JP2005293274A - 工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム - Google Patents
工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005293274A JP2005293274A JP2004107956A JP2004107956A JP2005293274A JP 2005293274 A JP2005293274 A JP 2005293274A JP 2004107956 A JP2004107956 A JP 2004107956A JP 2004107956 A JP2004107956 A JP 2004107956A JP 2005293274 A JP2005293274 A JP 2005293274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- product
- manufacturing
- displayed
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【解決手段】 工場内において特定の製品をトレースしうる固有の情報を管理システムに入力するステップと、上記固有の情報に基づき特定される製品の製造工程に関与する設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示するステップとを有し、上記設備履歴情報は、当該工場内への原料搬入から最終製品として完成するまでの間に当該製品の製造に関与する製造設備の時間的経過に従った情報である。
【選択図】 図5
Description
このような従来の製造工場のトレーサビリティシステムは、当該製品の原材料ロット番号又は製品ロット番号を、コンピュータ内にインストールされた管理ソフトに入力することにより、「当該原材料の当該製造工場への入荷日」、「原材料ロット番号」、「中間製品番号」、「製品コード」、「製品名」等を一覧表形式でディスプレイ装置上に表示又は、プリントアウトすることにより視認できるようにし、このようなデータに基づき、工場内の各製造部署において作成される作業記録、各種の製造作業の日報等と対照させることにより、「いつ」「どの製造機械において」事故が発生したか、を最終的に特定しようとするものである。
しかしながら、このような従来のトレーサビリティシステム管理ソフトによる表示画面情報又は紙上へのアウトプット情報にあっては、何ら、製造設備に関する情報が表示されないことから、不具合が発生した製造設備の特定に関しては、別途、工場内に設置されている製造記録、製造日報等を参照して行なう必要があり、製造設備の特定、原因追及を迅速に行なうことができなかった。
しかしながら、従来のシステムにあっては、製造設備に関する情報と同様に、表示画面上に表示される情報には特定の設備の稼動時間等に関する情報はなく、上記製造設備に関する情報と同様に、各種設備の各種稼動情報に関しては製造記録、製造日報を参照しなければ判明しないものであった。
従って、このような事情から、製造工場側としては、トレーサビリティシステムの情報として、当該食品原料が工場内において製造処理が行われる過程における各種の製造設備を、時間的経緯により特定できる履歴情報があれば便利である。
また、最終的にクレーム又は事故原因を究明するためには、各種製造設備の運転日報、製造日報等に記載された原料や製品の品質記録、製品の充填記録、当該製造設備又は機械の操作記録、作動記録等の、当該製品の製造にあたっての原料及び製造設備等の作動に関する一切の情報が必要となることから、これらの情報もトレーサビリティシステムを構成するコンピュータのディスプレイ上に表示できるように構成されることがトレーサビリティシステムとしての完成度を高め、クレーム、事故発生時に、迅速、的確に対応することができ、不良品の発生を迅速に特定できると共に、回収する製品の範囲を明確かつ迅速に特定することが可能となる。
また、請求項2記載の発明にあっては、上記ガントチャートに表示された設備履歴情報に基づき、所定の時点における所定の製造設備に関する、当該製品の製造にあたってのより詳細な情報を表示するステップを含むことを特徴とする。
請求項3記載の発明にあっては、上記のより詳細な情報は、当該原料を使用して作成される他の製品の製造工程における時間的経過に伴う製造設備情報、上記所定の製造設備の運転状況に関する情報又は当該製品の原料の品質記録情報であることを特徴とする。
この場合、「当該原料を使用して作成される他の製造工程における時間的経過に伴う製造設備情報」とは、その時点で調査している製品の原料と同一の原料により製造された他の製品に関する製造設備の情報をいう。
即ち、例えば、食品製造にあたって最初に原料が搬入されるローリーが製造設備であった場合には、当該ローリー内に搬入された原料の銘柄、搬入の回数、原料の処理時間、原料の処理量、クーラー温度、サイロタンク名称、作業中に運転異常があったか否かの情報、作業担当者名等が該当する。
請求項4記載の発明にあっては、上記より詳細な情報は、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される情報、製造設備の運転状況を示すグラフ情報又は、その他当該製品の製造に関する一切の情報であることを特徴とする。
また、「上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される全ての情報」とは、上記以外の情報であっても、当該製品の製造に関与した製造設備に関する一切の情報を差す。
従って、請求項4記載の発明にあっては、クレーム、事故の対象となっている製品の製造に関与した製造設備の内、いずれの製造設備に不具合があったか、という点に関する調査において、製造設備の特定に要する様々な必要な情報を入手することができる。
従って、請求項6記載の発明にあっては、製品固有の管理記号を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項7記載の発明にあっては、上記固有の情報は、当該工場内における設備名称であることを特徴とする。
従って、請求項7記載の発明にあっては、設備名称を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
従って、請求項8記載の発明にあっては、設備名称及び日時を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
請求項9記載の発明は、上記固有の情報は、当該製品の原料名称であることを特徴とする。
従って、請求項9記載の発明にあっては、製品の原料名称を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
