JP2005294401A - 固体電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005294401A
JP2005294401A JP2004104841A JP2004104841A JP2005294401A JP 2005294401 A JP2005294401 A JP 2005294401A JP 2004104841 A JP2004104841 A JP 2004104841A JP 2004104841 A JP2004104841 A JP 2004104841A JP 2005294401 A JP2005294401 A JP 2005294401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
oxide
anode
solid electrolytic
electrolytic capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004104841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4401218B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Takatani
和宏 高谷
Mutsumi Yano
睦 矢野
Mamoru Kimoto
衛 木本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2004104841A priority Critical patent/JP4401218B2/ja
Publication of JP2005294401A publication Critical patent/JP2005294401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4401218B2 publication Critical patent/JP4401218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】等価直列抵抗が小さい固体電解コンデンサおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】この固体電解コンデンサ100では、陽極リード1aの周囲にタンタルなどの金属粒子を真空中で焼結成形することにより得られる多孔質焼結体からなる板状の陽極1の表面に、酸化タンタルなどからなる誘電体層2が形成されている。誘電体層2上には、電解質層として作用するニッケル酸化物からなる酸化物層3が形成されている。酸化物層3上には、カーボンペーストなどからなる第1導電層4aと、第1導電層4a上に形成される銀ペーストなどからなる第2導電層4bとから構成されている陰極層4が形成されている。陰極層4上には、導電性接着剤5を介して陰極端子6が接続され、陽極1の陽極リード1aには、陽極端子7が接続されている。そして、陽極端子7および陰極端子6の端部が外部に引き出されるようにモールド外装樹脂8が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、固体電解コンデンサおよびその製造方法に関する。
従来、金属からなる基体を陽極酸化することにより酸化皮膜を形成し、これを誘電体層として用いる固体電解コンデンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、陽極には、弁作用を有する金属が用いられる。
また、従来の固体電解コンデンサにおいては、誘電体層と陰極層との間に電解質層として作用する二酸化マンガン層を形成することにより、等価直列抵抗(ESR)の低減を図っている。
特開平9−167719号公報
しかしながら、上記のように誘電体層と陰極層との間に二酸化マンガン層を形成した従来の固体電解コンデンサにおいては、二酸化マンガンの導電性は金属などと比べると小さいので、特に、100kHz付近の高周波領域でのESR特性については未だ十分でないという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、
この発明の1つの目的は、等価直列抵抗が小さい固体電解コンデンサを提供することである。
この発明のもう1つの目的は、等価直列抵抗が小さい固体電解コンデンサの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による固体電解コンデンサは、金属からなる陽極と、陽極上に形成され、金属の酸化物からなる誘電体層と、誘電体層上に形成され、ニッケル酸化物からなる酸化物層と、酸化物層上に形成された陰極層とを備える。
この第1の局面による固体電解コンデンサでは、上記のように、誘電体層と陰極層との間に形成されるニッケル酸化物からなる酸化物層は電解質層として作用する。ここで、ニッケル酸化物からなる酸化物層は二酸化マンガンよりも高い導電性を有するので、誘電体層と陰極層との間の抵抗を小さくすることができる。これにより、固体電解コンデンのESRを小さくすることができる。
上記第1の局面による固体電解コンデンサにおいて、好ましくはニッケル酸化物からなる酸化物層は、マンガン、亜鉛およびマグネシウムからなるグループより選択される少なくとも1つの元素を含む。このように構成すれば、ニッケル酸化物の化学的な安定性が向上するので、長期にわたって誘電体層と陰極層との間の抵抗を小さくすることができる。これにより、固体電解コンデンのESRを小さく維持することができる。
