JP2005295634A - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 出力電圧を速やかに立ち上げることができ、出力電圧を安定化するための構成が簡単なスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】 スイッチング素子5,6には、パルスがそれぞれデューティ比一定で交互に入力されることで、スイッチング素子5,6は交互にスイッチングを繰り返す。帰還制御回路40を構成する出力電圧検出手段41は、出力電圧Voを検出すると、パルス制御手段42にパルス停止信号又はパルス開始信号を出力する。パルス制御手段42は、出力電圧検出手段41から出力される信号に基づき、スイッチング素子5,6の入力パルスひいてはスイッチング動作の開始,停止を制御する。このように、時比率制御ではなく、瞬時制御に近い動作をさせることにより、簡単な構成で出力電圧Voを安定させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 スイッチング素子5,6には、パルスがそれぞれデューティ比一定で交互に入力されることで、スイッチング素子5,6は交互にスイッチングを繰り返す。帰還制御回路40を構成する出力電圧検出手段41は、出力電圧Voを検出すると、パルス制御手段42にパルス停止信号又はパルス開始信号を出力する。パルス制御手段42は、出力電圧検出手段41から出力される信号に基づき、スイッチング素子5,6の入力パルスひいてはスイッチング動作の開始,停止を制御する。このように、時比率制御ではなく、瞬時制御に近い動作をさせることにより、簡単な構成で出力電圧Voを安定させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、簡単な構成とすると共に、出力電圧を安定化したスイッチング電源装置に関する。
従来のスイッチング電源装置として、特許文献1に開示されるようなプッシュプルコンバータを備えたものがある。このような従来のスイッチング電源装置の回路図を図3に示す。同図において、1は入力側と出力側とを絶縁するトランスで、センタータップ4で分割された各一次巻線2a,2bの一端にはそれぞれMOS型FETからなるスイッチング素子5,6のドレインが接続される。また、スイッチング素子5,6のソースは互いに接続され、このスイッチング素子5,6のソースとトランス1のセンタータップ4との間に、入力電圧Viを有する入力電源10と入力コンデンサ11がそれぞれ接続される。スイッチング素子5のソースとドレインとの間には、ダイオード12とコンデンサ14とがそれぞれ並列に接続されており、同様に、スイッチング素子6のソースとドレインとの間にも、ダイオード13とコンデンサ15とがそれぞれ並列に接続されている。スイッチング素子5,6のそれぞれのゲートにパルスが入力されることにより、スイッチング素子5,6はスイッチング動作(オン・オフ動作)を行う。一方、トランス1の二次側には、センタータップ20で分割された各二次巻線3a,3bの一端にそれぞれのアノードを接続したダイオード21,22と、ダイオード21,22のカソード間の接続点に一端を接続した出力インダクタンスとしてのチョークコイル25と、チョークコイル25の他端とセンタータップ20との間に接続した平滑コンデンサ26とからなる出力回路23が設けられ、一対の出力端子27,28間に負荷29を接続することで出力電圧Voを取り出す。
次に、図3で示した従来のスイッチング電源装置の動作について説明する。図4は、スイッチング素子5,6のスイッチング動作を示す電圧波形である。同図において、30,31はそれぞれスイッチング素子5,6のゲート電圧波形であり、32,33は同じくスイッチング素子5,6のドレイン−ソース間電圧波形である。トランス1の一次巻線2a,2bとそれぞれ直列に接続されたスイッチング素子5,6は、それぞれ導通幅to1,to2を有するパルスが交互に入力されることで、交互にスイッチングを繰り返す。入力電源10からの入力電圧Viは、一次巻線2a,2bに交互に印加され、トランス1の二次巻線3a,3bに電圧が誘起される。そして、トランス1の二次巻線3a,3bに誘起した電圧を出力回路23で整流平滑することにより、一対の出力端子27,28間に接続された負荷29に出力電圧Voを供給するようになっている。
これとは別に、出力電圧Voを安定化させる帰還ループとして、図示しない帰還制御回路が設けられ、出力電圧Voと基準電圧との誤差を検出して得られた誤差フィードバック信号に基づき、各スイッチング素子5,6に入力されるパルスの導通幅to1,to2を制御することで、出力電圧Voの安定化を図るようにしている。このとき、帰還制御回路は、出力電圧Voが上昇した場合には、各スイッチング素子5,6へ入力されるパルスの導通幅to1,to2を狭め、逆に出力電圧Voが低下した場合には、前記パルスの導通幅to1,to2を広げるよう所謂時比率(デューティ比)制御を行なう。
特開2003−299359号公報
