JP2005297221A - 振動部品の樹脂封止方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 量産に適し、更に薄肉の封止樹脂で振動部品をもれなく覆うことが可能な振動部品の樹脂封止方法を提供する。
【解決手段】 メタルマスク版(1)に沿ってスキージ(5)を摺動し、樹脂流入空間(4)へ通孔(2)を介してチキソ性と熱硬化性と絶縁性を有する封止樹脂(3)を充填し、摺動部品(120)の周囲に付着する封止樹脂(3)を加熱硬化させる。チキソ性を有する封止樹脂(3)は、流動中粘度が低く、狭い樹脂流入空間(4)へも充填され、また、加熱硬化するまでの間は粘度が高くなり振動部品(120)の周囲に付着する形状を保つので、薄肉でも振動部品(120)をもれなく覆うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、押圧操作感を発生させる震動源としてタッチパネルに固着した振動部品の周囲を樹脂で封止する振動部品の樹脂封止方法に関する。
タッチパネル入力装置は、デジタイザとも呼ばれるもので、スタイラスペンや指で、タッチパネルに設定された操作エリアを押圧操作しときに、その操作エリア内の押圧操作位置を検出し、パーソナルコンピュータ等の処理装置へ押圧操作位置を表す入力位置データを出力するものである。
この押圧位置を検出する方式により、実開平3−6731号に示される接触方式、特開平5−53715号に示される抵抗方式等種々のタッチパネル入力装置が知られているが、いずれも押圧操作した際に、押しボタンスイッチで得られるクリック感などの明瞭な入力操作感が得られないため、操作者は、パーソナルコンピュータなどの処理装置でその操作結果を知るだけであり、操作パネルへの押圧操作そのものが認識されたかどうかの不安があった
そこで、本出願人は、圧電基板をタッチパネルへ固着することにより、効率的に、また装置全体が大型化せずにタッチパネルを振動させ、操作者へ押圧操作感を伝達できるタッチパネル入力装置を開発した(特許文献1参照)。
特開2003−122507号公報(要約、図1)
図7と図8は、この振動部品となる圧電基板を用いたタッチパネル入力装置100を示すもので、操作パネル101と支持基板102とを僅かな間隙を隔てて積層して構成されるタッチパネル内に押圧位置を検出する操作エリア100Aが設定されている。図示するタッチパネル入力装置100は、抵抗感圧方式により押圧位置を検出するもので、その為に操作パネル101と支持基板102の対向面に均一な抵抗皮膜からなる導電体層101a、102aが被着され、一対の圧電基板120,120が、操作エリア100Aの周囲で支持基板102の背面側に固着されている。
圧電基板120は、細長帯状に形成され、表裏両面に一組の駆動電極120a、120bが形成され、表裏いずれかの全面をタッチパネルの支持基板102に接着剤などを用いて固着している。操作エリア100Aへの押圧操作は、導電体層101a、102a間の接触により検出され、押圧操作が検出されると、一組の駆動電極120a、120bに駆動電圧が印加され、伸縮する圧電基板120が固着した操作パネル101と支持基板102からなるタッチパネル全体を振動させ、操作者はその振動から押圧操作が受け付けられたことを確認できる。
ところでこの圧電基板120は、表裏両面に駆動電極120a、120bが露出するので、酸化、硫化などの経年変化を起こしやすく、また、電極間や他の導電体とショートする恐れがあるので、その全体が絶縁性の樹脂により封止される。
電子部品を樹脂で封止する樹脂封止方法として、従来、ディスペンサーを用いた封止法と、メタルマスク版を用いたスクリーン印刷法が知られている(特許文献2参照)。
特公平6−95594号公報(第3頁、第2図)
前者のディスペンサーを用いた封止法は、図9に示すように、空気圧作動方式のディスペンサー105を用いて封止樹脂114を押し出し、封止しようとする電子部品120の周囲全体を覆うように塗布する方法で、その後、加熱炉に通して封止樹脂を熱硬化させ、電子部品120の周囲に定着させて封止するものである。
