JP2005293274A - 工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム - Google Patents

工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 製造製品に関するクレーム、事故等が発生した場合に、当該製品の製造工場側で容易かつ迅速にクレーム対象となる製品を特定し、問い合わせ側に対して迅速、的確に回答を行うと共に、クレーム製品を迅速に回収し、可能な限り消費者の利益を守ることができる工場内のトレーサビリティシステムを提供する。
【解決手段】 工場内において特定の製品をトレースしうる固有の情報を管理システムに入力するステップと、上記固有の情報に基づき特定される製品の製造工程に関与する設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示するステップとを有し、上記設備履歴情報は、当該工場内への原料搬入から最終製品として完成するまでの間に当該製品の製造に関与する製造設備の時間的経過に従った情報である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステムに係り、特に、製品に関するクレームや事故が発生した場合に、当該製品を製造した製造工場における製品に関するクレーム発生時のトレース方法及び製造工場内において使用されるトレーサビリティシステムに関する。
一般に、食品事故が発生した場合に原因究明を容易に行なえるように、生産流通履歴情報を追跡できる「トレーサビリティシステム」が採用されている。
このようなトレーサビリティシステムは、広くは、当該食品原料の製造元、当該食品原料の加工製造業さらに、食料製品の流通業の、製造農家から購買客に至る全ての製造業界及び流通業界において、当該原料、製品に関する製造履歴、流通履歴等の各種履歴を管理し、流通末端の顧客において何らかのクレーム、事故等が発生した場合には、当該履歴からどの段階でクレーム又は事故原因が発生したかをトレースして特定すると共に、不良製品の回収を速やかに行えるようにしたシステムである。
ところで、このような食品事故が発生した場合、食品製造業者においては、事故を惹起した食品又はクレーム対象となった食品を製造した製造設備又は機械が、当該食料製品の製造に当り操作手順に従って的確に操作し、かつ当該装置が的確に作動し、製造中に不良な食品を製造するような不適切な状態が惹起されなかったか否か、を調査検討し、場合によっては、調査結果を関係官庁、問い合わせ先等に対して報告すると共に不良品の回収を行う必要がある。
このような場合に対応するため、従来より、製造工場におけるトレーサビリティシステムが開発されている。
このような従来の製造工場のトレーサビリティシステムは、当該製品の原材料ロット番号又は製品ロット番号を、コンピュータ内にインストールされた管理ソフトに入力することにより、「当該原材料の当該製造工場への入荷日」、「原材料ロット番号」、「中間製品番号」、「製品コード」、「製品名」等を一覧表形式でディスプレイ装置上に表示又は、プリントアウトすることにより視認できるようにし、このようなデータに基づき、工場内の各製造部署において作成される作業記録、各種の製造作業の日報等と対照させることにより、「いつ」「どの製造機械において」事故が発生したか、を最終的に特定しようとするものである。
このような従来の製造工場におけるトレーサビリティシステムを実行する管理ソフトウェアにあっては、上記のように、「原材料ロット番号」又は「製品ロット番号」などの固有の管理記号を管理ソフトウェアに入力することにより、ディスプレイ上に表示される表の縦軸には、当該工場への「入荷日」を時系列に沿って表示すると共に、表の横軸には、「当該原材料の当該製造工場への入荷日」、「原材料ロット番号」、「中間製品番号」、「製品コード」、「製品名」等を一覧表形式でディスプレイ装置上に表示し、又は印刷用紙上にプリントアウトするものである。
この場合、上記のように、ある製品に関する事故又はクレームが発生し、製造工場に対して問い合わせがあったような場合には、「いずれの製造設備、製造装置にどのような不具合が発生して不良品の製造に至ったか」を究明し、外部に対して回答し、必要に応じてクレーム製品の回収を行なう必要がある。
しかしながら、このような従来のトレーサビリティシステム管理ソフトによる表示画面情報又は紙上へのアウトプット情報にあっては、何ら、製造設備に関する情報が表示されないことから、不具合が発生した製造設備の特定に関しては、別途、工場内に設置されている製造記録、製造日報等を参照して行なう必要があり、製造設備の特定、原因追及を迅速に行なうことができなかった。
また、製造工場内において食品に関し発生した事故が、例えば、牛乳等の加工製品の殺菌機の作動又は操作不良による事態を想定した場合、当該殺菌機の作動不良等が何時発生したかによって、回収すべき製品の範囲が異なってくることとなる。
しかしながら、従来のシステムにあっては、製造設備に関する情報と同様に、表示画面上に表示される情報には特定の設備の稼動時間等に関する情報はなく、上記製造設備に関する情報と同様に、各種設備の各種稼動情報に関しては製造記録、製造日報を参照しなければ判明しないものであった。
その結果、従来のトレーサビリティシステムにあっては、当該製品の製造設備、製造装置に関する時間的経緯に基づく情報はシステムを運営するコンピュータの画面上では確認することができず、常時、製造日報等を参照する必要があったことから、クレームや事故発生時に、迅速に原因の究明を行い、外部に対し発表又は回答し、もしくは不良品の回収を行うことは不可能であった。
従って、このような事情から、製造工場側としては、トレーサビリティシステムの情報として、当該食品原料が工場内において製造処理が行われる過程における各種の製造設備を、時間的経緯により特定できる履歴情報があれば便利である。
このような当該原料に関する、当該事故が発生した食料製品の製造処理の過程における製造設備の時間的経緯による特定情報により、「どの製造設備に何時不具合が発生したか」を特定する体制を構築することが可能となる。
また、最終的にクレーム又は事故原因を究明するためには、各種製造設備の運転日報、製造日報等に記載された原料や製品の品質記録、製品の充填記録、当該製造設備又は機械の操作記録、作動記録等の、当該製品の製造にあたっての原料及び製造設備等の作動に関する一切の情報が必要となることから、これらの情報もトレーサビリティシステムを構成するコンピュータのディスプレイ上に表示できるように構成されることがトレーサビリティシステムとしての完成度を高め、クレーム、事故発生時に、迅速、的確に対応することができ、不良品の発生を迅速に特定できると共に、回収する製品の範囲を明確かつ迅速に特定することが可能となる。
本件特許出願人は、特許出願時点において、本件発明に関連する従来技術に関する公知文献を認識していない。
そこで、本発明の課題は、製造製品に関するクレーム、事故等が発生した場合に、当該製品の製造工場側で容易かつ迅速にクレーム対象となる製品を特定し、問い合わせ側に対して迅速、的確に回答を行うと共に、クレーム製品を迅速に回収し、可能な限り消費者の利益を守ることができる工場内のトレーサビリティシステムを提供することにある。
このような課題解決のため、請求項1記載の発明にあっては、工場内において特定の製品をトレースしうる固有の情報を管理システムに入力するステップと、上記固有の情報に基づき特定される製品の製造工程に関与する設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示するステップとを有し、上記設備履歴情報は、当該工場内への原料搬入から最終製品として完成するまでの間に当該製品の製造に関与する製造設備の時間的経過に従った情報であることを特徴とする。
従って、請求項1記載の発明にあっては、上記特定の製品をトレースしうる固有の情報が管理システムに入力された場合には、当該固有の情報に対応する特定の製品の製造にあたっての、当該工場への原料の搬入から最終製品として完成されるに至るまでの間の製造工程に関与する全製造設備の履歴が、時間的経過表示と共にガントチャートとして管理システムに表示される。
この場合、上記「ガントチャート」は、特定の製品の製造工程を作業工程順に表示するものであることから、事故、クレーム等の事態の原因を究明する必要がある場合に、事故の対象となった製品の製造に関与した製造設備の履歴が時間的経緯と共に一覧することができる。
また、請求項2記載の発明にあっては、上記ガントチャートに表示された設備履歴情報に基づき、所定の時点における所定の製造設備に関する、当該製品の製造にあたってのより詳細な情報を表示するステップを含むことを特徴とする。
従って、請求項2記載の発明にあっては、事故、クレーム等の事態が発生した場合には、必要に応じて、当該製品の製造に関与した製造設備に関する、製品製造にあたってのより詳細な情報を確認し、事故、クレーム等の原因究明に役立てることができる。
請求項3記載の発明にあっては、上記のより詳細な情報は、当該原料を使用して作成される他の製品の製造工程における時間的経過に伴う製造設備情報、上記所定の製造設備の運転状況に関する情報又は当該製品の原料の品質記録情報であることを特徴とする。
従って、請求項3記載の発明にあっては、事故、クレーム等の原因究明にあたり、事故又はクレームの対象となった製品の製造に関与した製造設備の各種の運転状況に関する情報を把握することができる。
この場合、「当該原料を使用して作成される他の製造工程における時間的経過に伴う製造設備情報」とは、その時点で調査している製品の原料と同一の原料により製造された他の製品に関する製造設備の情報をいう。
「製造設備の運転状況に関する情報」とは、例えば、当該製造設備に関し、製造日報等として作成管理されている情報が該当する。
即ち、例えば、食品製造にあたって最初に原料が搬入されるローリーが製造設備であった場合には、当該ローリー内に搬入された原料の銘柄、搬入の回数、原料の処理時間、原料の処理量、クーラー温度、サイロタンク名称、作業中に運転異常があったか否かの情報、作業担当者名等が該当する。
また、「当該製品の原料の品質記録情報」とは、当該原料の出荷元の特定情報、品質が適当であったか否かの情報、当該原料の特定表示等の情報が該当する。
請求項4記載の発明にあっては、上記より詳細な情報は、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される情報、製造設備の運転状況を示すグラフ情報又は、その他当該製品の製造に関する一切の情報であることを特徴とする。
上記「各製造設備に関する日報」とは、例えば、原材料日報、製造日報、製造設備の運転日報等が該当する。「製造設備の運転状況を示すグラフ」とは、例えば、サイロタンクにおける経時的な温度変化を示すトレンドグラフ等が該当する。
また、「上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される全ての情報」とは、上記以外の情報であっても、当該製品の製造に関与した製造設備に関する一切の情報を差す。
例えば、原料を搬入するローリー、原料を収納するサイロタンクに関する日報に記載された情報、製造状態に何らかの異常があり警報が作動した場合の情報、サンプリング記録情報等が該当する。
従って、請求項4記載の発明にあっては、クレーム、事故の対象となっている製品の製造に関与した製造設備の内、いずれの製造設備に不具合があったか、という点に関する調査において、製造設備の特定に要する様々な必要な情報を入手することができる。
請求項5記載の発明にあっては、上記ガントチャートは、当該製品の製造に関与した製造設備を一覧に表示する製造設備座標軸と、当該製品の原料受け入れから製品としての製造が完了するまでに至る間の時間的変遷を所定の単位時間毎に表示する時間座標軸とを備え、上記固有の情報が入力された場合には、上記2つの座標軸の間に、当該製品の製造工程に関わる各製造設備における夫々の作業内容を、当該作業の開始から終了に至る時間的経過と共に作業内容記号が時系列的に表示されるステップを含むことを特徴とする。
請求項6記載の発明にあっては、上記固有の情報は、特定の製品に付与された固有の管理記号であることを特徴とする。