しかし、上記従来のスイッチング電源装置を、例えば、無停電電源においてバッテリーから電力を取り出すバックアップ電源用コンバータとして使用する場合、停電時における出力電圧Voの立ち上がりが遅いという問題があった。すなわち、出力回路23には、チョークコイル25と平滑コンデンサ26とにより平滑回路が形成されているため、出力電圧Voの立ち上がりが遅く、停電時に素早く安定した出力電圧Voを取り出すことが困難であった。また、帰還制御回路は、時比率制御を行なっているため、構成が複雑になるという問題があった。とりわけ上記のようなプッシュプル形の場合、スイッチング素子が複数であるため、より複雑となっていた。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、出力電圧を速やかに立ち上げることができ、出力電圧を安定化するための構成が簡単なスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1におけるスイッチング電源装置では、スイッチング素子をオン・オフ動作させることにより出力電圧を取り出すスイッチング電源装置において、前記出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電圧検出手段の検出出力に基づき、前記出力電圧が第一の閾値を超えると前記オン・オフ動作を停止し、前記出力電圧が第二の閾値を下回ると前記オン・オフ動作を開始するスイッチング制御手段とを備えるよう構成している。
このようにすると、出力インダクタンスを除去した場合に、時比率制御を行なうと、出力電圧の追従性が向上しすぎて出力電圧をうまく安定させることができないが、スイッチング素子のオン・オフ動作を制御することで、出力インダクタンスを除去した場合でも、出力電圧を安定化することができる。従って、出力インダクタンスが不要となり、出力電圧を速やかに立ち上げることができる。また、スイッチング素子に対してオン・オフ動作の開始,停止を制御するだけで、出力電圧を安定して制御することができるため、制御回路の構成が簡単になる。
本発明の請求項1では、出力電圧の追従性を向上することができ、かつ出力インダクタンスを不要にし、制御回路を簡単にすることができるスイッチング電源を提供することが可能になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明におけるスイッチング電源の好ましい実施例を説明する。なお、これらの各実施例において、従来例と同一箇所には同一符号を付し、共通する部分の説明は重複するため極力省略する。
図1は本実施例におけるスイッチング電源装置の回路図を示したものである。同図において、1は入力側と出力側とを絶縁するトランスで、センタータップ4で分割された各一次巻線2a,2bの一端にはそれぞれMOS型FETからなるスイッチング素子5,6のドレインが接続される。また、スイッチング素子5,6のソースは互いに接続され、このスイッチング素子5,6のソースとトランス1のセンタータップ4との間に、入力電圧Viを有する入力電源10と入力コンデンサ11がそれぞれ接続される。スイッチング素子5のソースとドレインとの間には、ダイオード12とコンデンサ14とがそれぞれ並列に接続されており、同様に、スイッチング素子6のソースとドレインとの間にも、ダイオード13とコンデンサ15とがそれぞれ並列に接続されている。スイッチング素子5,6のそれぞれのゲートにパルスが入力されることにより、スイッチング素子5,6はスイッチング動作(オン・オフ動作)を行う。さらに、スイッチング素子5,6のソースとドレインとの間には、ダイオード12,13とコンデンサ14とがそれぞれ並列に接続されている。一方、トランス1の二次側には、センタータップ20で分割された各二次巻線3a,3bの一端にそれぞれのアノードを接続したダイオード21,22と、ダイオード21,22のカソード間の接続点とセンタータップ20との間に接続した平滑コンデンサ26とからなる出力回路23が設けられ、一対の出力端子27,28間に負荷29を接続することで出力電圧Voを取り出す。
また、出力電圧Voを安定化させる帰還ループとして、帰還制御回路40が設けられている。帰還制御回路40は、少なくとも、出力電圧Voを検出する出力電圧検出手段41と、スイッチング素子5,6のゲートにそれぞれ入力されるパルスの開始,停止を制御するパルス制御手段42とを備え、各スイッチング素子5,6へ入力されるパルスを制御することで、出力電圧Voの安定化を図るようにしている。
なお、本実施例では、図3で示した従来例で設けられていたチョークコイル25は設けておらず、帰還制御回路40は、前記パルスに対して時比率制御を行なわず、デューティ比一定となるよう構成している。
次に、本実施例におけるスイッチング電源装置の作用について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図2は、図4と同様にスイッチング素子5,6のスイッチング動作を示す電圧波形である。同図において、50,51はそれぞれスイッチング素子5,6のゲート電圧波形であり、52,53は同じくスイッチング素子5,6のドレイン−ソース間電圧波形であり、54は出力電圧Voの電圧波形である。トランス1の一次巻線2a,2bとそれぞれ直列に接続されたスイッチング素子5,6は、パルスがそれぞれデューティ比一定で交互に入力されることで、交互にスイッチングを繰り返す。該パルスが有するそれぞれの導通幅to1と導通幅to2とは、同じでもよいし、異なっていてもよい。入力電源10からの入力電圧Viは、一次巻線2a,2bに交互に印加され、トランス1の二次巻線3a,3bに電圧が誘起される。そして、トランス1の二次巻線3a,3bに誘起した電圧を出力回路23で整流平滑することにより、一対の出力端子27,28間に接続された負荷29に出力電圧Voを供給する。このとき、出力回路23には出力インダクタンスが設けられていないため、トランス1の二次巻線3a,3bに誘起された電圧が、直接平滑コンデンサ26を充電することとなるため、出力電圧Voは速やかに立ち上がり、入力電圧Viとトランス1の巻数比に応じた電圧となる。
