JP4336545B2 - 光学部材、当該光学部材を有する照明装置及び露光装置 - Google Patents

光学部材、当該光学部材を有する照明装置及び露光装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般には、光学部材に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板などのデバイスを製造する際に使用される光学部材に関する。本発明は、例えば、微細パターン製造におけるリソグラフィー工程において半導体ウェハ用の単結晶基板を露光する露光装置の光学部材に好適である。
近年の回路パターンの微細化と高集積化からリソグラフィー(焼き付け)工程に用いられる投影露光装置の高解像度化への要求はますます高くなってきている。投影露光装置は、一般に、レチクル又はマスク(本出願では、これらの用語を交換可能に使用する。)を照明する照明装置と、レチクルと被処理体との間に配置されて照明されたレチクルの回路パターンを被処理体に投影する投影光学系とを有する。
解像度に影響するものとして、被照明面における照度の均一性が挙げられる。被照明面における照度の均一性が良好でないと高解像のパターンを形成することができなくなる。換言すれば、高解像のパターンを得るには、被処理体面上を均一な光量分布で露光する必要があり、従って、レチクルを照明する照明装置においては、均一な照度分布を形成することが求められる。
投影露光装置に用いられる照明装置には、照度分布の均一性を向上させるために波面分割型インテグレーターが用いられている。波面分割型インテグレーターは、一般には、ハエの目レンズと呼ばれ、四角形又は六角形の開口を有する小型レンズ(素子レンズ)を複数個積み重ねて構成され、射出面又はその近傍に複数の2次光源を形成する。
照度分布の更なる均一化や有効光源の均一化のために、素子レンズの小型化が進んでいるが、一つ一つの素子レンズを通常のレンズの製作工程を経て製作し、それを積み重ねて構成していてはコスト面及び製造公差面から限界がある。そこで、近年、リソグラフィー技術を用いて基板上に複数の微小なレンズ素子を製作したマイクロレンズアレイ、又は、微小回折光学素子をハエの目レンズの代わりに光学インテグレーターに使用するという提案がなされている。(例えば、特許文献1及び2参照。)
図28は、従来の照明装置1000の一例を示す概略構成図である。照明装置1000は、基板1110上に素子レンズ1120を製作したマイクロレンズアレイ1100を光学インテグレーターとして用い、光源1200からの光束を受けて複数の2次光源を形成する。照明装置1000は、一般的に、マイクロレンズアレイ1100により形成される2次光源を重畳して被照明面LSをケーラー照明するように光学的特性が定められる。
照明装置1000では、マイクロレンズアレイ1100の素子レンズ1120が光源1200側に向いているために、光源1200の種類によっては集光により素子レンズ1120の破損を招く場合がある。そこで、素子レンズ1120自身の破損を防ぐために、形成される2次光源の位置、即ち、マイクロレンズアレイ1100のバックフォーカス(集光位置)を基板1110よりも外側(被照明面LS側)にのばす必要がある。
しかし、焦点距離が決まればバックフォーカスは、ほぼこれに制限を受けてしまう。ハエの目レンズと同程度の開口数(NA)を得ることができるマイクロレンズアレイを設計する場合、素子レンズの開口を小さくすると共に個数を増やすことが必要であるために、バックフォーカスが基板に近づくことになる。基板が非常に薄ければ問題にならないが、実際には、自重変形等を考慮して基板の厚みには限界があるため、一つの素子レンズを極端に小さくすることは非常に困難となる。
そこで、図29に示すように、マイクロレンズアレイ1100の素子レンズ1120を被照射面LS側に向けることにより、マイクロレンズアレイ1100のバックフォーカスをのばす必要もなく、マイクロレンズアレイ1100を設計する際の制約を一つ除くことができる。ここで、図29は、従来の照明装置1000Aの別の例を示す概略構成図である。
ハエの目レンズの代わりにマイクロレンズアレイを光学インテグレーターとして用いることにより、2次光源の点数は飛躍的に増加し、被照明面における照度分布の均一化及び有効光源の均一化に寄与する。また、コストも素子レンズを複数個積み重ねて構成されるハエの目レンズよりも削減することができる。
特開平5−67556号公報 特開平7−74085号公報
しかし、マイクロレンズアレイ及び微小回折光学素子は、非常に微細な構造体から構成され、特に、微小回折光学素子は光の波長以下の単位で構成されており、このような微細な構造体を照明装置の製造段階で基板に剥き出しのまま取り回すと破損等の危険性がある。
また、照明装置の製造段階では、埃の除去が徹底されており、例えば、ハエの目レンズは、一つ一つの素子レンズを目視して埃の有無を確認し、埃がないようにきれいに拭いてから積み上げるということを繰り返して製造する。しかし、微細な構造体からなるマイクロレンズアレイ及び微小回折光学素子の場合、拭くことによって微細な構造体が破損する恐れがある。また、微細な構造体は、埃を除去することが非常に困難でもある。