従って、請求項10記載の発明にあっては、当該製品名称を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
従って、請求項11記載の発明にあっては、当該製品のロット番号を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
従って、請求項12記載の発明にあっては、当該製品の製品名称及び当該製品のロット番号を管理システムに入力した場合には、設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示される。
従って、請求項14記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品をトレースしうる固有の情報が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報に関するより詳細な情報をファイルから検索して、上記表示装置上に表示する。
従って、請求項15記載の発明にあっては、上記特定の製品に関する情報が入力された場合には、主制御部は、入力された上記製品の情報に対応する全ての製造設備履歴に関連する製造情報、即ち、当該原料により製造される他の製品に関する製造設備情報、上記全製造設備に関する運転記録情報、上記各製造設備における当該原料の品質記録情報を製造情報ファイルから検索する。
例えば、ローリー、サイロタンクに関する日報に記載された情報、製造状態に何らかの異常があり警報が作動した場合の情報、サンプリング記録情報等が該当する。さらに、「製造設備の運転状況を示すグラフ」とは、例えば、サイロタンクにおける経時的な温度変化を示すトレンドグラフ等が該当する。
請求項19記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品に関する固有の管理記号が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項20記載の発明にあっては、上記入力装置において設備名称が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項21記載の発明にあっては、上記入力装置において設備名称及び日時が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項22記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品の原料名称が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項23記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品の製品名称が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項24記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品に関する当該製品の原料名称及びロット番号が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
請求項25記載の発明にあっては、上記入力装置において特定製品に関する当該製品の製品名称及びロット番号が入力された場合には、主制御部は入力された固有の情報に基づいて、上記製造設備情報ファイルから、入力された固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を上記製造設備情報ファイルから検索して、上記表示装置上に、時間的経過に従ってガントチャートにより表示する。
例えば、本トレース方法を実施する装置の画面上のみにおいて原因追求に関連する多種類の情報を、迅速に入手することができる。
その結果、従来とは異なり、両座標軸の間に表示された作業内容表示記号により、クレーム、事故等の対象となっている製品の製造に関与した製造設備の作業内容を、作業の開始時間及び終了時間と共に表示することから、「いつ」「どの設備で」「いかなる作業が行なわれたか」に関する情報を迅速に確認することが可能となる。
請求項7記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は設備名称であることから、特定の製品固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項9記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の原料名称及び日時であることから、特定の製品の原料名称及び日時により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項12記載の発明にあっては、請求項1〜4記載の発明の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の製品名称及びロット番号であることから、特定の製品の原料名称及びロット番号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項19記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は特定の製品に付与された固有の管理記号であることから、特定の製品に付与された固有の管理記号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
請求項24記載の発明にあっては、請求項12記載の効果に加えて、管理システムに入力される固有の情報は当該製品の原料名称及びロット番号であることから、特定の製品の原料名称及びロット番号により管理システム上においてトレースを行うことができる。
本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10は、特定の製品の原料の工場内への搬入から最終製品の完成に至るまでに当該製品の製造に関与した工場内の全製造設備に関する履歴情報が、対応する当該特定の製品をトレースしうる固有の情報と共に格納される設備情報ファイル17を有する記憶装置16と、上記製品をトレースしうる固有の情報を入力しうる入力装置11と、所定情報を表示しうる表示装置12と、上記特定の製品に付与された固有の管理記号が入力された場合には、入力された上記製品固有の管理記号に対応する全ての製造設備履歴情報を設備情報ファイル17の情報を検索して、上記表示装置に時間的経過に従ってガントチャートとして表示する主制御部(CPU)13と、上記表示装置12と共に上記所定情報をプリント用紙上に出力しうる出力装置14と、上記入力装置11、出力装置14及び表示装置12を制御しうる入出力制御部15とにより構成されている。