従って、請求項6記載の発明にあっては、製品固有の管理記号を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項7記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該工場内における設備名称であることを特徴とする。
従って、請求項7記載の発明にあっては、設備名称を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項8記載の発明は、上記固有の情報は、当該工場内における設備名称及び日時であることを特徴とする。
従って、請求項8記載の発明にあっては、設備名称及び日時を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項9記載の発明は、上記固有の情報は、当該製品の原料名称であることを特徴とする。
ここで「製品固有の管理記号」とは、文字及び/又は数字により構成された、ある製品に対応して付与された製品固有の管理記号をいう。
従って、請求項9記載の発明にあっては、製品の原料名称を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項10記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該製品の製品名称であることを特徴とする。
従って、請求項10記載の発明にあっては、当該製品名称を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項11記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該製品の原料名称及びロット番号であることを特徴とする。
従って、請求項11記載の発明にあっては、当該製品のロット番号を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項12記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該製品の製品名称及びロット番号であることを特徴とする。
従って、請求項12記載の発明にあっては、当該製品の製品名称及び当該製品のロット番号を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項13記載の発明にあっては、特定の製品の原料の工場内への搬入から最終製品の完成に至るまでに当該製品の製造に関与した工場内の全製造設備に関する履歴情報が、対応する当該特定の製品をトレースしうる固有の情報と共に格納される設備情報ファイルを有する記憶装置と、上記製品をトレースしうる固有の情報を入力しうる入力装置と、所定情報を表示しうる表示装置と、上記特定の製品に付与された固有の管理記号が入力された場合には、入力された上記製品固有の管理記号に対応する全ての製造設備履歴情報を設備情報ファイルから検索して、上記表示装置に時間的経過に従ってガントチャートとして表示する主制御部とを備えたことを特徴とする。
従って、請求項13記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品に関する固有の情報が入力された場合には、主制御部は入力された特定の製品をトレースしうる固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された製品固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項14記載の発明にあっては、上記記憶装置は、さらに、上記ガントチャートに表示された設備履歴情報に基づき、所定の時点における所定の製造設備に関する、当該製品の製造にあたってのより詳細な情報を表示する詳細情報を格納しうるファイルを有することを特徴とする。
従って、請求項14記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品をトレースしうる固有の情報が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報に関するより詳細な情報をファイルから検索して、上記表示装置上に表示する。
請求項15記載の発明にあっては、上記詳細情報を格納しうるファイルは、上記全製造設備に関する運転記録情報ファイル又は上記各製造設備における当該原料の品質記録情報ファイルであることを特徴とする。
従って、請求項15記載の発明にあっては、上記特定の製品に関する情報が入力された場合には、主制御部は、入力された上記製品の情報に対応する全ての製造設備履歴に関連する製造情報、即ち、当該原料により製造される他の製品に関する製造設備情報、上記全製造設備に関する運転記録情報、上記各製造設備における当該原料の品質記録情報を製造情報ファイルから検索する。
請求項16記載の発明にあっては、上記詳細情報を格納しうるファイルは、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される日報情報ファイル、製造設備の運転状況を示すグラフ情報を格納するグラフ情報ファイル又はその他当該製品の製造に関する一切の情報を格納する製造情報ファイルであることを特徴とする。
従って、請求項16記載の発明にあっては、上記特定の製品に関する情報が入力された場合には、主制御部は、「上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される全ての情報、製造設備の運転状況を示すグラフ情報又はその他当該製品の製造に関する一切の情報を格納する製造情報」を入手することができる。
この場合、「上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される全ての情報」とは、上記以外の情報であっても、当該製品の製造に関与した製造設備に関する一切の情報を差す。
例えば、ローリー、サイロタンクに関する日報に記載された情報、製造状態に何らかの異常があり警報が作動した場合の情報、サンプリング記録情報等が該当する。さらに、「製造設備の運転状況を示すグラフ」とは、例えば、サイロタンクにおける経時的な温度変化を示すトレンドグラフ等が該当する。
請求項17記載の発明にあっては、上記ガントチャートは、当該製品の製造に関与した製造設備を一覧に表示する製造設備座標軸と、当該製品の原料受け入れから製品としての製造が完了するまでに至る間の時間的変遷を所定の単位時間毎に表示する時間座標軸とを有し、上記製造設備座標軸と上記時間座標軸との間には、当該製造設備の作業内容を表示する作業内容記号が時間的変遷に伴って表示されることを特徴とする。
従って、請求項17記載の発明にあっては、上記表示装置の画面上に表示されるガントチャート上の作業内容記号と、製造設備座標軸及び時間座標軸とにより、「いつ」「どの製造設備において」「どのような作業内容が行なわれたか」が判明する。
請求項18記載の発明にあっては、上記作業内容表示記号は、当該作業内容表示記号が表示する当該製造設備に関する詳細な情報を表示しうるバー形式で表示装置の画面上に表示されると共に、当該作業内容表示記号が表示されたバーは、上記当該製造設備に関する詳細な情報画面を開くためのスイッチとして形成されており、上記表示装置の画面上において上記バーを操作した場合には、上記画面上に形成されるウィンドウ画面に、上記作業内容表示記号に関連するより詳細な情報が表示されることを特徴とする。
請求項18記載の発明にあっては、表示装置の画面上に表示された作業内容表示記号のバーを操作した場合には、上記作業内容表示記号に関連するより詳細な情報が表示されることから、当該作業内容に関連する、トレースに必要なさらに詳細な各種の情報をガントチャートが表示された画面上において表示することができる。
請求項19記載の発明にあっては、上記固有の情報は、特定の製品に付与された固有の管理記号であることを特徴とする。
請求項19記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品に関する固有の管理記号が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項20記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該工場内における設備名称であることを特徴とする。
請求項20記載の発明にあっては、上記入力装置において設備名称が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項21記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該工場内における設備名称及び日時であることを特徴とする。
請求項21記載の発明にあっては、上記入力装置において設備名称及び日時が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項22記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該製品の原料名称であることを特徴とする。
請求項22記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品の原料名称が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項23記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該製品の製品名称であることを特徴とする。
請求項23記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品の製品名称が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項24記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該製品の原料名称及びロット番号であることを特徴とする。
請求項24記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品に関する当該製品の原料名称及びロット番号が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項25記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該製品の製品名称及びロット番号であることを特徴とする。
請求項25記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品に関する当該製品の製品名称及びロット番号が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項1記載の発明に係るクレーム発生時の工場におけるトレース方法にあっては、製品に関する事故又はクレーム事件が発生し、当該製品の製造工場として当該不良品発生の原因調査を行う場合に、当該クレームの対象となった製品の製造に関与した製造設備の履歴が時間的経緯と共に一覧することができる。
その結果、従来の、工場におけるクレーム時の工場におけるトレース方法とは異なり、工場内の製造設備、特に、クレーム対象となる製造設備を中心に構成されており、当該製品を製造した設備の運転状況を時間的経緯に従って、一覧して認識することが可能となることから、当該製品の製造工場側で容易かつ迅速にクレーム対象となる製品を特定し、問い合わせ側に対して迅速、的確に回答を行うことができると共に、クレーム製品を回収し最大限に消費者の利益を守ることができる。
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の効果に加えて、当該製品を製造した製造装置に関するより詳細な情報を入手することができることから、製品に関する事故、クレーム発生時に、より的確に原因を追求することができる。