そこで、本発明は、光学部材が有する微細な構造の破損を防止すると共に、埃の付着を低減することができる光学部材を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての照明光学系は、光源から射出した光束を用いて被照明面を照明する照明光学系において、前記被照明面を照明する複数の2次光源を形成する光学部材を有し、前記光学部材は、入射光に対して光学的作用を有する光学素子部を一体的に形成した基板と、前記入射光又は前記基板からの光を透過させる透過部を含み、前記基板を収納する保護部材とを有し、前記保護部材は、前記基板と共に前記光学素子部が形成された面を内包する空間を形成し、前記光学素子部により形成される集光点は、前記基板と前記保護部材との間に形成されることを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、光源から射出した光束を用いて被照明面を照明する、上述の照明光学系と、前記照明光学系により照明されたレチクルパターンを被処理体に投影する投影光学系とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、光学部材が有する微細な構造の破損を防止すると共に、埃の付着を低減することができる光学部材を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての露光装置及び照明装置について説明する。なお、各図において同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の一側面としての露光装置1の例示的一形態を示す概略構成図である。
露光装置1は、図1に示すように、回路パターンが形成されたレチクル200を照明する照明装置100と、照明されたレチクルパターンから生じる回折光をプレート400に投影する投影光学系300と、プレート400を支持するプレートステージ500と、図示しない制御部とを有する。
露光装置1は、例えば、ステップアンドリピート方式やステップアンドスキャン方式でレチクル200に形成された回路パターンをプレート400に露光する投影露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態ではステップアンドスキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる)を例に説明する。ここで、「ステップアンドスキャン方式」は、レチクルに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次のショットの露光領域に移動する露光方法である。「ステップアンドリピート方式」は、ウェハのショットの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットの露光領域に移動する露光方法である。
照明装置100は、転写用パターンが形成されたレチクル200を照明する。照明装置100は、図2に示すように、光源部110と、照明光学系120とを有する。ここで、図2は、本発明の一側面としての照明装置100の例示的一形態を示す概略構成図である。
光源部110は、例えば、光源としてレーザーを使用する。レーザーは、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約193nmのArFエキシマレーザーなどを使用できるが、レーザーの種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約157nmのFレーザーやYAGレーザーを使用してもよいし、そのレーザーの個数も限定されない。例えば、独立に動作する2個の固体レーザーを使用すれば固体レーザー間相互のコヒーレンスはなく、コヒーレンスに起因するスペックルはかなり低減する。更に、スペックルを低減するために光学系を直線的又は回動的に揺動させてもよい。また、光源部110に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプ、EUV光源も使用可能である。なお、EUV光源を使用する場合には、光学系にレンズは使用できないので、光学系の各要素は全てミラーとなる。
照明光学系120は、光源部110から射出された光束を用いて被照明面LSに配置されたレチクル200を照明する光学系である。照明光学系120は、光束調整手段130と、光学部材140と、コンデンサーレンズ180とを有する。
光束調整手段130は、光源部110からの光束を所望の断面形状及び配光分布を整える手段である。光束調整手段130としては、例えば、光束整形光学系、インコヒーレント化光学系などが考えられる。光束整形光学系は、例えば、複数のシリンドリカルレンズやビームエクスパンダー等を使用することができ、レーザー光源からの平行光束の断面形状の寸法の縦横比率を所望の値に変換する。インコヒーレント化光学系は、コヒーレントなレーザー光束をインコヒーレント化し、例えば、入射光束を光分割面で少なくとも2つの光束(例えば、p偏光とs偏光)に分岐した後で一方の光束を光学素子を介して他方の光束に対してレーザー光のコヒーレンス長以上の光路長差を与えてから分割面に再誘導して他方の光束と重ね合わせて射出されるようにした折り返し系を少なくとも一つ備える光学系を用いることができる。
光学部材140は、光学インテグレーターであり、入射する光束に対して所定の光学的作用を有する光学素子部152を一面154aに直接形成した基板154と、基板154を収納する保護部材160とを有し、光束調整手段130からの光束を受けて複数の2次光源を形成する。
光学素子部152は、複数の微小な光学的作用を有する要素からなり、リソグラフィー技術を用いて基板154の一面154aに製作されている。
保護部材160は、基板154を収納するために、入射する光束を透過する透過部材162と、基板154を包囲する筐体部164から構成される。保護部材160は、基板154(即ち、基板154の光学素子部152が形成されていない方の面154b)と共同して光学素子部152が形成された基板154の一面154aを内包する空間ASを形成する。従って、保護部材160は、光学素子部152が外部と直接接触することを防止し、光学素子部152に塵芥等が付着することを防止することができる。また、塵芥等が付着する場合は、保護部材160又は基板154の面154bであるので、拭く等の清掃も容易であると共に清掃により微細な構造である光学素子部152の破損を防止することができる。なお、透過部材162と筐体部164は、一体として構成することも可能であり、光束が通過する領域のみを、かかる光束を透過する材料で構成すればよい。
図3は、図2に示す光学部材140の例示的一形態を示す拡大構成図である。本実施形態では、光学素子部152として屈折作用を有するマイクロレンズ152Aを基板154の一面154aに形成したマイクロレンズアレイ150Aを示している。
マイクロレンズアレイ150Aは、製造されると保護部材160に収納されて光学部材140を構成し、以後、光学部材140を単位として扱う。また、基板154の面154b及び保護部材160が形成する空間ASを密閉空間とした場合は、マイクロレンズ152Aの設計時の光学特性を損なわず、且つ、不活性な気体、例えば、ヘリウムや窒素又はそれらの混合ガス、或いは、水分をほとんど含まない清浄な空気等を封入する。
マイクロレンズアレイ150Aを保護部材160に収納して光学部材140とすることで、取り回し中における微細な構造であるマイクロレンズ152Aの破損及び塵芥等の付着を防ぐことができる。また、塵芥等が付着したとしても、保護部材160又はマイクロレンズ152Aが形成されていない面154bであるので、拭く等の清掃も容易であると共に清掃によりマイクロレンズ152Aの破損を防止することができる。
光学素子部152として回折作用を有する回折光学素子152B及び152Cを基板154の一面154aに形成した回折光学素子アレイ150B及び150Cを図4及び図5に示す。図4を参照するに、回折光学素子152Bは、ブレーズド形状を有し、図中破線で囲った範囲BABが1つの微小回折光学素子を示している。また、図5を参照するに、回折光学素子152Cは、バイナリ形状を有し、図中破線で囲った範囲BACが1つの微小回折光学素子を示している。ここで、図4及び図5は、図2に示す光学部材140の例示的一形態を示す拡大構成図である。
回折光学素子アレイ150B及び150Cは、光学素子部152である回折光学素子152B及び152Cの微細な構造がマイクロレンズアレイ150Aと異なるだけで、その他の特徴はマイクロレンズアレイ150Aと同じである。
図6は、図4及び図5に示す回折光学素子アレイ150B及び150Cの例示的一形態を示す概略正面図である。図6は、光束が入射する側から見ており、ブレーズド形状の回折光学素子152B及びバイナリ形状の回折光学素子152Cの開口が正方形の場合を示した例である。なお、マイクロレンズ152Aの場合も同様である。
また、回折光学素子152Bの開口は、図7に示すように、縦と横の長さが異なる長方形の場合もある。例えば、図7中の上下方向のパワーと左右方向のパワーが等しいとすると、形成される2次光源の開口数の比は開口の縦横比とほぼ等しくなり、被照明面LSの照明形状もかかる比とほぼ等しい長方形となる。ここで、図7は、図4に示す回折光学素子アレイ150Bの例示的一形態を示す概略正面図である。なお、図5に示す回折光学素子152C(回折光学素子アレイ150C)の場合も同様である。
開口は正方形であるが、上下方向のパワーと左右方向のパワーが異なる回折光学素子152Bを図8に示す。本実施形態では、上下方向のパワーよりも左右方向のパワーの方が強い例である。かかる場合も、形成される2次光源の開口数の比は縦横のパワーの比とほぼ等しくなり、また、被照明面LSの形状もかかる比とほぼ等しい長方形となる。ここで、図8は、図4に示す回折光学素子アレイ150Bの例示的一形態を示す概略正面図である。なお、図5に示す回折光学素子152C(回折光学素子アレイ150C)の場合も同様である。
開口が正六角形の回折光学素子152Bを図9に示す。この場合は、回折光学素子アレイ150B全体の形状を円形に近づけることができるので、σ形状を形成する最終インテグレーターよいも前段のインテグレーターとして使用する際に、光束を絞り等で遮光しなくてもσ形状を円形にできる利点がある。ここで、図9は、図4に示す回折光学素子アレイ150Bの例示的一形態を示す概略正面図である。なお、図5に示す回折光学素子152C(回折光学素子アレイ150C)の場合も同様である。
光学素子部152が一方向のみにパワーを有する場合の例を図10及び図11に示す。図10及び図11に示す光学素子部152は、シリンドリカルレンズとして構成されており、図10は上下方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ、図11は左右方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズを示している。ここで、図10及び図11は、一方向のみにパワーを有する光学素子部152としてのシリンドリカルレンズの例示的一形態を示す概略正面図である。