上記第1の局面による固体電解コンデンサにおいて、好ましくは、陽極は、タンタル、アルミニウム、ニオブおよびチタンからなるグループより選択される少なくとも1つの元素を含む。陽極をタンタルまたはアルミニウムとした場合には、誘電体層を構成する陽極酸化皮膜である酸化タンタルまたは酸化アルミニウムは耐電圧性が高いので、誘電体層の膜厚を非常に薄くすることができるので、固体電解コンデンサの耐電圧性および容量を大きくすることができる。また、陽極をニオブまたはチタンとした場合には、誘電体層を構成する陽極酸化皮膜である酸化ニオブまたは酸化チタンの誘電率は大きいので、高容量の固体電解コンデンサを得ることができる。
また、この発明の第2の局面による固体電解コンデンサの製造方法は、金属からなる陽極上に、金属の酸化物からなる誘電体層を形成する工程と、ニッケルイオンを含む水溶液を酸化することにより誘電体層上にニッケル酸化物からなる酸化物層を形成する工程と、酸化物層上に陰極層を形成する工程とを備える。
この第2の局面による固体電解コンデンサの製造方法では、上記のように、ニッケルイオンを含む水溶液を酸化することにより、ニッケル酸化物からなる酸化物層を形成しているので、二酸化マンガンよりも高い導電性を有するニッケル酸化物からなる酸化物層を誘電体層上に容易に形成することができる。これにより、誘電体層と陰極層との間に電解質層として作用する低抵抗のニッケル酸化物からなる酸化物層を形成することができるので、ESRを小さくすることができる固体電解コンデンサを容易に製造することができる。
上記第2の局面による固体電解コンデンサの製造方法において、好ましくは、水溶液は、マンガンイオン、亜鉛イオンおよびマグネシウムイオンからなるグループより選択される少なくとも1つのイオンをさらに含む。このように構成すれば、ニッケル酸化物からなる酸化物層中にマンガン、亜鉛およびマグネシウムからなるグループより選択される少なくとも1つの元素を含ませることができるので、ニッケル酸化物の化学的な安定性を向上させることができる。その結果、長期にわたって誘電体層と陰極層との間の抵抗を小さくすることができるので、ESRを小さく維持することができる固体電解コンデンサを、容易に製造することができる。
以下、本発明を実施の形態に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
図1は本発明の一実施形態による固体電解コンデンサの断面構造図である。図1を参照して、以下に、本発明の一実施形態による固体電解コンデンサの構造について説明する。
まず、本発明の一実施形態による固体電解コンデンサ100では、図1に示すように、陽極リード1aの周囲にタンタル、アルミニウム、ニオブまたはチタンなどの金属粒子を真空中で焼結成形することにより得られる多孔質焼結体からなる板状の陽極1の表面に、酸化タンタル、酸化アルミニウム、酸化ニオブまたは酸化チタンなどからなる誘電体層2が形成されている。ここで、タンタル、アルミニウム、ニオブまたはチタンは、本発明の「金属」の一例である。誘電体層2上には、電解質層として作用するニッケル酸化物からなる酸化物層3が形成されている。酸化物層3上には、陰極層4が形成されており、陰極層4は、酸化物層3上に形成されるカーボンペーストなどからなる第1導電層4aと、第1導電層4a上に形成される銀ペーストなどからなる第2導電層4bとから構成されている。
また、陰極層4上には、導電性接着剤5を介して陰極端子6が接続され、陽極1の陽極リード1aには、陽極端子7が接続されている。そして、陽極端子7および陰極端子6の端部が外部に引き出されるようにモールド外装樹脂8が形成されている。これにより、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサ100が構成されている。
次に、本発明の一実施形態による固体電解コンデンサの製造方法について説明する。
まず、図1を参照して、陽極リード1aの周囲にタンタル、アルミニウム、ニオブまたはチタンなどの金属粒子を真空中で焼結成形することにより、金属粒子間が溶着してなる多孔質焼結体からなる板状の陽極1を形成する。
次に、陽極1をリン酸水溶液中などで陽極酸化を行う。これにより、陽極1の表面に、陽極酸化皮膜である酸化タンタル、酸化アルミニウム、酸化ニオブまたは酸化チタンなどからなる誘電体層2を形成する。
次に、硫酸ニッケル水溶液などのニッケルイオンを含む水溶液中に、誘電体層2が形成された陽極1を浸漬した後、この水溶液中に過塩素酸ナトリウムなどの酸化剤を添加する。これにより、この水溶液中のニッケルイオンは酸化され、誘電体層2上にニッケル酸化物が堆積される。その結果、誘電体層2上に電解質層として作用するニッケル酸化物からなる酸化物層3を形成する。
この陽極1を水洗・乾燥した後で、酸化物層3上にカーボンペーストなどを塗布することにより第1導電層4aを形成し、第1導電層4a上に銀ペーストなどを塗布することにより第2導電層4bを形成する。これにより、第1導電層4aおよび第2導電層4bからなる陰極層4を形成する。
次に、陰極層4上に導電性接着剤5を介して陰極端子6を接続する。また、誘電体層2、酸化物層3および陰極層4から露出した陽極1の陽極リード1aに陽極端子7を接続する。その後、陽極端子7および陰極端子6の端部が外部に引き出されるようにモールド外装樹脂8を形成する。以上の方法により、固体電解コンデンサ100が作製される。
本発明の一実施の形態では、誘電体層2と陰極層4との間に形成されるニッケル酸化物からなる酸化物層3は電解質層として作用する。ここで、ニッケル酸化物からなる酸化物層3は二酸化マンガンよりも高い導電性を有するので、誘電体層2と陰極層4との間の抵抗を小さくすることができる。これにより、固体電解コンデンのESRを小さくすることができる。