一方、帰還制御回路40は、出力電圧Voを安定化させる帰還ループとして、出力電圧Voの安定化を図るように機能する。帰還制御回路40を構成する出力電圧検出手段41は、出力電圧Voが予め設定された第一の閾値Vb(図2の54参照)を越えたことを検出すると、パルス制御手段42にパルス停止信号を出力する。パルス制御手段42は、該パルス停止信号に基づき、スイッチング素子5,6のゲートにそれぞれ入力されるパルスを停止することで、各スイッチング素子5,6のスイッチング動作を停止させる。その後、出力電圧Voが低下し、帰還制御回路40を構成する出力電圧検出手段41が、出力電圧Voが予め設定された第二の閾値Va(図2の54参照)を下回ったことを検出すると、パルス制御手段42にパルス開始信号を出力する。パルス制御手段42は、該パルス開始信号に基づき、スイッチング素子5,6のゲートにそれぞれ入力されるパルスを再開(開始)することで、各スイッチング素子5,6のスイッチング動作を再開(開始)させる。すなわち、パルス制御手段42は、出力電圧検出手段41から出力される信号に基づき、パルス出力の開始,停止を制御することにより、スイッチング素子5,6のスイッチング動作を制御する。このように、時比率制御ではなく、瞬時制御に近い動作をさせることにより、簡単な構成で出力電圧Voを安定させることができる。なお、スイッチング周波数を上昇させると、出力電圧Voの精度が向上するため好ましい。
以上のように、本実施例では、スイッチング素子5,6をオン・オフ動作させることにより出力電圧Voを取り出すスイッチング電源装置において、前記出力電圧Voを検出する出力電圧検出手段41と、前記出力電圧検出手段41の検出出力としてのパルス停止信号及びパルス開始信号に基づき、前記出力電圧Voが第一の閾値Vbを超えると前記オン・オフ動作を停止し、前記出力電圧Voが第二の閾値Vaを下回ると前記オン・オフ動作を開始するスイッチング制御手段としてのパルス制御手段42とを備えるよう構成している。
また、スイッチング素子5,6のゲートに入力されるパルスのデューティ比を一定とし、出力回路23には、出力インダクタンスを設けていない。
このようにすると、出力インダクタンスを除去した場合に、時比率制御を行なうと、出力電圧Voの追従性が向上しすぎて出力電圧をうまく安定させることができないが、スイッチング素子5,6のオン・オフ動作を制御することで、出力インダクタンスを除去した場合でも、出力電圧Voを安定化することができる。従って、出力インダクタンスが不要となり、出力電圧Voを速やかに立ち上げることができる。また、スイッチング素子5,6に対してオン・オフ動作の開始,停止を制御するだけで、出力電圧Voを安定して制御することができるため、制御回路の構成が簡単になる。以上より、簡単な制御回路で出力電圧Voを安定化することができ、かつ出力インダクタンスを不要にすることが可能になる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。スイッチング電源は、プッシュプル形に限らず、フォワード形,フライバック形,ハーフブリッジ形,フルブリッジ形などの各種方式でもよく、一石式,多石式いずれのものでもよい。
5,6スイッチング素子
41 出力電圧検出手段
42 パルス制御手段(スイッチング制御手段)
41 出力電圧検出手段
42 パルス制御手段(スイッチング制御手段)
Claims (1)
- スイッチング素子をオン・オフ動作させることにより出力電圧を取り出すスイッチング電源装置において、前記出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電圧検出手段の検出出力に基づき、前記出力電圧が第一の閾値を超えると前記オン・オフ動作を停止し、前記出力電圧が第二の閾値を下回ると前記オン・オフ動作を開始するスイッチング制御手段とを備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004104551A JP2005295634A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004104551A JP2005295634A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | スイッチング電源装置 |
Publications (1)
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| JP2004104551A Pending JP2005295634A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008245514A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Power Integrations Inc | ダイオード導通デューティ・サイクルを調節する方法及び装置 |
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| CN102739059A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | 株式会社Nf回路设计 | 电力变换装置 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004104551A patent/JP2005295634A/ja active Pending
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