この場合、「トレースキーとなる固有の情報」とは、例えば、当該工場で生産される特定の製品に付与された固有の管理記号である。従って、上記設備情報はこの各製品に付与された固有管理記号と共に設備情報ファイル内に格納されている。
上記「トレースキーとなる固有の情報」は、当該製品の原料名称及びロット番号であってもよい。さらに、製品名称及びロット番号であってもよい。
また、運転記録情報ファイル20は、全製造設備に関する設備個別の運転記録データを保有している。
従って、所定の製造設備を特定して入力装置11により入力することにより、主制御部13は記憶装置16の設備情報ファイル17の情報を検索して、当該製造設備に関する上記運転記録データを抽出し、表示装置12に表示し、又は出力装置14に出力することができるように構成されている。
従って、所定の設備及び具体的な原料を所定の形式にて特定して入力装置11により入力することにより、主制御部13は記憶装置16の品質記録情報ファイル21にアクセスして、品質記録情報ファイル21が保有する品質記録情報を検索し、対応する品質記録情報を表示装置12に表示し、又は出力装置14に出力するように構成されている。
日報情報ファイル19は、当該工場内における製造設備に関し作成された全ての日報情報を保有している。この場合の「日報情報」とは、例えば、「原材料日報」、「製造日報」、「運転日報」等が該当し、例えば、当該工場が食品加工工場である場合には、原料を入れ替える際に設備内部を洗浄する「CIP日報」、原料を収納する「タンク日報」、工場へ原料を搬入する際の「ローリー日報」等もこれに含まれる。
グラフ情報ファイル23は、製造設備の運転状況を示すグラフに関する情報を保有している。「製造設備の運転状況を示すグラフ」とは、例えば、サイロタンクにおける経時的な温度変化を示すトレンドグラフ等に関する情報を指す。
従って、トレース作業者は、最終的には、当該工場で日々作成、更新されている各種日報に記載された末端情報にアクセスして一切の管理情報を確認してトレース作業を行うことができる。
また、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10の主制御部13は、トレースキーとしての「製造固有記号」70、「設備名称/日時」71、「副原料・原乳名/ロット番号」72又は「製品名称/ロット番号」73を入力した場合に上記設備情報ファイル17の保有する製造設備履歴情報を表示装置12上にガントチャート形式で表示するプログラムを備えている。
そして、上記製造設備座標軸28と時間座標軸29との間に形成される座標には、当該製造設備の作業内容を表示する作業内容記号27が時間的変遷に伴って表示される。この作業内容表示記号27の表示も、主制御部13の有する検索機能及びソート機能に基づいて実現される。
従って、上記表示装置の画面上に表示されるガントチャート25上の作業内容表示記号27と、製造設備座標軸28及び時間座標軸29とにより、「いつ」「どの製造設備において」「どのような作業内容が行なわれたか」が表示装置12の画面上に一目して判明する。
また、図5に示すように、本実施の形態にあっては、上記作業内容表示記号27は、横長長方形状のバー形式で表示装置12の画面上に表示される。
当該作業内容表示記号が表示されたバー31は、上記当該製造設備に関するより詳細な情報画面を開くためのスイッチとして形成されており、上記表示装置12の表示画面26上において上記バー31を操作した場合には、図5に示すように、上記ガントチャート25のイメージ上に形成されるウィンドウ画面35として、上記作業内容表示記号27に関連するより詳細な情報が表示されるように構成されている。
この「ローリーNo.1受入プロセス」という表示の画面37内には「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33及び「品質記録情報」34の3種類のメニューが表示され、これらのメニューをさらにクリックすることによって、所定のメニューに対応する詳細な画面情報を表示するように構成されている。
さらに、図9に示す、上記ウィンドウ画面35に表示された「ローリー日報」という文字61をクリックした場合には、図10に示す「ローリーNo.1」について作成された日報記載の情報画面62が開かれて表示される。
なお、本実施の形態にあっては、入力装置のポインティングデバイスとしてマウスを使用した場合を例に説明したが上記実施の形態に限定されず、表示装置12の画面のスクリーンにタッチパネルを使用してもよい。
特に、本実施例にあっては、食品加工工場において、牛乳を加工して製品を製造する場合を例に説明する。
本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10を使用して、クレーム発生時や事故発生時に工場内におけるトレース作業を行う際に、操作者は、本発明に係るトレーサビリティシステム10に係るプログラムがインストールされたコンピュータ上において本トレーサビリティシステム10を起動させた場合には、図3に示すように、当該コンピュータのディスプレイの表示画面26上には、「トレースキーの選択」に関するトレーサビリティメニュー画面36が表示される。
、「副原料・原料名/ロット番号」72を使用する場合には、ガントチャート形式での一覧表示を利用することができるように構成されている。
この内、例えば、「製造固有記号」70にマウスのポインターを合わせてクリックした場合には、主制御部13は当該入力信号を受けて画面表示を製造固有記号入力画面55に変換する。
本実施例においては、製造固有記号「03120BCDS」が入力されている。主制御部13は入力装置11において入力されたトレースキーである「製造固有記号」としての「03120BCDS」を、記憶装置16内のトレースキーテーブル22に格納された「製造固有記号」の中から検索し、該当する当該製造固有記号が存在する場合には、この製造固有記号をトレースキーとして作業を開始する。
そして、図5に示すように、製造固有記号入力画面55をガントチャート表示画面26に切り替え、上記時系列に従ってソートされた製造設備情報をガントチャート25として表示する。
図5に示すように、本実施の形態に係るトレーサビリティシステム10において使用されるガントチャート25は、画面上方に「市乳UHTPL2ライン」のタイトルが表示され、上記入力された製造固有記号「03120BCDS」に関連する製造履歴情報が時系列的に一覧可能な状態で表示される。
本実施例にあっては、原料管理番号「234―1」、「234―2」、「345―2」及び「783―2」が上記製造固有記号「03120BCDS」に該当している。
そして、これらの座標軸28,29の間に形成される座標には、作業内容表示記号27がバー31の形式により表示される。また、本実施例にあっては、原乳が、ある製造設備から他の製造設備へ移送される場合には、バー31と他のバー31との間にバーの端部を結ぶ連続線57が付されるように構成されている。