以下、図12を参照して、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Aについて説明する。ここで、図12は、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Aの例示的一形態を示す拡大構成図である。
光学部材140Aが、光学素子部152として屈折作用を有するマイクロレンズ152Aを基板の一面154aに形成したマイクロレンズアレイ150Aと、マイクロレンズアレイ150Aを収納して基板154と共同して空間ASを形成する保護部材160から構成されていることは、図2に示す光学部材140と同様である。
図2に示した光学部材140は、マイクロレンズ152Aが収束パワーを有するために集光点が基板154より外側、即ち、光源部110と反対側に実像として形成されているのに対し、本実施形態の光学部材140Aは、マイクロレンズ152Aが発散パワーを有するために集光源は虚像(虚光源)CLとして形成される。従って、従来の集光点を実像として形成する場合と異なり、集光点によるマイクロレンズ152Aの破損を考慮する必要はない。従って、2次光源をバックフォーカスを基板154の外側に形成するという条件を考慮する必要がないので、マイクロレンズ152Aのより微細化が可能となる。
なお、本実施形態は、マイクロレンズアレイの場合のみを示したが、微細な構造の光学素子部がブレーズド形状の回折光学素子やバイナリ形状の回折光学素子であっても構わない。また、以下の説明においては、光学素子部としてマイクロレンズのみを示している例であっても、ブレーズド形状の回折光学素子やバイナリ形状の回折光学素子を含むものとする。
以下、図13を参照して、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Bについて説明する。ここで、図13は、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Bの例示的一形態を示す拡大構成図である。
図2に示した光学部材140は、マイクロレンズ152Aによる集光点は、基板154より外側、即ち、光源部110と反対側に形成されているため、集光点の位置を基板154から十分に離すことができない場合がある。
そこで、図13に示すように、基板154のマイクロレンズ152Eが形成されていない方の面154bを入射(光源部110)側に向け、射出側にマイクロレンズ152Eが形成された一面154aを配置することにより、マイクロレンズ152Eによる集光点よりも更に外側に保護部材160を設ける。これにより、集光点の位置を基板154から十分に離すことが可能となり、集光点によるマイクロレンズ152Eの破損を防止することができる。
以下、図14及び図15を参照して、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Cについて説明する。ここで、図14は、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Cの例示的一形態を示す拡大構成図である。図15は、図14に示す光学部材140Cの別の例示的一形態を示す拡大構成図である。
図14を参照するに、光学部材140Cは、基板154及び154’の一面154a及び154a’にマイクロレンズ152F及び152F’が形成されたマイクロレンズアレイ150F及び150F’を2つ有し、マイクレンズ152F及び152F’がペアとなって一つのレンズとしての光学的作用を奏する。
本実施形態では、マイクロレンズ152F及び152F’を内側、換言すれば、マイクロレンズ152F及び152F’の形成されていない面154b及び154b’を外側にして保護部材160の筐体部164に配置することにより、保護部材160の透過部162を省く構成としている。即ち、マイクロレンズアレイ150F’の基板154’が保護部材160の透過部162を兼ねる構造となっている。また、マイクロレンズ152F及び152F’、基板154及び154’を同じものとすることで部品の種類を減らし、コストダウンも可能である。
光学部材140Cを照明装置100の2次光源形成手段として用いる場合は、マイクロレンズ152Fを被照明面LSと光学的に略共役な関係に配置することで、マイクロレンズ152Fの外形が被照明面LSの形状と略相似となり、被照明面LSの形状を規定する際に有利である。
また、入射光束が開口数を持っていても、被照明面LSをぼかさずに照明することになるので被照明面LSを均一に照明することができ、更に、入射光束の角度変化があった場合でも被照明面LSの位置変化を防ぐことができる。
図15に示すように、マイクロレンズ152G及び152G’のペアによって形成される集光点の位置をマイクロレンズ152Gとマイクロレンズ152G’との間、即ち、空間AS内にすることも可能である。これにより、エネルギー集中による後段の基板154’の破損を防止することができる。
また、かかる構成により、バックフォーカスを基板154’の外側にするという条件を考慮しなくてもよくなるので、マイクロレンズのより微細化が可能となる。更に、上述したように、照明装置100の2次光源形成手段として用いる場合は、マイクロレンズ152Gを被照明面LSと光学的に略共役な関係に配置することで、マイクロレンズ152Gの外形が被照明面LSの形状と略相似となり、被照明面LSの形状を規定する際に有利である。また、入射光束が開口数を持っていても、被照明面LSをぼかさずに照明することになるので被照明面LSを均一に照明することができ、更に、入射光束の角度変化があった場合でも被照明面LSの位置変化を防ぐことができる。
