JP2005294706A - 照明光学系及び当該照明光学系を有する露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光路中に配置されたハーフミラーに入射する光の角度及び偏光状態に起因する透過率の差を低減して所望の偏光状態の照明を行うことができ、高NAの投影光学系を有する露光装置が優れた解像度を実現することを可能とする照明光学系を提供する。
【解決手段】 光源からの光を用いて被照明面を照明する照明光学系であって、前記光の光量を検出するセンサーと、前記光の一部を分岐させる光分岐部材と、前記光分岐部材よりも前記光源側に配置され、前記光を透過すると共に、前記光分岐部材で分岐された前記光の一部を反射し、前記センサーに入射させる光学部材とを有することを特徴とする照明光学系を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、照明装置に係り、特に、半導体素子、液晶表示素子、札像素子(CCD等)又は薄膜磁気ヘッド等を製造するためのリソグラフィー工程に使用される露光装置において、パターンが描画されたレチクル(マスク)を照明する照明装置に関する。本発明は、高NA(例えば、0.9以上)の投影光学系を有する露光装置において、所定の偏光状態でレチクルの照明を行う照明装置に好適である。
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて半導体メモリや論理回路などの微細な半導体素子を製造する際に、レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する投影露光装置が使用されている。
投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例する。従って、波長を短くすればするほど、及び、NAを上げれば上げるほど、解像度はよくなる。
このため、半導体素子の微細化の要求に伴い、露光光の短波長化及び投影光学系の高NA化が進められてきた。近年では、露光光源は、従来の超高圧水銀ランプ(g線(波長約436nm)、i線(波長約365nm))からより波長の短いKrFエキシマレーザー(波長約248nm)やArFエキシマレーザー(波長約193nm)に移行しており、更には、Fレーザー(波長約157nm)の実用化も進んでいる。一方、投影光学系の高NA化は、90年代にはNA=0.6程度の投影光学系が主流であったが、近年では、NA=0.9を超える投影光学系の開発が視野に入っている。また、投影光学系とウェハとの間の少なくとも一部を空気の屈折率よりも高い屈折率の高屈折部材(水などの液体)で浸す液浸露光の技術によって、実質的に、NA=1.0を超える投影光学系の開発される予定である(例えば、特許文献1参照。)。
一方、投影露光装置においては、パターンを露光する間の露光量が、レジスト(感光剤)に好適な露光量となるように制御する(即ち、ウェハへの露光中に露光量をモニターして制御する)ことが必要である。そのため、投影露光装置では、露光光をハーフミラーで分岐し、露光量センサーによって露光中に露光量をモニターすることが行われている(例えば、特許文献2及び3参照。)
特開平10−303114号公報 特開2000−294480号公報 特開2000−277413号公報
しかし、投影光学系のNAが高くなると、ウェハに塗布されたレジスト内において、P偏光の光が干渉縞のコントラストを低下させてしまうという問題を生じる。これは、レジストが光の電場成分の強度によって感光することに起因する。つまり、P偏光の光の電場ベクトルが干渉縞を発生せず、場所によらず一律な強度を有する強度分布となるためである。
図7は、投影光学系が高NAである場合において、干渉縞(像)のコントラストが低減することを説明するための図である。図7に示すように、xyz座標を設定し、回折光E+と回折光E−が干渉して干渉縞を形成するとする。それぞれの回折光は、電場ベクトルが基板PLと平行なS偏光Esと、S偏光Esに直交するP偏光Epからなる。回折光E+と、回折光E−は、振動数をν、波長をλとすると、以下の数式1及び2で表される。但し、説明を簡単にするために、S偏光の光とP偏光の光は、位相が揃っている、つまり、45度方向の直線偏光とする。
これらのベクトルの和が干渉縞の波面となり、以下の数式3で表される。
この波面(数式3)の絶対値の自乗が干渉縞の強度となり、以下の数式4で表される。
数式4の
の係数が干渉縞となり、周期
のx方向のラインアンドスペースの強度分布となる。レンズ(投影光学系)のNAが大きくなり、微細なパターンの投影を行うと、回折光のなす角θが大きくなる。例えば、ArFエキシマレーザーの波長λ=193nmで、周期Lnmのラインアンドスペースの投影を行った場合のレジスト内(屈折率1.7)の回折光のなす角θを図8に示す。図8を参照するに、バイナリーマスクを用いると、ラインアンドスペースの周期が160nmを切るあたりで回折光のなす角θが45度となり、レベンソン位相シフトマスクを用いると、ラインアンドスペースの周期が80nmを切るあたりで回折光のなす角θが45度となる。
回折光のなす角θが45度となると、cos2θの項が0となるため、干渉縞の振幅にP偏光の光は全く寄与しなくなり、sinθの干渉縞のコントラストを下げる光となってしまう。なお、P偏光及びS偏光は、回折光と基板PLとの関係で決まる。ここでは、x方向に伸びるパターンについてのS偏光及びP偏光で説明したが、例えば、y方向に伸びるパターンの場合は、回折光がy方向に生じるため、S偏光はx軸方向に電場ベクトルが向いている光、P偏光はS偏光に直交する光となる。換言すれば、x方向のパターンに対してS偏光であった光は、y方向のパターンに対してはP偏光の光となる。偏光状態については、基準となる面と光線の入射方向によって変わるので注意を要する。
以上のように、高NAの投影光学系を有する露光装置では、P偏光の光が像のコントラストを低下させてしまう。従って、高いコントラストの像を得るためには、P偏光の光を低減し、S偏光の光で露光を行う(即ち、偏光を制御した光で露光を行う)ことが必要となる。
また、偏光を制御した光で露光をする際には、露光光を分岐するハーフミラーの透過率がP偏光の光とS偏光の光で異なることが問題となる。即ち、照明光学系で所望の偏光状態の光を形成しても、ハーフミラーを通過した光の偏光状態が所望の状態とは異なり、所望の解像力が得られない場合がある。
ノンコート面(反射防止膜を成膜しない面)に対するS偏光の光の透過率とP偏光の光の透過率を図9に示す。従来の露光装置においては、ハーフミラーで反射した露光光を露光量センサーに直接入射させると共に、露光量センサーが露光光を蹴らないようにするために、光軸に対して40度程度傾けてハーフミラーを配置している。例えば、露光光は、一般的に、±30度程度の角度分布を有しているために、ハーフミラーに入射する角度は+10度から+70度までとなる。図9を参照するに、+10度の角度でハーフミラーに入射する光では、P偏光及びS偏光の透過率が共に95%程度であるが、+70度の角度でハーフミラーに入射する光では、P偏光の透過率が96%であるのに対し、S偏光の透過率は68%である。従って、S偏光の光を用いて露光を行う場合には、ハーフミラーに入射する角度によって27%も強度差が発生してしまう。角度の強度差は、投影レンズのコマ収差とほぼ同一の影響を与えるため、良好な解像力が得られなくなる。
更には、例えば、x方向パターンとy方向パターンとが混在するパターンを露光する場合において、y方向のパターンに対するS偏光がハーフミラー面に対してS偏光、x方向のパターンに対するS偏光がハーフミラー面に対してP偏光となると、y方向の結像に寄与する光の強度に対してx方向への結像する光の強度が強くなってしまう。従って、y方向パターンとx方向パターンのコントラストに差が生じ、y方向パターンとx方向パターンで解像線幅が異なるHV差と呼ばれるエラーによって、パターンを忠実に転写できないという問題が発生する。
そこで、本発明は、光路中に配置されたハーフミラーに入射する光の角度及び偏光状態に起因する透過率の差を低減して所望の偏光状態の照明を行うことができ、高NAの投影光学系を有する露光装置が優れた解像度を実現することを可能とする照明光学系を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての照明光学系は、光源からの光を用いて被照明面を照明する照明光学系であって、前記光の光量を検出するセンサーと、前記光の一部を分岐させる光分岐部材と、前記光分岐部材よりも前記光源側に配置され、前記光を透過すると共に、前記光分岐部材で分岐された前記光の一部を反射し、前記センサーに入射させる光学部材とを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての照明光学系は、光源からの光を用いて被照明面を照明する照明光学系であって、前記光の一部を分岐させる光分岐部材と、前記光分岐部材よりも前記光源側に配置され、2%以上の反射率を有し、前記光分岐部材で反射された前記光の一部を反射する反射面を有する光学部材とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、上述の照明光学系によりレチクルを照明し、当該レチクルを経た光を投影光学系を介して被処理体に照射して当該被処理体を露光することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、光源からの光でパターンを照明し、前記パターンを投影光学系を介して被処理体に露光する露光装置であって、前記光源と前記パターンとの間に配置され、前記被処理体に到達する前記光の一部を分岐する光分岐部材と、前記光分岐部材が分岐した前記光の一部を検出し、前記被処理体における露光量をモニターするセンサーと、前記光源と前記光分岐部材との間に配置され、前記光分岐部材で分岐された前記光の一部を反射し、前記センサーに入射させる光学部材とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、光路中に配置されたハーフミラーに入射する光の角度及び偏光状態に起因する透過率の差を低減して所望の偏光状態の照明を行うことができ、高NAの投影光学系を有する露光装置が優れた解像度を実現することを可能とする照明光学系を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面である露光装置1について説明する。