また、後者のスクリーン印刷法は、封止樹脂をスクリーン印刷のインクにみたてて電子部品の周囲に付着させるもので、図10に示すように、エッチング加工等で電子部品120の輪郭よりわずかに大きく深い通孔111を形成したメタルマスク版112で、電子部品120が実装された支持基板102を覆い、メタルマスク版112の表面に沿ってスキージ113を摺動させて、通孔111と電子部品120との隙間へ封止樹脂114を充填する。
その後、メタルマスク版112を取り除き、前者と同様、電子部品120の周囲に付着する封止樹脂114を加熱硬化し、電子部品120の周囲に定着させて封止するものである。
ディスペンサーを用いた封止法は、細いノズルから封止樹脂114を押し出す必要があることから、粘度の低い封止樹脂114に限られ、板状の圧電基板120の表面に塗布すると加熱硬化させるまでその形状を保つことができず、圧電基板120のように板状の電子部品では、エッジ部分が露出し、完全に封止できないという問題があった。また、1個毎に電子部品120の周囲全体にもれなく付着させる工程は、複雑で自動化することが困難であった。
また、スクリーン印刷法によれば、メタルマスク版112を再利用でき、支持基板102上に固着する全ての電子部品を同時に樹脂封止できるので、量産に適し、工程が単純なので自動化にも適しているが、上述のタッチパネル入力装置100の圧電基板120等の振動部品を樹脂封止する手段としてそのまま適用するには、以下の問題があった。
すなわち、タッチパネル(操作パネル101若しくは支持基板102)に固着される圧電基板120は、押圧操作位置検出のじゃまにならないように、操作エリア100Aとタッチパネル101,102周辺の間に固着されるが、取り付けスペース、小型化などの要請から限られた大きさのタッチパネル101,102に対して、押圧操作を容易にするため(操作エリア100Aを透明としてその内方のディスプレーを目視する場合には、より見やすくするため)、拡大させた操作エリア100Aを設定することが求められ、圧電基板120は、極めて限られた幅内に固着される。一方、圧電基板120についても、より効果的に大きな振動を発生させるため、限られた取り付け幅内で可能な限りの大きさのものが用いられ、その結果、図8に示すように、圧電基板120と操作エリア100Aとの間隔dは、幅2mmの圧電基板120取り付けた場合に、0.5mm程度とわずかな隙間になるものであった。
また、配置スペースに比較的余裕があったとしても、振動部品120を樹脂で封止する場合には、封止する樹脂の肉厚が厚くなると、振動部品120自体の振動を拘束し、効果的な振動発生源とすることができなくなるので、封止する肉厚を薄肉とする必要がある。
このような圧電基板120へスクリーン印刷法を用いて樹脂封止する場合には、狭い間隔dを、封止樹脂114の厚みの限界とする必要があり、図10において、メタルマスク版112の通孔111と圧電基板120との間隔は、間隔d(例えば0.5mm)以下の幅に設定される。
一方で、少なくとも圧電基板120の平面も封止樹脂114で覆う必要があることから、通孔111は圧電基板120より高い高さ(例えば、1mm)とする必要があり、スキージ113を用いて封止樹脂114をこの隙間へ充填させようとしても、細く深い隙間のタッチパネル102に達するまで充填させるには至らず、圧電基板120全体を完全に封止できないという問題があった。
この問題に対し、粘度の低い封止樹脂114を用いると共に、スキージ113による樹脂流入圧力(充填圧力)を上昇させてこの隙間へ充填すれば、封止樹脂114はタッチパネル102にまで達するが、スキージ113による樹脂流入圧力を上昇させて充填しようとすると、圧電基板120の平面側(上面側)に付着する封止樹脂114までぬぐってしまい、平面の一部が露出するものであった。更に、封止樹脂114の粘度を低下させると、圧電基板120の表面に付着させた後、加熱炉に通して加熱硬化させるまでの時間、その形状を保つことができず、操作エリア100A側に付着したり、エッジ部分が露出し、完全に封止できないという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、量産に適し、更に薄肉の封止樹脂で振動部品をもれなく覆うことが可能な振動部品の樹脂封止方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の振動部品の樹脂封止方法は、操作エリアへの押圧操作を検出した際に、操作エリアの周囲でタッチパネルに固着された振動部品を振動させ、操作者へ伝達する押圧操作感を発生させるタッチパネル入力装置の振動部品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、
(イ)振動部品がタッチパネルに固着された対応部位に振動部品の輪郭よりわずかに大きく深い通孔が穿設されたメタルマスク版でタッチパネルを覆い、振動部品と通孔との間に樹脂流入空間を形成し、(ロ)メタルマスク版に沿ってスキージを摺動し、樹脂流入空間へ通孔を介してチキソ性と熱硬化性と絶縁性を有する封止樹脂を充填し、(ハ)メタルマスク版を取り除いた後、振動部品の周囲に付着する封止樹脂を加熱硬化させ、振動部品の周囲を硬化させた封止樹脂で覆うことをことを特徴とする。
チキソ性を有する封止樹脂は、スキージによりメタルマスク版上を移動し樹脂流入空間へ充填される流動中は粘度が低く、比較的低い樹脂流入圧力で充填する場合であっても、狭い樹脂流入空間の最奥まで充填される。また、チキソ性を有する封止樹脂は、メタルマスク版を取り除き流動が停止した後は、粘度が高くなるので、振動部品の周囲に付着する形状が保たれる。
請求項1の発明によれば、再利用可能なメタルマスク版を用い、簡単な工程で封止樹脂を振動部品へ付着するので、自動化しやすく、樹脂封止した振動部品の量産に適している。
また、比較的低い樹脂流入圧力で、狭い樹脂流入空間に封止樹脂を充填できるので、振動部品の平面側の封止樹脂がスキージでぬぐい去られることがなく、薄肉の封止樹脂であっても振動部品の全体をもれなく覆うことができる。従って、封止樹脂が振動部品自体の振動を拘束することがなく、また、配置スペースに制約のある振動部品であっても、樹脂封止することができる。
更に、振動部品の周囲に付着させた封止樹脂は、加熱硬化する工程まで、その形状が保たれるので、振動部品の周囲にたれ流れたり、振動部品の角が露出することがなく、振動部品の全体をもれなく覆うことができる。従って、振動部品の表面が外気に触れないので、経年変化による劣化を防止できる。
以下、本発明の一実施の形態に係る振動部品の樹脂封止方法を、図1乃至図6を用いて説明する。図1乃至図6は、図7、図8に示すタッチパネル入力装置100に振動部品として用いられる圧電基板120を樹脂封止する方法の一例を示すもので、図1は、タッチパネル102に固着された圧電基板120とメタルマスク版1の配置関係を示す斜視図、図2乃至図6は、振動部品120を樹脂封止する各工程を示す説明図である。
図1に示すように、タッチパネル入力装置100の背面側のタッチパネル(支持基板)102は、長方形板状に形成され、その中央に押圧操作位置を検出する操作エリア100Aが設定されている。タッチパネル102は、操作者が操作エリア100Aを通してその下方に配置される表示装置(図示せず)の表示画面を見ながら押圧操作が可能なように透明材料で形成されている。細長の薄板状に形成された圧電基板120は、タッチパネル102の背面側から固着されるものであるが、操作者の表示装置の表示画面への視線を遮らないように、操作エリア100Aとタッチパネル102の周辺との間のわずかな隙間に配置される。本実施の形態では、一対の圧電基板120、120がタッチパネル102の長手方向の周辺に沿ってそれぞれ固着されている。
メタルマスク版1は、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属材料からなる金属板で、タッチパネル102の背面全体を覆うように、タッチパネル102の外形より大きい長方形板状に形成される。メタルマスク版1には、圧電基板120の固着位置に対応する部位に通孔2が形成されている。通孔2は、図2(a)、(b)に示すように、圧電基板120の鉛直方向(タッチパネル背面に対して直交する方向)の投影形状より相似形でわずかに大きい横断面形状の小孔部2aとその上端の段部で連続する拡径部2bからなり、通孔2全体の高さは、圧電基板120の高さよりわずかに高くなっている。
段部を有する通孔2は、例えばエッチング処理を施して2枚の金属板のそれぞれに小孔部2aと拡径部2bを形成し、2枚の金属板を1枚のメタルマスク版1に重ね合わせて形成する。このように形成されたメタルマスク版1でタッチパネル102を覆うと、通孔2内に圧電基板120の全体が収容され、通孔2の内側面と圧電基板120との間に、封止樹脂3を充填する樹脂流入空間4が形成される(図2(a)、(b)参照)。
樹脂流入空間4の間隔、特に圧電基板120と小孔部2aとの間隔は、圧電基板120の側面に付着する封止樹脂3が操作エリア100A側に突出しないように、操作エリア100Aと圧電基板120との隙間d以下とされ、ここでは、その間隔dに等しい0.5mmとなっている。また、通孔2の高さは、圧電基板120の高さが0.7mmとして、その高さより高い1mmとなっている。
樹脂流入空間4に充填される封止樹脂3は、少なくとも絶縁性とチキソ性と熱硬化性を有する合成樹脂が用いられ、ここではこれらの特性を有するエポキシ樹脂を用いる。絶縁性は、1組の駆動電極120a、120bが露出する圧電基板120の表面全体を覆うので、これらの電極間を短絡させないため、熱硬化性は、充填後に加熱し、圧電基板120の周囲で硬化させる為に、それぞれ封止樹脂3の特性として要求される。また、チキソ性は、チキソトロピー(thixotropy)、揺変性ともいわれ、流動中は粘度が低下し、静置すると元の粘度の高い状態に戻るの性質をいい、後述するように、樹脂流入空間4へ充填しやすく、充填後は、加熱硬化工程までその形状を維持するために、要求される。
加えて、封止樹脂3は、熱硬化の際の低収縮率、熱硬化後に一定の弾性があること、つまり弾性係数が小さい値であること、低温で熱硬化することが好ましい。熱硬化の際の低収縮率が求められるのは、樹脂流入空間4へ充填される際に、封止樹脂3が圧電基板120から引き出される配線パターン(図2の120c、120d、120e、120f)上にも付着し、収縮率が高いと熱硬化の際にこれらの配線パターンを引き込み、パターン剥離や切断の原因となるからである。また、一定の弾性が求められるのは、硬化後には、振動発生源となる圧電基板120の歪みを拘束しないためであり、低温硬化が望まれるのは、硬化させるために高温とすると、圧電素子120が劣化するからである。
この封止樹脂3は、図1に示すように、メタルマスク版1の一端上に流動する状態で載せられ、スキージ5を用いたスクリーン印刷法で通孔2の樹脂流入空間4へ充填される。スキージ5は、封止樹脂3を樹脂流入空間4へ押し出すことができれば、任意の材質でよいが、ここではメタルマスク版1の表面から通孔4内にその一部が入り込み、樹脂流入空間4への樹脂流入圧力を上げることが可能なように、ゴム製のスキージ5を用いる。
以下、上述のメタルマスク版1とスキージ5を用いて、圧電基板120を封止樹脂3で封止する各工程を、図2乃至図6に沿って説明する。
始めに、図示しないスクリーン印刷機のスライドテーブル上に圧電基板120の固着側を表側としてタッチパネル102がセットされ、図2に示すように、セットされたタッチパネル102を覆うように、通孔2を有するメタルマスク版1が重ねられる。重ねられた状態で、圧電基板120と通孔2の間に樹脂流入空間4が形成される。圧電基板120の周囲と小孔部2aとの間の樹脂流入空間4の間隔は、0.5mmと狭く、また圧電基板120の高さは、通孔2より低いが小孔部2aより高く、小孔部2aよりわずかに突き出た状態となっている。
その後、スキージ5をメタルマスク版1の表面に沿って摺動させ、メタルマスク版1の一側に載せた封止樹脂3を樹脂流入空間4へ充填する。この充填は、図3に示すように、スキージ5をメタルマスク版1の方向へ強く押し当てながら摺動させ、スキージ5による樹脂流入圧力を上げて封止樹脂3を樹脂流入空間4へ充填する。その結果、圧電基板120の表面側の空隙を含む樹脂流入空間4全体に空隙なく封止樹脂3が充填される(図4(a)(b)参照)。
その後、図5に示すように、メタルマスク版1を鉛直方向に引き上げ、図6に示すように、粘性のある封止樹脂3が完全に圧電基板120側と分離するまで引き上げる。これにより、圧電基板120の全周に封止樹脂3がほぼ0.5mmの均一な厚みで付着する。
このように封止樹脂3を付着させた圧電基板120は、タッチパネル102ごと、100℃程度の高温炉内に移動し、封止樹脂3を熱硬化させて定着させる。この熱硬化させるまでの間、圧電基板120に付着した封止樹脂3は静置した状態にあるので、元の高い粘度の状態に戻ってその形状を維持する。従って、圧電基板120の側面に沿って下方にだれることがなく、0.5mmの薄肉でありながら、圧電基板120の全周を完全に覆った状態でその形状を維持する。
熱硬化した封止樹脂3で封止された圧電基板120は、外気と接触せず、経年変化による劣化が防止され、また、電極が絶縁性の封止樹脂3で覆われるので、他と短絡する恐れもない。
上述の実施の形態は、振動部品は、タッチパネルに固着される震動源となるものであれば、圧電基板以外のものであってもよい。また、タッチパネル入力装置は、任意の検出方式でよく、本実施の形態のように2枚のパネルを積層させるものである場合には、タッチパネルは、上方側の操作パネル101であってもよい。
また、充填工程におけるスキージ5の摺動方向は、任意であり、通孔の長手方向である必要はない。
本発明は、タッチパネルに固着された振動部品を樹脂封止する樹脂封止方法に適している。
タッチパネル102に固着された圧電基板120とメタルマスク版1の配置関係を示す斜視図である。 メタルマスク版1でタッチパネルを覆った工程を示し、(a)は、通孔3の短手方向に沿って切断した縦断面図、(b)は、通孔3の長手方向に沿って切断した一部省略縦断面図、である。 スキージ5による樹脂流入圧力を低下させ、封止樹脂3を樹脂流入空間4の残りの空隙へ充填する充填工程を示し、(a)は、通孔3の短手方向に沿って切断、スキージ5の摺動方向の後方からみた縦断面図、(b)は、通孔3の長手方向に沿って切断した一部省略縦断面図、である。 充填工程が終了した封止樹脂3の充填状況を示し、(a)は、通孔3の短手方向に沿って切断した縦断面図、(b)は、通孔3の長手方向に沿って切断した一部省略縦断面図、である。 メタルマスク版1を鉛直方向に引き上げる工程を示し、(a)は、通孔3の短手方向に沿って切断した縦断面図、(b)は、通孔3の長手方向に沿って切断した一部省略縦断面図、である。 圧電基板120側とメタルマスク版1側の封止樹脂3を分離させた工程を示し、(a)は、通孔3の短手方向に沿って切断した縦断面図、(b)は、通孔3の長手方向に沿って切断した一部省略縦断面図、である。 タッチパネル入力装置100の分解斜視図である。 圧電基板120が固着するタッチパネル102の背面図である。 従来のディスペンサー105を用いた封止法を示す斜視図である。 従来のスクリーン印刷法を示す縦断面図である。
符号の説明
1 メタルマスク版
2 通孔
3 封止樹脂
4 樹脂流入空間
5 スキージ
100 タッチパネル入力装置
100A 操作エリア
102 タッチパネル(支持基板)
120 振動部品(圧電基板)

Claims (1)

  1. 操作エリア(100A)への押圧操作を検出した際に、操作エリア(100A)の周囲でタッチパネル(102)に固着された振動部品(120)を振動させ、操作者へ伝達する押圧操作感を発生させるタッチパネル入力装置(100)の振動部品(120)を樹脂封止する樹脂封止方法であって、
    (イ)振動部品(120)がタッチパネル(102)に固着された対応部位に振動部品(120)の輪郭よりわずかに大きく深い通孔(2)が穿設されたメタルマスク版(1)でタッチパネル(102)を覆い、振動部品(120)と通孔(2)との間に樹脂流入空間(4)を形成し、
    (ロ)メタルマスク版(1)に沿ってスキージ(5)を摺動し、樹脂流入空間(4)へ通孔(2)を介してチキソ性と熱硬化性と絶縁性を有する封止樹脂(3)を充填し、
    (ハ)メタルマスク版(1)を取り除いた後、摺動部品の周囲に付着する封止樹脂(3)を加熱硬化させ、
    摺動部品の周囲を硬化させた封止樹脂(3)で覆うことを特徴とする振動部品の樹脂封止方法。
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