図5に示すガントチャート25にあっては、7月17日の午前7時〜8時の間に「ローリーNo.1」で表示されるタンクローリーにより原料「234―1」が当該工場内へ搬入されていることが示され、搬入された原料「234―1」は同時刻にサイロT12に移送されて「受入工程」が行われていることが判明する。
また、上記原料「345―2」は同日9時20分頃に「ローリーNo.2」により当該工場へ搬入され、同時にサイロT12へ受け入れられ、また、原料「234―2」は10時30頃に「ローリーNo.1」により当該工場へ搬入され、サイロT12に受け入れられていることが判明する。
また、上記「PL2」は、この原料の「受入工程」以前に同日の11時頃〜12時30頃にかけて、SIP(スチームインプレイス)方式により定置加熱されていることも判明する。
その後、上記原料は「サージT41」として表示されるサージタンクに移送され、12時15分〜14時45分の頃にかけて、当該サージタンクにおいて「受入工程」により受入作業がなされている。
従って、トレース作業者は、このガントチャート25を画面上において一覧することにより、当該原料が製品として製造されるまでの間に製造に関与した全ての製造設備及び当該製造設備の作業時間を経過時間に従って把握することができる。
次に、上記各製造設備における作業内容に関するより詳細な情報を入手したい場合には、マウス等のポインティングデバイスのカーソルを、上記各作業内容表示記号27に係る所定のバー31に合わせてクリック操作する。
このメニュー画面37は、図6に示すように、「ローリーNo.1受入れプロセス(234―1)」というタイトルが付されており、このタイトル下には、さらに3つのメニュー「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33及び「品質記録情報」34が表示される。
従って、トレース作業者は、必要に応じて、上記何れかのメニュー32、33、34のいずれかを選択することにより、対応するより詳細な情報を入手することが可能となる。
例えば、操作者はポインティングデバイスのカーソルを「次工程トラッキング」に合わせてクリック操作した場合には、図7に示すように、主制御部13は、当初において入力された製造固有記である「031020BCDS」に基づき、図1に示す記憶装置16の設備情報ファイル17に格納されている当該工場における一切の設備情報の中から、上記「031020BCDS」に対応する原料を使用して製造した2次製品に関する設備情報を検索し、時系列的にソートを行って、同一の原料である「234―1」により製造された他の製品に関する製造設備の履歴情報を系列的に表示したガントチャート25bを画面に表示する。
この場合、当該サージタンク「サージT42」は11時30頃〜12時30頃の間にSIPにより予め定置加温されたことが表示されている。その後、この「サージT42」内に収納された処理済みの牛乳は17:30〜18:30の間に、「取出工程」において取り出され、充填機である「ゲーブル2」へ移送され製品「B1」として出荷されていることが判明する。
従って、本実施例に係るトレース方法にあっては、ある原料がどのような製造設備の履歴をたどり製品に至ったかに関する情報のみならず、同一の原料から製造された他の製品に関する製造履歴情報に至るまで、本実施例に係るトレース方法を実施可能なトレーサビリティシステム10を実行するコンピュータの表示装置12の画面上において、クリック操作のみにより関連情報を収集することができる。
また、上記メニュー画面37において、「プロセス基本情報」をクリックして選択した場合には、上記同様に「ローリーNo.1」により搬入された原乳に関する「プロセス基本情報」を知ることができる。
上記クリック操作がされた場合には、主制御部13は、上記クリック操作による入力を受けて、記憶装置16内の「運転記録情報ファイル」20内に格納された各設備の運転記録情報の中から、製造固有番号「031020BCDS」であって、かつ「ローリーNo.1」の運転記録情報を検索して、入出力制御部15を介して表示装置12の画面上に表示する。
即ち、現在、トレース対象の一つとなっている原料「234―1」に関するローリーNo.1から「受入」が行われた「サイロT12」における原料「234―1」に関する製造情報を詳細に確認することができる。
従って、上記「ローリーNo.1」というタイトルの右横側には「ローリー日報」というタイトル文字61が表示され、このタイトル文字61は、さらに詳細な情報である「ローリー日報」情報画面へのスイッチを形成している。
トレース操作者が上記「ローリー日報」というタイトル文字61をクリック操作した場合には、上記主制御部13はこの入力を受け、「日報情報ファイル」19の中から「ローリー日報」を検索して、上記プロセス処理日時に対応した「ローリー日報」を選択して画面に表示する。
従って、この「ローリー日報」62を開き参照することにより、「タンクローリー車番」、「受入量」、「(工場への)受入時刻」、「受入ライン」、「受入先タンク」、「冷却温度」、「作業者」等の情報を一覧して入手することができる。
また、図9に示すように、上記「プロセス基本情報」43において、「警報」の表示文字の右横には、[有]と表示されており、「サイロタンクT12」における処理作業中に何らかの作動異常が発生していることを示している。
この場合、トレース作業者がこのサイロタンクT12に関する作動異常の内容を確認する必要がある場合には、この場合、[有]のタイトル文字63をクリック操作する。
この警報情報画面64においては、当該工場内における全設備に関して発生した作動異常に関する全ての情報が時系列に従って列挙して表示されている。即ち、「警報発生の日時」、「発生した設備略称」、「作動異常の種類」「異常の発生時刻及び復帰時刻」等が一覧して判別できるように表示される。
従って、本トレース方法及びトレーサビリティシステム10にあっては、トレース作業において重要な、設備の作動異常に関しても、ガントチャート25との関連の中表示画面26において確認することができる。
図12は、ガントチャート25上において「サイロT12」における「取出」工程を選択してクリックした場合を示す。
この場合、主制御部13は、図13に示すように、「サイロT12取出プロセス」というタイトルのウィンドウからなるメニュー画面38をガントチャート25上に表示する。
この内、「プロセス基本情報」33を選択してクリック操作した場合には、主制御部13は、入力信号を受けて、記憶装置16の「運転記録情報ファイル」20に格納された各製造設備の運転記録情報の中から、上記製造固有番号に係り、かつ、「サイロT12」に関する運転記録情報を検索して抽出し、この運転記録情報を入出力制御部15を介して、表示装置12の表示画面上に表示する。
図14に示すように、この「プロセス基本情報」はウィンドウ画面としての「プロセス基本情報画面」41が開かれ、サイロT12に関するタンク日報に記載された情報から抽出された情報が表示される。
さらに、上記「プロセス基本情報」画面41において、「サイロタンクT12」の右横には[タンク日報]のタイトル文字61が表示されており、上記「プロセス基本情報画面」41に表示された各種情報以上の情報必要とされる場合には、この[タンク日報]をクリック操作することにより、タンク日報の情報を直接に表示させることができる。
即ち、上記[タンク日報]をクリック操作した場合には、主制御部13は、記憶装置16の日報情報ファイル19にアクセスして、日報情報ファイル19に格納された日報情報の中からサイロタンクに関する対応する日時の日報情報を検索して、表示装置12上に表示する。
また、図13に示すように上記メニュー画面38において、メニューの内「品質記録情報」34をクリックして選択した場合には、図16に示すように、「タンク品質記録画面」46においてサイロT12において処理された原乳の「タンクサンプリング結果」、銘柄別の品質情報が個別に表示される。
即ち、主制御部13は、クリック操作による上記入力信号を受けた場合には、記憶装置16の「品質記録情報ファイル」21内に格納された品質記録情報の中から、製造固有番号「031020BCDS」であって、かつ「サイロT12」に関する品質記録情報を検索して、入出力制御部15を介して表示装置12の画面上に表示する。
この場合、上記「タンクサンプリング結果」の文字の横に表示される[TG205H]の文字をクリックした場合には、図17に示すように、日報である「サンプリング記録」51を表示する。
この「サンプリング記録」51は、記憶装置16の中の、「製造情報ファイル」60内に格納されており、主制御部13は上記クリック操作による入力信号を受け、上記「サンプリング記録」51を検索して表示する。
[サイロT12・CIP]
また、図18に示すように、表示されたガントチャート25において、サイロT12における「CIP」を選択してクリック操作した場合には、図19に示すように、ウィンドウ画面として「プロセス基本情報画面」58が開かれ、「CIP」(定置洗浄)に関する情報を一覧することができる。
なお、「CIP」とは、被処理液体を排出した後、当該タンク等を洗浄する際に、タンク等の分解を行なうことなく設置した状態のまま洗浄することをいう。
また、この場合、本画面のタイトルである「サイロT12」の右横には[CIP]というタイトル文字61が表示されており、この[CIP]というタイトル文字61を選択してクリックした場合には、CIPに関する日報の情報を直接に視認することができる。
即ち、[CIP]というタイトルをクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16の「日報情報ファイル」19内に格納された日報に関する情報の中から「CIP日報」に関する情報を検索して抽出し、表示装置12上に表示する。
従って、一般に食品加工工場においては、多品種の製品を加工製造していることから、別の品種を処理する場合のタンク内の洗浄が不可欠であるが、洗浄の適、不適によるクレーム発生の可能性を考慮した場合、本実施例にあっては、容易かつ迅速にCIPの作業内容を、日報レベルに至るまで確認することができる。
さらに、上記CIPに関する「プロセス基本情報画面」58において「温度」の項目の具体的な数字(本実施の形態にあっては、「70.3℃」)65をクリックした場合には、図22に示すように、サイロタンクT12に関するトレンドグラフ50が表示される。
即ち、この場合、主制御部13は、クリック操作による入力信号を受けて、記憶装置16の「グラフ情報ファイル」23内に収納された[グラフ情報の中から、「サイロT12」に関するトレンドグラフ情報を検索し、表示装置12において表示画面上に表示する。
また、図23に示すように、ガントチャート25上で、「PL2」において「次工程送液」を選択した場合には、図24に示すように、ウィンドウ画面としてのメニュー画面39において、「PL2」に関する情報メニューとして「次工程トラッキング」32及び「プロセス基本情報」33が表示される。
この場合、「プロセス基本情報」33を選択してクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16内の「運転記録情報ファイル」20内に格納された情報の中から、「PL2」の「次工程送液」工程に関する運転記録情報であって、トレースキーである製造固有番号「031020BCDS」の対象となる情報を検索し、表示装置12の画面に表示する。
即ち、「PL2」の「次工程送液」の処理工程において処理された原乳の「銘柄」、「処理時間」、「殺菌温度」、「取出先」、「処理量」、「次工程送液時刻」、「警報の有無」、「作業者名」に関する情報を一覧して入手することができる。
また、この画面上においてタイトルである「PL2」の横にはサブタイトルである「運転日報」66及び「製造日報」67が表示されており、これらのタイトル文字66,67をクリックした場合には、夫々、「運転日報」又は「製造日報」を直接に参照することができる。
即ち、「運転日報」のタイトル文字66をクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16内の「日報情報ファイル」19に格納された日報情報の中から、PL2の運転日報の情報を検索して表示装置12の画面上に表示する。
また、「製造日報」の文字をクリックした場合には、主制御部13は、記憶装置16内の「日報情報ファイル」19に格納された日報情報の中から、PL2の製造日報の情報を検索して表示装置12の画面上に表示する。即ち、図25に示すように「殺菌機製造日報」53の画面を開くことができる。
また、図28に示すように、ガントチャート25上において、上記「PL2」から「次工程送液」工程により「サージT41」に対して送液された場合において、「サージT41」における「受入工程」を選択した場合、上記同様にして、図29に示すように、メニュー画面45が開かれ、このメニュー画面45上には「サージタンク受入プロセス」のタイトルが表示され、「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33、「品質記録情報」34の各メニューが表示される。
この内、「プロセス基本情報」33を選択してクリックした場合には、図30に示すように、「タンク日報」から抽出した、「PL2」からの原乳の「受入工程」に関する情報が「プロセス基本情報画面」54に表示される。
また、上記「プロセス基本情報画面」54のタイトルである「サージタンクT41」の横に表示された[タンク日報]というタイトル文字61をクリックした場合には、図31に示すように、「サージタンク日報」68を開くことができる。