なお、各図において同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の露光装置1の構成を示す概略断面図である。
露光装置1は、例えば、ステップ・アンド・リピート方式やステップ・アンド・スキャン方式でレチクル200に形成された回路パターンを被処理体400に露光する投影露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態ではステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、レチクルに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。また、「ステップ・アンド・リピート方式」とは、ウェハの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットの露光領域に移動する露光方法である。
露光装置1は、図1に示すように、照明装置100と、レチクル200を載置する図示しないレチクルステージと、投影光学系300と、被処理体400を載置するウェハステージ500と、制御部600とを有する。
照明装置100は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル200を照明し、光源部110と、照明光学系120とを有する。
光源部110は、例えば、光源としては、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができるが、光源の種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約157nmのFレーザーや波長20nm以下のEUV光を使用してもよいし、その光源の個数も限定されない。例えば、独立に動作する2個の固体レーザーを使用すれば固体レーザー間相互のコヒーレンスはなく、コヒーレンスに起因するスペックルはかなり低減する。更にスペックルを低減するために光学系を直線的又は回動的に揺動させてもよい。また、光源部110に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
照明光学系120は、光源部110から射出した光束を用いて被照明面(例えば、所望のパターンを有するレチクル200)を照明する光学系であり、本実施形態では、ランダム位相板121と、減光フィルター122と、マイクロレンズアレイ123と、内面反射部材124と、光学素子125a及び125bと、コンデンサーレンズ126と、変倍リレー光学系127と、偏光分離膜128と、ハエの目レンズ129と、コンデンサーレンズ130と、ハーフミラー131と、センサー132と、リレー光学系133とを有する。
ランダム位相板121は、光源部110から射出された略直線偏光の光をランダム偏光にする。減光フィルター122は、被照明面の照度を調整する機能を有し、本実施形態では、多段の減光フィルターが切り替え可能に配置されている。
マイクロレンズアレイ(Micro Lens Array(以下、「MLA」と称する。))123は、レンズ作用を有する複数の要素がアレイ状に基板と一体で形成され、光源部110から出射した光束を用いて多数の2次元光源を形成する。MLA123は、マイクロシリンドリカルレンズアレイでもよい。レーザー(光源ユニット)と露光ユニットは分離されて別置きされる場合があり、例えば、異なる階に配置されたりする。そのため、光源ユニットと露光ユニットの床振動が非同期、且つ、別々に発生しているため、2つのユニット間の軸ずれや軸の傾きが絶え間なく発生している。MLA123は、フィールドタイプのハエの目レンズとしての機能を有し、MLA123に入射する光の光軸が傾いた場合でも、MLA123の光軸を中心とした所定の角度分布で光を射出する。これにより、床振動等により軸の傾きが発生した場合でも、露光ユニットには一定の角度分布の光が供給される。
内面反射部材124は、MLA123から射出された光を反射し、内面反射部材124の射出面で略均一な分布の光にする。内面反射部材124により分布が均一化されて射出する光は、光源ユニットと露光ユニットとの間に光路ずれが発生していても均一な光となる。