また、本発明の一実施の形態では、陽極1は、タンタル、アルミニウム、ニオブまたはチタンなどの弁作用を有する金属からなるので、その陽極酸化皮膜は誘電体層2として用いることができる。特に、陽極1をタンタルまたはアルミニウムとした場合には、誘電体層2を構成する陽極酸化皮膜である酸化タンタルまたは酸化アルミニウムは耐電圧性が高いので、誘電体層2の膜厚を非常に薄くすることができる。これにより、固体電解コンデンサの耐電圧性および容量を大きくすることができる。また、陽極1をニオブまたはチタンとした場合には、誘電体層2を構成する陽極酸化皮膜である酸化ニオブまたは酸化チタンの誘電率は大きいので、高容量の固体電解コンデンサを得ることができる。
また、本発明の一実施の形態では、ニッケルイオンを含む水溶液を酸化することによりニッケル酸化物からなる酸化物層3を形成しているので、二酸化マンガンよりも高い導電性を有するニッケル酸化物からなる酸化物層3を誘電体層2上に容易に形成することができる。これにより、誘電体層2と陰極層4との間に電解質層として作用する低抵抗のニッケル酸化物からなる酸化物層3を形成することができるので、誘電体層2と陰極層4との間の抵抗を小さくすることができる。その結果、ESRを小さくすることができる固体電解コンデンサを容易に製造することができる。
また、本発明の一実施形態では、陽極1は、多孔質焼結体からなる板状の基体から構成されているが、本発明はこれに限らず、棒状や箔状の基体から構成されてもよい。また、陽極1は、タンタル、アルミニウム、ニオブまたはチタンの単体だけでなく、これらの元素同士あるいは他の元素を含む合金や化合物から構成されていてもよい。
さらに、本発明の一実施形態では、酸化物層3はニッケル酸化物から構成されているが、本発明はこれに限らず、酸化物層3中にマンガン、亜鉛およびマグネシウムからなるグループより選択される少なくとも1つの元素を含ませてもよい。これにより、ニッケル酸化物の化学的な安定性を向上させることができる。その結果、長期にわたって誘電体層と陰極層との間の抵抗を小さくすることができるので、固体電解コンデンサのESRを小さく維持することができる。
また、本発明の一実施形態では、ニッケルイオンを含む水溶液を酸化することによりニッケル酸化物からなる酸化物層3を形成しているが、本発明はこれに限らず、ニッケルイオンを含む水溶液中にマンガンイオン、亜鉛イオンおよびマグネシウムイオンからなるグループより選択される少なくとも1つのイオンをさらに含ませてもよい。これにより、酸化物層3の形成と同時にこれらの元素を酸化物層3中に容易に含ませることができる。
また、本発明の一実施形態では、誘電体層2は陽極酸化を行うことにより形成しているが、本発明はこれに限らず、陽極1を酸化性雰囲気中で熱酸化やプラズマ酸化することにより、陽極1の表面に酸化膜を形成し、これを誘電体層2としてもよく、あるいは、これらの酸化物からなる薄膜を真空プロセスなどにより陽極1上に形成することにより、誘電体層2を形成してもよい。
以下の実施例では、固体電解コンデンサを作製し、上記実施形態に用いる陽極および誘電体層の評価を行った。
(実施例1)
図2は、本発明の実施例1の固体電解コンデンサの構造および評価方法を示す図である。図2を参照して、以下に、本発明の実施例1による固体電解コンデンサおよびその作製方法について説明する。
まず、陽極リード1a上に約99%の純度を有するタンタル粒子を真空中で焼結成形することにより、約4mm長×約4mm幅×約500μm厚の板状のタンタル多孔質焼結体からなる陽極1を形成する。ここで、タンタルは、本発明の「金属」の一例である。
次に、その陽極1を約60℃に保持した約0.5重量%のリン酸水溶液中において約10Vの定電圧で約10時間陽極酸化を行い、陽極1上に約16nmの厚さを有する酸化タンタルからなる誘電体層2を形成した。
次に、約2.6重量%の硫酸ニッケル水溶液中に、誘電体層2が形成された陽極1を約5分間浸漬した後、この水溶液中に約16重量%の過塩素酸ナトリウムを添加した。これにより、この水溶液中のニッケルイオンは酸化され、電解質層として作用するニッケル酸化物からなる酸化物層3を誘電体層2上に形成する。
さらに、ニッケル酸化物からなる酸化物層3上にカーボンペーストおよび銀ペーストをそれぞれ塗布することにより、第1導電層4aおよび第2導電層4bを形成した。これにより、第1導電層4aおよび第2導電層4bからなる陰極層4を形成した。このようにして、実施例1の固体電解コンデンサAを作製した。
(比較例1)
比較例1では、実施例1のニッケル酸化物からなる酸化物層3に代えて、二酸化マンガンからなる酸化物層を形成する以外は、実施例1と同様に固体電解コンデンサXを作製した。
具体的には、上記の誘電体層2が形成された陽極1を、約30重量%の硝酸マンガン水溶液中に約5分間浸漬し、誘電体層2の表面に硝酸マンガン水溶液を付着させた。この水溶液中から陽極1を取り出した後、陽極1を約250℃で加熱し、硝酸マンガンを熱分解する工程を数回繰り返した。これにより、誘電体層2上に電解質層として作用する二酸化マンガンからなる酸化物層を形成した。さらに、上記と同様にして、酸化物層上に第1導電層4aおよび第2導電層4bからなる陰極層4を形成することにより、比較例1の固体電解コンデンサXを作製した。
次に、実施例1および比較例1の各固体電解コンデンサについて、図2に示すように、LCRメータを用いて、陽極1と陰極層4との間に電圧を印加することにより、約100kHzの周波数における等価直列抵抗(ESR)を測定した。これらの結果を表1に示す。なお、表1においては、比較例1の測定結果を100として、実施例1の測定結果を規格化した値を示している。
表1に示すように、実施例1の固体電解コンデンサAのESRは、比較例1の固体電解コンデンサXのESRの約70%に低減していることがわかった。これより、誘電体層2と陰極層4と間にニッケル酸化物からなる酸化物層3を形成することにより、ESRが低減することがわかった。
(実施例2)
実施例2においては、本発明の酸化物層中の添加元素とESRとの相関について検証を行った。
ここで、実施例2においては、上記の実施例1の約2.6重量%の硫酸ニッケル水溶液中に、約2.6重量%の硫酸マンガン水溶液、約3.0重量%の硫酸亜鉛水溶液および約3.0重量%の硫酸マグネシウム水溶液を添加する以外は実施例1と同様に固体電解コンデンサB1〜B3を作製した。これにより、固体電解コンデンサB1のニッケル酸化物からなる酸化物層中にはマンガンを、固体電解コンデンサB2のニッケル酸化物からなる酸化物層中には亜鉛を、固体電解コンデンサB3のニッケル酸化物からなる酸化物層中にはマグネシウムをそれぞれ含ませた。
さらに、固体電解コンデンサA、B1〜B3およびXについて、実施例1と同様に、その作製直後にESRを測定した。また、固体電解コンデンサA、B1〜B3およびXについて、作製後約60℃で10日間保持した後で、再度、ESRを測定した。これらの結果を表2に示す。なお、表2においては、比較例1の測定結果を100として、実施例2の測定結果を規格化した値を示している。
表2より、実施例2の固体電解コンデンサB1〜B3では、いずれも作製直後においては、比較例1の固体電解コンデンサXよりもESRが小さいことがわかった。また、作製後、約60℃で10日間保存した後の結果については、比較例1の固体電解コンデンサXのESRが作製直後よりもESRが大きくなっているのに対して、実施例1の固体電解コンデンサAおよび実施例2の固体電解コンデンサB1〜B3では、いずれも作製直後のESRとほぼ同じ値を示していることがわかった。
これより、ニッケル酸化物からなる酸化物層中にマンガン、亜鉛またはマグネシウムが含まれている方がニッケル酸化物の化学的な安定性が向上することが判明した。また、この結果より、ニッケル酸化物中に含有される元素としては、マンガンが好ましいことがわかった。また、ニッケル酸化物中には、マンガン、亜鉛およびマグネシウからなるグループより選択される少なくとも1つの元素が含まれていればよいと考えられ、これらの元素が2つ以上含有されていてもよいと考えられる。
本発明の一実施形態による固体電解コンデンサの断面構造図である。 本発明の実施例1の固体電解コンデンサの構造および評価方法を示す図である。
符号の説明
1 陽極
1a 陽極リード
2 誘電体層
3 酸化物層(電解質層)
4 陰極層
4a 第1導電層
4b 第2導電層
5 導電性接着剤
6 陰極端子
7 陽極端子
8 モールド外装樹脂
100 固体電解コンデンサ

Claims (5)

  1. 金属からなる陽極と、
    前記陽極上に形成され、前記金属の酸化物からなる誘電体層と、
    前記誘電体層上に形成され、ニッケル酸化物からなる酸化物層と、
    前記酸化物層上に形成された陰極層とを備える、固体電解コンデンサ。
  2. 前記酸化物層は、マンガン、亜鉛およびマグネシウムからなるグループより選択される少なくとも1つの元素を含む、請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記陽極は、タンタル、アルミニウム、ニオブおよびチタンからなるグループより選択される少なくとも1つの元素を含む、請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 金属からなる陽極上に、前記金属の酸化物からなる誘電体層を形成する工程と、
    ニッケルイオンを含む水溶液を酸化することにより前記誘電体層上にニッケル酸化物からなる酸化物層を形成する工程と、
    前記酸化物層上に陰極層を形成する工程とを備える、固体電解コンデンサの製造方法。
  5. 前記水溶液は、マンガンイオン、亜鉛イオンおよびマグネシウムイオンからなるグループより選択される少なくとも1つのイオンをさらに含む、請求項4に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
JP2004104841A 2004-03-31 2004-03-31 固体電解コンデンサ Expired - Fee Related JP4401218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004104841A JP4401218B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 固体電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004104841A JP4401218B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 固体電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005294401A true JP2005294401A (ja) 2005-10-20
JP4401218B2 JP4401218B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=35327024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004104841A Expired - Fee Related JP4401218B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 固体電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4401218B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016137057A1 (ko) * 2015-02-26 2016-09-01 경북대학교 산학협력단 전해 커패시터용 알루미늄 박의 제조 방법, 고유전 상수를 갖는 알루미늄 박, 이를 포함하는 전해 커패시터 및 알루미늄 박의 제조 장치