以下、図16及び図17を参照して、図14に示す光学部材140Cの変形例である光学部材140Dについて説明する。ここで、図16は、図14に示す光学部材140Cの変形例である光学部材140Dの例示的一形態を示すYZ断面図であり、図17は、図14に示す光学部材140Cの変形例である光学部材140Dの例示的一形態を示すXZ断面図である。
光学部材140Dは、基板154の一面154aにYZ断面にパワーを有するシリンドリカルレンズ152Hが形成されたマイクロレンズアレイ150Hと、基板154’の一面154a’にXZ断面にパワーを有するシリンドリカルレンズ152I’が形成されたマイクロレンズアレイ150I’を有する。
本実施形態では,シリンドリカルレンズ152H及び152I’を内側、換言すれば、シリンドリカルレンズ152H及び152I’の形成されていない面154b及び及び154b’を外側にして保護部材160の筐体部164に配置することにより、保護部材160の透過部162を省く構成としている。
シリンドリカルレンズ152H及び152I’を直交させて2種類のマイクロレンズアレイ150H及び150I’として用いることで、YZ断面とXZ断面で開口数を異ならせることが容易となる。直交する方向で開口数を異ならせることは、球面レンズのパワーを有するマイクロレンズの開口形状を長方形とすることでも可能であるが、製造上、シリンドリカルレンズの方が容易である。
なお、光学部材140Dにおいて、マイクロレンズアレイ150H及び150I’で形成される各々の集光点は、基板154’よりも後段に実像の光源となるように構成されているが、上述したように、虚光源となるように構成してもよい。
以下、図18及び図19を参照して、図14に示す光学部材140Cの変形例である光学部材140Eについて説明する。ここで、図18は、図14に示す光学部材140Cの変形例である光学部材140Eの例示的一形態を示すYZ断面図であり、図19は、図14に示す光学部材140Cの変形例である光学部材140Eの例示的一形態を示すXZ断面図である。
光学部材140Eは、基板1541及び1543の一面1541a及び1543aにYZ断面にパワーを有するシリンドリカルレンズ152J及び152J’が形成されたマイクロレンズアレイ150J及び150J’と、基板1542及び1544の一面1542a及び1544aにXZ断面にパワーを有するシリンドリカルレンズ152K及び152K’が形成されたマイクロレンズアレイ150K及び150K’を各々2つ有する。光学部材140Eは、マイクロレンズ152Jとマイクロレンズ152J’がペアとなって一つのレンズとしての光学的作用を奏し、同様に、マイクロレンズ152Kとマイクロレンズ152K’がペアとなって一つのレンズとしての光学的作用を奏する。
光学部材140Eを照明装置100の2次光源形成手段として用いる場合は、入射側のマイクロレンズ152J及び152Kを被照明面LSと光学的に略共役な関係に配置することで、被照明面LSをぼかさずに照明することになるので被照明面LSを均一に照明することができ、更に、入射光束の角度変化があった場合でも被照明面LSの位置変化を防ぐことができる。
また、図20及び図21に示すように、マイクロレンズ152Lとマイクロレンズ152L’のペアによって形成される集光点の位置、マイクロレンズ152Mとマイクロレンズ152M’のペアによって形成される集光点の位置を入射側のマイクロレンズ152Lと射出側のマイクロレンズ152M’との間、即ち、空間AS内にすることも可能である。これにより、エネルギー集中による保護部材160内のマイクロレンズアレイ150L及び150L’、マイクロレンズアレイ150M及び150M’の破損を防止することができる。また、かかる構成により、バックフォーカスを射出側の最終基板1548の外側にするという条件を考慮しなくてもよくなるので、マイクロレンズのより微細化が可能となる。ここで、図20は、図18及び図19に示す光学部材140Eの別の例示的一形態を示すYZ断面図、図21は、図18及び図19に示す光学部材140Eの別の例示的一形態を示すXZ断面図である。
以下、図22を参照して、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Fについて説明する。ここで、図22は、図2に示す光学部材140の変形例である光学部材140Fの例示的一形態を示す拡大構成図である。
本実施形態では、光学素子部152として反射作用を有するマイクロレンズ152Nを基板154の一面154aに形成したマイクロレンズアレイ150Nを示している。マイクロレンズアレイ150Nは、製造されると保護部材160に収納されて光学部材140Fを構成する。
光学部材140Fは、マイクロレンズ152Nが発散パワーを有するために集光源は虚像(虚光源)CLとして形成される。反射型のマイクロレンズアレイ150Nの場合、実像の集光点を形成しないようにマイクロレンズ152Nに発散パワーを持たせる方が取り扱いや製造上容易である。
また、上述してきた図3に示す光学部材140、図14に示す光学部材140C、図17に示す光学部材140Dにおいて、図23乃至図25に示すように、保護部材160の筐体部164に、塵芥等は遮蔽するが気体は通過する通過部170を設けてもよい。ここで、図23は、図3に示す光学部材140の例示的一形態を示す拡大構成図、図24は、図14に示す光学部材140Cの例示的一形態を示す拡大構成図、図25は、図18に示す光学部材140Eの例示的一形態を示す拡大構成図である。