MLA123と内面反射部材124を組み合わせることによって、光源ユニットと露光ユニットとの間に光軸ずれや光軸傾けが発生しても内面反射部材124の射出面に、露光ユニットの光軸に対して均一、且つ、一定の角度分布を有する光を得ることができる。
光学素子125a及び125bは、計算機ホログラム(Computer Generated Hologram(以下、「CGH」と称する。))などの回折光学素子又はマイクロレンズアレイ(MLA)などの屈折光学素子である。光学素子125a及び125bは、複数のCGH及び/又は複数のMLAが切り換え可能に配置されている。MLAは、フィールドタイプの六角形状のマイクロレンズが並んだもの(六角MLA)又は円形状のマイクロレンズが並んだもの(円MLA)が使用される。CGHは、任意の形状の有効光源を形成することが可能であり、輪帯形状、四重極形状及びダイポール形状などが形成可能である。即ち、光学素子125a及び125bは、瞳面における有効光源の形状を規定する有効光源形成手段としての機能を有する。
コンデンサーレンズ126は、CGH又はMLAのフーリエ像を位置Aに形成する。コンデンサーレンズ126は、光学素子125a及び125bが六角MLAの場合には、位置Aに六角形の照度分布を、光学素子125a及び125bが円MLAの場合には、位置Aに略均一な円形の照度分布を形成する。
変倍リレー光学系127は、位置Aに形成された照度分布をハエの目レンズ129の入射面に投影する。
偏光分離膜128は、光路に挿脱可能に傾けて配置される。偏光分離膜128は、平行平面板に成膜され、一般的に、平行平面板に対してP偏光の光を透過し、S偏光の光を反射する。偏光分離膜128が成膜された平行平面板は、y方向に傾いたものと、x方向に傾いたものが挿脱可能な構成になっている、又は、傾き方向を変更可能に構成されている。これにより、x方向の繰り返しパターンに有利な偏光照明と、y方向の繰り返しパターンに有利な偏光照明とが実現できるようになっている。換言すれば、偏光分離膜128は、入射する光の偏光状態を所定の偏光に制御する偏光制御手段としての機能を有する。これにより、光学素子125a及び125b及び偏光分離膜128は、レチクル200のパターンに最適な有効光源及び偏光状態で瞳面を照明することを可能とする。
光学素子125a及び125b及び偏光分離膜128が実現する瞳面での有効光源及び偏光状態としては、図2(a)に示すような、ダイポール形状の有効光源をS偏光の光で照明するx方向の繰り返しパターンに有利な偏光照明、図2(b)に示すような、ダイポール形状の有効光源をS偏光の光で照明するy方向の繰り返しパターンに有利な偏光照明、図2(c)に示すような、小σの有効光源をS偏光の光で照明するx方向の繰り返しパターンを有するレベソン位相シフトマスクに有利な偏光照明、図2(d)に示すような、小σの有効光源をS偏光の光で照明するy方向の繰り返しパターンを有するレベソン位相シフトマスクに有利な偏光照明、図2(e)に示すような、輪帯形状の有効光源を接線方向に偏光方向が揃った光で照明するx方向及びy方向の両方の繰り返しパターンに有利なタンジェンシャル偏光照明などがある。但し、本発明は、図2に示す有効光源の形状及び偏光状態に限定するものではなく、種々の有効光源の形状及び変更状態を組み合わせることができる。ここで、図2は、照明光学系120の瞳面における有効光源の形状と偏光状態との関係を示す概略平面図である。
また、本実施形態では、偏光分離膜128より前段の偏光状態はランダム状態であるため、偏光分離膜128より前段の偏光状態を制御する必要がなく、硝材の複屈折、膜の偏光状態による反射率及び透過率差を考慮する必要がない。
ハエの目レンズ129は、照明光学系120の瞳位置に、複数の2次光源を形成する。ハエの目レンズ129は、マイクロレンズアレイやマイクロシリンドリカルレンズアレイに置換することもできる。
コンデンサーレンズ130は、ハエの目レンズ129が形成した2次光源からの光を、位置Bに重畳的に重ね合わせることにより、略均一な光分布を形成する。なお、位置Bには、被照明面の照明領域を制御する図示しない可変絞りが配置されている。また、コンデンサーレンズ130は、後述するように、ハーフミラー131で反射された光の一部を反射し、センサー132に入射させる機能も有する。
ハーフミラー131は、光源部110から射出された光(露光光)の一部を分岐(反射)する。本実施形態では、ハーフミラー131を光軸に対して垂直に近く配置することで、光の偏光状態による透過率差を緩和し、所望の偏光状態でレチクル200を照明することができる。
