルシウム2.5部、t−ドデシルメルカプタン0.25部、t−ブチルパーオキシアセテート0.2部及び水250部を仕込み、70℃に昇温し重合を開始させた。重合開始から7時間後に温度を75℃に昇温して3時間保ち重合を簡潔させた。重合率は97%に達した。得られた反応液に5%塩酸水溶液200部を添加し析出させ、脱水、乾燥後白色ビーズ状の共重合体を得た。これを共重合体AS−1とした。
上記の使用したAS系共重合体(c)の成分組成比とGPC測定による重量平均分子量を表2に示す。
参考例7(AS系共重合体AS−2の製造)
スチレン75部、アクリロニトリル25部用いた以外は参考例7と同様な方法でAS系共重合体を得た。これを共重合体AS−2とした。
上記の使用したAS系共重合体(c)の成分組成比とGPC測定による重量平均分子量を表2に示す。
参考例8
t−ドデシルメルカプタンの量を0.40部とする以外は参考例7と同様な方法でAS系共重合体を得た。これを共重合体AS−3とした。
上記の使用したAS系共重合体(c)の成分組成比とGPC測定による重量平均分子量を表2に示す。
参考例9
t−ドデシルメルカプタンの量を0.10部とする以外は参考例7と同様な方法でAS系共重合体を得た。これを共重合体AS−4とした。
上記の使用したAS系共重合体(c)の成分組成比とGPC測定による重量平均分子量を表2に示す。
参考例10
スチレン64部、アクリロニトリル36部用いた以外は参考例7と同様な方法でAS系共重合体を得た。これを共重合体AS−5とした。
上記の使用したAS系共重合体(c)の成分組成比とGPC測定による重量平均分子量を表2に示す。
参考例11
t−ドデシルメルカプタンの量を0.68部とする以外は参考例7と同様な方法でAS系共重合体を得た。これを共重合体AS−6とした。
上記の使用したAS系共重合体(c)の成分組成比とGPC測定による重量平均分子量を表2に示す。
Figure 2005298774
(2)マスターバッチ樹脂組成物(A)の製造方法
マスターバッチ樹脂組成物を作成するために東芝機械(株)製2軸押出機TEM−35B(スクリュー系37mm、L/D=32)にて、シリンダー温度280℃、スクリュー回転数200rpm、原料フィード量20kg/hrの条件にて混練混合を実施した。
作成したマスターバッチ樹脂組成物の配合比、高温側のガラス転移温度を表3に示す。ガラス転移温度及び滑剤の剤の融点はDSC測定機「DSC−220C」(セイコー電子(株)社製)にて測定した。
マスターバッチ樹脂は予めプレスして厚さ5mmの薄板上に成形してから測定に用いた。滑剤は10mgを精秤して用いた。
測定条件は以下のとおりである。
温度範囲:室温〜200℃
昇温速度:10℃/min
雰囲気:窒素気流化
作成したマスターバッチのMFRは、の測定条件は以下のとおりである。
温度265℃、荷重98Nで、ISO1133に準じて測定した。
Figure 2005298774
(2)樹脂(B)の製造方法
マスターバッチ樹脂組成物とABS系樹脂を混練混合してなる下記の耐熱性樹脂組成物を製造する際に用いた、ABS系樹脂は、ABS系グラフト共重合体とAS系樹脂を混練することにより製造した。
(ハ)ABS系グラフト共重合体(b)
以下に使用したABS系グラフト共重合体(b)の参考例を示す。
参考例5(ABS系グラフト共重合体G−1の製造)
攪拌機を備えた反応缶中にポリブタジエンラッテクス114部(固形分35%、重量平均径0.3μm、ゲル含有率90%)、スチレン−ブタジエンラテックス15部(固形分67%、重量平均径0.5μm、ゲル含有率15%)、ステアリン酸ソーダ1部、ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.2部、テトラソジウムエチレンジアミンテトラアセチックアシッド0.01部、硫酸第一鉄0.005部、及び純水150部を仕込み、温度を50℃に加熱し、これにスチレン70%及びアクリロニトリル30%よりなる単量体混合物50部、t−ドデシルメルカプタン1.0部、キュメンハイドロパーオキサイド0.15部を6時間かけて連続添加し、更に添加後65℃に昇温し2時間重合した。重合率は97%に達した。得られたラテックスにイルガノックス1076(チバスペシャリティケミカル社製)を0.3部添加した後、5%塩化カルシウム水溶液300部を添加して凝固、水洗、乾燥後白色粉末としてグラフト共重合体を得た。これを共重合体G−1とした。
AS系樹脂は前記記載のAS−2を用いた。
ABS系樹脂組成物作成のための混練混合は、池貝鉄工所製単軸押出機FS40−28(スクリュー径40mm、L/D=32)にて、シリンダー設定温度220℃、スクリュー回転数100rpm、吐出量20kg/hrの条件で製造した。
作成したABS系樹脂の配合比、成分組成比を表4に示す。
Figure 2005298774
スチレン=ST,アクリロニトリル=AN、ブタジエン=Bd
尚、成分組成比は、熱分解ガスクロマトグラフィーを用いて測定した。
熱分解装置:日本分析工業社製 JPS−220
熱分解温度:590℃
ガスクロマトグラフィー:ヒューレットパッカード製 5890SERIESII
カラム:微極性カラム DB−5
キャリアガス:He 圧力 2psi
温度条件:50℃で5分保持後18℃/分で250℃まで昇温し、250℃で7分 保持
検出:FID
0.3mg秤量して測定にかける。検出された3成分のピーク面積比をとった。
(3)マスターバッチ樹脂組成物で変性された耐熱性樹脂組成物の製造方法
耐熱性樹脂組成物作成のための混練混合は、池貝鉄工所製単軸押出機FS40−28(スクリュー径40mm、L/D=32)にて、シリンダー設定温度260℃、スクリュー回転数100rpm、吐出量20kg/hrの条件で製造した。
本発明に従って作成した耐熱性樹脂組成物(C)の配合比とその物性を実施例1〜8及び比較例1〜12として、表5に示す。
Figure 2005298774
なお、各種の物性測定試験方法は下記の条件で行った。
1)シャルピー衝撃強度:厚み4.0mm、幅10.0mmでノッチ付きのISO多目的射出成形試験片を用いてISO179に準じて測定した。
2)VSP(ビカット軟化点):厚み4.0mmの試験片を用いて荷重50NでISO306に準じて測定した。
3)MFR:温度265℃、荷重98Nで、ISO1133に準じて測定した。
外観性評価は、縦90mm、横55mm、厚さ2mmのプレートを使用した。この成形品のゲートは横側面の中心に設置されている。
プレートの成形は川口鉄工社K−125を用い、以下の成形条件で行った。
シリンダー設定温度:210℃
射出圧力:最小充填圧力+5kg/cm2
射出速度:70%
金型温度:50℃
マスターバッチ樹脂組成物(A)が樹脂(B)中に均一に分散していない場合、耐熱性樹脂組成物(C)にヘアライン状の外観不良が発生する。この不良現象が一目で確認できるのを×、不良減少を凝視して確認できるのを△、不良現象がなく、外観良好なものを○とした。
タッピング強度は、図−1に示めしたボス部を有する成形品を、東芝機械IS−50EPを使用し、設定温度250℃、金型温度50℃、射出温度70%、射出圧力は最低充填圧力+5kg/cm2のゲージ圧で射出成形した。次に山外径5mm、谷外径3.75mm、ネジ部長さ10mmのネジをトルクドライバーを使用し、締め付けトルク15kgf-cmでねじ込んだ。これを10回行い、破壊に至った個数を数えた。
本発明の実施例1から実施例7では、耐熱マスターバッチ樹脂と汎用ABS樹脂を単軸押出機を用いて押出して所望する物性の耐熱ABS樹脂が得られている。又、低いシリンダー温度での成形条件でも外観評価は良好である。

Claims (6)

  1. 重量平均分子量が11万〜16万である芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)85〜60質量%、重量平均分子量が13万〜17万で、アクリロニトリル含有量が29〜33質量%であるアクリロニトリル−スチレン系(AS)共重合体(b)15〜40質量%からなり、ガラス転移温度が140〜165℃で、メルトマスフローレイト(MFR)が265℃、10kg荷重条件下で20〜35g/10分である樹脂組成物(A)10〜50質量%と、ABS樹脂、AES樹脂、AAS樹脂およびMBS樹脂からなる群から選ばれた1種または2種以上の樹脂(B)90〜50質量%とからなる樹脂組成物(C)。
  2. 芳香族ビニル−マレイミド系共重合体(a)が芳香族ビニル単量体40〜70質量%、不飽和ジカルボン酸イミド誘導体30〜60質量%及びその他共重合可能なビニル単量体0〜20質量%からなる共重合体であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物(A)。
  3. 樹脂組成物(A)が10〜50質量%と樹脂(B)が90〜50質量%で成る請求項1または請求項2記載の樹脂組成物(C)。
  4. 樹脂組成物(A)10〜50質量%と樹脂(B)90〜50質量%とを混練混合してなる請求項1または請求項3の樹脂組成物(C)の製造方法。
  5. 樹脂(B)中のゴム成分含有量が11質量%〜25質量%であることを特徴とする請求項1または請求項3の樹脂組成物(C)。
  6. 請求項1、請求項3、請求項5のいずれか一項に記載の樹脂組成物(C)を用いてなる成形体。
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