光学部材140、140C及び140Eは、基板154と保護部材160(透過部162及び筐体部164)、又は、基板154と筐体部164によって密閉空間の空間ASを形成していたが、密閉することにより空間ASと外部で気圧差が生じ、基板154が変形して光学特性が変化する場合がある。また、基板154が破断してしまう場合も考えられる。そこで、図23乃至図24に示すように、通過部170を設けることで、空間ASと外部との間に気圧差が生じることを防止することが可能となる。
コンデンサーレンズ180は、光学部材140が形成した複数の2次光源を重畳して被照明面LSを照明するように光学的特性を定めたレンズであり、一般的には、ケーラー照明と呼ばれる系に配置される。コンデンサーレンズ180は、ケーラー照明においては、入射側における角度の関係を被照明面LSでの位置関係に置換する。従って、コンデンサーレンズ180は、光学部材140で所定の光学的作用を受けた光束を用いて被照明面LSをケーラー照明する。
再び、図1に戻って、レチクル200は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、図示しないレチクルステージに支持及び駆動される。レチクル200から発せられた回折光は、投影光学系300を通り、プレート400上に投影される。レチクル200とプレート400は、光学的に共役の関係にある。本実施形態の露光装置1は、スキャナーであるため、レチクル200とプレート400を縮小倍率比の速度比でスキャンすることによりレチクル200のパターンをプレート400上に転写する。なお、ステップアンドリピート方式の露光装置(「ステッパー」と呼ばれる。)の場合は、レチクル200とプレート400を静止させた状態で露光が行われる。
投影光学系300は、被照明面(物体面)に配置されたレチクル200上の回路パターンを所望の倍率でプレート400に縮小投影する。投影光学系300は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。
プレート400は、本実施形態では、ウェハであるが、液晶基板やその他の被処理体を広く含む。プレート400には、フォトレジストが塗布されている。
プレートステージ500は、プレート400を支持する。プレートステージ500は、当業界で周知のいかなる構造をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、プレートステージ500は、リニアモーターを利用して光軸と直交する方向にプレート400を移動することができる。レチクル200とプレート400は、例えば、同期走査され、レチクルステージとプレートステージ500の位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。プレートステージ500は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、レチクルステージ及び投影光学系300は、例えば、床等に載置されたベースフレーム上にダンパを介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
プレートステージ500は、更に、プレート400を焦点深度の範囲内で光軸方向に移動させ、プレート400の結像位置を調節する。露光装置1は、光軸方向において異なる位置に配置されたプレート400に対して露光を複数回行うことにより、焦点深度内における結像性能のばらつきをなくすことができる。かかる機能は、光軸方向に伸びる図示しないラックと、プレートステージに接続されてラック上を移動可能な図示しないピニオンと、ピニオンを回転させる手段など、当業界で周知のいかなる技術をも適用することができるので、ここでは詳しい説明は省略する。
図示しない制御部は、典型的に、CPUとメモリを有し、露光装置1を制御する。制御部は、照明装置100、図示しないレチクルステージ、プレートステージ500と電気的に接続されている。本実施形態において、制御部は、照明装置100、レチクルステージ、プレートステージ500を露光に対応して、それぞれ適切となるように変更及び移動する。CPUはMPUなど名前の如何を問わずいかなるプロセッサも含み、各部の動作を制御する。また、メモリは、ROM及びRAMより構成され、露光装置1を動作するファームウェアを格納する。なお、上述した機能を達成可能であるならば、露光装置1の制御部の構成は、かかる記述に限定されるものではない。当然、当業者が想達可能ないかなる技術も適用可能である。
露光において、光源部110から発せられた光束は、照明光学系120によりレチクル200をケーラー照明により均一に照明する。レチクル200を通過してレチクルパターンを反映する光は、投影光学系300によりプレート400に結像される。照明装置100を使用する露光装置1は、光学インテグレーターへの塵芥等の付着及び光学的作用を有する微細な構造の破損を防止して、均一な照明分布で照明を行えるためレジストへのパターン転写を高精度に行って高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
次に、図26及び図27を参照して、上述の露光装置1を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図26は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図27は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重の回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは言うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明の光学部材は、照明光学系のみに適用しているが、投影光学系にも適用可能である。
本発明の一側面としての露光装置の例示的一形態を示す概略構成図である。 本発明の一側面としての照明装置の例示的一形態を示す概略構成図である。 図2に示す光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図2に示す光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図2に示す光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図4及び図5に示す回折光学素子アレイの例示的一形態を示す概略正面図である。 図4に示す回折光学素子アレイの例示的一形態を示す概略正面図である。 図4に示す回折光学素子アレイの例示的一形態を示す概略正面図である。 図4に示す回折光学素子アレイの例示的一形態を示す概略正面図である。 一方向のみにパワーを有する光学素子部としてのシリンドリカルレンズの例示的一形態を示す概略正面図である。 一方向のみにパワーを有する光学素子部としてのシリンドリカルレンズの例示的一形態を示す概略正面図である。 図2に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図2に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示す拡大概略図である。 図2に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示す拡大概略図である。 図14に示す光学部材の別の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図14に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示すYZ断面図である。 図14に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示すXZ断面図である。 図14に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示すYZ断面図である。 図14に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示すXZ断面図である。 図18及び図19に示す光学部材の別の例示的一形態を示すYZ断面図である。 図18及び図19に示す光学部材の別の例示的一形態を示すXZ断面図である。 図2に示す光学部材の変形例である光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図3に示す光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図14に示す光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 図18に示す光学部材の例示的一形態を示す拡大構成図である。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図26に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 従来の照明装置の一例を示す概略構成図である。 従来の照明装置の別の例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 露光装置
100 照明装置
110 光源部
120 照明光学系
130 光束調整手段
140 光学部材
150A マイクロレンズアレイ
152 光学素子部
154 基板
160 保護部材
162 透過部
164 筐体部
200 レチクル
300 投影光学系
400 プレート
500 プレートステージ

Claims (3)

  1. 光源から射出した光束を用いて被照明面を照明する照明光学系において、
    前記被照明面を照明する複数の2次光源を形成する光学部材を有し、
    前記光学部材は、
    入射光に対して光学的作用を有する光学素子部を一体的に形成した基板と、
    前記入射光又は前記基板からの光を透過させる透過部を含み、前記基板を収納する保護部材とを有し、前記保護部材は、前記基板と共に前記光学素子部が形成された面を内包する空間を形成し、
    前記光学素子部により形成される集光点は、前記基板と前記保護部材との間に形成されることを特徴とする照明光学系。
  2. 光源から射出した光束を用いて被照明面を照明する、請求項1に記載の照明光学系と、
    前記照明光学系により照明されたレチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを有することを特徴とする露光装置。
  3. 請求項2に記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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