具体的には、従来の露光装置は、図3に示すように、ハーフミラーで反射した光をセンサーに直接入射させていたために、光軸に垂直な面に対してハーフミラーをかなり傾けないとセンサーを露光光路外に配置することができなかった。そこで、本実施形態では、図4に示すように、露光光をハーフミラー131で反射した後、更にハーフミラー131より光源部110側のレンズ面、即ち、コンデンサーレンズ130の射出面130aで反射させてからセンサー132に入射させることで、ハーフミラー131を光軸に対して垂直に近く配置する。ここで、図3は、従来の露光装置におけるコンデンサーレンズ、ハーフミラー及びセンサーの位置関係を示す拡大断面図である。図4は、露光装置1におけるコンデンサーレンズ130、ハーフミラー131及びセンサー132の位置関係を示す拡大断面図である。
ハーフミラー131で反射した光を更に光源部110側のレンズ面(コンデンサーレンズ130の射出面130a)で反射することによって、ハーフミラー131の傾け角度を小さくすることができる。また、センサー132への集光光と、コンデンサーレンズ130からの露光光の両方がレチクル200面方向に向かって集光する光束となるため、光束の分離が容易となる。更に、従来に比べて光軸に近い位置に、露光光を蹴ることなくセンサー132を配置することができる。これにより、従来は光軸に対して40度程度傾けて配置されていたハーフミラーを光軸に対して15度程度の傾きで配置することが可能となる。従って、本実施形態では、ハーフミラー131に−15度から+45度の間の光が入射する。−15度でハーフミラー131に入射する光は、ハーフミラー131に対して+15度で入射する光と同じであるため、ハーフミラー131に入射する光線の入射角度は、0度乃至45度の範囲となる。
図9を参照するに、ハーフミラー131に対して、0度で入射する光の透過率は、P偏光及びS偏光共に95%程度であり、45度で入射する光の透過率は、P偏光で98%程度、S偏光で89%程度である。従って、ハーフミラー131に入射するS偏光の光は、露光する際に、角度によって6%程度の強度差を生じる。上述したように、従来は27%程度の強度差を生じていたので、本発明によって強度差を大幅に小さくすることが可能となり、解像力を大幅に改善することができる。
なお、図9では、ノンコート面の透過率を示したが、良好な膜設計を行った膜を使用することにより、入射角度による透過率差を更に小さくすることが可能である。従って、入射角度による透過率差の小さい膜を成膜したハーフミラー131を用いることが好ましい。また、本実施形態では、ハーフミラー131に最も近い、光源部110側のコンデンサーレンズ130の射出面130aで反射する例を説明したが、更に光源部110側の、例えば、最も光源部110側のコンデンサーレンズ130で反射してもよい。即ち、コンデンサーレンズ130のいずれかのレンズ面で反射するようにすればよいし、更には、複数のレンズ面で反射した光を合成してセンサー132に入射させるように構成してもよい。反射面となるレンズ面以外で反射してセンサー132に入射する光はノイズとなってしまうため、反射面となるレンズ面は他のレンズ面よりも反射率が高い必要がある。通常、反射防止膜を成膜したレンズ表面の反射率は0.2%以下であるため、反射面となるレンズ面の反射率は、他のレンズ面の10倍の反射率、即ち、2%以上の反射率を有する。反射防止膜を成膜していないノンコート面による反射率は4%程度であるので、反射面となるレンズ面はノンコートにすればよい。但し、反射面は、被照明面に到達する露光光、即ち、ハーフミラー131に入射する前に反射面に入射する光も反射するため、反射率を下げた方が被照明面の照度が高くなり、スループットが高くなる。従って、2%以上の反射率を有する反射膜を反射面となるレンズ面に成膜するのが好ましい。
センサー132は、被処理体400上の露光量をモニターする露光量センサーである。これにより、被処理体400への露光を行いながら、露光量をモニターすることができる。また、後述するウェハステージ500の上には、被処理体400面上の照度を計測する照度計510が設けられている。センサー132の検出する露光量と、被処理体400面上の照度の関係は、投影光学系300の透過率変化などによって変化するため、定期的に照度計510を光路に配置し、照度計510が検出する照度と、センサー132が検出する露光量を関係付け、後述する制御部600に格納する。
リレー光学系133は、位置Bの光分布をレチクル200に描画されたパターン面に投影する。
なお、本実施形態では、光源部110からの光をランダム位相板121でランダム偏光にした後、偏光分離膜128で所望の偏光状態に制御する例を示したが、偏光状態の制御方法に関わらず本発明は有効である。他の偏光状態の制御方法として、例えば、光源部110から射出されるレーザーの偏光状態を維持し、偏光分離膜128の代わりにλ/2板やλ/4板を挿入する方法や、偏光を制御する部材をハエの目レンズ129の直前以外の位置に配置する方法などがあるが、いずれの場合においても本発明は有効である。また、偏光照明を行わない照明光学系に対しても、被照明面における入射角度分布を従来に比べて均一にすることができるため有効である。
照明光学系120によれば、露光光路中に挿入されたハーフミラー128に対して、光の偏光状態による透過率の差を小さくすることが可能であり、所望の偏光照明を行うことができる。従って、特に高NAの投影光学系を有する露光装置において、良好に高解像な転写を行うことができる。
レチクル200は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、図示しないレチクルステージに支持及び駆動される。レチクル200から発せられた回折光は、投影光学系300を通り被処理体400上に投影される。レチクル200と被処理体400は、光学的に共役の関係に配置される。本実施形態の露光装置1はスキャナーであるため、レチクル200と被処理体400を縮小倍率比の速度比でスキャンすることによりレチクル200のパターンを被処理体400上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、レチクル200と被処理体400を静止させた状態で露光が行われる。
投影光学系300は、レチクル200上のパターンを反映する光を被処理体400上に投影し、開口数(NA)が0.9以上の光学系である。投影光学系300は、レチクル200に形成された回路パターンを被処理体400上に1/4倍で縮小投影する。投影光学系300は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。また、投影光学系300は、最も被処理体側400の最終レンズと被処理体400との間を水やその他の高屈折率液に浸す液浸型投影光学系や、固浸型投影光学系などの開口数(NA)が1.0以上の光学系であってもよい。
被処理体400は、本実施形態ではウェハであるが、液晶基板その他の被処理体を広く含む。被処理体400にはフォトレジストが塗布されている。
ウェハステージ500は、被処理体400を支持する。ウェハステージ500は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、ウェハステージ500は、リニアモーターを利用してxyz方向に被処理体400を移動させることができる。レチクル200と被処理体400は、例えば、同期走査され、ウェハステージ500と図示しないレチクルステージとの位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。ウェハステージ500は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、レチクルステージ及び投影光学系300は、例えば、床等に載置されたベースフレーム上にダンパを介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。ここで、レチクル200又は被処理体400面内で走査方向をx、それに垂直な方向をy、レチクル200又は被処理体400面に垂直な方向をzとする。
制御部600は、図示しないCPU、メモリを有し、露光装置1の動作を制御する。制御部600は、照明装置100、図示しないレチクルステージ、ウェハステージ500と電気的に接続されている。CPUは、MPUなどの名前の如何を問わずいかなるプロセッサも含み、各部の動作を制御する。メモリは、ROM及びRAMより構成され、露光装置1を動作させるファームウェアを格納する。制御部600は、本実施形態では、センサー132及び照度計510から入力される露光量と照度との関係から被処理体400面への露光量を算出し、それに基づいて、露光量の制御を行う。
露光において、光源部110から発せられた光束は、照明光学系120によりレチクル200を、例えば、ケーラー照明する。レチクル200を通過してレチクルパターンを反映する光は、投影光学系300により被処理体400に結像される。その際、照明光学系120により、ハーフミラー131の偏光状態に起因する透過率の差を小さくすることができるため、レチクルパターンに対して最適な有効光源の形状及び偏光状態の光を形成することができる。これにより、所望の解像度を達成し、高品位な露光を被処理体400に施すことができる。また、高NAの投影光学系に対しても所望の偏光状態の光を供給することが可能であるため、高いスループットで経済性よくデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
以下、図5及び図6を参照して、上述の露光装置1を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図5は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いてリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する行程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図6は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の露光装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示す照明光学系の瞳面における有効光源の形状と偏光状態との関係を示す概略平面図である。 従来の露光装置におけるコンデンサーレンズ、ハーフミラー及びセンサーの位置関係を示す拡大断面図である。 図1に示す露光装置におけるコンデンサーレンズ、ハーフミラー及びセンサーの位置関係を示す拡大断面図である。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図5に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 投影光学系が高NAである場合において、干渉縞(像)のコントラストが低減することを説明するための図である。 ArFエキシマレーザーの波長でラインアンドスペースの投影を行った場合のレジスト内の回折光のなす角θを示す図である。 ノンコート面に対するS偏光及びP偏光の光の透過率を示す図である。
符号の説明
1 露光装置
100 照明装置
110 光源部
120 照明光学系
121 ランダム位相板
122 減光フィルター
123 マイクロレンズアレイ
124 内面反射部材
125a及び125b 光学素子
126 コンデンサーレンズ
127 変倍リレー光学系
128 偏光分離膜
129 ハエの目レンズ
130 コンデンサーレンズ
131 ハーフミラー
132 センサー
200 レチクル
300 投影光学系
400 被処理体
500 ウェハステージ
600 制御部

Claims (13)

  1. 光源からの光を用いて被照明面を照明する照明光学系であって、
    前記光の光量を検出するセンサーと、
    前記光の一部を分岐させる光分岐部材と、
    前記光分岐部材よりも前記光源側に配置され、前記光を透過すると共に、前記光分岐部材で分岐された前記光の一部を反射し、前記センサーに入射させる光学部材とを有することを特徴とする照明光学系。
  2. 前記センサーは、前記被照明面と実質的に共役な位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の照明光学系。
  3. 光源からの光を用いて被照明面を照明する照明光学系であって、
    前記光の一部を分岐させる光分岐部材と、
    前記光分岐部材よりも前記光源側に配置され、2%以上の反射率を有し、前記光分岐部材で反射された前記光の一部を反射する反射面を有する光学部材とを有することを特徴とする照明光学系。
  4. 前記光分岐部材は、光軸に対して10度以上30度以下の角度で傾けて配置されることを特徴とする請求項1又は3記載の照明光学系。
  5. 前記被照明面における前記光の偏光状態を所定の偏光に制御する偏光制御手段を更に有することを特徴とする請求項1又は3記載の照明光学系。
  6. 瞳面における有効光源の形状を規定する有効光源形成手段を更に有し、
    前記所定の偏光は、前記有効光源において偏光方向が一定の方向に揃っていることを特徴とする請求項5記載の照明光学系。
  7. 瞳面における有効光源の形状を輪帯形状に規定する有効光源形成手段を更に有し、
    前記所定の偏光は、輪帯形状の接線方向に偏光方向が揃っていることを特徴とする請求項5記載の照明光学系。
  8. 前記光分岐部材は、前記光の一部を反射することを特徴とする請求項1又は3記載の照明光学系。
  9. 請求項1乃8のうちいずれか一項記載の照明光学系によりレチクルを照明し、当該レチクルを経た光を投影光学系を介して被処理体に照射して当該被処理体を露光することを特徴とする露光装置。
  10. 光源からの光でパターンを照明し、前記パターンを投影光学系を介して被処理体に露光する露光装置であって、
    前記光源と前記パターンとの間に配置され、前記被処理体に到達する前記光の一部を分岐する光分岐部材と、
    前記光分岐部材が分岐した前記光の一部を検出し、前記被処理体における露光量をモニターするセンサーと、
    前記光源と前記光分岐部材との間に配置され、前記光分岐部材で分岐された前記光の一部を反射し、前記センサーに入射させる光学部材とを有することを特徴とする露光装置。
  11. 前記光学部材は、前記光の一部を反射する反射面に2%以上の反射率を有することを特徴とする請求項10記載の露光装置。
  12. 前記投影光学系は、0.9以上の開口数(NA)を有することを特徴とする請求項9又は10記載の露光装置。
  13. 請求項9乃至12のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光した前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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