WO2023171426A1 (ja) * 2022-03-09 2023-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ
WO2023234343A1 (ja) * 2022-06-01 2023-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ、電気回路、回路基板、機器、及びコンデンサの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016137057A1 (ko) * 2015-02-26 2016-09-01 경북대학교 산학협력단 전해 커패시터용 알루미늄 박의 제조 방법, 고유전 상수를 갖는 알루미늄 박, 이를 포함하는 전해 커패시터 및 알루미늄 박의 제조 장치
WO2023171426A1 (ja) * 2022-03-09 2023-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ
WO2023234343A1 (ja) * 2022-06-01 2023-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ、電気回路、回路基板、機器、及びコンデンサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4401218B2 (ja) 2010-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4275044B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP4703400B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
WO2013073332A1 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2002367867A (ja) 固体電解コンデンサ用電極部材とその製造方法及びこれを用いた固体電解コンデンサ
JP4566593B2 (ja) 焼結体電極及びその焼結体電極を用いた固体電解コンデンサ
JP4383228B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP2008182098A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP4553770B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP4383227B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP4401218B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP4454526B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP2007096264A (ja) 固体電解コンデンサ素子、その製造方法および固体電解コンデンサ
JP3119009B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2010267778A (ja) ニオブ固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP4863509B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP5273736B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2006093198A (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP2009182027A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2011096872A (ja) 電極箔とその製造方法およびこの電極箔を用いたコンデンサ
JP2007095801A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2008270552A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2008205190A (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP2007311629A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP4947888B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH05182869A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091027

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees