JP2005295039A - 録画装置、及び録画方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力された映像データのコード変換を入力後には行わないと判断したときに、入力された映像データが記録部に記録され、その後にコード変換される。入力後にデータ変換を行うか否かの判断に対応した処理を行えるので、録画装置の資源を有効に活用することができる。
【選択図】図1
Description
ここで、ハードディスクに記録された高解像度の番組データを低解像度の映像データに変換し、さらにMPEG信号に変換してハードディスクに保存するデジタル録画装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
上記に鑑み、本発明は、状況に応じてコード変換および記録のタイミングを制御できる録画装置、及び録画方法を提供することを目的とする。
図1は本実施形態に係る録画装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、録画装置100は、操作部10、および録画再生部20を備える。録画再生部20で再生した音声データおよび映像データはそれぞれ、音声出力装置30および表示装置40から出力される。
操作部10でのキー操作等によって、操作信号が操作部10から録画再生部20へと出力され、録画再生部20での映像データ、音声データの録画予約、録画された映像データ、音声データの再生、速送り、速戻し、停止等が行える。
また、操作部10でのキー操作等によって、録画再生部20の録画時における映像データ、音声データのコード変換の実行の要否、変換後のコード方式、コード変換の実行タイミング等を指定できる。
音声出力装置30は、スピーカ等の音声出力機器である。表示装置40は、CRT、液晶表示装置等の表示機器である。
以下、録画再生部20の詳細を説明する。
入力部21は、例えばアンテナからの衛星放送(デジタル放送)の映像データ等を入力する。また、入力部21は、例えば入力ポートからのケーブル放送等の映像データ等を入力することも可能である。映像データ等は、例えば、MPEG2、MPEG4等にエンコード(コード化)されている。
デコード後の映像データ等はグラフィックコントローラ部25及び音声出力装置30(以下、「グラフィックコントローラ部25等」という)、あるいはエンコーダ部23に出力される。このときの出力先は制御部(録画制御部)26によって制御されるスイッチS2,S3によって切り換えられ、必要に応じて、グラフィックコントローラ部25等とエンコーダ部23の一方または双方に映像データ等が出力される。
エンコーダ部23でのコード変換は制御部26によって制御される。即ち、コード変換後のコード形式が制御部26によって指定される。
記録部24への入力側接続は、制御部26によって、入力部21またはエンコーダ部23間で切り換えられる。即ち、制御部26によって、入力部21からの映像データ等の直接記録、エンコーダ部23でコード変換後の映像データ等の記録のいずれを行うかを選択できる。
記録部24に記録された映像データ等は、必要に応じて、デコーダ部22でデコードされて、録画の再生やコード変換を行うことができる。
グラフィックコントローラ部25は、表示装置40に種々のメニュー画面(例えば、録画予約設定画面(図3参照))や、再生指示時にコード変換中の映像データをそのまま再生するか、先にコード変換を行うかの選択を促す再生時選択画面(案内画面(図4参照))等を表示させることもできる。なお、この詳細は後述する。
図2は、制御部26の詳細な構成を表すブロック図である。図2に示すように、制御部26は、情報解析部31、タイミング判断部32、録画制御部33、および画像表示制御部34を備える。
情報解析部31が解析した録画予約やコード変換に関する指令(制御コード)は、録画情報保持部27の後述する録画予約テーブルT1等に保持される。
タイミング判断部32は、録画する映像データ等のコード変換がリアルタイムで行えるか否かを判断する。
なお、この判断は録画時での中央演算処理装置(CPU)での処理量に基づいて判断できる。具体的には、CPUの利用率が所定値以下であればリアルタイム処理可能と判断され、CPUの利用率が所定値を越えるとリアルタイム処理不能と判断される。中央演算処理装置の使用状況は録画再生部20全体の使用状態と対応する。このため、中央演算処理装置の使用状況に基づいて、コード変換のタイミングを判断できる。
一方、リアルタイムでのコード変換が不能と判断された場合、タイミング判断部32はコード変換を行わない(非コード変換の)映像データ等を記録部24に記録するよう録画制御部33に指令する。この場合、タイミング判断部32は記録部24に記録された非コード変換の映像データをコード変換するタイミングを録画制御部33に指令する。
録画処理時には、入力部21で入力された映像データ等を記録部24に録画する。このとき、入力された映像データ等をそのまま(非コード変換で)、またはエンコーダ部23でのコード変換後に記録部24に記録されるかが切り換えられる。
コード変換時には、記録部24に記録された映像データ等を読み出し、デコーダ部22およびエンコーダ部23でコード変換して、記録部24に記録させる。