従って、トレース作業者は、当該サージタンクにおいて「どの製品に関し」、「何時」、「どのような作業が行われたか」を、一覧して迅速に認識することができる。
使用される全ての基礎情報は、当該工場内で作成され工場管理システム等に電子的又は文書的に保存されている各種日報に記載されている情報である。
[設備名称/日時・トレースキー]
なお、上記実施の形態に係るトレーサビリティシステム10にあっては、トレースキーとして「製造固有記号」を使用していたが、上記実施例に限定されず、上記のように「設備名称/日時」をトレースキーとしてもガントチャート25を利用してトレース作業を行うことができる。
この場合、トレースを行う設備の名称を「設備名称」の項に入力すると共に、その時点で問題が発生した可能性のあると思われる日時を特定されている場合には、当該日時を入力する。
また、本実施例においては、日時として、「2003年7月17日 14:00」が入力されている。
従って、トレース作業者は、前記実施例の場合と同様に、このガントチャート25を基準にして、適宜必要な設備に着目して、ウィンドウ画面からなるメニュー画面37を開くことにより、「次工程トラッキング」32、「プロセス基本情報」33又は「品質記録情報」34の何れかのメニューを選択することにより、最終的には各々の製造設備に関する各種の日報に記載された情報にまで到達して情報を確認することができることから、画面上において迅速に必要詳細な情報を一覧して入手することができる。
さらに、トレース作業者は、図3に示すように、上記トレーサビリティメニュー画面36において、トレースキーとして「副原料・原乳名/ロット番号」71を入力した場合であっても、ガントチャート25を基礎としてトレース作業を行うことができる、
これよりトレース操作者は、前記同様に、ガントチャート25を基礎とし、さらに、トレース作業の必要に応じて、ガントチャート25上に各設備、各工程に関するより詳細な情報をウィンドウ画面上に表示させて確認し、また、各設備に関し作成された日報に記載された情報に至るまで、コンピュータ端末の画面上において確認し、迅速かつ効率的にクレーム発生原因及び必要な場合には製品回収の範囲を特定することができる。
11 入力装置
12 表示装置
13 主制御部
14 出力装置
15 入出力制御部
16 記憶装置
17 設備情報ファイル
18 詳細情報ファイル
19 日報情報ファイル
20 運転記録情報ファイル
21 品質記録情報ファイル
22 トレースキーテーブル
23 グラフ情報ファイル
24 製造情報ファイル
25 ガントチャート
26 表示画面
27 作業内容記号
28 製造設備座標軸
29 時間座標軸
30 設備表示枠
31 バー
32 次工程トラッキング
33 プロセス基本情報
34 品質記録情報
35 ウィンドウ画面
36 トレーサビリティメニュー画面
37 メニュー画面
38 メニュー画面
39 メニュー画面
41 プロセス基本情報画面
42 サイロタンク日報
44 プロセス基本情報画面
45 メニュー画面
46 タンク品質記録
47 サイロタンクトレンドグラフ
48 CIP日報
49 グラフ画面
50 トレンドグラフ
51 サンプリング記録
52 殺菌機運転日報
53 殺菌機製造日報
54 プロセス基本情報画面
55 製造固有記号入力画面
56 固有記号入力指示及び確認表示
57 連続線
58 プロセス基本情報画面
60 製造情報ファイル
61 タイトル文字
62 ローリー日報
63 タイトル文字
64 警報情報画面
65 数字
66 タイトル文字
67 タイトル文字
68 サージタンク日報
70 製品固有番号
71 設備名称/日時
72 副原料・原乳名/ロットNo
73 製品名称/ロットNo
74 設備名称/日時入力画面
75 原材料ロットNo入力画面
Claims (25)
- 工場内において特定の製品をトレースしうる固有の情報を管理システムに入力するステップと、
上記固有の情報に基づき特定される製品の製造工程に関与する設備履歴情報を時間的経過表示を伴ってガントチャートとして表示するステップとを有し、
上記設備履歴情報は、当該工場内への原料搬入から最終製品として完成するまでの間に当該製品の製造に関与する製造設備の時間的経過に従った情報であることを特徴とするトレース方法。 - 上記ガントチャートに表示された設備履歴情報に基づき、所定の時点における所定の製造設備に関する、当該製品の製造にあたってのより詳細な情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の工場におけるトレース方法。
- 上記のより詳細な情報は、当該原料を使用して作成される他の製品の製造工程における時間的経過に伴う製造設備情報、上記所定の製造設備の運転状況に関する情報又は当該製品の原料の品質記録情報であることを特徴とする請求項2記載の工場におけるトレース方法。
- 上記より詳細な情報は、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される情報、製造設備の運転状況を示すグラフ情報又は、その他当該製品の製造に関する一切の情報であることを特徴とする請求項2記載の工場におけるトレース方法。
- 上記ガントチャートは、当該製品の製造に関与した製造設備を一覧に表示する製造設備座標軸と、当該製品の原料受け入れから製品としての製造が完了するまでに至る間の時間的変遷を所定の単位時間毎に表示する時間座標軸とを備え、
上記固有の情報が入力された場合には、上記2つの座標軸の間に、当該製品の製造工程に関わる各製造設備における夫々の作業内容を、当該作業の開始から終了に至る時間的経過と共に作業内容記号が時系列的に表示されるステップを含むことを特徴とする請求項1〜3記載のクレーム発生時の工場におけるトレース方法。 - 上記固有の情報は、特定の製品に付与された固有の管理記号であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
- 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
- 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称及び日時であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
- 上記固有の情報は、当該製品の原料名称であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
- 上記固有の情報は、当該製品の製品名称であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
- 上記固有の情報は、当該製品の原料名称及びロット番号であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