請求項3記載の発明にあっては、請求項1記載の効果に加えて、当該原料を使用して作成される他の製造工程における時間的経過に伴う製造設備情報、上記所定の製造設備の運転状況に関する情報又は、当該製品の原料の品質記録情報を迅速に入手することができることから、事故又はクレームの原因追求に際しては、従来の、クレーム発生時の工場のトレース方法とは異なり、製造日報等の原本を別途参照することなく、
例えば、本トレース方法を実施する装置の画面上のみにおいて原因追求に関連する多種類の情報を、迅速に入手することができる。
また、特に、同一原料により製造される他の製品に関する情報も迅速に入手することができるため、例えば、不適切な原料処理が行われた原料がクレームの原因となっている場合には、当該原料により製造された全ての製品に関する製造履歴が迅速に判明することから、回収すべき製品の範囲及び関与した製造設備に関する情報も容易に特定することができる。
請求項4記載の発明にあっては、請求項1記載の効果に加えて、クレームの原因追及に必要な全ての詳細な情報を、別途、文書等を参照することなく、例えば、本トレース方法を実施する装置の画面上のみにおいて参照することができることから、原因追求に必要な全情報を迅速に入手することができる。
請求項5記載の発明にあっては、請求項1〜3記載の発明の効果に加えて、事故、クレームの際の原因となった製造設備の特定を、製造設備座標軸と時間座標軸とにより構成されたガントチャートにより行なうことができることから、目視により認識しやすく、事故原因の追求を容易に行なうことができる。
その結果、従来とは異なり、両座標軸の間に表示された作業内容表示記号により、クレーム、事故等の対象となっている製品の製造に関与した製造設備の作業内容を、作業の開始時間及び終了時間と共に表示することから、「いつ」「どの設備で」「いかなる作業が行なわれたか」に関する情報を迅速に確認することが可能となる。
請求項6記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は特定の製品に付与された固有の管理記号であることから、特定の製品に付与された固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項7記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は設備名称であることから、特定の製品固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項8記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は設備名称及び日時であることから、特定の製品固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項9記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の原料名称及び日時であることから、特定の製品の原料名称及び日時により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項10記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の製品名称であることから、特定の製品名称により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項11記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の原料名称及びロット番号であることから、特定の製品の原料名称及びロット番号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項12記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の製品名称及びロット番号であることから、特定の製品の原料名称及びロット番号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
従って、請求項6〜12記載の発明にあっては、様々な、特定の製品に関する情報に基づき、工場内のトレース作業を行うことができる。
請求項13記載の発明に係るトレーサビリティシステムにあっては、製品に関する事故又はクレーム事件が発生し、当該製品の製造工場として当該不良品発生の原因調査を行う場合に、当該トレーサビリティシステムを実行するコンピュータの表示装置の画面上において、当該製品をトレースしうる固有の情報に基づき当該クレームの対象となった製品の製造に関与した製造設備の履歴を時間的経緯と共に一覧することができる。
その結果、従来の、工場におけるクレーム時の工場におけるトレーサビリティシステムとは異なり、本発明に係るトレーサビリティシステムは、工場内の製造設備、特に、クレーム対象となる製造設備を中心に構成されており、当該製品を製造した設備の運転状況を時間的経緯に従って、一覧して認識することが可能となることから、当該製品の製造工場側で容易かつ迅速にクレーム対象となる製品を特定し、問い合わせ側に対して迅速、的確に回答を行うことができると共に、クレーム製品を回収し最大限に消費者の利益を守ることができる。
請求項14記載の発明にあっては、請求項13記載の発明の効果に加えて、請求項14記載の発明にあっては、請求項13記載の効果に加えて、当該製品を製造した製造装置に関するより詳細な情報を入手することができることから、製品に関する事故、クレーム発生時に、より的確に原因を追求することができる。
請求項15記載の発明にあっては、請求項13記載の効果に加えて、上記所定の製造設備の運転状況に関する情報又は当該製品の原料の品質記録情報を迅速に入手することができることから、事故又はクレームの原因追求に際しては、従来の、クレーム発生時の工場のトレース方法とは異なり、製造日報等の原本を別途参照することなく、例えば、本トレース方法を実施する装置の画面上のみにおいて原因追求に関連する多種類の情報を、迅速に入手することができる。
請求項16記載の発明にあっては、請求項13記載の効果に加えて、クレームの原因追及に必要な全ての詳細な情報を、別途、文書等を参照することなく、例えば、本トレース方法を実施するシステムの表示装置の画面上等のみにおいて参照することができることから、原因追求に必要な全情報を迅速に入手することができる。
請求項17記載の発明にあっては、請求項13記載の発明の効果に加えて、上記システムを構成する表示装置の画面上等にガントチャートが表示され、事故、クレームの際の原因となった製造設備の特定を、製造設備座標軸と時間座標軸とにより構成されたガントチャートにより行なうことができることから、目視により認識しやすく、事故原因の追求を容易に行なうことができる。
その結果、従来とは異なり、上記システムを構成する表示装置上において、両座標軸の間に表示された作業内容表示記号により、クレーム、事故等の対象となっている製品の製造に関与した製造設備の作業内容を、作業の開始時間及び終了時間と共に表示することから、「いつ」「どの設備で」「いかなる作業が行なわれたか」に関する情報を迅速に確認することが可能となる。
請求項18記載の発明にあっては、請求項13記載の効果に加えて、特に、本システムを構成するコンピュータの画面上に表示された上記作業内容記号が表示されたバーを操作することにより、上記同一画面上に当該製造設備のより詳細な情報に関するウィンドウ画面を開設することができることができるため、トレース作業を行うにあたり必要な情報を体系的かつ迅速に入手することができる。
従って、上記表示装置の画面上において、上記バーの操作により、段階的に詳細な情報を画面上等において入手することが可能となり、調査の情報の深度を次第に深めて、段階的な調査作業を行うことが可能となる。
請求項19記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は特定の製品に付与された固有の管理記号であることから、特定の製品に付与された固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項20記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は設備名称であることから、特定の製品固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項21記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は設備名称及び日時であることから、特定の製品固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項22記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の原料名称及び日時であることから、特定の製品の原料名称及び日時により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項23記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の製品名称であることから、特定の製品名称により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項24記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の原料名称及びロット番号であることから、特定の製品の原料名称及びロット番号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項25記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の製品名称及びロット番号であることから、特定の製品の原料名称及びロット番号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき本発明に係るトレース方法及び、このトレース方法を実現するトレーサビリティシステムを詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10のハードウェア構成図を示す。
本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10は、特定の製品の原料の工場内への搬入から最終製品の完成に至るまでに当該製品の製造に関与した工場内の全製造設備に関する履歴情報が、対応する当該特定の製品をトレースしうる固有の情報と共に格納される設備情報ファイル17を有する記憶装置16と、上記製品をトレースしうる固有の情報を入力しうる入力装置11と、所定情報を表示しうる表示装置12と、上記特定の製品に付与された固有の管理記号が入力された場合には、入力された上記製品固有の管理記号に対応する全ての製造設備履歴情報を設備情報ファイル17の情報を検索して、上記表示装置に時間的経過に従ってガントチャートとして表示する主制御部(CPU)13と、上記表示装置12と共に上記所定情報をプリント用紙上に出力しうる出力装置14と、上記入力装置11、出力装置14及び表示装置12を制御しうる入出力制御部15とにより構成されている。
上記主制御部13はプログラムされて本システム10全体を統括的に制御し、この制御部13には記憶装置16が接続されている。また、この主制御部13には、入出力制御部15を介してキーボードやマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスからなる入力装置11、入力データのモニタリングに使用される表示装置12、及びモニタリングしたデータを出力するための出力装置14が接続されている。
上記主制御部13はOS(オペレーティングシステム)等の制御プログラム、当該工場内における本発明に係るトレーサビリティシステムの成立に必要な各種情報処理手順を規定したプログラム、及び所要データを格納するための内部メモリを有しており、これらのプログラム等により、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10において必要な検索手段及びソート手段を実現している。
また、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10の記憶装置16は、ハードディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、トレースキーテーブル22、上記設備情報ファイル17、及び詳細情報ファイル18を備え、この詳細情報ファイル18は、運転記録情報ファイル20、品質記録情報ファイル23、日報情報ファイル19、グラフ情報ファイル23、その他、製造情報ファイル60とを備えている。
上記各情報ファイルにあっては、様々な情報がトレース作業を行う際のトレースキーとなる対応する固有の情報と対応付けられた形式で格納されている。
この場合、「トレースキーとなる固有の情報」とは、例えば、当該工場で生産される特定の製品に付与された固有の管理記号である。従って、上記設備情報はこの各製品に付与された固有管理記号と共に設備情報ファイル内に格納されている。
また、上記「トレースキーとなる固有の情報」は、当該工場内における設備名称であってもよい。また、上記「トレースキーとなる固有の情報は当該工場内における設備名称及び日時であってもよい。
上記「トレースキーとなる固有の情報」は、当該製品の原料名称及びロット番号であってもよい。さらに、製品名称及びロット番号であってもよい。
そして、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10にあっては、上記工場内における全稼動設備に関する情報は上記全ての種類の「トレースキーとなる固有情報」と共に設備情報ファイル17内に格納されている。
従って、図2(a)に示すように、上記トレースキーテーブル22には、「製造固有記号」、「設備名称/日時」、「原料名称/ロット番号」、「製品名称/ロット番号」の各トレースキーが、所定の記憶エリアにおいて格納されている。その結果、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10にあっては、上記何れのトレースキーによっても、トレース作業を行うことができるように構成されている。
本実施の形態にあっては、トレーサビリティシステム10は、当該工場の各設備を電子的に管理する工場全体の設備管理システムと電子的に連携しており、上記設備管理システムの何れかの稼動情報等が更新された場合には、リアルタイムで本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10に供給され、主制御部13は情報の種類に応じて分類、選択して上記各記憶装置16の各ファイルに格納蓄積されるように構成されている。
従って、工場の操業に従って各稼動設備に発生する様々なデータは工場の電子的管理システムを経由して同時に本トレーサビリティシステム10にも流入し、上記記憶装置16内に格納された上記各ファイル17,20,21,19,23,60内に分類して、トレースキーが付与されて蓄積されるように構成されている。
上記設備情報ファイル17は、当該工場における全製造設備毎の稼動履歴情報であって時間情報と対応させた一切のデータを保有する。この製造設備情報ファイル17に格納されている情報は、工場の稼動に従って、製品の製造が行なわれる際には、随時、更新されてリアルタイムで各製造設備の稼動情報が蓄積、更新される。
従って、例えば、所定の製品固有の管理記号を特定して、入力装置11により入力した場合には、主制御部13は、上記製品固有の管理記号に基づき、記憶装置16の設備情報ファイル17にアクセスして、設備情報ファイル17内に格納された情報を検索し、入力された管理記号に対応する全設備の最新の稼動履歴情報を、設備情報ファイル17から、稼動開始時間及び終了時間等の時間情報と共に抽出し、表示装置12に表示し、又は出力装置14に出力できるように構成されている。
また、運転記録情報ファイル20は、全製造設備に関する設備個別の運転記録データを保有している。
ここで「全製造設備個別の運転記録データ」とは、当該工場内における全ての製造設備に関する、稼動した時間量、稼動開始時刻、稼動終了時刻、処理原料、処理温度等の処理環境、設備の稼動異常、作業担当者等に関する一切の情報を指す。
従って、所定の製造設備を特定して入力装置11により入力することにより、主制御部13は記憶装置16の設備情報ファイル17の情報を検索して、当該製造設備に関する上記運転記録データを抽出し、表示装置12に表示し、又は出力装置14に出力することができるように構成されている。
品質記録情報ファイル21は、所定の設備において処理した原料又は製品の、当該設備において取得された品質管理情報を格納している。
従って、所定の設備及び具体的な原料を所定の形式にて特定して入力装置11により入力することにより、主制御部13は記憶装置16の品質記録情報ファイル21にアクセスして、品質記録情報ファイル21が保有する品質記録情報を検索し、対応する品質記録情報を表示装置12に表示し、又は出力装置14に出力するように構成されている。
この場合、「品質に関する情報」とは、例えば、「当該設備におけるサンプリング結果」、「当該原料の出所情報」等が該当する。
日報情報ファイル19は、当該工場内における製造設備に関し作成された全ての日報情報を保有している。この場合の「日報情報」とは、例えば、「原材料日報」、「製造日報」、「運転日報」等が該当し、例えば、当該工場が食品加工工場である場合には、原料を入れ替える際に設備内部を洗浄する「CIP日報」、原料を収納する「タンク日報」、工場へ原料を搬入する際の「ローリー日報」等もこれに含まれる。
従って、本日報情報ファイル19からは、所定の設備を特定した場合には、当該設備において処理された原料の品質状態に関する情報を入手することができる。
グラフ情報ファイル23は、製造設備の運転状況を示すグラフに関する情報を保有している。「製造設備の運転状況を示すグラフ」とは、例えば、サイロタンクにおける経時的な温度変化を示すトレンドグラフ等に関する情報を指す。
また、製造情報ファイル60は、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される全ての情報を保有する。「上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される全ての情報」とは、上記以外の情報であっても、当該製品の製造に関与した製造設備に関する一切の情報を差す。
例えば、各製造設備に何らかの異常があり警報が作動した場合の全情報、サンプリング記録情報等、上記各ファイルに格納されない全ての情報が該当する。
また、図2(b)に示すように、上記設備情報ファイル17、詳細情報ファイル18及び 日報情報ファイル19、グラフ情報ファイル23、製造情報ファイル60の各ファイルの相互の関係は、階層構造により形成されており、上位階層のファイルから次第に下層のファイルへ順次移行できるように構成されている。
即ち、上記記憶装置16内にあっては、上記設備情報ファイル17が最上層に配置されており、第二階層として運転記録情報ファイル20及び品質記録情報ファイル21が配置されている。そして、上記運転記録情報ファイル20及び品質記録情報ファイル20の最下層には、夫々、日報情報ファイル19、グラフ情報ファイル23及び製造情報ファイル60が連携付けられて配置されている。
上記運転記録情報ファイル20及び品質記録情報ファイル21の情報は、上記日報情報ファイル19、グラフ情報ファイル23及びその他の製造情報ファイル60に格納された情報を基礎として、所定のフォーマットに取捨選択された情報としてアレンジされている。
従って、トレース作業者の入力装置11からの入力によるインストラクションに応じて、主制御部13は、まず、設備情報ファイル17へアクセスして、設備情報に関する設備情報を下記に示すガントチャート形式により時系列に従って一覧表形式で表示装置12に表示、又は出力装置14に出力し、次に、トレース作業者の要請に応じて、上記ガントチャート25内の適宜の表示記号に基づき、当該表示記号内容に関する詳細情報である、品質記録情報ファイル21又は運転記録情報ファイル20に階層的、段階的にアクセスできるように構成されている。
そして、最終的には、上記品質記録情報ファイル21及び運転記録情報ファイル20の表示内容記号に基づき、最下層に位置する、当該工場における各種の日報情報ファイル19、グラフ情報ファイル23及び製造情報ファイル60にまでアクセスできるようになっている。
従って、トレース作業者は、最終的には、当該工場で日々作成、更新されている各種日報に記載された末端情報にアクセスして一切の管理情報を確認してトレース作業を行うことができる。
[ガントチャート]
また、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10の主制御部13は、トレースキーとしての「製造固有記号」70、「設備名称/日時」71、「副原料・原乳名/ロット番号」72又は「製品名称/ロット番号」73を入力した場合に上記設備情報ファイル17の保有する製造設備履歴情報を表示装置12上にガントチャート形式で表示するプログラムを備えている。
図5に示すように、本実施の形態におけるガントチャート25は、表示画面26の左端には縦方向に、当該製品の製造に関与した製造設備を一覧に表示する製造設備座標軸28が形成され、また、表示画面26の上端には横方向に、当該製品の原料受け入れから製品としての製造が完了するまでに至る間の時間的変遷を所定の単位時間毎に表示する時間座標軸29が形成されている。
本実施の形態にあっては、製造設備座標軸28には、所定の固有情報としての、特定製品に付与された固有の管理記号に対応する、当該製品の製造に関与した、当該工場内における全ての製造設備が、当該製品の原料搬入から製品化されるまでの時系列に従った順番に表示されるように構成されている。
この製造設備座標軸28に表示される製造設備情報は、工場の製造管理システムにおいて使用される、各製品に関し付与される固有の管理記号(製造固有記号70)、設備名称/日時71、原料名称/ロット番号(副原料・原乳名/ロット番号72)、製品名称/ロット番号73と関連づけられた形で上記製造設備情報ファイル17に格納されている。
その結果、本トレーサビリティシステム10を使用してトレース作業を行う場合に、トレースキーである、上記製品に付与された固有の管理記号又は設備名称等が入力された場合には、主制御部13の有する検索機能及びソート機能により、対応する設備情報が製造設備情報ファイル17に格納された情報から検索され、表示画面26上に、入力された固有の管理記号等の情報に対応する各製造設備に関する情報が略称により、時系列に従って上方から下方へ順番に表示されるように構成されている。
この場合、上記時間座標軸29には、日付及び時間が1時間単位で連続して表示される。
そして、上記製造設備座標軸28と時間座標軸29との間に形成される座標には、当該製造設備の作業内容を表示する作業内容記号27が時間的変遷に伴って表示される。この作業内容表示記号27の表示も、主制御部13の有する検索機能及びソート機能に基づいて実現される。
即ち、製造設備座標軸28において個別に特定される設備表示枠30において当該設備が稼動した時間の長さに合わせて、始期と終期とが大まかに視認できるような幅寸法を以って形成された長方形状の作業内容記号27が一連に表示される。
この作業内容表示記号27には、対応する設備の作業内容が端的に認識できる作業表示(「受入」、「取出」、「次工程送液」等)が付されている。
従って、上記表示装置の画面上に表示されるガントチャート25上の作業内容表示記号27と、製造設備座標軸28及び時間座標軸29とにより、「いつ」「どの製造設備において」「どのような作業内容が行なわれたか」が表示装置12の画面上に一目して判明する。
[スイッチ機能]
また、図5に示すように、本実施の形態にあっては、上記作業内容表示記号27は、横長長方形状のバー形式で表示装置12の画面上に表示される。
当該作業内容表示記号が表示されたバー31は、上記当該製造設備に関するより詳細な情報画面を開くためのスイッチとして形成されており、上記表示装置12の表示画面26上において上記バー31を操作した場合には、図5に示すように、上記ガントチャート25のイメージ上に形成されるウィンドウ画面35として、上記作業内容表示記号27に関連するより詳細な情報が表示されるように構成されている。
即ち、主制御部13は、上記バー31を、例えば、コンピュータに付属したマウス等のポインティングデバイスによりクリック操作を行った場合には、対応する詳細情報をガントチャート25上にウィンドウ画面として表示するプログラムを保有している。
その結果、例えば、図5に示すように、「ローリーNo.1」という製造設備座標軸に表示されているバー31aをクリックした場合には、図 6に示すように、ガントチャート25上に「ローリーNo.1受入プロセス」というタイトルのウィンドウとしてのメニュー画面37が表示される。
この「ローリーNo.1受入プロセス」という表示の画面37内には「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33及び「品質記録情報」34の3種類のメニューが表示され、これらのメニューをさらにクリックすることによって、所定のメニューに対応する詳細な画面情報を表示するように構成されている。
本実施の形態にあっては、例えば「次工程トラッキング」32をクリックした場合には、図7に示すように、上記ガントチャート上に、同一の原料により製造される他の製品の製造に関与した設備履歴を、前回表示された設備履歴に連続して時系列的に表示したガントチャート25bを表示するように構成されている。
また、「プロセス基本情報」33を、図8に示すようにクリックした場合には、図9に示すように、「ローリーNo.1」における製造状況に関する基本情報がウィンドウ画面35上に表示される。
さらに、図9に示す、上記ウィンドウ画面35に表示された「ローリー日報」という文字61をクリックした場合には、図10に示す「ローリーNo.1」について作成された日報記載の情報画面62が開かれて表示される。
従って、このように、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10にあっては、上記各種ファイル17,20,21,19,23,60の階層に従って、段階的に、より詳細な情報にアクセスできるように構成されていることから、トレース作業者は必要な情報を順次、入手することができるように構成されている。
なお、本実施の形態にあっては、入力装置のポインティングデバイスとしてマウスを使用した場合を例に説明したが上記実施の形態に限定されず、表示装置12の画面のスクリーンにタッチパネルを使用してもよい。
以下、 本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10の作用について、本発明に係るトレーサビリティシステム10を食品加工工場に適用した場合を例に、システムの操作手順に基づき説明する。
特に、本実施例にあっては、食品加工工場において、牛乳を加工して製品を製造する場合を例に説明する。
[トレーサビリティメニュー画面]
本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10を使用して、クレーム発生時や事故発生時に工場内におけるトレース作業を行う際に、操作者は、本発明に係るトレーサビリティシステム10に係るプログラムがインストールされたコンピュータ上において本トレーサビリティシステム10を起動させた場合には、図3に示すように、当該コンピュータのディスプレイの表示画面26上には、「トレースキーの選択」に関するトレーサビリティメニュー画面36が表示される。
このトレーサビリティメニュー画面36にあっては、上記のように、特定の製品に関する情報としての管理記号である「製造固有記号」70、「設備名称/日時」71、「副原料・原料名/ロット番号」72及び「製品名/ロット番号」73が上下方向に並列に表示され、この内のいずれかのトレースキーによりトレース作業を行うことができる。
本実施例にあっては、「製造固有記号」70、「設備名称/日時」71
、「副原料・原料名/ロット番号」72を使用する場合には、ガントチャート形式での一覧表示を利用することができるように構成されている。
この内、例えば、「製造固有記号」70にマウスのポインターを合わせてクリックした場合には、主制御部13は当該入力信号を受けて画面表示を製造固有記号入力画面55に変換する。
この製造固有記号入力画面55において、コンピュータは「製造固有記号を入力してください」旨の固有記号入力指示及び確認表示56を表示する。これに対し、適宜の製品固有の管理番号をキーボード等の入力装置より入力し、当該番号が適切であれば「OK」のボタンをクリックする。
本実施例においては、製造固有記号「03120BCDS」が入力されている。主制御部13は入力装置11において入力されたトレースキーである「製造固有記号」としての「03120BCDS」を、記憶装置16内のトレースキーテーブル22に格納された「製造固有記号」の中から検索し、該当する当該製造固有記号が存在する場合には、この製造固有記号をトレースキーとして作業を開始する。
即ち、製造固有記号の入力及び承認操作により、コンピュータの主制御部13は、このトレースキーに基づき設備情報ファイル17の中から上記トレースキー「03120BCDS」に該当する設備履歴情報を検索して時系列に従ってソートする。
そして、図5に示すように、製造固有記号入力画面55をガントチャート表示画面26に切り替え、上記時系列に従ってソートされた製造設備情報をガントチャート25として表示する。
[ガントチャート表示画面]
図5に示すように、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10において使用されるガントチャート25は、画面上方に「市乳UHTPL2ライン」のタイトルが表示され、上記入力された製造固有記号「03120BCDS」に関連する製造履歴情報が時系列的に一覧可能な状態で表示される。
このガントチャート25を形成する縦軸として表示される「製造設備座標軸」28には、上記設備情報ファイル17から、入力された「製造固有記号」に対応する各製造設備が、略称により、原料の製造過程に従って上方から下方へ順次、表示される。
本実施例にあっては、原料管理番号「234―1」、「234―2」、「345―2」及び「783―2」が上記製造固有記号「03120BCDS」に該当している。
また、横軸としての「時間座標軸」29には、上記「製造固有記号」に対応する原料としての原乳の当該工場への搬入日及び時刻が1時間毎の単位で表示される。
そして、これらの座標軸28,29の間に形成される座標には、作業内容表示記号27がバー31の形式により表示される。また、本実施例にあっては、原乳が、ある製造設備から他の製造設備へ移送される場合には、バー31と他のバー31との間にバーの端部を結ぶ連続線57が付されるように構成されている。
従って、上記連続線57を視認し追跡することにより同一原料がある製造設備から他の製造設備へ移送されたことを確認することができる。
図5に示すガントチャート25にあっては、7月17日の午前7時〜8時の間に「ローリーNo.1」で表示されるタンクローリーにより原料「234―1」が当該工場内へ搬入されていることが示され、搬入された原料「234―1」は同時刻にサイロT12に移送されて「受入工程」が行われていることが判明する。
同様に、原乳「738―2」は7月17日の午前8時〜9時の間に「ローリーNo.3」で表示されるタンクローリーにより当該工場へ搬入され、この原料「783―2」も同様に、同時刻に「サイロT12」に移送され、「受入工程」が行われていることが表示されている。
また、上記原料「345―2」は同日9時20分頃に「ローリーNo.2」により当該工場へ搬入され、同時にサイロT12へ受け入れられ、また、原料「234―2」は10時30頃に「ローリーNo.1」により当該工場へ搬入され、サイロT12に受け入れられていることが判明する。
さらに、これらの、「サイロT12」に受け入れられた原料「234―1」、「783―2」、「345―2」、「234―2」は、同日12時〜15時の間に、「取出工程」において、プレート式熱交換器「PL2」へ移送されて加熱され、同日12時45分頃〜15時45分頃の間に「次工程送液工程」の作業がなされサージタンクである「サージT41」へ移送されていることが判明する。
また、上記「サイロT12」は、上記原料の「取出工程」の後に、同日の15時〜16時の間にCIP(クリーンインプレイス)方式によりサイロT12内が定置洗浄されていることが判明する。
また、上記「PL2」は、この原料の「受入工程」以前に同日の11時頃〜12時30頃にかけて、SIP(スチームインプレイス)方式により定置加熱されていることも判明する。
その後、上記原料は「サージT41」として表示されるサージタンクに移送され、12時15分〜14時45分の頃にかけて、当該サージタンクにおいて「受入工程」により受入作業がなされている。
その後、この「サージT141」において、16時45分頃から20時頃にかけて「取出工程」により「ゲーブル1」に移送され、加熱処理後の製品としての牛乳は紙パック等の収納容器への充填が行われており、この充填作業は、17時頃〜20時30分頃にかけて行われたことが判明する。
従って、トレース作業者は、このガントチャート25を画面上において一覧することにより、当該原料が製品として製造されるまでの間に製造に関与した全ての製造設備及び当該製造設備の作業時間を経過時間に従って把握することができる。
[ウィンドウメニュー画面]
次に、上記各製造設備における作業内容に関するより詳細な情報を入手したい場合には、マウス等のポインティングデバイスのカーソルを、上記各作業内容表示記号27に係る所定のバー31に合わせてクリック操作する。
このクリック操作による入力を受け、図6に示すように、主制御部13は、表示装置12の表示画面上において、上記ガントチャート25上に、ウィンドウ画面35としてのメニュー画面37を開設する。
このメニュー画面37は、図6に示すように、「ローリーNo.1受入れプロセス(234―1)」というタイトルが付されており、このタイトル下には、さらに3つのメニュー「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33及び「品質記録情報」34が表示される。
従って、トレース作業者は、必要に応じて、上記何れかのメニュー32、33、34のいずれかを選択することにより、対応するより詳細な情報を入手することが可能となる。
[次工程トラッキング]
例えば、操作者はポインティングデバイスのカーソルを「次工程トラッキング」に合わせてクリック操作した場合には、図7に示すように、主制御部13は、当初において入力された製造固有記である「031020BCDS」に基づき、図1に示す記憶装置16の設備情報ファイル17に格納されている当該工場における一切の設備情報の中から、上記「031020BCDS」に対応する原料を使用して製造した2次製品に関する設備情報を検索し、時系列的にソートを行って、同一の原料である「234―1」により製造された他の製品に関する製造設備の履歴情報を系列的に表示したガントチャート25bを画面に表示する。
図7に示すように、本実施の形態にあっては、上記プレート式熱交換器「PL2」における次工程送液作業により、サージタンク「サージt41」のみならず「サージT42」にも原乳が供給されたことを示す「受入工程」の作業内容表示が現れ、当該「受入工程」は14:30〜15:30の間に行われたことが表示されている。
この場合、当該サージタンク「サージT42」は11時30頃〜12時30頃の間にSIPにより予め定置加温されたことが表示されている。その後、この「サージT42」内に収納された処理済みの牛乳は17:30〜18:30の間に、「取出工程」において取り出され、充填機である「ゲーブル2」へ移送され製品「B1」として出荷されていることが判明する。
また、この「ゲーブル2」はその後、CIPにて19:15〜20時頃に「CIP」により定置洗浄されたことも判明する。
従って、本実施例に係るトレース方法にあっては、ある原料がどのような製造設備の履歴をたどり製品に至ったかに関する情報のみならず、同一の原料から製造された他の製品に関する製造履歴情報に至るまで、本実施例に係るトレース方法を実施可能なトレーサビリティシステム10を実行するコンピュータの表示装置12の画面上において、クリック操作のみにより関連情報を収集することができる。
[プロセス基本情報]
また、上記メニュー画面37において、「プロセス基本情報」をクリックして選択した場合には、上記同様に「ローリーNo.1」により搬入された原乳に関する「プロセス基本情報」を知ることができる。
上記クリック操作がされた場合には、主制御部13は、上記クリック操作による入力を受けて、記憶装置16内の「運転記録情報ファイル」20内に格納された各設備の運転記録情報の中から、製造固有番号「031020BCDS」であって、かつ「ローリーNo.1」の運転記録情報を検索して、入出力制御部15を介して表示装置12の画面上に表示する。
この場合、図9に示すように、ウィンドウ画面35としての「プロセス基本情報画面」43が開かれ、この画面43上において、プロセス処理を行った際の様々なデータを表示する。
即ち、現在、トレース対象の一つとなっている原料「234―1」に関するローリーNo.1から「受入」が行われた「サイロT12」における原料「234―1」に関する製造情報を詳細に確認することができる。
本実施例にあっては、原料番号「234―1」に関する「(原乳の具体的)銘柄」、「プロセス処理の回数」、「プロセス処理日時」、「プロセス処理量」、「クーラーPL1温度情報」、「サイロタンク情報」、異常があったか否かに関する「警報」情報、及びプロセス作業者名等の情報を一覧して入手することができる。
上記「プロセス基本情報」は、タンクローリーに関し作成されている日報である「ローリー日報」の情報の中から、トレース作業に必要な情報のみを抽出して表示するように構成されたものである。
従って、上記「ローリーNo.1」というタイトルの右横側には「ローリー日報」というタイトル文字61が表示され、このタイトル文字61は、さらに詳細な情報である「ローリー日報」情報画面へのスイッチを形成している。
[ローリー日報]
トレース操作者が上記「ローリー日報」というタイトル文字61をクリック操作した場合には、上記主制御部13はこの入力を受け、「日報情報ファイル」19の中から「ローリー日報」を検索して、上記プロセス処理日時に対応した「ローリー日報」を選択して画面に表示する。
図10には、「プロセス基本情報画面」43において対応する「ローリー日報」62を表示した画面を示す。
従って、この「ローリー日報」62を開き参照することにより、「タンクローリー車番」、「受入量」、「(工場への)受入時刻」、「受入ライン」、「受入先タンク」、「冷却温度」、「作業者」等の情報を一覧して入手することができる。
[警報画面]
また、図9に示すように、上記「プロセス基本情報」43において、「警報」の表示文字の右横には、[有]と表示されており、「サイロタンクT12」における処理作業中に何らかの作動異常が発生していることを示している。
この場合、トレース作業者がこのサイロタンクT12に関する作動異常の内容を確認する必要がある場合には、この場合、[有]のタイトル文字63をクリック操作する。
この場合、主制御部13は、上記クリック操作による入力を受け、記憶装置16の製造情報ファイル60に格納された「警報情報」の中から、サイロタンクT12に関し、対応する日時において発生した異常情報を検索して時系列に従ってソート作業を行い、その結果を、入出力表示部15を介して表示装置12の画面上に、図11に示すように、警報情報画面64として表示する。
この警報情報画面64においては、当該工場内における全設備に関して発生した作動異常に関する全ての情報が時系列に従って列挙して表示されている。即ち、「警報発生の日時」、「発生した設備略称」、「作動異常の種類」「異常の発生時刻及び復帰時刻」等が一覧して判別できるように表示される。
従って、トレース操作者は、この「警報情報画面」64において、当該トレース対象となっている原料「234―1」の製造処理に関連した設備において発生した各種の異常状態の内容及び、発生時刻と復帰時刻とを確認することができる。
従って、本トレース方法及びトレーサビリティシステム10にあっては、トレース作業において重要な、設備の作動異常に関しても、ガントチャート25との関連の中表示画面26において確認することができる。
[サイロT12・取出工程]
図12は、ガントチャート25上において「サイロT12」における「取出」工程を選択してクリックした場合を示す。
この場合、主制御部13は、図13に示すように、「サイロT12取出プロセス」というタイトルのウィンドウからなるメニュー画面38をガントチャート25上に表示する。
このメニュー画面38上においても、「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33、「品質記録情報」34の3つのメニューが表示される。
この内、「プロセス基本情報」33を選択してクリック操作した場合には、主制御部13は、入力信号を受けて、記憶装置16の「運転記録情報ファイル」20に格納された各製造設備の運転記録情報の中から、上記製造固有番号に係り、かつ、「サイロT12」に関する運転記録情報を検索して抽出し、この運転記録情報を入出力制御部15を介して、表示装置12の表示画面上に表示する。
その結果、図14に示すように、サイロT12における「取出工程」における「プロセス基本情報」が表示される。
図14に示すように、この「プロセス基本情報」はウィンドウ画面としての「プロセス基本情報画面」41が開かれ、サイロT12に関するタンク日報に記載された情報から抽出された情報が表示される。
この「プロセス基本情報画面」41には、サイロT12において処理された「(原乳の具体的)銘柄」、「取出日時」、「取出中タンク温度」、「取出先」、「取出量」「滞留時間」「残液量」「警報(の有無)」「作業者名」の情報が表示されている。従って、トレース作業者は、サイロT12において処理された原乳に関する処理情報を迅速に一覧できる。
[タンク日報]
さらに、上記「プロセス基本情報」画面41において、「サイロタンクT12」の右横には[タンク日報]のタイトル文字61が表示されており、上記「プロセス基本情報画面」41に表示された各種情報以上の情報必要とされる場合には、この[タンク日報]をクリック操作することにより、タンク日報の情報を直接に表示させることができる。
即ち、上記[タンク日報]をクリック操作した場合には、主制御部13は、記憶装置16の日報情報ファイル19にアクセスして、日報情報ファイル19に格納された日報情報の中からサイロタンクに関する対応する日時の日報情報を検索して、表示装置12上に表示する。
その結果、図15に示すように、画面上に「サイロタンク日報」46が開かれ、サイロタンクに関する情報の一覧が表示される。この「サイロタンク日報」46は、日毎のフォーマットで作成され、各サイロタンク毎に、「工程名称」、「原乳名称」「受入量」、「取出量」、「開始時刻」、「終了時刻」が表示される。
[品質記録情報]
また、図13に示すように上記メニュー画面38において、メニューの内「品質記録情報」34をクリックして選択した場合には、図16に示すように、「タンク品質記録画面」46においてサイロT12において処理された原乳の「タンクサンプリング結果」、銘柄別の品質情報が個別に表示される。
即ち、主制御部13は、クリック操作による上記入力信号を受けた場合には、記憶装置16の「品質記録情報ファイル」21内に格納された品質記録情報の中から、製造固有番号「031020BCDS」であって、かつ「サイロT12」に関する品質記録情報を検索して、入出力制御部15を介して表示装置12の画面上に表示する。
その結果、図16に示すように、「タンク品質記録画面」46によりサイロT12において処理された原乳に関する品質記録情報を迅速に一覧することができる。
この場合、上記「タンクサンプリング結果」の文字の横に表示される[TG205H]の文字をクリックした場合には、図17に示すように、日報である「サンプリング記録」51を表示する。
この「サンプリング記録」51は、記憶装置16の中の、「製造情報ファイル」60内に格納されており、主制御部13は上記クリック操作による入力信号を受け、上記「サンプリング記録」51を検索して表示する。
この「サンプリング記録」51には、「製造業者」、「原液名」、「測定日」、「測定者」、「粘度」、「比重」、「比熱」等が詳細に表示される。
[サイロT12・CIP]
また、図18に示すように、表示されたガントチャート25において、サイロT12における「CIP」を選択してクリック操作した場合には、図19に示すように、ウィンドウ画面として「プロセス基本情報画面」58が開かれ、「CIP」(定置洗浄)に関する情報を一覧することができる。
即ち、主制御部13は、上記クリック操作による信号の入力を受けて前記同様に、記憶装置16内の「運転記録情報ファイル」20内における情報から、上記トレースキーである製造固有番号「031020BCDS」であって、かつ「サイロT12」の「CIP」に関する情報を検索して表示装置12上に表示する。
なお、「CIP」とは、被処理液体を排出した後、当該タンク等を洗浄する際に、タンク等の分解を行なうことなく設置した状態のまま洗浄することをいう。
この場合、上記「プロセス基本情報画面」58には、「開始・終了時間」、「温度」、「流量」、「制御パターン」、「酸濃度」、「アルカリ濃度」、「警報の有無」、「作業者名」が表示される。従って、この「プロセス基本情報画面」58によりCIPに関する情報を迅速に一覧して把握することができる。
[CIP日報]
また、この場合、本画面のタイトルである「サイロT12」の右横には[CIP]というタイトル文字61が表示されており、この[CIP]というタイトル文字61を選択してクリックした場合には、CIPに関する日報の情報を直接に視認することができる。
即ち、[CIP]というタイトルをクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16の「日報情報ファイル」19内に格納された日報に関する情報の中から「CIP日報」に関する情報を検索して抽出し、表示装置12上に表示する。
その結果、図20に示すように、「CIP日報」の中の、洗浄作業に関するCIPの運転結果状態を示す一覧表である「CIP日報」48が表示される。また、図21に示すように、この「CIP帳票」48をグラフ表示した「グラフ画面」49を表示することもできる。
従って、一般に食品加工工場においては、多品種の製品を加工製造していることから、別の品種を処理する場合のタンク内の洗浄が不可欠であるが、洗浄の適、不適によるクレーム発生の可能性を考慮した場合、本実施例にあっては、容易かつ迅速にCIPの作業内容を、日報レベルに至るまで確認することができる。
[サイロT2・トレンドグラフ]
さらに、上記CIPに関する「プロセス基本情報画面」58において「温度」の項目の具体的な数字(本実施の形態にあっては、「70.3℃」)65をクリックした場合には、図22に示すように、サイロタンクT12に関するトレンドグラフ50が表示される。
即ち、この場合、主制御部13は、クリック操作による入力信号を受けて、記憶装置16の「グラフ情報ファイル」23内に収納された[グラフ情報の中から、「サイロT12」に関するトレンドグラフ情報を検索し、表示装置12において表示画面上に表示する。
このサイロタンクのトレンドグラフ50は、縦軸には温度及び流量が表示されると共に横軸には経過時間が表示され、サイロタンク内で作動した攪拌機の作動時間との関係で、原乳の温度及び流量がグラフにより表示される。
[PL2・次工程送液]
また、図23に示すように、ガントチャート25上で、「PL2」において「次工程送液」を選択した場合には、図24に示すように、ウィンドウ画面としてのメニュー画面39において、「PL2」に関する情報メニューとして「次工程トラッキング」32及び「プロセス基本情報」33が表示される。
この場合、「プロセス基本情報」33を選択してクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16内の「運転記録情報ファイル」20内に格納された情報の中から、「PL2」の「次工程送液」工程に関する運転記録情報であって、トレースキーである製造固有番号「031020BCDS」の対象となる情報を検索し、表示装置12の画面に表示する。
即ち、図25に示すように、主制御部13によって、ガントチャート25上にウィンドウ画面としての「プロセス基本情報」画面44が開かれ、この「プロセス基本情報」画面44には「PL2」に関する「運転日報」及び「製造日報」から抽出した情報が表示される。
即ち、「PL2」の「次工程送液」の処理工程において処理された原乳の「銘柄」、「処理時間」、「殺菌温度」、「取出先」、「処理量」、「次工程送液時刻」、「警報の有無」、「作業者名」に関する情報を一覧して入手することができる。
[運転日報]
また、この画面上においてタイトルである「PL2」の横にはサブタイトルである「運転日報」66及び「製造日報」67が表示されており、これらのタイトル文字66,67をクリックした場合には、夫々、「運転日報」又は「製造日報」を直接に参照することができる。
即ち、「運転日報」のタイトル文字66をクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16内の「日報情報ファイル」19に格納された日報情報の中から、PL2の運転日報の情報を検索して表示装置12の画面上に表示する。
即ち、図26に示すように、「殺菌機運転日報」52の画面を開くことができ、「プレート式殺菌機管理日報」を直接に画面上にて読んで内容を確認することができる。
また、「製造日報」の文字をクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16内の「日報情報ファイル」19に格納された日報情報の中から、PL2の製造日報の情報を検索して表示装置12の画面上に表示する。即ち、図25に示すように「殺菌機製造日報」53の画面を開くことができる。
[サージタンク]
また、図28に示すように、ガントチャート25上において、上記「PL2」から「次工程送液」工程により「サージT41」に対して送液された場合において、「サージT41」における「受入工程」を選択した場合、上記同様にして、図29に示すように、メニュー画面45が開かれ、このメニュー画面45上には「サージタンク受入プロセス」のタイトルが表示され、「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33、「品質記録情報」34の各メニューが表示される。
この内、「プロセス基本情報」33を選択してクリックした場合には、図30に示すように、「タンク日報」から抽出した、「PL2」からの原乳の「受入工程」に関する情報が「プロセス基本情報画面」54に表示される。
即ち、上記「プロセス基本情報画面」54に表示される情報は、受入れられた原乳の「(具体的)銘柄」、「受入日時」、「受入中のタンク温度」「受入元」、「受入量」、「タンク内圧」、「警報の有無」、「作業者」に関する情報が表示される。従って、作業者は「サージタンクT41」に関する受入工程における情報を迅速に一覧することができる。
また、上記「プロセス基本情報画面」54のタイトルである「サージタンクT41」の横に表示された[タンク日報]というタイトル文字61をクリックした場合には、図31に示すように、「サージタンク日報」68を開くことができる。
この「サージタンク日報」68においては、サージタンクの種類別に、当該サージタンクにおいて製品毎に行われた作業を時系列に従って列記してある。
従って、トレース作業者は、当該サージタンクにおいて「どの製品に関し」、「何時」、「どのような作業が行われたか」を、一覧して迅速に認識することができる。
上記のように本実施例に係るトレース方法及び、このトレース方法を実行するトレーサビリティシステム10にあっては、トレース作業に
使用される全ての基礎情報は、当該工場内で作成され工場管理システム等に電子的又は文書的に保存されている各種日報に記載されている情報である。
上記のようにガントチャート25から、スイッチとして構成されたバー31形式の各作業内容記号27をクリック操作することにより、メニュー画面37を介して、各設備における夫々の原料処理段階における各種データを確認し、さらに、必要に応じて、工場内において作成されている各種の日報の情報そのものを表示した複数種類の画面を容易に開くことができるため、迅速にクレーム原因の追究を行うことができる。
[設備名称/日時・トレースキー]
なお、上記実施の形態に係るトレーサビリティシステム10にあっては、トレースキーとして「製造固有記号」を使用していたが、上記実施例に限定されず、上記のように「設備名称/日時」をトレースキーとしてもガントチャート25を利用してトレース作業を行うことができる。
この場合には、図3に示すように、トレーサビリティメニュー画面36において、「設備名称/日時」71を選択してクリックする。このクリック操作により、図32に示すように、「設備名称/日時入力画面」74が画面上に開かれる。
この場合、トレースを行う設備の名称を「設備名称」の項に入力すると共に、その時点で問題が発生した可能性のあると思われる日時を特定されている場合には、当該日時を入力する。
この場合、上記具体的な設備名称ではなく、当該設備に付されている略称でもよい。例えば、本実施例においては、図32に示すように、「殺菌機2号」という具体的な設備名称が入力されているが、プレート式殺菌機として「PL2」という略称が、当該工場内で使用され、管理システムにおいて「PL2」という略称により管理されている場合には、当該設備略称としての記号「PL2」を入力してもよい。
また、本実施例においては、日時として、「2003年7月17日 14:00」が入力されている。
この入力が正しければ「OK」のボタンをクリックすることにより、図33に示すように、入力された具体的な「設備名称」又は「設備略称」としての記号に対応する設備を中心にしたガントチャート25が、入力された日時を中心に展開表示される。
従って、トレース作業者は、前記実施例の場合と同様に、このガントチャート25を基準にして、適宜必要な設備に着目して、ウィンドウ画面からなるメニュー画面37を開くことにより、「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33又は「品質記録情報」34の何れかのメニューを選択することにより、最終的には各々の製造設備に関する各種の日報に記載された情報にまで到達して情報を確認することができることから、画面上において迅速に必要詳細な情報を一覧して入手することができる。
その結果、クレーム発生時や事故発生時には、迅速かつ正確に原因を追究できると共に、回収製品の範囲を確実に特定することができる。
さらに、トレース作業者は、図3に示すように、上記トレーサビリティメニュー画面36において、トレースキーとして「副原料・原乳名/ロット番号」71を入力した場合であっても、ガントチャート25を基礎としてトレース作業を行うことができる、
トレースキーとして「副原料・原乳名/ロット番号」71を入力した場合には、図34に示すように、主制御部13は、表示装置12の画面上に、「原材料ロットNo入力画面」75を開設する。
従って、トレース作業者は、「原材料ロットNo入力画面」75において、当該原料に付与されたロット番号を入力することにより、当該原料の処理に関与した一切の製造設備の履歴情報を経時的にガントチャート25において表示することができる。
本実施例においては、原材料ロット番号として「031020コーヒー102」という番号が入力されている。
これよりトレース操作者は、前記同様に、ガントチャート25を基礎とし、さらに、トレース作業の必要に応じて、ガントチャート25上に各設備、各工程に関するより詳細な情報をウィンドウ画面上に表示させて確認し、また、各設備に関し作成された日報に記載された情報に至るまで、コンピュータ端末の画面上において確認し、迅速かつ効率的にクレーム発生原因及び必要な場合には製品回収の範囲を特定することができる。
従って、本実施例に係るトレーサビリティシステム10にあっては、複数種類のトレースキーを用いることができ、トレース作業にあたっては多面的な切り口により原因究明を行うことができることから、トレース作業の作業品質を向上させることができると共に、トレース作業の効率化を図ることができる。
本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムは、工場内における製造設備に関するあらゆるトレース作業に適用することができる。
本発明に係るトレース方法が実現されるトレーサビリティシステムのハードウェア構成の一形態を示すブロック図である。 本発明に係るトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレースキーテーブルの内容説明図である。 本発明に係るトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ハードウェア構成の中の記憶装置に格納された各ファイルの階層構成を示すブロック図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティメニュー画面の一例を示す図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティメニュー画面において、「製造固有番号」をトレースキーとして入力した場合を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するためのメニュー画面を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するためのメニュー画面において「次工程トラッキング」を選択した場合のガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するための「ローリーNo.1受入プロセス(234―1)」に関するメニュー画面を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するためのメニュー画面において「プロセス基本情報」を選択した場合のガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するためのメニュー画面において「プロセス基本情報」を選択し、かつ、「プロセス基本情報画面」において「ローリー日報」を選択した場合の「ローリー日報」の一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するためのメニュー画面において「プロセス基本情報」を選択し、かつ、「プロセス基本情報画面」において「警報有り」を選択した場合の「警報画面」の一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するための「サイロT12取出プロセス」に関するメニュー画面を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するためのメニュー画面において「プロセス基本情報」を選択した場合のガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたメニュー画面において「タンク日報」を選択した場合の「サイロタンク日報」の一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するためのメニュー画面において「品質記録情報」を選択した場合のガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたメニュー画面において「タンクサンプリング結果」を選択した場合の「サンプリング記録」の一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示されたより詳細な情報を入手するための「サイロT12取出プロセス」に関するメニュー画面を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示された「サイロT12取出プロセス」に関するメニュー画面において「CIP」というタイトルを選択してクリックした場合の「CIP日報」の一例としての「運転結果」の一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示された「サイロT12取出プロセス」に関するメニュー画面において「CIP」というタイトルを選択してクリックした場合の「CIP日報・グラフ画面」の一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、ガントチャート上に表示された「サイロT12取出プロセス」に関するメニュー画面において「温度」の具体的数値を選択してクリックした場合の「サイロタンクトレンドグラフ」の一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートにおいて「PL2」における「次工程送液」を選択してクリックした場合のメニュー画面を示す説明図である。 発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートにおいて「PL2」の「次工程送液」に関するメニュー画面において「プロセス基本情報」を選択した場合の詳細情報に関するメニュー画面を示す説明図である・ 発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートにおいて「PL2」の「次工程送液」に関するメニュー画面において「運転日報」を選択した場合の「殺菌機運転日報」の一例を示す説明図である・ 発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートにおいて「PL2」の「次工程送液」に関するメニュー画面において「運転日報」を選択した場合の「殺菌機製造日報」の一例を示す説明図である・ 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートを示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートにおいて「サージタンクT41」における「受入」を選択してクリックした場合のメニュー画面を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートにおいて「サージタンクT41」「受入」に関するメニュー画面において「プロセス基本情報」を選択した場合の詳細情報を示す画面の説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティシステムにより表示されるガントチャートにおいて「サージタンクT41」「受入」に関するメニュー画面において「タンク日報」を選択した場合の「サージタンク日報」の一例を示す画面の説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティメニュー画面において、「設備名称及び日時」をトレースキーとして入力した場合を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティメニュー画面において、「設備名称及び日時」をトレースキーとして入力した場合に表示されるガントチャートの一例を示す説明図である。 本発明に係るトレース方法及びトレーサビリティシステムの一実施の形態に係り、トレーサビリティメニュー画面において、「原材料ロット番号」をトレースキーとして入力した場合を示す説明図である。
符号の説明
10 トレーサビリティシステム
11 入力装置
12 表示装置
13 主制御部
14 出力装置
15 入出力制御部
16 記憶装置
17 設備情報ファイル
18 詳細情報ファイル
19 日報情報ファイル
20 運転記録情報ファイル
21 品質記録情報ファイル
22 トレースキーテーブル
23 グラフ情報ファイル
24 製造情報ファイル
25 ガントチャート
26 表示画面
27 作業内容記号
28 製造設備座標軸
29 時間座標軸
30 設備表示枠
31 バー
32 次工程トラッキング
33 プロセス基本情報
34 品質記録情報
35 ウィンドウ画面
36 トレーサビリティメニュー画面
37 メニュー画面
38 メニュー画面
39 メニュー画面
41 プロセス基本情報画面
42 サイロタンク日報
44 プロセス基本情報画面
45 メニュー画面
46 タンク品質記録
47 サイロタンクトレンドグラフ
48 CIP日報
49 グラフ画面
50 トレンドグラフ
51 サンプリング記録
52 殺菌機運転日報
53 殺菌機製造日報
54 プロセス基本情報画面
55 製造固有記号入力画面
56 固有記号入力指示及び確認表示
57 連続線
58 プロセス基本情報画面
60 製造情報ファイル
61 タイトル文字
62 ローリー日報
63 タイトル文字
64 警報情報画面
65 数字
66 タイトル文字
67 タイトル文字
68 サージタンク日報
70 製品固有番号
71 設備名称/日時
72 副原料・原乳名/ロットNo
73 製品名称/ロットNo
74 設備名称/日時入力画面
75 原材料ロットNo入力画面

Claims (25)

  1. 工場内において特定の製品をトレースしうる固有の情報を管理システムに入力するステップと、
    上記固有の情報に基づき特定される製品の製造工程に関与する設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示するステップとを有し、
    上記設備履歴情報は、当該工場内への原料搬入から最終製品として完成するまでの間に当該製品の製造に関与する製造設備の時間的経過に従った情報であることを特徴とするトレース方法。
  2. 上記ガントチャートに表示された設備履歴情報に基づき、所定の時点における所定の製造設備に関する、当該製品の製造にあたってのより詳細な情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の工場におけるトレース方法。
  3. 上記のより詳細な情報は、当該原料を使用して作成される他の製品の製造工程における時間的経過に伴う製造設備情報、上記所定の製造設備の運転状況に関する情報又は当該製品の原料の品質記録情報であることを特徴とする請求項2記載の工場におけるトレース方法。
  4. 上記より詳細な情報は、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される情報、製造設備の運転状況を示すグラフ情報又は、その他当該製品の製造に関する一切の情報であることを特徴とする請求項2記載の工場におけるトレース方法。
  5. 上記ガントチャートは、当該製品の製造に関与した製造設備を一覧に表示する製造設備座標軸と、当該製品の原料受け入れから製品としての製造が完了するまでに至る間の時間的変遷を所定の単位時間毎に表示する時間座標軸とを備え、
    上記固有の情報が入力された場合には、上記2つの座標軸の間に、当該製品の製造工程に関わる各製造設備における夫々の作業内容を、当該作業の開始から終了に至る時間的経過と共に作業内容記号が時系列的に表示されるステップを含むことを特徴とする請求項1〜3記載のクレーム発生時の工場におけるトレース方法。
  6. 上記固有の情報は、特定の製品に付与された固有の管理記号であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
  7. 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
  8. 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称及び日時であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
  9. 上記固有の情報は、当該製品の原料名称であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
  10. 上記固有の情報は、当該製品の製品名称であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
  11. 上記固有の情報は、当該製品の原料名称及びロット番号であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
  12. 上記固有の情報は、当該製品の製品名称及びロット番号であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
  13. 特定の製品の原料の工場内への搬入から最終製品の完成に至るまでに当該製品の製造に関与した工場内の全製造設備に関する履歴情報が、対応する固有の情報と共に格納される設備情報ファイルを有する記憶装置と、
    上記固有の情報を入力しうる入力装置と、
    所定情報を表示しうる表示装置と、
    上記固有の情報が入力された場合には、入力された上記固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を設備情報ファイルから検索して、上記表示装置に時間的経過に従ってガントチャートとして表示する主制御部とを備えたことを特徴とするトレーサビリティシステム。
  14. 上記記憶装置は、さらに、上記ガントチャートに表示された設備履歴情報に基づき、所定の時点における所定の製造設備に関する、当該製品の製造にあたってのより詳細な情報を表示する詳細情報を格納しうるファイルを有することを特徴とする請求項13記載の工場におけるトレーサビリティシステム。
  15. 上記詳細情報を格納しうるファイルは、上記全製造設備に関する運転記録情報ファイル又は上記各製造設備における当該原料の品質記録情報ファイルであることを特徴とする請求項13記載のトレーサビリティシステム。
  16. 上記詳細情報を格納しうるファイルは、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される日報情報ファイル、製造設備の運転状況を示すグラフ情報を格納するグラフ情報ファイル又は他当該製品の製造に関する一切の情報を格納する製造情報ファイルであることを特徴とする請求項14記載のトレーサビリティシステム。
  17. 上記ガントチャートは、当該製品の製造に関与した製造設備を一覧に表示する製造設備座標軸と、当該製品の原料受け入れから製品としての製造が完了するまでに至る間の時間的変遷を所定の単位時間毎に表示する時間座標軸とを有し、
    上記製造設備座標軸と上記時間座標軸との間には、当該製造設備の作業内容を表示する作業内容表示記号が時間的変遷に伴って表示されることを特徴とする請求項13記載のトレーサビリティシステム。
  18. 上記作業内容表示記号は、当該作業内容表示記号が表示する当該製造設備に関する詳細な情報を表示しうるバー形式で表示装置尾の画面上に表示されると共に、当該作業内容表示記号が表示されたバーは、上記当該製造設備に関する詳細な情報画面を開くためのスイッチとして形成されており、
    上記表示装置の画面上において上記バーを操作した場合には、上記画面上に形成されるウィンドウ画面に、上記作業内容表示記号に関連する詳細な情報が表示されることを特徴とする請求項14記載のトレーサビリティシステム。
  19. 上記固有の情報は、特定の製品に付与された固有の管理記号であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
  20. 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
  21. 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称及び日時であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
  22. 上記固有の情報は、当該製品の原料名称であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
  23. 上記固有の情報は、当該製品の製品名称であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
  24. 上記固有の情報は、当該製品の原料名称及びロット番号であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
  25. 上記固有の情報は、当該製品の製品名称及びロット番号であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
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