なお、録画制御部33は、映像データ等の録画、再生、コード変換等に伴い、スイッチS1,S2,S3を適宜に制御する。
このとき表示される画面には、前述の録画予約設定画面、再生時選択画面が挙げられる。
図3は、録画予約設定画面の一例を表す図である。
録画予約設定画面を用いて、録画予約情報およびコード変換情報が入力される。本図では録画予約設定画面上に録画予約情報およびコード変換情報が入力された状態を表している。
コード変換情報は、録画される映像データ等のコード変換に関連する情報であり、コード変換の要否、変換後のコード形式、画像サイズ、変換後のビットレート、リアルタイムでコード変換を行えないときの変換のタイミングが含まれる。この変換のタイミングには、1.録画後、2.録画装置の不使用時、3.時刻指定を選択可能であり、「時刻指定」の場合には時刻を指定する情報(指定時刻情報)が入力される。
図4は、再生時選択画面の一例を表す図である。
再生時選択画面を用いて、処理選択情報が入力される。本図では再生時選択画面上に処理選択情報が入力された状態を表している。
処理選択情報は、コード未変換の映像データの再生とコード変換のいずれを優先するかを表す情報であり、操作部10での操作に基づいて入力され、必要に応じて、録画情報保持部27の処理選択テーブルT3として保持される。
本図に示すように、録画予約テーブルT1には、図3に示した録画予約設定画面を用いて入力された録画予約情報およびコード変換情報が対応して表され、タイミング判断部32によるコード変換のタイミングの判断に用いられる。
即ち、録画予約される番組を特定する情報(チャンネル、録画開始時刻、録画終了時刻)、画面録画予約情報、コード変換(トランスコーデック処理)の要否、変換後のコード形式、画像サイズ、ビットレート、およびコード変換のタイミングが対応して表される。
本図に示すように、コード変換可否テーブルT2には、変換前コード形式、変換後コード形式、画像サイズ、ビットレート、変換の可否の各項目が対応して表わされ、タイミング判断部32によるコード変換のタイミングの判断に用いられる。変換前後でのコード形式はコード変換処理が録画再生部20に与える負荷と対応する。このため、変換前後でのコード形式に基づきコード変換の可否を判断することで、録画再生部20の過負荷を回避できる。
ここでは、放送されるデータ形式(変換前コード形式)がMPEG2であり、変換後コード形式にはMPEG4、H.264の二種類に区分されている。画像サイズは、SD、HDの二通りに区分されている。画像サイズがSDの場合、ビットレートは2Mbps、6Mbpsの二通りに、画像サイズがHDの場合、ビットレートは5Mbps、10Mbps、20Mbpsの三通りに区分されている。
処理選択情報が再生を優先することを表している場合には、映像データ等のコード変換が中断され、その再生が開始される。そして、再生後に映像データ等のコード変換が再開される。
また、処理選択情報がコード変換を優先することを表している場合には、映像データ等は再生されず、エンコーダ部23によるコード変換が続行される。
次に、本実施の形態に係る録画装置100の動作を説明する。
図7は、録画装置100の動作手順の一例を表すフロー図である。
録画・変換条件が設定される(ステップS101)。
即ち、操作部10で入力された録画予約、およびコード変換の情報が情報解析部31で解析され、録画予約テーブルT1として記録される。
具体的には、録画予約される番組を特定する情報(チャンネル、録画開始時刻、録画終了時刻)、画面録画予約情報、コード変換(トランスコーデック処理)の要否、変換後のコード形式、画像サイズ、ビットレート、およびコード変換のタイミングが入力され、録画予約テーブルT1として記憶される。
ステップS102で録画を開始すると判定された場合、コード変換を行うか否かを判定する(ステップS103)。この判定は、録画予約テーブルT1の「変換要否」の項目およびコード変換可否テーブルT2に基づいて行われる。即ち、録画予約テーブルT1の「変換要否」の項目が「要」で、コード変換可否テーブルT2で「変換可」とされた場合にコード変換が行われ、他の場合は変換が行われない。
このとき、変換可否の判断は、コード変換可否テーブルT2、変換前のコード形式、変換後のコード形式、画像サイズ、ビットレートに基づいて行われる。なお、変換前のコード形式は、入力された映像データ等自体から判別が可能である。
ステップS103でリアルタイム処理可能と判断された場合は、映像データ等をコード変換して録画する(ステップS106)。即ち、録画予約テーブルT1の「コード形式」、「画像サイズ」、「ビットレート」に基づいて、エンコーダ部23がコード変換を行う。
この際には、スイッチS1によって、入力部21の出力がデコーダ部22のみに接続される。また、スイッチS2、S3によって、デコーダ部22の出力がエンコーダ部23のみに接続される。
映像データ等のリアルタイムでのコード変換および記録部24への記録処理が終了すると本フローが終了する。
この場合、スイッチS1によって入力部21からの出力が記録部24のみに接続され、エンコーダ部23は非作動状態となる。
ステップS108で録画後のコード変換であると判定された場合には、録画予約テーブルT1の「コード形式」、「画像サイズ」、「ビットレート」に基づいて、エンコーダ部23がコード変換を行う。
この場合、記録部24に記録された非コード変換の映像データ等がデコーダ部22に出力され、デコーダ部22でデコードされた映像データ等がエンコーダ部23に出力される。
このコード変換および記録部24への再録画が終了すると本フローが終了する。
ステップS110で不使用時のコード変換と判定された場合は、CPU使用率が所定の基準値(例えば使用率50%)未満であるか否かを判定する(ステップS111)。この判定は、CPUの使用率が所定の基準値に至るまで繰り返し継続される。
ステップS111でCPU使用率が所定の基準値未満と判定された場合には、ステップS109でのコード変換および記録部24への再録画が行われる。
ステップS112で設定時刻の到来と判定された場合には、ステップS109でのコード変換および記録部24への再録画が行われる。このコード変換および記録部24への再録画が終了すると本フローが終了する。
また、ステップS106でのコード変換中に、入力部21から出力される映像データ等のビットレートの変化を検出し、コード変換の継続が可能であるか否かを判定しても良い。変換中にビットレートが高くなりコード変換が困難となった場合、コード変換を中断し、その後の映像データ等をそのまま記録部14に記録し、その後にコード変換する。
Claims (12)
- 映像データを入力するデータ入力部と、
前記入力された映像データを入力後にコード変換するか否かを判断する判断部と、
映像データを記憶する記憶部と、
前記判断部が、前記入力された映像データのコード変換を入力後に行わないと判断したときに、前記入力された映像データを前記記憶部に記憶させる手段と、
前記記憶部に記憶された映像データをコード変換するコード変換部と、
を具備することを特徴とする録画装置。 - 前記判断部が、中央演算処理装置の使用状況に基づいて、前記映像データを入力後にコード変換するか否かを判断する
ことを特徴とする請求項1記載の録画装置。 - 前記判断部が、前記入力された映像データのコード形式および変換予定のコード形式に基づいて、コード変換を行うか否かを判断する
ことを特徴とする請求項1記載の録画装置。 - 前記録画装置が、前記データ入力部から入力された映像データをコード変換するか否かを判定する判定部、を更に具備し、
前記判定部が前記入力された映像データをコード変換すると判定した場合に、前記判断部が前記入力された映像データのコード変換を入力後にコード変換するか否かを判断する
ことを特徴とする請求項1記載の録画装置。 - 録画装置が、コード変換のタイミングを表すテーブルをさらに具備し、
前記テーブルに表されたタイミングに基づいて、前記コード変換部でのコード変換が開始される
ことを特徴とする請求項1記載の録画装置。 - 前記記憶部に記憶された映像データの再生指示が入力される指示入力部と、
前記コード変換部でコード変換中の映像データを前記再生部で再生する指示が入力されたときに、コード変換と再生のいずれを優先するかの選択を促す画面を表示する表示部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の録画装置。 - 映像データを入力するデータ入力ステップと、
前記入力された映像データを入力後にコード変換するか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップで、前記入力された映像データのコード変換を入力後には行わないと判断されたときに、前記入力された映像データを記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップで記憶された映像データをコード変換するコード変換ステップと、
を具備することを特徴とする録画方法。 - 前記判断ステップが、中央演算処理装置の使用状況に基づいて、前記映像データを入力後にコード変換するか否かを判断するステップを有する
ことを特徴とする請求項7記載の録画方法。 - 前記判定ステップが、前記入力された映像データのコード形式および変換予定のコード形式に基づいて、コード変換を行うか否かを判断するステップを有する
ことを特徴とする請求項7記載の録画方法。 - コード変換のタイミングを表すテーブルに基づいて、前記コード変換ステップでのコード変換が開始される
ことを特徴とする請求項7記載の録画方法。 - 前記録画方法が、前記データ入力ステップで入力された映像データをコード変換するか否かを判定する判定ステップ、を更に具備し、
前記判定ステップで前記入力された映像データをコード変換すると判定した場合に、前記判断ステップにおいて前記入力された映像データのコード変換を入力後にコード変換するか否かを判断する
ことを特徴とする請求項7記載の録画方法。 - 前記コード変換ステップでコード変換中の映像データを再生する指示が入力されたときに、コード変換と再生のいずれを優先するかの選択を促す画面を表示する表示ステップ、
をさらに具備することを特徴とする請求項7記載の録画方法。
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