- 上記固有の情報は、当該製品の製品名称及びロット番号であることを特徴とする請求項1〜4記載のトレース方法。
- 特定の製品の原料の工場内への搬入から最終製品の完成に至るまでに当該製品の製造に関与した工場内の全製造設備に関する履歴情報が、対応する固有の情報と共に格納される設備情報ファイルを有する記憶装置と、
上記固有の情報を入力しうる入力装置と、
所定情報を表示しうる表示装置と、
上記固有の情報が入力された場合には、入力された上記固有の情報に対応する全ての製造設備履歴情報を設備情報ファイルから検索して、上記表示装置に時間的経過に従ってガントチャートとして表示する主制御部とを備えたことを特徴とするトレーサビリティシステム。 - 上記記憶装置は、さらに、上記ガントチャートに表示された設備履歴情報に基づき、所定の時点における所定の製造設備に関する、当該製品の製造にあたってのより詳細な情報を表示する詳細情報を格納しうるファイルを有することを特徴とする請求項13記載の工場におけるトレーサビリティシステム。
- 上記詳細情報を格納しうるファイルは、上記全製造設備に関する運転記録情報ファイル又は上記各製造設備における当該原料の品質記録情報ファイルであることを特徴とする請求項13記載のトレーサビリティシステム。
- 上記詳細情報を格納しうるファイルは、上記製品の製造にあたって作成された各製造設備に関する日報に記載される日報情報ファイル、製造設備の運転状況を示すグラフ情報を格納するグラフ情報ファイル又は他当該製品の製造に関する一切の情報を格納する製造情報ファイルであることを特徴とする請求項14記載のトレーサビリティシステム。
- 上記ガントチャートは、当該製品の製造に関与した製造設備を一覧に表示する製造設備座標軸と、当該製品の原料受け入れから製品としての製造が完了するまでに至る間の時間的変遷を所定の単位時間毎に表示する時間座標軸とを有し、
上記製造設備座標軸と上記時間座標軸との間には、当該製造設備の作業内容を表示する作業内容表示記号が時間的変遷に伴って表示されることを特徴とする請求項13記載のトレーサビリティシステム。 - 上記作業内容表示記号は、当該作業内容表示記号が表示する当該製造設備に関する詳細な情報を表示しうるバー形式で表示装置尾の画面上に表示されると共に、当該作業内容表示記号が表示されたバーは、上記当該製造設備に関する詳細な情報画面を開くためのスイッチとして形成されており、
上記表示装置の画面上において上記バーを操作した場合には、上記画面上に形成されるウィンドウ画面に、上記作業内容表示記号に関連する詳細な情報が表示されることを特徴とする請求項14記載のトレーサビリティシステム。 - 上記固有の情報は、特定の製品に付与された固有の管理記号であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
- 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
- 上記固有の情報は、当該工場内における設備名称及び日時であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
- 上記固有の情報は、当該製品の原料名称であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
- 上記固有の情報は、当該製品の製品名称であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
- 上記固有の情報は、当該製品の原料名称及びロット番号であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
- 上記固有の情報は、当該製品の製品名称及びロット番号であることを特徴とする請求項12記載のトレーサビリティシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004107956A JP4524134B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004107956A JP4524134B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005293274A true JP2005293274A (ja) | 2005-10-20 |
JP4524134B2 JP4524134B2 (ja) | 2010-08-11 |
Family
ID=35326130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004107956A Expired - Lifetime JP4524134B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4524134B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009080649A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Toshiba Corp | 生産品質システム |
JP2009116713A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Q P Corp | 生産設備情報管理システム |
JP2015214425A (ja) * | 2009-07-24 | 2015-12-03 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 内容追跡方法及びデバイス |
JP2016184235A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 富士通株式会社 | 表示システム、表示方法および表示プログラム |
US9791853B2 (en) | 2013-12-03 | 2017-10-17 | Fujitsu Limited | Display method, display device, and recording medium |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07251356A (ja) * | 1994-03-15 | 1995-10-03 | Fujitsu Ltd | 稼働実績表示分析システム |
JPH0836404A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Hitachi Ltd | 生産工程管理方法 |
JP2002351526A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 生産履歴情報管理システム |
JP2003280713A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 製造情報管理システム |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004107956A patent/JP4524134B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07251356A (ja) * | 1994-03-15 | 1995-10-03 | Fujitsu Ltd | 稼働実績表示分析システム |
JPH0836404A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Hitachi Ltd | 生産工程管理方法 |
JP2002351526A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 生産履歴情報管理システム |
JP2003280713A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 製造情報管理システム |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009080649A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Toshiba Corp | 生産品質システム |
JP2009116713A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Q P Corp | 生産設備情報管理システム |
JP2015214425A (ja) * | 2009-07-24 | 2015-12-03 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 内容追跡方法及びデバイス |
US9791853B2 (en) | 2013-12-03 | 2017-10-17 | Fujitsu Limited | Display method, display device, and recording medium |
US10268971B2 (en) | 2013-12-03 | 2019-04-23 | Fujitsu Limited | Display method, display device, and recording medium |
JP2016184235A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 富士通株式会社 | 表示システム、表示方法および表示プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4524134B2 (ja) | 2010-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2022180480A (ja) | メタデータ収集を備えた品質レビューシステム | |
JP2006341937A (ja) | 分散型トレーサビリティ管理システム | |
JP2006260344A (ja) | 故障履歴管理装置 | |
JP2007249326A (ja) | トレーサビリティ方法およびトレーサビリティシステム | |
JP4160917B2 (ja) | 処理管理システム及び工程管理システム | |
US11061380B2 (en) | Production management system and production management method | |
JP2021077147A (ja) | 工場管理システム | |
JP4524134B2 (ja) | 工場におけるトレース方法及びトレーサビリティシステム | |
EP4130905A1 (en) | Visualization system | |
JP2006285364A (ja) | 処理管理システム、及び、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
WO2002057988A2 (en) | Method, apparatus and system for quality performance evaluation of a supplier base | |
JP7456111B2 (ja) | 生産可視化システム | |
JP2003122420A (ja) | 生産管理システムおよびコンピュータが実行するためのプログラム | |
JP2005107936A (ja) | 工程管理システム、サーバ、及び工程管理データが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2002351526A (ja) | 生産履歴情報管理システム | |
JPWO2006106729A1 (ja) | 処理管理システム | |
JP5897446B2 (ja) | 電子日誌システム | |
JP5663860B2 (ja) | 製造履歴情報管理装置および方法 | |
JP2004178150A (ja) | 生産プロセスマネジメント・チャートによる統合生産管理方法及びそのシステム | |
JP2010182284A (ja) | 製造不良要因解析支援装置 | |
JP2007102732A (ja) | 工程管理方法及び工程管理プログラム | |
JP2007157061A (ja) | 製品の生産システム及び製品の生産方法 | |
JP7113880B2 (ja) | 稼働監視装置、及び稼働監視方法 | |
Yuan et al. | The development of products traceability for enterprise resource planning system | |
JP2009015447A (ja) | 加工食品管理システム及び該システムを用いた管理法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080901 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090828 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100507 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4524134 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |